JP6655406B2 - ラベル、ラベルの製造方法、ラベルの使用方法 - Google Patents
ラベル、ラベルの製造方法、ラベルの使用方法 Download PDFInfo
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Description
前記粘着剤層において、前記面内端部の粘着剤層が設けられる領域の外側に、粘着剤層が設けられない領域を有することが好ましい。
前記積層体が、さらに紫外線カット層を有することが好ましい。
前記粘着剤層の表面に剥離層が積層されていることが好ましい。
前記積層体の前記粘着剤層の表面とは反対側である裏面に防水層を有することが好ましい。
図1の斜視図に、本実施形態のラベルを示す。このラベル20は、基材層を含むラベル本体10と、ラベル本体10を被着体に貼着するための粘着剤層12を有する積層体からなる。ラベル本体10は、図2〜図4に示すように、基材層11と紫外線カット層13を含む積層体とすることができる。
アクリルポリマーを含む粘着剤として、「SKダイン(登録商標)2094」(綜研化学株式会社、酸価:33、数平均分子量7万、固形分濃度25%)を固形分として100重量部、エポキシ系硬化剤として、「E−AX」(綜研化学株式会社)を0.27重量部、重合可能な低分子成分として、ウレタンアクリレートオリゴマーである「UV−3310」及び「UV−1700B」(日本合成化学工業株式会社)を各5重量部、紫外線重合開始剤として、イルガキュア(登録商標)184(1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン)を0.1重量部の割合で混合した粘着剤組成物を調製した。
この粘着剤組成物を、剥離フィルム(厚さ38μm)の片面に乾燥後の厚さが50μmとなるように塗布して、粘着剤層を形成した。さらに、粘着剤層の上に、別の剥離フィルム(厚さ38μm)を積層し、両面粘着フィルムを作製した。2つの剥離フィルムは、一方が軽剥離面、他方が重剥離面を有し、紫外線透過性を有する。
軽剥離面を有する剥離フィルムを剥離して、重剥離面を有する剥離フィルムおよび粘着剤層を含む積層体をラベル本体(基材層)に転写した。その後、ラベル本体(基材層)と重剥離面を有する剥離フィルムとの間に積層された粘着剤層に対して、面内端部の紫外線を遮蔽するマスクおよび重剥離面を有する剥離フィルムを介して、紫外線発光ダイオード(UV−LED)から紫外線を照射し、面内中央部の粘着剤層の粘着力を低下させることにより、ラベル本体(基材層)と粘着剤層と重剥離面を有する剥離フィルムとが積層された構成のラベルを作製した。
実施例1と同じ粘着剤組成物を、ラベル本体(基材層)の片面に乾燥後の厚さが50μmとなるように塗布して、粘着剤層を形成した。さらに、粘着剤層の上に、剥離フィルム(厚さ38μm)を積層した。その後、ラベル本体(基材層)と剥離フィルムとの間に積層された粘着剤層に対して、面内端部の紫外線を遮蔽するマスクおよび剥離フィルムを介して、紫外線発光ダイオード(UV−LED)から紫外線を照射し、面内中央部の粘着剤層の粘着力を低下させることにより、ラベル本体(基材層)と粘着剤層と剥離フィルムとが積層された構成のラベルを作製した。
粘着剤組成物の組成から、重合可能な低分子成分と紫外線重合開始剤を省略したこと以外は、実施例1と同様にして、ラベルを作製した。
剥離力(N/50mm)は、紫外線を照射する前の粘着剤層と剥離フィルムとが積層された積層体から、50mmの幅で裁断してサンプルを作製し、このサンプルの粘着剤層から、剥離フィルムを180°、300m/minの条件で剥離したときの剥離強度として求めた。実施例1および比較例1では両面粘着フィルムからサンプルを作製し、軽剥離面および重剥離面のそれぞれについて剥離力を測定した。
粘着力(N/25mm)は、紫外線が照射されていない面内端部と、紫外線が照射されていない面内中央部とからそれぞれ25mmの幅で裁断されたラベルのサンプルを作製し、このサンプルから剥離フィルムを剥がしたラベルを被着体(ガラス板)に貼着した後、被着体からラベルを180°、300m/minの条件で剥離したときの剥離強度として求めた。
また、実施例1,2のラベルを剥離する前に、面内端部の粘着剤層に紫外線を照射したところ、面内端部の粘着力は、面内中央部の粘着力と同程度に低下し、被着体から容易にラベルを剥離することができた。
Claims (9)
- 基材層と粘着剤層を含む積層体からなるラベルであって、
前記粘着剤層が、アクリルポリマー成分と、紫外線の照射により重合可能な低分子成分と、架橋剤と、紫外線重合開始剤を含有し、
前記粘着剤層は、前記ラベルの面内端部において、粘着力が15N/25mm以上であり、紫外線の照射により重合して粘着力が低下する粘着剤層を有し、
前記粘着剤層において、前記面内端部に連続して形成された面内中央部には、前記ラベルを構成する積層体の積層が維持された状態で、前記面内端部の粘着剤層よりも粘着力が小さく、粘着力が5N/25mm以下である粘着剤層を有し、
前記面内端部の粘着剤層が、前記ラベルの長手方向または幅方向の両端部、あるいは、前記ラベルの全周または周囲の一部に設けられることを特徴とするラベル。 - 前記アクリルポリマー成分が、アクリル系モノマーのホモポリマーまたはコポリマー、あるいはアクリル系モノマーと非アクリル系モノマーとのコポリマーであることを特徴とする請求項1に記載のラベル。
- 前記粘着剤層において、前記面内端部の粘着剤層が設けられる領域の外側に、粘着剤層が設けられない領域を有することを特徴とする請求項1または2に記載のラベル。
- 前記積層体が、さらに印刷層を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のラベル。
- 前記積層体が、さらに紫外線カット層を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のラベル。
- 前記粘着剤層の表面に剥離層が積層されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のラベル。
- 前記積層体の前記粘着剤層の表面とは反対側である裏面に防水層を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のラベル。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載のラベルの製造方法であって、紫外線の照射により重合して粘着力が低下する粘着剤層をラベルの面内端部および面内中央部に形成した後、前記面内中央部に紫外線を照射して、前記面内中央部の粘着力を低下させることを特徴とするラベルの製造方法。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載のラベルの使用方法であって、前記粘着剤層の表面を被着体に貼着した後に、前記面内端部に紫外線を照射して、前記面内端部の粘着剤層の粘着力を低下させることを特徴とするラベルの使用方法。
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