JP6654950B2 - ロータス管補修具及びロータス管補修方法 - Google Patents

ロータス管補修具及びロータス管補修方法 Download PDF

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Description

本発明は、ロータス管補修具及びロータス管補修方法に関する。
従来、電力線や信号線を地中に埋設して、道路等の外観を向上させることが行われている。このために、特許文献1に記載されたハンドホール(支持部材)やロータス管が用いられている。
ハンドホールは、道路等に沿って間隔を空けて地中に埋設されている。ハンドホールの側壁から地中に延びるように、ロータス管が配置されている。ロータス管は、複数のさや管ダクトスリーブと、この複数のさや管ダクトスリーブの端部に接着剤等により取付けられた固定板とを備える。ハンドホールに固定されているダクトスリーブ等にロータス管の固定板が固定されている。さや管ダクトスリーブのうちハンドホール内に突出している部分は、さや管ダクトスリーブ全体の長さに比べてわずかである。各さや管ダクトスリーブ内には収容管が挿通され、この収容管内に電力線等が配置される。
ハンドホールは、電力線等の分岐やメンテナンス等に利用される。
特許第5787814号公報
このようにハンドホールに取付けられた状態のロータス管において、さや管ダクトスリーブが破損する等したときにさや管ダクトスリーブを修理、交換等するために、固定板からさや管ダクトスリーブを取外す必要がある。
しかしながら、さや管ダクトスリーブのうちハンドホール内に突出している部分はわずかであるため、この突出している部分を把持して固定板からさや管ダクトスリーブを取外すのは困難である。そのため、ハンドホールからロータス管全体を掘り起こして、ロータス管のさや管ダクトスリーブを修理等している。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、支持部材に取付けられているロータス管からさや管ダクトスリーブを容易に取外すことができるロータス管補修具及びロータス管補修方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明のロータス管補修具は、ロータス管のさや管ダクトスリーブ内に挿入可能な本体と、前記本体に設けられ、前記さや管ダクトスリーブの内径よりも小さい外径と、前記さや管ダクトスリーブの内径に等しい外径と、に切替え可能な保持部と、を備え、ロータス管からさや管ダクトスリーブを取り外すことを特徴としている。
また、本発明のロータス管補修方法は、ロータス管の固定板からさや管ダクトスリーブを取外すロータス管補修方法であって、前記さや管ダクトスリーブ内にロータス管補修具の保持部を挿入し、前記保持部の外径を大きくすることで、前記さや管ダクトスリーブの内面に前記保持部を押付け、前記ロータス管補修具を前記さや管ダクトスリーブとともに前記さや管ダクトスリーブの長手方向に移動させて、ロータス管からさや管ダクトスリーブを取り外すことを特徴としている。
これらの発明によれば、さや管ダクトスリーブ内に挿入した保持部の外径を大きくして、さや管ダクトスリーブの内面に保持部を押付ける。ロータス管補修具をさや管ダクトスリーブの長手方向に移動させると、さや管ダクトスリーブと保持部との間に作用する摩擦力により、ロータス管補修具とともにさや管ダクトスリーブが移動する。
また、上記のロータス管補修具において、前記保持部は、自然状態で前記さや管ダクトスリーブの内径よりも小さい外径を有する弾性部材と、前記弾性部材を前記本体の軸線方向に圧縮させ、前記弾性部材の外径を調節する圧縮機構と、を有してもよい。
この発明によれば、弾性部材を軸線方向に圧縮することで、弾性部材の軸線方向の長さを短くするとともに弾性部材を本体の径方向に大きくすることができる。
また、上記のロータス管補修具において、前記圧縮機構は、前記本体に取付けられ前記弾性部材を係止する係止部と、前記本体の外面に形成された雄ネジ部と、前記雄ネジ部に螺合する雌ネジ部が形成され、前記雄ネジ部に前記雌ネジ部が螺合する位置を変えることで、前記係止部との距離を調節可能な移動部と、を有してもよい。
この発明によれば、係止部と移動部とで弾性部材を軸線方向に圧縮させることで、弾性部材の外径を調節することができる。
また、上記のロータス管補修具において、前記本体により前記軸線周りに回転可能に支持されるとともに、前記弾性部材と前記移動部との間に配置された押え部材を備えてもよい。
この発明によれば、本体に対して移動部を軸線周りに回転させても、その回転が押え部材により弾性部材に伝わりにくくなる。このため、弾性部材が軸線周りにねじれるのを抑え、移動部を回転させる際の操作性を向上させることができる。
また、上記のロータス管補修具において、前記保持部は、弾性を有する材料で形成された袋状部材と、前記袋状部材内への流体の供給と前記袋状部材内からの前記流体の排出が可能な流体給排機構と、を有してもよい。
この発明によれば、流体給排機構により袋状部材内に供給する流体の量を調節することで、袋状部材の外径を調節することができる。
本発明のロータス管補修具及びロータス管補修方法によれば、支持部材に取付けられているロータス管からさや管ダクトスリーブを容易に取外すことができる。
本発明の第1実施形態のロータス管補修具が用いられるロータス管の側面の断面図である。 同ロータス管の正面図である。 同ロータス管補修具におけるゴム輪が自然状態の側面図である。 同ロータス管補修具の正面図である。 同ロータス管補修具の本体の側面図である。 同ロータス管補修具のゴム輪の正面図である。 同ロータス管補修具の押え部材の正面図である。 同ロータス管補修具におけるゴム輪が軸線方向に圧縮された状態の側面図である。 本発明の第1実施形態のロータス管補修方法を説明する断面図である。 本発明の第1実施形態のロータス管補修方法を説明する断面図である。 本発明の第2実施形態のロータス管補修具の側面の断面図である。 同ロータス管補修具の作用を説明する側面の断面図である。 本発明の第3実施形態のロータス管補修具の一部を破断した側面図である。 同ロータス管補修具の作用を説明する一部を破断した側面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係るロータス管補修具(以下、補修具と略称する)の第1実施形態を、図1から図10を参照しながら説明する。以下では、まず、本補修具が用いられるロータス管について説明する。
図1及び図2に示すように、ロータス管101は公知の構成のものであり、例えば円板状の固定板102と、この固定板102に形成された複数の貫通孔102aに挿通された複数のさや管ダクトスリーブ103と、を備えている。複数のさや管ダクトスリーブ103は、さや管ダクトスリーブ103の径方向に並べて配置されている。複数のさや管ダクトスリーブ103の第一の端部103aが固定板102に図示しない接着剤等で固定されている。複数のさや管ダクトスリーブ103は、互に略平行(平行も含む)になるように配置されている。
固定板102及びさや管ダクトスリーブ103は、硬質の樹脂や金属等で形成することができる。さや管ダクトスリーブ103の内径は、L1である。
このロータス管101は、地中Gに配置されたハンドホール(支持部材)111の側壁112に予め取付けられている。より詳しくは、側壁112に固定されているダクトスリーブ113に、ロータス管101の固定板102が図示しないボルト等で取付けられている。
ハンドホール111はコンクリート等で上方が開口された箱状に形成されている。この開口には、図示しない蓋が取付けられる。作業者は、ハンドホール111から蓋を取外し、ハンドホール111内で必要な作業を行う。
図3及び図4に示すように、本実施形態の補修具1は、ロータス管101のさや管ダクトスリーブ103内に挿入可能な本体11と、本体11に設けられ、外径を切替え可能な保持部16と、を備えている。
本体11は、ステンレス鋼等で棒状に形成されている。本体11は、さや管ダクトスリーブ103内に少なくとも一部(先端部)が挿入可能である。図5に示すように、本体11の外周面(外面)には、本体11の略全長にわたり雄ネジ部11aが形成されている。すなわち、本体11は全ネジになっていて、雄ネジ部11aの螺線の中心軸が本体11の軸線Cである。
図3に示すように、保持部16は、外力が作用しない自然状態でさや管ダクトスリーブ103の内径L1よりも小さい外径を有するゴム輪(弾性部材)17と、ゴム輪17を本体11の軸線C方向に圧縮させ、ゴム輪17の外径を調節する圧縮機構18と、を有している。
図3及び図6に示すように、ゴム輪17は円筒形に形成されている。ゴム輪17を形成する材料は、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)、EPR(エチレン・プロピレンゴム)、EPDEM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)、NBR(ニトリルゴム)、ウレタン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ブタジエン、アクリルゴム等、変形することができるものであれば特に限定されない。
ゴム輪17の軸線C方向の長さL2は、5mm以上であることが好ましい。この長さL2が5mm未満であると、ゴム輪17を形成する材料の種類によっては、補修具1を引き抜く時の力で本体11からゴム輪17が外れてしまう恐れがある。
図3及び図5に示すように、圧縮機構18は、本体11の第一の端部11bに取付けられ弾性部材17を係止する係止部21と、前述の雄ネジ部11aと、この雄ネジ部11aに螺合する雌ネジ部25aが形成された移動部22と、を有している。
係止部21は、例えば図示はしないが雄ネジ部11aに螺合する雌ネジ部を有する一対の部材を有している。一対の部材は、雄ネジ部11aに螺合するとともに互いに密着することで、本体11に固定されている。
図5に示すように、係止部21における本体11の第二の端部11cから離間している端部には、端に向かうほど外形が小さくなる円錐台形に形成された先細り部21aが設けられている。先細り部21aは、後述するように係止部21をさや管ダクトスリーブ103内に挿入しやすくなるように設けている。しかし、係止部21をさや管ダクトスリーブ103内に挿入しやすくなるのであれば、先細り部21aの形状は特に限定されず、円錐形等でもよい。
係止部21における先細り部21a以外の部分である筒状部21bの軸線C方向の長さL3は、0mmよりも長ければよく、10mm以上であることがより好ましい。係止部21に筒状部21bが無いと、後述するようにゴム輪17の外径が大きくなったときに補修具1の軸がずれる(さや管ダクトスリーブ103に対して補修具1が傾く)恐れがある。
筒状部21bにおけるゴム輪17に対向(接触)する面は、ゴム輪17の押え面になっている。
移動部22は、図3に示すように例えば円筒形に形成された延長部材24と、延長部材24の第一の端部に固定されたナット25とを有する。
延長部材24の内径は、本体11の雄ネジ部11aの外径よりも大きい。延長部材24には、取っ手26が取付けられていてもよい。この例では、取っ手26は棒状に形成され、延長部材24の第二の端部に一対取付けられている。
なお、本体11に対して延長部材24とともにナット25を軸線C周りに容易に回転できるときには、延長部材24に取っ手26は備えられなくてもよい。また、延長部材24の内周面に雌ネジ部25aと同様の雌ネジ部を形成し、雄ネジ部11aに螺合させてもよい。
ナット25の内周面に前述の雌ネジ部25aが形成されている。移動部22は、延長部材24よりもナット25の方がゴム輪17に近くなるように配置されている。
なお、ナット25は、延長部材24に固定されず、延長部材24とゴム輪17との間に配置されていてもよい。
取っ手26を軸線C周りに回転させることで、ナット25の雌ネジ部25aが本体11の雄ネジ部11aに螺合する位置が変わる。これにより、本体11に対して移動部22が軸線C方向に移動し、係止部21と移動部22との距離が調節される。移動部22は、係止部21とともにゴム輪17を軸線C方向に挟む。
図3及び図7に示すように、ゴム輪17と移動部22との間に、リング状の押え部材27が配置されていてもよい。押え部材27は、押え部材27の貫通孔27a内に本体11が挿通されることで、本体11により軸線C周りに回転可能に支持されている。
係止部21、延長部材24、及び押え部材27は、ステンレス鋼等の金属で形成することができる。
なお、押え部材27は移動部22と一体に構成されていてもよいが、移動部22とは分離していることが好ましい。
このように構成された補修具1は、ゴム輪17が軸線C方向に圧縮されていない自然状態において、ゴム輪17の外径はさや管ダクトスリーブ103の内径L1よりも小さい。
一方で、使用者が取っ手26を把持して移動部22を軸線C周りの所定の向きに回転させて、図8に示すように係止部21と移動部22との距離を近づける。ゴム輪17を軸線C方向に圧縮することでゴム輪17の軸線C方向の長さが短くなるとともにゴム輪17が径方向に大きくなる。係止部21と移動部22とでゴム輪17を軸線C方向に圧縮させることで、ゴム輪17の外径を調節する。ゴム輪17が、内径L1に等しい外径や内径L1よりも大きい外径になる。なお、移動部22を軸線C周りの所定の向きとは反対の向きに回転させると、ゴム輪17の外径が小さくなる。
このように、保持部16は、内径L1よりも小さい外径と、内径L1に等しい外径と、内径L1よりも大きい外径と、に切替え可能である。
移動部22と押え部材27とが分離しているため、本体11に対して移動部22を軸線C周りに回転させても、ナット25と押え部材27との間が滑ることで、その回転が押え部材27によりゴム輪17に伝わりにくくなる。このため、ゴム輪17が軸線C周りにねじれるのを抑え、移動部22を回転させる際の操作性が向上する。
なお、保持部16は、内径L1よりも小さい外径と、内径L1に等しい外径と、に切替え可能であってもよい。
次に、以上のように構成された補修具1を用いてロータス管101の固定板102からさや管ダクトスリーブ103を取外す本実施形態のロータス管補修方法について説明する。
まず、図1に示すように、使用者はゴム輪17が軸線C方向に圧縮されていない補修具1の保持部16のゴム輪17を、図9に示すようにさや管ダクトスリーブ103内に挿入する(補修具挿入工程S1)。このとき、補修具1を係止部21からさや管ダクトスリーブ103内に挿入する。
次に、取っ手26を把持して移動部22を軸線C周りに回転させて保持部16のゴム輪17の外径を大きくすることで、さや管ダクトスリーブ103の内面にゴム輪17を押付ける(ゴム輪拡径工程S3)。
次に、図10に示すように、補修具1をさや管ダクトスリーブ103とともに固定板102に対してさや管ダクトスリーブ103の長手方向、より具体的には、さや管ダクトスリーブ103の第二の端部103bから第一の端部103aに向かう方向に移動させる(スリーブ取外し工程S5)。さや管ダクトスリーブ103と保持部16との間に作用する摩擦力により、補修具1を移動させることで、固定板102に対して補修具1とともにさや管ダクトスリーブ103が移動する。
以上の工程により、ロータス管101の固定板102からさや管ダクトスリーブ103が取外される。この後で、移動部22を軸線C周りに回転させてゴム輪17の外径を小さくし、さや管ダクトスリーブ103から補修具1を抜く。固定板102から取外したさや管ダクトスリーブ103に修理等をする。
なお、固定板102にさや管ダクトスリーブ103を取付けるのに、補修具1を用いてもよい。
すなわち、ゴム輪17が軸線C方向に圧縮されていない補修具1のゴム輪17を、修理をしたり新品に交換したりしたさや管ダクトスリーブ103内に挿入する。固定板102に対してさや管ダクトスリーブ103及び補修具1をさや管ダクトスリーブ103の第一の端部103aから第二の端部103bに向かう方向に移動させる。固定板102の貫通孔102aにさや管ダクトスリーブ103を挿通させる。固定板102とさや管ダクトスリーブ103の第一の端部103aとを、接着剤等により固定する。
以上の工程により、固定板102にさや管ダクトスリーブ103が取付けられる。
以上説明したように、本実施形態の補修具1及びロータス管補修方法によれば、さや管ダクトスリーブ103内に挿入した保持部16の外径を大きくして、さや管ダクトスリーブ103の内面に保持部16を押付ける。補修具1をさや管ダクトスリーブ103の長手方向に移動させると、さや管ダクトスリーブ103と保持部16との間に作用する摩擦力により、補修具1とともにさや管ダクトスリーブ103が移動する。
したがって、ハンドホール111に取付けられているロータス管101からさや管ダクトスリーブ103を容易に取外すことができる。
保持部16は、ゴム輪17と圧縮機構18とを有する。このため、ゴム輪17を軸線C方向に圧縮することで、ゴム輪17の軸線C方向の長さを短くするとともにゴム輪17を本体11の径方向に大きくすることができる。
圧縮機構18は、係止部21と、雄ネジ部11aと、移動部22と、を有する。係止部21と移動部22とでゴム輪17を軸線C方向に圧縮させることで、ゴム輪17の外径を調節することができる。
補修具1が押え部材27を備えることで、本体11に対して移動部22を軸線C周りに回転させても、その回転が押え部材27によりゴム輪17に伝わりにくくなる。このため、ゴム輪17が軸線C周りにねじれるのを抑え、移動部22を回転させる際の操作性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、圧縮機構18は雄ネジ部11aと雌ネジ部25aとの螺合によりゴム輪17を圧縮するとしたが、圧縮機構が公知のラチェット機構等によりゴム輪17を圧縮するとしてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図11及び図12を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図11に示すように、本実施形態の補修具2は、さや管ダクトスリーブ103内に挿入可能な本体31と、本体31に設けられ、外径を切替え可能な保持部36と、を備えている。本体31は、ステンレス鋼等で棒状に形成されている。本体31の側面には、全周にわたり窪み32が形成されている。
保持部36は、弾性を有する材料で形成された袋状部材38と、袋状部材38内への空気(流体)の供給と袋状部材38内からの空気の排出が可能な流体給排機構39と、を有する。
袋状部材38は、前述の窪み32と、窪み32の開口を覆うように取付けられた封止部材41と、を有する。封止部材41は、弾性を有するゴム製のシート等で形成され、窪み32の開口を封止している。
流体給排機構39は、例えば加圧ポンプ及び真空ポンプを有している。流体給排機構39は、本体31に形成された管路33を介して袋状部材38内と連通している。
このように構成された補修具2は、流体給排機構39により管路33を介して袋状部材38内に空気を供給すると、図12に示すように封止部材41が径方向外側に伸びることで袋状部材38の外径が内径L1よりも小さい外径から、さや管ダクトスリーブ103の内径L1に等しい外径、内径L1よりも大きい外径に変化する。
一方で、流体給排機構39により袋状部材38内から空気を排出すると、図11に示すように封止部材41が縮むことで袋状部材38の外径が内径L1よりも大きい外径や内径L1に等しい外径から内径L1よりも小さい外径に変化する。
以上説明したように、本実施形態の補修具2によれば、ハンドホール111に取付けられているロータス管101からさや管ダクトスリーブ103を容易に取外すことができる。さらに、流体給排機構39により袋状部材38内に供給する空気の量を調節することで、袋状部材38の外径を調節することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図13及び図14を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図13に示すように、本実施形態の補修具3は、第1実施形態の補修具1の保持部16に代えて保持部56を備えている。保持部56は、複数の可動駒57と、可動駒57を本体11の径方向に移動させる移動機構58と、を有する。
各可動駒57の先端側の側面57aは、径方向の外側に向かうにしたがって先端側に向かうように傾斜している。なお、後述する延長部材24に対する第一の案内部材61側を先端側、第一の案内部材61に対する延長部材24側を基端側とそれぞれ称する。
各可動駒57の基端側の側面57bは、径方向の外側に向かうにしたがって基端側に向かうように傾斜している。各可動駒57は、図示しないゴムバンドのような付勢部材により、径方向の内側に付勢されている。
移動機構58は、本体11に取付けられた第一の案内部材61と、前述の延長部材24、ナット25、取っ手26、及び、ナット25に取付けられた第二の案内部材62と、を有している。
第一の案内部材61の基端側の側面61aは、径方向の外側に向かうにしたがって先端側に向かうように傾斜している。第二の案内部材62の先端側の側面62aは、径方向の外側に向かうにしたがって基端側に向かうように傾斜している。各可動駒57は、第一の案内部材61と第二の案内部材62との間に、軸線C周りに並べて配置されている。
可動駒57、第一の案内部材61、及び第二の案内部材62は、ステンレス鋼等の金属で形成されている。各可動駒57の側面57aは、第一の案内部材61の側面61aに沿って移動する。各可動駒57の側面57bは、第二の案内部材62の側面62aに沿って移動する。
このように構成された補修具3は、図13に示すように第二の案内部材62が基端側にあるときには、各可動駒57による外径が内径L1よりも小さい。
一方で、図14に示すように、延長部材24を軸線C周りに回転させて第二の案内部材62を先端側に移動させると、各可動駒57が付勢部材の付勢力に逆らって案内部材61、62の側面61a、62aに沿って径方向の外側に移動する。このため、各可動駒57による外径が、内径L1に等しくなったり、内径L1よりも大きくなったりする。
第二の案内部材62を基端側に移動させると、図13に示すように各可動駒57は付勢部材の付勢力により案内部材61、62の側面61a、62aに沿って径方向の内側に移動し、各可動駒57による外径が内径L1よりも小さくなる。
以上説明したように、本実施形態の補修具3によれば、ハンドホール111に取付けられているロータス管101からさや管ダクトスリーブ103を容易に取外すことができる。
以上、本発明の第1実施形態から第3実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせ、削除等も含まれる。さらに、各実施形態で示した構成のそれぞれを適宜組み合わせて利用できることは、言うまでもない。
1、2、3 補修具(ロータス管補修具)
11、31 本体
11a 雄ネジ部
16、36、56 保持部
17 ゴム輪(弾性部材)
18 圧縮機構
21 係止部
22 移動部
25a 雌ネジ部
27 押え部材
38 袋状部材
39 流体給排機構
101 ロータス管
103 さや管ダクトスリーブ
C 軸線

Claims (5)

  1. ロータス管からさや管ダクトスリーブを取り外すロータス管補修具であって、
    ロータス管のさや管ダクトスリーブ内に挿入可能な本体と、
    前記本体に設けられ、前記さや管ダクトスリーブの内径よりも小さい外径と、前記さや管ダクトスリーブの内径に等しい外径と、に切替え可能な保持部と、
    を備えることを特徴とするロータス管補修具。
  2. 前記保持部は、
    自然状態で前記さや管ダクトスリーブの内径よりも小さい外径を有する弾性部材と、
    前記弾性部材を前記本体の軸線方向に圧縮させ、前記弾性部材の外径を調節する圧縮機構と、
    を有することを特徴とする請求項1 に記載のロータス管補修具。
  3. 前記圧縮機構は、
    前記本体に取付けられ前記弾性部材を係止する係止部と、
    前記本体の外面に形成された雄ネジ部と、
    前記雄ネジ部に螺合する雌ネジ部が形成され、前記雄ネジ部に前記雌ネジ部が螺合する位置を変えることで、前記係止部との距離を調節可能な移動部と、
    を有することを特徴とする請求項2 に記載のロータス管補修具。
  4. 前記本体により前記軸線周りに回転可能に支持されるとともに、前記弾性部材と前記移動部との間に配置された押え部材を備えることを特徴とする請求項3 に記載のロータス管補修具。
  5. ロータス管の固定板からさや管ダクトスリーブを取外すロータス管補修方法であって、
    前記さや管ダクトスリーブ内にロータス管補修具の保持部を挿入し、
    前記保持部の外径を大きくすることで、前記さや管ダクトスリーブの内面に前記保持部を押付け、
    前記ロータス管補修具を前記さや管ダクトスリーブとともに前記さや管ダクトスリーブの長手方向に移動させて前記さや管ダクトスリーブを取り外すことを特徴とするロータス管補修方法。
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