JP2014180104A - 保護管の補修構造及びその補修方法 - Google Patents

保護管の補修構造及びその補修方法 Download PDF

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寛幸 関根
Makoto Shimoda
真 下田
Mitsunobu Fujimoto
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Abstract

【課題】簡便な手段でもって容易に保護管の補修を行なう。
【解決手段】橋梁に架設された電力ケーブルP又は通信ケーブルを挿通した保護管Aの補修である。その補修に先立ち、対の半割円弧状分割片11、11と、同じ長さの断面H字状のジョイント片12とからなる補修管10を用意する(図(c)参照)。保護管の一部に損傷aが生じれば、まず、その損傷部分の両側(鎖線部分)をカッタによって切除する(図(a)から(b))。つぎに、その切除部分を覆うように対の分割片11、11を円筒状に被せ、その分割片の突き合わせ縁に矢印のようにジョイント片12を挿し入れ、そのジョイント片でもって対の分割片を一体化する(図(c)から(d))。この後、ジョイント片の全長に亘ってFRPを積層する(図(d)から(e))。このFRP層13によって両分割片が強固に一体化され、物の落下等による外力が加わっても、その分割片の一体化が外れることも極めて少ない。
【選択図】図1

Description

この発明は、電力ケーブル、通信ケーブル等の線条体をその長さ方向に挿通してその線条体の保護を図る保護管の補修構造及びその補修方法に関するものである。
電力ケーブルや通信ケーブルが橋梁等に架設される際、そのケーブルの外的要因による損傷を防止するため、ケーブルを保護管に挿通することがなされている。
このようなケーブル等の線条体を挿通した保護管においても、重量物の落下及び干渉による外的要因や経年劣化(老朽化)などによって、部分的に破損等の損傷部分が生じることで、その損傷部分を補修する必要が生じる。
この場合、保護管内のケーブル等の内容物をその保護管一端から引抜き、その損傷部分を新たな管に取替え、その後、ケーブル等を挿通し直したり、新たに、別の保護管を設置してその保護管にケーブル等を挿通し直したりすることが行なわれる。
しかし、このようなケーブル等の挿通し直しは、作業が繁雑である上に、コスト面でも問題である。このため、保護管内にケーブル等が挿通した状態(内装された状態)で、その損傷部分を補修する方法(補修構造)が従来から種々考案されている。
例えば、保護管の損傷した個所の撤去後、ケーブル露出個所に下側半割管を押し当て、下側半割管の上側の両端縁に2つのH型のジッパーガスケットの各ジッパー用開口溝を外側にして各下側の開口溝を嵌め入れてジッパーガスケットを装着し、ケーブル露出個所の上方から上側半割管を被せて、ジッパーガスケットの上側の開口溝に上側半割管の下側の両端縁を嵌め入れ、ジッパーガスケットの外側にあるジッパー用開口溝にジッパーを嵌め込んでジッパーガスケットを固定して下側半割管と上側半割管を一体に固定して補修管を形成し、保護管の両端と補修管の両端とを付き合わせた位置に管継手を被せて固定したものがある(特許文献1、要約、図1、図6参照)。
実用新案登録第3113083号公報
特許文献1記載の技術は、耐候性等の点から、ジッパーガスケットは硬質の材料が使用されているため、そのジッパーガスケットにジッパーを嵌め込むのが容易ではなく、その作業が煩雑なものとなっている。また、半割管とジッパーガスケットは嵌め込みにより一体化されているが、仮に、両者を接着剤等で固着しても、その嵌め込み部分(継目)に外力が加わった場合、その接着力と嵌合力ではその外力に抗することができずに、半割管とジッパーガスケットが分離する恐れがある。分離すれば、保護管としても機能が無くなってしまう。
この発明は、上記特許文献1の技術において、半割管の分離が容易に生じないようにすることを課題とする。
上記課題を達成するために、この発明は、上記半割管の継目を繊維強化プラスチックの積層により覆うこととしたのである。
繊維強化プラスチック(FRP)の積層は、上記半割管の継目部分への上塗り等の平易な作業によって行なうことができるため、その作業性は良いものとなる。
一方、FRP積層は接着強度及び耐衝撃性に優れているため、上記半割管の継目が分離する恐れも極めて少なく、また、外的な衝撃を受けても容易に損壊する恐れも極めて少ない。このため、経年に亘って補修効果を得ることができる。
この発明に係る保護管の補修構造の具体的構成としては、ケーブル等の線条体をその長さ方向に挿通した保護管外周に、その補修する部分に補修管を被覆した補修構造であって、前記補修管はその周方向複数に分割した分割片からなり、その各分割片を各側縁を突き合わせ筒状にして前記補修部分に前記補修管を被せ、各分割片の突き合わせ部全長に亘り、繊維強化プラスチックの積層を形成した構成を採用することができる。
また、この発明に係る保護管の補修方法の具体的構成としては、ケーブル等の線条体をその長さ方向に挿通した保護管外周に、その補修する部分に補修管を被覆する補修方法であって、前記補修管はその周方向複数に分割した分割片からなり、その各分割片を各側縁を突き合わせ筒状にして前記補修部分に前記補修管を被せ、各分割片の突き合わせ部全長に亘り、繊維強化プラスチックの積層を形成する構成を採用することができる。
この発明は、以上のように、補修分割片の突き合わせ部分(継目)を繊維強化プラスチックの積層でもって覆い、その継目部分の分離防止と外力に対する抗力を担保するようにしたので、保護管の補修を簡便かつ安価に行なうことができる。
この発明に係る保護管の補修方法の一実施形態の作用説明図 同実施形態の補修部分の断面図 他の実施形態の補修部分の断面図 他の実施形態の補修部分の断面図
この発明の一実施形態を図1、図2に示し、この実施形態は、橋梁に架設された電力ケーブルP又は通信ケーブルを挿通した保護管Aの補修に関する。
まず、その補修に先立ち、図1(c)に示すように、一般的な損傷部分を切除した間隔より長い補修管10を用意する。この補修管10は、対の半割円弧状分割片11、11と、同じ長さの断面H字状のジョイント片(ジョイナー)12とからなる。この補修管10は、対の分割片11をその側縁を突き合わせて円筒状にするとともに、その側縁をジョイント片12のフランジ12a、12a間に嵌め込むことによって構成される。分割片11は保護管Aと同材質の材料、例えばFRPを使用し、ジョイント片12はアルミニユームやFRP等の樹脂製等とする。
つぎに、保護管Aの一部に何らかの外力によって損傷aが生じたり(図1(a))、一部が老朽化したりして、その損傷部分(老朽部分)を補修する場合、まず、その損傷部分をカッタによって切断する(同図(a)の鎖線部分を切断して同図(b)に示すように損傷部分を切除する)。
つぎに、同図(c)から同図(d)に示すように、その切除部分を覆うように対の分割片11、11を円筒状に被せ、その分割片11、11の突き合わせ縁に矢印のようにジョイント片12を挿し入れ、そのジョイント片12でもって対の分割片11、11を一体化する。このとき、分割片11の側縁とジョイント片12のフランジ12a間に接着剤を介在しても良い。
この補修管10の損傷部分への嵌め込みが終われば、図1(e)、図2に示すように、そのジョイント片12の全長に亘ってFRPを積層する。このFRP層13の層厚は、外力が加わってもその層13が破損したり、ジョイント片12と分割片11の嵌合が外れたりしない程度に、実験等によって適宜に決定する。また、FRP層13の長さ(保護管Aの長さ方向の長さ)も、ジョイント片12の両端を超え、同様に、その層13が破損したり、ジョイント片12と分割片11の嵌合が外れたりしない程度に、実験等に撚って適宜に決定する。図2中、13aは強化繊維を示す。
この補修管10及びFRP層13からなる補修構造(補修方法)は、損傷部分の切除、補修管10の嵌め込み、FRP層13の積層という簡易な作業で構築し得るため、その作業性は良いものである。また、FRPは、時間経過とともに熱硬化して接着性が高まると共に強靱化するため、ジョイント片12を介して両分割片11、11がFRP層13によって強固に一体化され、物の落下等による外力が加わっても、その分割片11、11の一体化が外れることも極めて少ない。
図3には他の実施形態を示し、この実施形態は、熱硬化性のFRP層13に代えて、光硬化性FRP層13’を採用したものである。その光硬化性FRP層13’を形成する物としては、例えば、紫外線硬化型FRPシートを採用できる。このシートは、ゴムのように柔らかいものであって、紫外線(UV)に触れることによって硬化し、また、シート内の樹脂によって強力な接着性を発揮するとともに強度を増すものである。このため、このシートを所要長さ、所要枚数重ねてFRP層13’を形成する。このFRP層13’の層厚や長さも、上記FRP層13と同様に、実験などによって適宜に決定すれば良い。
この補修管10及びFRP層13’からなる補修構造(補修方法)も、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができるが、FRPシートの貼付によってFRP層13’を形成するため、作業性はすこぶる良い。
上記各実施形態の補修管10は、2分割の分割片11、11によって構成したが、その分割数は、3、4・・と任意である。また、FRP層13、13’に代えて、同等な強度と接着性を有する各種の素材を採用することができる。
また、断面H字状ジョイント片12のフランジ12aは、図1〜図3に示すように保護管10の円弧に沿う断面円弧状とせずに、図4に示すように、断面直線状とすることもできる。さらに、ジョイント片12は、断面H字状に限らず、分割片11の突き合わせ縁を一体化し得れば、何れの態様でも良い。例えば、テープでも良い。また、FRP層13、13’の形成時、分割片11の円筒状が維持できれば、ジョイント片12の嵌め込みやテープ貼付は不要である。
そしてさらに、損傷部分を切除することなく(図1(a)の鎖線で囲まれる部分を切除することなく)、その外周に補修管10を被せてFRP層13、13’を形成することもできる。
なお、保護管Aに挿通される線条体はケーブルPに限定される物ではなく、あらゆる線条体が含まれることは勿論である。
A 保護管
P ケーブル
10 補修管
11 補修管の分割片
12 分割片のジョイント片
13 熱硬化性FRP層
13’光硬化性FRP層

Claims (2)

  1. ケーブル等の線条体(P)をその長さ方向に挿通した保護管(A)外周のその補修する部分に補修管(10)を被覆した補修構造であって、前記補修管(10)はその周方向複数に分割した分割片(11)からなり、その各分割片(11)を各側縁を突き合わせて筒状にして前記補修部分に前記補修管(10)を被せ、各分割片(11)の突き合わせ部全長に亘り、繊維強化プラスチック層(13、13’)を形成したことを特徴とする保護管の補修構造。
  2. ケーブル等の線条体(P)をその長さ方向に挿通した保護管(A)外周のその補修する部分に補修管(10)を被覆する補修方法であって、前記補修管(10)はその周方向複数に分割した分割片(11)からなり、その各分割片(11)を各側縁を突き合わせて筒状にして前記補修部分に前記補修管(10)を被せ、各分割片(11)の突き合わせ部全長に亘り、繊維強化プラスチック層(13、13’)を形成することを特徴とする保護管の補修方法。
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