JP6653338B2 - 歯車研削装置 - Google Patents

歯車研削装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6653338B2
JP6653338B2 JP2018015426A JP2018015426A JP6653338B2 JP 6653338 B2 JP6653338 B2 JP 6653338B2 JP 2018015426 A JP2018015426 A JP 2018015426A JP 2018015426 A JP2018015426 A JP 2018015426A JP 6653338 B2 JP6653338 B2 JP 6653338B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
support leg
tail stock
work
grindstone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018015426A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019130619A (ja
Inventor
慶弘 中路
慶弘 中路
浩昭 笹井
浩昭 笹井
政志 越智
政志 越智
佳秀 鬼頭
佳秀 鬼頭
克之 小棚木
克之 小棚木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Machine Tool Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Machine Tool Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Machine Tool Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Machine Tool Co Ltd
Priority to JP2018015426A priority Critical patent/JP6653338B2/ja
Priority to CN201811241267.4A priority patent/CN110091007B/zh
Publication of JP2019130619A publication Critical patent/JP2019130619A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6653338B2 publication Critical patent/JP6653338B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F19/00Finishing gear teeth by other tools than those used for manufacturing gear teeth
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F23/00Accessories or equipment combined with or arranged in, or specially designed to form part of, gear-cutting machines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23FMAKING GEARS OR TOOTHED RACKS
    • B23F5/00Making straight gear teeth involving moving a tool relatively to a workpiece with a rolling-off or an enveloping motion with respect to the gear teeth to be made
    • B23F5/02Making straight gear teeth involving moving a tool relatively to a workpiece with a rolling-off or an enveloping motion with respect to the gear teeth to be made by grinding

Description

本発明は、歯車研削装置に関する。
歯車は、その使用目的により、高い加工精度が求められる。高い加工精度が求められる歯車は、粗加工したワークを砥石によって研削して製作される。
歯車を研削するための装置として、特許文献1には歯車研削盤が記載されている。この歯車研削盤は、ねじ状の砥石とワークとを噛み合わせた状態で相対的に回転させることによって、ワークを研削している。歯車研削盤のベッドには、回転する砥石を移動可能に支持するコラムが設置されている。ベッドには、ワークを回転可能に支持するワークテーブルが砥石と対向するように設けられている。ワークテーブルを挟んでコラムと対向する位置に、カウンタコラムが設けられている。カウンタコラムは、装置全体の省スペース化の観点から、ベッドから鉛直方向に延びる一本の柱状に形成されている。
特許文献1に記載のカウンタコラムには、ワークをカウンタコラムの周りで旋回移動させてワークテーブルに搬送する搬送機構が取り付けられている。さらに、このカウンタコラムには、砥石をドレッシングするドレッシング装置及びワークを鉛直方向の上方から押さえるテールストック(心押具)が設置されている。
特開2005−111600号公報
研削時において、ワークには回転する砥石との接触により応力が発生する。高い加工精度を得るためには、前記応力の発生によりワークの設置位置が変動しないようにする必要がある。このため、テールストックによるワークの押し付け力は研削条件(精度、時間等)に応じて設定がなされている。例えば、研削速度の高速化に伴い前記応力は高くなることから、前記押し付け力も大きくする必要がある。この結果、カウンタコラムでは、テールストック取り付け部において、テールストックを設置した側に荷重、より正確には回転モーメント、を受けることとなる。
カウンタコラムは一本の柱状であり、下端をベッドに固定されている。このため、カウンタコラムには、集中モーメントが作用する梁と同様に、ワークの押し付け時に撓みが生じる。本撓みにより、ワークの設置位置が変動する可能性を生じる。この影響を低減するには、カウンタコラムの剛性を高める、具体的にはカウンタコラムの断面二次モーメントを大きくする必要がある。この場合、カウンタコラムの水平方向の断面形状は大型化することとなる。この結果、高速にて高精度での研削を実現するためには、装置が大型化してしまっていた。
本発明は、上記課題に応えるためになされたものであって、テールストックを安定した状態で支持しつつ、小型化を図ることが可能な歯車研削装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係る歯車研削装置は、ベッドと、歯車となるワークを前記ベッド上で回転可能に支持するワークテーブルと、前記ワークを研削する砥石を回転駆動させ、前記ベッド上で前記ワークテーブルに対して前記砥石を水平方向である第一方向に移動可能に支持する砥石支持部と、前記ワークを鉛直方向の上方から前記ワークテーブルに向かって押さえるテールストックと、前記テールストックを前記ワークテーブルに向かって移動可能に支持するテールストック支持部と、前記砥石をドレッシング可能なドレッシング装置と、前記テールストック支持部にガイドレールを介して支持され、前記テールストック支持部に対して前記ドレッシング装置を移動させるドレッシング装置移動部と、前記テールストック支持部に対して前記テールストックを移動させるテールストック移動部と、を備え、前記テールストック支持部は、前記ベッドに対して固定された複数の支持脚を有し、複数の前記支持脚の少なくとも一部は、前記ワークテーブルを挟み込むように、水平方向であって前記第一方向と直交する第二方向に離れて配置され、前記テールストック支持部は、前記鉛直方向の上方で複数の前記支持脚を繋ぐ支持脚上方連結部を有し、前記ドレッシング装置移動部は、前記支持脚上方連結部に支持され、前記テールストック移動部は、前記支持脚上方連結部に対して前記テールストックを移動させ、前記支持脚上方連結部は、板状に形成され、前記テールストック支持部は、前記支持脚上方連結部における前記ドレッシング装置移動部及び前記テールストック移動部を支持している領域の少なくとも一方に形成され、前記支持脚上方連結部の厚み方向に向かって前記支持脚上方連結部から延びる上方補強部を有する歯車研削装置。
このような構成によれば、ワークを砥石で研削する際に、ワークを押えることでテールストックに生じる負荷を複数の支持脚で分散して受けることができる。したがって、一つの支持脚当たりの剛性を高くする必要がなくなるこの結果、一つ当たりの支持脚71の断面形状、特に、支持脚71の第一方向D1の寸法を小さくすることができる。
また、テールストックによるワークの押し付け力の付与に伴い各支持脚に作用する回転モーメントは、支持脚上方連結部の全体に亘り受けることとなる。このため、一部に集中して回転モーメントを受けないため、支持脚の変形量は少なくできる。
また、上方補強部によって、テールストックやドレッシング装置の移動時の負荷を受ける部位の剛性を向上させることができる。
また、本発明の第二態様に係る歯車研削装置では、第一態様において、前記テールストック支持部は、前記鉛直方向の下方で複数の前記支持脚を繋ぐ支持脚下方連結部を有していてもよい。
このような構成とすることで、テールストック支持部としての剛性を向上させることができる。これにより、より安定した状態でテールストックを支持することができる。
また、本発明の第三態様に係る歯車研削装置では、第一または第二態様において、前記支持脚は、板状に形成された支持脚本体部と、前記支持脚本体部の厚み方向に向かって前記支持脚本体部から延びる支持脚補強部とを有していてもよい。
このような構成とすることで、支持脚本体部が板状に形成されていることで、離れて配置される支持脚同士の距離を狭めても、支持脚同士の間に部品を設置する等の必要なスペースを確保し易くなる。さらに、支持脚補強部によって支持脚本体の剛性を補うことで、支持脚の剛性を確保することができる。
また、本発明の第態様に係る歯車研削装置では、第一態様から第三態様のいずれか一つにおいて、前記支持脚は、前記ワークテーブルを挟み込むように、前記砥石支持部の移動方向と交差する方向に離れて一対配置され、前記テールストック支持部は、一対の前記支持脚と前記支持脚上方連結部とによって門型形状をなしていてもよい。
本発明によれば、テールストックを安定して支持しつつ、小型化を図ることができる。
本実施形態における歯車研削装置を模式的に示す側面図である。 本実施形態における歯車研削装置を模式的に示す上面図である。 本実施形態におけるテールストック支持部を示す斜視図である。 図3におけるIV−IV断面図である。 図3におけるV−V断面図である。 本実施形態におけるワークテーブル付近を示す要部断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図1から図6を参照して説明する。
歯車研削装置1は、歯車となるワークWを砥石Tで研削する研削装置である。歯車研削装置1では、砥石TとワークWとを同期回転させながら接触させることでワークWが研削される。ワークWは、例えば、円盤状や円筒状に形成されている被加工対象である。ワークWは、砥石Tによって、外周面に形成されている歯が研削される。
砥石Tは、円筒状に形成されている。砥石Tの外周面には、所望の歯車の歯形に対応する螺旋状の研削歯が形成されている。
歯車研削装置1は、図1及び図2に示すように、ベッド2と、ワークテーブル3と、砥石支持部4と、ドレッシング装置5と、テールストック6と、テールストック支持部7と、ドレッシング装置移動部55と、テールストック移動部65と、ワーク旋回搬送部8と、を備えている。
ベッド2は、図1に示すように、床面に設置される台座である。ベッド2には、ワークテーブル3と、砥石支持部4と、テールストック支持部7と、が取り付けられている。
ワークテーブル3は、ベッド2上でワークWを回転可能に支持している。ワークテーブル3は、ワークWを砥石Tと対面させることが可能な位置でベッド2に対して取り付けられている。ワークテーブル3は、鉛直方向Dvに延びるテーブル軸線O3を中心としてベッド2に対して回転可能とされている。
砥石支持部4は、ワークWを研削する砥石Tを回転駆動させる。砥石支持部4は、ベッド2上でワークテーブル3に対して砥石Tを移動可能に支持している。砥石支持部4は、図2に示すように、砥石支持部本体41と、砥石移動部42と、砥石駆動部43とを有している。
砥石支持部本体41は、ベッド2上で、ワークテーブル3に対して離れて配置されている。砥石支持部本体41は、ワークテーブル3に対して砥石Tを水平方向に移動可能とされている。ここで、ベッド2に対する砥石支持部本体41の移動方向を第一方向D1と称する。第一方向D1は、水平方向の一つであって、ベッド2の長手方向である。したがって、砥石支持部本体41は、ワークテーブル3に対する砥石Tの第一方向D1の位置を調整している。
砥石移動部42は、砥石支持部本体41に対して鉛直方向Dvに移動可能とされている。したがって、砥石移動部42は、ワークテーブル3に対する砥石Tの鉛直方向Dvの位置を調整している。
砥石駆動部43は、砥石移動部42に対して第一方向D1と直交する水平方向(第二方向D2)に移動可能とされている。第二方向D2は、第一方向D1及び鉛直方向Dvと直交する方向であって、ベッド2の幅方向である。砥石駆動部43には、砥石Tが着脱可能に取り付けられている。図2は、砥石TがワークWを研削する位置に配された状態を示している。砥石Tは研削を行うワークWに応じて交換を行う必要がある。砥石Tの交換時等には、作業性を考慮して、砥石Tは図2における第二方向D2の紙面下方に移動をされる。
砥石駆動部43は、砥石Tを回転させる。また、砥石駆動部43は、モータ等の駆動源の動力によって、第一方向D1と交差する方向に延びる砥石回転軸線O4を中心に砥石Tを移動させる。したがって、砥石駆動部43は、砥石Tを回転させつつ、ワークテーブル3に対する砥石Tの第二方向D2の位置を調整する。
図1及び図2に示すように、ドレッシング装置5は、砥石Tをドレッシング可能とされている。ドレッシング装置5は、回転駆動されるドレッシング工具を有している。ドレッシング装置5は、ドレッシング工具を砥石Tに接触させることで砥石Tを研いでいる。ドレッシング装置5は、ドレッシング装置移動部55を介して、鉛直方向Dvに移動可能にテールストック支持部7に支持されている。
テールストック6は、ワークテーブル3に支持されたワークWを鉛直方向Dvの上方からワークテーブル3に向かって押さえている。
テールストック支持部7は、テールストック6及びドレッシング装置5を鉛直方向Dvに移動可能に支持している。テールストック支持部7は、砥石支持部4に対してワークテーブル3を挟んで第一方向D1に離れた位置に配置されている。テールストック支持部7は、図3から図5に示すように、支持脚71と、天板713と、支持脚上方連結部72と、支持脚下方連結部73と、固定板部74と、第一ガイドレール75と、第二ガイドレール76と、上方補強部77と、を有している。
一対の支持脚71(71a、71b)は、支持脚下方連結部73を介して、ベッド2に対して固定されている。各支持脚71は鉛直方向Dvに延びている。各支持脚71は第二方向D2において、テーブル軸線O3及び後述するワーク旋回軸O5を含む平面に対して、概ね等間隔となるように離間して配置されている。
支持脚71は、支持脚本体部711と、支持脚補強部712とを有している。
支持脚本体部711は矩形平板状をなしている。支持脚本体部711は最も広い面が第二方向D2に向くように配置されている。前述のように砥石Tを、図2における第二方向D2の下方に移動をさせた際、砥石移動部端面431は当該下方に移動する。図2における支持脚71bの端面(前記最も広い面のうち、図2において第二方向D2の紙面下側に位置する面)は、砥石移動部端面431が最も前記下方に移動した際よりも、テーブル軸線O3及び後述するワーク旋回軸O5を含む平面に近い側に位置する。
支持脚補強部712は矩形平板状をなしている。三つの支持脚補強部712は、支持脚本体部711の離間した支持脚71に対峙する面で、砥石支持部4の対峙側の端部、支持脚本体部711の第一方向D1の中央部及び砥石支持部4の反対側の端部に、各々接続されている。支持脚補強部712は支持脚本体部711のリブとして機能する。支持脚本体部711近傍を鉛直方向Dvの上方から見た際、支持脚本体部711が第一方向D1に延びると共に、支持脚補強部712が第二方向D2に延びている。支持脚本体部711と支持脚補強部712は、E字型をなしている。
支持脚上方連結部72は矩形平板状をなしている。支持脚上方連結部72は最も広い面が第一方向D1に向けて配置されている。支持脚上方連結部72の水平方向(第二方向D2)の両端面は砥石支持部4の対峙側に配置された支持脚補強部712に各々接続されている。
天板713は矩形平板状をなしている。天板713は、最も広い面が鉛直方向Dvに向けて配置されている。天板713の鉛直方向Dvの下面は、支持脚71及び支持脚上方連結部72の鉛直方向の上端と接続されている。これにより、支持脚71と天板713とは門型形状をなしている。
支持脚下方連結部73は矩形平板状をなしている。支持脚下方連結部73は最も広い面が鉛直方向Dvに向けて配置されている。支持脚下方連結部73は、ベッド上面20に固定されている。これにより、支持脚下方連結部73は、支持脚71をベッド2に固定している。このような構成とすることで、テールストック支持部7の自重及びテールストック6によるワークテーブル3上のワークWの押し付け力により発生する荷重を、ベッド2上で分散して支持することができる。
固定板部74は矩形平板状をなしている。固定板部74は、最も広い面が鉛直方向Dvに向けて配置されている。固定板部74は、支持脚上方連結部72の砥石支持部4に対峙しない面と接続されている。固定板部74は、各支持脚71(71a及び71b)の互いに向き合う各面と接続されている。固定板部74は、最も広い面の中心付近に、後述するワーク旋回軸O5が挿通される軸挿通孔741が形成されている。
第一ガイドレール75は、支持脚上方連結部72の砥石支持部4に対峙する面に固定されている。第一ガイドレール75は、鉛直方向Dvに直線状をなして延びている。第一ガイドレール75は二本からなり、各第二ガイドレール76は、テーブル軸線O3及び後述するワーク旋回軸O5を含む平面に対して、等間隔となるように、第二方向D2に離間して配置されている。
第二ガイドレール76は、支持脚上方連結部72の砥石支持部4側に面する側に固定されている。第二ガイドレール76は、鉛直方向Dvに直線状をなして延びている。第二ガイドレール76は二本からなり、各第二ガイドレール76は、テーブル軸線O3及び後述するワーク旋回軸O5を含む平面に対して、等間隔となるように、第二方向D2に離間して配置されている。この一対の第二ガイドレール76は、一対の第一ガイドレール75を第二方向D2の内側に挟み込むように配置されている。
上方補強部77は矩形平板状をなしている。上方補強部77は、支持脚上方連結部72の砥石支持部4に対峙しない面において、天板713と固定板部74との間に固定されている。上方補強部77は支持脚上方連結部72のリブとして機能する。
テールストック移動部65は、テールストック6を鉛直方向Dvに移動可能に支持している。テールストック移動部65は、第一ガイドレール75を介して、鉛直方向Dvに移動可能となるように支持脚上方連結部72に支持されている。テールストック移動部65は、不図示のモータ等の駆動装置によって第一ガイドレール75に対して移動される。
ドレッシング装置移動部55は、第二ガイドレール76を介して、鉛直方向Dvに移動可能となるように支持脚上方連結部72に支持されている。ドレッシング装置移動部55は、不図示のモータ等の駆動装置によって第二ガイドレール76に対して移動される。
ワーク旋回搬送部8は、図6に示すように、ワーク加工位置Xとワーク交換位置Yとの間を、ワーク旋回軸O5周りに旋回させてワークWを移動させることが可能である。ワーク旋回搬送部8は、ワーク旋回軸O5が固定板部74の軸挿通孔741に挿通されると共に、上方補強部77に固定されている。ワーク加工位置Xでは、ワークテーブル3にワークWを設置可能である。したがって、ワーク加工位置Xでは、ワークWは砥石Tによる研削が可能となる。また、ワーク交換位置Yは、加工済みのワークWを未加工のワークWと交換可能である。ワーク交換位置Yは、テールストック支持部7を挟んで砥石支持部4と反対側の位置である。ワーク旋回搬送部8は、交換時に、ワーク加工位置Xに位置するワークWとワーク交換位置Yの位置するワークWとを互いに移動させる。
上記のような歯車研削装置1では、テールストック6は複数の支持脚71に支持されている。そのため、テールストック6によるワークWの押し付け力を作用させた際にテールストック支持部7に発生する応力等は、複数の支持脚71で分散して受けることとなる。したがって、従来のカウンタコラムが一本の柱状である場合のように、一つの支持脚71当たりの剛性を高くする必要がなくなる。この結果、一つ当たりの支持脚71の断面形状、特に、支持脚71の第一方向D1の寸法を小さくすることができる。
また、支持脚71bの端面は、砥石移動部端面431が最も前記下方に移動した際よりも、テーブル軸線O3及び後述するワーク旋回軸O5を含む平面に近い側に位置させるため、第二方向D2の必要寸法は従来と同程度で充分となる。
以上に示したように、本願発明により、複数の支持脚71でテールストック6を支持すると共に、従来は活用されていなかったベッド2上のスペースに一方の支持脚71bを配することとしたため、テールストック6を安定した状態で支持しつつ、小型化を図ることが可能な歯車研削装置を実現することが可能となった。
また、支持脚71が矩形板状に形成された支持脚本体部711と、支持脚本体部711を補強する支持脚補強部712とを有している。支持脚本体部711が矩形平板状に形成されていることで、離れて配置される支持脚71同士の距離を狭めても、支持脚71同士の間に部品を設置する等の必要なスペースを確保し易くなる。
さらに、支持脚補強部712によって支持脚本体部711の剛性を補うことで、支持脚71の、特に、第一方向D1の寸法を、従来よりも小さくすることができる。
また、テールストック6は、第一ガイドレール75及び矩形平板状の支持脚上方連結部72に接続されている。また、支持脚上方連結部72の水平方向(第二方向D2)の両端面は支持脚補強部712に接続されている。このため、テールストック6によるワークの押し付け力の付与に伴い各支持脚71に作用する回転モーメントは、支持脚補強部712と接続される支持脚上方連結部72の全体に亘り受けることとなる。このため、従来のように一本の柱状のカウンタコラムにテールストック6を取り付けた場合、より正確にはテールストック移動部65を介してテールストック6を取り付けた場合、のように一部に集中して回転モーメントを受けないため、支持脚71の変形量は少なくなる。
また、テールストック6やドレッシング装置5の移動時には、支持脚上方連結部72の第一ガイドレール75や第二ガイドレール76が固定されている部分に負荷が生じる。ところが、本実施形態では、第一ガイドレール75や第二ガイドレール76が固定される領域の裏側に上方補強部77が設けられている。そのため、テールストック6やドレッシング装置5の移動時の負荷を受ける部位の剛性を向上させることができる。
(実施形態の他の変形例)
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
なお、支持脚71は、二つであることに限定されるものではない。例えば支持脚71は四本に分割されていてもよい。
また、支持脚71は、鉛直方向Dvのみに延びる形状であることに限定されるものではない。支持脚71は、ベッド上面20に対して傾斜するように、鉛直方向Dvに対して傾いた方向に延びていてもよい。
また、各支持脚71(71a、71b)は、第二方向D2において、テーブル軸線O3及び後述するワーク旋回軸O5を含む平面に対して、概ね等間隔となるように離間して配置されている場合に限定されるものではない。また、各支持脚71(71a、71b)は同一形状に限定されるものではない。各支持脚への負荷が異なることとなっても、テールストックを安定した状態で支持しつつ、従来よりも小型化が実現できればよい。
また、テールストック支持部7は、支持脚下方連結部73を介してベッド2に固定される構造に限定されるものではない。例えば、テールストック支持部7は、支持脚下方連結部73を有しておらず、支持脚71がベッド2に直接固定される構造であってもよい。この場合、テールストック支持部7は、一対の支持脚71と支持脚上方連結部72とによってベッド2に対して門型形状となるように形成されていてもよい。
また、テールストック支持部7は、支持脚上方連結部72を介してテールストック6やドレッシング装置5を支持する構造に限定されるものではない。例えば、テールストック支持部7は、支持脚上方連結部72を有しておらず、支持脚71(71a、71b)やや天板713で、テールストック6やドレッシング装置5を直接支持する構造であってもよい。テールストック支持部7は、支持脚上方連結部72を有する場合においても、支持脚71(71a、71b)や天板713で、テールストック6やドレッシング装置5の少なくとも一方を直接支持する構造であってもよい。更に、テールストック支持部7は、支持脚上方連結部72を有する場合においても、支持脚上方連結部72と天板713の双方でテールストック6やドレッシング装置5を支持してもよい。
また、テールストック移動部65は、テールストック6を鉛直方向Dvのみに移動させることに限定されるものではない。テールストック移動部65は、テールストック6を移動させることができればよい。したがって、例えば、テールストック移動部65は、湾曲した移動経路をたどるようにテールストック支持部7に対してテールストック6を移動させてもよい。また、テールストック移動部65は、テールストック支持部7の周りを旋回するようにテールストック6を移動させてもよい。
また、ドレッシング装置移動部55は、ドレッシング装置5を鉛直方向Dvのみに移動させることに限定されるものではない。ドレッシング装置移動部55は、テールストック支持部7に対してドレッシング装置5を移動させることができればよい。したがって、例えば、ドレッシング装置移動部55は、湾曲した移動経路をたどるようにテールストック支持部7に対してドレッシング装置5を移動させてもよい。また、ドレッシング装置移動部55は、テールストック支持部7の周りを旋回するようにドレッシング装置5を移動させてもよい。
また、ドレッシング装置5は、テールストック支持部7に取り付けられていることに限定されるものではない、ドレッシング装置5は、テールストック支持部7以外の別の部材によってベッド2上に設けられていてもよい。
また、ワークWは、ワーク旋回搬送部8によって、ワーク旋回軸の周りを旋回するように搬送されることに限定されるものではない。ワークWは、ワーク加工位置とワーク交換位置との間で移動されればよい。したがって、ワークWは、テールストック支持部7の周りを旋回するように移動されてもよい。また、ワークWは支持脚71の間を第一方向D1に直線移動されてもよい。
また、支持脚上方連結部72は、支持脚補強部712、天板713及び固定板部74と接続されることに限定されるものではない。支持脚上方連結部は、天板713及び固定板部74の両方またはいずれかと接続されていなくてもよい。
なお、砥石Tを図2における第二方向D2の紙面上方に移動をさせた際、砥石駆動部43の同図での上側端面は前記上方に移動することとなる。砥石駆動部43の寸法は図示しないモータの大きさや配置に依存する。このため、本願発明における歯車研削装置の第二方向D2の寸法は、図示しないモータの大きさや配置に依存する。本発明の実施形態では、支持脚71aの端面(前記最も広い面のうち、図2において第二方向D2の紙面上側に位置する面)と、前記砥石駆動部43の上側端面に係る位置関係を特に規定していない。しかし、図示しないモータの大きさや配置の選定、及び、想定される研削条件から定まる支持脚71(71a、71b)の形状によっては、各構成要素の第二方向D2に対する配置を規定することで、更に小型化を図ることも可能である。具体的には、支持脚71aの前記端面が前記砥石駆動部43の上側端面よりも、テーブル軸線O3及びワーク旋回軸O5を含む平面に近い側に位置するように配することが望ましい。
また、テールストック6の各構成要素は、他の各構成要素と接続されているとしたが、これは各構成要素が各々独立に製造された後に溶接やボルト止め等により相互に固定されることに限定されるものではない。テールストック6の全体またはその構成要素の一部同士が、鋳物加工や刳り抜き加工により一体で形成されることでもよい。
1…歯車研削装置 T…砥石 W…ワーク Dv…鉛直方向 D1…第一方向 D2…第二方向 2…ベッド 20…ベッド上面 3…ワークテーブル O3…テーブル軸線 4…砥石支持部 41…砥石支持部本体 42…砥石移動部 43…砥石駆動部 431…砥石移動部端面 O4…砥石回転軸線 5…ドレッシング装置 6…テールストック 7…テールストック支持部 71…支持脚 711…支持脚本体部 712…支持脚補強部 713…天板 72…支持脚上方連結部 73…支持脚下方連結部 74…固定板部 741…軸挿通孔 75…第一ガイドレール 76…第二ガイドレール 77…上方補強部 65…テールストック移動部 55…ドレッシング装置移動部 8…ワーク旋回搬送部 O5…ワーク旋回軸

Claims (4)

  1. ベッドと、
    歯車となるワークを前記ベッド上で回転可能に支持するワークテーブルと、
    前記ワークを研削する砥石を回転駆動させ、前記ベッド上で前記ワークテーブルに対して前記砥石を水平方向である第一方向に移動可能に支持する砥石支持部と、
    前記ワークを鉛直方向の上方から前記ワークテーブルに向かって押さえるテールストックと、
    前記テールストックを前記ワークテーブルに向かって移動可能に支持するテールストック支持部と、
    前記砥石をドレッシング可能なドレッシング装置と、
    前記テールストック支持部にガイドレールを介して支持され、前記テールストック支持部に対して前記ドレッシング装置を移動させるドレッシング装置移動部と、
    前記テールストック支持部に対して前記テールストックを移動させるテールストック移動部と、を備え、
    前記テールストック支持部は、前記ベッドに対して固定された複数の支持脚を有し、
    複数の前記支持脚の少なくとも一部は、前記ワークテーブルを挟み込むように、水平方向であって前記第一方向と直交する第二方向に離れて配置され、
    前記テールストック支持部は、前記鉛直方向の上方で複数の前記支持脚を繋ぐ支持脚上方連結部を有し、
    前記ドレッシング装置移動部は、前記支持脚上方連結部に支持され、
    前記テールストック移動部は、前記支持脚上方連結部に対して前記テールストックを移動させ、
    前記支持脚上方連結部は、板状に形成され、
    前記テールストック支持部は、前記支持脚上方連結部における前記ドレッシング装置移動部及び前記テールストック移動部を支持している領域の少なくとも一方に形成され、前記支持脚上方連結部の厚み方向に向かって前記支持脚上方連結部から延びる上方補強部を有する歯車研削装置。
  2. 前記テールストック支持部は、前記鉛直方向の下方で複数の前記支持脚を繋ぐ支持脚下方連結部を有する請求項1に記載の歯車研削装置。
  3. 前記支持脚は、板状に形成された支持脚本体部と、
    前記支持脚本体部の厚み方向に向かって前記支持脚本体部から延びる支持脚補強部とを有する請求項1または請求項2に記載の歯車研削装置。
  4. 前記支持脚は、前記ワークテーブルを挟み込むように、前記砥石支持部の移動方向と交差する方向に離れて一対配置され、
    前記テールストック支持部は、一対の前記支持脚と前記支持脚上方連結部とによって門型形状をなしている請求項1から3の何れか一項に記載の歯車研削装置。
JP2018015426A 2018-01-31 2018-01-31 歯車研削装置 Active JP6653338B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018015426A JP6653338B2 (ja) 2018-01-31 2018-01-31 歯車研削装置
CN201811241267.4A CN110091007B (zh) 2018-01-31 2018-10-24 齿轮磨削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018015426A JP6653338B2 (ja) 2018-01-31 2018-01-31 歯車研削装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019130619A JP2019130619A (ja) 2019-08-08
JP6653338B2 true JP6653338B2 (ja) 2020-02-26

Family

ID=67443620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018015426A Active JP6653338B2 (ja) 2018-01-31 2018-01-31 歯車研削装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6653338B2 (ja)
CN (1) CN110091007B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114536165B (zh) * 2022-04-27 2022-09-30 徐州华超矿山设备有限公司 一种机械齿轮生产用毛坯打磨装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0657550U (ja) * 1993-01-14 1994-08-09 賢二 藤井 石材研磨機
JP4220944B2 (ja) * 2004-07-15 2009-02-04 三菱重工業株式会社 歯車研削盤
EP2161092B1 (de) * 2008-09-04 2012-04-18 GLEASON-PFAUTER, Maschinenfabrik GmbH Verzahnungsschleifmaschine und Verfahren zum Abrichten eines Schleifwerkzeuges
WO2011039838A1 (ja) * 2009-09-29 2011-04-07 三菱重工業株式会社 歯車研削盤
JP5626429B1 (ja) * 2013-08-23 2014-11-19 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 回転加工機及びその加工方法
JP6210513B2 (ja) * 2014-01-21 2017-10-11 株式会社 神崎高級工機製作所 歯車加工装置及び歯車加工方法
JP6356043B2 (ja) * 2014-10-28 2018-07-11 トーヨーエイテック株式会社 歯車研削盤による歯車製造方法
CN204295068U (zh) * 2014-12-09 2015-04-29 河南科技大学 数控摆线轮成形砂轮磨齿机
CN107414205A (zh) * 2016-12-09 2017-12-01 盐城秦川华兴机床有限公司 内斜齿磨齿机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019130619A (ja) 2019-08-08
CN110091007A (zh) 2019-08-06
CN110091007B (zh) 2020-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6656275B2 (ja) 歯車研削装置
KR101351500B1 (ko) 연삭기용 워크레스트 엘리베이터
CN111015253A (zh) 一种凸轮式摇篮五轴结构
JP6653338B2 (ja) 歯車研削装置
CN102821894A (zh) 复合加工中心的车削主轴部件
JP6884242B2 (ja) 歯車研削装置
JP6653339B2 (ja) 歯車研削装置
JP6552924B2 (ja) 加工装置
JP6201604B2 (ja) 揺動テーブル装置及び円弧加工装置
TWI730248B (zh) 工作機械用進給螺桿裝置之螺帽支撐裝置、工作機械用進給螺桿裝置及平面磨床
JP2019042890A (ja) ガラス板の端面加工方法及び端面加工装置
JP6442332B2 (ja) 板材研削装置
JP2001062717A (ja) 研削盤の砥石台送り装置
JP2010042489A (ja) ワーク受け及びこれを備えた円筒研削盤
JP3532133B2 (ja) ワークテーブル装置
JPS6228365Y2 (ja)
KR102413400B1 (ko) 문형 공작기계
JP6902207B2 (ja) ガラス板の端面加工方法及び端面加工装置
JP5342885B2 (ja) 分離長尺テーブルを有する加工装置
JP3142882U (ja) 保持部材、可動機構、揺動機構及びマルチ式ワイヤソー
CN216758623U (zh) 一种用于激光切割机的一体式z轴滑台
JP3310924B2 (ja) 両頭平面研削装置
CN211638997U (zh) 一种凸轮式摇篮五轴结构
JP5818660B2 (ja) 加工機
KR20110048365A (ko) 크립피드 연삭기의 이중가이드 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20180725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190806

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6653338

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250