JP6651995B2 - 遊星歯車機構 - Google Patents

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Description

本発明は、遊星歯車機構に関する。
複数段の遊星歯車ユニットと、その各配列に対応するそれぞれ分割したリング状の内歯車付ハウジングケースとを同心状に並列に配置し、内歯車付ハウジングケースが各遊星歯車ユニットと各段組み合わされ連結する多段遊星歯車式減速機において、出力軸側フランジ部と複数段のハウジングケースと入力側エンドキャップ部を連接した配置で、各段のハウジングケース、及びフランジ部、及びエンドキャップ部の各嵌合箇所をそれぞれ接合固定手段により固着し、一体化した円筒多段式の小型遊星歯車減速機が知られている(特許文献1)。
特開平11−37226号公報
本発明は、回転ムラ及び騒音を抑制することができる遊星歯車機構を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の遊星歯車機構は、
駆動源から回転駆動を受ける太陽歯車部材と内歯歯車部材と遊星歯車部材とキャリア部材からなる複数の遊星歯車ユニットと、
前記遊星歯車ユニットを内部に収容し前記内歯歯車の外周面と面接触する内周面を有するケース体と、を備え、
前記ケース体の前記内周面に前記内歯歯車の前記外周面に形成された凸形状又は凹形状と嵌り合う凹形状又は凸形状の係合部が形成されている、
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の遊星歯車機構において、
前記係合部は、前記内歯歯車の外周面に設けられた前記凸形状に前記キャリア部材の回転方向とは反対方向から係合して前記内歯歯車の回転を禁止する、
ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の遊星歯車機構において、
前記凸形状の係合部は切り溝を設けた切り起こし形状又は切り絞り形状であり、前記内歯歯車の外周面に設けられた前記凹形状に係合して前記内歯歯車の回転を禁止する、
ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の遊星歯車機構において、
前記切り起こし形状又は切り絞り形状は、前記内歯歯車の外周面に設けられた前記凹形状に前記キャリア部材の回転方向とは反対方向から係合して前記内歯歯車の回転を禁止する、
ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3に記載の遊星歯車機構において、
前記切り起こし形状又は切り絞り形状は、前記内歯歯車の外周面に設けられた前記凹形状に前記キャリア部材の回転方向及び前記回転方向とは反対方向の双方から係合して前記内歯歯車の回転を禁止する、
ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3ないし5のいずれか1項に記載の遊星歯車機構において、
前記切り起こし形状又は切り絞り形状は、前記内歯歯車の外周面に沿って複数形成されている、
ことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項3ないし6のいずれか1項に記載の遊星歯車機構において、
前記切り起こし形状又は切り絞り形状は、それぞれの前記内歯歯車の外周面の周方向の異なる位置で前記凹形状に係合するように形成されている、
ことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項3ないし7のいずれか1項に記載の遊星歯車機構において、
前記切り起こし形状又は切り絞り形状は、それぞれの前記内歯歯車の外周面に設けられた前記凹形状と互いに係合するようにそれぞれの切り起こし高さ又は切り絞り高さが異なる、
ことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項3ないし8のいずれか1項に記載の遊星歯車機構において、
前記内歯歯車は、前記ケース体の切り起こし形状又は切り絞り形状に設けられた前記切り溝と連通し前記外周面から内周面に貫通する貫通孔を有する
ことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の遊星歯車機構において、
前記複数の遊星歯車ユニットは、それぞれの遊星歯車ユニットごとにモジュール、歯数、材質の少なくともいずれかが異なる、
ことを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の遊星歯車機構において、
前記ケース体は、前記ケース体を取り付ける被取り付け体と締結されるネジ孔が形成されている、
ことを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の遊星歯車機構において、
前記遊星歯車ユニットは、前記ケース体に付勢部材で軸線方向に付勢されて収容されている、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、回転ムラ及び騒音を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、より確実に内歯歯車を回転不能に位置決めすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、小型化を図りながら確実に内歯歯車を回転不能に位置決めすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、より確実に内歯歯車を回転不能に位置決めすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、内歯歯車を両方向で回転不能に位置決めすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、ケース体の変形を抑制することができる。
請求項7に記載の発明によれば、ケース体の変形を抑制することができる。
請求項8に記載の発明によれば、遊星歯車機構の誤組み付けを抑制することができる。
請求項9に記載の発明によれば、外部から遊星歯車機構の内部に潤滑剤を補給することができる。
請求項10に記載の発明によれば、遊星歯車機構の減速比をより広範囲に設定することができる。
請求項11に記載の発明によれば、遊星歯車機構を被取り付け体に容易に取り付けることができる。
請求項12に記載の発明によれば、遊星歯車ユニットの中心軸線方向のガタツキを抑制することができる。
第1実施形態に係る遊星歯車機構の一例を示す縦断面図である。 (a)は第1実施形態に係る遊星歯車機構の横断面斜視図、(b)は遊星歯車ユニットの斜視図、(c)はケース体の内面側を示す斜視図、(d)は内歯歯車の斜視図である。 変形例の遊星歯車機構の横断面斜視図である。 (a)は第2実施形態に係る遊星歯車機構の出力軸側に視点をおいた分解斜視図、(b)は駆動源側に視点をおいた遊星歯車機構の分解斜視図である。 (a)は第2実施形態に係る遊星歯車機構の斜視図、(b)は横断面図である。 (a)は第2実施形態に係る遊星歯車機構のケース体の内面側を示す斜視図、(b)は横断面図である。 (a)は第2実施形態に係る遊星歯車機構の内歯歯車の斜視図、(b)は側面図である。 (a)、(b)は変形例に係る内歯歯車を示す斜視図である。 (a)、(b)は変形例に係るケース体を示す斜視図である。 (a)は他の変形例に係るケース体を示す斜視図、(b)は縦断面図である。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び具体例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び具体例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
「第1実施形態」
(1)遊星歯車機構の全体構成及び動作
図1は本実施形態に係る遊星歯車機構1の一例を示す縦断面図、図2(a)は遊星歯車機構1の一部横断面斜視図、(b)は遊星歯車ユニット100の斜視図、(c)はケース体200の内面側を示す斜視図、(d)は内歯歯車130の斜視図である。以下、図面を参照しながら、遊星歯車機構1の全体構成及び動作を説明する。
(1.1)遊星歯車機構の全体構成
図1には、遊星歯車ユニット100を3段一列に収容して3段構成とした例が示されているが、本実施形態に係る遊星歯車機構1は必要とされる減速比に応じて複数の遊星歯車ユニット100を重ね合わせて構成することができる。
図1に示すように、遊星歯車機構1は、太陽歯車部材としての太陽歯車120、内歯歯車部材としての内歯歯車130、遊星歯車部材としての遊星歯車140、キャリア部材としてのキャリア150からなる複数の遊星歯車ユニット100と、重ね合わされた遊星歯車ユニット100を内部に収容するケース体200と、蓋体300と、最終段の遊星歯車ユニット100のキャリア150に固定された出力軸160、から構成されている。
太陽歯車120は、遊星歯車ユニット100の中心軸線上で駆動源としてのモータM(図4参照)に接続され、モータMの駆動力をキャリア150に回転支持された複数の遊星歯車140に伝達する。
遊星歯車140は、キャリア150の周方向の3箇所に等間隔に支持軸141で回転自在に支持され、これらと噛み合う太陽歯車120から回転駆動を受けて自転するとともに、内歯歯車130の内面に形成された内歯133に噛み合って中心軸線上でキャリア150とともに公転する。
内歯歯車130は、全体が中空部を有する円筒状の筒体131と、筒体131の内面132の中央部に形成された内歯133からなる。内歯133が形成された内面132の両側は円筒形状で、一端側にはキャリア150の円板部151の周縁部151aが当接して、キャリア150を外側から回転支持している。
出力軸160は、最終段の遊星歯車ユニット100のキャリア150に固定されるとともに、ケース体200の一面側で軸受け161を介して回転支持され、遊星歯車ユニット100で減速された回転駆動力を被駆動体に伝達する。
ケース体200は、内周面200aが内歯歯車130の外周面131aと面接触して複数の遊星歯車ユニット100を中心軸線に対して位置決めした状態で回転不能に収容している。
ケース体200の出力軸160側には、遊星歯車機構1を被取り付け体に締結するネジ孔220が形成されている。ケース体200の他端側は、収容した遊星歯車ユニット100を中心軸線方向に付勢する付勢部材としてのスプリング170で付勢しながら蓋体300で塞がれている。
遊星歯車機構1のそれぞれの太陽歯車120、内歯歯車130、遊星歯車140、キャリア150、ケース体200、蓋体300は合成樹脂材料を用いた成形品で構成される。合成樹脂材料としては、POM(ポリアセタール)、PA(ポリアミド)、PC(ポリカーボネイト)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、LCP(液晶ポリマー)又はこれらの合成樹脂にガラス繊維又は炭素繊維を添加した強化合成樹脂が挙げられる。
このように構成されるそれぞれの遊星歯車機構1は、内歯歯車130がケース体200の内周面200aに収容されるように形成されれば、それぞれの遊星歯車ユニット100内では、内歯133、遊星歯車140、太陽歯車120のモジュール、歯数を任意に選択することができる。
(1.2)動作
モータMの駆動で太陽歯車120が回転駆動されると、3つの遊星歯車140の各々が、自身の支持軸141を回転中心として自転する。また、3つの遊星歯車140の各々は、内歯歯車130の内歯133と噛み合っているために、中心軸線を中心として公転する。
そして、3つの遊星歯車140の公転が開始されると、遊星歯車140を支持するキャリア150は、内歯歯車130の内面132に当接支持されて太陽歯車120の回転に対し減速回転を開始する。
遊星歯車ユニット100が、図1に示すように複数段重ね合わせて構成されている場合(図1の例では3段)には、キャリア150の外面に設けられ減速回転する太陽歯車120Aが2段目の遊星歯車ユニット100の入力となる。
そして、2段目の遊星歯車ユニット100では、2段目の内歯歯車130と2段目の太陽歯車120Aとに噛み合う2段目の遊星歯車140が、2段目のキャリア150により支持されて、自転しながら2段目の太陽歯車120Aの外周を公転する。そして、公転する遊星歯車140を支持する2段目のキャリア150が減速回転する。
減速回転する2段目のキャリア150の外面には太陽歯車120Aが設けられており、3段目の内歯歯車130と3段目の太陽歯車120Aとに噛み合う3段目の遊星歯車140が、3段目のキャリア150により支持されて、自転しながら3段目の太陽歯車120Aの外周を公転する。公転する遊星歯車140を支持する3段目のキャリア150の外面には出力軸160が固定され、出力軸160には3段に減速された回転が伝達され、被駆動体を回転駆動する。
(2)遊星歯車ユニットの位置決め構造
図2に示すように、遊星歯車ユニット100の内歯歯車130の外周面130a上には、周方向に沿って凸形状としての係合凸部135が3箇所形成されている。
遊星歯車ユニット100をその内部に収容するケース体200には、その内周面200aに凹形状としての係合凹部210が3箇所形成されている。
ケース体200の内周面200aは内歯歯車130の外周面130aと面接触して複数の遊星歯車ユニット100を中心軸線に対して位置決めした状態で、図2(a)に示すように、係合凸部135と係合凹部210とは互いに相補形状として係合して、内歯歯車130がケース体200に対して回転不能に位置決めされる。
そのために、内歯歯車130の変形を抑制することができる。また、重ね合わされた複数の遊星歯車ユニット100の内歯歯車130の位相ずれを抑制することができる。その結果、遊星歯車機構1の回転ムラ及び騒音を抑制することができる。
「変形例」
図3は変形例の遊星歯車機構1Aの横断面斜視図である。
図3に示すように、遊星歯車機構1Aは、内歯歯車130Aの外周面130Aaに設けられた凸形状としての係合凸部136にキャリア150の回転方向とは反対方向(図中 矢印R参照)から係合して内歯歯車130Aを回転不能に位置決めするようにケース体200Aには凹形状としての係合凹部220が形成されている。
その結果、より確実に内歯歯車130Aを回転不能に位置決めして、遊星歯車機構1Aの回転ムラ及び騒音を抑制することができる。
「第2実施形態」
図4(a)は本実施形態に係る遊星歯車機構2の出力軸側に視点をおいた分解斜視図、(b)は駆動源側に視点をおいた遊星歯車機構2の分解斜視図、図5(a)は本実施形態に係る遊星歯車機構2の斜視図、(b)は横断面図、図6(a)は本実施形態に係る遊星歯車機構2のケース体200Aの内面側を示す斜視図、(b)は横断面図、図7(a)は本実施形態に係る遊星歯車機構2の内歯歯車130Aの斜視図、(b)は側面図である。
以下、図面を参照しながら遊星歯車機構2の構成と動作について説明するが、第1実施形態に係る遊星歯車機構1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
(1)遊星歯車機構の全体構成及び動作
(1.1)遊星歯車機構の全体構成
図4に示すように、遊星歯車機構2は、太陽歯車120、内歯歯車130A、遊星歯車140、キャリア150からなる複数の遊星歯車ユニット100Aと、重ね合わされた遊星歯車ユニット100Aを内部に収容するケース体200Aと、遊星歯車ユニット100Aをケース体200Aの内部で中心軸線方向に付勢するスプリング170と、蓋体300Aから構成されている。
駆動力の入力側となる蓋体300Aには、駆動源としてのモータMが接続され、一段目の遊星歯車ユニット100Aの太陽歯車120が回転駆駆動される。ケース体200Aの出力軸160側には、ネジ孔220Aが形成され、遊泳歯車機構2を被取り付け体に締結する。
図5(b)に断面視で示すように、太陽歯車120の周囲には、遊星歯車140がキャリア150の周方向の3箇所に等間隔に支持軸141で回転自在に支持され、内歯歯車130Aの内面132に形成された内歯133に噛み合っている。
内歯歯車130Aは、円筒状の筒体131Aの外周面130Aaがケース体200Aの内周面200Aaに面接触して、ケース体200Aに位置決めされている。
内歯歯車130Aは、外周面130Aaの周方向に沿って凹形状としての係合凹部135Aが3箇所形成されている。ケース体200Aの内周面200Aaには切り起こし形状としての係合凸部210Aが3箇所形成されて、内歯歯車130Aの係合凹部135Aに係合して内歯歯車130Aがケース体200Aに対して回転不能に保持されている。
(1.2)ケース体
図6(a)に示すように、ケース体200Aには、内部に収容されるそれぞれの遊星歯車ユニット100Aの内歯歯車130Aの係合凹部135Aに対応して、外面側から内周面200Aaに向けて切り起こし形状としての係合凸部210Aが、周方向に3箇所形成されている。
係合凸部210Aは、金属製のケース体200Aの外面に対して、切り溝210Aaを形成して内面側に切り起こすことで形成され、切り起こされた係合凸部210Aの先端部210Abが後述する内歯歯車130Aの係合凹部135Aにキャリア150の回転方向とは反対方向から係合して、遊星歯車機構2の小型化を図りながら内歯歯車130Aの回転を禁止している。
「変形例1」
図9(a)、(b)は変形例に係るケース体200B、200Cを示す斜視図である。ケース体200Bには、係合凸部210Bが、周方向の異なる位置で内歯歯車130Aの係合凹部135Aに係合するように形成されている。
その結果、係合凸部210Bでそれぞれの内歯歯車130Aの回転を禁止する際のケース体200Bに作用する反力を中心軸方向において分散させて、ケース体200Bの変形を抑制し、回転ムラ及び騒音を抑制することができる。
ケース体200Cには、係合凸部210Cが、キャリア150の回転方向及び回転方向とは反対方向の双方から内歯歯車130Aの係合凹部135Aに係合するように形成されている。その結果、ケース体200Cを取り替えることなく、内歯歯車130Cの両方向の回転を禁止することができる。
「変形例2」
図10(a)は他の変形例に係るケース体200Dを示す斜視図、(b)は縦断面図である。ケース体200Dは、外面側から内周面200Daに向けて切り絞り形状としての係合凸部210Dが中心軸線上に形成されている。
係合凸部210Dは、例えば、プレス金型により絞り加工して形成され、切り起こし形状に比して、強度が高く、大きな回転駆動力を発生する遊星歯車機構に好適に用いることができる。
ケース体200A、200B、200Cに切り起こし形状として形成された係合凸部210A、210B、210C、及びケース体200Dに切り絞り形状として形成された係合凸部210Dは、それぞれの内歯歯車130A、130B、130C、130Dに設けられた係合凹部135A、135B、135C、135Dと互いに係合するようにそれぞれの異なる切り起こし高さ又は切り絞り高さに形成することが好適である。
それぞれの切り起こし高さ又は切り絞り高さが異なることで、遊星歯車機構2の組み立てに際し、誤組み付けを抑制することができる。
(1.3)内歯歯車
図7(a)に示すように、内歯歯車130Aの外周面130Aa上には、周方向に沿って凹形状としての係合凹部135Aが3箇所形成されている。
係合凹部135Aは、キャリア150の回転方向に向かって段差部135Aaが形成され、段差部135Aaにケース体200Aに形成された係合凸部210Aの先端部210Abが係合して内歯歯車130Aは回転が禁止される。
「変形例」
図8(a)、(b)は変形例に係る内歯歯車130B、130Cを示す斜視図である。内歯歯車130Bには、係合凹部135Bの幅方向における両側に筒体131Bの内面132Bに向かって貫通する貫通孔135Baが設けられている。
内歯歯車130Cには、係合凹部135Cの中央部に筒体131Cの内面132Cに向かって貫通する貫通孔135Caが設けられている。
貫通孔135Ba、135Caは、内歯歯車130B、130Cがケース体200Aに収容された状態でケース体200Aの切り溝210Aaと連通して、遊星歯車機構1Aの使用時にケース体200Aの外面側から切り溝210Aaを介して補給される潤滑剤等を遊星歯車ユニット100A内に導くことができる。
1、1A、2・・・遊星歯車機構
100、100A・・・遊星歯車ユニット
120、120A・・・太陽歯車
130、130A、130B、130C、130D・・・内歯歯車
130a、130Aa・・・外周面
133・・・内歯
135、136・・・係合凸部(内歯歯車)
135A、135B、135C、135D・・・係合凹部(内歯歯車)
135Aa・・・段差部(係合凹部)
135Ba、135Ca・・・貫通孔
140・・・遊星歯車
150・・・キャリア
160・・・出力軸
170・・・スプリング
200、200A、200B、200C、200D・・・ケース体
200a・・・内周面
210、220・・・係合凹部
210A、210B、210C、210D・・・係合凸部
210Aa・・・切り溝(係合凸部)
210Ab・・・先端部(係合凸部)
220、220A・・・ネジ孔
300、300A・・・蓋体

Claims (12)

  1. 駆動源から回転駆動を受ける太陽歯車部材と内歯歯車部材と遊星歯車部材とキャリア部材からなる複数の遊星歯車ユニットと、
    前記遊星歯車ユニットを内部に収容し前記内歯歯車の外周面と面接触する内周面を有するケース体と、を備え、
    前記ケース体の前記内周面に前記内歯歯車の前記外周面に形成された凸形状又は凹形状と嵌り合う凹形状又は凸形状の係合部が形成されている、
    ことを特徴とする遊星歯車機構。
  2. 前記係合部は、前記内歯歯車の外周面に設けられた前記凸形状に前記キャリア部材の回転方向とは反対方向から係合して前記内歯歯車の回転を禁止する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構。
  3. 前記凸形状の係合部は切り溝を設けた切り起こし形状又は切り絞り形状であり、前記内歯歯車の外周面に設けられた前記凹形状に係合して前記内歯歯車の回転を禁止する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車機構。
  4. 前記切り起こし形状又は切り絞り形状は、前記内歯歯車の外周面に設けられた前記凹形状に前記キャリア部材の回転方向とは反対方向から係合して前記内歯歯車の回転を禁止する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の遊星歯車機構。
  5. 前記切り起こし形状又は切り絞り形状は、前記内歯歯車の外周面に設けられた前記凹形状に前記キャリア部材の回転方向及び前記回転方向とは反対方向の双方から係合して前記内歯歯車の回転を禁止する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の遊星歯車機構。
  6. 前記切り起こし形状又は切り絞り形状は、前記内歯歯車の外周面に沿って複数形成されている、
    ことを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の遊星歯車機構。
  7. 前記切り起こし形状又は切り絞り形状は、それぞれの前記内歯歯車の外周面の周方向の異なる位置で前記凹形状に係合するように形成されている、
    ことを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1項に記載の遊星歯車機構。
  8. 前記切り起こし形状又は切り絞り形状は、それぞれの前記内歯歯車の外周面に設けられた前記凹形状と互いに係合するようにそれぞれの切り起こし高さ又は切り絞り高さが異なる、
    ことを特徴とする請求項3ないし7のいずれか1項に記載の遊星歯車機構。
  9. 前記内歯歯車は、前記ケース体の切り起こし形状又は切り絞り形状に設けられた前記切り溝と連通し前記外周面から内周面に貫通する貫通孔を有する
    ことを特徴とする請求項3ないし8のいずれか1項に記載の遊星歯車機構。
  10. 前記複数の遊星歯車ユニットは、それぞれの遊星歯車ユニットごとにモジュール、歯数、材質の少なくともいずれかが異なる、
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の遊星歯車機構。
  11. 前記ケース体は、前記ケース体を取り付ける被取り付け体と締結されるネジ孔が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の遊星歯車機構。
  12. 前記遊星歯車ユニットは、前記ケース体に付勢部材で軸線方向に付勢されて収容されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の遊星歯車機構。

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