JP6651352B2 - 測定装置 - Google Patents

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本発明は、非接触給電装置の評価に用いる被測定量を測定する測定装置に関するものである。
この種の測定装置として、下記非特許文献1に開示された試験装置が知られている。この試験装置は、非接触給電装置の評価をするための試験装置であって、非接触給電装置における供給側の第1コイル(Primary Coil)と受電側の第2コイル(Secondary Coil)とを対向させた状態で、第1コイルから電力を供給すると共に第2コイルで受電した電力を測定可能に構成されている。この場合、各コイルの位置や姿勢を変更して、位置や姿勢の状態毎に上記した電力を測定することで、非接触給電装置の効率等を評価する。このため、この試験装置では、位置決め機構を備え、各コイルの位置や姿勢を変更することが可能となっている。具体的には、この試験装置の位置決め機構では、第1コイルを支持する支持部がXY方向に移動可能に構成されると共に、XY平面に垂直な軸を中心とする回転方向(θ方向)に回転可能に構成されている。また、第2コイルを支持する支持部がZ方向に移動可能に構成されている。この場合、この位置決め機構では、第1コイルを支持する支持部をXY方向に移動させるモータと支持部をθ方向に回転させるモータとを備え、これらのモータの駆動力によって支持部をXYθ方向に移動させて各コイルの位置や姿勢を変更することが可能となっている。
INL Testing of Wireless Charging Systems[平成27年12月10日検索]、インターネット<http://avt.inel.gov/pdf/prog_info/vss096Carlson2014.pdf>
ところが、上記した従来の試験装置には、改善すべき以下の課題がある。すなわち、この試験装置では、第1コイル(供給側のコイル)を支持する支持部をXY方向に移動させるモータおよび支持部をθ方向に回転させるモータを備えて位置決め機構が構成されている。一方、第1コイルが発生する磁界に対する影響を低減するため、第1コイルの近傍に非導電性材料を配置しない(第1コイルの近傍の部材を非導電性材料で構成する)ことが好ましい。しかしながら、この試験装置では、上記したように第1コイルを支持する支持部を移動および回転させるモータ(つまり、金属材料で形成された部材)が位置決め機構に配置されているため、このモータの存在によって第1コイルが発生する磁界が影響を受け、この結果、測定精度が低下するおそれがあるという課題が存在する。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、測定精度を向上し得る測定装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定装置は、非接触給電装置の電極を保持する保持部と、当該保持部を移動させる移動機構と、前記電極を介して供給する電力を出力する出力部と、前記電極を介して電力が供給されている状態において前記非接触給電装置の評価に用いる被測定量を測定する測定部とを備えた測定装置であって、前記保持部は、非導電性材料で形成され、前記移動機構は、当該移動機構が設置される設置面に対して上面が平行な状態で設置される基体部と、前記設置面に対して平行な移動面に沿った第1方向に移動可能に前記基体部の前記上面に配置された第1移動部と、前記移動面に沿って前記第1方向に直交する第2方向に移動可能に前記第1移動部に配置された第2移動部と、前記移動面に直交する直交方向に移動可能に前記第2移動部に配置された第3移動部と、前記直交方向を中心とする回転方向に回転可能に前記第3移動部に配置されると共に前記保持部を固定可能な第4移動部とを備えて、前記移動面に沿って前記保持部を移動可能に構成されると共に、当該移動機構を構成する部材のうちの、前記移動面に沿った前記保持部の移動可能領域内のすべての位置に当該保持部を移動させて前記直交方向で当該保持部を平面視したときに当該保持部に重なる部材が非導電性材料で形成されている。
また、請求項2記載の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、前記直交方向で前記保持部を平面視したときの平面視領域を中心として当該平面視領域を拡大した拡大領域が規定され、前記移動機構は、前記移動可能領域内のすべての位置に前記保持部を移動させて当該保持部の移動に伴って移動する前記拡大領域を前記直交方向で平面視したときに当該拡大領域に重なる部材が前記非導電性材料で形成されている。
また、請求項記載の測定装置は、請求項1または2記載の測定装置において、前記基体部は、略矩形の枠形に形成され、前記第1移動部は、前記基体部の前記上面における前記第1方向に沿って延在して互いに対向する一対の縁部にそれぞれ配設された一対のレールと、当該各レールに配設された複数のスライダと、複数の部材を略矩形に連結して形成されると共に当該各スライダに固定されたフレームと、前記基体部における前記第2方向に沿って延在して互いに対向する一対の縁部の間に架け渡されて当該フレームを牽引するベルトと、当該ベルトを駆動する駆動部とを備えて構成され、前記第2移動部は、前記第1移動部の前記フレームを構成する前記各部材のうちの前記第2方向に沿って延在して互いに対向する一対の当該部材に配設された一対のレールと、当該各レールに配設された複数のスライダと、複数の部材を略矩形に連結して形成されると共に当該各スライダに固定された第1フレームと、前記直交方向に沿って当該第1フレームに立設された複数の支柱と、複数の部材を略矩形に連結して形成されると共に当該第1フレームに対向するように前記各支柱の先端部に固定された第2フレームと、前記第1移動部の前記フレームを構成する前記各部材のうちの前記第1方向に沿って延在して互いに対向する一対の当該部材の間に架け渡されて当該第1フレーム、当該各支柱および当該第2フレームを牽引するベルトと、当該ベルトを駆動する駆動部とを備えて構成され、前記第3移動部は、前記第2移動部の前記第1フレームと前記第2フレームとの間に配設されたボールねじと、複数の部材を略矩形に連結して形成されて前記直交方向に沿ってスライド可能に前記第2移動部の前記支柱に支持されると共に前記ボールねじのナット部に固定されたフレームと、前記ボールねじのシャフトに架け渡されて当該シャフトを回転させるベルトと、当該ベルトを駆動する駆動部とを備えて構成され、前記第4移動部は、前記保持部を取り付け可能に形成されて前記第3移動部の前記フレームに固定された回転テーブルと、当該回転テーブルと前記第3移動部との間に架け渡されて当該回転テーブルを回転させるベルトと、当該ベルトを駆動する駆動部とを備えて構成され、前記第1移動部の前記ベルトと、前記第2移動部の前記第1フレームおよび前記第2フレームを構成する前記各部材のうちの前記第1方向に沿って延在する当該部材と、前記第2移動部の前記ベルトと、前記第3移動部の前記フレームを構成する前記各部材のうちの前記第1方向に沿って延在する当該部材と、前記第3移動部の前記フレームを構成する前記各部材のうちの前記第4移動部が固定される当該部材と、前記第3移動部の前記ベルトと、前記第4移動部の前記回転テーブルと、前記第4移動部の前記ベルトとが非導電性材料で形成されている。
また、請求項記載の測定装置は、請求項記載の測定装置において、前記基体部は、柱状体を略矩形に連結したフレームと、中央部に開口部を有して前記フレームに取り付けられた板体とを備えて構成されている。
請求項1記載の測定装置によれば、保持部を非導電性材料で形成すると共に、移動機構を構成する部材のうちの、移動面に沿った保持部の移動可能領域内のすべての位置に保持部を移動させて移動面に直交する直交方向で保持部を平面視したときに保持部に重なる部材を非導電性材料で形成したことにより、移動機構の十分な強度を確保して、保持部を移動させる際の保持部の位置ずれを確実に防止することができると共に、非接触給電装置の電極が発生する磁界に対する影響を十分に低減させることができる。したがって、この測定装置によれば、被測定量の測定精度を十分に向上させることができる。また、基体部と、第1方向に移動可能な第1移動部と、第2方向に移動可能な第2移動部と、直交方向に移動可能な第3移動部と、回転方向に回転可能な第4移動部とを備えて移動機構を構成したことにより、保持部を任意の位置において任意の角度だけ回転させた姿勢とさせることができるため、位置や姿勢が異なる状態において数多くの被測定量を測定することができる。
また、請求項2記載の測定装置によれば、直交方向で保持部を平面視したときの平面視領域を中心として平面視領域を拡大した拡大領域が規定され、移動可能領域内のすべての位置に保持部を移動させて、保持部の移動に伴って移動する拡大領域を直交方向で平面視したときに拡大領域に重なる部材を非導電性材料で形成したことにより、直交方向で保持部を平面視したときに保持部に重なる部材だけを非導電性材料で形成した構成よりも広い範囲に位置する部材を非導電性材料で形成することとなるため、非接触給電装置の電極が発生する磁界に対する影響をさらに低減させることができる結果、被測定量の測定精度をさらに向上させることができる。
また、請求項記載の測定装置では、第1移動部のベルトと、第2移動部における第1方向に沿って延在する部材と、第2移動部のベルトと、第3移動部における第1方向に沿って延在する部材と、第3移動部における第4移動部が固定される部材と、第3移動部のベルトと、第4移動部の回転テーブルと、第4移動部のベルトとが非導電性材料で形成されている。つまり、この測定装置では、非接触給電装置の電極が発生する磁界に対する影響を十分に低減させるのに必要な非導電性材料で形成する部材の数が少なく抑えられている。このため、この測定装置によれば、非導電性材料で形成する部材の数が多くなることによる移動機構の強度の低下を防止して、移動機構の強度を十分に高めることができる。
また、請求項記載の測定装置によれば、柱状体を略矩形に連結したフレームと、中央部に開口部を有してフレームに取り付けられた板体とを備えて基体部を構成したことにより、例えば高強度の金属材料(つまり、非導電性材料)で基体部を形成したとしても、保持部を直交方向で平面視したときに保持部に重なる部分に基体部を構成する部材が位置しないようにすることができるため、基体部の十分な剛性を確保しつつ、非接触給電装置の電極が発生する磁界に対する影響を十分に低減させることができる。また、このように基体部を構成したことにより、基体部の厚みを薄く(高さを低く)抑えることができるため、移動機構を全体として十分に小形化することができる。
測定装置1の構成を示す構成図である。 保持装置2の斜視図である。 保持装置2の分解斜視図である。 基体部30および第1移動部31の構成を示す分解斜視図である。 第1移動部31および第2移動部32の構成を示す分解斜視図である。 第2移動部32および第3移動部33の構成を示す分解斜視図である。 第3移動部33および第4移動部34の構成を示す分解斜視図である。 供給側保持部21および移動機構23の平面図である。
以下、測定装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、測定装置の一例としての図1に示す測定装置1の構成について説明する。測定装置1は、例えば、非接触給電装置(ワイヤレス給電装置)の評価(性能評価)に用いる被測定量(例えば、給電効率や磁界等)を測定する測定装置であって、同図に示すように、保持装置2、出力部3、測定部4、操作部5、記憶部6、表示部7および制御部8を備えて構成されている。
保持装置2は、図3に示す非接触給電装置の供給側コイル101の位置および姿勢(非接触給電装置の受電側コイル102(同図参照)に対する相対的な位置や姿勢)を任意に変更することが可能に構成されている。具体的には、保持装置2は、図2に示すように、供給側保持部21、受電側保持部22、移動機構23、フレーム24および複数のケーブルキャリア25を備えて構成されている。この場合、供給側コイルおよび受電側コイルは、電極の一例であって、導線をコイル状に巻回して形成されているが、非接触給電装置の種類(給電方式)によっては、導電材料によって板状に形成された供給側電極および受電側電極が採用されていることもある。
供給側保持部21は、「保持部」に相当し、非接触給電装置の供給側コイル101を保持可能に構成されている。具体的には、供給側保持部21は、図2,3に示すように、矩形の板状に形成されて供給側コイル101を載置可能なテーブルと、必要に応じてテーブルに載置した供給側コイル101を固定する図外の固定具とを備えて構成されている。この場合、供給側コイル101が発生する磁界に対する影響を低減するため、供給側保持部21を構成する材料としては、比透磁率(透磁率)および比誘電率(誘電率)が小さい材料を用いるのが好ましい。具体的には、非導電性材料である樹脂(一例として、ポリカーボネート、ポリスチレン、ABS樹脂等の非晶性樹脂)が用いられている。また、供給側保持部21は、図7に示すように、移動機構23における後述する第4移動部34の回転テーブル81の上に固定されて、移動機構23によって移動させられる。
受電側保持部22は、非接触給電装置の受電側コイル102を保持可能に構成されている。具体的には、受電側保持部22は、図2,3に示すように、矩形の板状に形成されて下面に受電側コイル102が配置されるボードと、必要に応じてボードに配置した受電側コイル102を固定するクランプ等の固定具とを備えて構成されている。この場合、受電側保持部22を構成する材料についても、供給側保持部21と同様にして、比透磁率(透磁率)および比誘電率(誘電率)が小さい材料を用いるのが好ましく、供給側保持部21を構成する材料と同様の樹脂(非導電性材料)が用いられている。また、受電側保持部22は、図2,3に示すように、フレーム24の固定板24aに固定されている。
移動機構23は、制御部8の制御に従って供給側保持部21を図2に示すXYZθ方向(4軸方向)に移動可能に構成されている。具体的には、移動機構23は、図3に示すように、基体部30、第1移動部31、第2移動部32、第3移動部33および第4移動部34を備えて構成されている。この場合、同図に示すX方向が、移動機構23が設置される設置面Siに対して平行な移動面(XY平面)に沿った第1方向に相当し、Y方向が、移動面に沿って第1方向に直交する第2方向に相当する。また、Z方向が、移動面に直交する直交方向に相当し、θ方向が、直交方向を中心とする回転方向に相当する。
基体部30は、移動機構23の基礎となる部材であって、図3に示すように、移動機構23が設置される設置面Siに対して上面(基体部30を構成する板体42の上面Su:図4参照)が平行となる状態で設置される。また、基体部30は、図4に示すように、フレーム41、板体42および4個のキャスタ43を備えて、図3に示すように、全体として矩形の枠形に形成されている。フレーム41は、図4に示すように、4個の柱状体41a〜41dを矩形の枠形をなすように連結して構成されている。板体42は、同図に示すように、矩形の板材の中央部に開口部Oを形成して構成され、フレーム41の上面に取り付けられる。この場合、板体42は、例えば、アルミニウム製の1枚の板材を切削加工することによって矩形の枠形に形成され、定盤として機能するように上面Suが平坦に加工されている。キャスタ43は、フレーム41における各隅部の下面にそれぞれ取り付けられている。
第1移動部31は、図3に示すように、X方向(第1方向)に移動可能に基体部30における板体42の上面Suに配置される。具体的には、第1移動部31は、図4,5に示すように、2個のレール51、複数(例えば4個)のスライダ52、フレーム53、ベルト54および駆動部55を備えて構成されている。各レール51は、図4に示すように、基体部30を構成する板体42の上面SuにおけるX方向に沿って延在して互いに対向する一対の縁部42a,42cにX方向に沿ってそれぞれ配設され、各スライダ52(図5参照)は、各レール51に配設される。
フレーム53は、図5に示すように、複数(例えば4個)の梁状の部材53a〜53dを矩形の枠形をなすように連結して形成される。また、フレーム53は、同図に示すように、各スライダ52の上面に固定される。ベルト54は、図4に示すように、基体部30を構成する板体42の上面SuにおけるY方向に沿って延在して互いに対向する一対の縁部42b,42dの間にX方向に沿って架け渡される。また、ベルト54は、いずれかの部位がフレーム53に固定される。駆動部55は、一例としてモータで構成されて、ベルト54を駆動する。また、駆動部55は、同図に示すように、板体42の上面Suの縁部42bに配設される。この場合、駆動部55によってベルト54が駆動されることで、フレーム53が各スライダ52と共にX方向に牽引される(移動させられる)。
第2移動部32は、図3に示すように、Y方向(第2方向)に移動可能に第1移動部31の上に配置される。具体的には、第2移動部32は、図5,6に示すように、2個のレール61、複数(例えば4個)のスライダ62、第1フレーム63、4個の支柱64、第2フレーム65、ベルト66および駆動部67を備えて構成されている。各レール61は、図5に示すように、第1移動部31のフレーム53におけるY方向に沿って延在して互いに対向する一対の部材53b,53dの上面にY方向に沿ってそれぞれ配設され、各スライダ62(図6参照)は、各レール61に配設される。
第1フレーム63は、図6に示すように、複数(例えば4個)の梁状の部材63a〜63dを矩形の枠形をなすように連結して形成される。また、第1フレーム63は、同図に示すように、各スライダ62の上面に固定される。各支柱64は、Z方向(直交方向)に沿って第1フレーム63に立設される。第2フレーム65は、複数(例えば4個)の梁状の部材65a〜65dを矩形の枠形をなすように連結して形成される。また、第2フレーム65は、第1フレーム63に対向するように各支柱64の先端部(同図における上端部)に固定される。
ベルト66は、図5に示すように、第1移動部31のフレーム53におけるX方向に沿って延在して互いに対向する一対の部材53a,53cの間にY方向に沿って架け渡される。また、ベルト66は、いずれかの部位が第1フレーム63に固定される。駆動部67は、一例としてモータで構成されて、ベルト66を駆動する。また、駆動部67は、同図に示すように、部材53cの上面に配設される。この場合、駆動部67によってベルト66が駆動されることで、第1フレーム63が各スライダ62、各支柱64および第2フレーム65と共にY方向に牽引される(移動させられる)。
第3移動部33は、図3に示すように、Z方向(直交方向)に移動可能に第2移動部32に配置される。具体的には、第3移動部33は、図6,7に示すように、2個のボールねじ71、フレーム72、ベルト73および駆動部74を備えて構成されている。各ボールねじ71は、シャフト部71a(図6参照)およびナット部71b(図7参照)をそれぞれ備えて構成され、図6に示すように、第2移動部32の第1フレーム63と第2フレーム65との間に配設される。
フレーム72は、図7に示すように、複数(例えば5個)の梁状(または板状)の部材72a〜72eを矩形の枠形をなすように連結して形成される。また、フレーム72は、部材72b,72dに取り付けられる複数(4個)のブッシュ72fに第2移動部32の支柱64が挿入されることにより、Z方向(直交方向)に沿ってスライド可能に支柱64に支持される。また、フレーム72は、ボールねじ71のナット部71bに固定される。
ベルト73は、図6に示すように、各ボールねじ71の各シャフト部71aの間に架け渡されている。駆動部74は、一例としてモータで構成されて、ベルト73を駆動する。また、駆動部74は、同図に示すように、第2移動部32の第1フレーム63を構成する部材63bの上面に配設される。この場合、駆動部74によってベルト73が駆動されることで、ボールねじ71のシャフト部71aが回転し、これによってナット部71bが第3移動部33のフレーム72と共にZ方向に移動させられる。
第4移動部34は、図7に示すように、θ方向(Z方向を中心とする回転方向:参照)に回転可能に第3移動部33のフレーム72を構成する部材72eに配置される。具体的には、第4移動部34は、同図に示すように、回転テーブル81、ベルト82および駆動部83を備えて構成されている。回転テーブル81は、基端部(同図における下端部)がフレーム72の部材72eに固定され、先端部(同図における上端部)側が回転可能に構成されている。また、回転テーブル81は、先端部に供給側保持部21を取り付け可能に形成されている。
ベルト82は、図7に示すように、回転テーブル81の基端部と第3移動部33のフレーム72を構成する部材72b(部材72bに配設されるプーリー)との間に架け渡される。駆動部83は、一例としてモータで構成されて、ベルト82を駆動する。また、駆動部83は、同図に示すように、部材72bの上面に配設される。この場合、駆動部83によってベルト82が駆動されることで、回転テーブル81がθ方向に回転させられる。
ここで、非接触給電装置の供給側コイル101が発生する磁界に対する影響を低減するため、供給側保持部21および受電側保持部22と同様にして、移動機構23を構成する各部材についても、比透磁率(透磁率)および比誘電率(誘電率)が小さい材料として、樹脂等の非導電性材料を用いるのが好ましい。一方、移動機構23を構成するすべての部材を樹脂等で形成したときには、十分な強度を確保することが困難となるおそれがある。また、駆動部としてのモータのように、非導電性材料で形成するのが困難な部材も存在する。このため、この測定装置1では、移動機構23を構成する各部材のうちの一部の部材だけが非導電性材料で形成されている。具体的には、図8に示すように、Z方向(移動面に直交する直交方向)で供給側保持部21を平面視したときの平面視領域D1(同図に示す供給側保持部21の外形の領域)を中心として平面視領域D1を拡大した(一例として、面積を4倍に拡大した平面視領域D1と相似形の)拡大領域D2(同図に太線で示す領域)を規定する。そして、XY平面(移動面)に沿った供給側保持部21の移動可能領域D3(同図に破線で示す領域)内のすべての位置に供給側保持部21を移動させてZ方向で拡大領域D2を平面視したときに供給側保持部21の移動に伴って移動する拡大領域D2に重なるすべての部材が非導電性材料で形成されている。
より具体的には、図8に示すように、第1移動部31のベルト54が非導電性材料で形成されている。また、第2移動部32の第1フレーム63を構成する部材63a〜63dおよび第2フレーム65を構成する部材65a〜65dのうちのX方向(第1方向)に沿って延在する部材63a,63c,65a,65c、並びに第2移動部32のベルト66が非導電性材料で形成されている。また、第3移動部33のフレーム72を構成する部材72a〜72eのうちのX方向に沿って延在する部材72a,72c、部材72a〜72eのうちの第4移動部34が固定される部材72e、および第3移動部33のベルト73が非導電性材料で形成されている。さらに、第4移動部34の回転テーブル81、および第4移動部34のベルト82が非導電性材料で形成されている。また、各種の配線等が収容されるケーブルキャリア25が非導電性材料で形成されている。
また、受電側保持部22が固定されるフレーム24の固定板24aについても、比透磁率(透磁率)および比誘電率(誘電率)が小さい材料を用いるのが好ましいため、この測定装置1では、樹脂等の非導電性材料で固定板24aが形成されている。
上記したように、移動機構23を構成する各部材のうちの一部の部材を非導電性材料で形成したことで、この測定装置1では、移動機構23の十分な強度を確保しつつ、非接触給電装置の供給側コイル101が発生する磁界に対する影響を十分に低減させることが可能となっている。
出力部3は、制御部8の制御に従い、非接触給電装置の供給側コイル101を介して供給する電力を出力する。この場合、出力部3は、指定した値に電圧値を維持した状態(電流値が変動する状態)で電力を出力する出力モード、指定した値に電流値を維持した状態(電圧値が変動する状態)で電力を出力する出力モード、および指定した値に電力値を維持した状態(電圧値および電流値が変動する状態)で電力を出力する出力モードの各出力モードの中から操作部5に対する操作によって選択されたモードで電力を供給可能に構成されている。
測定部4は、制御部8の制御に従い、非接触給電装置の供給側コイル101を介して電力が供給されている状態(出力部3から供給側コイル101に電力が出力されている状態)において、非接触給電装置の評価に用いる被測定量を測定する。この場合、測定部4は、非接触給電装置の供給側コイル101から供給される電力に対する受電側コイル102によって受電される電力の比率(給電効率)などを被測定量として測定する。
操作部5は、例えば、キーボードおよびポインティングデバイスを備えて構成され、測定に関する各種の操作を行う際に用いられる。具体的には、操作部5は、測定開始の指示操作や測定終了の指示操作を行う際に用いられる。また、操作部5は、保持装置2の供給側保持部21によって保持されている供給側コイル101の位置や姿勢を指定する操作(指定操作)を行う際に用いられる。また、操作部5は、供給側コイル101の位置や姿勢を時間経過に伴って連続的に変化するように指定する操作を行う際に用いられる。さらに、操作部5は、測定部4に測定させる被測定量の種類を指定する操作や、出力部3に電力を出力させる際の上記の出力モードを選択する操作を行う際に用いられる。
記憶部6は、制御部8の制御に従い、測定部4によって測定された被測定量を記憶する。表示部7は、制御部8の制御に従い、操作部5を用いて設定(指定)した内容、測定部4によって測定された被測定量の値、および被測定量に基づく画像等を表示する。
制御部8は、操作部5に対する操作に従って測定装置1を構成する各構成要素を制御する。具体的には、制御部8は、移動機構23に供給側保持部21を移動させて、供給側保持部21によって保持されている供給側コイル101を、操作部5に対する操作によって指定された位置に指定された姿勢で位置する状態(以下、この状態を「指定状態」ともいう)とさせる移動処理を実行する。また、制御部8は、供給側コイル101の位置および姿勢を指定状態とさせたときに測定部4に被測定量を測定させる測定処理を実行する。また、制御部8は、測定部4によって測定された被測定量を測定時の供給側コイル101の位置および姿勢を示す情報と対応付けて記憶部6に記憶させる。
また、制御部8は、操作部5に対する操作によって供給側コイル101の位置や姿勢が時間経過に伴って連続的に変化させるように指定されているきには、移動処理において、供給側コイル101の位置や姿勢をその指定に応じて時間経過に伴って連続的に変化させると共に、測定処理において、供給側コイル101の位置や姿勢の連続的な変化に応じて被測定量を連続的に測定させる。
次に、測定装置1を用いて非接触給電装置の評価に用いる被測定量を測定する方法、およびその際の測定装置1の動作について図面を参照して説明する。一例として、家庭用の電気製品のバッテリーを充電するのに使用される非接触給電装置の評価に用いる被測定量を測定する方法、およびその際の測定装置1の動作について説明する。
まず、検査対象の非接触給電装置の供給側コイル101を保持装置2の供給側保持部21の上に載置して図外の固定具で固定することにより、供給側コイル101を供給側保持部21に保持させる。次いで、非接触給電装置の受電側コイル102を受電側保持部22の下面に配置して図外の固定具で固定することにより、受電側コイル102を受電側保持部22に保持させる。この場合、供給側コイル101が筐体等の内部に収容されていたり、受電側コイル102が電気製品の内部に収容されていたりする場合において、その状態(供給側コイル101を筐体から取り出したり、受電側コイル102を電気製品から取り出したりしていない状態)で測定した被測定量を用いて非接触給電装置を評価するときには、供給側コイル101を筐体ごと供給側保持部21に保持させ、受電側コイル102を電気製品ごと受電側保持部22に保持させる。
続いて、操作部5を操作して各種の設定を行う。まず、被測定量を測定する際に供給側コイル101(例えば、供給側コイル101の中心部)を位置させる位置をXYZ座標で指定する。次いで、その位置における供給側コイル101の姿勢をθ方向の角度を入力することによって指定する。これにより、1つの指定状態を指定する操作が終了する。この場合、この測定装置1では、1つの指定状態(1つの位置および姿勢)を指定する毎に、その指定状態における被測定量を測定させることもできるし、複数の指定状態を予め指定して各指定状態における被測定量を、指定状態を変更しつつ連続して測定させることもできる。この例では、複数の指定状態を予め指定したものとして以下説明する。
続いて、操作部5を操作して、測定部4に測定させる被測定量の種類を指定すると共に、出力部3に電力を出力させる際の出力モードを選択する。この場合、被測定量として、給電効率(供給する電力に対する受電する電力の比率)を指定し、出力モードとして、電圧値を指定した値に維持した状態で電力を出力する出力モードを選択したものとする。
次いで、操作部5を操作して、測定開始の指示操作を行う。これに応じて、制御部8が、出力部3を制御して、選択された出力モードでの電力の出力を開始させる。また、制御部8は、保持装置2の移動機構23を制御して、供給側保持部21に支持されている供給側コイル101が最初の指定状態として指定された位置において指定された姿勢となるように供給側保持部21をXYZ方向およびθ方向に移動させる(移動処理の実行)。
続いて、制御部8は、供給側コイル101が最初の指定状態となったときに、測定部4を制御して、供給側コイル101から供給される電力に対する受電側コイル102によって受電される電力の比率である被測定量としての給電効率を測定させる(測定処理の実行)。次いで、制御部8は、測定部4によって測定された最初の指定状態における給電効率を、測定時の供給側コイル101の位置および姿勢を示す情報と対応付けて記憶部6に記憶させる。
ここで、この測定装置1では、上記したように、移動機構23を構成する各部材のうちの一部の部材(供給側保持部21の移動に伴って移動する拡大領域D2の全域に重なる部材)を非導電性材料で形成したことで、移動機構23の十分な強度が確保されて、供給側保持部21を移動させる際の供給側保持部21の位置ずれが確実に防止されると共に、非接触給電装置の供給側コイル101が発生する磁界に対する影響を十分に低減させることが可能となっている。このため、この測定装置1では、被測定量の測定精度を十分に向上させることが可能となっている。
続いて、制御部8は、保持装置2の移動機構23を制御して、供給側コイル101が2つめ目の指定状態として指定された位置において指定された姿勢となるように供給側保持部21を移動させる。次いで、制御部8は、供給側コイル101が2つめ目の指定状態となったときに、測定部4を制御して給電効率を測定させ、続いて、2つめ目の指定状態における給電効率を、測定時の供給側コイル101の位置および姿勢を示す情報と対応付けて記憶部6に記憶させる。以下同様にして、制御部8は、保持装置2および測定部4を制御して、指定された各指定状態における給電効率を測定させて(移動処理および測定処理を実行して)、給電効率を測定時の供給側コイル101の位置および姿勢を示す情報と対応付けて記憶部6に記憶させる。
以上により、非接触給電装置の評価に用いる被測定量としての給電効率の測定が終了する。この場合、記憶部6に記憶させた給電効率は、供給側コイル101の位置(XYZ方向の座標)や姿勢(θ方向の角度)による給電効率の相違を一覧で示したり、三次元画像で表示させたりするのに用いることができる。
この測定装置1では、上記したように、制御部8が、供給側保持部21によって保持されている供給側コイル101の位置および姿勢が操作部5に対する指定操作によって指定した指定状態となるように移動機構23に供給側保持部21を移動させる移動処理を実行すると共に、供給側コイル101の位置および姿勢が指定状態となったときに測定部4に被測定量を測定させる測定処理を実行する。このため、この測定装置1では、供給側保持部21を移動させる度に手作業で計測した供給側コイル101の位置と測定値とを関連付けて記録する従来の構成と比較して、測定効率を十分に向上させることが可能となっている。
このように、この測定装置1によれば、供給側保持部21を非導電性材料で形成すると共に、移動機構23を構成する部材のうちの、XY平面(移動面)に沿った保持部の移動可能領域D3内のすべての位置に供給側保持部21を移動させてZ方向(移動面に直交する直交方向)で供給側保持部21を平面視したときに供給側保持部21に重なる部材を非導電性材料で形成したことにより、移動機構23の十分な強度を確保して、供給側保持部21を移動させる際の供給側保持部21の位置ずれを確実に防止することができると共に、非接触給電装置の供給側コイル101が発生する磁界に対する影響を十分に低減させることができる。したがって、この測定装置1によれば、被測定量の測定精度を十分に向上させることができる。
また、この測定装置1によれば、Z方向で供給側保持部21を平面視したときの平面視領域D1を中心として平面視領域D1を拡大した拡大領域D2が規定され、移動可能領域D3内のすべての位置に供給側保持部21を移動させて、供給側保持部21の移動に伴って移動する拡大領域D2をZ方向で平面視したときに拡大領域D2に重なる移動機構23の部材を非導電性材料で形成したことにより、Z方向で供給側保持部21を平面視したときに供給側保持部21に重なる部材だけを非導電性材料で形成した構成よりも広い範囲に位置する部材を非導電性材料で形成することとなるため、供給側コイル101が発生する磁界に対する影響をさらに低減させることができる結果、被測定量の測定精度をさらに向上させることができる。
また、この測定装置1によれば、基体部30と、X方向に移動可能な第1移動部31と、Y方向に移動可能な第2移動部32と、Z方向に移動可能な第3移動部33と、θ方向に回転可能な第4移動部34とを備えて移動機構23を構成したことにより、供給側保持部21を、任意の位置(受電側保持部22に対して任意の相対的な位置)において任意のθ方向の角度(受電側保持部22に対して任意の相対的な角度)だけ回転させた姿勢とさせることができるため、位置や姿勢が異なる状態において数多くの被測定量を測定することができる。
また、この測定装置1では、第1移動部31のベルト54と、第2移動部32におけるX方向に沿って延在する部材63a,63c,65a,65cと、第2移動部32のベルト66と、第3移動部33におけるX方向に沿って延在する部材72a,72cと、第3移動部33における第4移動部34が固定される部材72eと、第3移動部33のベルト73と、第4移動部34の回転テーブル81と、第4移動部34のベルト82とが非導電性材料で形成されている。つまり、この測定装置1では、供給側コイル101が発生する磁界に対する影響を十分に低減させるのに必要な非導電性材料で形成する部材の数が少なく抑えられている。このため、この測定装置1によれば、非導電性材料で形成する部材の数が多くなることによる移動機構23の強度の低下を防止して、移動機構23の強度を十分に高めることができる。
また、この測定装置1によれば、柱状体41a〜41dを略矩形に連結したフレーム41と、中央部に開口部Oを有してフレーム41に取り付けられた板体42とを備えて基体部30を構成したことにより、高強度の金属材料(つまり、非導電性材料)で基体部30を形成したとしても、供給側保持部21をZ方向で平面視したときに供給側保持部21に重なる部分に基体部30を構成する部材が位置しないようにすることができるため、基体部30の十分な剛性を確保しつつ、非接触給電装置の供給側コイル101が発生する磁界に対する影響を十分に低減させることができる。また、このように基体部30を構成したことにより、基体部30の厚みを薄く(高さを低く)抑えることができるため、移動機構23を全体として十分に小形化することができる。
なお、測定装置は、上記の構成に限定されない。例えば、供給側保持部21を4軸方向に移動可能な移動機構23を採用した例について上記したが、必ずしも4軸の全方向に移動可能な移動機構23を採用する必要はなく、非接触給電装置の使用形態に応じて4軸方向の一部の方向にのみ供給側保持部21を移動可能な移動機構23を採用することもできる。また、5軸方向に移動可能な移動機構23や6軸方向に移動可能な移動機構23を採用することもできる。つまり、供給側保持部21を移動させる軸方向を、1軸方向から6軸方向の任意の数の軸方向に規定することができる。
また、非接触給電装置の供給側コイル101を保持する供給側保持部21を移動機構23が移動させる構成例について上記したが、非接触給電装置の受電側コイル102を保持する受電側保持部22を移動機構23が移動させる構成を採用することもできる。この場合、受電側保持部22が「保持部」に相当する。この構成においても、受電側保持部22を移動させる軸方向を、1軸方向から6軸方向の任意の数の軸方向に規定することができる。
また、供給側コイル101を保持する供給側保持部21、および受電側コイル102を保持する受電側保持部22の双方を移動機構23が移動させる構成を採用することもできる。この場合、供給側保持部21および受電側保持部22の双方が「保持部」に相当する。この構成においても、供給側保持部21を移動させる軸方向は、1軸方向から6軸方向の任意の数の軸方向に規定することができ、受電側保持部22を移動させる軸方向も、1軸方向から6軸方向の任意の数の軸方向に規定することができる。
また、平面視領域D1の面積を4倍に拡大した相似形の拡大領域D2を規定した例について上記したが、拡大領域D2の大きさや形状は等倍以上の任意の大きさや形状に規定することができる。したがって、平面視領域D1と等倍の拡大領域D2、つまり平面視領域D1そのものを拡大領域D2として規定することもできる。
また、拡大領域D2をZ方向で平面視したときに拡大領域D2に重なる全ての部材を非導電性材料で形成するのが好ましいため、上記の例では、このような構成(拡大領域D2に重なる全ての部材を非導電性材料で形成する構成)を採用しているが、拡大領域D2に重なる部材のうちの主要な部材(大形の部材)だけを非導電性材料で形成して、その他の部材(小形の部材)については、導電性材料で形成する構成を採用することもできる。
また、モータを駆動部55,67,74,83として用いる例について上記したが、エアシリンダ、油圧シリンダ、リニアアクチュエータおよび圧電アクチュエータ等を駆動部55,67,74,83として用いることもできる。
また、被測定量としての給電効率を測定する構成例について上記したが、他の被測定量を測定することもできる。例えば、保持装置2のフレーム24や保持装置2の周囲に磁界センサを配置し、その磁界センサによって検出される検出値に基づいて供給側コイル101から生じる磁界を被測定量として測定可能に測定部4を構成し、制御部8が、移動処理を実行したときに測定部4を制御して磁界を測定させる測定処理を実行する構成を採用することもできる。
1 測定装置
3 出力部
4 測定部
21 供給側保持部
23 移動機構
30 基体部
31 第1移動部
32 第2移動部
33 第3移動部
34 第4移動部
41,53,72 フレーム
41a〜41d 柱状体
42 板体
42a〜42d 縁部
51,61 レール
52,62 スライダ
53a〜53d,63a〜63d,65a〜65d,72a〜72e 部材
54,66,73,82 ベルト
55,67,74,83 駆動部
63 第1フレーム
64 支柱
65 第2フレーム
71 ボールねじ
81 回転テーブル
101 供給側コイル
102 受電側コイル
D1 平面視領域
D2 拡大領域
D3 移動可能領域
O 開口部
Si 設置面
Su 上面

Claims (4)

  1. 非接触給電装置の電極を保持する保持部と、当該保持部を移動させる移動機構と、前記電極を介して供給する電力を出力する出力部と、前記電極を介して電力が供給されている状態において前記非接触給電装置の評価に用いる被測定量を測定する測定部とを備えた測定装置であって、
    前記保持部は、非導電性材料で形成され、
    前記移動機構は、当該移動機構が設置される設置面に対して上面が平行な状態で設置される基体部と、前記設置面に対して平行な移動面に沿った第1方向に移動可能に前記基体部の前記上面に配置された第1移動部と、前記移動面に沿って前記第1方向に直交する第2方向に移動可能に前記第1移動部に配置された第2移動部と、前記移動面に直交する直交方向に移動可能に前記第2移動部に配置された第3移動部と、前記直交方向を中心とする回転方向に回転可能に前記第3移動部に配置されると共に前記保持部を固定可能な第4移動部とを備えて、前記移動面に沿って前記保持部を移動可能に構成されると共に、当該移動機構を構成する部材のうちの、前記移動面に沿った前記保持部の移動可能領域内のすべての位置に当該保持部を移動させて前記直交方向で当該保持部を平面視したときに当該保持部に重なる部材が非導電性材料で形成されている測定装置。
  2. 前記直交方向で前記保持部を平面視したときの平面視領域を中心として当該平面視領域を拡大した拡大領域が規定され、
    前記移動機構は、前記移動可能領域内のすべての位置に前記保持部を移動させて当該保持部の移動に伴って移動する前記拡大領域を前記直交方向で平面視したときに当該拡大領域に重なる部材が前記非導電性材料で形成されている請求項1記載の測定装置。
  3. 前記基体部は、略矩形の枠形に形成され、
    前記第1移動部は、前記基体部の前記上面における前記第1方向に沿って延在して互いに対向する一対の縁部にそれぞれ配設された一対のレールと、当該各レールに配設された複数のスライダと、複数の部材を略矩形に連結して形成されると共に当該各スライダに固定されたフレームと、前記基体部における前記第2方向に沿って延在して互いに対向する一対の縁部の間に架け渡されて当該フレームを牽引するベルトと、当該ベルトを駆動する駆動部とを備えて構成され、
    前記第2移動部は、前記第1移動部の前記フレームを構成する前記各部材のうちの前記第2方向に沿って延在して互いに対向する一対の当該部材に配設された一対のレールと、当該各レールに配設された複数のスライダと、複数の部材を略矩形に連結して形成されると共に当該各スライダに固定された第1フレームと、前記直交方向に沿って当該第1フレームに立設された複数の支柱と、複数の部材を略矩形に連結して形成されると共に当該第1フレームに対向するように前記各支柱の先端部に固定された第2フレームと、前記第1移動部の前記フレームを構成する前記各部材のうちの前記第1方向に沿って延在して互いに対向する一対の当該部材の間に架け渡されて当該第1フレーム、当該各支柱および当該第2フレームを牽引するベルトと、当該ベルトを駆動する駆動部とを備えて構成され、
    前記第3移動部は、前記第2移動部の前記第1フレームと前記第2フレームとの間に配設されたボールねじと、複数の部材を略矩形に連結して形成されて前記直交方向に沿ってスライド可能に前記第2移動部の前記支柱に支持されると共に前記ボールねじのナット部に固定されたフレームと、前記ボールねじのシャフトに架け渡されて当該シャフトを回転させるベルトと、当該ベルトを駆動する駆動部とを備えて構成され、
    前記第4移動部は、前記保持部を取り付け可能に形成されて前記第3移動部の前記フレームに固定された回転テーブルと、当該回転テーブルと前記第3移動部との間に架け渡されて当該回転テーブルを回転させるベルトと、当該ベルトを駆動する駆動部とを備えて構成され、
    前記第1移動部の前記ベルトと、前記第2移動部の前記第1フレームおよび前記第2フレームを構成する前記各部材のうちの前記第1方向に沿って延在する当該部材と、前記第2移動部の前記ベルトと、前記第3移動部の前記フレームを構成する前記各部材のうちの前記第1方向に沿って延在する当該部材と、前記第3移動部の前記フレームを構成する前記各部材のうちの前記第4移動部が固定される当該部材と、前記第3移動部の前記ベルトと、前記第4移動部の前記回転テーブルと、前記第4移動部の前記ベルトとが非導電性材料で形成されている請求項1または2記載の測定装置。
  4. 前記基体部は、柱状体を略矩形に連結したフレームと、中央部に開口部を有して前記フレームに取り付けられた板体とを備えて構成されている請求項記載の測定装置。
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