JP6649606B2 - スピーカ - Google Patents

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本発明は、信頼性を向上させることができるスピーカに関する。
スピーカを構成する部品の1つとして、ボイスコイルボビンとフレームとを連結するダンパがある。ダンパの一方の端部と他方の端部はそれぞれ接着剤によってボイスコイルボビンとフレームとに接着されている。
特開2000−244999号公報
ボイスコイルボビンに巻回されたボイスコイルに音声信号が入力されると、ボイスコイルボビンは振動し、ボイスコイルボビンの振動に伴ってボイスコイルボビンに固着された振動板が振動する。スピーカは、振動板の振動によって音を発生させる。
スピーカによって音を発生させるとボイスコイルボビンが振動するため、ボイスコイルボビンに連結されたダンパには大きな力がかかる。このとき、ダンパとフレームとの固着している接着剤には大きな応力がかかり、固着箇所が破損してダンパがフレームから剥がれてしまうことがある。ダンパとフレームとの固着箇所の破損を防ぎ、スピーカの信頼性を向上させることが求められる。
本発明は、信頼性を向上させることができるスピーカを提供することを目的とする。
本発明は、ボイスコイルを巻回するボイスコイルボビンと、前記ボイスコイルボビンに固着されている振動板と、内周側に位置する蛇腹状に形成された蛇腹部と前記蛇腹部より外周側に位置する平面状の貼り付け部とを有し、前記蛇腹部の内周側端部が前記ボイスコイルボビンに固着されたダンパと、外周側から内周側に向かって、前記振動板による放音方向に近付くように傾斜する平面状の傾斜面よりなる被貼り付け部を有するフレームとを備え、前記貼り付け部は前記被貼り付け部上に載せられて前記貼り付け部の面と前記被貼り付け部の面とが対向し、前記貼り付け部は、前記貼り付け部の面と前記被貼り付け部の面に存在する接着剤によって前記被貼り付け部に固着されており、前記蛇腹部前記内周側端部は、前記ボイスコイルに音声信号が入力されていない状態で、前記傾斜面を前記ボイスコイルボビンの方向に延長した延長面が前記ボイスコイルボビンと交差する位置に対して前記放音方向とは反対側の位置に固着されているスピーカを提供する。
本発明のスピーカによれば、信頼性を向上させることができる。
一実施形態のスピーカを示す断面図である。 ダンパの貼り付け部を、傾斜面を有する被貼り付け部に固着していることによる作用を説明するための部分断面図である。 一実施形態のスピーカとの比較のため、ダンパの貼り付け部を、傾斜面を有さない被貼り付け部に固着していることによる作用を説明するための部分断面図である。 引っ張りせん断方向の力とT型剥離の方向の力とを説明するための図である。 一実施形態のスピーカの最も好ましい態様を示す部分断面図である。
以下、一実施形態のスピーカについて、添付図面を参照して説明する。図1は、一実施形態のスピーカ100の全体的な構成を示している。
図1において、断面U字状のヨーク1は、円形の底面部1aと、底面部1aの周囲を周状に囲む側面部1bとを有する。ヨーク1は、鉄等の金属によって形成されている。底面部1a上には、円形のマグネット2が固着されており、マグネット2上には円形のトッププレート3が固着されている。トッププレート3は、鉄等の金属によって形成されている。
ヨーク1の側面部1bと、マグネット2及びトッププレート3との間には、所定の距離の間隙が設けられている。
側面部1bとマグネット2及びトッププレート3との間の間隙には、円筒状のボイスコイルボビン4Bの下方の部分が挿入されている。ボイスコイルボビン4Bは、例えばプラスチック樹脂によって形成されている。ボイスコイルボビン4Bの下方の部分には、例えば銅線であるボイスコイル4が巻回されている。
ボイスコイル4に音声信号が供給されていない状態で、ボイスコイルボビン4Bの下端部は、マグネット2の上端部と対向している。ボイスコイル4に音声信号が供給されていない状態で、ボイスコイル4は、側面部1bとトッププレート3との間に位置している。
ヨーク1と、マグネット2と、トッププレート3と、ボイスコイル4とは、磁気回路を構成している。
ボイスコイルボビン4Bの上端部近傍には、振動板5の内周側端部が固着されている。振動板5は、紙、プラスチック樹脂、木、金属等のいずれかによって形成されている。
振動板5の外周側端部には、エッジ7の内周側端部が固着されている。エッジ7は、断面半円形状の湾曲部7aと、湾曲部7aより外周側に位置する貼り付け部7bとを有する。貼り付け部7bは、振動板5から音が放出される放音方向と交差(直交)する方向に伸びている。図1の上方向が放音方向である。エッジ7は、ゴム、ウレタン、布、プラスチック樹脂等によって形成されている。
ボイスコイルボビン4Bの中間部には、ダンパ6の内周側端部6eが例えばアクリル系接着剤によって固着されている。ボイスコイルボビン4Bとダンパ6の内周側端部6eとの接合部はアクリル系接着剤によって塗り固められており、ボイスコイルボビン4Bに対するダンパ6の固着箇所は強固である。
ダンパ6は、内周側に位置する蛇腹状に形成された蛇腹部6aと、蛇腹部6aより外周側に位置する貼り付け部6bとを有する。ダンパ6は、プラスチック樹脂、布等によって形成されている。
エッジ7の貼り付け部7bは、金属製のフレーム8の上端部近傍に形成された平坦部8aに接着剤31によって固着されている。平坦部8aは、放音方向と交差(直交)する方向に伸びており、フランジ状に形成されている。
フレーム8の下端部には、平坦部8bが形成されている。平坦部8bも、放音方向と交差(直交)するようにフランジ状に形成されている。平坦部8bの内周側端部は、ヨーク1の上端部に形成した切り欠き部1cに突き当てられている。
フレーム8の平坦部8a,8b間の中間部8cには、ダンパ6の貼り付け部6bを接着剤32によって貼り付けるための被貼り付け部8dが形成されている。貼り付け部6bは、接着剤32によって被貼り付け部8dに固着されている。接着剤31及び32としては、例えばゴム系接着剤を用いることができる。
被貼り付け部8dは放音方向と交差する方向に伸びており、フランジ状に形成されている。被貼り付け部8dは、外周側から内周側に向かって、放音方向に近付くように傾斜する傾斜面となっている。
図1より分かるように、ダンパ6の内周側端部6eは、ボイスコイル4に音声信号が入力されていない状態で、被貼り付け部8dの傾斜面をボイスコイルボビン4Bの方向に延長した延長面がボイスコイルボビン4Bと交差する位置に対して放音方向とは反対側の位置に固着されている。
ボイスコイル4に音声信号が入力されていない状態で、蛇腹部6aは、放音方向と直交する方向の面とほぼ平行となっている。
図示されていないが、中間部8cには、周方向に所定の間隔で複数の開口が形成されている。
振動板5の中央部にはセンターキャップ9が固着されており、振動板5の中央に形成された円形の開口を塞いでいる。センターキャップ9は、例えばプラスチック樹脂によって形成されている。
ボイスコイル4に音声信号が供給されると、ボイスコイルボビン4Bが上下方向に振動し、ボイスコイルボビン4Bの振動に伴って振動板5が振動する。これによって、振動板5は、供給された音声信号に応じた音を発生させる。
ここで、図2〜図4を用いて、貼り付け部6bを被貼り付け部8dに固着していることによる作用を説明する。図2は、ボイスコイルボビン4Bが図1よりも上方に変位した状態を示している。図2において、ダンパ6には力P6がかかっているとする。
力P6は、被貼り付け部8dの面を延長した引っ張りせん断方向の力P61と、被貼り付け部8dの面に直交するT型剥離の方向の力P62とに分解できる。
図3は、仮に、被貼り付け部8dを放音方向と直交する方向に伸びるフランジ状とした被貼り付け部8d1とした場合を示している。図3において、ダンパ6には力P60がかかっているとする。力P60は、被貼り付け部8d1の面を延長した引っ張りせん断方向の力P601と、被貼り付け部8d1の面に直交するT型剥離の方向の力P602とに分解できる。
引っ張りせん断方向の力P61及びP601とは、図4(a)に示すように、部材41及び42の面が接着剤43で接着されているときに、接着面に対して水平方向にかかる力のことである。
T型剥離の方向の力P62及びP602とは、図4(b)に示すように、部材44及び45の面が接着剤46で接着されているときに、接着面に対して垂直方向にかかる力のことである。
引っ張りせん断の単位はN/mm2であり、接着剤43で接着した接着面積が大きければ大きいほど接着強度が上がる。T型剥離の単位はN/mmであり、接着箇所の距離(図4(b)の距離L46)が長ければ長いほど接着強度が上がる。
接着剤32による貼り付け部6bと被貼り付け部8dとの接着強度を上げる場合には、接着面積を大きくするのが一般的である。しかしながら、図3のように放音方向と直交する方向に伸びる被貼り付け部8d1とした場合には、図2と比較すれば明らかなように、T型剥離の方向の力P602が各段に大きい。
力P60と引っ張りせん断方向の力P601とがなす角度α1が大きいと、力P602が大きくなって、力P601はさほど大きくならない。従って、接着面積を大きくしても接着強度は劇的には上がらない。
接着距離を増やすためにはダンパ6の径を大きくしなければならないが、ダンパ6の径を大きくすればスピーカ100も全体として大きくなってしまう。スピーカ100の大きさの制約から、ダンパ6の径を大きくすることは困難である。
これに対して、本実施形態のスピーカ100においては、被貼り付け部8dは、外周側から内周側に向かって、放音方向に近付くように傾斜する傾斜面となっているから、図2に示すように、T型剥離の方向の力P62を、図3と比較して、各段に小さくすることができる。
力P6と引っ張りせん断方向の力P61とがなす角度αを小さくすることできるから、力P61を大きくすることができる。よって、接着面積を少しでも大きくすれば接着強度を効果的に上げることができる。
被貼り付け部8dは傾斜面であるから、傾斜していない被貼り付け部8d1よりも接着面積を大きくすることができる。
スピーカ100は、定格入力時のボイスコイルボビン4Bの最大変位量(いわゆるXmax)は予め定められている。そこで、被貼り付け部8dの傾斜面を次のような角度に設定するのがよい。
図5は、ボイスコイルボビン4Bが放音方向に最も変位した状態を示している。ボイスコイルボビン4Bが放音方向に最も変位したとき、被貼り付け部8dの傾斜面(接着面)をボイスコイルボビン4Bの方向に延長した延長面がボイスコイルボビン4Bに接着しているダンパ6の内周側端部6eを通るように傾斜面を設定するのがよい。
被貼り付け部8dの傾斜面をこのように設定すると、ボイスコイルボビン4Bが放音方向に最も変位したときに、力P6と引っ張りせん断方向の力P61とがなす角度αをほぼ0にすることができる。よって、T型剥離の方向の力P62をほぼ0にすることができ、最も効果的である。
本実施形態のスピーカ100によれば、ダンパ6がフレーム8から剥がれてしまうおそれを低減させることができる。よって、スピーカ100の信頼性を向上させることができる。
信頼性の向上により、入力電圧を大きくことができるので、より大きい音量で音を発生させることができる。接着剤32自体の接着強度をさほど上げる必要がないため、コストダウンすることも可能である。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。図1に示すスピーカ100は、いわゆる内磁型のスピーカである。スピーカ100を外磁型のスピーカとしてもよい。また、図1に示すスピーカ100においては、振動板5とセンターキャップ9とが別部材で構成されているが、振動板とセンターキャップとが一体的に構成されていてもよい。
4 ボイスコイル
4B ボイスコイルボビン
5 振動板
6 ダンパ
6a 蛇腹部
6b 貼り付け部
6e 内周側端部
8 フレーム
8d 被貼り付け部
31,32 接着剤

Claims (2)

  1. ボイスコイルを巻回するボイスコイルボビンと、
    前記ボイスコイルボビンに固着されている振動板と、
    内周側に位置する蛇腹状に形成された蛇腹部と前記蛇腹部より外周側に位置する平面状の貼り付け部とを有し、前記蛇腹部の内周側端部が前記ボイスコイルボビンに固着されたダンパと、
    外周側から内周側に向かって、前記振動板による放音方向に近付くように傾斜する平面状の傾斜面よりなる被貼り付け部を有するフレームと、
    を備え、
    前記貼り付け部は前記被貼り付け部上に載せられて前記貼り付け部の面と前記被貼り付け部の面とが対向し、前記貼り付け部は、前記貼り付け部の面と前記被貼り付け部の面に存在する接着剤によって前記被貼り付け部に固着されており、
    前記蛇腹部前記内周側端部は、前記ボイスコイルに音声信号が入力されていない状態で、前記傾斜面を前記ボイスコイルボビンの方向に延長した延長面が前記ボイスコイルボビンと交差する位置に対して前記放音方向とは反対側の位置に固着されている
    ピーカ。
  2. 前記ボイスコイルボビンが前記放音方向に最大に変位したとき、前記延長面が、前記蛇腹部の内周側端部を通るように前記傾斜面が設定されている請求項1に記載のスピーカ。
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