JP6647741B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、回転嵌合式のコネクタに関する。詳しくは、一対のコネクタのうち、これらの間の嵌合を低操作力で行うバヨネット構造を有する側のコネクタに関する。
例えば、自動車等の車体に搭載されるトランスミッションを電気的に接続するためのコネクタとしては、下記特許文献1に開示された多極型で回転嵌合式のコネクタ101(図35参照)が知られる。
図35及び図36において、コネクタ101は、多極型の相手コネクタ102との嵌合を低操作力で行うためのバヨネット構造を有するように構成される。具体的には、コネクタ101は、複数本の電線103の端末に設けられる雌端子104と、後部側から雌端子104を収容可能な雌コネクタハウジング105と、この雌コネクタハウジング105の前部に組み付けられるフロントホルダー106と、雌コネクタハウジング105の端子収容部107及び円筒部108の間に組み付けられるパッキン109と、雌コネクタハウジング105に対し回転自在に装着されるバヨネットリング110とを備えて構成される。
雌コネクタハウジング105は、円筒部108に周方向の溝部分となる嵌合溝部111を有する。また、雌コネクタハウジング105は、ハウジング後部に位置し且つ円筒部108に連続するようなフランジ部112を有する。フランジ部112は、相手コネクタ102の初期嵌合状態の際に用いられる仮係止部113と、相手コネクタ102の完全嵌合状態の際に用いられる本係止部114と、バヨネットリング110の過剰な回転を規制する回転規制部115(115a、115b)とを有する。
バヨネットリング110は、筒状の胴体部116と、この胴体部116の回転移動に伴って仮係止部113及び本係止部114のいずれか一方に係止される移動係止部117と、嵌合溝部111に嵌合する回転支持部118とを有する。移動係止部117は、胴体部116の周方向に延在する可撓性のアーム部119と、このアーム部119に連成され且つ中心軸CLに沿って突出する係止爪部120と、係止爪部120の反対側に形成される切り欠き部121とを有する。胴体部116は、相手コネクタ102のカム溝122に係合するカム突起123と、回転規制凸部124とを有する。
カム突起123は、バヨネットリング110の回転に伴いカム溝122を移動し、この時、コネクタ同士の引き寄せが生じてコネクタ嵌合が低操作力で行われる(或いは低操作力で離脱が行われる)。
上記構成及び構造において、図37(a)に示す如く相手コネクタ102が嵌合開始位置にある時には、雌コネクタハウジング105の仮係止部113にバヨネットリング110の移動係止部117が係止された状態になる。そして、バヨネットリング110を回転させると、この回転の力を受けて移動係止部117のアーム部119が中心軸CLに沿って図の下方に撓み、これにより移動係止部117は仮係止部113を乗り越えるような状態になる。この後、バヨネットリング110の回転が続くと移動係止部117が雌コネクタハウジング105の本係止部114に当接し、上記同様にアーム部119は再度下方に撓んで本係止部114を乗り越えるような状態になる。乗り越えが終わると、図37(b)に示す如く移動係止部117は本係止部114に係止された状態になり、また、嵌合終了位置の状態にもなる。
バヨネットリング110の回転に伴い、このバヨネットリング110の回転規制凸部124が雌コネクタハウジング105の回転規制部115a、115bの間を移動するようになる。図37からは、過剰な回転が規制されることが分かる。
尚、嵌合終了位置の状態からバヨネットリング110を上記とは逆方向に回転させると、相手コネクタ102との嵌合解除が可能になる。
特開2013−246884号公報
上記従来技術にあっては、移動係止部117のアーム部119が雌コネクタハウジング105の仮係止部113を乗り越える時と、本係止部114を乗り越える時とで同じ撓み方をする。そのため例えば目視せずにバヨネットリング110を回転させると、仮係止部113の乗り越えなのか本係止部114の乗り越えなのかが分からないという虞がある。
また、上記従来技術にあっては、移動係止部117のアーム部119が中心軸CLに沿って図37の下方に撓み、この後にアーム部119が弾性復帰すると、ロック音が生じるような構造であるが、そのロック音は非常に小さいものであり、乗り越えが完了して係止されたのかどうかが分からないという虞もある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、相手コネクタとの嵌合状態を感触と音とで認識させることが可能なコネクタの提供を課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明のコネクタは、複数の端子が収容されるコネクタハウジングと、該コネクタハウジングに対し回転自在に装着されるバヨネットリングとを備え、前記コネクタハウジングは、端子収容部と、該端子収容部の外側に配置形成される円筒部と、ハウジング後部に位置し且つ前記円筒部に連続する略鍔状のフランジ部とを有し、該フランジ部は、相手コネクタの初期嵌合状態の際に用いられる仮係止部と、前記相手コネクタの完全嵌合状態の際に用いられる本係止部とを有し、
前記バヨネットリングは、筒状の胴体部と、該胴体部の回転移動に伴って前記仮係止部及び前記本係止部のいずれか一方に係止される移動係止部とを有し、該移動係止部は、前記胴体部の周方向に延在する可撓性のアーム部と、該アーム部の先端に連成され且つ前記胴体部の軸方向に沿って前記フランジ部側に突出する係止爪部と、該係止爪部の前記軸方向反対側に形成される切り欠き部とを有し、前記仮係止部は、前記フランジ部の周方向に沿って並び且つ前記移動係止部の仮係止及び乗り越えが可能な第一凹部及び第一凸部を有し、前記第一凹部は、前記アーム部の基端側に向けて形成された前記係止爪部の係止面の当接部分になる係止壁面を前記軸方向に沿った面として且つ前記第一凸部の側に有し、前記本係止部は、前記フランジ部の周方向に沿って並び且つ前記移動係止部の本係止及び乗り越えが可能な第二凹部及び第二凸部を有し、前記第二凹部は、前記アーム部の側部及び/又は前記係止爪部の側部にて打ち付けられる打ち付け底部を有し、前記第二凸部は、前記アーム部を前記胴体部の中心から離れる方向又は近づける方向に撓ませる斜面部を有し、前記係止爪部は、前記アーム部の基端側に向けて形成された前記係止面が前記軸方向に沿って形成されており、本係止のために前記胴体部の回転移動がなされる場合、前記アーム部の先端側が基端側に対して後方側となり、且つ、前記係止爪部の前記基端側に向けられた前記係止面が前記傾斜部に当接される側の面となることを特徴とする。
このような請求項1の特徴を有する本発明によれば、移動係止部のアーム部の撓み方を仮係止部と本係止部とで変える構造であることから、仮係止部に対する乗り越えなのか本係止部に対する乗り越えなのかを感触にて確実に分からせることができる。また、本発明によれば、撓んだアーム部が弾性復帰した際にアーム部の側部及び/又は係止爪部の側部にて本係止部の打ち付け底部を打ち付ける構造であることから、比較的大きなロック音を生じさせることができ、以て乗り越えが完了し係止されたことを音にて確実に分からせることができる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のコネクタにおいて、前記斜面部は、前記アーム部を前記胴体部の中心から離れる方向又は近づける方向に撓ませる斜面部本体のみを有する、或いは、該斜面部本体と、前記離れる方向又は前記近づける方向に撓んだ前記アーム部に対し捻りを加える捻り斜面とを有することを特徴とする。
このような請求項2の特徴を有する本発明によれば、アーム部の側部及び/又は係止爪部の側部にて本係止部の打ち付け底部を打ち付けるにあたり、アーム部を外側又は内側に撓ませた状態にする、或いは外側又は内側に撓ませつつ捻りを加える状態にする、のいずれかを採用することで比較的大きなロック音を生じさせることができる。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載のコネクタにおいて、前記第二凹部は、前記アーム部及び/又は前記係止爪部を引っ掛けて前記離れる方向又は前記近づける方向への移動を規制する凸状の移動規制部を有することを特徴とする。
このような請求項3の特徴を有する本発明によれば、本係止部に係止された状態にある移動係止部のアーム部の撓み方向を規制することができる。これにより、相手コネクタの完全嵌合状態から初期嵌合状態に戻す際のアーム部の撓みを従来と同様にすることができ、結果、初期嵌合状態から完全嵌合状態にする際の感触と比べて異ならせることができる。
本発明のコネクタによれば、相手コネクタとの嵌合状態を感触と音とで認識させることができるという効果を奏する。
本発明のコネクタの一実施形態を示す斜視図である(実施例1)。 図1のバヨネットリングの斜視図である。 図1の雌コネクタハウジングの斜視図である。 雌コネクタハウジングの図であり、(a)は(b)のB−B線断面図、(b)は側面図である。 要部の図であり、(a)は図2の矢印Aの拡大図、(b)は図4の矢印Cの拡大図である。 アーム部が撓む直前の状態を示す斜視図である。 アーム部が斜面部にて撓み始めた状態を示す斜視図である。 アーム部が斜面部にて最大に撓んだ状態を示す斜視図である。 アーム部が弾性復帰した状態を示す斜視図である。 係止爪部の移動に係る図であり、(a)は図6での移動状態を示す断面図、(b)は図7での移動状態を示す断面図、(c)は図8での移動状態を示す断面図、(d)は図9での移動状態を示す断面図である。 相手コネクタとの嵌合解除を行う際の状態を示す側面図である。 本発明のコネクタの他の一実施形態を示す斜視図である(実施例2)。 図12のバヨネットリング及び雌コネクタハウジングの斜視図である。 雌コネクタハウジングの図であり、(a)は(b)のB−B線断面図、(b)は側面図である。 要部の図であり、(a)は図13の矢印Aの拡大図、(b)は図14の矢印Cの拡大図である。 アーム部が撓む直前の状態を示す斜視図である。 アーム部が斜面部にて撓み始めた状態を示す斜視図である。 アーム部が斜面部の捻り斜面にて捻られつつ最大に撓んだ状態を示す斜視図である。 アーム部が弾性復帰した状態を示す斜視図である。 係止爪部の移動に係る図であり、(a)は図16での移動状態を示す断面図、(b)は図17での移動状態を示す断面図、(c)は図18での移動状態を示す断面図、(d)は図19での移動状態を示す断面図である。 図20のD−D線断面図である。 相手コネクタとの嵌合解除を行う際の状態を示す側面図である。 本発明のコネクタの他の一実施形態を示す斜視図である(実施例3)。 図23のバヨネットリング及び雌コネクタハウジングの斜視図である。 雌コネクタハウジングの図であり、(a)は(b)のB−B線断面図、(b)は側面図である。 要部の図であり、(a)は図24の矢印Aの拡大図、(b)は図25の矢印Cの拡大図である。 アーム部が撓む直前の状態を示す斜視図である。 アーム部が斜面部にて撓み始めた状態を示す斜視図である。 アーム部が斜面部にて最大に撓んだ状態を示す斜視図である。 アーム部が弾性復帰した状態を示す斜視図である。 係止爪部の移動に係る図であり、(a)は図27での移動状態を示す断面図、(b)は図28での移動状態を示す断面図、(c)は図29での移動状態を示す断面図、(d)は図30での移動状態を示す断面図である。 相手コネクタとの嵌合解除を行う際の係止爪部の移動に係る図であり、(a)は移動直前の状態を示す断面図、(b)は移動開始時の状態を示す断面図、(c)は移動途中の状態を示す断面図である。 仮係止状態を示す側面図である。 嵌合方向に回転させて仮係止解除を行う際の状態を示す側面図である。 従来例のコネクタの図であり、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 図35のコネクタの図であり、(a)は分解斜視図、(b)は雌端子挿入時の斜視図である。 図35のコネクタの図であり、(a)は嵌合開始位置での斜視図、(b)は嵌合完了位置での斜視図である。
回転嵌合式となるコネクタは、雌コネクタハウジングと、この雌コネクタハウジングに対し回転自在に装着されるバヨネットリングとを備えて構成される。雌コネクタハウジングのフランジ部は、相手コネクタの初期嵌合状態の際に用いられる仮係止部と完全嵌合状態の際に用いられる本係止部とを有する。バヨネットリングは、仮係止部及び本係止部のいずれか一方に係止される移動係止部を有する。この移動係止部は、可撓性のアーム部と、係止爪部と、切り欠き部とを有する。仮係止部は、第一凹部及び第一凸部を有し、本係止部は、第二凹部及び第二凸部を有する。第二凹部は、打ち付け底部を有し、第二凸部は、アーム部を外側又は内側に撓ませる斜面部を有する。
以下、図面を参照しながら実施例1を説明する。図1は本発明のコネクタの一実施形態を示す斜視図である。また、図2はバヨネットリングの斜視図、図3は雌コネクタハウジングの斜視図、図4は雌コネクタハウジングの断面図及び側面図、図5は要部の図、図6〜図10は作用の図、図11は嵌合解除を行う際の状態を示す側面図である。
<コネクタ1について>
図1において、実施例1のコネクタ1は、例えば、自動車等の車体に搭載されるトランスミッションを電気的に接続するためのものであって、多極型の相手コネクタ102(図35参照)との嵌合を低操作力で行うためのバヨネット構造を備えて構成される。すなわち、コネクタ1は、バヨネットリング2を備えて構成される。また、コネクタ1は、複数本の電線103(図35参照)の端末に設けられる雌端子104(端子。図36参照)と、後部側から雌端子104を収容可能な雌コネクタハウジング3(コネクタハウジング)と、この雌コネクタハウジング3の前部に組み付けられるフロントホルダー4と、雌コネクタハウジング3の端子収容部5(図3参照)及び円筒部6(図3参照)の間に組み付けられるパッキン109(図35参照)とを備えて構成される。
尚、実施例1のコネクタ1は、バヨネットリング2と雌コネクタハウジング3以外、従来例のコネクタ101(図35参照)と同じであり、ここでの詳細な説明は省略するものとする。
<バヨネットリング2について>
図1及び図2において、バヨネットリング2は、雌コネクタハウジング3に対し回転自在に装着される。バヨネットリング2は、胴体部7と、移動係止部8と、複数の回転支持部9と、カム突起10と、図示しない回転規制凸部(図37の回転規制凸部124と同じ)とを有して図示形状に形成される。
胴体部7は、段付きの円筒形状に形成される。移動係止部8は、本実施例の特徴部分であって、胴体部7の回転移動に伴って後述する仮係止部19(図4参照)及び本係止部20のいずれか一方に係止される。複数の回転支持部9は、後述する嵌合溝部18(図3及び図4参照)に嵌合する部分として形成される。カム突起10は、相手コネクタ102(図35参照)に係合する部分として形成される。図示しない回転規制凸部は、過剰な回転を規制する部分として形成される。以上のようなバヨネットリング2は、移動係止部8以外が従来例のバヨネットリング110(図35ないし図37参照)と同じ形状に形成される。
<移動係止部8について>
図2及び図5において、移動係止部8は、胴体部7の周方向に延在する可撓性のアーム部11と、このアーム部11の先端に連成され且つ中心軸CLに沿って突出する係止爪部12と、係止爪部12の反対側に形成される切り欠き部13とを有する。アーム部11は、従来例同様、切り欠き部13を撓み許容空間とし、中心軸CLに沿って撓むような片持ちアーム形状に形成される。また、アーム部11は、本実施例の特徴として、中心軸CLから離れる方向に撓むような片持ちアーム形状にも形成される。
係止爪部12は、この突起側部がアーム部11の内側となる側部(側面)に対し同一面となるように形成される。係止爪部12の内側となる側部は、後述する打ち付け底部26を打ち付ける部分として形成される(言い換えれば、打ち付けによりロック音を発生させる部分として形成される)。また、係止爪部12の上記側部は、後述する斜面部31を摺動する部分としても形成される。係止爪部12は、バヨネットリング2を嵌合方向に回転させた時に機能する係止面14と、嵌合解除方向に回転させた時に機能する係止面15と、頂部16とを有する。
<雌コネクタハウジング3について>
図3ないし図5において、雌コネクタハウジング3は、端子収容部5と、円筒部6と、フランジ部17とを有して図示形状に形成される。雌コネクタハウジング3は、端子収容部5及び円筒部6が従来例と同じ形状に形成される。尚、円筒部6の引用符号18は、周方向の溝部分となる嵌合溝部を示す。嵌合溝部18は、バヨネットリング2の回転支持部9(図2参照)が嵌合する部分として形成される。フランジ部17は、相手コネクタ102(図33参照)の初期嵌合状態の際に用いられる仮係止部19と、相手コネクタ102の完全嵌合状態の際に用いられる本係止部20と、バヨネットリング2の過剰な回転を規制する回転規制部21(21a、21b)とを有する。
<仮係止部19について>
図4において、仮係止部19は、従来例の仮係止部113(図37参照)と同じ形状部分に形成される。仮係止部19は、フランジ部17の周方向に沿って並び且つ移動係止部8(図2参照)の仮係止及び乗り越えが可能な形状に形成される。仮係止部19は、第一凹部22と、第一凸部23とを有する図示形状に形成される。尚、仮係止部19の作用については、図33及び図34を参照しながら後述するものとする。
<本係止部20について>
図3ないし図5において、本係止部20は、本実施例の特徴部分であって、バヨネットリング2(図2参照)の移動係止部8に対する係止部分であり且つ上記仮係止部19と異なる形状部分に形成される(これにより、操作時の感触を異ならせることができる)。また、本係止部20は、フランジ部17の周方向に沿って並び且つ移動係止部8の本係止及び乗り越えが可能な形状に形成される。本係止部20は、第二凹部24と、第二凸部25とを有する図示形状に形成される。
第二凹部24は、移動係止部8における係止爪部12の上記側部にて打ち付けられる打ち付け底部26を有する(アーム部11の内側の側部を含めて打ち付けられるような形状に形成することも可能である)。また、第二凹部24は、バヨネットリング2を嵌合方向に回転させた時に機能する係止面27と、嵌合解除方向に回転させた時に機能する係止面28と、開口部分29と、移動規制部30とを更に有する。移動規制部30は、第二凹部24に係止爪部12が存在する状態において、係止爪部12を引っ掛けることができるように形成される。別な言い方をすれば、中心軸CLから離れる方向への移動を規制することができるように形成される。
第二凸部25は、斜面部本体31aのみからなる斜面部31を有する。この斜面部本体31aは、第二凹部24に近い側が頂部になるような適宜角度の傾斜面に形成される。また、斜面部本体31aは、係止爪部12が摺動するような傾斜面に形成される。
<回転規制部21について>
図4において、回転規制部21は、従来例の回転規制部115(図37参照)と同じ形状部分に形成される。すなわち、回転規制部21は、バヨネットリング2の過剰な回転を規制する部分に形成される。
<移動係止部8と本係止部20との作用について>
図6ないし図11を参照しながら、移動係止部8と本係止部20との作用について説明をする。具体的には、相手コネクタ102(図35及び図37参照)との嵌合を行う際の、アーム部11が撓む直前の状態から弾性復帰した状態までの作用と、相手コネクタ102との嵌合解除を行う際の作用とを説明する。尚、仮係止部19(図4参照)に対しては従来例と同じ作用になる。また、後述する実施例2、3とも共通の作用になる。そのため、本明細書の最後で図33及び図34を参照しながら簡単に説明をするものとする。
図6及び図10(a)において、バヨネットリング2の回転移動に伴ってアーム部11の先端にある係止爪部12は、斜面部31(斜面部本体31a)の近傍まで移動する。この時、アーム部11には撓みがまだ生じていない。図7及び図10(b)において、バヨネットリング2の回転を進めると、係止爪部12は斜面部31(斜面部本体31a)に当接し、そして、この斜面部31(斜面部本体31a)を摺動し始める。この時、アーム部11は中心軸CLから離れる方向へ、すなわち外側への移動を開始する。尚、作業者は感触が仮係止部19の時と異なることに気が付く。図8及び図10(c)において、バヨネットリング2の回転を更に進めると、係止爪部12は斜面部31(斜面部本体31a)を摺動し、頂部まで移動する。この時、アーム部11は外側に最大に撓んだ状態になる。図9及び図10(d)において、バヨネットリング2の回転を更に進めると、係止爪部12は斜面部31(斜面部本体31a)を乗り越える。すなわち、第二凸部25を乗り越える。この時、アーム部11は外側に撓んだ状態から元の状態へと内側に向けて弾性復帰し、その際に係止爪部12の側部が打ち付け底部26を打ち付ける。係止爪部12の側部の打ち付けにより、比較的大きな音で「パチン」とロック音がする。以上により、相手コネクタ102(図37参照)が完全嵌合した状態になる。
図11において、相手コネクタ102との嵌合解除を行う際には、上記と逆方向にバヨネットリング2を回転移動させる。この時、アーム部11は、中心軸CLに沿って撓むようになる。すなわち、図6ないし図10で説明したような撓みをしないような状態になる。これは、本係止部20の構造によるものである。
<コネクタ1の効果について>
以上、図1ないし図11を参照しながら説明してきたように、本発明の一実施形態である実施例1のコネクタ1によれば、移動係止部8のアーム部11の撓み方を仮係止部19と本係止部20とで変える構造であることから、仮係止部19に対する乗り越えなのか本係止部20に対する乗り越えなのかを感触にて確実に分からせることができる。また、コネクタ1によれば、撓んだアーム部11が弾性復帰した際に係止爪部12の側部にて本係止部20の打ち付け底部26を打ち付ける構造であることから、比較的大きなロック音を生じさせることができ、以て乗り越えが完了し係止されたことを音にて確実に分からせることができる。従って、コネクタ1によれば、相手コネクタ102との嵌合状態を感触と音とで認識させることができるという効果を奏する。これにより、作業性を向上させることができるという効果も奏する。
以下、図面を参照しながら実施例2を説明する。図12は本発明のコネクタの他の一実施形態を示す斜視図である。また、図13はバヨネットリング及び雌コネクタハウジングの斜視図、図14は雌コネクタハウジングの断面図及び側面図、図15は要部の図、図16〜図21は作用の図、図22は嵌合解除を行う際の状態を示す側面図である。
<コネクタ1について>
図12において、実施例2のコネクタ1は、実施例1のコネクタ1と同様、自動車等の車体に搭載されるトランスミッションを電気的に接続するためのものであって、多極型の相手コネクタ102(図35参照)との嵌合を低操作力で行うためのバヨネット構造を備えて構成される。すなわち、コネクタ1は、バヨネットリング2を備えて構成される。また、コネクタ1は、複数本の電線103(図35参照)の端末に設けられる雌端子104(端子。図36参照)と、後部側から雌端子104を収容可能な雌コネクタハウジング3(コネクタハウジング)と、この雌コネクタハウジング3の前部に組み付けられるフロントホルダー4と、雌コネクタハウジング3の端子収容部5(図3参照)及び円筒部6(図3参照)の間に組み付けられるパッキン109(図35参照)とを備えて構成される。
尚、実施例2のコネクタ1は、バヨネットリング2と雌コネクタハウジング3以外、従来例のコネクタ101(図35参照)と同じであり、ここでの詳細な説明は省略するものとする。
<バヨネットリング2について>
図12及び図13において、バヨネットリング2は、雌コネクタハウジング3に対し回転自在に装着される。バヨネットリング2は、胴体部7と、移動係止部8と、複数の回転支持部9と、カム突起10と、図示しない回転規制凸部(図37の回転規制凸部124と同じ)とを有して図示形状に形成される。
胴体部7は、段付きの円筒形状に形成される。移動係止部8は、本実施例の特徴部分であって、胴体部7の回転移動に伴って後述する仮係止部19(図14参照)及び本係止部20のいずれか一方に係止される(後述するが、実施例1と作用が若干異なる)。複数の回転支持部9は、後述する嵌合溝部18(図13及び図14参照)に嵌合する部分として形成される。カム突起10は、相手コネクタ102(図33参照)に係合する部分として形成される。図示しない回転規制凸部は、過剰な回転を規制する部分として形成される。以上のようなバヨネットリング2は、移動係止部8以外が従来例のバヨネットリング110(図35ないし図37参照)と同じ形状に形成される。また、バヨネットリング2は、移動係止部8以外が実施例1とも同じ形状に形成される(後述する撓みが可能であれば、実施例1と全く同じものを用いてもよいものとする)。
<移動係止部8について>
図12及び図15において、移動係止部8は、胴体部7の周方向に延在する可撓性のアーム部11と、このアーム部11の先端に連成され且つ中心軸CLに沿って突出する係止爪部12と、係止爪部12の反対側に形成される切り欠き部13とを有する。アーム部11は、従来例同様、切り欠き部13を撓み許容空間とし、中心軸CLに沿って撓むような片持ちアーム形状に形成される。また、アーム部11は、本実施例の特徴として、中心軸CLから離れる方向に撓むような片持ちアーム形状にも形成される。さらに、アーム部11は、本実施例の特徴として、捻りが可能な片持ちアーム形状にも形成される。
係止爪部12は、この突起側部がアーム部11の内側となる側部(側面)に対し同一面となるように形成される。係止爪部12の内側となる側部は、後述する打ち付け底部26を打ち付ける部分として形成される(言い換えれば、打ち付けによりロック音を発生させる部分として形成される)。また、係止爪部12の上記側部は、後述する斜面部31(斜面部本体31a及び捻り斜面31b)を摺動する部分としても形成される。係止爪部12は、バヨネットリング2を嵌合方向に回転させた時に機能する係止面14と、嵌合解除方向に回転させた時に機能する係止面15と、頂部16とを有する。
<雌コネクタハウジング3について>
図13ないし図15において、雌コネクタハウジング3は、端子収容部5と、円筒部6と、フランジ部17とを有して図示形状に形成される。雌コネクタハウジング3は、端子収容部5及び円筒部6が従来例及び実施例1と同じ形状に形成される。円筒部6の引用符号18は、周方向の溝部分となる嵌合溝部を示す。嵌合溝部18は、バヨネットリング2の回転支持部9(図12参照)が嵌合する部分として形成される。フランジ部17は、相手コネクタ102(図35参照)の初期嵌合状態の際に用いられる仮係止部19と、相手コネクタ102の完全嵌合状態の際に用いられる本係止部20と、バヨネットリング2の過剰な回転を規制する回転規制部21(21a、21b)とを有する。
<仮係止部19について>
図14において、仮係止部19は、従来例の仮係止部113(図37参照)及び実施例1の仮係止部19と同じ形状部分に形成される。仮係止部19は、フランジ部17の周方向に沿って並び且つ移動係止部8(図13及び図15参照)の仮係止及び乗り越えが可能な形状に形成される。仮係止部19は、第一凹部22と、第一凸部23とを有する図示形状に形成される。尚、仮係止部19の作用については、図33及び図34を参照しながら後述するものとする。
<本係止部20について>
図13ないし図15において、本係止部20は、本実施例の特徴部分であって、バヨネットリング2の移動係止部8に対する係止部分であり且つ上記仮係止部19と異なる形状部分に形成される(これにより、操作時の感触を異ならせることができる)。また、本係止部20は、フランジ部17の周方向に沿って並び且つ移動係止部8の本係止及び乗り越えが可能な形状に形成される。本係止部20は、第二凹部24と、第二凸部25とを有する図示形状に形成される。
第二凹部24は、移動係止部8における係止爪部12の上記側部にて打ち付けられる打ち付け底部26を有する(アーム部11の内側の側部を含めて打ち付けられるような形状に形成することも可能である)。また、第二凹部24は、バヨネットリング2を嵌合方向に回転させた時に機能する係止面27と、嵌合解除方向に回転させた時に機能する係止面28と、開口部分29と、移動規制部30とを更に有する。移動規制部30は、第二凹部24に係止爪部12が存在する状態において、係止爪部12を引っ掛けることができるように形成される。別な言い方をすれば、中心軸CLから離れる方向への移動を規制することができるように形成される。
第二凸部25は、斜面部本体31aと捻り斜面31bとで構成される斜面部31を有する。この斜面部31は、第二凹部24に近い側が頂部になるような適宜角度の傾斜面に形成される。斜面部本体31aと捻り斜面31bは、係止爪部12が摺動するような傾斜面に形成される。捻り斜面31bは、斜面部本体31aに連続してアーム部11に図21の矢印E方向の捻りを生じさせるような傾斜面に形成される。以上をまとめると、斜面部31は、アーム部11を外側に撓ませつつ捻りを生じさせるような、また、弾性復帰する際には恰もスナップを効かせるような、二段階の傾斜面に形成される。
<回転規制部21について>
図14において、回転規制部21は、従来例の回転規制部115(図37参照)と同じ形状部分に形成される。すなわち、回転規制部21は、バヨネットリング2の過剰な回転を規制する部分に形成される。
<移動係止部8と本係止部20との作用について>
図16ないし図22を参照しながら、移動係止部8と本係止部20との作用について説明をする。具体的には、相手コネクタ102(図35及び図37参照)との嵌合を行う際の、アーム部11が撓む直前の状態から弾性復帰した状態までの作用と、相手コネクタ102との嵌合解除を行う際の作用とを説明する。尚、仮係止部19(図14参照)に対しては、図33及び図34を参照しながら後述するものとする。
図16及び図20(a)において、バヨネットリング2の回転移動に伴ってアーム部11の先端にある係止爪部12は、斜面部31(斜面部本体31a)の近傍まで移動する。この時、アーム部11には撓みがまだ生じていない。図17及び図20(b)において、バヨネットリング2の回転を進めると、係止爪部12は斜面部31(斜面部本体31a)に当接し、そして、この斜面部31(斜面部本体31a)を摺動し始める。この時、アーム部11は中心軸CLから離れる方向へ、すなわち外側への移動を開始する。尚、作業者は感触が仮係止部19の時と異なることに気が付く。図18及び図20(c)において、バヨネットリング2の回転を更に進めると、係止爪部12は斜面部31(捻り斜面31b)を摺動し、頂部まで移動する。この時、アーム部11は外側に撓みつつ図21に示すような矢印E方向に捻りが生じた状態になる。図19及び図20(d)において、バヨネットリング2の回転を更に進めると、係止爪部12は斜面部31(捻り斜面31b)を乗り越える。すなわち、第二凸部25を乗り越える。この時、アーム部11は外側に撓んだ状態から元の状態へと内側に向けて弾性復帰し、また、捻りが元の状態に戻るような弾性復帰をし、その際に係止爪部12の側部が打ち付け底部26を打ち付ける。係止爪部12の側部のスナップが効いた打ち付けにより、比較的大きな音で「パチン」とロック音がする。以上により、相手コネクタ102(図37参照)が完全嵌合した状態になる。
図22において、相手コネクタ102との嵌合解除を行う際には、上記と逆方向にバヨネットリング2を回転移動させる。この時、アーム部11は、中心軸CLに沿って撓むようになる。すなわち、図16ないし図21で説明したような撓みをしないような状態になる。これは、本係止部20の構造によるものである。
<コネクタ1の効果について>
以上、図12ないし図22を参照しながら説明してきたように、本発明の一実施形態である実施例2のコネクタ1によれば、移動係止部8のアーム部11の撓み方を仮係止部19と本係止部20とで変える構造であることから、仮係止部19に対する乗り越えなのか本係止部20に対する乗り越えなのかを感触にて確実に分からせることができる。また、コネクタ1によれば、撓んだアーム部11が弾性復帰した際に係止爪部12の側部にて本係止部20の打ち付け底部26をスナップを効かせて打ち付ける構造であることから、比較的大きなロック音を生じさせることができ、以て乗り越えが完了し係止されたことを音にて確実に分からせることができる。従って、コネクタ1によれば、相手コネクタ102との嵌合状態を感触と音とで認識させることができるという効果を奏する。これにより、作業性を向上させることができるという効果も奏する。
以下、図面を参照しながら実施例3を説明する。図23は本発明のコネクタの他の一実施形態を示す斜視図である。また、図24はバヨネットリング及び雌コネクタハウジングの斜視図、図25は雌コネクタハウジングの断面図及び側面図、図26は要部の図、図27〜図31は作用の図、図32は嵌合解除を行う際の状態を示す断面図である。
<コネクタ1について>
図23において、実施例3のコネクタ1は、実施例1及び実施例2のコネクタ1と同様、自動車等の車体に搭載されるトランスミッションを電気的に接続するためのものであって、多極型の相手コネクタ102(図35参照)との嵌合を低操作力で行うためのバヨネット構造を備えて構成される。すなわち、コネクタ1は、バヨネットリング2を備えて構成される。また、コネクタ1は、複数本の電線103(図35参照)の端末に設けられる雌端子104(端子。図36参照)と、後部側から雌端子104を収容可能な雌コネクタハウジング3(コネクタハウジング)と、この雌コネクタハウジング3の前部に組み付けられるフロントホルダー4と、雌コネクタハウジング3の端子収容部5(図3参照)及び円筒部6(図3参照)の間に組み付けられるパッキン109(図35参照)とを備えて構成される。
尚、実施例3のコネクタ1は、バヨネットリング2と雌コネクタハウジング3以外、従来例のコネクタ101(図35参照)と同じであり、ここでの詳細な説明は省略するものとする。
<バヨネットリング2について>
図23及び図24において、バヨネットリング2は、雌コネクタハウジング3に対し回転自在に装着される。バヨネットリング2は、胴体部7と、移動係止部8と、複数の回転支持部9と、カム突起10と、図示しない回転規制凸部(図37の回転規制凸部124と同じ)とを有して図示形状に形成される。
胴体部7は、段付きの円筒形状に形成される。移動係止部8は、本実施例の特徴部分であって、胴体部7の回転移動に伴って後述する仮係止部19(図14参照)及び本係止部20のいずれか一方に係止される(後述するが、実施例1及び実施例2と作用が異なる)。複数の回転支持部9は、後述する嵌合溝部18(図24及び図25参照)に嵌合する部分として形成される。カム突起10は、相手コネクタ102(図35参照)に係合する部分として形成される。図示しない回転規制凸部は、過剰な回転を規制する部分として形成される。以上のようなバヨネットリング2は、移動係止部8以外が従来例のバヨネットリング110(図35ないし図37参照)と同じに形成される。また、バヨネットリング2は、移動係止部8以外が実施例1及び実施例2とも同じ形状に形成される。
<移動係止部8について>
図24及び図26において、移動係止部8は、胴体部7の周方向に延在する可撓性のアーム部11と、このアーム部11の先端に連成され且つ中心軸CLに沿って突出する係止爪部12と、係止爪部12の反対側に形成される切り欠き部13とを有する。アーム部11は、従来例同様、切り欠き部13を撓み許容空間とし、中心軸CLに沿って撓むような片持ちアーム形状に形成される。また、アーム部11は、本実施例の特徴として、中心軸CLに近づく方向撓むような片持ちアーム形状にも形成される(実施例1及び実施例2のような外側でなく内側に撓むように形成される)。
係止爪部12は、この突起側部がアーム部11の外側となる側部(側面)に対し一段下がったような面を有するように形成される。係止爪部12の外側となる側部は、後述する打ち付け底部26を打ち付ける部分として形成される(言い換えれば、打ち付けによりロック音を発生させる部分として形成される)。また、係止爪部12の上記側部は、後述する斜面部31(斜面部本体31a)を摺動する部分としても形成される。係止爪部12は、バヨネットリング2を嵌合方向に回転させた時に機能する係止面14と、嵌合解除方向に回転させた時に機能する係止面15と、頂部16とを有する。
<雌コネクタハウジング3について>
図24ないし図26において、雌コネクタハウジング3は、端子収容部5と、円筒部6と、フランジ部17とを有して図示形状に形成される。雌コネクタハウジング3は、端子収容部5及び円筒部6が従来例及び実施例1、2と同じ形状に形成される。円筒部6の引用符号18は、周方向の溝部分となる嵌合溝部を示す。嵌合溝部18は、バヨネットリング2の回転支持部9(図23参照)が嵌合する部分として形成される。フランジ部17は、相手コネクタ102(図35参照)の初期嵌合状態の際に用いられる仮係止部19と、相手コネクタ102の完全嵌合状態の際に用いられる本係止部20と、バヨネットリング2の過剰な回転を規制する回転規制部21(21a、21b)とを有する。
<仮係止部19について>
図25において、仮係止部19は、従来例の仮係止部113(図37参照)及び実施例1、2の仮係止部19と同じ形状部分に形成される。仮係止部19は、フランジ部17の周方向に沿って並び且つ移動係止部8(図24及び図26参照)の仮係止及び乗り越えが可能な形状に形成される。仮係止部19は、第一凹部22と、第一凸部23とを有する図示形状に形成される。尚、仮係止部19の作用については、図33及び図34を参照しながら後述するものとする。
<本係止部20について>
図24ないし図26において、本係止部20は、本実施例の特徴部分であって、バヨネットリング2の移動係止部8に対する係止部分であり且つ上記仮係止部19と異なる形状部分に形成される(これにより、操作時の感触を異ならせることができる)。また、本係止部20は、フランジ部17の周方向に沿って並び且つ移動係止部8の本係止及び乗り越えが可能な形状に形成される。本係止部20は、第二凹部24と、第二凸部25とを有する図示形状に形成される。
第二凹部24は、移動係止部8における係止爪部12の上記側部にて打ち付けられる打ち付け底部26を有する(打ち付け底部26は、実施例1及び実施例2と配置が異なる)。また、第二凹部24は、バヨネットリング2を嵌合方向に回転させた時に機能する係止面27と、嵌合解除方向に回転させた時に機能する係止面28と、開口部分29と、移動規制部30とを更に有する。移動規制部30は、第二凹部24に係止爪部12が存在する状態において、係止爪部12を引っ掛けることができるように形成される。別な言い方をすれば、中心軸CLに近づく方向への移動を規制することができるように形成される。
第二凸部25は、斜面部本体31aのみからなる斜面部31を有する。この斜面部31は、第二凹部24に近い側が頂部になるような適宜角度の傾斜面に形成される。斜面部本体31aは、係止爪部12が摺動するような傾斜面に形成される。
<回転規制部21について>
図25において、回転規制部21は、従来例の回転規制部115(図37参照)と同じ形状部分に形成される。すなわち、回転規制部21は、バヨネットリング2の過剰な回転を規制する部分に形成される。
<移動係止部8と本係止部20との作用について>
図27ないし図32を参照しながら、移動係止部8と本係止部20との作用について説明をする。具体的には、相手コネクタ102(図35及び図37参照)との嵌合を行う際の、アーム部11が撓む直前の状態から弾性復帰した状態までの作用と、相手コネクタ102との嵌合解除を行う際の作用とを説明する。尚、仮係止部19(図25参照)に対しては、図33及び図34を参照しながら後述するものとする。
図27及び図31(a)において、バヨネットリング2の回転移動に伴ってアーム部11の先端にある係止爪部12は、斜面部31(斜面部本体31a)の近傍まで移動する。この時、アーム部11には撓みがまだ生じていない。図28及び図31(b)において、バヨネットリング2の回転を進めると、係止爪部12は斜面部31(斜面部本体31a)に当接し、そして、この斜面部31(斜面部本体31a)を摺動し始める。この時、アーム部11は中心軸CLに近づく方向へ、すなわち内側への移動を開始する。尚、作業者は感触が仮係止部19の時と異なることに気が付く。図29及び図31(c)において、バヨネットリング2の回転を更に進めると、係止爪部12は斜面部31(斜面部本体31a)を摺動し、頂部まで移動する。この時、アーム部11は内側に最大に撓んだ状態になる。図30及び図31(d)において、バヨネットリング2の回転を更に進めると、係止爪部12は斜面部31(斜面部本体31a)を乗り越える。すなわち、第二凸部25を乗り越える。この時、アーム部11は内側に撓んだ状態から元の状態へと外側に向けて弾性復帰し、その際に係止爪部12の側部が打ち付け底部26を打ち付ける。係止爪部12の側部の打ち付けにより、比較的大きな音で「パチン」とロック音がする。以上により、相手コネクタ102(図37参照)が完全嵌合した状態になる。
上記構成及び構造において、相手コネクタ102との嵌合解除を行う際には、上記と逆方向にバヨネットリング2を回転移動させる。この時、アーム部11は、中心軸CL(図23参照)に沿って撓むようになる。すなわち、図27ないし図31で説明したような撓みをしないようになる。これは、本係止部20の構造によるものである。尚、嵌合解除時における係止爪部12の動きは、図32に示すような状態になる。
<コネクタ1の効果について>
以上、図23ないし図32を参照しながら説明してきたように、本発明の一実施形態である実施例3のコネクタ1によれば、移動係止部8のアーム部11の撓み方を仮係止部19と本係止部20とで変える構造であることから、仮係止部19に対する乗り越えなのか本係止部20に対する乗り越えなのかを感触にて確実に分からせることができる。また、コネクタ1によれば、撓んだアーム部11が弾性復帰した際に係止爪部12の側部にて本係止部20の打ち付け底部26を打ち付ける構造であることから、比較的大きなロック音を生じさせることができ、以て乗り越えが完了し係止されたことを音にて確実に分からせることができる。従って、コネクタ1によれば、相手コネクタ102との嵌合状態を感触と音とで認識させることができるという効果を奏する。これにより、作業性を向上させることができるという効果も奏する。
<移動係止部8と仮係止部19との作用について>
図33は仮係止状態を示す側面図である。また、図34は嵌合方向に回転させて仮係止解除を行う際の状態を示す側面図である。尚、図34の細い矢印は上記嵌合方向及び仮係止解除の方向を示すものとする。
移動係止部8は、上述の如くアーム部11と、このアーム部11の先端に連成され且つ中心軸CLに沿って突出する係止爪部12と、係止爪部12の反対側に形成される切り欠き部13とを有する。係止爪部12は、バヨネットリング2を嵌合方向に回転させた時に機能する係止面14と、この係止面14の反対側に位置する係止面15と、頂部16とを有する。一方、仮係止部19は、第一凹部22と、第一凸部23とを有する。第一凹部22は、一対の係止壁面32、33と、この一対の係止壁面32、33間の開口部分34と、底部35とを有する。係止壁面32は、バヨネットリング2を嵌合方向に回転させた時に係止爪部12に対して機能する面に形成される。すなわち、中心軸CLに沿った面(図の上下方向に沿った面(小さな傾きを持たせてもよいものとする))に形成される。係止壁面32は、第一凸部23の側に配置形成される。
尚、仮係止部19における底部35は、本係止部20(図1、図12、図23参照)の底部分と異なり、係止爪部12の打ち付けが生じない面に形成される。
図33において、バヨネットリング2の上記嵌合方向への(仮係止解除方向への)回転移動に伴い、移動係止部8における係止爪部12の係止面14が第一凹部22の係止壁面32に当接する。この時、回転移動の力を受けてアーム部11は切り欠き部13の側に撓み変形し、その結果、図34に示す如く係止爪部12が第一凸部23の図中下側を摺動するような通過途中状態になる。係止爪部12が第一凸部23を完全に通過する(乗り越える)と仮係止状態は解除される。
図33及び図34から、移動係止部8のアーム部11の撓み方が仮係止部19の仮係止解除時と本係止部20(図8、図21、図29参照)の嵌合時とで違うことが分かる。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
以上の説明では雌コネクタハウジング3を備えるコネクタ1に上記特徴部分を採用しているが、雄コネクタハウジングを備えるコネクタにも適用が可能であるものとする。
1…コネクタ、 2…バヨネットリング、 3…雌コネクタハウジング(コネクタハウジング)、 4…フロントホルダー、 5…端子収容部、 6…円筒部、 7…胴体部、 8…移動係止部、 9…回転支持部、 10…カム突起、 11…アーム部、 12…係止爪部、 13…切り欠き部、 14…係止面、 15…係止面、 16…頂部、 17…フランジ部、 18…嵌合溝部、 19…仮係止部、 20…本係止部、 21…回転規制部、 22…第一凹部、 23…第一凸部、 24…第二凹部、 25…第二凸部、 26…打ち付け底部、 27、28…係止面、 29…開口部分、 30…移動規制部、 31…斜面部、 31a…斜面部本体、 31b…捻り斜面、 32、33…係止壁面、 34…開口部分、 35…底部、 CL…中心軸

Claims (3)

  1. 複数の端子が収容されるコネクタハウジングと、該コネクタハウジングに対し回転自在に装着されるバヨネットリングとを備え、
    前記コネクタハウジングは、端子収容部と、該端子収容部の外側に配置形成される円筒部と、ハウジング後部に位置し且つ前記円筒部に連続する略鍔状のフランジ部とを有し、 該フランジ部は、相手コネクタの初期嵌合状態の際に用いられる仮係止部と、前記相手コネクタの完全嵌合状態の際に用いられる本係止部とを有し、
    前記バヨネットリングは、筒状の胴体部と、該胴体部の回転移動に伴って前記仮係止部及び前記本係止部のいずれか一方に係止される移動係止部とを有し、
    該移動係止部は、前記胴体部の周方向に延在する可撓性のアーム部と、該アーム部の先端に連成され且つ前記胴体部の軸方向に沿って前記フランジ部側に突出する係止爪部と、該係止爪部の前記軸方向反対側に形成される切り欠き部とを有し、
    前記仮係止部は、前記フランジ部の周方向に沿って並び且つ前記移動係止部の仮係止及び乗り越えが可能な第一凹部及び第一凸部を有し、
    前記第一凹部は、前記アーム部の基端側に向けて形成された前記係止爪部の係止面の当接部分になる係止壁面を前記軸方向に沿った面として且つ前記第一凸部の側に有し、
    前記本係止部は、前記フランジ部の周方向に沿って並び且つ前記移動係止部の本係止及び乗り越えが可能な第二凹部及び第二凸部を有し、
    前記第二凹部は、前記アーム部の側部及び/又は前記係止爪部の側部にて打ち付けられる打ち付け底部を有し、
    前記第二凸部は、前記アーム部を前記胴体部の中心から離れる方向又は近づける方向に撓ませる斜面部を有し、
    前記係止爪部は、前記アーム部の基端側に向けて形成された前記係止面が前記軸方向に沿って形成されており、
    本係止のために前記胴体部の回転移動がなされる場合、前記アーム部の先端側が基端側に対して後方側となり、且つ、前記係止爪部の前記基端側に向けられた前記係止面が前記傾斜部に当接される側の面となる
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記斜面部は、前記アーム部を前記胴体部の中心から離れる方向又は近づける方向に撓ませる斜面部本体のみを有する、或いは、該斜面部本体と、前記離れる方向又は前記近づける方向に撓んだ前記アーム部に対し捻りを加える捻り斜面とを有する
    ことを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1又は2に記載のコネクタにおいて、
    前記第二凹部は、前記アーム部及び/又は前記係止爪部を引っ掛けて前記離れる方向又は前記近づける方向への移動を規制する凸状の移動規制部を有する
    ことを特徴とするコネクタ。
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