JP6645847B2 - 木質ペレット燃焼装置 - Google Patents

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Description

本発明は、木質ペレット燃焼装置に関する。
従来、温水又は蒸気ボイラ、吸収式冷凍機の再生器などの加熱源には、ガスや石油等の高質の燃料が用いられていた。しかしながら、近年では、資源の有効利用及び地球環境の保護などの観点から、バイオマス燃料に注目が集まっており、特に、木質系バイオマス燃料としての木質ペレットが知られている。木質ペレットは、一般に、主伐材や間伐材などから発生する廃材や林地残材等を粉砕して圧縮成型した固形燃料であり、形状や含水率等の品質が安定しているという特徴がある。そのため、他のバイオマス燃料に比較して取り扱い易いことから、その利用が広く検討されている。
木質ペレットは比較的多量の燃焼灰が発生することから、安定燃焼のために燃焼灰の排出が課題になる。また、木質ペレットが密集するなどの理由によって高温域が形成されると、堆積した燃焼灰が溶融及び焼結して燃焼灰クリンカ(以下「クリンカ」という)が生成される場合がある。通常の燃焼用空気の気流ではクリンカを吹き飛ばすことが困難であるため、クリンカが徐々に大きくなり、場合によっては燃焼不良などの燃焼障害を引き起こすことがある。
例えば特許文献1には、木質ペレットの燃焼機が開示されている。この燃焼機では、多孔板の上にセラミック粒子を敷き詰めた火床が1次燃焼室に形成され、火床に木質ペレットを分散させるとともに多孔板の下側から燃焼用空気を噴出させることで、木質ペレットを燃焼させている。燃焼により発生する灰(燃焼灰)は、燃焼用空気又は燃焼ガスの気流によって下流の2次燃焼室に排出される。この際、駆動部により多孔板を前後に移動させ、火床で形成されるクリンカを砕くことにより、クリンカの成長を抑制して燃焼障害の発生を防止することとしている。
なお、特許文献2には、焼却炉内に生じた灰を処理する灰掻き棒と、灰掻き棒を搭載し平面方向に走行可能な自走式台車と、灰掻き棒を上下方向に駆動し上記自走式台車に搭載された駆動装置と、を有する灰処理装置が開示されている。また、特許文献3には、炉本体の火格子上に堆積する焼却灰を灰出し口へと移動落下させる掻き出し装置が開示されている。この掻き出し装置は、火格子上面に沿って進退される掻き出し棒と、当該掻き出し棒を横断して取り付けられ、掻き出し棒の進退に伴って灰出し口に向かって進退される掻き出しプレートとを有する掻き出しユニットを備えている。この掻き出し棒の先端側は、灰出し口を跨いで炉本体外に延出されており、掻き出し棒を進退駆動する駆動装置に接続されている。
特開2010−25463号公報 特開平7−91641号公報 特開2005−61721号公報
しかしながら、これらの特許文献に開示された手法によれば、燃焼灰の処理に専用の駆動装置が必要となる。そのため、装置構造が複雑となり、それに伴い製造コストが高くなるという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造コストの低減を図ることができる木質ペレット燃焼装置を提供する。
かかる課題を解決するために、本発明の木質ペレット燃焼装置は、燃焼室と、燃焼室内に設けられる燃焼板と、互いの面が重なるように燃焼板の面上を往復移動することで、燃焼板の面上に存する燃焼灰を押し出して燃焼板から除去する除去板と、除去板に連結されており、燃焼室の外にいる使用者の操作により除去板を往復移動させるハンドルと、を有し、燃焼室は、筒状の燃焼室本体、燃焼板の面上を往復移動に伴い除去板が出入りするために燃焼室本体を閉塞する縦壁状の端壁に設けられ除去板の厚みよりも大きな開口高さを備える開口部、及び端壁における開口部と対応する位置に上下方向にスライド可能に配置される遮蔽板を有し、遮蔽板は、自重により当該遮蔽板の下端部が除去板の上面に当接された状態とされることを特徴とする。
ここで、本発明は、除去板をスライド可能に搭載し、燃焼板に対する除去板の向き及び燃焼板に対する除去板の位置を設定するガイド部材をさらに有することが好ましい。
また、本発明において、遮蔽板は、除去板の上下方向の変動に追従して上下方向に移動することで開口部と除去板との隙間をシールすることが好ましい。
本発明によれば、ハンドルを用いることで除去板を手動で操作することができるため、装置構成の簡素化を図ることができる。これにより、製造コストの低減を図ることができる。
本実施形態に係る木質ペレット燃焼装置の構成を模式的に示す断面斜視図 図1に示す木質ペレット燃焼装置を側方から眺めた状態における断面図 図1に示す木質ペレット燃焼装置を上方から眺めた状態における断面図 木質ペレット燃焼装置に係る除去板の動作を示す説明図 除去板の動作を遮蔽板を中心に示す説明図
図1は、本実施形態に係る木質ペレット燃焼装置1の構成を模式的に示す断面斜視図である。図2は、図1に示す木質ペレット燃焼装置1を側方から眺めた状態における断面図であり、図3は、図1に示す木質ペレット燃焼装置1を上方から眺めた状態における断面図である。
本実施形態に係る木質ペレット燃焼装置1は、燃焼室2と、燃焼板3と、空気流路4と、ペレット供給部5と、除去板6と、ガイド部材7と、ハンドル8とを主体に構成されている。
燃焼室2は、燃焼炉を構成する燃焼室本体20を主体に構成されている。燃焼室本体20は、略円筒形状を有しており、その底部には、脚部21が立設されている。脚部21は燃焼板3を保持するための部材であり、脚部21を介して燃焼室本体20の中央底部に燃焼板3が配置される。
燃焼室本体20において、燃焼板3の両側には、燃焼室本体20の軸方向に沿って側板22がそれぞれ立設されており、側板22の上方には、燃焼室本体20の軸方向に沿って耐火壁23が配置されている。耐火壁23は、木質ペレットが燃焼板3に転がり落ちやすいように、燃焼板3に向かう斜面形状を備えている。
燃焼室本体20の一方の端部は、図示しない2次燃焼室に連結される。また、燃焼室本体20の他方の端部は、縦壁状の端壁25により閉塞されている。
端壁25の中央上部には、ペレット用開口部25aが形成されている。このペレット用開口部25aには、ペレット供給部5の先端が挿入される。
端壁25の中央下部には、除去板用開口部25bが形成されており、当該除去板用開口部25bを介して、除去板6が燃焼室2に出入りする。除去板用開口部25bの開口幅は、除去板6の幅方向と同等に設定され、その開口高さは、除去板6の厚みに一定のマージンを加えた高さに設定されている。
また、端壁25における除去板用開口部25bと対応する位置には、当該端壁25と重なり合うように遮蔽板26が配置されている。遮蔽板26は、除去板6との間に生じる除去板用開口部25bの隙間をシールする機能を担っている。
遮蔽板26は、端壁25に沿って上下方向にスライド可能に構成されている。具体的には、端壁25には、上下方向に縦長となる長円(図示せず)が形成されており、遮蔽板26の背面(端壁25と当接する面)には、この長円を介して段付きねじ27が取り付けられている。段付きねじ27の存在により、遮蔽板26の移動は、長円の開口方向である上下方向に規制される。また、遮蔽板26は、自重により上下方向への力を受けるため、遮蔽板26の下端部26aは、除去板6の上面6bに当接した状態となる。これにより、除去板用開口部25bと除去板6との隙間には遮蔽板26が存在することとなり、その隙間がシールされることとなる。
燃焼板3は、多数の通気孔が形成された板状の部材(多孔板)であり、例えば金属製の平板で構成されている。燃焼板3は、燃焼室本体20の軸方向に長手となる矩形形状を備えている。以下、燃焼板3において、燃焼室本体20の軸方向と対応する方向を長さ方向といい、この長さ方向と直交する方向を幅方向という(除去板6についても同様)。
空気流路4は、燃焼板3の下に設けられており、燃焼板3の下面3a側に1次空気(燃焼用空気)を供給する流路である。この空気流路4には、ブロワなどの送風機(図示せず)から燃焼用空気が供給される。
ペレット供給部5は、ペレット用開口部25aを介して燃焼室本体20内に木質ペレットを供給するものであり、ペレット供給部5から供給された木質ペレットは、燃焼板3の上面3bに落下する。ペレット供給部5には、図示していない供給装置から木質ペレットが供給される。
除去板6は、長さ方向及び幅方向の寸法が燃焼板3のそれと対応して形成された板状の部材であり、例えば鋼板にアルミニウムメッキを施したものである。除去板6は、ガイド部材7に搭載されて当該ガイド部材7上をスライド可能に構成されており、除去板6の下面6aと燃焼板3の上面3bとが重なるように燃焼板3の面上を往復移動する。
具体的には、除去板6は、除去板用開口部25bを介して燃焼室2内に挿入されており、除去板6のホームポジションは、当該除去板6の先端部6c近傍が、燃焼板3の端壁25側の端部(以下「基端部」という)3c近傍と重なり合うような状態とされている。ホームポジションから燃焼室2の内方(2次燃焼室側)へと進入する場合、除去板6は、燃焼板3の面上を移動し、その先端部6cが、燃焼板3の2次燃焼室側の端部(以下「先端部」という)3dに至るまで移動することができる。同様に、燃焼室2から後退する場合、除去板6は、燃焼板3の面上を移動し、ホームポジションに至るまで移動することができる。
除去板6の往復移動により、燃焼板3の上面3bに存する燃焼灰(クリンカも含む)は除去板6により削り取られ、燃焼板3から除去される。
ガイド部材7は、除去板6をスライド可能に搭載し、除去板6の往復移動をガイドするものである。ガイド部材7は、燃焼室2の外側に配置されており、端壁25の除去板用開口部25bから除去板6を燃焼室2の内部に進入させるように配置されている。このガイド部材7の配置により、燃焼板3に対する除去板6の向き及び燃焼板3に対する除去板6の位置を設定(調整)することができる。ここで、除去板6の向きは、燃焼板3の長さ方向に延びる中心軸に対する除去板6の長さ方向に延びる中心軸とのなす角をいい、除去板6の位置は、水平方向及び鉛直方向の位置をいう。
効果的に燃焼灰を除去するためには、除去板6の向き及び位置は、除去板6と燃焼板3とが相互に平行し、かつ、除去板6の下面6aと燃焼板3の上面3bとが当接する関係であることが好ましい。ガイド部材7による除去板6の向き及び位置の設定が適切になされることにより、除去板6は、除去性能に優れた状態で、燃焼板3の面上を燃焼板3の長さ方向に沿って往復移動することとなる。
ハンドル8は、除去板6の後端部6dに連結されており、その一部は燃焼室2(木質ペレット燃焼装置1)の外部に突き出されている。このハンドル8は、燃焼室2(木質ペレット燃焼装置1)の外にいる使用者により操作されるものであり、ハンドル操作を通じて除去板6を往復移動させることができる。具体的には、ハンドル8を装置内に押し込むように操作すると、除去板6は、ホームポジションから燃焼板3の先端部3dまで燃焼室2の軸方向に移動し、一方、ハンドル8を装置内から引き出すように操作すると、除去板6は、燃焼板3の先端部3dからホームポジションまで燃焼室2の軸方向に移動する。
このような構成の木質ペレット燃焼装置1の動作について、図4及び図5を参照しながら説明する。ここで、図4及び図5は、木質ペレット燃焼装置1に係る除去板6の動作を示す説明図であり、木質ペレット燃焼装置1の要部のみを模式的に示すものである。木質ペレット燃焼装置1を燃焼動作させる場合、使用者は、ハンドル8を操作して、除去板6をホームポジションにセットした状態とする。まず、ペレット供給部5から燃焼板3の上面3bに木質ペレットを供給すると、図示しない点火機構にて木質ペレットを燃焼させる。この点火機構は、木質ペレットが燃焼し始めると停止させられる。
つぎに、送風機から空気流路4へと燃焼用空気が供給され、この燃焼用空気が燃焼板3の下面3aに供給される。この燃焼空気は、燃焼板3の通気孔を介して上面3bへと至るため、燃焼板3の上面3bの木質ペレットが燃焼する。燃焼により発生する灰(燃焼灰)は、燃焼用空気又は燃焼ガスの気流によって、図示しない2次燃焼室に排出される。
この燃焼過程で、木質ペレットが密集するなどの理由により、燃焼板3に高温域が形成される場合がある。燃焼板3に高温域が形成されると、燃焼灰が溶融及び焼結してクリンカが生成される。このクリンカは、通常の燃焼用空気の気流では吹き飛ばせないため、クリンカは徐々に大きくなり、燃焼不良などの燃焼障害を引き起こす可能性がある。この場合、運転効率が低下する。
そこで、木質ペレット燃焼装置1の燃焼動作の停止中、又は燃焼動作を一時的に停止させて、燃焼板3の面上(上面3b上)に存する燃焼灰(クリンカを含む)を除去する作業を行う。この作業は、木質ペレット燃焼装置1の使用者がハンドル8を操作することで行う。
具体的には、ハンドル8を装置内に向けて押し込む操作を使用者が行うと、除去板6は、ホームポジションから燃焼板3の先端部3dまで燃焼室2の軸方向に沿って移動する。この場合、除去板6は、当該除去板6の下面6aと燃焼板3の上面3bとが重なるように燃焼板3の上面3bを移動する。燃焼板3の上面3bに存在する燃焼灰は、除去板6の先端部6cの角部によって削り落とされ、また、削り落とされた燃焼灰は除去板6の先端部6cにより進行方向へと押し出される。このような状態が、ホームポジションから燃焼板3の先端部3dに至るまで継続されると、燃焼板3の上面3bに存する燃焼灰は除去される。除去された燃焼灰は、除去板6の先端部6cが燃焼板3の先端部3dへと到達することで燃焼板3から脱落し、2次燃焼室側に排出される。
ここで、ハンドル8の押し込み操作に伴う除去板6の移動時、除去板6と燃焼板3との間に燃焼灰などが入り込むことで、除去板6の位置が上下方向に変動することがある。この場合、除去板用開口部25bの開口高さは、除去板6の厚みにマージンを加えた高さに設定されているため、除去板6の上下方向の変動を許容することができる。また、遮蔽板26は、端壁25に沿って上下方向(端壁25に沿って鉛直方向)にスライド可能とされているため、除去板6の上下方向の変動に追従して上下方向に変動する。その結果、当該遮蔽板26の下端部26aが除去板6の上面6bに常時当接したままとなる。遮蔽板26の追従動作により、除去板用開口部25bと除去板6との隙間は露出することなく当該遮蔽板26によってシールされることとなる。
一方、除去板6の先端部6cが燃焼板3の先端部3dまで到達すると、使用者は、ハンドル8を装置から引き出す操作を行う。この引き出し操作に応じて、除去板6は、燃焼板3の先端部3dからホームポジションまで燃焼室2の軸方向に沿って移動する。この場合、除去板6は、当該除去板6の下面6aと燃焼板3の上面3bとが重なるように燃焼板3の上面3bを移動する。これにより、除去板6はホームポジションへと復帰させられ、燃焼灰が除去された燃焼板3が燃焼室2内にあらわれることとなる。
また、ハンドル8の引き出し操作に伴う除去板6の移動時にも、遮蔽板26が上下方向にスライド可能とされていることで、当該遮蔽板26の下端部26aが除去板6の上面6bに常時当接したままとなる。これにより、除去板用開口部25bと除去板6との隙間は露出することなく当該遮蔽板26によってシールされることとなる。
さらに、燃焼板3に多量の燃焼灰が存する場合には、ハンドル8の押し込み操作した際に、除去板6の上面6bに燃焼灰が乗り上げてしまうことがある。そのため、除去板6がホームポジションへと復帰することで、燃焼灰が除去板用開口部25bへと到達する。しかし、除去板用開口部25bと除去板6との隙間は遮蔽板26によって閉塞されているので、除去板6の上面6bに乗り上げた燃焼灰は、遮蔽板26によって塞き止められることとなる。
このように本実施形態において、木質ペレット燃焼装置1は、燃焼室2と、燃焼室2内に設けられる燃焼板3と、互いの面が重なるように燃焼板3の面上を往復移動することで燃焼板3の面上に存する燃焼灰を押し出して燃焼板3から除去する除去板6と、除去板6に連結されており、燃焼室2の外にいる使用者の操作により除去板6を往復移動させるハンドル8と、を有している。
この構成によれば、ハンドル8を用いることで除去板6を手動で操作することができるため、装置構成の簡素化を図ることができる。すなわち、除去板6を駆動する駆動装置を備える必要がない。これにより、その製造コストの低減を図ることができる。また、ハンドル8の操作により燃焼板3の燃焼灰を適切に除去することができるので、木質ペレット燃焼装置1についての燃焼効率の低下を抑制することができる。
また、使用者が単にハンドル8を操作することで、燃焼室2内の除去板6が往復動作する。このため、燃焼灰の除去に際して燃焼室2を開放する必要がなく、メンテナンスを安全かつ簡単に行うことができる。また、駆動装置を利用しない構成であるため、装置全体のメンテナンス(分解、装置、組立等)も簡単となり、専門のメンテナンス要員を必要とせず、使い勝手のよい装置を提供することができる。
また、本実施形態において、木質ペレット燃焼装置1は、除去板6をスライド可能に搭載し、燃焼板3に対する除去板6の向き及び燃焼板3に対する除去板6の位置を設定するガイド部材7をさらに有している。
この構成によれば、燃焼板3に対して除去板6の向き及び位置を適切に調節することができる。そのため、除去板6の下面6aと燃焼板3の上面3bとを当接するように、両者が適切に重なる状態を作り出すことができる。これにより、除去板6の先端部6cの角部が燃焼板3の上面3bを万遍なく通過し、固まったクリンカや風圧では飛散しない燃焼灰を削り取ることができる。これにより、燃焼障害の発生を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態において、燃焼室2は、筒状の燃焼室本体20と、除去板用開口部25bと、遮蔽板26とを有している。ここで、除去板用開口部25bは、燃焼板3の面上を往復移動に伴い除去板6が出入りするために燃焼室本体20を閉塞する縦壁状の端壁25に設けられた開口であり、除去板6の厚みよりも大きな開口高さを備えている。また、遮蔽板26は、端壁25の除去板用開口部25bと対応する位置に、上下方向にスライド可能に配置されている。この場合において、遮蔽板26は、自重により当該遮蔽板26の下端部26aが除去板6の上面6bに当接された状態とされており、除去板6の上下方向の変動に追従して上下方向に移動することで除去板用開口部25bと除去板6との隙間をシールする。
この構成によれば、除去板用開口部25bの高さを十分に確保することができる。これにより、除去板6の往復動作時に、当該除去板6が上下方向に変動してもこれが除去板用開口部25bと緩衝するといった事態が抑制され、除去板6の往復移動をスムーズに行うことができる。その結果、使用者の操作性の向上を図ることができる。
また、平板状の除去板6が除去板開口部25bを通過する間、遮蔽板26が除去板6の上下動きに追従動作することで、除去板6の往復動作にかかわらず、除去板用開口部25bと除去板6との隙間が確実にシールされ、これにより、燃焼室2の気密性が保持される。その結果、燃焼室2への余分な空気の流入や、燃焼室2からの燃焼用空気又は燃焼ガスの流出を抑制することができる。
さらに、除去板6をホームポジションに移動させる際に、除去板6の上面6bにのった燃焼灰が遮蔽板26により塞き止められるため、燃焼灰が燃焼室2の外部へと連れ出されることがない。これにより、燃焼灰が燃焼室2の外部に飛散するといった事態を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態にかかる木質ペレット燃焼装置について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能であることはいうまでもない。
1 木質ペレット燃焼装置
2 燃焼室
20 燃焼室本体
21 脚部
22 側板
23 耐火壁
25 端壁
25a ペレット用開口部
25b 除去板用開口部(開口部)
26 遮蔽板
27 段付きねじ
3 燃焼板
4 空気流路
5 ペレット供給部
6 除去板
7 ガイド部材
8 ハンドル

Claims (3)

  1. 燃焼室と、
    前記燃焼室内に設けられる燃焼板と、
    互いの面が重なるように前記燃焼板の面上を往復移動することで、前記燃焼板の面上に存する燃焼灰を押し出して前記燃焼板から除去する除去板と、
    前記除去板に連結されており、前記燃焼室の外にいる使用者の操作により前記除去板を往復移動させるハンドルと、を有し、
    前記燃焼室は、筒状の燃焼室本体、前記燃焼板の面上を往復移動に伴い前記除去板が出入りするために前記燃焼室本体を閉塞する縦壁状の端壁に設けられ前記除去板の厚みよりも大きな開口高さを備える開口部、及び前記端壁における前記開口部と対応する位置に上下方向にスライド可能に配置される遮蔽板を有し、
    前記遮蔽板は、自重により当該遮蔽板の下端部が前記除去板の上面に当接された状態とされることを特徴とする木質ペレット燃焼装置。
  2. 前記除去板をスライド可能に搭載し、前記燃焼板に対する前記除去板の向き及び前記燃焼板に対する前記除去板の位置を設定するガイド部材をさらに有することを特徴とする請求項1に記載された木質ペレット燃焼装置。
  3. 記遮蔽板は、前記除去板の上下方向の変動に追従して上下方向に移動することで前記開口部と前記除去板との隙間をシールすることを特徴とする請求項1又は2に記載された木質ペレット燃焼装置。
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