JP6642344B2 - ペダル装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ペダル装置に関し、例えば、車両の運転席のフロアに備えられるペダル装置に関する。
ペダル装置の従来技術としては、例えば、特許文献1に開示されたペダル装置が知られている。特許文献1では、運転者の踏込みでブレーキやアクセルなどの操作が行えるように、ダッシュパネルの下側に吊下げ式のペダル装置が組付けられている。この種のペダル装置は、ダッシュパネルに固定されたペダルブラケットに、ペダルアームと一体な支持シャフトを回動自在に支持して、支持シャフトからペダルアームを吊り下げている。また、特許文献1に開示されたペダル装置には、ペダルの振れを検知するペダルストロークセンサが設けられており、ペダルストロークセンサで検知した検知信号から、電気的に機器を制御する。
別の従来技術として、例えば、図7に示すペダル装置が存在する。図7に示すペダル装置は、運転席のフロアに設けられた一対のペダル支持ブラケット61、62を備えている。ペダル支持ブラケット61には、シャフト65を挿通可能とする通孔63が設けられ、ペダル支持ブラケット62には、シャフト65を挿通可能とする通孔64が設けられている。ペダルアーム66はシャフト65を介してペダル支持ブラケット61、62に支持されている。ペダルアーム66にはシャフト65を通す筒状のボス部67が設けられている。ボス部67はピン69を挿通可能とするピン孔68を備えており、シャフト65はピン孔68と同軸となる貫通孔70を備えている。ピン69がシャフト65の貫通孔70とボス部67のピン孔68に挿通されることにより、ペダルアーム66とシャフト65はシャフト65の軸心Pを中心として一体的に回動可能である。
シャフト65の一方のペダル支持ブラケット61には、シャフト65の回動角度を検出するペダルセンサ71がセンサブラケット72を介して設けられている。センサブラケット72は一方のペダル支持ブラケット61の通孔63に嵌合する。ペダル装置は、ペダルアーム66をフロアから離れる方向へ付勢するコイルばね73を備えている。コイルばね73にボス部67が挿通されている。ピン69はシャフト65の軸心P方向においてコイルばね73から外れた位置に設けられている。
図7に示すペダル装置を組み付ける場合、作業者は、予めコイルばね73にボス部67を挿通させておく。次に、ペダルアーム66のボス部67をペダル支持ブラケット61の通孔63と同軸となるようにペダル支持ブラケット61、62の間にて位置決めしつつ、シャフト65をペダル支持ブラケット61の外側から通孔63に挿通するとともにボス部67に挿通する。次に、シャフト65の貫通孔70とボス部67のピン孔68を同軸になるようにシャフト65の位置合わせを行い、ピン孔68および貫通孔70にピン69を挿通する。次に、センサブラケット72をペダル支持ブラケット61に取り付け、センサブラケット72にペダルセンサ71を固定することにより、ペダルアーム66のペダル支持ブラケット61、62への組み付けが完了する。
特許第4696216公報
図7に示す従来技術では、ペダルアームをペダル支持ブラケットに位置決めするペダルアームの位置決め作業と、シャフトをボス部に挿通するシャフト挿通作業と、ピンをシャフトおよびボス部に挿通するピン挿通作業が必要となる。しかしながら、ペダルアームの位置決め作業、シャフト挿通作業およびピン挿通作業の順序を変更することができず、一連の作業が煩雑であるという問題がある。一連の作業の順序が変更できないため、ピンはシャフトの軸心方向においてコイルスプリングから外れた位置に設けなければならず、シャフトの軸心方向におけるペダル装置の長大化を招くという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、ペダルアームの組み付け作業がより簡単となるとともに、シャフトの軸心方向におけるペダル装置の短縮化を図ることが可能なペダル装置の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、運転席フロアの前部に設けた前壁部に固定される一対のペダル支持ブラケットと、アーム基端部にボス部を備え、アーム先端部にペダル部を備えたペダルアームと、前記ボス部に挿通され、前記ペダルアームを前記一対のペダル支持ブラケットに回動可能に支持するシャフトと、前記シャフトの径方向から前記ボス部および前記シャフトに挿通され、前記シャフトと前記ペダルアームを連結する連結ピンと、前記ボス部が挿通され、前記ペダルアームを前記運転席フロアから離す方向へ付勢するコイルばねと、前記シャフトに連結され、前記ペダルアームの回動角度を検出するペダルセンサと、を備えたペダル装置において、少なくとも一方のペダル支持ブラケットは、前記シャフトを挿通可能であって、前記シャフトの径方向に開口する開口部を有し、前記連結ピンは、前記ボスにおいて前記シャフトの径方向にて前記コイルばねと重なる位置に設けられていることを特徴とする。
本発明では、シャフト、連結ピンおよびコイルばねをペダルアームに組み付けてペダルアーム組付体を準備しておく。ペダル支持ブラケットの開口部がシャフトの径方向に開口するため、ペダルアーム組付体のシャフトの端部を径方向から開口部へ位置させて、ペダル支持ブラケットへのペダルアーム組付体の組み付けを行うことができる。ペダルアーム組付体を予め準備することができ、連結ピンがシャフトの径方向にてコイルばねと重なる位置に設けられるため、シャフトおよびボス部を軸心方向の長さを短縮化することができる。その結果、ペダルアームの組み付け作業がより簡単となるとともに、シャフトの軸心方向におけるペダル装置の短縮化を図ることが可能となる。
また、上記のペダル装置において、前記開口部にて前記ペダル支持ブラケットと嵌合するとともに、前記シャフトを軸支するシャフト支持部材が設けられ、前記開口部を有するペダル支持ブラケットは、前記開口部を形成する円弧部を有し、前記円弧部の円弧に対する中心角が180°以上である構成としてもよい。
この場合、シャフト支持部材が開口部に嵌合されるとともに、開口部におけるシャフトの軸心が位置決めされ、シャフトはシャフト支持部材に支持される。円弧部の円弧に対する中心角が180°以上であるから、シャフト支持部材を組み付けるとき、シャフト支持部材は、開口部との嵌合により開口部から径方向へ位置ずれすることがない。その結果、シャフト支持部材のペダル支持ブラケットに対する位置決めを簡単に行うことができる。
また、上記のペダル装置において、前記一対のペダル支持ブラケットの少なくとも一方は、前記シャフト支持部材の嵌合部と嵌合する被嵌合部を有するとともに、前記シャフト支持部材と締結される締結部を有し、前記締結部において前記シャフトの軸方向にボルト締結される構成としてもよい。
この場合、ペダル支持ブラケットの被嵌合部にシャフト支持部材の嵌合部が嵌合されることにより、ペダルアーム組付体のペダル支持ブラケットに対する位置決めが行われる。シャフト支持部材にペダルセンサが設けられている場合、ペダルアーム組付体とペダルセンサのペダル支持ブラケットに対する位置決めを同時に行うことができる。
本発明によれば、ペダルアームの組み付け作業がより簡単となるとともに、シャフトの軸心方向におけるペダル装置の短縮化を図ることが可能なペダル装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るペダル装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るペダル装置を示す側面図である。 図2におけるA−A線矢視図である。 ペダル装置のペダルアーム組立体の斜視図である。 本発明の実施形態に係るペダル装置の一部を分解した斜視図である。 ペダル支持ブラケットの側面図である。 従来のペダル装置の縦断面図である。
以下、本発明の実施形態に係るペダル装置について図面を参照して説明する。本実施形態のペダル装置は車両としてのフォークリフトのブレーキペダル装置に適用した例である。フォークリフトの運転席には、図1、図2に示すように、床面の一部である運転席フロア11が備えられている。運転席フロア11の前部には、運転席フロア11から上方へ延在する前壁部12が設けられている。図示はしないが運転席フロア11の後方には運転席シートが備えられている。
本実施形態のペダル装置は、前壁部12において右側に固定された一方のペダル支持ブラケット13と、前壁部12においてペダル支持ブラケット13の左側に固定された他方のペダル支持ブラケット14とを有する。ペダル支持ブラケット13、14は、金属板により形成されており、溶接により前壁部12に固定されている。ペダル支持ブラケット13、14は、前壁部12から後方へ向けて互いに平行となるように突出している。ペダル支持ブラケット13、14は、前壁部12に固定されている一対のペダル支持ブラケットに相当する。
ペダル装置は、一対のペダル支持ブラケット13、14の間に配置され、ペダル支持ブラケット13、14に対して回動可能に支持されたペダルアーム組立体15を有する。
図3に示すように、ペダルアーム組立体15は、主に、ペダルアーム16、シャフト17、コイルばね18、連結ピン19およびレバーアーム20を備えている。ペダルアーム組立体15が備えるシャフト17の右側の端部には、ペダルアーム16の回動角度を検出するペダルセンサ21が連結されている。ペダルセンサ21はペダル支持ブラケット13に固定したセンサブラケット22に取り付けられている。センサブラケット22はシャフト支持部材に相当する。
ペダルアーム組立体15について詳細に説明する。図3、図4に示すように、ペダルアーム16は、アーム本体25のアーム基端部26寄りにボス部27を備えている。ペダルアーム16は、アーム本体25のアーム先端部28にペダル部29を備えている。ボス部27の軸孔30にはシャフト17が挿通されている。シャフト17の軸心Pは水平であり、シャフト17の両端部はボス部27からそれぞれ突出している。シャフト17のペダル支持ブラケット13側の端部は、ペダルセンサ21と連結されている。シャフト17のセンサブラケット22に対応する部位は、センサブラケット22に形成されている軸孔31に設けたすべり軸受32によりセンサブラケット22に軸支されている。シャフト17のペダル支持ブラケット14側の端部は、ペダル支持ブラケット14に備えられたボス部33に挿入され、ペダル支持ブラケット14に支持されている。
シャフト17は、径方向に貫通され、連結ピン19を挿通可能とする貫通孔34を有している。ボス部27には、径方向に貫通するピン孔35が形成されている。ピン孔35は貫通孔34と同軸となることが可能であり、貫通孔34とピン孔35の孔径は同じである。貫通孔34およびピン孔35に連結ピン19が挿通される。貫通孔34およびピン孔35への連結ピン19の挿通は、ペダルアーム16とシャフト17の一体的な回動を実現する。本実施形態では連結ピン19はスプリングピンを用いている。また、連結ピン19の直径はコイルばね18の軸方向の隙間より大きい。
ボス部27はコイルばね18を挿通しており、コイルばね18は、軸心P方向においてセンサブラケット22とペダルアーム16の間に位置する。コイルばね18のセンサブラケット22側の端部36は、センサブラケット22に係止されている。コイルばね18のペダル支持ブラケット14側の端部37は、アーム本体25に係止されている。コイルばね18は、ねじりばねであり、ペダルアーム16を運転席フロア11および前壁部12から常に離れる方向へ付勢する付勢力をペダルアーム16に付与する。従って、オペレータがペダルアーム16を踏み込んだ後、踏み込みを解除すると、ペダルアーム16はコイルばね18の復元力によって踏み込み前の位置へ復帰する。
本実施形態では、レバーアーム20は、シャフト17が挿通されるボス部38と、ボス部38に設けたアーム部39とを備えている。レバーアーム20は、軸心P方向においてペダルアーム16とペダル支持ブラケット14との間に位置する。アーム部39には、ブレーキブースタ(図示せず)を作動させるプッシュロッド40が連結されている。アーム本体25のアーム先端部28には、左方のペダル支持ブラケット14へ向けて延在する作動片41が設けられている。作動片41はアーム部39の前部に当接するように位置している。従って、ペダルアーム16の踏み込みにより、ペダルアーム16が回動すると、作動片41はペダルアーム16とともに回動し、レバーアーム20を回動させ、ブレーキブースタを作動させるようにプッシュロッド40を押し込む。
ペダルアーム16におけるアーム基端部26には、ペダルアーム16の最大の回動角度を規定するアームストッパ43が設けられている。アームストッパ43は、ペダルアーム16から右方のペダル支持ブラケット13側へ向けて延在する板状のストッパブラケット44とストッパブラケット44の右端に設けたストッパボルト45を有している。ペダル部29が踏み込まれ、ペダルアーム16が最大の回動角度に達したとき、ストッパボルト45がペダル支持ブラケット13の先端部付近に当接する(図2を参照)。
ここで、ペダル支持ブラケット13について詳細に説明する。図5に示すように、ペダル支持ブラケット13には、ペダルアーム組立体15の端部を挿通する開口部50が形成されている。開口部50は軸心Pの径方向における上方に向けて開口しており、ペダルアーム組立体15のシャフト17の端部を径方向からの開口部50への挿入を可能としている。図6に示すように、ペダル支持ブラケット13は、開口部50を形成し、中心Qの円弧部51と、円弧部51の前端から後方寄り上方へ直線状に延びる前端部52と、円弧部51の後端から後方寄り上方へ直線状に延びる後端部53とを有する。前端部52および後端部53は互いに平行である。ペダル支持ブラケット13には、センサブラケット22を固定するボルト締結のためのボルト孔54が設けられている。図5に示すボルト55はセンサブラケット22をペダル支持ブラケット13に固定する締結部材としてのボルトである。ボルト孔54は、ペダル支持ブラケット13にセンサブラケット22をボルト55により締結する締結部に相当する。ボルト56はペダルセンサ21をセンサブラケット22に固定するボルトである。
本実施形態では、円弧部51における円弧に対する前端から後端までの中心角Cは235°であり、180°以上に設定されている。一方、センサブラケット22は、開口部50の円弧部51と嵌合する円柱状の嵌合部23を備えている(図3、図5を参照)。従って、円弧部51は、センサブラケット22の嵌合部23と嵌合する被嵌合部に相当する。円弧部51の中心角Cが180°以上に設定されているため、嵌合部23を円弧部51に嵌合させた状態でセンサブラケット22をペダル支持ブラケット13にボルト締結しても、円弧部51がセンサブラケット22の径方向の位置ずれを規制する。因みに、中心角Cが180°未満であれば、センサブラケット22をペダル支持ブラケット13にボルト締結する際に、嵌合部23が円弧部51に対して径方向に位置ずれする可能性がある。
センサブラケット22にはペダルセンサ21が固定されているが、ペダルセンサ21は、シャフト17の端部と連結されている。本実施形態のペダルセンサ21は、シャフト17の回動を検出してペダルアーム16の回動角度を検出するポテンショメータである。
次に、本実施形態に係るペダル装置の組立について説明する。本実施形態では、図4に示すように、まず、作業者は、ペダルアーム16のボス部27およびレバーアーム20のボス部38にシャフト17を挿通する。次に、シャフト17の貫通孔34をボス部27のピン孔35と同軸となるように、シャフト17をボス部27に対して位置合わせる。貫通孔34とピン孔35が同軸となった状態で連結ピン19を貫通孔34とピン孔35に挿通する。連結ピン19の挿通によりペダルアーム16およびシャフトは一体的に回動可能な状態となる。
次に、コイルばね18をペダルアーム16に装着する。具体的には、コイルばね18と連結ピン19が径方向に重なるように、ボス部27をコイルばね18に挿通し、コイルばね18の端部37をアーム本体25に係止させる。コイルばね18をペダルアーム16に装着したことにより、ペダルアーム16、シャフト17、コイルばね18、連結ピン19およびレバーアーム20を備えるペダルアーム組立体15が構成される。
次に、ペダルアーム組立体15をペダル支持ブラケット13、14に対して回動可能に支持させる。まず、ペダルアーム組立体15のレバーアーム20から突出するシャフト17の端部をペダル支持ブラケット14のボス部33に対向させる。併せて、シャフト17のペダルアーム16のボス部27から突出するシャフト17の端部を軸心Pの径方向から開口部50に位置させる。レバーアーム20から突出するシャフト17の端部をボス部33に挿通させた後、ボス部27から突出するシャフト17の端部をセンサブラケット22の軸孔31に挿通するとともに、センサブラケット22をペダル支持ブラケット13にボルト締結により固定する。
センサブラケット22がペダル支持ブラケット13に固定されることにより、ペダルアーム組立体15は、ペダル支持ブラケット13、14に対して回動可能に支持される。 ペダルアーム16が運転席フロア11から離れる方向に付勢されるように、コイルばね18の端部36をセンサブラケット22に係止する。コイルばね18の端部36がセンサブラケット22に係止されることにより、ペダル部29の踏み込みによりペダルアーム16が回動するとコイルばね18の付勢力が増大する。
センサブラケット22の固定後は、センサブラケット22にペダルセンサ21を固定するほか、ストッパブラケット44にストッパボルト45を取り付ける。さらに、プッシュロッド40をレバーアーム20と連結する。その他、図示はされないがペダルセンサのハーネス等の部品がペダル装置に取り付けられる。
本実施形態のペダル装置によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)シャフト17、連結ピン19およびコイルばね18をペダルアーム16に組み付けてペダルアーム組立体15を準備しておく。ペダル支持ブラケット13の開口部50がシャフト17の径方向に開口するため、ペダルアーム組立体15のシャフト17の端部を径方向から開口部50へ位置させて、ペダル支持ブラケット13へのペダルアーム組立体15の組み付けを行うことができる。ペダルアーム組立体15を予め準備することができ、連結ピン19がシャフト17の径方向にてコイルばね18と重なる位置に設けられるため、シャフト17およびボス部27を軸心P方向の長さを短縮化することができる。その結果、ペダルアーム16の組み付け作業がより簡単となるとともに、シャフト17の軸心P方向におけるペダル装置の短縮化を図ることが可能となる。
(2)開口部50と嵌合する嵌合部23を備えるとともに、シャフト17を軸支するセンサブラケット22が設けられている。開口部50を有するペダル支持ブラケット13は、開口部50を形成する円弧部51を有し、円弧部51の円弧に対する中心角が180°以上である。このため、センサブラケット22が開口部50に嵌合されるとともに、開口部50におけるシャフト17の軸心Pが位置決めされ、シャフト17はセンサブラケット22に支持される。円弧部51の円弧に対する中心角が180°以上であるから、センサブラケット22を組み付けるとき、センサブラケット22は、開口部50との嵌合により開口部50から径方向へ位置ずれすることがない。その結果、センサブラケット22のペダル支持ブラケット13に対する位置決めを簡単に行うことができる。
(3)ペダル支持ブラケット13の被嵌合部である円弧部51にセンサブラケット22の嵌合部23が嵌合されることにより、ペダルアーム組付体15のペダル支持ブラケットに対する位置決めが行われる。センサブラケット22にはペダルセンサ21が設けられており、ペダルアーム組付体15とペダルセンサ21のペダル支持ブラケット13に対する位置決めを同時に行うことができる。また、センサブラケット22はペダル支持ブラケット13のボルト孔54においてシャフト17の軸方向にボルト締結されるから、センサブラケット22のペダル支持ブラケット13へのボルト締結の作業は簡単である。
(4)ペダル支持ブラケット13の開口部50が上方へ向けて開口しているため、ペダルアーム組立体15のペダル支持ブラケット13、14への組み付け作業が行い易い。従って、ペダル装置の保守点検や部品の交換作業の短縮化を図ることが可能である。
(5)ペダルアーム16とシャフト17とを連結する連結ピン19はスプリングピンを用いているため、貫通孔34やピン孔35から脱落することはない。連結ピン19の直径はコイルばね18の軸方向の隙間より大きいため、連結ピン19が貫通孔34、ピン孔35から脱落しようとしても、コイルばね18が連結ピン19の脱落を妨げることができ、連結ピン19に脱落防止の手段を設ける必要がない。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態では、円弧部の円弧に対する中心角が180°以上であるとしたが、この限りではなく、中心角180°未満であってもよい。例えば、中心角が150°であっても、シャフト支持部材の開口部に対する位置ずれを防止する手段が別に講じられていればよい。また、開口部は円弧部以外の形状であってもよく、シャフト支持部材を保持することが可能な形状の開口部であればよい。
○ 上記の実施形態では、一対のペダル支持ブラケットのうち、一方のペダル支持ブラケットにのみ開口部を設けたが、一対のペダル支持ブラケットに開口部をそれぞれ設けてもよい。この場合、それぞれの開口部に嵌合し、シャフトを支持するシャフト支持部材を備えるようにすればよい。
○ 上記の実施形態では、連結ピンとしてスプリングピンを用いたがスプリングピン以外の棒部材を用いてもよい。また、連結ピンの直径はコイルばねの軸方向の隙間より大きいとしたが、この隙間よりも小さくてもよい。この場合、連結ピンのペダルアームおよびシャフトからの脱落を妨げる手段を設けることが好ましい。
11 運転席フロア
12 前壁部
13、61 ペダル支持ブラケット(右)
14、62 ペダル支持ブラケット(左)
15 ペダルアーム組立体
16、66 ペダルアーム
17、65 シャフト
18、73 コイルばね
19 連結ピン
20 レバーアーム
21、71 ペダルセンサ
22、72 センサブラケット
23 嵌合部
25 アーム本体
26 アーム基端部
27 ボス部
28 アーム先端部
29 ペダル部
34、70 貫通孔
35、68 ピン孔
38 ボス部(レバーアーム)
39 アーム部(レバーアーム)
50 開口部
51 円弧部
C 中心角
P 軸心
Q 中心

Claims (3)

  1. 運転席フロアの前部に設けた前壁部に固定される一対のペダル支持ブラケットと、
    アーム基端部にボス部を備え、アーム先端部にペダル部を備えたペダルアームと、
    前記ボス部に挿通され、前記ペダルアームを前記一対のペダル支持ブラケットに回動可能に支持するシャフトと、
    前記シャフトの径方向から前記ボス部および前記シャフトに挿通され、前記シャフトと前記ペダルアームを連結する連結ピンと、
    前記ボス部が挿通され、前記ペダルアームを前記運転席フロアから離す方向へ付勢するコイルばねと、
    前記シャフトに連結され、前記ペダルアームの回動角度を検出するペダルセンサと、を備えたペダル装置において、
    少なくとも一方のペダル支持ブラケットは、前記シャフトを挿通可能であって、前記シャフトの径方向に開口する開口部を有し、
    前記連結ピンは、前記ボスにおいて前記シャフトの径方向にて前記コイルばねと重なる位置に設けられていることを特徴とするペダル装置。
  2. 前記開口部にて前記ペダル支持ブラケットと嵌合するとともに、前記シャフトを軸支するシャフト支持部材が設けられ、
    前記開口部を有するペダル支持ブラケットは、前記開口部を形成する円弧部を有し、前記円弧部の円弧に対する中心角が180°以上であることを特徴とする請求項1記載のペダル装置。
  3. 前記一対のペダル支持ブラケットの少なくとも一方は、前記シャフト支持部材の嵌合部と嵌合する被嵌合部を有するとともに、前記シャフト支持部材と締結される締結部を有し、
    前記締結部において前記シャフトの軸方向にボルト締結されることを特徴とする請求項2記載のペダル装置。
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