JP6641589B2 - ユニットの製造方法 - Google Patents

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本発明は ユニットの製造方法に関する。
電動モータのモータハウジング内に空気を供給してモータハウジングの気密性を検査した後、モータハウジングと減速機のギヤハウジングとを組み付けてユニット化する技術が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
また、ギヤハウジング部に接続される前のモータECUハウジング部内に空気を供給してモータECUハウジング部の気密性等を確認した後、ギヤハウジング部とモータECUハウジング部とを組み付けてユニット化する技術が提案されている(例えば特許文献2を参照)。
特許第4678519号公報 特開2015−54630号公報
特許文献1では、モータハウジングとギヤハウジングとの接続部に関するシール性を検査できない。また、特許文献2では、ギヤハウジング部とモータECUハウジング部との接続部のシール性を検査できない。すなわち、複数のハウジングを含むユニットハウジング全体のシール性の検査ができない。
本発明の目的は、複数のハウジングを含むユニットハウジング全体の気密性を検査することができるユニットの製造方法を提供することである。
請求項1の発明は、互いに封止連結された複数のハウジング(10,20,30)を含むユニットハウジング(UH)と、前記ユニットハウジング内に収容された収容部品(41,42,43)と、前記複数のハウジングのうちの所定のハウジング(20)から突出するシャフト(50)と、前記所定のハウジングと前記シャフトとの間をシールする所定のシール部材(70)とを含むユニット(U)の製造方法であって、前記所定のシール部材を前記シャフトに装着する前に、前記シャフトの外周に有底筒状の案内治具(100))を装着する工程と、前記所定のシール部材を前記シャフトに装着された前記案内治具の外周によって案内しつつ前記所定のハウジングに装着する工程と、前記所定のシール部材を案内した前記案内治具に設けられた空気供給口(120)を介して前記ユニットハウジングの内部に空気を供給し、前記ユニットハウジングからの前記空気の漏れに基づいて前記ユニットハウジングの気密性を検査する工程と、前記気密性の検査の終了後に、前記案内治具を取り除く工程と、を含むユニットの製造方法を提供する。
なお、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素等を表すが、このことは、むろん、本発明がそれらの実施形態に限定されるべきことを意味するものではない。以下、この項において同じ。
請求項2の発明は、前記シャフトは、トーションバー(51)を介して同軸上に連結された入力軸(52)および出力軸(53)を含み、前記ユニットハウジングは、一端に前記入力軸を第1シール部材(60)を介して挿通させる第1挿通孔(11)が形成され、内部に収容部品としてのトルクセンサ(41)が収容された筒状の第1ハウジング(10)と、前記出力軸に動力伝達する収容部品としての減速機(42)が収容され、一端(20a)が前記第1ハウジングの他端(10b)と封止連結され、他端(20b)に前記出力軸を挿通させる第2挿通孔(23)が形成された前記所定のハウジングとしての筒状の第2ハウジング(20)と、収容部品としてのモータ部品(43)を収容し、一端(30a)が前記第2ハウジングの側部の環状の連結部(26)に封止連結された筒状の第3ハウジング(30)と、を含み、前記所定のシール部材は、前記第2挿通孔と前記出力軸との間をシールする第2シール部材(70)を含み、前記第2ハウジングは、前記出力軸を挿通させる第3挿通孔(24)を形成し前記減速機が収容された筒状の第2ハウジング本体(21)と、一端(22a)が前記第2ハウジング本体に封止連結され他端(22b)に前記第2挿通孔が形成されたエンドカバー(22)とを含む、請求項1に記載のユニットの製造方法であって、前記ユニットにおいて前記エンドカバーおよび前記第2シール部材を除く要素が組み立てられた状態で、前記第2ハウジング本体の前記第3挿通孔から突出する前記出力軸に筒状の案内治具を装着する工程と、前記エンドカバーの前記第2挿通孔に装着された状態の前記第2シール部材を前記出力軸に装着された前記案内治具の外周によって案内しつつ前記第2シール部材を前記エンドカバーとともに前記第2ハウジング本体に装着することで、前記第2シール部材を前記第2ハウジングに装着する工程と、前記第2シール部材を案内した前記案内治具に設けられた空気供給口を介して前記ユニットハウジング内に空気を供給し、前記ユニットハウジングからの前記空気の漏れに基づいて前記ユニットハウジングの気密性を検査する工程と、気密性の検査の終了後に、前記案内治具を取り除く工程と、を含むユニットの製造方法を提供する。
請求項3の発明は、前記シャフトは、トーションバー(51)を介して同軸上に連結された入力軸(52)および出力軸(53)を含み、前記ユニットハウジングは、一端(10a)に前記入力軸を第1シール部材(60)を介して挿通させる第1挿通孔(11)が形成され、内部に収容部品としてのトルクセンサ(41)が収容された筒状の第1ハウジング(10)と、前記出力軸に動力を伝達する収容部品としての減速機(42)が収容され、一端(20a)が前記第1ハウジングの他端(10b)と封止連結され、他端(20b)に前記出力軸を挿通させる第2挿通孔(23)が形成された前記所定のハウジングとしての筒状の第2ハウジング(20)と、収容部品としてのモータ部品(43)を収容し、一端(30a)が前記第2ハウジングの側部の環状の連結部(26)に封止連結された筒状の第3ハウジング(30)と、を含み、前記所定のシール部材は、前記第2挿通孔と前記出力軸との間をシールする第2シール部材(70)を含む、請求項1に記載のユニットの製造方法であって、前記ユニットにおいて前記第2シール部材を除く要素が組み立てられた状態で、前記第2挿通孔から突出する前記出力軸に筒状の案内治具を装着する工程と、前記出力軸に装着された前記案内治具の外周によって前記第2シール部材を案内しつつ前記第2シール部材を前記第2ハウジングの前記第2挿通孔に装着する工程と、前記第2シール部材を案内した前記案内治具に設けられた空気供給口を介して前記ユニットハウジング内に空気を供給し、前記ユニットハウジングからの前記空気の漏れに基づいて前記ユニットハウジングの気密性を検査する工程と、気密性の検査の終了後に、前記案内治具を取り除く工程と、を含むユニットの製造方法を提供する。
請求項1の発明では、シャフトに装着された案内治具によって所定のシール部材を案内しつつ、所定のシール部材を単独でまたはエンドカバーとともに所定のハウジングに装着する。その後、案内治具の空気供給口からユニットハウジング内に空気を供給し、ユニットハウジングからの空気の漏れに基づいて、気密性を検査する。短時間でユニットハウジング全体の空気漏れを検査することができる。
請求項2の発明では、エンドカバーの第2挿通孔に装着された状態の第2シール部材を出力軸に装着された案内治具の外周によって案内しつつ、第2シール部材をエンドカバーとともに第2ハウジング本体に装着する。その後、案内治具の空気供給口からユニットハウジング内に空気を供給し、ユニットハウジングからの空気の漏れに基づいて気密性を検査する。短時間で、ユニットハウジング全体の空気漏れを検査することができる。
請求項3の発明では、出力軸に装着された案内治具の外周によって第2シール部材を案内しつつ第2挿通孔に装着した後、案内治具の空気供給口からユニットハウジング内に空気を供給し、ユニットハウジングからの空気の漏れに基づいて気密性を検査する。短時間で、ユニットハウジング全体の空気漏れを検査することができる。
本発明の第1実施形態のユニットの製造方法により製造された減速機・電動モータユニットの概略断面図である。 図1のII−II断面図である。 第1実施形態における案内治具の概略断面図である。 図3AのIII B−III B線に沿って切断された拡大断面図である。 第1実施形態の工程図であり、案内治具を装着する工程において、案内治具の装着後の状態を示している。 第1実施形態の工程図であり、シール部材の装着工程の途中の状態を示している。 第1実施形態の工程図であり、シール部材の装着工程が完了した状態を示している。 第1実施形態の工程図であり、気密性検査の工程を示している。 第1実施形態の工程図であり、案内治具を取り除く工程を示している。 本発明の第2実施形態のユニットの製造方法の一工程図であり、シール部材の装着工程の途中の状態を示している。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態の製造方法によって製造された減速機・電動モータユニットであるユニットUの概略断面図である。
ユニットUは、第1ハウジング10、第2ハウジング20(所定のハウジングに相当)および第3ハウジング30を含むユニットハウジングUHと、ユニットハウジングUH内に収容された収容部品(トルクセンサ41、減速機42、モータ部品43)と、第1ハウジング10および第2ハウジング20から突出するシャフト50とを備える。
また、ユニットUは、第1ハウジング10とシャフト50との間を封止する環状の第1シール部材60と、第2ハウジング20とシャフト50との間を封止する環状の第2シール部材70(所定のシール部材に相当)とを備える。
シャフト50は、トーションバー51を介して同軸上に連結された入力軸52および出力軸53を含む。
第1ハウジング10は、入力軸52と出力軸53の一部とを取り囲む筒状をなしている。第1ハウジング10は、第1軸受81を介して入力軸52を回転可能に支持している。第1ハウジング10は、第2軸受82を介して出力軸53を回転可能に支持している。
第1ハウジング10の内部に、収容部品としてのトルクセンサ41が収容されている。トルクセンサ41は、第1軸受81と第2軸受82との間に配置されている。
第1ハウジング10の一端10aに、第1シール部材60を介して入力軸52を挿通させる第1挿通孔11が形成されている。第1シール部材60は、第1挿通孔11の内周と入力軸52の外周との間をシールする。第1シール部材60は、第1挿通孔11の内周に固定される。第1シール部材60は、入力軸52の外周に摺接する環状のシールリップ(図示せず)を有するオイルシールである。
トルクセンサ41の検出信号を伝達する電線束等を保持する信号取出部44が、第1ハウジング10の側部に設けられた開口12に、Oリング等のシール部材91を介して、封止連結されている。
第2ハウジング20は、出力軸53を取り囲む筒状の第2ハウジング本体21と、エンドカバー22とを含む。
第2ハウジング本体21の一端21a(第2ハウジング20の一端20aに相当)が、第1ハウジング10の他端10bと封止連結されている。具体的には、第1ハウジング10の他端10bの外周に設けられた嵌合凹部に、第2ハウジング本体21の一端21aが嵌合されている。第1ハウジング10と第2ハウジング20との互いの嵌合面間が、Oリング等のシール部材92を介してシールされている。
エンドカバー22の一端22aが、第2ハウジング本体21の他端21bに封止連結されている。エンドカバー22の他端22b(第2ハウジング20の他端20bに相当)に、第2シール部材70を介して出力軸53を挿通させる第2挿通孔23が形成されている。第2シール部材70は、第2挿通孔23の内周と出力軸53の外周との間をシールする。第2シール部材70は、第2挿通孔23の内周に固定される。第2シール部材70は、出力軸53の外周に摺接する環状のシールリップ(図示せず)を有するオイルシールである。
第2ハウジング本体21は、第3軸受83を介して出力軸53を回転可能に支持している。第2ハウジング本体21は、出力軸53を挿通させる第3挿通孔24を形成している。第3軸受83は、第3挿通孔24の内周と出力軸53の外周との間に介在している。
第2ハウジング20の内部に、収容部品としての減速機42が収容されている。減速機42は、ウォームシャフト42aと、ウォームシャフト42aと噛み合うウォームホイール42bとを含む。ウォームホイール42bは、出力軸53の外周に一体回転可能に連結されている。
図2はユニットUの別角度からの概略断面図である。図2に示すように、第2ハウジング20の第2ハウジング本体21は、ウォームシャフト42aを収容する収容部25を有している。収容部25の内面によって、ウォームシャフト42aの一端および他端が、それぞれ、第4軸受84および第5軸受85によって回転可能に支持されている。
第2ハウジング20の第2ハウジング本体21の収容部25の一端は、拡径されて開口を区画する環状の連結部26を形成している。
第3ハウジング30は、筒状をなし、内部にモータ部品43を収容している。モータ部品43は、ロータ43aと、ロータ43aを取り囲み第3ハウジング30の内周に固定された環状のステータ43bと、ロータ43aと一体回転するモータシャフト43cとを含む。また、モータ部品43は、ロータ43aの回転角度を検出するレゾルバ等の回転角センサ(図示せず)を含む。
第3ハウジング30の一端30aと第2ハウジング20の連結部26とは、互いに突き合わされ、図示しないシール部材を介して封止連結されている。
モータシャフト43cは、第2ハウジング20の連結部26に挿通され、収容部25内で、継手45を介してウォームシャフト42aとトルク伝達可能に連結されている。
図示していないが、ユニットUがステアリング装置に組み込まれた状態で、入力軸52は、ステアリングシャフトを介してステアリングホイールと連結される。また、出力軸53は、自在継手を介してインタミーディエイトシャフトと連結され、インタミーディエイトシャフトは、自在継手を介して、ラックアンドピニオン機構(転舵機構)のピニオンシャフトと連結される。また、ラックアンドピニオン機構のラックシャフトの各端部は、タイロッドおよびナックルアームを介して転舵輪と連結される。
図1に示すように、第2ハウジング20から突出する出力軸53の部分の外周には、出力軸53を自在継手のヨークと一体回転可能に結合するために、雄セレーションMSが形成されている。このため、ユニットUの組立時において、出力軸53に第2シール部材70を装着するときに、第2シール部材70の傷つきを防止するために、出力軸53の外周に図3Aに示すような筒状の案内治具100を被せ、案内治具100の外周に沿って第2シール部材70の装着を案内するようにしている。
本実施形態では、第2シール部材70の装着に用いられる案内治具100を利用して、ユニットハウジングUH内に空気を供給し、ユニットハウジングUHの気密性の検査を実施することを主たる特徴としている。
具体的には、図3Aに示すように、案内治具100は、先細り状の閉塞端である一端111と開放端である他端112とを有する筒状の治具本体110と、一端111を貫通する例えばパイプからなる空気供給口120とを備えている。
空気供給口120の一端121は治具本体110外に配置され、空気供給口120の他端122は、治具本体110内に配置されている。図3Aおよび図3Bに示すように、治具本体110の一端111の内側で、前記空気供給口120を形成するパイプの外周に、複数の位置決め突起130が固定されている。
図4に示すように、位置決め突起130が出力軸53の端面に当接することにより出力軸53に対して案内治具100を軸方向に位置決めされる。また、位置決め突起130が、出力軸53の端面に当接した状態で、空気供給口120の他端122と出力軸53の端面との間に隙間が形成される。この隙間を介して、治具本体110内への空気の供給が可能である。
次いで、図4〜図8を参照して、ユニットUの製造方法を工程順に説明する。
まず、図4は、案内治具100の装着工程を示している。図1に示すユニットUにおいてエンドカバー22および第2シール部材70を除く要素が組み立てられた、図4に示すユニット製造用中間体の状態で、第2ハウジング本体21の第3挿通孔24から突出する出力軸53に、筒状の案内治具100を装着する。
次いで、図5は、第2シール部材70の装着工程を示している。図5に示すように、エンドカバー22の第2挿通孔23に第2シール部材70が予め装着されて、エンドカバー22と第2シール部材70を含むサブアセンブリSAが形成されている。
図5に示すように、サブアセンブリSAの第2シール部材70が、出力軸53に装着された案内治具100の外周によって案内されつつ、図6に示すように、第2シール部材70が、エンドカバー22とともに第2ハウジング本体21に装着される。これにより、ユニットハウジングUHが組み立てられる。
また、エンドカバー22の一端22aが、第2ハウジング本体21の他端21bに封止連結される。第2シール部材70は、第2挿通孔23の内周と出力軸53に外嵌された案内治具100の治具本体110の外周との間をシールする状態となる。これにより、ユニットハウジングUH内が密閉される。
次いで、図7は、気密検査の工程を示している。図7に示すように、案内治具100の空気供給口120の一端121に、空気源200からのカプラー201が接続される。空気源200から供給される大気圧よりも高い所定の圧力の空気が、案内治具100の治具本体110と出力軸53との隙間を介して、ユニットハウジングUH内に供給される。これにより、ユニットハウジングUH内の気圧が、大気圧よりも高くなる。
この状態で、弁機構202によって空気の供給が遮断され、且つユニットハウジングUH内からの逆流が弁機構202を用いて阻止される。空気供給の遮断直後のユニットハウジングUHの気圧が、気圧計300によって測定される。また、空気供給の遮断から、所定時間(例えば20〜30秒)の経過後のユニットハウジングUH内の気圧が、気圧計300によって測定される。遮断直後と遮断から所定時間の経過後との間での気圧の変化量が所定値を超える場合には、ユニットハウジングUHからの空気漏れがあると判断される。前記気圧の変化量が所定値以下である場合には、空気漏れがないと判断される。このようにして、ユニットハウジングUHからの空気の漏れに基づいてユニットハウジングUHの気密性が検査される。
次いで、図8は、案内治具100の取り外し工程を示している。気密性の検査の終了後に、図8に示すように、出力軸53から案内治具100が取り外される。これにより、ユニットUの製造が完了する。
以上のように、本実施形態によれば、エンドカバー22の第2挿通孔23に装着された状態の第2シール部材70が、出力軸53に装着された案内治具100の外周によって案内されつつ、エンドカバー22とともに第2ハウジング本体21に装着される。その後、案内治具100の空気供給口120からユニットハウジングUH内に空気を供給し、ユニットハウジングUHからの空気の漏れに基づいて気密性を検査する。短時間(例えば20〜30秒間)で、ユニットハウジングUH全体の空気漏れを検査することができる。
(第2実施形態)
図9は、本発明の第2実施形態のユニットの製造方法において、第2シール部材70を装着する工程を示している。
図9の第2実施形態が、図5の第1実施形態と異なるのは、下記である。
すなわち、第1実施形態では、図5に示されるように、第2シール部材70を装着する工程において、第2シール部材70が、エンドカバー22とともに(すなわち第2シール部材70とエンドカバー22とを含むサブアセンブリSAの状態で)、第2ハウジング本体21に装着される。
これに対して、第2実施形態では、第2シール部材70を装着する工程において、図9に示すように、第2ハウジング本体21に組み付けられたエンドカバー22の第2挿通孔23と、出力軸53の外周に嵌められた案内治具100との間に、第2シール部材70が装着される。すなわち、出力軸53に装着された案内治具100の外周によって第2シール部材70が案内されつつ、第2シール部材70が、第2ハウジング20の第2挿通孔23に装着される。
また、図示していないが、第2実施形態において、案内治具100を装着する工程(図示せず)は、第1実施形態の図4の場合とは異なり、第2ハウジング本体21にエンドカバー22が組み付けられた状態(第1実施形態の図8に相当する状態)で行われる。すなわち、第2実施形態において案内治具100を装着する工程は、ユニットUにおいて第2シール部材70を除く要素が組み立てられた状態で、第2挿通孔23から突出する出力軸53に筒状の案内治具100が装着される。
第2実施形態において、案内治具100を装着する工程および第2シール部材70を装着する工程を除く残りの工程(第1実施形態の図6〜図8に相当する工程)は、第1実施形態の工程と共通する。
本実施形態によれば、出力軸53に装着された案内治具100の外周によって第2シール部材70を案内しつつ第2挿通孔23に装着した後、案内治具100の空気供給口120からユニットハウジングUH内に空気を供給し、ユニットハウジングUHからの空気の漏れに基づいて気密性を検査する。短時間で、ユニットハウジングUH全体の空気漏れを検査することができる。
本発明は、各前記実施形態に限定されるものではない。例えば第2実施形態において、第2ハウジング20の全体が単一の部材で一体に形成されていてもよい。
また、所定のシール部材が第1シール部材60であり、所定のハウジングが第1ハウジング10であってもよい。この場合、第1シール部材60の装着を案内するべく入力軸52に装着された案内治具100を用いて、気密検査が行われる。
その他、本発明は、特許請求の範囲記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
10…第1ハウジング、10a…一端、10b…他端、11…第1挿通孔、20…第2ハウジング、20a…一端、20b…他端、21…第2ハウジング本体、21a…一端、21b…他端、23…第2挿通孔、24…第3挿通孔、26…連結部、30…第3ハウジング、30a…一端、41…トルクセンサ(収容部品)、42…減速機(収容部品)、43…モータ部品(収容部品)、50…シャフト、51…トーションバー、52…入力軸、53…出力軸、60…第1シール部材、70…第2シール部材(所定のシール部材)、91,92…シール部材、100…案内治具、110…治具本体、120…空気供給口、130…位置決め突起、200…空気源、201…カプラー、202…弁機構、300…気圧計、SA…サブアセンブリ、U…ユニット、UH…ユニットハウジング

Claims (3)

  1. 互いに封止連結された複数のハウジングを含むユニットハウジングと、前記ユニットハウジング内に収容された収容部品と、前記複数のハウジングのうちの所定のハウジングから突出するシャフトと、前記所定のハウジングと前記シャフトとの間をシールする所定のシール部材とを含むユニットの製造方法であって、
    前記所定のシール部材を前記シャフトに装着する前に、前記シャフトの外周に有底筒状の案内治具を装着する工程と、
    前記所定のシール部材を前記シャフトに装着された前記案内治具の外周によって案内しつつ前記所定のハウジングに装着する工程と、
    前記所定のシール部材を案内した前記案内治具に設けられた空気供給口を介して前記ユニットハウジングの内部に空気を供給し、前記ユニットハウジングからの前記空気の漏れに基づいて前記ユニットハウジングの気密性を検査する工程と、
    前記気密性の検査の終了後に、前記案内治具を取り除く工程と、を含むユニットの製造方法。
  2. 前記シャフトは、トーションバーを介して同軸上に連結された入力軸および出力軸を含み、
    前記ユニットハウジングは、一端に前記入力軸を第1シール部材を介して挿通させる第1挿通孔が形成され、内部に収容部品としてのトルクセンサが収容された筒状の第1ハウジングと、前記出力軸に動力伝達する収容部品としての減速機が収容され、一端が前記第1ハウジングの他端と封止連結され、他端に前記出力軸を挿通させる第2挿通孔が形成された前記所定のハウジングとしての筒状の第2ハウジングと、収容部品としてのモータ部品を収容し、一端が前記第2ハウジングの側部の環状の連結部に封止連結された筒状の第3ハウジングと、を含み、
    前記所定のシール部材は、前記第2挿通孔と前記出力軸との間をシールする第2シール部材を含み、
    前記第2ハウジングは、前記出力軸を挿通させる第3挿通孔を形成し前記減速機が収容された筒状の第2ハウジング本体と、一端が前記第2ハウジング本体に封止連結され他端に前記第2挿通孔が形成されたエンドカバーとを含む、請求項1に記載のユニットの製造方法であって、
    前記ユニットにおいて前記エンドカバーおよび前記第2シール部材を除く要素が組み立てられた状態で、前記第2ハウジング本体の前記第3挿通孔から突出する前記出力軸に筒状の案内治具を装着する工程と、
    前記エンドカバーの前記第2挿通孔に装着された状態の前記第2シール部材を前記出力軸に装着された前記案内治具の外周によって案内しつつ前記第2シール部材を前記エンドカバーとともに前記第2ハウジング本体に装着することで、前記第2シール部材を前記第2ハウジングに装着する工程と、
    前記第2シール部材を案内した前記案内治具に設けられた空気供給口を介して前記ユニットハウジング内に空気を供給し、前記ユニットハウジングからの前記空気の漏れに基づいて前記ユニットハウジングの気密性を検査する工程と、
    気密性の検査の終了後に、前記案内治具を取り除く工程と、を含むユニットの製造方法。
  3. 前記シャフトは、トーションバーを介して同軸上に連結された入力軸および出力軸を含み、
    前記ユニットハウジングは、一端に前記入力軸を第1シール部材を介して挿通させる第1挿通孔が形成され、内部に収容部品としてのトルクセンサが収容された筒状の第1ハウジングと、前記出力軸に動力伝達する収容部品としての減速機が収容され、一端が前記第1ハウジングの他端と封止連結され、他端に前記出力軸を挿通させる第2挿通孔が形成された前記所定のハウジングとしての筒状の第2ハウジングと、収容部品としてのモータ部品を収容し、一端が前記第2ハウジングの側部の環状の連結部に封止連結された筒状の第3ハウジングと、を含み、
    前記所定のシール部材は、前記第2挿通孔と前記出力軸との間をシールする第2シール部材を含む、請求項1に記載のユニットの製造方法であって、
    前記ユニットにおいて前記第2シール部材を除く要素が組み立てられた状態で、前記第2挿通孔から突出する前記出力軸に筒状の案内治具を装着する工程と、
    前記出力軸に装着された前記案内治具の外周によって前記第2シール部材を案内しつつ前記第2シール部材を前記第2ハウジングの前記第2挿通孔に装着する工程と、
    前記第2シール部材を案内した前記案内治具に設けられた空気供給口を介して前記ユニットハウジング内に空気を供給し、前記ユニットハウジングからの前記空気の漏れに基づいて前記ユニットハウジングの気密性を検査する工程と、
    気密性の検査の終了後に、前記案内治具を取り除く工程と、を含むユニットの製造方法。
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