JP6641213B2 - 車両用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン走行モードおよびモータ走行モードを備える車両用制御装置に関する。
動力源としてエンジンおよび電動モータを備えるハイブリッド車両が開発されている。このようなハイブリッド車両は、走行モードとして、エンジンを駆動するエンジン走行モードを備えるとともに、エンジンを停止させて電動モータを駆動するモータ走行モードを備えている(特許文献1参照)。これらの走行モードを切り替える際には、エンジン始動やエンジン停止に伴い振動が発生するため、走行状況によっては運転手に違和感を与えてしまう虞がある。そこで、特許文献1に記載される車両は、車庫入れ等において前進走行から後退走行に切り替える場合に、前進時の走行モードを維持したまま車両を後退させている。これにより、エンジン始動やエンジン停止の発生を抑制することができ、運転手に違和感を与えることなく車両を車庫入れすることができる。また、車庫入れや縦列駐車等を容易にするため、車両後方を監視しながら操舵力や制動力を自動的に制御する運転支援システムも提案されている(特許文献2および3参照)。
特許第5181732号公報 特開2008−174102号公報 特開2012−6504号公報
ところで、特許文献1に記載される車両においては、後退走行を行うか否かに基づき走行モードの切り替えを抑制することから、車両周囲の状況や運転操作の状況によっては運転手に違和感を与えてしまう虞がある。このため、運転手に違和感を与えないように、走行モードを適切に切り替えることが求められている。
本発明の目的は、走行モードを適切に切り替えることにある。
本発明の車両用制御装置は、走行モードとして、エンジンを駆動するエンジン走行モードと、前記エンジンを停止させて電動モータを駆動するモータ走行モードと、を備える車両用制御装置であって、車両に対する要求駆動力が基準駆動力を上回る場合に、前記モータ走行モードから前記エンジン走行モードに切り替える走行モード制御部と、運転手によって前進レンジが選択された場合に、前記基準駆動力として第1駆動力を設定する第1基準設定部と、運転手によって後退レンジが選択され、かつ後方監視センサによって車両後方の対象物が検出された場合に、前記基準駆動力として前記第1駆動力よりも高い第2駆動力を設定する第2基準設定部と、を有し、前記第2基準設定部は、前記基準駆動力として前記第2駆動力が設定された状態のもとで、運転手によって後退レンジから前進レンジに選択操作され、かつ前方監視センサによって車両前方の対象物が検出された場合に、前記基準駆動力を前記第2駆動力よりも上げる。
本発明の車両用制御装置は、走行モードとして、エンジンを駆動するエンジン走行モードと、前記エンジンを停止させて電動モータを駆動するモータ走行モードと、を備える車両用制御装置であって、前記電動モータに接続される蓄電デバイスと、車両に対する要求駆動力が基準駆動力を上回る場合に、前記モータ走行モードから前記エンジン走行モードに切り替え、前記蓄電デバイスの蓄電量が基準蓄電量を下回る場合に、前記モータ走行モードから前記エンジン走行モードに切り替える走行モード制御部と、運転手によって前進レンジが選択された場合に、前記基準駆動力として第1駆動力を設定し、前記基準蓄電量として第1蓄電量を設定する第1基準設定部と、運転手によって後退レンジが選択され、かつ後方監視センサによって車両後方の対象物が検出された場合に、前記基準駆動力として前記第1駆動力よりも高い第2駆動力を設定し、前記基準蓄電量として前記第1蓄電量よりも低い第2蓄電量を設定する第2基準設定部と、前記後方監視センサの検出情報に基づいて、車両と車両後方の対象物と間隔が閾値を下回る停車直前状態であるか否かを検出する停車判定部と、を有し、前記第2基準設定部は、前記停車判定部によって停車直前状態であると判定された場合に、前記基準蓄電量を前記第2蓄電量よりも下げる。
本発明によれば、運転手によって後退レンジが選択され、かつ後方監視センサによって車両後方の対象物が検出された場合に、基準駆動力として第1駆動力よりも高い第2駆動力を設定する。これにより、走行モードを適切に切り替えることができる。
本発明の一実施の形態である車両用制御装置を備えたハイブリッド車両の一例を示す概略図である。 車両用制御装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 (a)および(b)は、車両用制御装置が備える走行モードの例を示す概略図である。 (a)および(b)は、前進走行時におけるモータ走行モードとパラレル走行モードとの設定領域の一例を示す説明図である。 走行モード切替制御の実行手順の一例を示すフローチャートである。 走行モード切替制御の実行手順の一例を示すフローチャートである。 走行モード切替制御の実行手順の一例を示すフローチャートである。 走行モード切替制御において設定される基準アクセル開度の一例を示す説明図である。 走行モード切替制御において設定される基準充電状態の一例を示す説明図である。 駐車場に車両を駐車させる際の過程を示す説明図である。 駐車場に車両を駐車させる際の過程を示す説明図である。 車両を縦列駐車させる際の過程を示す説明図である。 車両を縦列駐車させる際の過程を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である車両用制御装置10を備えたハイブリッド車両11の一例を示す概略図である。図1に示すように、ハイブリッド車両11に搭載されるパワーユニット12には、動力源としてエンジン13およびモータジェネレータ(電動モータ)14が設けられている。また、パワーユニット12には、プライマリプーリ15およびセカンダリプーリ16からなる無段変速機17が設けられている。プライマリプーリ15には、トルクコンバータ18を介してエンジン13のクランク軸19が連結されるとともに、モータジェネレータ14のロータ20が連結されている。また、セカンダリプーリ16には、車輪出力軸21やデファレンシャル機構22等を介して車輪23が連結されている。
トルクコンバータ18とプライマリプーリ15との間には、油室24を備えた前進クラッチ25が設けられている。この前進クラッチ25を締結することにより、タービン軸26とプライマリ軸27とを接続することができる。一方、前進クラッチ25を解放することにより、タービン軸26とプライマリ軸27とを分離することができる。なお、前進クラッチ25は、図示しない後退ブレーキや遊星歯車列等と共に前後進切替機構を構成する。また、セカンダリプーリ16と車輪23との間には、油室28を備えたヒューズクラッチ29が設けられている。このヒューズクラッチ29を締結することにより、セカンダリ軸30と車輪出力軸21とを接続することができる。一方、ヒューズクラッチ29を解放することにより、セカンダリ軸30と車輪出力軸21とを分離することができる。なお、無段変速機17を保護するため、トルクリミッタとして機能するヒューズクラッチ29のトルク容量は、無段変速機17のトルク容量よりも低く制御される。
モータジェネレータ14のステータ31には、コンバータ32およびインバータ33を介してバッテリ34が接続されている。このように、モータジェネレータ14には、蓄電デバイスであるバッテリ34が電気的に接続されている。また、エンジン13のクランク軸19には、ベルト機構35を介してスタータジェネレータ36が連結されている。このスタータジェネレータ36は、所謂ISG(integrated starter generator)であり、クランク軸19に駆動されて発電する発電機として機能するだけでなく、クランク軸19を始動回転させる電動機として機能する。また、低電圧系に設けられるスタータジェネレータ36は、通電ライン37およびコンバータ32を介して、高電圧系のバッテリ34に電気的に接続されている。
[油圧系]
トルクコンバータ18、無段変速機17、前進クラッチ25、およびヒューズクラッチ29等に作動油を供給するため、パワーユニット12には、エンジン13やプライマリ軸27に駆動されるオイルポンプ40が設けられている。オイルポンプ40は、一方向クラッチ41を備えたチェーン機構42を介して、トルクコンバータ18のポンプシェル43に連結されている。また、オイルポンプ40は、一方向クラッチ44を備えたチェーン機構45を介して、プライマリ軸27に連結されている。
ポンプシェル43がプライマリ軸27よりも速く回転する場合には、ポンプシェル43からチェーン機構42を経てオイルポンプ40に駆動力が伝達される。すなわち、エンジン13が駆動される場合には、エンジン動力によってオイルポンプ40が駆動される。一方、ポンプシェル43がプライマリ軸27よりも遅く回転する場合には、プライマリ軸27からチェーン機構45を経てオイルポンプ40に駆動力が伝達される。すなわち、後述するモータ走行のように、エンジン13が停止する場合であっても、前進走行時にはプライマリ軸27によってオイルポンプ40が駆動される。
また、パワーユニット12には、オイルポンプ40から吐出される作動油を制御するため、複数の電磁バルブや油路によって構成されるバルブユニット46が設けられている。オイルポンプ40から吐出される作動油は、バルブユニット46を経て、トルクコンバータ18、無段変速機17、前進クラッチ25およびヒューズクラッチ29等の各油室に供給される。なお、エンジン停止を伴う低速走行時や、エンジン停止を伴う後退走行時においても、制御油圧を確保する観点から、オイルポンプ40の他に、パワーユニット12には図示しない電動オイルポンプが設けられる。
[制御系]
図2は車両用制御装置10の制御系の構成例を示すブロック図である。図1および図2に示すように、車両用制御装置10は、パワーユニット12の作動状態を制御するため、エンジンコントローラ50、ミッションコントローラ51、モータコントローラ52、バッテリコントローラ53およびハイブリッドコントローラ54を有している。これらのコントローラ50〜54は、コンピュータ等によって構成されており、CANやLIN等の車載ネットワーク55を介して互いに通信自在に接続されている。
エンジンコントローラ50は、インジェクタ、イグナイタおよびスロットルバルブ等のエンジン補機56に制御信号を出力し、エンジントルクやエンジン回転数等を制御する。ミッションコントローラ51は、バルブユニット46に制御信号を出力し、無段変速機17、トルクコンバータ18、前進クラッチ25およびヒューズクラッチ29等の作動状態を制御する。また、モータコントローラ52は、コンバータ32やインバータ33に制御信号を出力し、モータジェネレータ14のモータトルクやモータ回転数等を制御する。バッテリコントローラ53は、バッテリ34の充放電を監視するとともに、必要に応じてバッテリ34内のリレー等を制御する。また、バッテリコントローラ53は、バッテリ34の充放電電流や開放電圧等に基づいて、バッテリ34の充電状態SOCを演算する機能を有している。バッテリ34の充電状態SOC(state of charge)とは、バッテリ34の設計容量に対する蓄電量の比率である。すなわち、充電状態SOCが高いことは、バッテリ34の蓄電量が多いことを意味し、充電状態SOCが低いことは、バッテリ34の蓄電量が少ないことを意味している。
ハイブリッドコントローラ54は、各コントローラ50〜53に制御信号を出力し、パワーユニット12を構成する各装置を協調制御する。図2に示すように、ハイブリッドコントローラ54には、アクセルペダルの踏み込み量(以下、アクセル開度Accと記載する。)を検出するアクセルセンサ60、ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキセンサ61、車両11の走行速度である車速を検出する車速センサ62が接続されている。また、ハイブリッドコントローラ54には、車両11に作用する加速度を検出する加速度センサ63、運転手によるセレクトレバー64の操作位置を検出するポジションセンサ65が接続されている。加速度センサ63は、前後方向の加速度に基づいて路面勾配を算出し、路面勾配に基づいて車両11の登坂走行を検出する勾配センサとして機能する。また、ポジションセンサ65は、Dレンジ(前進レンジ)、Rレンジ(後退レンジ)、Nレンジ(中立レンジ)、Pレンジ(駐車レンジ)等への選択操作つまりセレクトレバー操作(以下、セレクト操作と記載する。)を検出する機能を有している。
ハイブリッドコントローラ54には、車両前方を撮像するフロントカメラ66、車両後方を撮像するリヤカメラ67、車両後方の障害物(対象物)を検出する後側方レーダ68が接続されている。フロントカメラ66は、車両前方に位置する他の車両100等の対象物を検出する前方監視センサとして機能する。また、リヤカメラ67および後側方レーダ68は、車両後方に位置する他の車両100等の対象物を検出する後方監視センサとして機能する。また、ハイブリッドコントローラ54には、車載ネットワーク55を通じて、バッテリコントローラ53からバッテリ34の充電状態SOCが送信される。なお、車載ネットワーク55には、様々なコントローラやセンサ等から、ハイブリッドコントローラ54や他のコントローラ50〜53に向けて、各種の走行情報や操作情報等が送信される。
[走行モード]
図3(a)および(b)は、車両用制御装置10が備える走行モードの例を示す概略図である。車両用制御装置10は、走行モードとして、エンジン13を停止させてモータジェネレータ14を駆動するモータ走行モードと、エンジン13を駆動するパラレル走行モード(エンジン走行モード)と、を有している。図3(a)に示すように、モータ走行モードを実行する際には、前進クラッチ25を解放状態に制御することにより、車輪23からエンジン13が切り離される。これにより、エンジン13を停止させた状態のもとで、モータジェネレータ14を駆動することができ、モータ動力によって車輪23を駆動することができる。また、図3(b)に示すように、パラレル走行モードを実行する際には、前進クラッチ25を締結状態に制御することにより、車輪23に対してエンジン13が接続される。これにより、エンジン動力によって車輪23を駆動することができる。なお、前述の説明では、エンジン走行モードとして、エンジン13およびモータジェネレータ14の双方が駆動されるパラレル走行モードを挙げているが、これに限られることはない。例えば、モータジェネレータ14を停止または空転させることにより、エンジン13だけを駆動するエンジン走行モードを実行しても良い。
これら走行モードの何れを選択するかについては、車両11に対する要求駆動力やバッテリ34の蓄電量に基づき、ハイブリッドコントローラ54によって決定される。ここで、図4(a)および(b)は、前進走行時におけるモータ走行モードとパラレル走行モードとの設定領域の一例を示す説明図である。なお、以下の説明では、アクセル開度Accを要求駆動力と見なして走行モードを設定しているが、これに限られることはない。例えば、運転手の加速要求を示す他の情報に基づいて、運転手から車両11に要求される要求駆動力を算出し、この要求駆動力に基づき走行モードを設定しても良い。
図4(a)に矢印αで示すように、アクセル開度Accが所定の第1アクセル開度A1を下回る場合、つまり要求駆動力が所定の第1駆動力を下回る場合には、車両11に対する要求駆動力が小さいことから、走行モードとしてエンジン13を停止させるモータ走行モードが設定される。一方、図4(a)に矢印βで示すように、アクセル開度Accが所定の第1アクセル開度A1を上回る場合、つまり要求駆動力が所定の第1駆動力を上回る場合には、車両11に対する要求駆動力が大きいことから、走行モードとしてエンジン13を駆動するパラレル走行モードが設定される。なお、図4(a)に示す第1アクセル開度A1とは、運転手によってDレンジにセレクト操作されたときに設定される基準アクセル開度つまり基準駆動力である。
また、図4(b)に矢印αで示すように、充電状態SOCが所定の第1充電状態S1を上回る場合、つまりバッテリ34の蓄電量が所定の第1蓄電量を上回る場合には、バッテリ34の蓄電量が多く充電が不要であることから、走行モードとして、エンジン13を停止させるモータ走行モードが設定される。一方、図4(b)に矢印βで示すように、充電状態SOCが所定の第1充電状態S1を下回る場合、つまりバッテリ34の蓄電量が所定の第1蓄電量を下回る場合には、バッテリ34の蓄電量が少なく充電が必要であることから、走行モードとして、エンジン13を駆動するパラレル走行モードが設定される。このパラレル走行モードにおいては、バッテリ34を充電する必要があるため、エンジントルクがモータジェネレータ14と車輪23との双方に分配され、エンジン13によってモータジェネレータ14が発電駆動される。また、エンジン13によって、スタータジェネレータ36を発電駆動することも可能である。なお、図4(b)に示す第1充電状態S1とは、運転手によってDレンジにセレクト操作されたときに設定される基準充電状態つまり基準蓄電量である。
このように、要求駆動力や蓄電量に基づき走行モードを切り替えるため、図2に示すように、ハイブリッドコントローラ54には、走行モード制御部70、第1基準設定部71、第2基準設定部72および停車判定部73の各機能部が設けられている。後述するように、走行モード制御部70は、モータ走行モードとパラレル走行モードとの切り替えを決定して実行する。また、第1基準設定部71および第2基準設定部72は、走行モードの切り替えを判定する基準として、基準アクセル開度つまり基準駆動力を設定し、基準充電状態つまり基準蓄電量を設定する。また、停車判定部73は、後退走行時に車両11が停車する直前であるか否かを判定する。さらに、ハイブリッドコントローラ54には、前方判定部74、後方判定部75および登坂判定部76等の各機能部が設けられている。
[走行モード切替制御(後退駐車)]
以下、ハイブリッドコントローラ54による走行モードの切替制御について説明する。図5〜図7は、走行モード切替制御の実行手順の一例を示すフローチャートである。なお、図5〜図7のフローチャートにおいては、符号A,B,C,Dの箇所で互いに接続されている。また、図8は走行モード切替制御において設定される基準アクセル開度の一例を示す説明図であり、図9は走行モード切替制御において設定される基準充電状態の一例を示す説明図である。また、図10および図11は駐車場に車両11を駐車させる際の過程を示す説明図であり、図12および図13は車両11を縦列駐車させる際の過程を示す説明図である。なお、図10〜図13において、車両前方および車両後方に示した一点鎖線は、カメラやレーダによる監視範囲の一例を示している。
図5に示すように、ステップS10では、運転手によってRレンジにセレクト操作されているか否かが判定される。ステップS10において、Rレンジにセレクト操作されていると判定された場合には、ステップS11に進み、駐車状況であるか否か、つまり駐車のため後退する状況であるか否かが判定される。ステップS11においては、ハイブリッドコントローラ54の後方判定部75により、リヤカメラ67や後側方レーダ68によって検出された情報に基づいて、車両後方に対象物が存在するか否かが判定される。すなわち、図10に示すように、Rレンジにセレクト操作が行われ、車両後方の対象物が検出された場合には、駐車のため後退する状況であると判定される。なお、車両後方の対象物としては、他の車両100、白線101、車止め102、壁、或いは縁石など、車両11を駐車させる駐車スペース103を区画する物や、駐車スペース103の周囲に存在する物が挙げられる。
続くステップS11において、駐車状況であると判定された場合には、ステップS12に進み、駐車フラグが設定される。続くステップS13では、基準アクセル開度が、第1アクセル開度A1から第2アクセル開度A2に上げられ、基準充電状態が、第1充電状態S1から第2充電状態S2に下げられる。すなわち、駐車状況であると判定された場合には、モータ走行モードを継続させ易くするため、ハイブリッドコントローラ54の第2基準設定部72により、図8に矢印X1で示すように、前進走行時よりも基準アクセル開度が上げられる。同様に、駐車状況であると判定された場合には、モータ走行モードを継続させ易くするため、ハイブリッドコントローラ54の第2基準設定部72により、図9に矢印Y1で示すように、前進走行時よりも基準充電状態が下げられる。換言すれば、第2基準設定部72は、運転手によってRレンジが選択され、かつリヤカメラ67等によって車両後方の対象物が検出された場合に、基準アクセル開度(基準駆動力)として第1アクセル開度(第1駆動力)A1よりも高い第2アクセル開度(第2駆動力)A2を設定している。また、第2基準設定部72は、運転手によってRレンジが選択され、かつリヤカメラ67等によって車両後方の対象物が検出された場合に、基準充電状態(基準蓄電量)として第1充電状態(第1蓄電量)S1よりも低い第2充電状態(第2蓄電量)S2を設定している。
続くステップS14では、ハイブリッドコントローラ54の登坂判定部76により、勾配センサとして機能する加速度センサ63の検出信号に基づいて、車両11が登坂走行しているか否かが判定される。ステップS14において、登坂走行であると判定された場合には、エンジン13を始動してパワーユニット12の出力を上げるため、ステップS15に進み、基準アクセル開度が、第2アクセル開度A2から第1アクセル開度A1に下げられる。すなわち、第2基準設定部72は、基準アクセル開度として第2アクセル開度A2が設定された状態のもとで、加速度センサ63によって車両11の登坂走行が検出された場合に、基準アクセル開度を第2アクセル開度A2よりも下げている。また、ステップS15においては、基準アクセル開度を第2アクセル開度A2から第1アクセル開度A1に下げるだけでなく、パワーユニット12の出力増加を意味する高出力フラグが設定される。
一方、ステップS14において、登坂走行ではないと判定された場合には、ステップS16に進み、運転手によるアクセルペダルの急操作が為されているか否かが判定される。ステップS16において、アクセルペダルが基準速度を超えて急速に踏み込まれていると判定された場合には、エンジン13を始動してパワーユニット12の出力を上げるため、ステップS15に進み、基準アクセル開度が第2アクセル開度A2から第1アクセル開度A1に下げられ、高出力フラグが設定される。すなわち、第2基準設定部72は、基準アクセル開度として第2アクセル開度A2が設定された状態のもとで、運転手のアクセル操作速度が基準速度を上回る場合に、基準アクセル開度を第2アクセル開度A2よりも下げている。
続いて、ステップS17では、ハイブリッドコントローラ54の停車判定部73により、車両11が停車直前状態であるか否かが判定される。ステップS17においては、リヤカメラ67や後側方レーダ68の検出情報に基づいて、車両11と車両後方の対象物との間隔が所定の閾値を下回る状態であるか否か判定される。例えば、図11に示すように、車両11と車両後方の車止め102との間隔が閾値を下回る場合には、直に車両11が停止する停車直前状態であると判定される。なお、停車直前状態を判定する際に用いられる対象物としては、他の車両100、白線101、車止め102、壁、或いは縁石など、停車した車両11の後端近傍に存在する物が挙げられる。
ステップS17において、停車直前状態であると判定された場合には、ステップS18に進み、停車直前フラグが設定される。続いて、図6に示すように、ステップS19では、現在の充電状態SOCが第2充電状態S2を下回るか否かが判定される。ステップS19において、充電状態SOCが第2充電状態S2を下回ると判定された場合には、停車直前状態であるにも拘わらずエンジン13が始動されてしまうことから、ステップS20に進み、基準充電状態が第2充電状態S2から第3充電状態S3に下げられる。すなわち、図9に矢印Y2で示すように、パラレル走行モードへの切り替えを回避するため、基準充電状態が第2充電状態S2から第3充電状態S3に下げられる。換言すれば、第2基準設定部72は、停車直前状態であると判定された場合に、基準充電状態を第2充電状態S2よりも下げている。さらに、換言すれば、走行モード制御部70は、停車直前状態であると判定された場合に、モータ走行モードからパラレル走行モードへの切り替えを禁止している。
続くステップS21では、現在のアクセル開度Accが基準アクセル開度を回るか否かが判定される。つまり、基準アクセル開度として第1アクセル開度A1が設定されている場合には、現在のアクセル開度Accが第1アクセル開度A1を回るか否かが判定される。また、基準アクセル開度として第2アクセル開度A2が設定されている場合には、現在のアクセル開度Accが第2アクセル開度A2を回るか否かが判定される。ステップS21において、アクセル開度Accが基準アクセル開度を回ると判定された場合には、停車直前状態であるにも拘わらずエンジン13が始動されてしまうことから、ステップS22に進み、アクセル開度Accを用いた走行モードの切り替え判定が無効化される。すなわち、走行モード制御部70は、停車直前状態であると判定された場合に、モータ走行モードからパラレル走行モードへの切り替えを禁止している。
続いて、ステップS23に進み、ハイブリッドコントローラ54の走行モード制御部70により、エンジン始動条件が成立しているか否かが判定される。ここで、エンジン始動条件が成立する場合とは、現在のアクセル開度Accが基準アクセル開度を上回る場合、または現在の充電状態SOCが基準充電状態を下回る場合である。ステップS23において、エンジン始動条件が成立すると判定された場合、つまり現在のアクセル開度Accが基準アクセル開度を上回ると判定された場合や、現在の充電状態SOCが基準充電状態を下回ると判定された場合には、ステップS24に進み、エンジン13が始動されてパラレル走行モードが実行される。なお、エンジン13を始動する際には、スタータジェネレータ36によってエンジン13がクランキングされる。一方、エンジン始動条件が成立しないと判定された場合、つまり現在のアクセル開度Accが基準アクセル開度を下回り、かつ現在の充電状態SOCが基準充電状態を下回ると判定された場合には、ステップS25に進み、エンジン13が停止されてモータ走行モードが実行される。
続くステップS26では、高出力フラグおよび停車直前フラグの双方が設定されているか否かが判定される。ステップS26において、高出力フラグおよび停車直前フラグの双方が設定されていると判定された場合には、ステップS27に進み、パワーユニット12の駆動力を緩やかに上昇させる駆動力緩変化処理が実行される。高出力フラグおよび停車直前フラグの双方が設定される状況とは、登坂路面を上りながら後退駐車する状況であり、かつ車止め102等に接近する停車直前の状況である。また、高出力フラグおよび停車直前フラグの双方が設定される状況とは、アクセルペダルが急速に踏み込まれて後退駐車する状況であり、かつ車止め102等に接近する停車直前の状況である。これらの状況においては、パワーユニット12の出力増加が望まれるものの停車直前であることから、パワーユニット12の駆動力を緩やかに変化させて車両11の操作性を高めている。
なお、図5に示すように、前述したステップS11において、駐車状況ではないと判定された場合には、ステップS30に進み、駐車フラグの設定が解除される。また、前述したステップS16において、アクセルペダルが急速に踏み込まれていないと判定された場合には、ステップS31に進み、高出力フラグの設定が解除される。さらに、前述したステップS17において、停車直前状態ではないと判定された場合には、ステップS32に進み、停止直前フラグの設定が解除される。
[走行モード切替制御(縦列駐車)]
続いて、図5および図7に示すように、ステップS10において、Rレンジにセレクト操作されていないと判定された場合、つまり運転手によってDレンジにセレクト操作されていると判定された場合には、ステップS40に進み、駐車フラグが設定されているか否かが判定される。ステップS40において、駐車フラグが設定されていると判定された場合、つまり前回のルーチンにおいて後退走行かつ駐車状況であると判定されていた場合には、ステップS41に進み、基準アクセル開度の引き上げが継続され、かつ基準充電状態の引き下げが継続される。
このように、前回のルーチンにおいて後退走行かつ駐車状況であると判定されていた場合には、後退走行から前進走行に切り替えられた場合であっても、モータ走行モードを継続させ易くするため、基準アクセル開度の引き上げが継続され、かつ基準充電状態の引き下げが継続される。これにより、車両11を駐車させる際に前進走行と後退走行とが繰り返される場合であっても、モータ走行モードを継続させ易くすることができ、不要なエンジン始動を抑制することができる。
続いて、ステップS42では、車両前方に他の車両等が存在するか否かが判定される。ステップS42においては、ハイブリッドコントローラ54の前方判定部74により、フロントカメラ66によって検出された情報に基づいて、車両前方に対象物が存在するか否かが判定される。ステップS42において、車両前方の対象物が検出された場合には、ステップS43に進み、モータ走行モードを更に継続させ易くするため、第2基準設定部72によって、図8に矢印X2で示すように、基準アクセル開度が第2アクセル開度A2から第3アクセル開度A3に上げられる。換言すれば、第2基準設定部72は、基準アクセル開度として第2アクセル開度A2が設定された状態のもとで、運転手によって後退レンジから前進レンジに選択操作され、かつフロントカメラ66によって車両前方の対象物が検出された場合に、基準アクセル開度を第2アクセル開度A2よりも上げている。
このように、基準アクセル開度が第2アクセル開度A2から第3アクセル開度A3に上げられる状況とは、車両11を縦列駐車させる状況が想定される。図12に示すように、Rレンジにセレクト操作が行われ、車両後方に位置する他の車両100や縁石104等の対象物が検出された場合には、駐車が行われる状況であると判定される。続いて、図13に示すように、Dレンジにセレクト操作が行われ、車両前方に位置する他の車両100等の対象物が検出された場合には、縦列駐車が行われる状況であると判定される。このような縦列駐車においては、車両前後の間隔が狭いことが多いことから、基準アクセル開度を上げてエンジン始動を抑制することにより、パワーユニット12の出力を抑えて車両11の操作性を高めている。
一方、ステップS40において、駐車フラグが設定されていないと判定された場合、つまり前回のルーチンにおいて後退走行かつ駐車状況ではないと判定されていた場合には、ステップS44に進み、基準アクセル開度の引き上げが解除され、かつ基準充電状態の引き下げが解除される。このように、ステップS40において、駐車フラグが設定されていないと判定された場合には、車両11を前進走行させる状況であることから、第1基準設定部71によって、基準アクセル開度が第1アクセル開度A1に設定され、かつ基準充電状態が第1充電状態S1に設定される。これにより、アクセルペダルが踏み込まれた場合には、要求駆動力の増加に応じて適切にエンジン13を始動し、走行モードをモータ走行モードからパラレル走行モードに切り替えることができ、運転手に違和感を与えることなく車両11を前進走行させることができる。
これまで説明したように、車両用制御装置10は、DレンジやRレンジの選択状況だけでなく、車両周囲の状況や運転操作の状況に応じて、走行モードの切替判定基準である基準アクセル開度や基準充電状態を設定している。これにより、運転手に対して違和感を与えないように、走行モードを適切に切り替えることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。前述の説明では、エンジン走行モードとしてパラレル走行モードを挙げているが、これに限られることはなく、エンジン13が駆動されていれば如何なる走行モードであっても良い。例えば、エンジン走行モードとして、前進クラッチ25を解放することにより、エンジン13によってスタータジェネレータ36を発電駆動し、モータジェネレータ14によって車輪23を駆動する走行モードを採用しても良い。
前述の説明では、基準アクセル開度や基準充電状態を変化させることにより、モータ走行モードからエンジン走行モードに切り替えるタイミング、つまりエンジン13を始動するタイミングを遅らせているが、これに限られることはなく、エンジン始動条件を構成する他の閾値(例えば、エンジン水温やモータトルクに関する閾値)を変化させても良い。また、前述の説明では、ステップS20において、エンジン始動を抑制する観点から、基準充電状態を第2充電状態S2から第3充電状態S3に下げているが、これに限られることはなく、エンジン始動判定に所定のディレー時間を設けることにより、エンジン始動を抑制しても良く、エンジン始動を禁止しても良い。
前述の説明では、ハイブリッドコントローラ54に、走行モード制御部70、第1基準設定部71、第2基準設定部72および停車判定部73の各機能部を組み込んでいるが、これに限られることはなく、互いに通信自在に接続される複数のコントローラに対し、走行モード制御部70、第1基準設定部71、第2基準設定部72および停車判定部73を分けて組み込んでも良い。また、前述の説明では、前方監視センサや後方監視センサとして、カメラ66,67やレーダ68を用いているが、これに限られることはなく、他のセンサを用いて車両前方や車両後方を監視しても良い。なお、フロントカメラ66やリヤカメラ67としては、ステレオカメラであっても良く、単眼カメラであっても良い。
前述の説明では、運転手がセレクトレバー64を操作することにより、走行レンジとしてDレンジやRレンジを選択しているが、これに限られることはなく、ボタン操作やダイヤル操作等によってDレンジやRレンジを選択しても良い。また、前述の説明では、蓄電デバイスとしてバッテリ34を採用しているが、これに限られることはなく、蓄電デバイスとしてキャパシタを採用しても良い。
10 車両用制御装置
11 車両
13 エンジン
14 モータジェネレータ(電動モータ)
34 バッテリ(蓄電デバイス)
54 ハイブリッドコントローラ
63 加速度センサ(勾配センサ)
66 フロントカメラ(前方監視センサ)
67 リヤカメラ(後方監視センサ)
68 後側方レーダ(後方監視センサ)
70 走行モード制御部
71 第1基準設定部
72 第2基準設定部
73 停車判定部
100 車両(対象物)
101 白線(対象物)
102 車止め(対象物)
104 縁石(対象物)
Acc アクセル開度(要求駆動力)
A1 第1アクセル開度(第1駆動力)
A2 第2アクセル開度(第2駆動力)
SOC 充電状態(蓄電量)
S1 第1充電状態(第1蓄電量)
S2 第2充電状態(第2蓄電量)

Claims (8)

  1. 走行モードとして、エンジンを駆動するエンジン走行モードと、前記エンジンを停止させて電動モータを駆動するモータ走行モードと、を備える車両用制御装置であって、
    車両に対する要求駆動力が基準駆動力を上回る場合に、前記モータ走行モードから前記エンジン走行モードに切り替える走行モード制御部と、
    運転手によって前進レンジが選択された場合に、前記基準駆動力として第1駆動力を設定する第1基準設定部と、
    運転手によって後退レンジが選択され、かつ後方監視センサによって車両後方の対象物が検出された場合に、前記基準駆動力として前記第1駆動力よりも高い第2駆動力を設定する第2基準設定部と、
    を有し、
    前記第2基準設定部は、前記基準駆動力として前記第2駆動力が設定された状態のもとで、運転手によって後退レンジから前進レンジに選択操作され、かつ前方監視センサによって車両前方の対象物が検出された場合に、前記基準駆動力を前記第2駆動力よりも上げる、
    車両用制御装置。
  2. 走行モードとして、エンジンを駆動するエンジン走行モードと、前記エンジンを停止させて電動モータを駆動するモータ走行モードと、を備える車両用制御装置であって、
    前記電動モータに接続される蓄電デバイスと、
    車両に対する要求駆動力が基準駆動力を上回る場合に、前記モータ走行モードから前記エンジン走行モードに切り替え、前記蓄電デバイスの蓄電量が基準蓄電量を下回る場合に、前記モータ走行モードから前記エンジン走行モードに切り替える走行モード制御部と、
    運転手によって前進レンジが選択された場合に、前記基準駆動力として第1駆動力を設定し、前記基準蓄電量として第1蓄電量を設定する第1基準設定部と、
    運転手によって後退レンジが選択され、かつ後方監視センサによって車両後方の対象物が検出された場合に、前記基準駆動力として前記第1駆動力よりも高い第2駆動力を設定し、前記基準蓄電量として前記第1蓄電量よりも低い第2蓄電量を設定する第2基準設定部と、
    前記後方監視センサの検出情報に基づいて、車両と車両後方の対象物と間隔が閾値を下回る停車直前状態であるか否かを検出する停車判定部と、
    を有し、
    前記第2基準設定部は、前記停車判定部によって停車直前状態であると判定された場合に、前記基準蓄電量を前記第2蓄電量よりも下げる、
    車両用制御装置。
  3. 請求項2に記載の車両用制御装置において、
    前記第2基準設定部は、前記基準駆動力として前記第2駆動力が設定された状態のもとで、運転手によって後退レンジから前進レンジに選択操作され、かつ前方監視センサによって車両前方の対象物が検出された場合に、前記基準駆動力を前記第2駆動力よりも上げる、
    車両用制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用制御装置において、
    前記第2基準設定部は、前記基準駆動力として前記第2駆動力が設定された状態のもとで、勾配センサによって車両の登坂走行が検出された場合に、前記基準駆動力を前記第2駆動力よりも下げる、
    車両用制御装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用制御装置において、
    前記第2基準設定部は、前記基準駆動力として前記第2駆動力が設定された状態のもとで、運転手のアクセル操作速度が基準速度を上回る場合に、前記基準駆動力を前記第2駆動力よりも下げる、
    車両用制御装置。
  6. 請求項1、4または5に記載の車両用制御装置において、
    前記電動モータに接続される蓄電デバイスを有し、
    前記走行モード制御部は、前記蓄電デバイスの蓄電量が基準蓄電量を下回る場合に、前記モータ走行モードから前記エンジン走行モードに切り替え、
    前記第1基準設定部は、運転手によって前進レンジが選択された場合に、前記基準蓄電量として第1蓄電量を設定し、
    前記第2基準設定部は、運転手によって後退レンジが選択され、かつ後方監視センサによって車両後方の対象物が検出された場合に、前記基準蓄電量として前記第1蓄電量よりも低い第2蓄電量を設定する、
    車両用制御装置。
  7. 請求項6に記載の車両用制御装置において、
    前記後方監視センサの検出情報に基づいて、車両と車両後方の対象物と間隔が閾値を下回る停車直前状態であるか否かを検出する停車判定部を有し、
    前記第2基準設定部は、前記停車判定部によって停車直前状態であると判定された場合に、前記基準蓄電量を前記第2蓄電量よりも下げる、
    車両用制御装置。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用制御装置において、
    前記後方監視センサの検出情報に基づいて、車両と車両後方の対象物と間隔が閾値を下回る停車直前状態であるか否かを検出する停車判定部を有し、
    前記走行モード制御部は、前記停車判定部によって停車直前状態であると判定された場合に、前記モータ走行モードから前記エンジン走行モードへの切り替えを禁止する、
    車両用制御装置。
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