JP6639980B2 - 膨張弁 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍サイクルに用いられる感温機構内蔵型の膨張弁に係わり、特には、弁本体にパワーエレメントが取り付けられた膨張弁に関する。
従来、自動車に搭載される空調装置等に用いる冷凍サイクルについては、設置スペースや配管作業を省略するために、冷媒の通過量を温度に応じて調整する感温機構内蔵型の温度膨張弁が使用されている。このような膨張弁の弁本体は、高圧の冷媒が導入される入口ポートと入口ポートに連通する弁室とを有するとともに、弁本体の頂部には、パワーエレメントと称する弁部材の駆動機構が装備される。
弁室内に配設される球状の弁部材は、弁室に開口する弁孔の弁座に対向し、パワーエレメントの内部に設けられたダイアフラムの変位を伝達する弁棒(変位伝達部材)により駆動されて、弁座との間の絞り通路の開度(弁孔の開口面積)を制御する。また、弁孔を通った冷媒は、出口ポートから蒸発器側へ送られる。蒸発器から圧縮機側へ戻る冷媒は、弁本体に設けられた戻り通路を通過する。戻り通路内では、弁棒が露出しており、冷媒は弁棒に当たりながら通過する(例えば、特許文献1)。
図14は、従来の膨張弁の一例における戻り通路の近傍を示す部分断面図である。この膨張弁10においては、弁本体11の上部のパワーエレメント取付部12にパワーエレメント70が固定されている。パワーエレメント70は、上蓋部材71及び受け部材72と、これら上蓋部材71と受け部材72との間に挟み込まれるダイアフラム73と、ダイアフラム73及び受け部材72の間に配置されたストッパ部材90とから構成されている。一方、弁棒60の上端は、ストッパ部材90に当接し、戻り通路30の中央部を縦方向に貫通して、下端が弁部材(図示せず)と接触するように配置される。そして、ダイアフラム73の変位は、ストッパ部材90及び弁棒60を介して図示されない弁部材に伝達される。
蒸発器から圧縮機に戻る冷媒は、図14において戻り通路30内を矢印A方向に流れるように通過する。そのとき、冷媒の流れAは、戻り通路30内で円柱状の弁棒60に当たりながら通過することになる。
特開平11−173705号公報
しかしながら、従来の膨張弁において、戻り通路(低圧冷媒流路)内に露出する弁棒により、冷媒が当該弁棒の周囲を流れる際にカルマン渦が発生する場合がある。このカルマン渦は、流れる流体が流路内の物体に当たるとき、その物体の後流で左右交互に渦が発生する現象である。そして、発生したカルマン渦が後流で消滅する際に異音(カルマン渦音)が発生し、冷媒通過音として車室内等の静音性を阻害する要因となるおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、戻り通路を通過する冷媒による異音の発生を抑制した膨張弁を提供することにある。
上記目的を達成するために、代表的な本発明による膨張弁の一つは、上蓋部材、受け部材、並びに前記上蓋部材及び前記受け部材の間に挟まれるダイアフラムを含むパワーエレメントと、入口ポート、前記入口ポートに連通する弁室、前記弁室に連通する弁孔、前記弁孔に連通する出口ポート、前記弁孔の前記弁室側の開口部に形成された弁座、前記出口ポートから出た冷媒が通過する戻り通路、及びパワーエレメント取付部を含む弁本体と、前記弁孔の開口面積を制御する弁部材と、前記ダイアフラムの変位を前記弁部材に伝達し、該弁部材を駆動する変位伝達部材と、を備え、前記変位伝達部材は、前記パワーエレメント側に位置する第1棒状部材と、前記弁部材側に位置する第2棒状部材と、前記第1棒状部材及び前記第2棒状部材の間に挟まれた筒状部を備えたリング部材と、で構成され、前記リング部材は、前記筒状部の中心軸線の方向が冷媒の流れ方向と一致するように前記戻り通路内に配置され、前記リング部材の外径は前記戻り通路に挿入される継手の内径よりも大きく形成されていることを特徴とする。
本発明による膨張弁の一実施例において、前記リング部材は、前記中心軸線を有する平面で切断された断面において、流線形状を有してもよい。
また、前記弁本体は、前記戻り通路における前記リング部材の上流側に、前記戻り通路の中心側に突出するガイド部を備えてもよい。さらに、前記第1棒状部材は、前記ダイアフラムに当接するストッパ部材と一体形成されてもよい。さらに、前記変位伝達部材は、前記第1棒状部材、前記リング部材及び前記第2棒状部材の全て、あるいはそれらの一部が、一体的に構成されてもよい。
この発明による膨張弁は、上記のように構成されているので、戻り通路を通過する冷媒による異音の発生を低減・抑制できる。
本発明による膨張弁の第1実施例を示す縦断面図である。 図1のリング部材105近傍の部分拡大断面図である。 第1実施例の戻り通路近傍を示す一部破断斜視図である。 第1実施例の膨張弁において、戻り通路30に継手(図示されない冷媒通過パイプの先端部)を取り付けた場合の縦断面図である。 図4のリング部材105近辺の部分拡大断面図である。 第1実施例の膨張弁の組立例を説明するための分解斜視図である。 第1実施例の膨張弁の変形例及びその組立例を示す分解斜視図である。 本発明による膨張弁の第2実施例におけるリング部材の拡大縦断面図である。 本発明による膨張弁の第3実施例におけるリング部材の拡大縦断面図である。 本発明による膨張弁の第4実施例を示す縦断面図である。 図10のリング部近辺の寸法関係を示す部分断面図である。 本発明による膨張弁の第5実施例を示す縦断面図である。 図12のリング部近辺の寸法関係を示す部分断面図である。 従来の膨張弁の一例における戻り通路の近傍を示す部分断面図である。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
<第1実施例>
図1は、本発明による膨張弁の第1実施例を示す縦断面図である。図2は、図1のリング部材105近傍の部分拡大断面図である。図3は、第1実施例の戻り通路近傍を示す一部破断斜視図である。
図1に示すように、膨張弁10は、パワーエレメント70、弁本体11、弁部材40、従来の弁棒に相当する変位伝達部材100、支持部材42、コイルスプリング44、プラグ50等を備えている。
パワーエレメント70は、例えばステンレス鋼等で形成された上蓋部材71及び中央部に貫通口を備えた受け部材72と、これら上蓋部材71及び受け部材72の間に挟み込まれるダイアフラム73と、このダイアフラム73及び受け部材72の間に配置されたストッパ部材90等と、から構成されている。そして、上蓋部材71、ダイアフラム73及び受け部材72を重ね合わせた端部を周溶接することにより、これらは一体化されている。上蓋部材71とダイアフラム73との間には、圧力作動室75が形成され、この圧力作動室75内に作動ガスが封入された後、封止栓65で封止される。受け部材72の下部は円筒状でその周囲には雄ねじ72aが形成され、パワーエレメント取付部12の雌ねじ(弁本体11の上面に形成された雌ねじ)と螺合する。
パワーエレメント70はパッキン35を介して弁本体11に取付けられている。
弁本体11は、例えばアルミ合金製であって、例えば図1のX方向を押出方向としてアルミ合金等を押出成形し、これに機械加工を施すことによって得ることができる。この弁本体11は、パワーエレメント70の下部に形成された雄ねじに螺合してこれを固定する雌ねじであるパワーエレメント取付部12と、高圧の冷媒が導入される入口ポート20と、入口ポート20より流入した冷媒が流出する冷媒の出口ポート28と、冷媒の戻り通路30と、弁本体11の底面部に形成された雌ねじ穴11aと、弁本体11を図示されない蒸発器や他の部品等に取り付けるための取付穴(あるいは取付用雌ねじ)80等とを有する。
パワーエレメント取付部12は、弁本体11の上端に形成され、弁本体11の上面に円形状に開口しその内壁面に雌ねじを有する有底の円筒状穴として形成され、この穴の底部中央には戻り通路30に至る(連通する)均圧孔32が形成されている。ここで、パワーエレメント取付部12の中心軸の方向は押出成形によって加工された弁本体11の押出方向(X方向)、すなわち戻り通路30内を通過する冷媒の通過方向とほぼ直交する方向(Y方向)となっている。
雌ねじ穴11aは、弁本体11の下面に開口して形成されており、当該雌ねじ穴11aの開口部分をプラグ50で封鎖することにより弁本体11の内部に弁室24が形成される。
入口ポート20は、弁室24の側方から小径孔20aを介して弁室24と連通して形成されている。また、出口ポート28は、弁室24の上方に形成されている。この出口ポート28は、弁孔26を介して弁室24の上端部に連通している。また、弁孔26の弁室24側には、弁座25が形成されている。弁本体11には縦方向(図1におけるY方向)に通し孔29が形成されている。そして、弁孔26と通し孔29と均圧孔32と弁室24とは、それぞれの中心軸が同一直線上になるように配置されている。
戻り通路30は、弁本体11における出口ポート28のさらに上方に形成され、弁本体11を横方向(図1におけるX方向)に貫通するように形成されている。
弁部材40は、弁座25に対向するように配置された球状の部材であり、弁室24内に設けられている。支持部材42は、弁部材40を弁座25の方向に支持する部材である。支持部材42は、弁部材40を支持するための円錐状のくぼみを備えた上面42aを備え、弁部材40と溶接により一体化されている。また、支持部材42は、側面に(外周側に)突出するフランジ部42bとを備えており、当該フランジ部42bの下面がコイルスプリング44の一端を受ける構造となっている。
コイルスプリング44は、支持部材42に設けられたフランジ部42bの下面とプラグ50に形成された凹部52との間に弾発的に収容されており、これによって、弁部材40は支持部材42を介して弁座25に向けて付勢されている。
プラグ50は、弁本体11の下面に開口する雌ねじ穴11aに螺合する態様で取り付けられ、上記凹部52と対向する面に形成されている六角穴53に図示されない工具を差し込んで回転させることにより、そのねじ込み量を調整することができる。このプラグ50のねじ込み量を調整することにより、弁部材40を支持するコイルスプリング44のばね力を調整することができる。また、プラグ50の外周部にはOリング等のシール部材54が設けられ、これによって弁室24が当該膨張弁10の外側雰囲気に対してシールされている。
ダイアフラム73の変位を弁部材40に伝達する変位伝達部材100は、この実施例においては、ダイアフラム73と当接し該ダイアフラム73の変位を感知するストッパ部材90の下部に設けられた第1棒状部材101と、第1棒状部材101の下部に配置されたリング部材105と、リング部材105の下部に配置され、弁部材40の上面と当接する第2棒状部材102とで構成されている。
第1棒状部材101は円柱等の棒状の部材で、この例においてはその上端は、パワーエレメント70のストッパ部材90の下部に一体的に形成されているが、この第1棒状部材101は、その上端がストッパ部材90に取付けられ又は当接する別体の構成としてもよい。第1棒状部材101は、均圧孔32を貫通して、その下端は、リング部材105に接続又は当接される。
リング部材105は、図2に示すように、第1及び第2棒状部材101、102と連結するための溝や凹部105a、105bを除いて所定の厚みB及び所定の幅Cを有する円筒状の部材(円筒部)であり、かつその円筒部の両端部(図2の前端縁105f及び後端縁105g)は断面半円形状とされ、全体としては断面が長円形(レーストラック)状とされている。また、このリング部材105の外径105dは戻り通路30の内径30aよりも小さくなるように設定されている。リング部材105は、その円筒部の中心軸線が戻り通路30の中心軸線と一致又は平行となるように戻り通路30内に配置され、外周上部105aにおいて第1棒状部材101の下端と接続され、外周下部105bにおいて第2棒状部材102と接続される。この例においては、外周上部105aと外周下部105bとには、第1棒状部材101及び第2棒状部材102と接続しやすいように、溝や凹みを設けてあり、これに第1及び第2棒状部材101、102の端部が係合あるいは固着されているが、これらの接続態様については特にこの構成には限定されない。
リング部材105の厚さBと幅Cは、第1棒状部材101と第2棒状部材102との間で弁部材40へダイアフラム73の変位を伝達するために適した強度を保つための厚さ及び幅で構成される。そして、第1実施例では、リング部材105の幅Cは厚さBよりも大きく設定されている。
第2棒状部材102は円柱等の棒状の部材で、その上端はリング部材105に接続され、その下端は通し孔29を貫通して弁部材40と接触するように配置される。
次に、作用について説明する。本発明の第1実施例の膨張弁10においては、冷媒は入口ポート20から流入し、弁室24及び弁孔26を通過して膨張され、出口ポート28から蒸発器(図示せず)へ送り出される。また、この蒸発器から送り出された冷媒は、戻り通路30の左側入口から入って右側出口に抜けるように通過し、圧縮機(図示せず)へ戻る。
図3で示されるように、戻り通路30を通過する冷媒の流れAは、変位伝達部材100に達すると、流速の速い中心付近の冷媒はリング部材105の内側を通過し、戻り通路30から出て圧縮機(図示せず)へ送られる。また、戻り通路30内を通過する冷媒の一部は均圧孔32からパワーエレメント70の下部に流入する。そしてパワーエレメント70の下部に流入した冷媒の温度変化に応じて圧力作動室75内の作動ガスの圧力を変化させて、変位伝達部材100の動きが制御される。
具体的には、パワーエレメント70の圧力作動室75における内圧の変動に応じて変形したダイアフラム73の動きを受け、ストッパ部材90が上下動する。そして、ストッパ部材90の変位が変位伝達部材100を介して弁部材40に伝達される。これにより、膨張弁としての役割を果たすことができる。このとき変位伝達部材100のリング部材105は、戻り通路30内で上下に移動する。
このように、変位伝達部材100は、戻り通路30内でリング部材105を有する構成とすることにより、流速の速い戻り通路30の中心付近の冷媒は、障害物が存在しないリング部材105の内側を通過することになるので、まずこの領域においてカルマン渦の発生がない。
また、リング部材105の前端縁105fに衝突する冷媒は、該前端縁105f及び後端縁105gが滑らかな断面半円形状とされているので、リング部材105の内周壁及び外周壁を通過して後端縁105gから後方に移動する際も、カルマン渦の発生が抑えられる。
このように、戻り通路30を通過する冷媒は、従来の膨張弁のように冷媒速度が速い戻り通路30内の中央部分で障害物(従来の膨張弁における弁棒)に当たることがないので、変位伝達部材100の後流のカルマン渦の発生は、従来の膨張弁に比較すると極めて少なくなるため、渦の発生・消滅による異音(冷媒通過音)を防止あるいは効果的に低減することができる。
さらに、この例においてはリング部材105が第1棒状部材101の直径よりも大きな幅Cを有することで、均圧孔32からパワーエレメント70へ流入する冷媒の通路を狭くさせる。具体的には、図2においてリング部材105を有さないときに冷媒が通過する最小の隙間Dに対して、リング部材105が一定幅Cを有することにより、冷媒が通過する最小の隙間はEとなる。このとき、隙間Eは、隙間Dよりも狭くなる。このため、パワーエレメント70の下部に冷媒が流れにくくなり、パワーエレメント70の反応速度を遅くし、弁部材40が周期的な開閉を繰り返すハンチングを防止することができる。
図4は、第1実施例の膨張弁において、戻り通路30に継手(図示されない冷媒通過パイプの先端部)を取り付けた場合の縦断面図である。図5は、図4のリング部材105近辺の部分拡大断面図である。
図4において、膨張弁10の戻り通路30には継手130が弁本体11の両側からそれぞれ挿入されている。継手130は、例えば図示されない冷媒通過パイプの本体部135の一端に挿入部131を有する形状をなしており、当該挿入部131の外径は、本体部135の外径より小さく形成されている。これにより、本体部135と挿入部131の間に段部134が形成されている。挿入部131の外径は戻り通路30の内壁面と嵌合できる外径となっている。また、本体部135の外径は戻り通路30の内壁面の内径30aよりも大きい。そして、継手130の挿入部131を段部134が弁本体11の側面に当接するまで挿入して、継手130と弁本体11とを接続する。
継手130の接続状態では、継手130の先端部132は、リング部材105の近傍に配置されている。また、継手130の挿入部131の外径側には溝部133が形成されており、当該溝部133にOリング等のシール部材140が配置される。
図5に示すように、継手130の内径136は、少なくともリング部材105の外径105dよりも小さく形成されている。また、継手130の内径136は、リング部材105の内径105cよりも小さく形成されていてもよい。
また、継手130の先端部132と、リング部材105の隙間Fを狭くすれば、パワーエレメント70の下部に冷媒が流れにくくなり、パワーエレメント70の反応速度を遅くし、ハンチングを防止することができる。この隙間Fは、リング部材105の幅Cを大きくしたり、継手130の挿入部131を長くしたりすることで狭くすることができる。リング部材105と均圧孔32の隙間Eとの関係を含め調節すれば、パワーエレメント70の反応速度に対する適切な時定数を制御することができる。
さらに、継手130の内径136を少なくともリング部材105の外径105dよりも小さくし、継手130の先端部132とリング部材105の隙間Fを所定値以下とすることで、例えば、リング部材105が戻り通路30を通過する冷媒から弁軸まわりに回転する方向の力を受けるような場合であっても、継手130の先端部132にリング部材105が当接することで、リング部材105の回転を防止でき、冷媒の通過に悪影響を与えないようにすることができる。
また、継手130の内径136がリング部材105の内径105cよりも小さく形成されていれば、冷媒は、リング部材105に達すると、そのほとんどはリング部材105の内径105c内を通過する。このため、リング部材105自体も冷媒の通過に影響をほとんど与えることがなくなる。
図6は、第1実施例の膨張弁の組立例を説明するための分解斜視図である。
まず、弁部材40、支持部材42、コイルスプリング44、シール部材54、プラグ50を、弁本体11下側の雌ねじ穴11aから挿入する。そして、弁本体11の雌ねじ穴11aにプラグ50を螺合させて取り付ける。これにより、図1で示されるように弁室24内に弁部材40、支持部材42、コイルスプリング44、プラグ50が配置される。
続いて、第2棒状部材102を、弁本体11の上部の均圧孔32から挿入し、戻り通路30を抜けて通し孔29まで通す。このとき、第2棒状部材102の下部は弁部材40に当接する。次に、リング部材105を戻り通路30の開口部から中央付近まで入れて、第2棒状部材102の上端とリング部材105の外周下部105bを接続する。
続いて、ストッパ部材90の下部に設けられた第1棒状部材101(図6では図示されていない)を均圧孔32から挿入し、第1棒状部材101の下端をリング部材105の外周上部105aに接続する。またこれと同時にパワーエレメント70を、パッキン35を介してパワーエレメント取付部12に雄ねじ72aを螺合させて取り付ける。これにより膨張弁10が組み立てられる。なお、第1棒状部材101がストッパ部材90と別体である場合には、第1棒状部材101を均圧孔32より差し込み、その下端部を戻り通路30から挿入されたリング部材105の外周上部105aに取付ける。そして第1棒状部材101の上端をストッパ部材90に取付け、又は当接させた状態でパワーエレメント70をパワーエレメント取付部12に取付ければ良い。
このような組立方法により、従来から使用されている弁本体11の形状を変えることなく、リング部材105を弁本体11内に配置することができる。
図7は、第1実施例の膨張弁の変形例及びその組立例を示す分解斜視図であり、図6と同様の図である。図7において、前掲の各図と同一の符号は同一又は同等部分を示している。図7に示す変形例では、組立のために、弁本体11に組立孔33が形成されている。
組立孔33は、弁本体11上部に、均圧孔32と同心で、かつリング部材105をその中心軸と直交する方向に通過できる程度の大きさに矩形状に形成されている。この例においては、組立孔33はリング部材105を挿入するだけでそのままリング部材105が弁本体11内の所定の方向にセッティングされるように、その矩形輪郭の向きが設定されている。
次に組立方法を説明すると、まず、弁部材40、支持部材42、コイルスプリング44、シール部材54、プラグ50を、弁本体11下側の雌ねじ穴11aから挿入する。そして、弁本体11の雌ねじ穴11aにプラグ50を螺合させて取り付ける。これにより、図1で示されるように弁室24内に弁部材40、支持部材42、コイルスプリング44、プラグ50が配置される。
続いて、第2棒状部材102、リング部材105、及び第1棒状部材101(図7ではその画角上、図示されていない)を組立孔33を介して弁本体11内に挿入する。そして第1棒状部材101の上端をパワーエレメント70のストッパ部材90に取り付け、その後パワーエレメント70を、パッキン35を介して、パワーエレメント取付部12に螺合させて取り付ける。これにより膨張弁10が組み立てられる。
なお、第2棒状部材102、リング部材105、及び第1棒状部材101は、それら全て、あるいはそれらの一部を予め一体的に構成しておき、これを弁本体11内に挿入するようにしても良い。
このように、組立孔33を設けることで、弁本体11に対する同一方向(縦方向、すなわち図1の矢印Y方向)からのみの部品挿入で変位伝達部材100を該弁本体11内に取り付けることができるので、その組立を効率よく行うことができる。
<第2実施例>
図8は、本発明による膨張弁の第2実施例におけるリング部材の拡大縦断面図である。第2実施例は、第1実施例の変位伝達部材100を、変位伝達部材200に置き換えた構成であり、それ以外は第1実施例(図1〜7)で示したものと共通であるので、共通の箇所は再度の説明を省略してある。
変位伝達部材200は、パワーエレメント70側に位置する第1棒状部材101と、弁部材40側に位置する第2棒状部材102と、第1棒状部材101及び第2棒状部材102の間に挟まれたリング部材205で構成されている。第1棒状部材101と第2棒状部材102は第1実施例と同様であり、要するにリング部材205のみが第1実施例とは異なる。
リング部材205は、その中心軸線を通る面での断面が楕円形状となっている。ここで、リング部材205の一番外側の外径205dは戻り通路30の内径30aよりも小さい。また、リング部材205の一番内側の内径205cは圧損が生じないように冷媒が通過できる大きさに設定されることが望ましい。そして、リング部材205は、外周上部205aで第1棒状部材101と接続され、外周下部205bで第2棒状部材102と接続される。また、リング部材205の外周上部205aと外周下部205bとには、第1棒状部材101、第2棒状部材102と接続しやすいように、溝や凹みを設けてもよい。
リング部材205の断面形状は、その長軸の方向が戻り通路30の中心軸方向であり、その短軸の方向が戻り通路30の方向と直交する方向となる楕円である。なお、楕円だけでなく、長軸と短軸の長さを同じにして円形断面とすることもできる。
そして、戻り通路30を通過する冷媒は、リング部材205の断面形状を楕円形状とすることで、上流側あるいは後流側に端面を有する円筒形状のときと同様、リング部材205を通過する際の流体の剥離が起こりにくくなり、結果として、リング部材205への抵抗が減り、リング部材205回りの冷媒通過音が静かになる。
<第3実施例>
図9は、本発明による膨張弁の第3実施例におけるリング部材の拡大縦断面図であり、図8と同等の図である。この第3実施例は、第1実施例の変位伝達部材100を、変位伝達部材300に置き換えた構成であり、それ以外は第1実施例(図1〜7)で示したものと共通であるので、共通の箇所は再度の説明を省略してある。
第3実施例は、第1実施例で説明したリング部材105に代えて、その中心軸線を通る面での断面が涙滴型の断面形状を有するリング部材305としたものである。
変位伝達部材300は、パワーエレメント70側に位置する第1棒状部材101と、弁部材40側に位置する第2棒状部材102と、第1棒状部材101及び第2棒状部材102の間に挟まれたリング部材305で構成されている。そして、第1棒状部材101と第2棒状部材102は第1実施例と同様である。
リング部材305は、その中心軸線を通る面での断面形状が涙滴型となっている。リング部材305は、その中心軸線の方向が戻り通路30の中心軸線の方向と一致又は平行となるように戻り通路30内に配置され、外周上部305aで第1棒状部材101と接続され、外周下部305bで第2棒状部材102と接続される。ここで、リングの一番外側の外径305dは戻り通路30の内径30aよりも小さい。また、リングの一番内側の内径305cは圧損が生じることなく冷媒が通過できる大きさに設定されることが望ましい。また、リング部材305における、外周上部305aと外周下部305bでは、第1棒状部材101、第2棒状部材102と接続しやすいように、溝や凹みを設けてもよい。
ここで、涙滴型の形状は、冷媒が流れる上流側の先端部306は先端側が半円や半楕円形状となる丸形であり、その後流側が流線部307となっている。流線部307は先端部306と滑らかに接続されており、後流側に向けて肉厚が薄くなっていく曲線形状を有している。リング部材305の形状は内周側と外周側で対称となっており、後端部308はとがっているか、先端部306よりも小さい曲率で形成されている。なお、流線部307の戻り通路30方向の長さは、少なくとも、先端部306の戻り通路30方向の長さよりも長く設定される。
そして、リング部材305に当たる冷媒に対しては、リング部材305の断面形状を涙滴型とすることで、断面形状が長方形や楕円形状のときよりもリング部材305を通過する際の冷媒の後流側での剥離が起こりにくくなり、結果として、リング部材305への抵抗が減り、リング部材305回りの冷媒の流れる音が静かになる。
<第4実施例>
図10は、本発明による膨張弁の第4実施例を示す縦断面図である。図11は、図10のリング部近辺の寸法関係を示す部分断面図であり、図2と同等の図である。第4実施例において、膨張弁10の構成のうち、その機能や配置等が第1実施例(図1〜7)で示したものと共通するものについては同一の符号を付して示す。また、発明の要部を除く部分については、再度の説明を省略する。
第4実施例においては、弁本体11の戻り通路30における変位伝達部材100(リング部材105)の冷媒通過上流側にガイド部110を設けている。ガイド部110は、戻り通路30内において、その中心軸線側(内側)へ向けて突出するように、弁本体11に一体的に設けられている。また、ガイド部110の内径111は、少なくともリング部材105の外径105dよりも小さくなるように形成されている。この例においては、ガイド部110の内径111は、リング部材105の内径105cよりも更に小さくされている。
ガイド部110の内径111を少なくともリング部材105の外径105dよりも小さくし、ガイド部110とリング部材105との隙間Kが狭くなるように設定されることで、例えば、リング部材105が戻り通路30を通過する冷媒から弁軸まわりに回転する方向の力を受けるような場合であっても、ガイド部110にリング部材105が当接することで、リング部材105の回転を防止でき、冷媒の通過に悪影響を与えないようにすることができる。
また、ガイド部110とリング部材105との隙間Kを狭くすることにより、パワーエレメント70の下部に冷媒が流れにくくなり、パワーエレメント70の反応速度を遅くし、ハンチングを防止することができる。この隙間Kは、リング部材105の幅Cとガイド部110の戻り通路30方向に対する形成位置で決まる。
さらに、ガイド部110がリング部材105よりも冷媒の通過の上流側に設置されることで、リング部材105に直接的に当たる冷媒を少なくできる。これにより、冷媒通過音を低減することができる。特に、ガイド部110の内径111をリング部材105の内径105cよりも小さく形成することにより、ガイド部110を通過した冷媒は、そのほとんどはリング部材105の内径105cの範囲内を通過することになる。その結果として、冷媒通過音をさらに低減することができる。
なお、第4実施例によるリング部材105を含む変位伝達部材100を組み立てる場合は、図6に示す組立例において、リング部材105はガイド部110が形成されていない側から戻り通路30に入れるとよい。
<第5実施例>
図12は、本発明による膨張弁の第5実施例を示す縦断面図である。図13は、図12のリング部近辺の寸法関係を示す部分断面図であり、図2、図11と同等の図である。第5実施例において、膨張弁10の構成のうち、その機能や配置等が第1実施例(図1〜7)で示したものと共通するものについては同一の符号を付して示す。また、発明の要部を除く部分については、再度の説明を省略する。
第5実施例は、図10、11に示されたガイド部110を弁本体11と別体(ガイド部材120)としたものである。この第5実施例において、弁本体11の戻り通路30における変位伝達部材100の上流側にガイド部材120を取り付けている。ガイド部材120は、外径部122に段部122cを有し、この段部122cを戻り通路30の内面に形成された段部31に係合して取り付ける。段部31は、その内径30bが縮径していない部分の内径30aよりも小さくなるように、変位伝達部材100の近傍で縮径する形状で形成されている。
ガイド部材120は中央に孔を有しており、その孔の内径121は、少なくともリング部材105の外径105dよりも小さく形成されている。また、ガイド部材120の外径部122には、第1外径部122aと第2外径部122bとこれらの間の段部122cとが形成されている。
ガイド部材120は、戻り通路30内において、冷媒が流れる上流側から取り付ける。ガイド部材120の外径部122の段部122cと戻り通路30の段部31を嵌合させて取り付けることができる。
蒸発器から戻り通路30を通過する冷媒は、まずガイド部材120の内径121の範囲内(ガイド部材120の内側)を通過して、その後に、リング部材105を通過して戻り通路30を抜けていく。
ガイド部材120の内径121が少なくともリング部材105の外径105dよりも小さくし、ガイド部材120とリング部材105の隙間Lを狭く形成することで、例えば、リング部材105が戻り通路30を通過する冷媒から弁軸まわりに回転する方向の力を受けるような場合であっても、ガイド部材120にリング部材105が当接することで、リング部材105の回転を防止でき、冷媒の通過に悪影響を与えないようにすることができる。
また、ガイド部材120とリング部材105との隙間Lを狭くすることにより、パワーエレメント70の下部に冷媒が流れにくくなり、パワーエレメント70の反応速度を遅くし、ハンチングを防止することができる。この隙間Lは、リング部材105の幅Cとガイド部材120の戻り通路30方向に対する設置位置やガイド部材120の厚みで決まる。
また、ガイド部材120がリング部材105よりも冷媒の通過の上流側に設置されることで、リング部材105に直接的に当たる冷媒を少なくできる。これにより、流れる冷媒によるリング部材105への抵抗や冷媒通過音を低減することができる。
さらに、ガイド部材120の内径121をリング部材105の内径105cよりも小さく形成することにより、ガイド部材120を通過した冷媒は、そのほとんどはリング部材105の内径105c内を通過することになる。その結果として、流れる冷媒によるリング部材105への抵抗や冷媒通過音をさらに低減することができる。
このように、ガイド部材120を弁本体11とは別部品とすることで、従来の膨張弁に対して弁本体11を変更することなくガイド部材120を取り付けることができる。
以上の様に、本発明の実施形態について第1実施例から第5実施例を示してきたが、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例に設けられた全ての構成(構造)を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を削除したり、他の実施例の構成に置き換えたり、あるいはまた、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
例えば、上記実施例で示したパワーエレメント70は、ねじによる取り付けを示しているが、これ以外に、弁本体上部に形成された円筒部を設け、この円筒部の内側にパワーエレメント70を挿入し、該円筒部を内側カシメ加工することにより、該パワーエレメント70を取り付ける構成でも良い。
また、リング部材の断面形状(リング状部材の筒状部の中心軸を含む平面で切断した断面形状)は、長円、楕円、涙滴形であるものとしたが、冷媒通過時に該リング部材の後端側でカルマン渦が生じにくい形状であれば、翼形、菱形等を含む如何なる流線形であっても良い。
10 膨張弁
11 弁本体
20 入口ポート
24 弁室
25 弁座
26 弁孔
28 出口ポート
29 通し穴
30 戻り通路
32 均圧孔
40 弁部材
42 支持部材
44 コイルスプリング
50 プラグ
60 弁棒
70 パワーエレメント
71 上蓋部材
72 受け部材
73 ダイアフラム
90 ストッパ部材
100、200、300 変位伝達部材
101 第1棒状部材
102 第2棒状部材
105、205、305 リング部材
110 ガイド部
120 ガイド部材
130 継手

Claims (5)

  1. 上蓋部材、受け部材、並びに前記上蓋部材及び前記受け部材の間に挟まれるダイアフラムを含むパワーエレメントと、
    入口ポート、前記入口ポートに連通する弁室、前記弁室に連通する弁孔、前記弁孔に連通する出口ポート、前記弁孔の前記弁室側の開口部に形成された弁座、前記出口ポートから出た冷媒が通過する戻り通路、及びパワーエレメント取付部を含む弁本体と、
    前記弁孔の開口面積を制御する弁部材と、
    前記ダイアフラムの変位を前記弁部材に伝達し、該弁部材を駆動する変位伝達部材と、
    を備え、
    前記変位伝達部材は、前記パワーエレメント側に位置する第1棒状部材と、前記弁部材側に位置する第2棒状部材と、前記第1棒状部材及び前記第2棒状部材の間に挟まれた筒状部を備えたリング部材と、で構成され、
    前記リング部材は、前記筒状部の中心軸線の方向が冷媒の流れ方向と一致するように前記戻り通路内に配置され、前記リング部材の外径は前記戻り通路に挿入される継手の内径よりも大きく形成されている
    ことを特徴とする膨張弁。
  2. 前記リング部材は、前記中心軸線を有する平面で切断された断面において、流線形状を有する、
    請求項1に記載の膨張弁。
  3. 前記弁本体は、前記戻り通路における前記リング部材の上流側に、前記戻り通路の中心側に突出するガイド部を備えた、
    請求項1又は2に記載の膨張弁。
  4. 前記第1棒状部材は、前記ダイアフラムに当接するストッパ部材と一体形成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の膨張弁。
  5. 前記変位伝達部材は、前記第1棒状部材、前記リング部材及び前記第2棒状部材の全て、あるいはそれらの一部が、一体的に構成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の膨張弁。
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