JP2016044861A - 膨張弁 - Google Patents

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良輔 佐竹
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毅 金子
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Abstract

【課題】膨張弁におけるカルマン渦音の発生を防止又は抑制する。
【解決手段】膨張弁1のボディ2には、エバポレータへ向かう冷媒を通過させる第1の通路13と、エバポレータから戻ってきた冷媒を通過させてコンプレッサへ導出する第2の通路14とが形成される。膨張弁1は、一端側が第2の通路14を横断してパワーエレメント3に接続されるとともに、他端側が第1の通路13と第2の通路14との隔壁および弁孔16を貫通して弁体18に接続され、パワーエレメント3の駆動力を弁体18に伝達するシャフト33と、第2の通路14におけるシャフト33又はその上流側に、シャフト33の下流側に冷媒の乱流を発生させる乱流発生構造を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は膨張弁に関し、特に冷凍サイクルに設けられる膨張弁の構造に関する。
自動車用空調装置の冷凍サイクルには一般に、循環する冷媒を圧縮するコンプレッサ、圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサ、凝縮された冷媒を気液に分離するレシーバ、分離された液冷媒を絞り膨張させて霧状にして送出する膨張弁、その霧状の冷媒を蒸発させてその蒸発潜熱により車室内の空気を冷却するエバポレータが設けられている。膨張弁としては、エバポレータから導出された冷媒が所定の過熱度を有するように、エバポレータの出口側の冷媒の温度および圧力を感知して弁部を開閉し、エバポレータへ送出する冷媒の流量を制御する温度式膨張弁が用いられる(例えば特許文献1参照)。
膨張弁のボディには、レシーバからエバポレータへ向かう冷媒を通過させる第1の通路と、エバポレータから戻ってきた冷媒を通過させてコンプレッサへ導出する第2の通路とが形成される。第1の通路の中間部には弁孔が形成され、その弁孔に着脱してエバポレータへ向かう冷媒の流量を調整する弁体が配設されている。ボディの端部には、第2の通路を流れる冷媒の温度および圧力を感知して弁部の開度を制御するパワーエレメントが設けられる。パワーエレメントの駆動力は、長尺状のシャフトを介して弁体に伝達される。シャフトは、一端側が第2の通路を横断してパワーエレメントに接続されるとともに、他端側が第1の通路と第2の通路との隔壁および弁孔を貫通して弁体に接続される。
特開2013−242129号公報
ところで、このような膨張弁においては、第2の通路を流れる冷媒がシャフトを経る際にシャフトの下流側にカルマン渦が生じ、それによる異音(以下「カルマン渦音」ともいう)が発生することがある。これは、第2の通路においてシャフトが存在する空間の固有値(固有振動数)と、カルマン渦の周波数とが対応して共鳴すること(固有値の一致)が原因と考えられる。このような問題への対処として、その空間固有値とカルマン渦の周波数とをずらすよう設計することが考えられる。しかしながら、このような対処をしても、例えば膨張弁の継手が変更されるなどして空間固有値が変化した場合、再び固有値が一致してカルマン渦音が発生する可能性がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、膨張弁におけるカルマン渦音の発生を防止又は抑制することにある。
本発明のある態様は、冷凍サイクルに設けられ、外部熱交換器を経て流入した冷媒を内部の弁部を通過させることにより絞り膨張させてエバポレータへ供給し、エバポレータから戻ってきた冷媒の圧力と温度を感知して弁部の開度を制御するとともに、その冷媒をコンプレッサへ向けて導出する膨張弁である。この膨張弁は、ボディを貫通するように形成され、一端側に外部熱交換器からの冷媒を導入するための第1導入ポートが設けられる一方、他端側に冷媒をエバポレータへ導出するための第1導出ポートが設けられた第1の通路と、第1の通路の中間部に設けられた弁孔と、第1の通路の弁孔と第1導入ポートとの間に設けられた弁室と、弁室に配設され、弁孔に接離して弁部を開閉する弁体と、第1の通路とは別にボディを貫通するように形成され、一端側にエバポレータから戻ってきた冷媒を導入するための第2導入ポートが設けられる一方、他端側に冷媒をコンプレッサへ導出するための第2導出ポートが設けられた第2の通路と、ボディの第2の通路に対して第1の通路とは反対側に設けられ、第2の通路を流れる冷媒の温度と圧力を感知して動作するパワーエレメントと、一端側が第2の通路を横断してパワーエレメントに接続されるとともに、他端側が第1の通路と第2の通路との隔壁および弁孔を貫通して弁体に接続され、パワーエレメントの駆動力を弁体に伝達するシャフトと、第2の通路におけるシャフト又はその上流側に、シャフトの下流側に冷媒の乱流を発生させる乱流発生構造と、を備える。
この態様によると、第2の通路におけるシャフトの下流側に乱流を発生させることができ、それによりカルマン渦の発生そのものを防止又は抑制できる。その結果、カルマン渦音の発生を防止又は抑制できる。
本発明によれば、膨張弁におけるカルマン渦音の発生を防止又は抑制できる。
第1実施形態に係る膨張弁の断面図である。 ディンプル形状による乱流の発生を示す解析結果を表す図である。 変形例に係る乱流発生構造を示す部分拡大断面図である。 第2実施形態およびその変形例に係る乱流発生構造を示す図である。 第3実施形態に係る乱流発生構造を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。また、以下の実施形態およびその変形例について、ほぼ同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜省略することがある。
[第1実施形態]
本実施形態は、本発明の膨張弁を自動車用空調装置の冷凍サイクルに適用される温度式膨張弁として具体化している。この冷凍サイクルには、循環する冷媒を圧縮するコンプレッサ、圧縮された冷媒を凝縮するコンデンサ、凝縮された冷媒を気液に分離するレシーバ、分離された液冷媒を絞り膨張させて霧状にして送出する膨張弁、その霧状の冷媒を蒸発させてその蒸発潜熱により車室内の空気を冷却するエバポレータが設けられているが、膨張弁以外の詳細な説明については省略する。
図1は、第1実施形態に係る膨張弁の断面図である。
膨張弁1は、アルミニウム合金からなる素材を押出成形して得た部材に所定の切削加工を施して形成されたボディ2を有する。このボディ2は角柱状をなし、その内部には冷媒の絞り膨張を行う弁部が設けられている。ボディ2の長手方向の端部には、感温部として機能するパワーエレメント3が設けられている。
ボディ2の側部には、レシーバ側(コンデンサ側)から高温・高圧の液冷媒を導入する導入ポート6、膨張弁1にて絞り膨張された低温・低圧の冷媒をエバポレータへ向けて導出する導出ポート7、エバポレータにて蒸発された冷媒を導入する導入ポート8、膨張弁1を通過した冷媒をコンプレッサ側へ導出する導出ポート9が設けられている。導入ポート6と導出ポート9との間には、図示しない配管取付用のスタッドボルトを植設可能とするためのねじ穴10が形成されている。各ポートには、配管の継手が接続される。
膨張弁1においては、導入ポート6、導出ポート7およびこれらをつなぐ冷媒通路により第1の通路13が構成されている。第1の通路13は、その中間部に弁部が設けられており、導入ポート6から導入された冷媒をその弁部にて絞り膨張させて霧状にし、導出ポート7からエバポレータへ向けて導出する。一方、導入ポート8、導出ポート9およびこれらをつなぐ冷媒通路により第2の通路14(「戻り通路」に該当する)が構成されている。第2の通路14は、ストレートに延びており、導入ポート8から冷媒を導入して導出ポート9からコンプレッサへ向けて導出する。
ボディ2における第1の通路13の中間部には弁孔16が設けられ、その弁孔16の導入ポート6側の開口端縁により弁座17が形成されている。弁座17に導入ポート6側から対向するように弁体18が配置されている。弁体18は、弁座17に着脱して弁部を開閉する球状のボール弁体と、ボール弁体を下方から支持する弁体受けとを接合して構成されている。
ボディ2の下端部には、第1の通路13に直交するように内外を連通させる連通孔19が形成されており、その上半部により弁体18を収容する弁室40が形成されている。弁室40は、その上端部にて弁孔16に連通し、側部にて小孔42を介して導入ポート6に連通しており、第1の通路13の一部を構成している。小孔42は、第1の通路13の通路断面が局部的に狭小化されて形成され、弁室40に開口している。
連通孔19の下半部には、その連通孔19を外部から封止するようにアジャストねじ20(「アジャスト部材」に該当する)が螺着されている。弁体18(正確には弁体受け)とアジャストねじ20との間には、弁体18を閉弁方向に付勢するスプリング23が介装されている。アジャストねじ20のボディ2への螺入量を調整することで、スプリング23の荷重を調整することができる。アジャストねじ20とボディ2との間には、冷媒の漏洩を防止するためのOリング24が介装されている。
一方、ボディ2の上端部には、第2の通路14に直交するように内外を連通させる連通孔25が形成されており、その連通孔25を封止するようにパワーエレメント3(「感温部」に該当する)が螺着されている。パワーエレメント3は、アッパーハウジング26とロアハウジング27との間に金属薄板からなるダイヤフラム28を挟むように介装し、そのロアハウジング27側にディスク29を配置して構成されている。アッパーハウジング26とダイヤフラム28とによって囲まれる密閉空間には感温用のガスが封入されている。パワーエレメント3とボディ2との間には、冷媒の漏洩を防止するためのOリング30が介装されている。第2の通路14を通過する冷媒の圧力および温度は、連通孔25とディスク29に設けられた溝部を通ってダイヤフラム28の下面に伝達される。
ボディ2の中央部には、第1の通路13と第2の通路14とをつなぐ段付孔34が設けられており、この段付孔34の小径部44には長尺状のシャフト33が摺動可能に挿通されている。シャフト33は、金属製(例えばステンレス製)のロッドであり、ディスク29と弁体18との間に介装されている。これにより、ダイヤフラム28の変位よる駆動力が、ディスク29およびシャフト33を介して弁体18へ伝達され、弁部が開閉される。
シャフト33の上半部は第2の通路14を横断し、下半部が段付孔34の小径部44に摺動可能に貫通している。段付孔34の大径部46(「穴部」に対応する)には、シャフト33に軸線方向と直角な方向の付勢力、つまり横荷重(摺動荷重)を付与するための防振ばね50が配設されている。シャフト33がその防振ばね50の横荷重を受けることにより、冷媒圧力の変動によるシャフト33や弁体18の振動が抑制されるようになっている。なお、防振ばね50の具体的構造については、例えば特開2013−242129号公報に記載の構成を採用することができるため、その詳細な説明については省略する。
以上のように構成された膨張弁1は、エバポレータから導入ポート8を介して戻ってきた冷媒の圧力及び温度をパワーエレメント3が感知してそのダイヤフラム28が変位する。このダイヤフラム28の変位が駆動力となり、ディスク29およびシャフト33を介して弁体18に伝達されて弁部を開閉させる。一方、レシーバから供給された液冷媒は、導入ポート6から導入され、弁部を通過することにより絞り膨張されて、低温・低圧の霧状の冷媒になる。その冷媒は導出ポート7からエバポレータへ向けて導出される。
次に、カルマン渦音の発生抑制構造について説明する。
本実施形態では図示のように、シャフト33において第2の通路14に位置する部分の外周面に多数のディンプル35が設けられている。このディンプル形状が「乱流発生構造」として機能し、シャフト33の下流側に乱流を発生させ、カルマン渦の発生を防止又は抑制する。
図2は、ディンプル形状による乱流の発生を示す解析結果を表す図である。図2(A)〜(C)は外周面にディンプル形状を有するシャフトを用いる場合の解析結果を示す。(B)は(A)のA−A断面を示し、(C)は(A)のB−B断面を示す。ここで、A−A断面はシャフト33の上流側面にディンプルが形成される断面を示し、B−B断面はシャフト33の上流側面からずれた位置にディンプルが形成される断面を示す。図2(D)〜(F)は比較例として外周面に凹凸形状のないシャフトを用いる場合の解析結果を示す。(E)は(B)の断面位置に対応する(D)のA−A断面を示し、(F)は(C)の断面位置に対応する(D)のB−B断面を示す。各図には、シャフト33の上流側から下流側に向けて流れる冷媒の流速の変化(分布)が示されている。
本実施形態によれば、図2(A)〜(C)に示すように、シャフト33の下流側に乱流を発生させることができる。すなわち、図2(A)〜(C)を参照すると、シャフト33の下流側には軸線方向に流速の高低が変化していることが分かる。上流側面にディンプルが形成された位置を経る冷媒は、上流側面からずれた位置にディンプルが形成された位置を経る冷媒よりもシャフト33から剥離し難く、その結果、流速が高く保たれることが分かる。このような流速の高低は、ディンプル形状によりシャフト33の下流側を乱流とすることができ、それによりカルマン渦の発生を防止又は抑制できることを意味する。
これに対し、比較例においては図2(D)〜(F)に示すように、シャフト33の下流側が層流状態となることが分かる。シャフト33の下流側には本実施形態のような流速の高低の変化はみられない。このことは、シャフト33の下流側におけるカルマン渦の発生を抑制し難いことを意味する。以上より、本実施形態のディンプル形状がカルマン渦の発生抑制に寄与し、カルマン渦音の発生を防止又は抑制できることが分かる。
[変形例]
以下、第1実施形態の変形例について説明する。図3は、変形例に係る乱流発生構造を示す部分拡大断面図である。(A)〜(D)は変形例1〜4をそれぞれ示す。
変形例1〜4は、上記ディンプル形状に代えて乱流を発生可能な凹凸形状を有する。すなわち、図3(A)に示す変形例1では、シャフト33の外周面に複数の横溝35aが周設されている。横溝35aは、シャフト33の軸線方向に複数箇所設けられている。
図3(B)に示す変形例2では、シャフト33の外周面にスパイラル溝35bが周設されている。スパイラル溝35bは、シャフト33の軸線方向に螺旋状に延びる凹部からなる。図3(C)に示す変形例3では、シャフト33の外周面にスパイラル突部35cが周設されている。スパイラル突部35cは、シャフト33の軸線方向に巻回された凸部からなり、例えばシャフト33にコイルを巻き付けることにより形成される。図3(D)に示す変形例4では、シャフト33の外周面に軸線に平行な縦溝35dが周方向に等間隔にて設けられている。
このような形状によってもシャフト33の下流側に乱流を発生させることができ、カルマン渦音の発生を防止又は抑制できる。
[第2実施形態]
本実施形態の膨張弁は、乱流発生構造が異なる点を除き、第1実施形態と同様の構成を有する。図4は、第2実施形態およびその変形例に係る乱流発生構造を示す図である。(A)は第2実施形態に係る構造を示し、(A)〜(D)は変形例5〜7をそれぞれ示す。
図4(A)に示すように、本実施形態の乱流発生構造は、シャフト33に筒状の部材235を外挿して構成される。部材235は、シャフト33において第2の通路14に位置する部分に圧入され、固定されている。部材235は、ポリオキシメチレン(POM)やナイロン等の樹脂材からなり、その外周面に多数のディンプル35が設けられている。このディンプル形状が「乱流発生構造」として機能する。なお、部材235をシャフト33に外挿する形をとるため、そのディンプル形状が形成される部分の外径は、第1実施形態と比較して大きくなる。このような構成によっても、ディンプル形状がカルマン渦の発生抑制に寄与し、カルマン渦音の発生を防止又は抑制できる。
一方、図4(B)に示す変形例5では、部材235の外周面に複数の横溝35aが周設されている。図4(C)に示す変形例6では、部材235の外周面にスパイラル溝35bが周設されている。図4(D)に示す変形例7では、部材235の外周面にスパイラル突部35cが周設されている。このような形状によってもシャフト33の下流側に乱流を発生させることができ、カルマン渦音の発生を防止又は抑制できる。なお、図示を省略するが、部材235の外周面に図3(D)に示したような縦溝35dを設けてもよい。
[第3実施形態]
本実施形態の膨張弁は、乱流発生構造が異なる点を除き、第1実施形態と同様の構成を有する。図5は、第3実施形態に係る乱流発生構造を示す図である。(A)は乱流発生部材の取付態様を示し、(B)は乱流発生部材の斜視図を示し、(C)は乱流発生部材の正面図を示す。
図5(A)に示すように、本実施形態の乱流発生構造は、第2の通路14におけるシャフト33の上流側に乱流発生部材335を組み付けることにより実現される。図5(B)および(C)に示すように、乱流発生部材335は、環状の本体336と中心軸338とをつなぐ複数枚の羽根340を有する。これらの羽根340は、中心軸338の周りに捩じられたスクリュー状に形成され、冷媒の通過により下流側に渦流を形成することができる。本実施形態では、3枚の羽根340が等間隔で配置されているが、その数は適宜設定することができる。
第2の通路14に導かれた冷媒は、この乱流発生部材335を経ることで渦流となり、シャフト33の下流側で乱流となる。このような構成によってもカルマン渦音の発生を防止又は抑制できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はその特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。例えば、上記実施形態および変形例において一部の構成要素を組み合わせてもよいし、各実施形態および変形例から一部の構成要素を削除してもよい。
上記実施形態では、乱流発生構造のいくつかを例示したが、シャフト33の下流側に乱流を発生可能な構造であれば、上記以外の構造を採用できることは言うまでもない。
上記実施形態の膨張弁は、冷媒として代替フロン(HFC−134a)など使用する冷凍サイクルに好適に適用されるが、本発明の膨張弁は、二酸化炭素のように作動圧力が高い冷媒を用いる冷凍サイクルに適用することも可能である。その場合には、冷凍サイクルにコンデンサに代わってガスクーラなどの外部熱交換器が配置される。その際、パワーエレメント3を構成するダイヤフラムの強度を補うために、例えば金属製の皿ばね等を重ねて配置してもよい。あるいは、ダイヤフラムに置き換えて皿ばね等を配置してもよい。
1 膨張弁、 2 ボディ、 3 パワーエレメント、 6 導入ポート、 7 導出ポート、 8 導入ポート、 9 導出ポート、 13 第1の通路、 14 第2の通路、 16 弁孔、 18 弁体、 28 ダイヤフラム、 33 シャフト、 35 ディンプル、 35a 横溝、 35b スパイラル溝、 35c スパイラル突部、 35d 縦溝、 40 弁室、 235 部材、 335 乱流発生部材。

Claims (3)

  1. 冷凍サイクルに設けられ、外部熱交換器を経て流入した冷媒を内部の弁部を通過させることにより絞り膨張させてエバポレータへ供給し、前記エバポレータから戻ってきた冷媒の圧力と温度を感知して前記弁部の開度を制御するとともに、その冷媒をコンプレッサへ向けて導出する膨張弁であって、
    ボディを貫通するように形成され、一端側に前記外部熱交換器からの冷媒を導入するための第1導入ポートが設けられる一方、他端側に冷媒を前記エバポレータへ導出するための第1導出ポートが設けられた第1の通路と、
    前記第1の通路の中間部に設けられた弁孔と、
    前記第1の通路の前記弁孔と前記第1導入ポートとの間に設けられた弁室と、
    前記弁室に配設され、前記弁孔に接離して前記弁部を開閉する弁体と、
    前記第1の通路とは別に前記ボディを貫通するように形成され、一端側に前記エバポレータから戻ってきた冷媒を導入するための第2導入ポートが設けられる一方、他端側に冷媒を前記コンプレッサへ導出するための第2導出ポートが設けられた第2の通路と、
    前記ボディの前記第2の通路に対して前記第1の通路とは反対側に設けられ、前記第2の通路を流れる冷媒の温度と圧力を感知して動作するパワーエレメントと、
    一端側が前記第2の通路を横断して前記パワーエレメントに接続されるとともに、他端側が前記第1の通路と前記第2の通路との隔壁および前記弁孔を貫通して前記弁体に接続され、前記パワーエレメントの駆動力を前記弁体に伝達するシャフトと、
    前記第2の通路における前記シャフト又はその上流側に、前記シャフトの下流側に冷媒の乱流を発生させる乱流発生構造と、
    を備えることを特徴とする膨張弁。
  2. 前記乱流発生構造は、前記第2の通路に位置する前記シャフトの外周形状により実現されていることを特徴とする請求項1に記載の膨張弁。
  3. 前記乱流発生構造は、前記第2の通路の位置にて前記シャフトに外挿された部材の形状により実現されていることを特徴とする請求項1に記載の膨張弁。
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