JP6175628B2 - 膨張弁 - Google Patents

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Description

本発明は、上流側から導入された高温、高圧の冷媒を絞り膨張させて低温、低圧の冷媒にして下流側に導出する膨張弁に関する。
自動車用空調装置の冷凍サイクルには、一般に、圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器とが設けられている。冷凍サイクルを循環する冷媒は、圧縮機により圧縮され、圧縮された冷媒は、凝縮器により凝縮される。凝縮された冷媒は、膨張弁により絞り膨張されて霧状にして導出され、霧状の冷媒は蒸発器により蒸発されて、その蒸発に伴う蒸発潜熱により車室内の空気が冷却される。
膨張弁には、通常、液冷媒が導入されるが、圧縮機等の運転条件や、外気温度等の温度条件によっては、液体中に気泡が混ざった気液二相流の冷媒が導入され得る。このような気泡の混ざった冷媒が膨張弁の弁部を通過すると、流動音が間欠的に生じるため、その対策が求められる。
特許文献1には、導入ポートに挿入される配管内に絞り部品を挿入した膨張弁が提案されている。この膨張弁は、絞り部品を挿入して絞り部を設けることによって冷媒中の気泡を低減させ、流動音の低減が図られている。
特開2004−101082号
本発明者は、簡易な構成により流動音対策を実現できるような膨張弁の構造について検討したところ、従来の構造に対して改善の余地があると認識するに至った。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、流動音対策を簡易な構成により実現できる膨張弁を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明のある態様は、冷凍サイクルの上流側から導入された冷媒をボディ内の弁部を通過させることにより絞り膨張させて下流側へ導出する膨張弁に関する。膨張弁は、ボディの側面に開口する有底孔として形成された導入ポートと、ボディを貫通するように形成され、その一端側が導入ポートの底部につながり、その中間部に弁部が設けられた冷媒通路と、導入ポートの底面から開口側に突出してボディの一部として一体成形され、その内側に冷媒通路の一部が形成された突出部と、を備える。
本発明のある態様によると、その内側に冷媒通路の一部が形成された突出部を備える。この突出部の先端側から、導入ポートに挿入される導入管の内径よりその内径が小さい縮径部が形成されるようにすれば、突出部の長さだけ縮径部が長くなることで良好な流動音の低減効果が得られ、簡易な構成により流動音対策を実現できる。
本発明によれば、流動音対策を簡易な構成により実現できる。
第1の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す正面断面図である。 第1の実施の形態に係る膨張弁の構成を示す左側面断面図である。 第1の実施の形態に係る膨張弁の下側導入ポートに導入管を挿入した状態を示す拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては、便宜上、図示の状態を基準に各構成要素の位置関係を表現する場合がある。
[第1実施形態]
図1、図2は、第1の実施の形態に係る膨張弁10の構成を示す。図1は膨張弁10の正面断面図である。図2は、膨張弁10の左側面断面図であり、図1のA−A線断面図を示す。第1の実施の形態に係る膨張弁10は、自動車用空調装置の冷凍サイクル100に用いられる。冷凍サイクル100は、膨張弁10の他に、圧縮機101と、凝縮器103と、蒸発器105とを備える。冷凍サイクル100を循環する冷媒は、圧縮機101により圧縮され、圧縮された冷媒は、凝縮器103により凝縮される。凝縮された液冷媒は、膨張弁10により絞り膨張されて霧状にして導出され、霧状の冷媒は蒸発器105により蒸発されて、その蒸発に伴う蒸発潜熱により車室内の空気が冷却される。
膨張弁10は、第1の実施の形態において、蒸発器105から圧縮機101に向かう冷媒の温度と圧力を感知して自律的に動作し、凝縮器103から蒸発器105に向かう冷媒の流量を調整する機械式膨張弁として構成される。
膨張弁10は、ボディ11を備える。ボディ11は、アルミニウム合金等の金属素材を押出成形等して得られた中間成形品に対して、切削加工等を施して形成される。ボディ11は、第1の実施の形態において角柱状に形成され、その内部には、冷媒の絞り膨張を行う弁部40が設けられる。ボディ11の長手方向の端部(上端部)には、感温部として機能するパワーエレメント60と、パワーエレメント60を外部から覆うカバー61とが設けられる。
膨張弁10は、ボディ11の側部に設けられた下側導入ポート13及び下側導出ポート15と、ボディ11を貫通するようにその内部に形成された下側冷媒通路17とを備える。下側導入ポート13は、ボディ11の前側面(図2の右側の側面)の下部に開口する段付の有底孔として形成され、その奥側に底面13aが設けられる。下側導出ポート15は、ボディ11の左側面(図1の左側の側面)の下部に開口して形成される。下側冷媒通路17は、下側導入ポート13の底部と下側導出ポート15とをつないでいる。つまり、下側冷媒通路17は、その一端側が下側導入ポート13の底部につながり、その他端側が下側導出ポート15につながる。また、下側冷媒通路17は、その中間部に弁部40が設けられる。
下側導入ポート13は、凝縮器103側から高温、高圧の液冷媒を導入する。弁部40は、下側導入ポート13から導入された液冷媒を、その弁部40を通過させることにより絞り膨張させて霧状にし、下側導出ポート15に向けて導出する。下側導出ポート15は、膨張弁10により絞り膨張された低温、低圧の霧状の冷媒を、蒸発器105側に向けて導出する。
膨張弁10は、ボディ11の側部に設けられた上側導入ポート31及び上側導出ポート33と、ボディ11を貫通するようにその内部に形成された上側冷媒通路35とを備える。上側導入ポート31は、ボディ11の左側面(図1の左側の側面)の上部に開口して形成される。上側導出ポート33は、ボディ11の前側面(図2の右側の側面)の上部に開口して形成される。上側冷媒通路35は、上側導入ポート31と上側導出ポート33とをつないでいる。上側導入ポート31は、蒸発器105により蒸発された冷媒を導入する。上側導出ポート33は、上側導入ポート31から導入され、上側冷媒通路35を通過した冷媒を圧縮機101側に導出する。
弁部40は、弁孔41と、弁座43と、弁体45とを含んで構成される。弁孔41は、ボディ11の下側冷媒通路17の中間部に形成され、弁座43は、弁孔41の下側導入ポート13側の開口端縁により形成される。弁体45は、ボール状に形成され、弁座43に対して、下側導入ポート13側から対向して配置される。
膨張弁10は、ボディ11に形成され、下側冷媒通路17と内外を連通させる下側連通孔19を備えている。ボディ11には、この下側連通孔19を封止するように、アジャスト部材としてのアジャストねじ51がねじ込まれている。下側連通孔19は、その一部である上半部によって、弁体45を収容する弁室21が形成されている。弁体45は、弁室21内に収容された支持部材52により下方から支持され、その支持部材52とアジャストねじ51との間には、弁体45を閉弁方向に付勢する付勢部材としてのスプリング53が介装されている。アジャストねじ51とボディ11との間には、外部への冷媒の漏洩を防止するためのOリング54が介装されている。
膨張弁10は、ボディ11の内部において、弁室21と下側導入ポート13との間に形成された連通流路23を備えている。連通流路23は、その一端側が下側導入ポート13に開口し、その他端側が弁室21に開口して形成される。連通流路23は、下側導入ポート13の内径より、その内径が小径に形成されている。弁室21は、その上流側において、連通流路23を通して下側導入ポート13と連通し、その下流側において弁孔41と連通する。下側冷媒通路17は、この連通流路23と弁室21とを含んで構成される。
膨張弁10は、ボディ11に形成され、上側冷媒通路35と内外を連通させる上側連通孔37を備えている。ボディ11には、この上側連通孔37を封止するように、パワーエレメント60がねじ込まれている。パワーエレメント60は、アッパーハウジング63と、ロアハウジング65と、これらの間に挟み込まれた金属薄板等から構成されるダイヤフラム67と、ロアハウジング65側に配置されたディスク69とを含んで構成される。アッパーハウジング63とダイヤフラム67とにより囲まれた密閉空間には感温用のガスが封入される。パワーエレメント60とボディ11との間には、冷媒の漏洩を防止するためのOリング71が介装されている。上側冷媒通路35を通過する冷媒の圧力、温度は、上側連通孔37と、ディスク69に設けられた孔部(図示せず)とを通り、ダイヤフラム67の下面に伝達される。
ボディ11には、その内部において、下側冷媒通路17と上側冷媒通路35とをつなぐ段付孔25が設けられ、この段付孔25の小径部には、柱状のシャフト55が摺動可能に挿通されている。シャフト55は、ディスク69と弁体45との間に介装されている。これにより、ダイヤフラム67の変位に伴う駆動力が、ディスク69及びシャフト55を介して弁体45に伝達される。段付孔25の大径部には、シャフト55が内側に挿通されるようにOリング56が配置され、下側冷媒通路17と上側冷媒通路35との間の冷媒の漏洩が防止される。シャフト55の上部は、筒状のホルダ57の内側に挿通されている。ホルダ57とシャフト55との間には、シャフト55に所定の横荷重を与えるスプリング53が介装され、この横荷重により、冷媒圧力の変動によるシャフト55の振動が抑制される。
以上のように構成された膨張弁10は、蒸発器105から上側導入ポート31を通して冷媒が導入され、その冷媒の圧力及び温度をパワーエレメント60が感知してダイヤフラム67が変位する。このダイヤフラム67の変位が駆動力となり、その駆動力がディスク69及びシャフト55を介して弁体45に伝達され、弁体45の移動により弁部40が開閉する。一方、凝縮器103側から下側導入ポート13を通して液冷媒が導入され、弁部40を通過することにより絞り膨張されて、低温、低圧の霧状の冷媒となる。霧状の冷媒は、下側導出ポート15を通して蒸発器105に向けて導出される。このとき、弁体45の移動により弁部40の開度が調整され、凝縮器103から蒸発器105に向かう冷媒の流量が調整される。
図3は、第1の実施の形態に係る膨張弁10の下側導入ポート13に導入管110を挿入した状態を示す拡大図である。下側導入ポート13には、下側冷媒通路17に冷媒を導入するための導入管110の先端部111が挿入可能である。導入管110は、その軸方向に加締められることによって、径方向外側に突出するフランジ部113が形成されている。導入管110は、段付の有底孔としての下側導入ポート13の段差部に対して、フランジ部113が係合することでそれ以上の挿入が規制される。膨張弁10は、導入管110が下側導入ポート13に挿入されて、その挿入が規制される挿入規制位置にあるとき、導入管110の先端面111aと下側導入ポート13の底面13aとが間隔を空けて設けられるように構成される。
ボディ11の側部には、導入管110を固定するための板状の固定部材120が当接して配置される。固定部材120には、導入管110が挿通される貫通孔121が形成される。導入管110は、固定部材120と下側導入ポート13の段差部との間にフランジ部113を挟み付けられるように配置され、固定部材120がボディ11にねじ等で接続されることにより固定される。導入管110と下側導入ポート13との間には、外部への冷媒の漏洩を防止するためのOリング123が介装される。
ここで、第1の実施の形態に係る膨張弁10は、下側導入ポート13の底面13aから開口13b側に突出してボディ11の一部として一体成形された突出部14を備える。突出部14は、第1の実施の形態において、略円形の筒状に形成される。
突出部14は、その内側に下側冷媒通路17の一部である連通流路23の一部が形成されている。この連通流路23は、突出部14の先端から弁室21にかけての範囲が、導入管110の内径R1より、その内径R2が小さい縮径部27として形成されている。これにより、凝縮器103側から導入管110を通して導入される液冷媒中の気泡は、縮径部27を通過するときに低減または微細化され、弁部40を気泡が通過するときに発生する流動音を低減できる。
なお、導入管110は、第1の実施の形態において、Oリング123が介装される空間を確保するため、フランジ部113と先端部111との間に、その内径、外径が他の部分より縮径した小径部112が設けられる。下側冷媒通路17の縮径部27は、第1の実施の形態において、この導入管110の内径が最も狭い小径部112の内径R1より、その内径R2が小さく形成されている。
縮径部27は、その長さが長いほど良好な流動音の低減効果が得られる。縮径部27の内径R2、長さの寸法は、所望の流動音の低減効果が得られる条件について、実験や解析により求める等して適宜設定できる。これらの寸法は、たとえば、内径R2を2.5〜4.0mm、長さを3.0mm以上とすると、良好な流動音の低減効果が得られる。
なお、この縮径部27として形成される範囲は、第1の実施の形態のように、突出部14の先端から弁室21にかけての範囲に限定されない。縮径部27の範囲は、下側冷媒通路17の先端側から他端側にかけての範囲のうち、少なくとも突出部14の内側を含む範囲であれば、たとえば、突出部14の先端から連通流路23の中間部までの範囲であってもよい。
膨張弁10は、突出部14の外周面14aと下側導入ポート13の内周面13cとの間に形成された気泡貯留室28を備える。気泡貯留室28は、第1の実施の形態において、突出部14の外周側を取り囲む環状の空間として形成されている。気泡貯留室28は、ボディ11に対して、突出部14となるべき部分を残して気泡貯留室28に対応した部分を切削等して形成される。
突出部14は、導入管110の先端部111の内径R3よりその外径R4が小さくなるように形成される。突出部14は、下側導入ポート13に導入管110が挿入されたとき、導入管110の先端部111に対して同軸状に配置されるように構成される。突出部14は、第1の実施の形態において、導入管110の先端部111の内側にその先端部が差し込まれ、導入管110との間で軸線方向に重なる範囲が設けられる。導入管110の先端部111の内周面111bと突出部14の外周面14aとの間には隙間29が形成され、その隙間29を通して、導入管110の内部と気泡貯留室28とが連通される。導入管110内を通過する冷媒中の気泡は、この隙間29を通して気泡貯留室28に導入される。このように、膨張弁10は、下側導入ポート13に導入管110が挿入されたとき、気泡貯留室28に対して、導入管110内を通過する冷媒中の気泡が導入可能となるように構成される。なお、突出部14は、導入管110の内側にその先端部が差し込まれず、導入管110との間で軸線方向に重なる範囲が設けられなくともよい。
膨張弁10に気泡貯留室28が設けられることにより、導入管110内を通過する気泡の少なくとも一部は、弁部40を含む下側冷媒通路17を通過する前に、気泡貯留室28に導入されて捕捉され、気泡が弁部40を通過することによる流動音の発生が抑制される。気泡貯留室28に導入された気泡は、気泡貯留室28内に一時的に貯留されるが、高温、高圧の条件にあるため液化し、液冷媒として下側冷媒通路17に導入される。
気泡貯留室28は、その容積が大きいほど気泡の貯留量が増大し、気泡貯留室28内に一時的に貯留された気泡の下側冷媒通路17への導入が抑えられ、流動音の発生が抑制される。第1の実施の形態に係る膨張弁10は、気泡貯留室28の気泡貯留量を確保する観点から、導入管110の先端面111aと下側導入ポート13の底面13aとが間隔を空けて設けられるように構成されている。気泡貯留室28の容積は、気泡貯留室28への気泡の導入量より、気泡貯留室28内の気泡の液化量が大きくなるように、その寸法が調整されてもよい。この寸法条件は、実験や解析により求める等して適宜設定できる。
第1の実施の形態に係る膨張弁10によれば、その内側に下側冷媒通路17の一部が形成された突出部14を備える。この突出部14の先端側から縮径部27が形成されるようにすれば、突出部14の長さだけ縮径部27が長くなることで良好な流動音の低減効果が得られ、簡易な構成により流動音対策を実現できる。特に、突出部14がボディ11の一部として一体成形されており、ボディ11と別体の部品を用いる必要がないため、部品数、組立工数を抑えつつ流動音対策を実現できる。
また、ボディ11や弁室21の寸法や、下側導入ポート13の奥行寸法(図3の左右寸法)を変えることなく、突出部14の長さだけ縮径部27を長くすることが可能となる。縮径部27を長くするために、たとえば、ボディ11の幅寸法(図3の左右寸法)を長くして、連通流路23を長くすることも考えられるが、ボディ11の幅寸法を長くすると材料コストが増大する。一方、第1の実施の形態に係る膨張弁10によれば、ボディ11の寸法等を変える必要がないため、ボディ11の材料コストを増大させることなく、縮径部27を長くすることにより良好な流動音の低減効果を得ることが可能となる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示すにすぎない。また、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
上述の実施の形態では、蒸発器105から導入された冷媒の圧力、温度を感知する感圧部材としてダイアフラムを用いる例を示した。感圧部材としては、このほか、ベローズ等のように、圧力を感知して伸縮するものを用いてもよい。
上述の実施の形態では、膨張弁10として、パワーエレメント60の駆動により弁部40の開度を自律的に調整する機械式膨張弁を説明したが、電気的な制御により外部から弁部の開度を調整する電磁式膨張弁でもよい。
10 膨張弁、11 ボディ、13 下側導入ポート、13a 底面、13b 開口、13c 内周面、14 突出部、14a 外周面、15 下側導出ポート、17 下側冷媒通路、19 下側連通孔、21 弁室、23 連通流路、28 気泡貯留室、29 隙間、40 弁部、41 弁孔、43 弁座、45 弁体、60 パワーエレメント、100 冷凍サイクル、101 圧縮機、103 凝縮器、105 蒸発器、110 導入管、111 先端部、111a 先端面、111b 内周面、113 フランジ部、120 固定部材。

Claims (5)

  1. 冷凍サイクルの上流側から導入された冷媒をボディ内の弁部を通過させることにより絞り膨張させて下流側へ導出する膨張弁であって、
    前記ボディの側面に開口する有底孔として形成された導入ポートと、
    前記ボディを貫通するように形成され、その一端側が前記導入ポートの底部につながり、その中間部に前記弁部が設けられた冷媒通路と、
    前記導入ポートの底面から開口側に突出して前記ボディの一部として一体成形され、その内側に前記冷媒通路の一部が形成された突出部と、を備え
    前記突出部は、前記導入ポートの入口側の開口より底側に収まることを特徴とする膨張弁。
  2. 前記導入ポートには、前記冷媒通路に冷媒を導入するための導入管を挿入可能であり、
    前記導入ポートに前記導入管が挿入されたとき、前記突出部の外周面と前記導入ポートとの間に形成された気泡貯留室に対して、前記導入管内を通過する冷媒中の気泡が導入可能となるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の膨張弁。
  3. 前記導入ポートには、前記冷媒通路に冷媒を導入するための導入管を挿入可能であり、
    前記突出部は、前記導入管の先端部の内径よりその外径が小さくなるように形成され、前記導入ポートに前記導入管が挿入されたとき、該導入管の先端部に対して同軸状に配置されるように構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の膨張弁。
  4. 前記導入ポートには、前記冷媒通路に冷媒を導入するための導入管を挿入可能であり、
    前記導入ポートに前記導入管が挿入されたとき、該導入管の先端面と該導入ポートの底面とが間隔を空けて設けられるように構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の膨張弁。
  5. 前記導入ポートには、前記冷媒通路に冷媒を導入するための導入管が挿入可能であり、
    前記冷媒通路は、その先端側から他端側にかけての範囲のうち、少なくとも前記突出部の内側を含む範囲が、前記導入管の内径よりもその内径が小さい縮径部として形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の膨張弁。
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