JP6639936B2 - バッテリーポスト端子組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリーポスト端子を含むバッテリーポスト端子組立体の構成に関する。
従来から、車両に搭載されるバッテリーのバッテリーポストに固定されるバッテリーポスト端子が知られている。特許文献1及び特許文献2は、この種のバッテリーポスト端子を開示する。
特許文献1のバッテリーポスト端子は、バッテリーポストの周側面に面接触するバッテリーポスト挿入孔を形成してなる環状部と、所定の間隔をあけて対向し近付く方向に移動させるとバッテリーポスト挿入孔の径を縮小させる1対の締付部と、外側に略L字形に屈曲して形成される1対の屈曲部と上面がスタッドボルトの座面となる平面図とを有する電気接続部と、を備え、平面部の座面高さ位置が環状部の下面の位置近傍に形成される構成となっている。特許文献1は、この構成により、スタッドボルトの座面の高さ位置を低くし、バッテリーポスト端子の上部に取り付けられる他の部品と干渉することが無くなるとする。
特許文献2のバッテリーポスト端子は、傾斜面が形成された左右の伸張部、及び左右の伸張部が狭まるように押圧することでバッテリーポストの側面を両側から挟み込む電極嵌合部を有するバッテリーポスト端子と、4つの脚部を有し、脚部それぞれに、傾斜面と同じ傾斜角度を有するスロープが形成され、スロープを傾斜面に接触させつつ上下に移動することで左右の伸張部を押圧するスロープ部材と、スロープ部材を上下に移動させるボルトと、を備え、バッテリーポスト端子を垂直方向から見て、ねじ部を中心に、4つの脚部をねじ部の外周に沿って間隔を空けて配置する構成となっている。特許文献2は、この構成により、多方向に作用する力をバランス良く受けることができ、かつ取付作業性や部品コストの点でも優れたバッテリーポスト端子の固定構造を実現できるとする。
特開2015−11792号公報 国際公開第2014/129534号
上記特許文献1の構成は、バッテリーポストを締め付けるときに、バッテリーポスト端子を両側から挟むように接触する上ブラケット及び下ブラケットが、バッテリーポスト端子と小さな面積で接触する。従って、締付力が局所的となり、バッテリーポスト端子を均一に締め付けることが難しかった。また、上記特許文献1の構成は、バッテリーポスト端子と上ブラケット及び下ブラケットが接触する面において、上ブラケット及び下ブラケットのみに傾斜が設けられている(バッテリーポスト端子には傾斜が設けられていない)。従って、バッテリーポスト端子の締付力が不足したり、あるいは、上ブラケット及び下ブラケット側にバッテリーポスト端子が食い込んだりして耐久性が不十分になる点で改善の余地があった。
また、上記特許文献2の構成では、バッテリーポスト端子を両側から挟むように接触するスロープ部材及びボルトのうち、スロープ部材のみに傾斜面が形成されており、バッテリーポストを締め付けるときに、この傾斜面がバッテリーポスト端子と接触することでクランプ力を発生させる。従って、クランプ力が偏り易くなるとともに、スロープ部材にバッテリーポスト端子が強く食い付いて緩めることが困難になる等の点で改善の余地があった。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、バッテリーポストにバッテリーポスト端子を十分な締付力でバランス良く固定可能なバッテリーポスト端子組立体を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成のバッテリーポスト端子組立体が提供される。即ち、このバッテリーポスト端子組立体は、バッテリーポスト端子と、第1テーパ部材と、第2テーパ部材と、を備える。前記バッテリーポスト端子は、把持部と、締付部と、を有する。前記把持部は、バッテリーポストを内側で把持可能である。前記締付部は、前記把持部の端部から延びるように対で配置される。前記第1テーパ部材は、前記締付部の一側に配置される。前記第2テーパ部材は、前記締付部を挟んで前記第1テーパ部材と反対側に配置される。前記第1テーパ部材と前記第2テーパ部材は、締付ネジ構造を介して互いに連結される。前記第1テーパ部材には、前記締付ネジ構造のネジ軸の向きに対して傾斜した第1テーパ面が形成される。前記第2テーパ部材には、前記締付ネジ構造のネジ軸の向きに対して前記第1テーパ面とは逆向きに傾斜した第2テーパ面が形成される。前記締付部のそれぞれには、第1傾斜面と、第2傾斜面と、が形成される。前記第1傾斜面は、前記第1テーパ面に対応する向きに形成されて当該第1テーパ面に接触可能である。前記第2傾斜面は、前記第2テーパ面に対応する向きに形成されて当該第2テーパ面に接触可能であり、前記第1傾斜面とは逆向きに傾斜する。それぞれの前記締付部において、前記第1傾斜面は、前記第2傾斜面より前記把持部に近い側と、前記把持部から見て前記第2傾斜面より遠い側と、の両方に配置されている。
これにより、2組のテーパ面と傾斜面とによって力を分散させながら締付部に力を加えてバッテリーポストを締め付けることができるので、テーパ部材が締付部に局所的に食い込んで耐久性を低下させることを防止できる。また、力をより分散させることができるとともに、締付部に対して力を偏らせずに加えることができるので、安定した締付けを実現できる。
前記のバッテリーポスト端子組立体においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第1テーパ部材には、前記第2テーパ部材に近づく向きに突出する第1突起が対で形成される。前記第2テーパ部材には、前記第1テーパ部材に近づく向きに突出する第2突起が対で形成される。前記第1突起の前記締付部側を向く面に前記第1テーパ面が配置される。前記第2突起の前記締付部側を向く面に前記第2テーパ面が配置される。
これにより、簡素な構成で、力を分散させつつ締め付けることができる。
前記のバッテリーポスト端子組立体においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第1突起は4つ形成される。前記第2突起は2つ形成される。前記第2突起のそれぞれは、4つのうちの2つの前記第1突起の間に差し込まれている。
これにより、第1テーパ部材と第2テーパ部材をコンパクトに配置することができる。
前記のバッテリーポスト端子組立体においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第1テーパ面は、前記締付ネジ構造のネジ軸の向きに対して、一側に傾斜している。前記第2テーパ面は、前記締付ネジ構造のネジ軸の向きに対して、前記第1テーパ面の傾斜角度とほぼ同じ角度で前記第1テーパ面とは逆向きに傾斜している。
これにより、締付力に偏りを生じさせず、均等に加えることができる。
前記のバッテリーポスト端子組立体においては、前記締付ネジ構造のネジ軸が、前記バッテリーポストの中心軸と平行に配置されることが好ましい。
これにより、バッテリーポストの周辺のコンパクトな配置を実現できるとともに、締付ネジ構造を締め付けたり緩めたりする作業が簡単になる。
前記のバッテリーポスト端子組立体においては、前記把持部の内面に凹凸が形成されていることが好ましい。
これにより、バッテリーポストを強力に把持することができる。
本発明の一実施形態に係るバッテリーポスト端子組立体をバッテリーポストに取り付ける様子を示す斜視図。 バッテリーポスト端子組立体の全体的な構成を示す斜視図。 バッテリーポスト端子組立体の分解組立斜視図。 ホルダにナットが組み付けられる様子を示す断面図。 締付ネジ構造により締め付けられる前のバッテリーポスト端子組立体の様子を示す斜視図。 締付ネジ構造による締付けによって生じるバッテリーポスト端子の締付力を説明する、図5のB方向で見た模式図。 変形例において、ホルダにナットが組み付けられる様子を示す断面図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るバッテリーポスト端子組立体3をバッテリーポスト2に取り付ける様子を示す斜視図である。図2は、バッテリーポスト端子組立体3の全体的な構成を示す斜視図である。図3は、バッテリーポスト端子組立体3の分解組立斜視図である。
図1及び図2に示すように、バッテリーポスト端子組立体3は、バッテリーポスト端子4と、ホルダ部材(第1テーパ部材)5と、ベース部材(第2テーパ部材)6と、ナット7と、を備えている。
図1に示すように、バッテリーポスト端子4は、車両等のエンジンルームに配置され、バッテリー1のバッテリーポスト2と、ワイヤハーネスと、を接続する端子である。バッテリーポスト端子4は、導電性を有する適宜の金属材料からなる板部材に曲げ加工等を行うことで成形される。
図2に示すように、ホルダ部材5とベース部材6の間に、バッテリーポスト端子4の一部(具体的には、後述の締付部42)が配置されている。この状態から、バッテリーポスト端子4が備える把持部41をバッテリーポスト2に装着し、ナット7等からなる締付ネジ構造を締め付けることで、バッテリーポスト端子組立体3をバッテリーポスト2に固定できるように構成されている。なお、締付ネジ構造の詳細は後述する。
続いて、図3を参照しながら、バッテリーポスト端子組立体3が備える各構成部品について説明する。
バッテリーポスト端子4は、把持部41と、2つの締付部42と、を備えている。
把持部41は、図3に示すように一部が途切れた円環状(言い換えれば、円弧状)に形成されており、その内側に円錐台形の差込空間44が形成されている。差込空間44には、円錐台状に形成されたバッテリーポスト2(図1)を差し込むことができるように構成されている。なお、以後の説明では、円錐台形状に形成された差込空間44の中心軸を差込軸44Aと呼ぶことがある。
図3に示すように、把持部41の内壁には、細長い矩形状に形成された溝44vが複数形成されている。溝44vは周方向に一定の間隔で並べて配置されている。また、それぞれの溝44vは差込軸44Aにほぼ沿うように向けられている。この溝44vによって生じる把持部41内側の凹凸形状によって、バッテリーポスト2を強力に把持することができる。
締付部42は、円弧状の把持部41の両端から延びるように1対で配置され、把持部41と一体的に形成されている。2つの締付部42の間には空間が形成されており、締付部42同士を互いに近づけるように移動させることで、差込空間44の径が減少するように把持部41を変形させ、これによりバッテリーポスト2を締め付けて把持することができる。
それぞれの締付部42は、2つの第1傾斜部45,47と、1つの第2傾斜部46と、を備えている。第2傾斜部46は、把持部41に近い側の第1傾斜部45と、把持部41から遠い側の第1傾斜部47と、の間に配置されている。第1傾斜部45,47及び第2傾斜部46は、何れも平板状に形成され、締付部42に一体的に形成されている。1対の締付部42が有する第1傾斜部45,47及び第2傾斜部46は、互いに対称となるように配置されている。また、1対の締付部42が有する第2傾斜部46同士の間に、ベース部材6が備えるネジ部61を差し込むことができるように構成されている。
把持部41に近い側の第1傾斜部45は、把持部41の端部と繋がるように配置されている。また、この第1傾斜部45は、前記ネジ部61の軸(ネジ軸61A)の方向に対して一側に傾斜する第1傾斜面45fを有している。本実施形態において、それぞれの締付部42において把持部41に近い側に位置する第1傾斜部45の第1傾斜面45f同士は、バッテリーポスト2の根元側から先端側に近づくに従って間隔を減少させるように配置されている。
第2傾斜部46は、前記の第1傾斜部45を挟んで把持部41と反対側に配置されている。第2傾斜部46は、前記ネジ軸61Aに対して、第1傾斜面45fとは逆向きでほぼ同じ傾斜角度で傾斜する第2傾斜面46fを有している。従って、それぞれの締付部42における第2傾斜部46の第2傾斜面46f同士は、バッテリーポスト2の根元側から先端側に近づくに従って間隔を増大させるように配置されている。
把持部41から遠い側の第1傾斜部47は、第2傾斜部46を挟んで第1傾斜部45と反対側に配置されている。この第1傾斜部47は、前記ネジ軸61Aに対して、第1傾斜面45fと同じ向きにほぼ同じ傾斜角度で傾斜する第1傾斜面47fを有している。従って、それぞれの締付部42において把持部41から遠い側に位置する第1傾斜部47の第1傾斜面47f同士は、バッテリーポスト2の根元側から先端側に近づくに従って間隔を減少させるように配置されている。
先端部48は、2つの締付部42のうち一方において、把持部41から遠い側の第1傾斜部47に連続するように形成されている。この先端部は、締付部42の先端部からほぼ垂直に折れ曲がって、他方の締付部42の先端に向かって延び、2つの締付部42の間に形成されている空間を閉鎖するように配置されている。
ホルダ部材5は、締付部42の一側に配置されている。このホルダ部材5は、平板部51と、4つの脚部(第1突起)52と、を備えている。
平板部51は、平板状の部分として形成され、その厚み方向がネジ軸61Aと平行となるように配置されている。また、平板部51は細長い矩形状に形成され、その長手方向は、1対の締付部42が並ぶ方向と一致している。また、平板部51の中央には、ベース部材6が備えるネジ部61を差し込むことが可能な貫通状の円形孔53が形成されている。
脚部52は、平板部51の4隅から平板部51に対して垂直に(ベース部材6が備える台座部62に近づく向きに)突出するように配置され、平板部51と一体的に形成されている。これらの脚部52は、何れも平板状の突起として形成されている。脚部52は、平板部51の長手方向一側に2つ、他側に2つそれぞれ配置されており、それぞれの脚部52が当該平板部51の長手方向で互いに向かい合う面(言い換えれば、締付部42側を向く面)には、脚部テーパ面(第1テーパ面)52fが形成されている。
この脚部テーパ面52fは、前記締付部42に形成された第1傾斜面45f,47fに対応する傾斜を有するように構成されている。具体的に言えば、脚部テーパ面52fは、上記のネジ軸61Aの向きに対して傾斜しており、この傾斜の向きは第1傾斜面45f,47fの傾斜の向きと同じであって、その大きさもほぼ等しくなっている。従って、脚部テーパ面52fは、平板部51の長手方向で互いに向かい合う脚部テーパ面52fとの間隔を、バッテリーポスト2の根元側から先端側に近づくに従って減少させるように配置されている。
平板部51の長手方向一側に配置された2つの脚部52の間には、一側の締付部42が有する第2傾斜部46と、ベース部材6が備える一側の側壁部63と、を差し込むことができる。同様に、平板部51の長手方向他側に配置された2つの脚部52の間には、他側の締付部42が有する第2傾斜部46と、ベース部材6が備える他側の側壁部63と、を差し込むことができる。
ベース部材6は、締付部42を挟んでホルダ部材5と反対側に配置されている。このベース部材6は、ネジ部61と、台座部62と、2つの側壁部(第2突起)63と、を備えている。
ネジ部61は、細長い丸棒状に形成されており、その軸(ネジ軸61A)が差込軸44Aと平行となるように配置されている。このネジ部61は、平板部51に形成された円形孔53に差し込むことができる。また、ネジ部61にはオネジが形成されており、ナット7とネジ結合することができる。
台座部62は、平板状の部分として形成され、その厚み方向がネジ部61の軸と平行となるように配置されている。また、台座部62は細長い矩形状に形成され、その長手方向は、1対の締付部42が並ぶ方向と一致している。台座部62の中央には、ネジ部61の一端が固定されている。
側壁部63は、台座部62の長手方向の両端からネジ部61と平行に突出するように(ホルダ部材5が備える平板部51に近づく向きに)1対で配置されている。ただし、側壁部63が突出する長さは、ネジ部61の突出する長さより短くなっている。1対の側壁部63がネジ部61を挟んで互いに向かい合う面(言い換えれば、締付部42側を向く面)には、側壁部テーパ面(第2テーパ面)63fが形成されている。
この側壁部テーパ面63fは、前記締付部42に形成された第2傾斜面46fに対応する傾斜を有するように構成されている。具体的に言えば、側壁部テーパ面63fは、上記のネジ軸61Aの向きに対して傾斜しており、この傾斜の向きは第2傾斜面46fの傾斜の向きと同じであって、その大きさもほぼ等しくなっている。従って、側壁部テーパ面63fは、台座部62の長手方向で互いに向かい合う側壁部テーパ面63fとの間隔を、バッテリーポスト2の根元側から先端側に近づくに従って増大させるように配置されている。
ナット7は、6角部71と、差込部73と、を備えている。
6角部71は、ほぼ正6角柱状に構成されており、適宜の工具により力を加えて回転させることができる。6角部71の中央には貫通状の軸孔74が形成されており、この軸孔74にはメネジが形成されている。従って、この軸孔74にベース部材6のネジ部61をネジ結合させることができる。
差込部73は、6角部71の軸方向一側に一体的に形成された薄肉円筒状の部分であり、ホルダ部材5の円形孔53に差し込むことが可能なように構成されている。
次に、バッテリーポスト端子組立体3の組立工程について、図3から図6までを参照しながら説明する。図3は、バッテリーポスト端子組立体3の分解組立斜視図である。図4は、ホルダ部材5にナット7が組み付けられる様子を示す、図3のA−A断面矢視図である。図5は、締付ネジ構造により締め付けられる前のバッテリーポスト端子組立体3の様子を示す斜視図である。図6は、締付ネジ構造による締付けによって生じるバッテリーポスト端子4の締付力を説明する、図5のB方向で見た模式図である。
組立作業者は、図3に示すようにネジ軸61Aと差込軸44Aとを平行にした状態で、ベース部材6のネジ部61をバッテリーポスト端子4の1対の締付部42の間に(バッテリーポスト2の根元側から)差し込み、更に、ホルダ部材5の円形孔53を通過させて、その先端にナット7を取り付ける。これにより、ホルダ部材5とベース部材6とが締付ネジ構造により互いに連結される。なお、本実施形態においては、ネジ軸61Aがバッテリーポスト2の中心軸2A(言い換えれば、差込軸44A)と平行に配置されているため、バッテリーポスト2の周辺のコンパクトな配置を実現できるとともに、ナット7を回転させる作業も容易である。
ナット7を締め付ける方向にある程度回転させた状態が図5に示され、この状態のバッテリーポスト端子組立体3では、ホルダ部材5が有する脚部テーパ面52fが第1傾斜面45f,47fに軽く接触し、また、ベース部材6が有する側壁部テーパ面63fが第2傾斜面46fに軽く接触した状態になる。
この状態で、作業者は、把持部41の差込空間44にバッテリーポスト2を差し込むようにしてバッテリーポスト端子組立体3を当該バッテリーポスト2に装着し、その上でナット7を更に回転させて締め付ける。すると、図6の黒塗り矢印で示すように、ホルダ部材5とベース部材6に対して、互いに近づける方向の軸力が作用する。この結果、脚部テーパ面52fから第1傾斜面45f,47fに対して、1対の締付部42の間隔を狭める方向にクランプ力F1が作用する。また、側壁部テーパ面63fから第2傾斜面46fに対して、1対の締付部42の間隔を狭める方向にクランプ力F2が作用する。
このように、バッテリーポスト端子組立体3では、互いに向きの異なる傾斜面(第1傾斜面45f,47f及び第2傾斜面46f)が、同じ向きのクランプ力F1,F2を生じさせ、これにより把持部41を締め付けてバッテリーポスト2を把持する構成になっている。従って、2つの傾斜面で力を分散させながら締付部42に力を加えてバッテリーポスト2を締め付けることができるので、ホルダ部材5及びベース部材6が締付部42に局所的に食い込んで耐久性を低下させたり、部材同士が強く食い付いてナット7を緩めても取り外しにくくなることを防止できる。また、傾斜の向きが反対である2つの傾斜面がクランプ力F1,F2の発生に関与するので、力の偏りが生じにくくなり、バッテリーポスト2の安定した把持を実現することができる。
なお、図6ではクランプ力F1を2つの矢印だけで示しているが、実際には脚部テーパ面52fは4つ設けられているので、クランプ力F1は4箇所で発生する。即ち、脚部テーパ面52fとともにクランプ力F1を発生させる第1傾斜面45f,47fが、第2傾斜面46fを挟むように配置されているので、締付部42に対して加える力のバランスを良好に確保することができる。
また、本実施形態では、脚部テーパ面52fのネジ軸61Aに対する傾斜角度と、側壁部テーパ面63fのネジ軸61Aに対する傾斜角度とは、ネジ軸61Aに対して逆向きで、ほぼ同じ角度となるように形成されている。このように傾斜角度を対称的に定めることにより、2つの傾斜面からクランプ力F1,F2を均等に生じさせ易くなり、一層安定した把持を実現することができる。
以上に説明したように、本実施形態のバッテリーポスト端子組立体3は、バッテリーポスト端子4と、ホルダ部材5と、ベース部材6と、を備える。バッテリーポスト端子4は、把持部41と、締付部42と、を有する。把持部41は、バッテリーポスト2を内側で把持可能である。締付部42は、把持部41の端部から延びるように対で配置される。ホルダ部材5は、締付部42の一側に配置される。ベース部材6は、締付部42を挟んでホルダ部材5と反対側に配置される。ホルダ部材5とベース部材6は、締付ネジ構造を介して互いに連結される。ホルダ部材5には、締付ネジ構造のネジ軸61Aの向きに対して傾斜した脚部テーパ面52fが形成される。ベース部材6には、締付ネジ構造のネジ軸61Aの向きに対して脚部テーパ面52fとは逆向きに傾斜した側壁部テーパ面63fが形成される。締付部42のそれぞれには、第1傾斜面45f,47fと、第2傾斜面46fと、が形成される。第1傾斜面45f,47fは、脚部テーパ面52fに対応する向きに形成されて脚部テーパ面52fに接触可能である。第2傾斜面46fは、側壁部テーパ面63fに対応する向きに形成されて側壁部テーパ面63fに接触可能であり、第1傾斜面45f,47fとは逆向きに傾斜する。
これにより、脚部テーパ面52fと第1傾斜面45f,47f、及び、側壁部テーパ面63fと第2傾斜面46fの2組の傾斜面同士で力を分散させながら締付部42に力を加えてバッテリーポスト2を締め付けることができるので、ホルダ部材5及びベース部材6が締付部42に局所的に食い込んで耐久性を低下させることを防止できる。
また、本実施形態のバッテリーポスト端子組立体3においては、それぞれの締付部42において、第1傾斜面45fは、第2傾斜面46fより把持部41に近い側に配置され、第1傾斜面47fは、把持部41から見て第2傾斜面46fより遠い側に配置されている。
これにより、力をより分散させることができるとともに、締付部42に対して力を偏らせずに加えることができるので、安定した締付けを実現できる。
また、本実施形態のバッテリーポスト端子組立体3においては、ホルダ部材5には、ベース部材6に近づく向きに突出する脚部52が対で形成される。ベース部材6には、ホルダ部材5に近づく向きに突出する側壁部63が対で形成される。脚部52の締付部42側を向く面に脚部テーパ面52fが配置される。側壁部63の締付部42側を向く面に側壁部テーパ面63fが配置される。
これにより、簡素な構成で、力を分散させつつ締め付けることができる。
また、本実施形態のバッテリーポスト端子組立体3においては、脚部テーパ面52fは、締付ネジ構造のネジ軸61Aの向きに対して、一側に傾斜している。側壁部テーパ面63fは、締付ネジ構造のネジ軸61Aの向きに対して、脚部テーパ面52fの傾斜角度とほぼ同じ角度で脚部テーパ面52fとは逆向きに傾斜している。
これにより、締付け力に偏りを生じさせず、均等に加えることができる。
また、本実施形態のバッテリーポスト端子組立体3においては、締付ネジ構造のネジ軸61Aが、バッテリーポスト2の中心軸2Aと平行に配置される。
これにより、バッテリーポスト2の周辺のコンパクトな配置を実現できるとともに、締付ネジ構造を締め付けたり緩めたりする作業が簡単になる。
また、本実施形態のバッテリーポスト端子組立体3においては、把持部41の内面に凹凸が形成されている。
これにより、バッテリーポスト2を強力に把持することができる。
次に、上記実施形態の変形例を説明する。図7は、変形例に係るバッテリーポスト端子組立体において、ナット7をホルダ部材5に分離不能に組み付ける様子を示す断面図である。
本変形例のバッテリーポスト端子組立体においては、ナット7をホルダ部材5に組み付ける工程において、差込部73を円形孔53に差し込んだ状態で、図7(a)に示すように、軸孔74の軸74Aにその中心軸が一致するように加圧工具10を近づけ、差込部73に対して加圧する。加圧工具10の直径は差込部73の内径よりも大きいので、図7(b)に示すように、差込部73の円形孔53からホルダ部材5の内部に突出していた部分に加圧工具10を押し当てると、当該部分が円形孔53の径方向外側に折り曲げられ、折曲げ部73aが形成される。この折曲げ加工により、ナット7がホルダ部材5から外れないように取り付けることができるので、バッテリーポスト端子組立体3を組み付ける作業が容易になる。なお、折曲げ部73aが形成された状態でもナット7はホルダ部材5に対して自由に回転することができるため、ナット7の締付けも問題なく行うことができる。また、ナット7とホルダ部材5とが連結されているので、仮に、ホルダ部材5の脚部52がバッテリーポスト端子4の第1傾斜部45,47に食い込んだ場合であっても、ナット7を緩めた場合にホルダ部材5がナット7と一体となってバッテリーポスト端子4から離脱し、締付部42を緩めることができる。
以上に本発明の好適な実施の形態及び変形例を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
第1傾斜面45f,47f及び第2傾斜面46fの傾斜の向きは、図3等に示すものに限らず、上下反転させることもできる。この場合、ホルダ部材5の平板部51に円形孔53を形成する代わりにネジ部を突出させて設け、ベース部材6の台座部62にネジ部61を設ける代わりに円形孔を形成し、ホルダ部材5が下側、ベース部材6が上側となるように配置すれば良い。
第1傾斜面45f,47fの傾斜を、第2傾斜面46fの傾斜よりきつくしたり緩くしたりすることもできる。
上記の実施形態において、第1傾斜面45f,47f、第2傾斜面46f、脚部テーパ面52f及び側壁部テーパ面63fは、何れも平面状の傾斜面となっているが、湾曲面に変更することもできる。
上記の実施形態においては、脚部52は4つ備えられているが、これに限らず、2つとすることもできる。この場合、把持部41から遠い側の第1傾斜面47fに接触する2つの脚部52を省略するようにすると、把持部41に近い側にクランプ力を効率的に作用させることができる点で好ましい。
把持部41に設けられる溝44vは、一定の間隔で細長い矩形状に形成されるとしたが、バッテリーポスト端子4のズレを防止できる構成であれば、溝44vの間隔及び形状は適宜変更することができる。また、溝ではなく、例えば円状の凹部を多数形成することで凹凸を実現しても良い。
ネジ部61の軸(ネジ軸61A)は、差込軸44Aと平行ではなく適宜傾けて配置しても良い。この場合、ナット7を締め付けることでホルダ部材5とベース部材6とを近付ける向きに作用する軸力を、1対の締付部42の間隔を狭める方向に作用するクランプ力F1,F2に良好に変換できるように、第1傾斜面45f,47f及び第2傾斜面46fの向きを適宜変更することが好ましい。
ベース部材6のネジ部61からナット7を取り外した状態でもベース部材6がバッテリーポスト端子4から外れないように、バッテリーポスト端子4に抜け防止のための突起等を形成しても良い。この場合、組立作業性を向上させることができる。
2 バッテリーポスト
2A (バッテリーポストの)中心軸
3 バッテリーポスト端子組立体
4 バッテリーポスト端子
5 ホルダ部材(第1テーパ部材)
6 ベース部材(第2テーパ部材)
41 把持部
42 締付部
45f,47f 第1傾斜面
46f 第2傾斜面
52 脚部(第1突起)
52f 脚部テーパ面(第1テーパ面)
61A ネジ軸
63 側壁部(第2突起)
63f 側壁部テーパ面(第2テーパ面)

Claims (6)

  1. バッテリーポストを内側で把持可能な把持部と、前記把持部の端部から延びるように対で配置された締付部と、を有するバッテリーポスト端子と、
    前記締付部の一側に配置される第1テーパ部材と、
    前記締付部を挟んで前記第1テーパ部材と反対側に配置される第2テーパ部材と、
    を備え、
    前記第1テーパ部材と前記第2テーパ部材は、締付ネジ構造を介して互いに連結され、
    前記第1テーパ部材には、前記締付ネジ構造のネジ軸の向きに対して傾斜した第1テーパ面が形成され、
    前記第2テーパ部材には、前記締付ネジ構造のネジ軸の向きに対して前記第1テーパ面とは逆向きに傾斜した第2テーパ面が形成され、
    前記締付部のそれぞれには、
    前記第1テーパ面に対応する向きに形成されて当該第1テーパ面に接触可能な第1傾斜面と、
    前記第2テーパ面に対応する向きに形成されて当該第2テーパ面に接触可能であり、前記第1傾斜面とは逆向きに傾斜した第2傾斜面と、
    が形成され
    それぞれの前記締付部において、前記第1傾斜面は、前記第2傾斜面より前記把持部に近い側と、前記把持部から見て前記第2傾斜面より遠い側と、の両方に配置されていることを特徴とするバッテリーポスト端子組立体。
  2. 請求項に記載のバッテリーポスト端子組立体であって、
    前記第1テーパ部材には、前記第2テーパ部材に近づく向きに突出する第1突起が対で形成され、
    前記第2テーパ部材には、前記第1テーパ部材に近づく向きに突出する第2突起が対で形成され、
    前記第1突起の前記締付部側を向く面に前記第1テーパ面が配置され、
    前記第2突起の前記締付部側を向く面に前記第2テーパ面が配置されることを特徴とするバッテリーポスト端子組立体。
  3. 請求項に記載のバッテリーポスト端子組立体であって、
    前記第1突起は4つ形成され、
    前記第2突起は2つ形成され、
    前記第2突起のそれぞれは、4つのうちの2つの前記第1突起の間に差し込まれていることを特徴とするバッテリーポスト端子組立体。
  4. 請求項1からまでの何れか一項に記載のバッテリーポスト端子組立体であって、
    前記第1テーパ面は、前記締付ネジ構造のネジ軸の向きに対して、一側に傾斜しており、
    前記第2テーパ面は、前記締付ネジ構造のネジ軸の向きに対して、前記第1テーパ面の傾斜角度とほぼ同じ角度で前記第1テーパ面とは逆向きに傾斜していることを特徴とするバッテリーポスト端子組立体。
  5. 請求項1からまでの何れか一項に記載のバッテリーポスト端子組立体であって、
    前記締付ネジ構造のネジ軸が、前記バッテリーポストの中心軸と平行に配置されることを特徴とするバッテリーポスト端子組立体。
  6. 請求項1からまでの何れか一項に記載のバッテリーポスト端子組立体であって、
    前記把持部の内面に凹凸が形成されていることを特徴とするバッテリーポスト端子組立体。
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