JP6639292B2 - 燃料デブリ測定システム及び燃料デブリ測定方法 - Google Patents

燃料デブリ測定システム及び燃料デブリ測定方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、容器内に収容された燃料デブリの平均燃焼度を測定するシステム及び方法に関する。
原子力発電所において冷却材喪失事故等が生じて炉心溶融に至った場合、炉心にある核燃料が、被覆管や炉内構造物等と共に溶融して冷えて固まったもの、いわゆる燃料デブリが生じる。このような燃料デブリは、通常、原子力圧力容器等から取り出され、金属製の容器内に収容される。当該容器は、燃料デブリを構成する核燃料が臨界とならないように、その形状及び寸法が定められている。当該容器は、一般的に、細長い円筒状をなしている。
燃料デブリは、通常、上述した容器内に収容された状態で、移送、保管、処分されており、加えて、核燃料物質(放射性物質)の残存量を管理することが求められている。容器内に収容された燃料デブリに含まれる核燃料物質の残存量を評価する技術には、当該容器の径方向外側に放射線検出器を配置し、当該容器を、当該放射線検出器に対して一定の角速度で相対的に回転させながら、燃料デブリからの放射線を当該放射線検出器により検出するものが提案されている。
特開2015−227817号公報
燃料デブリは、炉内構造物等を構成する金属と核燃料物質が溶け合った状態で固化している。燃料デブリを原子炉から取り出す際に、マニピュレータ等により燃料デブリを細かく解体し、上述した容器に収容することは困難である。
原子炉から取り出した燃料デブリを細かく解体することなく容器内に収容した場合、燃料デブリやこれに含まれる核燃料物質が、当該容器内において不均一に分布することが考えられる。例えば、容器の軸心に垂直な横断面において、燃料デブリが収容される領域のうち軸心の近傍と、その径方向外側(すなわち周壁の近傍)で、核燃料物質が不均一に存在する場合がある。
このような場合において、燃料デブリが収容された容器をその軸心を中心に回転させながら、燃料デブリから放出されるガンマ線を、当該容器の径方向外側にあるガンマ線検出器により検出する場合、軸心の近傍にある核燃料物質から放出されたガンマ線のうち一部は、その径方向外側にある核燃料物質により吸収されてしまい、当該ガンマ線検出器に到達できないことがある。
したがって、容器の径方向外側にあるガンマ線検出器に入射するガンマ線の計数に基いて、容器内の燃料デブリの燃焼度を測定する場合、軸心近傍の核燃料物質から放出されたガンマ線が、その径方向外側にある核燃料物質に吸収される、いわゆる自己吸収の影響を極力排除する必要がある。
本発明の実施形態は、上記事情に鑑みてなされたものであって、容器内に収容された燃料デブリの平均燃焼度を、より高い精度で当該容器の外側から測定可能なシステム及び方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の実施形態の燃料デブリ測定システムは、筒状をなしており、内部に燃料デブリを収容する金属製の容器と、前記容器の径方向外側に配置されており、燃料デブリから放出されて当該容器を透過したガンマ線を検出可能な、少なくとも一つのガンマ線検出器と、前記ガンマ線検出器に対応して設けられており、前記容器の軸心に垂直な横断面において、燃料デブリを収容可能な収容領域のうち当該軸心を中心とする円形をなしている所定の部分からのガンマ線を、対応するガンマ線検出器に入射させる、少なくとも一つの遮蔽体と、を備え、前記容器は、その軸心を中心に前記ガンマ線検出器に対して相対回転可能に構成されており、前記容器が所定の角速度で相対回転している間に前記ガンマ線検出器により検出された前記収容領域全体からのガンマ線の数と前記所定の部分からのガンマ線の数とをそれぞれ計数し、当該所定の部分からのガンマ線の数に前記所定の部分に対応する予め設定された重み係数を乗じる重み付けを行って、前記容器内に収容されている燃料デブリの平均燃焼度を算出するデータ処理装置を、さらに備えることを特徴とする。
また、本発明の実施形態の燃料デブリ測定方法は、筒状をなしており、内部に燃料デブリを収容する金属製の容器と、前記容器の径方向外側に配置されており、燃料デブリから放出されて当該容器を透過したガンマ線を検出可能な、少なくとも一つのガンマ線検出器と、前記ガンマ線検出器に対応して設けられており、前記容器の軸心に垂直な横断面において燃料デブリを収容可能な収容領域のうち当該軸心を中心とする円形をなしている所定の部分からのガンマ線を、対応するガンマ線検出器に入射させる、少なくとも一つの遮蔽体と、前記ガンマ線検出器により検出されたガンマ線に関するデータを取得するデータ処理装置とを用いて、前記容器内に収容されている燃料デブリの平均燃焼度を測定する燃料デブリ測定方法であって、前記データ処理装置が、前記容器がその軸心を中心に前記ガンマ線検出器に対して所定の角速度で相対回転している間に前記ガンマ線検出器により検出された前記収容領域全体からのガンマ線の数と前記所定の部分からのガンマ線の数とをそれぞれ計数するステップと、前記データ処理装置が、当該所定の部分からのガンマ線の数に前記所定の部分に対応する予め設定された重み係数を乗じる重み付けを行って、前記容器内に収容されている燃料デブリの平均燃焼度を算出するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、収容領域のうち軸心近傍の部分から放出されたガンマ線が、その径方向外側にある燃料デブリ(核燃料物質)に吸収される、いわゆる自己吸収の影響を抑制することにより、高い精度で容器内に収容された燃料デブリの平均燃焼度を推定することができる。
第1の実施形態の燃料デブリ測定システムの構成を示す模式図である。 第1の実施形態の燃料デブリ測定システムのうち、容器に対する、ガンマ線検出器及び遮蔽体の配置関係を説明する図であり、図1のII−II線による横断面を示している。 第2の実施形態の燃料デブリ測定システムの構成を示す模式図である。 第2の実施形態の燃料デブリ測定システムのうち、容器に対する、ガンマ線検出器及び遮蔽体の配置関係を説明する図であり、図3のIV−IV線による横断面を示している。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態により、本発明が限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
〔第1の実施形態〕
まず、本実施形態の燃料デブリと、容器に収容された燃料デブリの平均燃焼率を測定する燃料デブリ測定システムの構成について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施形態の燃料デブリ測定システムの全体構成を示す模式図である。図2は、実施形態の燃料デブリ測定システムのうち、容器に対する、ガンマ線検出器及び遮蔽体の配置関係を説明する図であり、図1のII−II線による横断面を示している。
本実施形態の燃料デブリは、原子炉(図示せず)の炉心が溶融して生じたもの、いわゆる炉心溶融物であり、より詳細には、核燃料が、図示しない被覆管や炉内構造物と共に溶融し、冷えて固まったものである。燃料デブリは、主に酸化した核燃料で構成されており、比較的高い濃度の放射性物質(核燃料物質)を含んでいる。燃料デブリは、原子炉から取り出されて容器5内に収容される。
燃料デブリを収容する容器5は、金属製であり、具体的には、ガンマ線のうち少なくとも一部を透過可能な金属材料で構成されている。容器5は、略円筒状をなしており、その周壁5cの内側には、燃料デブリを収容する内部空間が形成されている。すなわち、内部空間は、略円柱状をなしている。容器5は、当該内部空間に燃料デブリが収容されて、その両側にある端部5a,5eが閉じられて内部空間が封止される。
なお、各図において、容器5の軸心を一点鎖線A又は点Aで示す。当該軸心Aに沿う方向を「軸方向」と記す。燃料デブリを収容する空間及び周壁5cの軸心は、当該軸心Aと一致している。すなわち、容器5の内部空間と周壁5cは、当該軸心Aに沿って軸方向に延びている。
また、当該軸方向と直交する方向を「径方向」と記す。径方向内側を矢印R1で示し、径方向外側を矢印R2で示す。また、当該軸心Aを中心とする周方向を、図2に矢印Cで示す。
本実施形態の燃料デブリ測定システム1は、容器5の軸方向と鉛直方向が一致するように構成されている。各図において、鉛直方向の上側すなわち軸方向の引抜き側を図に矢印Uで示し、鉛直方向の下側すなわち軸方向の挿入側を図に矢印Dで示す。
容器5は、内部空間にある燃料デブリに含まれる核燃料物質が臨界とならないよう、その形状及び寸法が定められている。容器5の内部空間の径すなわち周壁5cの内径は、例えば、200mmとすることができる。容器5は、その軸方向に細長い形状をなしている。燃料デブリは、容器5内に収容された状態で移送され、保管される。
図1に示す径方向位置にある容器5内に収容された燃料デブリは、比較的高い濃度で放射性物質を含んでおり、当該燃料デブリ(放射性物質)からは、ガンマ線を含む放射線が放出される。ガンマ線のうち大部分は、当該容器5を透過して、容器5外に放出される。
燃料デブリ測定システム1は、容器5を保持しており且つ当該容器5を駆動するための装置(以下、ハンドリング装置と記す)6を有している。本実施形態において、ハンドリング装置6は、容器5のうち鉛直上側の端部5aを保持している。なお、図には、ハンドリング装置6のうち容器5を保持する部分のみが図示されている。ハンドリング装置6は、容器5の軸方向と鉛直方向が一致するように当該容器5を保持している。
ハンドリング装置6は、容器5の軸心Aを中心として所定の角速度で当該容器5を回転駆動可能に構成されている。加えて、ハンドリング装置6は、軸方向に所定の速度で容器5を駆動可能に構成されている。本実施形態において、ハンドリング装置6は、容器5を一定の角速度で周方向に回転させながら、一定の速度で軸方向に駆動することが可能である。本実施形態において、容器5は、当該ハンドリング装置6により回転駆動されて、軸心Aを中心に回転する。
また、燃料デブリ測定システム1は、容器5のうち少なくとも一部を収容可能な本体10を有している。後述するガンマ線検出器21,22,23,24及び遮蔽体31,32,33,34は、当該本体10に結合されている。本実施形態において、本体10は、水中に配置されており、より具体的には、使用済燃料プールの底3の鉛直上側に配置されている。
本体10は、容器5の径方向外側において軸方向(すなわち鉛直方向)に延びている部分(以下、軸方向延伸部と記す)11と、鉛直下側を構成しており、使用済燃料プールの底3と接する部分(以下、底部と記す)13と、鉛直上側を構成しており、容器5を受け入れる開口16を画定する部分(以下、開口縁部と記す)15とを有している。また、本体10は、軸方向延伸部11から径方向外側に突出する部分(以下、外側突出部と記す)12を有している。
軸方向延伸部11は、容器5の径方向外側を囲うように構成されている。本実施形態において、軸方向延伸部11は、容器5と軸心Aが一致する略円筒状をなしている。
底部13は、使用済燃料プールの底3の鉛直上側に設置されており、略円板状をなしている。軸方向延伸部11の径方向内側であって底部13の鉛直上側には、容器5の鉛直下側の端部5eを受け入れて当該容器5を支持する支持部材14が設けられている。
開口縁部15は、軸方向延伸部11の鉛直上側の端から径方向内側に広がる部分であり、容器5が通る開口16を画定する部分である。容器5は、開口16を通して本体10内への挿入又は引抜きが行われる。容器5は、上述したハンドリング装置6により軸方向に駆動される。
本体10のうち開口縁部15の鉛直上側には、軸心Aの径方向において容器5を位置決めするためのガイド機構18が設けられている。ガイド機構18は、当該容器5と接することにより、容器5を所定の径方向位置に導く。ガイド機構18は、容器5を受け入れる開口16の径方向外側に配置されており、本実施形態においては、開口16に沿って周方向に複数配列されている。複数のガイド機構18は、図1に示すように容器5が所定の径方向位置にあるとき、容器5の周壁5cとの間にそれぞれ隙間が生じるように配列されている。
ガイド機構18は、径方向位置にある容器5の本体10に対する軸方向の移動と、軸心Aを中心とする容器5の回転を許容するよう構成されている。加えて、ガイド機構18は、容器5の周壁5cと接することにより、当該容器5が、所定の径方向位置から径方向外側に移動することを制限する。ガイド機構18は、容器5が開口16から本体10内に挿入される際、周壁5cに接することにより、当該容器5を所定の径方向位置に導くことが可能である。
また、燃料デブリ測定システム1は、容器5内から放出されたガンマ線を検出可能な放射線検出器(以下、ガンマ線検出器と記す)21,22,23,24を有している。ガンマ線検出器21,22,23,24は、容器5の径方向外側に配列されており、より具体的には、容器5の周壁5cから径方向外側に所定の間隔をあけて配列されている。各ガンマ線検出器21,22,23,24は、容器5内の燃料デブリに含まれる核燃料物質から放出された放射線のうち周壁5cを透過した放射線、主にガンマ線を検出する。
本実施形態において、各ガンマ線検出器21,22,23,24は、ゲルマニウム単結晶を用いる半導体検出器、いわゆるゲルマニウム検出器(germanium detector)で構成されている。また、各ガンマ線検出器21,22,23,24は、本体10のうち外側突出部12の鉛直上側にそれぞれ設置されている。
また、燃料デブリ測定システム1は、上述した複数のガンマ線検出器21,22,23,24と一対一で対応する複数の遮蔽体31,32,33,34を有している。各遮蔽体31,32,33,34は、鉛等、ガンマ線を遮蔽可能な材料で構成されており、且つ対応するガンマ線検出器21,22,23,24に向かうガンマ線のうち一部を遮蔽可能である。すなわち、各遮蔽体31,32,33,34は、対応するガンマ線検出器21,22,23,24に入射するガンマ線を制限することが可能である。
図1に示すように、遮蔽体31,32,33,34は、容器5の径方向外側に配列されており、本実施形態においては、本体10のうち外側突出部12の鉛直上側であって、本体10の軸方向延伸部11の径方向外側に配置されている。
図2に示すように、遮蔽体31,32,33,34と、これらに対応するガンマ線検出器21,22,23,24は、容器5の径方向外側に配置されており、容器5の周壁5cと対向している。各遮蔽体31,32,33,34は、対応するガンマ線検出器21,22,23,24よりも径方向内側において、容器5内の燃料デブリの核燃料物質から放出され、当該周壁5cを透過したガンマ線の一部を遮蔽する。
図2に示すように、容器5の軸心Aに垂直な横断面において、複数の遮蔽体31,32,33,34のうち一つの遮蔽体31は、容器5の周壁5cの径方向内側にある燃料デブリが収容可能な領域(以下、収容領域と記す)の全体から放出されたガンマ線が、対応するガンマ線検出器21に入射するよう構成されている。このような遮蔽体31に対応するガンマ線検出器21は、容器5内の収容領域全体からのガンマ線を検出することが可能であり、以下に「全体測定用ガンマ線検出器21」と記す。
また、全体測定用ガンマ線検出器21に対応する遮蔽体31を、以下に「第1遮蔽体31」と記す。第1遮蔽体31は、容器5内の収容領域から放出されたガンマ線が、全体測定用ガンマ線検出器21に入射するよう構成されている。第1遮蔽体31は、容器5より径方向外側から放出されたガンマ線が、全体測定用ガンマ線検出器21に入射することを制限している。
周壁5cの径方向内側にある収容領域は、容器5の軸心Aを中心とする同心円状をなしており、それぞれ外径の異なる複数の部分51,52,53,54に分割することができる。
複数のガンマ線検出器21,22,23,24のうち全体測定用ガンマ線検出器21以外のガンマ線検出器22,23,24は、それぞれ対応する遮蔽体32,33,34により入射するガンマ線が制限されることにより、収容領域(51,52,53,54)のうち所定の部分からのガンマ線を検出するもの、いわゆる「部分測定用ガンマ線検出器」であり、特に、「第2ガンマ線検出器22」、「第3ガンマ線検出器23」、「第4ガンマ線検出器24」と記す。
また、上述した遮蔽体31,32,33,34のうち、第2ガンマ線検出器22に対応して設けられているものを「第2遮蔽体32」と記し、第3ガンマ線検出器23に対応して設けられているものを「第3遮蔽体33」と記し、第4ガンマ線検出器24に対応して設けられているものを「第4遮蔽体34」と記す。
第2遮蔽体32は、収容領域のうち所定の部分52,53,54から放出されたガンマ線が、これに対応する第2ガンマ線検出器22に入射するように構成されている。第2遮蔽体32は、部分51及びその径方向外側から放出されたガンマ線が、第2ガンマ線検出器22に入射することを制限している。このような第2遮蔽体32を備えた第2ガンマ線検出器22は、容器5内にある収容領域のうち、軸心Aを中心とする所定の部分52,53,54からのガンマ線を検出することが可能となる。
同様に、第3遮蔽体33は、収容領域のうち所定の部分53,54から放出されたガンマ線が、これに対応する第3ガンマ線検出器23に入射するように構成されている。第3遮蔽体33は、部分51,52及びその径方向外側から放出されたガンマ線が、第3ガンマ線検出器23に入射することを制限している。このような第3遮蔽体33を備えた第3ガンマ線検出器23は、収容領域のうち、軸心Aを中心とする所定の部分53,54からのガンマ線を検出することが可能となる。
第4遮蔽体34は、収容領域の所定の部分54から放出されたガンマ線が、これに対応する第4ガンマ線検出器24に入射するように構成されている。第4遮蔽体34は、部分51,52,53及びその径方向外側からのガンマ線が、第4ガンマ線検出器24に入射することを制限している。このような第4遮蔽体34を備えた第4ガンマ線検出器24は、収容領域のうち、軸心Aを中心とする最も径方向内側にある部分54からのガンマ線を検出することが可能となる。
本実施形態において、遮蔽体31,32,33,34及びガンマ線検出器21,22,23,24は、図2に示す容器5の軸心Aと垂直な横断面において、周方向(図に矢印Cで示す)に等しい間隔をあけて配列されている。より具体的には、遮蔽体31,32,33,34は、容器5の軸心Aを中心として約90度の角度を付けて周方向に配列されている。
図2に示す容器5の軸心Aと垂直な横断面において、各遮蔽体31,32,33,34は、対応するガンマ線検出器21,22,23,24に入射可能なガンマ線の当該ガンマ線検出器21,22,23,24に対する角度(以下、入射角度と記す)が、それぞれ異なるように構成されている。図2には、第1遮蔽体31により制限される全体測定用ガンマ線検出器21の入射角度をE1で示し、第2遮蔽体32により制限される第2ガンマ線検出器22の入射角度をE2で示し、第3遮蔽体33により制限される第3ガンマ線検出器23の入射角度をE3で示し、第4遮蔽体34により制限される第4ガンマ線検出器24の入射角度をE4で示している。
入射角度E1は、容器5内の収容領域全体から放出されたガンマ線が全体測定用ガンマ線検出器21に到達可能に設定されている。入射角度E2は、収容領域のうち最も径方向外側の部分51を除く所定の部分52,53,54から放出されたガンマ線が第2ガンマ線検出器22に到達可能に設定されている。同様に、入射角度E3は、収容領域のうち所定の部分53,54から放出されたガンマ線が第3ガンマ線検出器23に到達可能に設定されており、入射角度E4は、収容領域のうち所定の部分54のみから放出されたガンマ線が第4ガンマ線検出器24に到達可能に設定されている。このように各遮蔽体31,32,33,34は、それぞれ対応する入射角度E1,E2,E3,E4が異なるように構成されている。
本実施形態においては、遮蔽体31,32,33,34により制限されるガンマ線の入射角度を異ならせることにより、容器5内の収容領域のうちガンマ線検出器21,22,23,24が検出可能な部分を異ならせている。本実施形態においては、容器5内のうち燃料デブリが収容される収容領域を、軸心Aを中心とする同心円状をなしている4つの部分51,52,53,54に分割して、各部分51,52,53,54についてそれぞれ異なる重み付けを行って加重平均を算出しており、以下に詳細を説明する。
また、燃料デブリ測定システム1は、図1に示すように、各ガンマ線検出器21,22,23,24により検出されたガンマ線に関するデータを取得して、各種の演算処理を行うことが可能な装置(以下、データ処理装置と記す)7を有している。データ処理装置7は、各種の演算を実行可能なプロセッサ(図示せず)と、各種の定数や数式を格納可能なメモリ(図示せず)を有している。以下に、データ処理装置7のデータの処理内容については、後述する。
以上に説明した燃料デブリ測定システム1における容器5のガンマ線検出器21,22,23,24及び遮蔽体31,32,33,34に対する相対移動について、図1及び図2を用いて説明する。
本実施形態の燃料デブリ測定システム1は、ハンドリング装置6により容器5を駆動することにより、当該容器5を、ガンマ線検出器21,22,23,24及び遮蔽体31,32,33,34に対して、その軸心Aを中心に一定の角速度で相対回転させながら、当該容器5の周壁5cを透過したガンマ線を、ガンマ線検出器21,22,23,24によりそれぞれ検出する。
図2に示す容器5の軸心Aに垂直な横断面において、全体測定用ガンマ線検出器21には、燃料デブリが収容可能な収容領域の全体(51,52,53,54)から放出されたガンマ線が入射する。
このとき、第2ガンマ線検出器22には、収容領域のうち最も径方向外側の部分51を除く、部分52,53,53から放出されたガンマ線が入射する。同様に、第3ガンマ線検出器23には、収容領域のうち部分53,54から放出されたガンマ線が入射し、第4ガンマ線検出器24には、収容領域のうち軸心Aを含む最も径方向内側にある部分54から放出されたガンマ線が入射する。
加えて、容器5は、その周壁5cのほぼ全てが、各ガンマ線検出器21,22,23,24と対向するように、これらガンマ線検出器21,22,23,24に対して、軸心Aを中心に相対回転しながら、一定の速度で軸方向に相対移動する。本実施形態において、容器5は、ハンドリング装置6により、軸心Aを中心とする螺旋状に駆動される。
これにより、各ガンマ線検出器21,22,23,24は、容器5の周壁5cの全てと対向して容器5内に収容された全ての燃料デブリから放出され、周壁5cを透過したガンマ線を検出することができる。このようにして、各ガンマ線検出器21,22,23,24により検出されたガンマ線の数は、データ処理装置7により計数(カウント)される。
データ処理装置7は、上述した容器5の相対移動により各ガンマ線検出器21,22,23,24により検出されたガンマ線の数の加重平均に基づいて、容器5内に収容されている燃料デブリの平均燃焼度を算出しており、以下にその算出手法について説明する。
なお、「燃焼度」とは、核燃料が原子炉に装荷され、原子炉から取り出されるまでに発生した熱量を、核燃料1トンあたりの熱量で示したものである。一方、「平均燃焼度」とは、容器5内に収容された燃料デブリを核燃料とみなした場合の燃焼度である。
まず、データ処理装置7は、容器5内の収容領域全体(51,52,53,54)から放出され、全体測定用ガンマ線検出器21に入射したガンマ線の数、すなわち全体測定用ガンマ線検出器21により検出されたガンマ線の数に基づいて、燃料デブリの平均燃焼度の仮の値(以下、補正前の平均燃焼度と記す)C’を算出する。
補正前の平均燃焼度C’を算出する手法は、特開2015−227817号公報、及び特開2014−185993号公報等に開示されており、本明細書においては、記載を省略する。
補正前の平均燃焼度C’は、容器5の軸心Aに垂直な横断面において、軸心A近傍の核燃料物質から放出されたガンマ線が、その径方向外側にある核燃料物質に吸収される、いわゆる自己吸収の影響を受けており、特に、収容領域(51,52,53,54)のうち、軸心Aを含む部分54から放出されたガンマ線は、その径方向外側にある周壁5c近傍の部分51から放出されたガンマ線に比べて、自己吸収等により全体測定用ガンマ線検出器21に入射しにくいという問題がある。
そこで、本実施形態のデータ処理装置7は、収容領域全体に加えて、当該収容領域のうち所定の部分51,52,53,54から放出されたガンマ線の数をそれぞれ計数し、これら部分51,52,53,54から放出されたガンマ線の数の加重平均に基いて、容器5内に収容されている燃料デブリの平均燃焼度Cを算出している。本実施形態において、平均燃焼度Cは、以下の数式を用いて表すことができる。
Figure 0006639292
上記の数式において、
C :容器5内に収容された燃料デブリの平均燃焼度(補正後の平均燃焼度)
C’:容器5内のうち燃焼デブリを収容可能な収容領域全体からのガンマ線が入射可能な全体測定用ガンマ線検出器により検出されたガンマ線の数に基づいて算出された平均燃焼度(補正前の平均燃焼度)
α :全てのガンマ線検出器により検出されたガンマ線の数の加重平均に基づいて算出された、平均燃焼度の補正係数(変数)
n(i) :容器の軸心Aに垂直な横断面において、燃料デブリが収容される収容領域を構成する(径方向に分割されている)部分の数(定数)
m(j) :容器のガンマ線検出器及び遮蔽体に対する相対回転数、すなわち容器の軸心Aに沿う軸方向において分割されている部分の数(定数)
R :収容領域の各部分ごとに予め設定された定数(重み付け係数)
A :収容領域の各部分から放出され、いずれかのガンマ線検出器に入射したガンマ線の数(変数)
なお、上述した数式と、当該数式を構成する各種の定数は、データ処理装置7のメモリ(図示せず)に予め格納されている。本実施形態において、収容領域は、軸心Aを中心とする同心円状の4つの部分51,52,53,54から構成されており、上記の数式においてn=4である。
容器5が、ガンマ線検出器21,22,23,24及び遮蔽体31,32,33,34に対して1回転、相対的に回転する度に、データ処理装置7は、収容領域を構成する各部分51,52,53,54からそれぞれ放出され、ガンマ線検出器に検出されたガンマ線の数A,A,A,Aを算出する。
具体的には、部分51から放出されたガンマ線の数Aは、収容領域の全てすなわち部分51,52,53,54からのガンマ線が入射する全体測定用ガンマ線検出器21により検出されたガンマ線の数と、部分51を除く部分52,53,54からのガンマ線が入射する第2ガンマ線検出器22により検出されたガンマ線の数との差分から求められる。
同様にして、部分52から放出されたガンマ線の数Aは、第2ガンマ線検出器22により検出されたガンマ線の数と、第3ガンマ線検出器23により検出されたガンマ線の数との差分から求められる。部分53から放出されたガンマ線の数Aは、第3ガンマ線検出器23により検出されたガンマ線の数と、第4ガンマ線検出器24により検出されたガンマ線の数との差分から求められる。なお、部分54から放出されたガンマ線の数Aは、第4ガンマ線検出器24により検出されたガンマ線の数である。
このようにして、データ処理装置7は、ガンマ線検出器21,22,23,24及び遮蔽体31,32,33,34に対して、容器5が1回転、相対回転する度に、収容領域を構成する各部分51,52,53,54にそれぞれ対応するガンマ線の数(いわゆる計数)A,A,A,Aを算出する。
データ処理装置7は、これらガンマ線の数A,A,A,Aに、それぞれ対応する定数R,R,R,Rを乗じることにより、各部分51,52,53,54ごとに重み付けを行なっている。定数R,R,R,Rは、収容領域を構成する各部分と、対応するガンマ線検出器との距離及び容器5の周壁5cの透過等によるガンマ線の減衰を考慮した任意の値に、予め設定されている。
これら定数R,R,R,Rは、収容領域のうち軸心Aの近い部分に対応するものほど大きな値に設定されている。具体的には、収容領域のうち最も径方向内側にある部分54に対応する定数Rは、定数R,R,R,Rのうち最も大きい値に設定されており、最も径方向外側にある部分51に対応する定数Rは、定数R,R,R,Rのうち最も小さい値に設定されている。本実施形態において、定数Rは、1.0に設定されており、定数Rは、1.0より大きく且つ2.0未満の値に設定されている。これら定数R,R,R,Rは、シミュレーション等を行うことにより予め求めることができる。
本実施形態においては、各ガンマ線検出器21,22,23,24が、周壁5cのほぼ全面と対向するように、容器5を軸心Aを中心に1回転、相対回転させながら、ガンマ線検出器21,22,23,24の一個分、軸方向に移動させている。すなわち、上述の数式に示すように、容器5をm回転、相対回転させながら、ガンマ線検出器のm個分、軸方向に移動させて、各ガンマ線検出器21,22,23,24が、それぞれ周壁5cの全面と対向するように容器5を駆動している。
このようにして、各ガンマ線検出器21,22,23,24により、容器5の周壁5cのほぼ全面をスキャンする。収容領域を構成する各部分51,52,53,54に対応するガンマ線の数A,A,A,Aに、それぞれ異なる重み付け、すなわち、それぞれ異なる定数R,R,R,Rを乗じ、これを軸方向にm回繰り返して積算する。この積算値を、上記の数式で示すように、各ガンマ線検出器21,22,23,24により検出されたガンマ線の総数で除することにより、平均燃焼度の補正係数(無次元数)αを算出する。
データ処理装置7は、上述のように算出された補正係数αを、収容領域全体からのガンマ線が入射可能な全体測定用ガンマ線検出器21のみにより検出されたガンマ線の数に基づいて算出された平均燃焼度、すなわち「補正前の平均燃焼度C’」に乗ずることにより、容器5内に収容された燃料デブリの平均燃焼度Cを算出する。
本実施形態によれば、収容領域全体からのガンマ線が入射可能な全体測定用ガンマ線検出器21のみにより検出されたガンマ線の数に基づいて平均燃焼度C’を算出する場合に比べて、収容領域のうち軸心A近傍の部分から放出されたガンマ線が、その径方向外側にある燃料デブリ(核燃料物質)に吸収される、いわゆる自己吸収の影響を抑制することができ、より高い精度で容器5内に収容された燃料デブリの平均燃焼度を推定して評価することができる。
なお、本実施形態の燃料デブリ測定システム1は、容器5の軸心に沿う方向である軸方向と、鉛直方向が一致するように構成されているものとしたが、本発明に係る燃料デブリ測定システムは、この態様に限定されるものではない。容器5の軸心が延びている軸方向は、例えば、水平方向のうち所定の向きに延びているものとしても良い。
また、本実施形態において、ガンマ線検出器21,22,23,24は、図2に示すように、容器5の軸心Aの周方向に所定の間隔をあけて配列されているものとしたが、本発明に係るガンマ線検出器の配置は、この態様に限定されるものではない。ガンマ線検出器は、容器5の周壁5cと対向して配置されており、遮蔽体は、対応するガンマ線検出器へのガンマ線の入射を制限可能なものであれば良い。
〔第2の実施形態〕
本実施形態の燃料デブリ測定システムについて、図3及び図4を用いて説明する。図3は、本実施形態の燃料デブリ測定システムの構成を示す模式図である。図4は、本実施形態の燃料デブリ測定システムのうち、容器に対するガンマ線検出器及び遮蔽体の配置関係を説明する図であり、図3のIV−IV線による横断面を示している。なお、第1の実施形態と略共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図3及び図4に示すように、本実施形態の燃料デブリ測定システム1Cは、第1の実施形態と同様に、容器5の軸心Aに垂直な横断面において収容領域全体からのガンマ線を検出可能な全体測定用ガンマ線検出器21と、全体測定用ガンマ線検出器21に対応して設けられた第1遮蔽体31とを有している。第1遮蔽体31は、容器5のうち燃料デブリの収容領域から放出されたガンマ線が全体測定用ガンマ線検出器21に入射することを許し、且つ容器5より径方向外側からのガンマ線が全体測定用ガンマ線検出器21に入射することを制限する。
また、燃料デブリ測定システム1Cは、当該収容領域のうち所定の部分からのガンマ線を検出するための部分測定用ガンマ線検出器として、単数のガンマ線検出器26を有している。
燃料デブリ測定システム1Cは、当該ガンマ線検出器26に加えて、当該ガンマ線検出器26に対応して設けられた遮蔽装置40とを有している。遮蔽装置40は、当該ガンマ線検出器26に対して移動可能に構成された遮蔽体(以下、可動遮蔽体と記す)44,45を含み、可動遮蔽体44,45を移動させることにより、対応するガンマ線検出器26に入射するガンマ線が放出される所定の部分を変更可能に構成されている。
可動遮蔽体44,45は、図4に示す容器5の軸心Aに垂直な横断面において、対応するガンマ線検出器26と容器5との間に配置されており、図4に矢印Mで示す所定の方向に移動可能に構成されている。可動遮蔽体44,45は、当該ガンマ線検出器26と軸心Aとを結ぶ直線と垂直な方向(図に矢印Mで示す)において、互いに近接すること、又は互いに離間することが可能に構成されている。
遮蔽装置40は、2つの可動遮蔽体44,45を互いに近接又は離間させることにより、可動遮蔽体44,45同士の間隔(以下、開度と記す)を変更可能に構成されている。本実施形態において、遮蔽装置40は、3つの開度を変更可能に構成されている。
具体的には、遮蔽装置40は、収容領域のうち部分51からのガンマ線を遮蔽し、部分52,53,54からのガンマ線をガンマ線検出器26に入射させる開度(以下、第1開度と記す)と、収容領域のうち部分51,52からのガンマ線を遮蔽し、且つ部分53,54からのガンマ線をガンマ線検出器26に入射させる開度(以下、第2開度と記す)と、収容領域のうち部分51,52,53からのガンマ線を遮蔽し、部分54からのガンマ線をガンマ線検出器26に入射させる開度(以下、第3開度と記す)とを変更可能に構成されている。
また、燃料デブリ測定システム1Cは、遮蔽装置40における可動遮蔽体44,45の駆動、すなわち開度の切替を制御可能な装置(以下、単に「コントローラ」と記す)9を有している。コントローラ9は、全体測定用ガンマ線検出器21及びガンマ線検出器26により検出されたガンマ線に関するデータを取得するデータ処理装置7と、遮蔽装置40に電気的に接続されている。コントローラ9は、データ処理装置7からの信号を受けて、遮蔽装置40の開度を制御することが可能である。
本実施形態において、コントローラ9には、遮蔽装置40を制御するための計時、計数及び演算を実行可能なPLC(programmable logic controller)を用いることができる。
本実施形態においては、容器5の軸心Aに垂直な横断面において、遮蔽装置40が第1開度に制御された状態で、ガンマ線検出器26及び遮蔽体44,45に対して容器5を1回転、相対回転させて、部分52,53,54からのガンマ線をガンマ線検出器26に入射させる。この間に、データ処理装置7は、ガンマ線検出器26により検出された部分52,53,54からのガンマ線を計数する。
また、遮蔽装置40が第2開度に制御された状態で、容器5を1回転、相対回転させる間に、データ処理装置7は、部分53,54から放出されてガンマ線検出器26により検出されたガンマ線を計数する。同様に、遮蔽装置40が第3開度に制御された状態で、容器5を1回転、相対回転させる間に、データ処理装置7は、部分54から放出されてガンマ線検出器26により検出されたガンマ線を計数する。
このように、容器5を3回転(すなわち第1開度で1回転、第2開度で1回転、第3開度で1回転)相対回転させる間に、データ処理装置7は、全体測定用ガンマ線検出器21により検出された収容領域全体(51,52,53,54)から放出されたガンマ線を計数する。
データ処理装置7は、全体測定用ガンマ線検出器21により検出されたガンマ線の数と、遮蔽装置40が第1開度にあるときにガンマ線検出器26により検出されたガンマ線の数との差分から、収容領域のうち部分51から放出されたガンマ線の数Aを算出する。また、データ処理装置7は、遮蔽装置40が第1開度にあるときにガンマ線検出器26により検出されたガンマ線の数と、第2開度にあるときに検出されたガンマ線の数との差分から、収容領域のうち部分52から放出されたガンマ線の数Aを算出する。
同様にして、データ処理装置7は、遮蔽装置40が第2開度にあるときにガンマ線検出器26により検出されたガンマ線の数と、第3開度にあるときに検出されたガンマ線の数との差分から、収容領域のうち部分53から放出されたガンマ線の数Aを算出する。なお、収容領域のうち部分54から放出されたガンマ線の数Aは、遮蔽装置40が第3開度にあるときにガンマ線検出器26により検出されたガンマ線の数である。
このようにして、データ処理装置7は、全体測定用ガンマ線検出器21及び部分測定用ガンマ線検出器26に対して、容器5が3回転、相対回転する度に、収容領域を構成する各部分51,52,53,54にそれぞれ対応するガンマ線の数A,A,A,Aを算出することができる。
データ処理装置7は、これらガンマ線の数A,A,A,Aに、それぞれ対応する定数R,R,R,Rを乗じることにより、各部分51,52,53,54ごとに重み付けを行なって加重平均を算出し、上記数式に示すように当該加重平均に基いて容器5内に収容された燃料デブリの平均燃焼度Cを算出する。
本実施形態によれば、全体測定用ガンマ線検出器21及び遮蔽体31に加えて、単数の部分測定用ガンマ線検出器26と、開度を変更可能な遮蔽装置40を備えるだけで、収容領域を構成する4つの部分51,52,53,54ごとに重み付けを行って、容器5内に収容された燃料デブリの平均燃焼度Cを算出することができる。
なお、本実施形態においては、全体測定用ガンマ線検出器21と、部分測定用ガンマ線検出器26との2つのガンマ線検出器を用いて、容器5内に収容された燃料デブリから放出されたガンマ線を検出するものとしたが、本発明に係る燃料デブリ測定システムは、この態様に限定されるものではない。燃料デブリ測定システムは、容器5の径方向外側に配置されており、当該容器5内に収容された燃料デブリから放出され、当該容器5の周壁5cを透過したガンマ線を検出可能なガンマ線検出器を、少なくとも一つ備えていれば良い。
例えば、上述したガンマ線検出器26に収容領域全体からのガンマ線が入射できるよう遮蔽装置40を構成することにより、当該ガンマ線検出器26を全体測定用ガンマ線検出器として使用することも可能である。この態様の場合、容器5を4回転、相対回転させる間に、データ処理装置7は、収容領域を構成する4つの部分からのガンマ線をそれぞれ計数することができる。
なお、本実施形態においては、収容領域を4つの部分に分割しており、部分測定用ガンマ線検出器26へのガンマ線の入射を制限する遮蔽装置40は、3つの開度を変更可能なものとしたが、本発明に係る収容領域の分割態様、及び遮蔽装置の開度切替は、この態様に限定されるものではない。遮蔽装置の開度を、より多数の変更可能なものとすれば、収容領域を、より多数の部分に分割して、より高い精度で燃料デブリの平均燃焼度を算出することも可能である。
〔他の実施形態〕
上述した各実施形態において、容器5内に収容された燃料デブリからのガンマ線を検出する全体測定用ガンマ線検出器21と部分測定用ガンマ線検出器22,23,24,26には、ゲルマニウム検出器すなわち半導体検出器が用いられるものとしたが、本発明に係るガンマ線検出器は、これに限定されるものではない。ガンマ線検出器は、容器5の径方向外側に配置されており、容器5を透過した放射線のうち、主にガンマ線を検出可能なものであれば良い。
このようなガンマ線検出器には、例えば、シンチレーション検出器を用いることも可能である。例えば、NaIの単結晶をシンチレータとし、当該シンチレータに光学的に結合されている光検知デバイス(例えば、フォトダイオード等)を有する放射線検出器、いわゆるNaIシンチレーション検出器を用いることも好適である。
また、各実施形態において、容器5は、ガンマ線検出器21,22,23,24(図1及び図2参照),ガンマ線検出器26(図3及び図4参照)に対して、その軸心Aを中心に一定の角速度で相対回転しながら、軸方向に一定の速度で相対移動するよう駆動されるものとしたが、本発明において、ガンマ線検出器に対して容器を相対回転させる手法は、この態様に限定されるものではない。容器は、その軸心Aを中心に一定の角速度でガンマ線検出器に対して相対回転できれば良い。
例えば、容器5が、ガンマ線検出器21,22,23,24及び遮蔽体31,32,33,34に対して、1回転、相対回転するごとに、軸方向に所定の距離、相対移動するよう駆動するものとしても良い。この態様によっても、各ガンマ線検出器21,22,23,24を、容器5の周壁5cの全てと対向させて、容器5内に収容された全ての燃料デブリからのガンマ線を検出することが可能である。
また、各実施形態において、燃料デブリ測定システム1,1Cは、内部に燃料デブリが収容された容器5をその軸心Aを中心に回転駆動可能であり、且つ当該容器5を軸心Aに沿う軸方向に駆動可能なハンドリング装置6を備えるものとしたが、本発明に係る燃料デブリ測定システムは、この態様に限定されるものではない。燃料デブリ測定システムは、各ガンマ線検出器及び各遮蔽体に対して、容器5が、その軸心Aを中心に相対回転可能に構成されていれば良い。
例えば、燃料デブリ測定システムは、各ガンマ線検出器及び各遮蔽体が、静止している容器5の軸心Aを中心に回転駆動されるよう構成されているものとしても良い。この態様においても、容器5の周壁5cの全面と、ガンマ線検出器21,22,23,24が対向するように、各ガンマ線検出器及び各遮蔽体を軸方向に駆動することにより、上述した各実施形態と同等の精度で、燃料デブリの平均燃焼度を測定することができる。
本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1,1C 燃料デブリ測定システム
3 使用済燃料プールの底
5 容器
5a 端部
5c 周壁
5e 端部
6 ハンドリング装置
7 データ処理装置
9 コントローラ
10 本体
11 軸方向延伸部
12 外側突出部
13 底部
14 支持部材
15 開口縁部
16 開口
18 ガイド機構
21 ガンマ線検出器(全体測定用ガンマ線検出器)
22 ガンマ線検出器(部分測定用ガンマ線検出器、第2ガンマ線検出器)
23 ガンマ線検出器(部分測定用ガンマ線検出器、第3ガンマ線検出器)
24 ガンマ線検出器(部分測定用ガンマ線検出器、第4ガンマ線検出器)
26 ガンマ線検出器(部分測定用ガンマ線検出器)
31 遮蔽体(第1遮蔽体)
32 遮蔽体(第2遮蔽体)
33 遮蔽体(第3遮蔽体)
34 遮蔽体(第4遮蔽体)
40 遮蔽装置
44 遮蔽体(可動遮蔽体)
45 遮蔽体(可動遮蔽体)
51,52,53,54 収容領域の所定の部分

Claims (12)

  1. 状をなしており、内部に燃料デブリを収容する金属製の容器と、
    前記容器の径方向外側に配置されており、燃料デブリから放出されて当該容器を透過したガンマ線を検出可能な、少なくとも一つのガンマ線検出器と、
    前記ガンマ線検出器に対応して設けられており、前記容器の軸心に垂直な横断面において、燃料デブリを収容可能な収容領域のうち当該軸心を中心とする円形をなしている所定の部分からのガンマ線を、対応するガンマ線検出器に入射させる、少なくとも一つの遮蔽体と、
    を備え、
    前記容器は、その軸心を中心に前記ガンマ線検出器に対して相対回転可能に構成されており、
    前記容器が所定の角速度で相対回転している間に前記ガンマ線検出器により検出された前記収容領域全体からのガンマ線の数と前記所定の部分からのガンマ線の数とをそれぞれ計数し、当該所定の部分からのガンマ線の数に前記所定の部分に対応する予め設定された重み係数を乗じる重み付けを行って、前記容器内に収容されている燃料デブリの平均燃焼度を算出するデータ処理装置を、
    さらに備えることを特徴とする燃料デブリ測定システム。
  2. 複数の前記遮蔽体のうち一つは、前記収容領域全体からのガンマ線が、対応するガンマ線検出器に入射可能に構成されており、
    当該遮蔽体のうち少なくとも一つは、前記所定の部分からのガンマ線が、対応するガンマ線検出器に入射可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料デブリ測定システム。
  3. 前記ガンマ線検出器は、
    前記収容領域全体からのガンマ線が入射するよう対応する遮蔽体が構成されており、当該収容領域全体からのガンマ線を検出する全体測定用ガンマ線検出器と、
    前記所定の部分からのガンマ線が入射するよう対応する遮蔽体が構成されており、当該所定の部分からのガンマ線を検出する部分測定用ガンマ線検出器と、
    を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料デブリ測定システム。
  4. 複数の前記ガンマ線検出器と、当該ガンマ線検出器にそれぞれ対応する複数の遮蔽体は、前記軸心を中心として周方向に配列されており、
    各遮蔽体は、前記軸心と垂直な横断面において、対応するガンマ線検出器に入射可能なガンマ線の当該ガンマ線検出器に対する入射角度が、それぞれ異なるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の燃料デブリ測定システム。
  5. 対応するガンマ線検出器に対して移動可能に構成された前記遮蔽体である可動遮蔽体を含み、当該可動遮蔽体を移動させることにより、対応するガンマ線検出器に入射するガンマ線が放出される所定の部分を変更可能な遮蔽装置を、
    さらに備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の燃料デブリ測定システム。
  6. 複数の前記可動遮蔽体は、前記軸心に垂直な横断面において、対応するガンマ線検出器と前記容器との間に配置されており、それぞれ所定の方向に移動可能に構成されており、且つ互いに近接又は離間することが可能に構成されており、
    前記遮蔽装置は、前記可動遮蔽体を互いに近接又は離間させることにより、前記所定の部分を変更する
    ことを特徴とする請求項5に記載の燃料デブリ測定システム。
  7. 前記容器を保持しており、且つ前記軸心を中心として所定の角速度で当該容器を回転駆動可能なハンドリング装置を、さらに備え、
    前記容器は、当該ハンドリング装置により回転駆動されて、前記軸心を中心に回転する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の燃料デブリ測定システム。
  8. 前記ガンマ線検出器及び前記遮蔽体が結合されており、前記容器のうち少なくとも一部を収容可能な本体と、
    前記本体に設けられており、前記容器と接することにより当該容器を所定の径方向位置に導くガイド機構と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の燃料デブリ測定システム。
  9. 前記容器は、その周壁が前記ガンマ線検出器と対向するように、当該ガンマ線検出器に対して、前記軸心を中心に相対回転しながら、当該軸心に沿う軸方向に一定の速度で相対移動する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の燃料デブリ測定システム。
  10. 前記データ処理装置は、前記収容領域全体からのガンマ線の数に基いて算出された平均燃焼度に、複数の前記所定の部分からのガンマ線の数の加重平均に基づいて算出された補正係数を乗じることにより、前記容器内に収容されている燃料デブリの平均燃焼度を算出する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の燃料デブリ測定システム。
  11. 状をなしており、内部に燃料デブリを収容する金属製の容器と、前記容器の径方向外側に配置されており、燃料デブリから放出されて当該容器を透過したガンマ線を検出可能な、少なくとも一つのガンマ線検出器と、前記ガンマ線検出器に対応して設けられており、前記容器の軸心に垂直な横断面において燃料デブリを収容可能な収容領域のうち当該軸心を中心とする円形をなしている所定の部分からのガンマ線を、対応するガンマ線検出器に入射させる、少なくとも一つの遮蔽体と、前記ガンマ線検出器により検出されたガンマ線に関するデータを取得するデータ処理装置とを用いて、前記容器内に収容されている燃料デブリの平均燃焼度を測定する燃料デブリ測定方法であって、
    前記データ処理装置が、前記容器がその軸心を中心に前記ガンマ線検出器に対して所定の角速度で相対回転している間に前記ガンマ線検出器により検出された前記収容領域全体からのガンマ線の数と前記所定の部分からのガンマ線の数とをそれぞれ計数するステップと、
    前記データ処理装置が、当該所定の部分からのガンマ線の数に前記所定の部分に対応する予め設定された重み係数を乗じる重み付けを行って、前記容器内に収容されている燃料デブリの平均燃焼度を算出するステップと、
    を含むことを特徴とする燃料デブリ測定方法。
  12. 前記平均燃焼度を算出するステップは、
    前記データ処理装置が、前記収容領域全体からのガンマ線の数に基いて平均燃焼度を算出するステップと、
    当該データ処理装置が、複数の前記所定の部分からのガンマ線の数の加重平均に基づいて当該平均燃焼度に乗じる補正係数を算出するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項11に記載の燃料デブリ測定方法。
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