JP6639082B2 - リソグラフィ装置、リソグラフィ方法、および物品製造方法 - Google Patents

リソグラフィ装置、リソグラフィ方法、および物品製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、リソグラフィ装置、リソグラフィ方法、および物品製造方法に関する。
半導体素子製造用の露光装置には、回路パターンの微細化や、複雑化に伴い、原板(レチクル)上に形成されている電子回路パターンを、基板(ウエハ)上のパターンに対して、高精度に重ね合わせて露光する技術が要求されている。そのため、ウエハ上に既にパターニングされた配列を高精度に計測し(アライメント計測)、その格子やショット形状に合わせて、正確に露光する技術が重要である。
アライメント計測方法には、グローバルアライメント(代表的なサンプルショットを計測することで、全体の配列傾向を予測する方法)や、ダイバイダイアライメント(全ショットを計測し、各々のショットの位置をダイレクトに計測する方法)などがある。グローバルアライメントは、代表的なサンプルショットの位置を計測することでショット全体の配列傾向を予測し、各ショットの位置を取得する。また、ダイバイダイアライメントは、各ショットについて原版側マーク及びウエハ側マークを観察して各ショットの位置をダイレクトに計測する。どのアライメント計測方法を採用するかは、必要とされるアライメント精度や、露光処理に許容される処理時間に応じて決定されている。ウエハ上のパターンのアライメント計測を実施するためには、搬送部から、ステージにウエハを搬送する必要がある。ウエハの受け渡しの際には、ウエハのノッチやオリエンテーションフラットの位置の検出、または、ウエハの外形の位置決めなどの様々な手法によって、ウエハの受け渡し時の回転位置を決定する。
しかし、ウエハのステージに対する回転位置の決定精度には、少なからず計測起因の誤差、ステージ精度起因の受け渡し誤差が含まれる。また、仮にウエハをステージに回転位置ずれなく正しく受け渡せたとしても、そもそもウエハ上には回転誤差を持ったパターニングがなされている可能性がある。そのため、ウエハをステージに搭載したときには、ステージが持っている直交座標系に対して、ウエハ上のパターンがどれだけ回転誤差を持っているかを、高精度(高倍率)でアライメント計測を実施する必要がある。高倍率でアライメント計測を行うときには、マークを高倍率のスコープの視野内に入れるために、ステージが持っている直交座標系に対して、ウエハ上のパターンがどれだけ回転誤差を持っているか把握するために、予めラフ(低倍率)の計測を行う。低倍率の計測によって、パターンの回転ずれ量を把握し、その回転ずれ量だけステージを回転させ、その後、高倍率でアライメント計測を実施する。
低倍率の計測後に、その計測結果に基づいてステージを回転させた場合に、ステージのバーミラーと干渉計との位置関係が変化し、干渉計の検査光の光軸とバーミラーとの垂直性がくずれて、高倍率のアライメント計測にアッベ誤差が生じることになる。このアッベ誤差が高倍率のアライメント計測結果に影響を与えて、オーバーレイ精度が低下することが懸念される。アッベ誤差によるオーバーレイ精度の低下を防止するために、特許文献1、2には、アッベ誤差を計測し、その計測結果で高倍率のアライメント計測結果を補正することが開示されている。
特開平9−260274号公報 特許04449457号公報
露光装置の場合、アライメントスコープでウエハ上に形成されたマークを計測するステージのポジションと、アライメント後のウエハを投影光学系を介して露光するときのステージのポジションとは異なっている。そのため、干渉計やエンコーダなどによって位置制御をするステージの場合、アライメント計測時と露光時とで、バーミラーそのものの歪みや光学系の取り付け誤差によって、アッベ誤差による位置決め精度への影響が異なることとなる。また、ウエハをステージに搭載する際には、ウエハのノッチやオリエンテーションフラットの位置検出、ウエハの外形位置決めの誤差、他の装置で露光された際の機差、プロセスの膜厚ムラ等によって、ウエハの回転やチルト誤差がウエハ毎、ロット毎に異なる。そのため、ウエハの位置決め誤差は、ステージの回転位置、チルト姿勢に応じて助長され、より影響を受けやすい(変化する)こととなる。
したがって、従来技術のように、アッベ誤差の計測結果でステージの位置計測の結果を補正する方式でも、例えばバーミラーや干渉計、エンコーダの取り付け状態が、経過時間や熱に応じて変化してしまう場合には、位置計測結果自身が誤差をもってしまう。このようなウエハの位置決め誤差の問題は、露光装置に限らず、インプリント装置、荷電粒子線描画装置等の他のリソグラフィ装置においても同様である。
そこで、本発明は、基板のアライメント計測時の誤差を低減したリソグラフィ装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの側面は、基板の上に投影光学系を介して光を照射してパターンを形成するリソグラフィ装置であって、前記基板を保持して移動可能なステージと、光を照射して、前記基板に形成されたマークの位置を計測するスコープと、前記スコープにより計測された前記マークの位置に基づいて前記パターンの形成を行うように前記ステージの移動を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記スコープにより、前記投影光学系の光軸に沿う第1方向における、前記基板に形成された第1マークの位置である第1位置を計測する第1計測を行い、前記計測された第1位置に基づいて、前記第1方向に垂直な平面内において互いに直交するX軸およびY軸の少なくともいずれかの軸である第1軸の軸周りに関する前記基板の前記ステージに対する回転ずれの量を算出し、前記算出された回転ずれの量に基づいて、前記第1方向における、前記基板に形成された第2マークの位置である第2位置を推定し、前記推定された第2位置に基づいて、前記ステージを、前記X軸の周りおよび前記Y軸の周りに回転させることなく前記第1方向に移動させた後に、前記スコープにより、前記第1方向における前記第2マークの位置である第3位置を計測する第2計測を行うことを特徴とする。
本発明によれば、基板のアライメント計測時の誤差を低減したリソグラフィ装置を提供することができる。
本発明に係る露光装置を示した図である。 本発明に係る露光装置を示した図である。 アライメント計測の様子を示した図である。 従来のアライメント計測の様子を示した図である。 第1実施形態のアライメント計測の様子を示した図である。 従来の露光方法のフローチャートを示した図である。 第1実施形態の露光方法のフローチャートを示した図である。 アライメント計測の様子を示した図である。 従来のアライメント計測の様子を示した図である。 第2実施形態のアライメント計測の様子を示した図である。 従来の露光方法のフローチャートを示した図である。 第2実施形態の露光方法のフローチャートを示した図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
〔露光装置〕
図1は本発明に係る露光装置を示す図である。露光装置は、図1に示すように、ウエハ(基板)2を保持して移動可能なウエハステージ(ステージ)1、投影光学系4、ウエハ2に形成されたアライメントマーク(マーク)を検出するスコープ(検出器)3、及び、制御部Cを備える。露光装置は、スコープ3によるアライメントマークの計測結果を基に、露光時のウエハステージ1の位置決めを行う。なお、本実施形態では、リソグラフィ装置として、光源6からの光でレチクル(マスク)5を照明し、照明されたレチクル5のパターンをウエハ2に投影して露光する露光装置を用いる。しかし、本発明では、インプリント装置、荷電粒子線描画装置をリソグラフィ装置として使用可能である。
図2に示すように、干渉計によってステージ1の位置を計測するのに、ウエハ2上のマークを計測するアライメント計測時と、投影光学系4を介してウエハ2上にパターニングする露光時とで、使用するバーミラー領域が異なる。そのため、アライメント計測時と露光時とで、アッベ誤差の影響の受け方が変化する。エンコーダ等の干渉計以外の計測装置を用いてウエハステージ1の位置制御をする場合にも、アライメント計測時と露光時とでアッベ誤差の影響の受け方が変化するのは同様である。本実施形態において、パターンを形成するためにウエハ2に照射される光(エネルギー線)の照射方向にXYZ座標系のZ軸を、照射方向に垂直な平面内の直交しあう2つの方向にX軸、Y軸をとる。
〔第1実施形態〕
図3〜5の(a)は、事前に低倍率でウエハ2のステージ1に対するZ軸(第1軸)周りの回転θを計測する計測(第1計測)の様子を示している。図3〜5の(b)は、第1計測の後、ウエハ2のステージ1に対するZ軸周りの回転角度Δθを計測した後、露光処理時に使用するショット領域のX軸、Y軸(第2軸)方向の位置を取得するための高倍率のアライメント計測(第2計測)を行う様子を示す。第2計測は、観察視野が狭い高倍率でマークを観察するため、その狭い観察視野にマークが入るようにするためのステージ1の移動量を、低倍率の第1計測を行うことによって求めている。
図3は、ウエハ2をステージ1に配置した際に、ステージ1の走り方向10とウエハ2自身がもっている中心軸9との方向が理想的に合っている場合を示す。この場合には、第2計測を行う前に、ウエハ2の中心軸9をステージ1の走り方向10と平行にするために、ステージ1をZ軸の周りに回転駆動する必要はなく、したがって、アッベ誤差の影響は一定である。
しかし、図4(a)のように、ステージ1の走り方向10と、ウエハ2の中心軸9とは平行でないことがある。このような場合、図4(a)に示す2つのマークSa、Sbの位置を低倍率で計測することによってステージ1の走り方向10とウエハ2の中心軸9とのなす角θを計測することができる。従来、このような場合には、第2計測では、図4(b)に示すように、ステージ1をθだけ回転駆動し、ステージ1の走り方向10とウエハ2の中心軸9とを平行にし、その後、サンプルショットに形成したマークS1〜S8の位置を高倍率で計測する。したがって、第2計測では、マークS1〜S8によってアッベ誤差の影響が変化し、マークS1〜S8を求めるためにアッベ誤差で補正する必要がある。
図5(a)は、図4(a)のように、ステージ1の走り方向10と、ウエハ2の中心軸9とが平行でない場合を示している。いま、図5(c)のように、回転ずれが無かった場合のマークのX、Y座標を(X,Y)とし、極座標を(r,θ)とし、ステージ1に対してウエハ2がΔθだけ回転ずれがある状態のマークのX、Y座標を(X,Y)とする。そうすると、X、Yは、X、Y、Δθを用いて以下のように表すことができる。
X=rcos(θ+Δθ)=rcosθcosΔθ−rsinθsinΔθ=XcosΔθ−YsinΔθ
Y=rsin(θ+Δθ)=rsinθcosΔθ+rcosθsinΔθ=YcosΔθ+XsinΔθ
すなわち、ステージ1に対してウエハ2がΔθだけ回転ずれがあることによって、マークのX、Y座標は、以下の示すΔX、ΔYだけシフトずれする。
ΔX=X−X=X(1−cosΔθ)−YsinΔθ
ΔY=Y−Y=Y(1−cosΔθ)+XsinΔθ
したがって、ウエハ2がステージ1に対してΔθだけ回転ずれしていても、図5(b)のようにマークがΔX、ΔYの分だけシフトずれしていると推定してステージ1を回転させずにシフト移動すれば、マークを第2計測の高倍率の観察視野内に入れうる。図5の(b)に示される第1実施形態の第2計測では、ステージ1の走り方向10は計測器の検出光の光軸方向と直交する。したがって、第1実施形態の第2計測では、アッベ誤差の影響がウエハ2の回転ずれ量に左右されることなく高倍率のアライメント計測を行うことができる。
図6、図7は、ウエハ2がステージ1に対してZ軸周りに回転ずれを有している場合の、従来技術および第1実施形態の露光方法をそれぞれ示している。図7に示されるように、第1実施形態の露光方法では、制御部Cは、S1で、ウエハ2をメカプリアライメントステージでウエハ2のノッチやオリエンテーションフラットの位置の検出するメカプリアライメント計測を行う。S2で、制御部Cは、S1のメカプリアライメント計測の結果に基づいて、ウエハ2をステージ1上に配置する。S3で、制御部Cは、スコープ3を用いてマークSa、Sbの位置を低倍率で観察し、ウエハ2のステージ1に対するZ軸周りの回転ずれθを計測する。S4で、制御部Cは、S3で計測した回転ずれ量に対応するマークS1〜S8それぞれのX方向、Y方向のシフトずれ量を算出する。S5で、制御部Cは、ウエハ2における各マークの位置とS4で算出された各マークのシフトずれ量に基づいてステージ1をシフト移動して各マークをスコープ3の高倍率の観察視野内にいれる。ステージ1の移動後に、制御部Cは、スコープ3により各マークの位置を高精度に計測する。S6で、制御部Cは、S5の計測結果に基づいてステージ1を位置決めしながら各ショット領域に露光処理を行う。従来の露光方法では、ウエハ2がステージ1に対してZ軸周りに回転ずれを有している場合に、S4’で、制御部Cは、S3で計測した回転ずれ量だけステージ1を回転駆動し、その状態で第2計測を行っていた。
〔第2実施形態〕
図8〜10の(a)は、事前に低倍率でウエハ2表面のY軸(第1軸)周りの回転θを計測する計測(第1計測)の様子を示している。ここでは、Y軸周りの回転θを計測する場合について説明するがX軸周りの回転θを計測する場合についても同様である。ウエハ2表面のX軸、Y軸周りの回転θ、θは、ウエハ2表面のチルトと呼ばれる。図8〜10の(b)は、第1計測の後、ウエハ2表面のY軸周りの回転を計測した後、露光処理時に使用するショット領域の位置を取得するための高倍率のアライメント計測(第2計測)を行う様子を示している。第2計測では、観察視野が狭い高倍率でマークを観察する。第2計測では、マークの位置を高精度に計測するため、スコープ3からの検出光をマークのZ軸(第2軸)方向における位置に合焦させる必要がある。したがって、図8に示されるように、ウエハ2表面のチルトがない場合には、第1計測の後第2計測を行う前にステージ1をY軸周りに回転駆動(チルト駆動)する必要はない。
しかし、図9に示されるように、第1計測でウエハ2表面のチルトが計測された場合に、従来の露光方法では、第2計測を行う前に、第1計測で計測されたチルト量だけステージ1をY軸周りにチルト駆動して、ウエハ2表面のZ位置を揃える必要があった。そうすると、干渉計7からの検査光が入射するステージ1に設けられたバーミラーの側面は、検査光の光軸と垂直でなくなり、アッベ誤差の影響がステージ1のチルト駆動量に左右されることになる。そこで、第2実施形態では、第2計測の計測対象である各マークについて、図10に示されるように、第1計測で計測したウエハ2表面のチルト量に対応するZ方向のシフトずれ量を求める。そして、第2実施形態では、第1計測の後ステージ1をチルト駆動することなく、各マークのZ方向のシフトずれ量に基づいてステージ1をZ方向にシフト駆動して各マークをスコープ3の合焦位置に位置決めしながら、各マークの位置を高精度に計測する。
図11、図12は、ウエハ2表面がチルトずれを有している場合の、従来技術および第2実施形態の露光方法をそれぞれ示している。図12に示されるように、第2実施形態の露光方法では、制御部Cは、S2で、ウエハ2をステージ1上に配置する。第1実施形態のように、S2の前に、メカプリアライメント計測を行うことができる。S13で、制御部Cは、ウエハ2表面のX軸周り、Y軸周りの回転ずれ(チルト)を計測する。S14で、制御部Cは、S13で計測したチルト量に対応するマークS1〜S8それぞれのZ方向のシフトずれ量を算出する。S5で、制御部Cは、ウエハ2における各マークのX、Y位置とS14で算出された各マークのZ方向のシフトずれ量に基づいてステージ1をシフト駆動して各マークをスコープ3の観察視野内の合焦位置にいれて、各マークの位置を高精度に計測する。S6で、制御部Cは、S5の計測結果に基づいてステージ1を位置決めしながら各ショット領域に露光処理を行う。従来の露光方法では、ウエハ2表面がチルトを有している場合に、S14’で、制御部Cは、S13で計測したチルト量だけステージ1をチルト駆動し、その状態で第2計測を行っていた。
[物品製造方法]
物品としてのデバイス(半導体集積回路デバイス、液晶表示デバイス、MEMS等)の製造方法は、前述した露光装置を用いて基板(ウエハ、ガラスプレート、フィルム状基板等)にパターンを転写(形成)するステップを含む。さらに、該製造方法は、パターンを転写された前記基板をエッチングするステップを含みうる。なお、パターンドメディア(記録媒体)や光学素子などの他の物品を製造する場合には、該製造方法は、エッチングステップの代わりに、パターンを転写された前記基板を加工する他の加工ステップを含みうる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
1:ステージ。2:ウエハ(基板)。3:スコープ。6:光源。7:干渉計(計測器)。8:バーミラー。C:制御部。

Claims (7)

  1. 基板の上に投影光学系を介して光を照射してパターンを形成するリソグラフィ装置であって、
    前記基板を保持して移動可能なステージと、
    光を照射して、前記基板に形成されたマークの位置を計測するスコープと、
    前記スコープにより計測された前記マークの位置に基づいて前記パターンの形成を行うように前記ステージの移動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記スコープにより、前記投影光学系の光軸に沿う第1方向における、前記基板に形成された第1マークの位置である第1位置を計測する第1計測を行い、
    前記計測された第1位置に基づいて、前記第1方向に垂直な平面内において互いに直交するX軸およびY軸の少なくともいずれかの軸である第1軸の軸周りに関する前記基板の前記ステージに対する回転ずれの量を算出し、
    前記算出された回転ずれの量に基づいて、前記第1方向における、前記基板に形成された第2マークの位置である第2位置を推定し、
    前記推定された第2位置に基づいて、前記ステージを、前記X軸の周りおよび前記Y軸の周りに回転させることなく前記第1方向に移動させた後に、前記スコープにより、前記第1方向における前記第2マークの位置である第3位置を計測する第2計測を行う
    ことを特徴とするリソグラフィ装置。
  2. 前記基板には前記第1マークが複数形成されており、
    前記制御部は、前記第1計測において、前記複数の第1マークそれぞれの位置を計測することにより前記第1位置を複数得ることを特徴とする請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  3. 前記制御部は、前記スコープにより第1倍率で前記第1計測を行い、前記スコープにより前記第1倍率より高い第2倍率で前記第2計測を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のリソグラフィ装置。
  4. 前記X軸または前記Y軸の方向における前記ステージの位置を計測する計測器をさらに備え、前記制御部は、前記スコープにより計測された前記マークの位置および前記計測器により計測された前記ステージの位置に基づいて前記ステージを移動して前記パターンを形成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のリソグラフィ装置。
  5. 前記ステージは、バーミラーを含み、前記計測器は、前記バーミラーの面の位置を計測する干渉計を含むことを特徴とする請求項4に記載のリソグラフィ装置。
  6. ステージに保持された基板の上に投影光学系を介して光を照射してパターンを形成するリソグラフィ方法であって、
    スコープにより光を照射して、前記投影光学系の光軸に沿う第1方向における、前記基板に形成された第1マークの位置である第1位置を計測する第1計測工程と、
    前記第1計測工程で計測された前記第1位置に基づいて、前記第1方向に垂直な平面内において互いに直交するX軸およびY軸の少なくともいずれかの軸である第1軸の軸周りに関する前記基板の前記ステージに対する回転ずれの量を算出する算出工程と、
    前記算出工程で算出された前記回転ずれの量に基づいて、前記第1方向における、前記基板に形成された第2マークの位置である第2位置を推定する推定工程と、
    前記推定工程で推定された前記第2位置に基づいて、前記ステージを、前記X軸の周りおよび前記Y軸の周りに回転させることなく前記第1方向に移動させた後に、前記スコープにより、前記第1方向における前記第2マークの位置である第3位置を計測する第2計測工程と、
    前記第2計測工程で計測された前記第3位置に基づいて前記ステージを移動させた後に前記パターンを形成する形成工程と、
    を含むことを特徴とするリソグラフィ方法。
  7. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のリソグラフィ装置を用いて基板にパターンを形成する工程と、
    前記パターンが形成された前記基板を加工する工程と、
    を含み、前記加工された基板から物品を製造することを特徴とする物品製造方法。
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