JP6637924B2 - 水中油型乳化化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、水中油型乳化化粧料に関する。
グリコシルトレハロースは、肌の保水機能、細胞賦活効果、細胞保護効果を向上させ、かつ、塗布後にしっとりするがべたつかない皮膜感を実感できる点から、近年、化粧料への応用が検討されている(非特許文献1参照)。
例えば、グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合液と高重合ポリエチレングリコールを併用することで、ぬめりやべたつきがなく、肌にハリ感を持たせ、肌のたるみを改善する皮膚外用剤が提案されている(特許文献1)。
フレグランスジャーナル Vol.31 No.11 Page.106-113
特開2010-241743号公報
本発明者は、グリコシルトレハロースと、3価、4価の多価アルコールを含む水中油型乳化化粧料中に、カルボキシビニルポリマーやアルキル変性カルボキシビニルピリマーを用いた場合、塗布時に上滑り感が生じ、肌収まりが悪く、肌への浸透感が損なわれるという課題が認められた。
そこで、本発明者は鋭意検討した結果、グリコシルトレハロースに、3価及び/又は4価の多価アルコールを配合し、かつカルボキシビニルポリマーやアルキル変性カルボキシビニルピリマーを含有する水中油型乳化化粧料中において、さらにアセチルグルコサミンを特定の割合で含有させることにより、塗布時の上滑り感を抑制して、肌収まりが良く、肌への浸透感に優れ、経日安定性に優れる水中油型乳化化粧料が得られることを見出した。
本発明は、下記成分(A)〜(D):
(A)グリコシルトレハロース 0.10〜2.0質量%、
(B)一般式(1)
Figure 0006637924
(式中、R1は水素原子又は炭素数2〜18のアルキル基を示し、R2、R3及びR4は、同一又は異なって、水素原子又は炭素数2〜18のアシル基を示し、1位の立体構造はα又はβのいずれでも良い)
で表されるアセチルグルコサミン又はその誘導体、
(C)カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー、
(D)3価及び/又は4価の多価アルコール 3〜20質量%
を含有し、成分(C)に対する成分(B)の質量割合(B)/(C)が、0.05〜0.8である水中油型乳化化粧料に関する。
本発明の水中油型乳化化粧料は、塗布時の上滑り感を抑制して、肌収まりが良く、肌への浸透感、しっとり感に優れたものである。また、経日安定性も良好である。
本発明で用いる成分(A)のグリコシルトレハロースにおいて、トレハロースに直結するグリコシル基については、糖分子からヘミアセタール水酸基を失って得られれば、単糖、多糖を問わず、グルコシル基、フルクトシル基、ガラクトシル基、マルトシル基、マルトトリオシル基、マルトテトラオシル基等が挙げられる。グリコシルトレハロースとしては、グルコシルトレハロース、マルトシルトレハロース、マルトトリオシルトレハロース及びマルトテトラオシルトレハロースから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、グルコシルトレハロース、マルトシルトレハロース及びマルトトリオシルトレハロースから選ばれる1種又は2種以上がより好ましい。
これらは市販品を用いることができ、具体的にはトルナーレ(登録商標)(グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合溶液、林原社製)が挙げられる。トルナーレ(登録商標)は、グルコシルトレハロース、マルトシルトレハロース及びマルトトリオシルトレハロースを含むグリコシルトレハロースと、ソルビトール、マルチトール、マルトトリイトール、マルトテトライトール、マルトペンタイトールを含む水添デンプン分解物及び水からなり、グリコシルトレハロース47質量%、水添デンプン分解物27質量%及び水26質量%含有する水溶液である。
成分(A)の含有量は、しっとり感、皮膜感を向上させる観点から、水中油型乳化化粧料中に0.10質量%以上であり、0.15質量%以上が好ましく、0.20質量%以上がより好ましく、2.0質量%以下であり、1.5質量%以下が好ましく、1.0質量%以下がより好ましい。また、成分(A)の含有量は、水中油型乳化化粧料中に0.10〜2.0質量%であり、0.15〜1.5質量%が好ましく、0.20〜1.0質量%がより好ましい。
成分(B)は、一般式(1)で表されるアセチルグルコサミン又はその誘導体である。
Figure 0006637924
(式中、R1は水素原子又は炭素数2〜18のアルキル基を示し、R2、R3及びR4は、同一又は異なって、水素原子又は炭素数2〜18のアシル基を示し、1位の立体構造はα又はβのいずれでも良い)
成分(B)としては、市場での入手性の観点から、一般式(1)中、R1、R2、R3及びR4のすべてが水素原子であるアセチルグルコサミンが好ましい。
成分(B)は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができる。
成分(B)の含有量は、上滑り感を抑制し、浸透感、経日安定性を向上させる観点から、水中油型乳化化粧料中に0.005質量%以上が好ましく、0.01質量%以上がより好ましく、0.03質量%以上がさらに好ましく、0.12質量%以下が好ましく、0.09質量%以下がより好ましく、0.08質量%以下がさらに好ましい。また、成分(B)の含有量は、水中油型乳化化粧料中に0.005〜0.12質量%が好ましく、0.01〜0.09質量%がより好ましく、0.03〜0.08質量%がさらに好ましい。
成分(C)は、カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマーである。
カルボキシビニルポリマーは、カルボキシル基を有する水溶性のビニルポリマーであり、構造的にはアクリル酸を主鎖として、架橋剤としてアリルショ糖やペンタエリスリトールなどが含まれている。
具体的には、カーボポール940、カーボポール941、カーボポール980、カーボポール981(以上、Lubrizol Advanced Materials社製)、シンタレンL(3V SIGMA社製)、AQPEC HV−501E(住友精化社製)などの市販品を使用することができる。
また、アルキル変性カルボキシビニルポリマーとしては、アクリル酸と(メタ)アクリル酸アルキルの共重合体が好ましく、アクリル酸と炭素数8〜30のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルとの共重合体がより好ましく、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体がさらに好ましい。
具体的には、例えば、ペムレンTR−1、ペムレンTR−2、カーボポールEDT2020、カーボポール1382(以上、Lubrizol Advanced Materials社製)などの市販品を使用することができる。
これらのポリマーは、塩基との中和により塩として存在することが好ましい。塩基としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属水酸化物;アンモニウム;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トロメタミン等のアルカノールアミン由来のアンモニウム;アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸が挙げられ、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属水酸化物が好ましく、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムがより好ましい。
成分(C)としては、保存安定性、肌なじみの良さの観点から、カルボキシビニルポリマー及びアルキル変性カルボキシビニルポリマーとを併用することが好ましい。カルボキシビニルポリマーとアルキル変性カルボキシビニルポリマーとの質量割合は、1:1〜1:10が好ましく、1:5〜1:9がより好ましい。
成分(C)は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができる。
成分(C)の含有量は、上滑りを抑制し、浸透感、経日安定性を向上させる観点から、水中油型乳化化粧料中に0.05質量%以上が好ましく、0.10質量%以上がより好ましく、0.15質量%以上がさらに好ましく、0.8質量%以下が好ましく、0.6質量%以下がより好ましく、0.4質量%以下がさらに好ましい。また、成分(C)の含有量は、水中油型乳化化粧料中に0.05〜0.8質量%が好ましく、0.10〜0.6質量%がより好ましく、0.15〜0.4質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(C)に対する成分(B)の質量割合(B)/(C)は、経日安定性を向上させ、上滑り感を抑制し、浸透性を良好にする観点から、0.05以上であり、0.10以上が好ましく、0.20以上がより好ましく、0.8以下であり、0.6以下が好ましく、0.5以下がより好ましい。また、成分(C)に対する成分(B)の質量割合(B)/(C)は、0.05〜0.8であり、0.10〜0.6が好ましく、0.20〜0.5がより好ましい。
成分(D)は、3価及び/又は4価の多価アルコールであり、具体的には、3価アルコールとしては、グリセリン、トリメチロールプロパン等が挙げられる。また、4価アルコールとしては、ジグリセリン、ペンタエリスリトール等が挙げられる。
成分(D)は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができる。
成分(D)の含有量は、べたつきを抑制し、しっとり感、浸透感、経日安定性を向上させる観点から、水中油型乳化化粧料中に3質量%以上であり、4質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましく、20質量%以下であり、15質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい。また、成分(D)の含有量は、水中油型乳化化粧料中に3〜20質量%であり、4〜15質量%が好ましく、5〜10質量%がより好ましい。
本発明の水中油型乳化化粧料には、さらに、(E)多糖類を含有することができ、経日安定性を向上させることができる。成分(E)の多糖類は、通常の化粧料に用いられるものであれば限定されず、天然物由来のものであっても、化学合成により得られたものであっても良い。天然物由来の多糖類は、さらに植物系、微生物系及び動物系に大別される。
また、多糖類の糖の一部に、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ポリエチレンオキシド基やポリプロピレンオキシド基等のポリアルキレンオキシド基、グルコース、ラクトース、スクロース等の糖類又はこれら糖類を構成単位とする高分子を結合させることにより得られる多糖類の誘導体も多糖類に準ずるものとして、成分(E)の多糖類に含めることができる。
具体的には、植物系多糖類の例としては、ローカストビーンガム、グアーガム、タマリンドガム、クインスシード由来ガム、アラビアガム、トラガカントガム、カラヤガム、カラギーナン、アルギン酸、ペクチン、ヒドロキシプロピルグアーガム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース等が挙げられる。微生物系多糖類の例としては、キサンタンガム、アルカリゲネス・レータス産生多糖類、ジェランガム、デキストラン、プルラン等が挙げられる。動物系多糖類の例としては、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、キチン、キトサン等のムコ多糖類が挙げられる。
これらのうち、べたつきを抑え、経日安定性を向上させる観点から、カラギーナン、キサンタンガムが好ましく、キサンタンガムがより好ましい。
成分(E)は、1種又は2種以上を組合わせて用いることができる。
成分(E)の含有量は、上滑り感を抑制し、浸透感、経日安定性を向上させる観点から、水中油型乳化化粧料中に0.005質量%以上が好ましく、0.010質量%以上がより好ましく、0.015質量%以上がさらに好ましく、0.15質量%以下が好ましく、0.11質量%以下がより好ましく、0.08質量%以下がさらに好ましい。また、成分(E)の含有量は、水中油型乳化化粧料中に0.005〜0.15質量%が好ましく、0.010〜0.11質量%がより好ましく、0.015〜0.08質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(C)に対する成分(E)の質量割合(E)/(C)は、経日安定性を向上させ、上滑り感を抑制し、浸透化を良好にする観点から、0.10以上が好ましく、0.15以上がより好ましく、0.20以上がさらに好ましく、0.8以下が好ましく、0.6以下がより好ましく、0.4以下がさらに好ましい。また、成分(C)に対する成分(E)の質量割合(E)/(C)は、0.10〜0.8が好ましく、0.15〜0.6がより好ましく、0.20〜0.4がさらに好ましい。
本発明の水中油型乳化化粧料は、さらに、(F)2価アルコールを含有することができ、べたつきを抑制しつつ、しっとり感、浸透感を向上させることができる。
2価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール(重量分子量1500以下)、ポリプロピレングリコール(重量分子量1500以下)等が挙げられる。これらのうち、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール及びジプロピレングリコールから選択される1種又は2種を含むことが好ましく、1,3−ブチレングリコール及びジプロピレングリコールから選択される1種又は2種を含むことがより好ましく、1,3−ブチレングリコール及びジプロピレングリコールを含むことがさらに好ましい。
成分(F)の2価アルコールは、1種又は2種以上を組合わせて用いることができる。
成分(F)の2価アルコールの含有量は、べたつきを抑制しつつ、しっとり感、浸透感を向上させる観点から、水中油型乳化化粧料中に1質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、5質量%以上がさらに好ましく、20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下がさらに好ましい。また、2価アルコールの含有量は、水中油型乳化化粧料中に1〜20質量%が好ましく、3〜15質量%がより好ましく、5〜10質量%がさらに好ましい。
本発明において、成分(D)及び成分(F)の合計含有量に対する成分(A)の質量割合(A)/((D)+(F))は、上滑り感を抑制し、しっとり感、皮膜感、浸透性を向上させる観点から、0.005以上が好ましく、0.010以上がより好ましく、0.015以上がさらに好ましく、0.125以下が好ましく、0.100以下がより好ましく、0.075以下がさらに好ましい。また、成分(D)及び成分(F)の合計含有量に対する成分(A)の質量割合(A)/((D)+(F))は、0.005〜0.125が好ましく、0.010〜0.100がより好ましく、0.015〜0.075がさらに好ましい。
本発明の水中油型乳化化粧料中は、さらに(G)リン脂質を含有することができ、経日安定性、しっとり感を向上させることができる。
本発明におけるリン脂質としては、リン脂質中ホスファチジルコリン含量が60質量%以上であるリン脂質が好ましい。好ましくはホスファチジルコリン含量が、65質量%以上、さらに好ましくは70質量%以上含有するリン脂質である。ホスファチジルコリン以外のリン脂質成分としては、ホスファチジン酸、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルグリセロールなどが挙げられる。
本発明に用いられるリン脂質は、動植物から抽出、精製した天然物であっても、化学合成したものであっても良く、水素添加、水酸化処理などの加工を施しても良い。天然物としては、大豆又は卵黄等からの抽出・精製物であるレシチンが、市販品の入手が容易であり、好ましい。より好ましいリン脂質としては、経日安定性向上の点から、水素添加、又は水酸化処理されたリン脂質であり、水素添加大豆レシチン、水素添加卵黄レシチンが好適に挙げられる。
リン脂質中のホスファチジルコリンの含有率は、薄層クロマトグラフィー(TLC)や高速液体クロマトフラフィー(HPLC)、イアトロスキャン(ヤトロン社製)等を用いた方法で分析することができる。例えば、特開2001−186898号公報に記載されるリン脂質が含まれる有機溶媒をTLCにスポットしてクロロホルム:メタノール:酢酸=65:25:10で展開し、50wt%硫酸エタノールを噴霧、加熱後デンシトメーターでリン脂質を分析する方法が挙げられる。前記方法以外でも、リン脂質中に含まれるホフファチジルコリンの含有量、含有率を測定、算出できる方法であれば、いずれの方法でも良い。
ホスファチジルコリンを60質量%以上含有しているリン脂質としては、コートソームNC−21(水素添加大豆レシチン;日油社製)、レシノールS−10E、レシノールS−10EX(水素添加大豆レシチン;日光ケミカルズ社製)等を挙げることができる。
リン脂質は単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。成分(G)の含有量は、しっとり感を良好にし、経日安定性を向上させる観点から、水中油型乳化化粧料中に、0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.10質量%以上がさらに好ましく、また、1.0質量%以下が好ましく、0.7質量%以下がより好ましく、0.4質量%以下がさらに好ましい。また、水中油型乳化化粧料中に、好ましくは0.01〜1.0質量%、より好ましくは0.05〜0.7質量%、さらに好ましくは0.10〜0.4質量%である。
本発明において、水の含有量は、しっとり感、浸透感を向上させ、べたつきを抑制する観点から、水中油型乳化化粧料中に60質量%以上が好ましく、65質量%以上がより好ましく、70質量%以上がさらに好ましく、94質量%以下が好ましく、90質量%以下がより好ましく、86質量%以下がさらに好ましい。また、水の含有量は、水中油型乳化化粧料中に60〜94質量%が好ましく、65〜90質量%がより好ましく、70〜86質量%がさらに好ましい。
本発明の水中油型乳化化粧料は、前記成分以外に、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、油剤、成分(G)以外の界面活性剤、成分(C)以外の高分子化合物、塩類、キレート剤、pH調整剤、酸化防止剤、防腐剤、殺菌剤、制汗剤、冷感剤、紫外線吸収剤、薬剤、香料、各種の抽出液等の通常化粧料に用いられる各種の原料を含有することができる。なお、これらの各剤は、各剤としての用途に限られず、目的に応じて他の用途、例えば、制汗剤を香料として使用したり、他の用途との併用として、例えば、制汗剤と香料としての効果を奏するものとして使用することができる。
本発明の水中油型乳化化粧料中は、しっとり感、皮膜感を向上させる観点から、さらに油剤を含有することができる。油剤の含有量は、べたつきを抑制し、経日安定性を向上させる観点から、水中油型乳化化粧料中に、5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましく、1.0質量%以下がさらに好ましく、0.6質量%以下がさらにより好ましい。ここで、油剤とは、水と相分離する疎水性の物質であり、油脂、炭化水素油、エステル油、高級アルコール、シリコーン油等が含まれる。
本発明の水中油型乳化化粧料中は、経日安定性を向上させる観点から、さらに成分(G)以外の界面活性剤を含有することができる。成分(G)以外の界面活性剤の含有量は、皮膚刺激性を低減させる観点から、水中油型乳化化粧料中に、1.0質量%以下が好ましく、0.6質量%以下がより好ましく、0.3質量%以下がさらに好ましい。
本発明の水中油型乳化化粧料は、所定の手順により製造することができる。例えば、本発明の水中油型乳化化粧料は、成分(A)〜(D)、必要により成分(E)〜(G)、水、中和剤及び任意成分を共に混合する工程を含む方法により製造することができる。
例えば、成分(G)を含む油相成分、及び必要によりその他の任意の油性成分を含む油相を加熱し、攪拌して調製物を得る工程1と、
成分(A)、成分(B)、成分(D)、及び必要により成分(E)、成分(F)、その他の任意の水性成分を含む水相を加熱し、攪拌して調製物を得る工程2と、
工程2で得られた調製物に、工程1で得られた調製物を添加し、加熱下で均一に分散させて乳化物を得る工程3、並びに、
工程3で得られた乳化物を冷却し、30〜50℃の温度範囲内で成分(C)及び塩基を添加し、攪拌して調製物を得る工程4と、
工程4で得られた調製物を常温(25℃)まで冷却する工程5を含む方法により製造することができる。
工程1、工程2及び工程3における加熱温度は、油相又は水相中の成分を十分に溶解させる観点から、好ましくは40℃以上、より好ましくは55℃以上であり、また、好ましくは90℃以下、より好ましくは85℃以下である。
工程4における成分(C)及び塩基を添加する温度は、水中油型乳化化粧料の経日安定性を向上させる観点から、30℃以上50℃以下の範囲内で、かつ前記工程1、工程2及び工程3での加熱温度より5℃以上低い温度であることが好ましく、10℃以上低い温度であることがより好ましい。
本発明の水中油型乳化化粧料は、皮膚用として好適に使用することができ、好ましくは頭皮を除く皮膚、より好ましくは顔、身体、手足等のいずれかに塗布して使用することができる。
本発明の水中油型乳化化粧料の剤形は任意であり、ローション、乳液、美容液、クリーム、下地料等として、適用することができる。
実施例1〜13、比較例1〜5
表1に示す組成の水中油型乳化化粧料を製造し、上滑り感のなさ、浸透感の良さ、しっとり感の良さ、べたつきのなさ、皮膜感の良さ及び経日安定性を評価した。結果を表1に併せて示す。なお、実施例4及び5は参考例である。
〔製造方法〕
工程1.成分10〜12を混合し、80℃に加温して攪拌混合する。
工程2.成分1、2、5〜9、13、15を混合し、80℃に加温して攪拌混合する。
工程3.工程2の調製物を攪拌しながら、工程1の調製物を添加する。
工程4.工程3の調製物をホモミキサー(5000rpm、3分間)で分散した後、冷却する。
工程5.工程4の調製物を50℃まで冷却した後、成分3、4、14を添加し、再度ホモミキサー(5,000rpm、3分間)で分散する。
工程6.工程5の調製物を32℃まで冷却して、水中油型乳化化粧料を得た。
〔評価方法〕
(1)上滑り感のなさ、浸透感の良さ、しっとり感の良さ、べたつきのなさ、皮膜感の良さ:
専門パネラー10名が、各水中油型乳化化粧料1mLを上腕部内側に塗布し、手全体で被塗布部に塗り広げ、じっくりていねいになじませた。塗布時の「上滑り感のなさ」、「浸透感の良さ」、塗布後の「しっとり感の良さ」、「べたつきのなさ」、「皮膜感の良さ」についてアンケート評価を行った。各アンケート項目につき、非常に効果が優れる場合を5点、非常に効果が悪い場合を1点として、5段階評価により官能評価を実施した。結果は、専門パネラー10名の平均点(小数点以下第2位を四捨五入)で示した。
(2)経日安定性:
(2−1)高温安定性:
各水中油型乳化化粧料を透明なガラス瓶に充填し、45℃で3か月間保管した。保管中、1か月後、3か月後に目視による外観の変化の有無を、以下の基準で評価した。
○:3カ月の保存後に分離、変色などの外観変化が認められない。
△:1カ月の保存後に分離、変色などの外観変化がなく、3カ月の保存後では分離、変色などの外観変化が認められる。
×:1ヵ月後に分離、変色などの外観変化が認められる。
(2−2)低温安定性:
各水中油型乳化化粧料を透明なガラス瓶に充填し、0℃で3か月間保管した。保管中、1か月後、3か月後に目視による外観の変化の有無を、以下の基準で評価した。
○:3カ月の保存後に析出、分離などの外観変化が認められない。
△:1カ月の保存後に析出、分離などの外観変化がなく、3カ月の保存後では析出、分離などの外観変化が認められる。
×:1ヶ月の保存後に析出、分離などの外観変化が認められる。
Figure 0006637924
処方例1(O/W美容液)
表2に示す組成の乳液を、実施例1〜13と同様にして製造した。
得られた乳液は、実施例と同等に優れた効果を示すものである。
Figure 0006637924
処方例2(O/W乳液)
表3に示す組成のO/W型クリームを、実施例1〜13と同様にして製造した。
得られたO/W型クリームは、実施例と同等に優れた効果を示すものである。
Figure 0006637924
なお、上記実施例、処方例で用いた注釈付の成分は、以下の成分である。
*1;トルナーレ(グリコシルトレハロースを47質量%含有、林原社製)
*2;マリンスウィートF(焼津水産社製)
*3;シンタレンL(3V SIGMA社製)
*4;PEMULEN TR−1(Lubrizol Advanced Materials社製)
*5;エコーガム(DSP五協フード&ケミカル社 製)
*6;コートソームNC−21(日油社製)
*7;ライストリエノール(筑野ライスファインケミカルズ社製)
*8;グリチルリチン酸ジカリウム (丸善製薬社製)
*9;ALARIANE (BiotechMarine社製)
*10;月桃葉抽出液BG (丸善製薬社製)
*11;N−メチル−LセリンT(高砂ケミカル社製 )
*12;ヒアルロン酸FCH−SU(紀文フードケミファ社製)
*13;PLANDOOL−MAS(日本精化社製)
*14;ナイアシンアミド USP PC(DSM Nutritional Products社製)
*15;甘草葉抽出液BG(丸善製薬社製)
*16;トウヒリキッド B(一丸ファルコス社製)
*17;ファルコレックス スイカズラ FB(一丸ファルコス社製)
*18; 甜茶抽出液BGW(丸善製薬社製)
また、上記処方例で用いた香料は、以下のフローラル系調合香料処方である。なお、成分名中に記載される1%DPG、5%DPG、10%DPGとは、香料の有効成分含量がそれぞれ1質量%、5質量%、10質量%のジプロピレングリコール溶液であることを示す。
フローラル系調合香料処方
(成分) 含有量(質量%)
ベルガモットオイル(天然香料) 2.0
リナリールアセテート 1.5
メチルアンスラニレート 0.2
ペチグレインオイル(天然香料) 0.5
オーランチオール 10%DPG(ヒドロキシシトロネラールとメチルアンスラニレートとのシッフ塩基) 1.0
アミルアリルグリコレート 1%DPG 0.5
ガルバナムオイル 1%DPG(天然香料) 0.1
ブラックカラントバズアブソリュート 10%DPG(天然香料) 1.5
タジェットオイル 10%DPG(天然香料) 0.8
イランイランオイルエキストラ(天然香料) 2.0
ベンジールアセテート 5.0
メチルジヒドロジャスモネート 13.0
シスジャスモン 10%DPG 1.0
ジャスミンアブソリュート(天然香料) 0.5
インドール 5%DPG 0.5
アルファヘキシルシンナミックアルデヒド 1.5
L−シトロネロール 0.5
ローズオイル(天然香料) 0.5
ローズアブソリュート(天然香料) 0.5
ダマセノン 1%DPG 0.5
L−ローズオキサイド 1%DPG 0.5
ジメチルベンジルカーボニルアセテート 1.0
ヒドロキシシトロネラール 3.0
リラール(化合物名:4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセン−1−カーボキシアルデヒド) 3.5
シクラメンアルデヒド(化合物名:2−メチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−プロパノール) 0.5
アルファイソメチルヨノン(化合物名:5−(2,2,6−トリメチル−2−シクロヘキセニル)−3−メチル−3−ブテン−2−オン) 4.0
オリスコンクリート 10%DPG(天然香料) 0.8
メチルオイゲノール 0.5
イソEスーパー(化合物名:7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタハイドロ−1,1,6,7−テトラメチルナフタレン) 2.5
ベルトフィックスクール(化合物名:4−アセチル−トリメチル−6,8α−エタノ−1,2,3,5,6,7,8,8α−オクタヒドロナフタレノン) 4.0
ベチバーアセテート 2.0
サンダルウッドオイル(天然香料) 1.5
バグダノール 10%DPG(化合物名:2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール) 1.0
パチュリーオイル 10%DPG(天然香料) 0.2
エベルニール 10%DPG(化合物名:メチル−2,4−ジヒドロキシ−3,6−ジメチルベンゾエート) 1.5
ガラクソリッド 50%ベンジールベンゾエート(化合物名:4,6,6,7,8,8−ヘキサメチル−1,3,4,6,7,8−ヘキサヒロドシクロペンタベンゾピラン) 10.0
シクロペンタデカノリッド 4.0
ヘリオトロピン 0.5
クマリン 0.5
バニリン 10%DPG 0.5
エチルバニリン 10%DPG 2.5
ラズベリーケトン 10%DPG(化合物名:4−(4−ヒドロフェニル)−2−ブタノン) 0.5
ガンマウンデカラクトン 10%DPG 1.5
ガンマデカラクトン 10%DPG 1.5
ラブダナム アブソリュート 10%DPG(天然香料) 0.5
ジプロピレングリコール 残量

Claims (7)

  1. 下記成分(A)〜(D):
    (A)グリコシルトレハロース 0.10〜1.0質量%、
    (B)一般式(1)
    Figure 0006637924
    (式中、R1は水素原子又は炭素数2〜18のアルキル基を示し、R2、R3及びR4は、同一又は異なって、水素原子又は炭素数2〜18のアシル基を示し、1位の立体構造はα又はβのいずれでも良い)
    で表されるアセチルグルコサミン又はその誘導体、
    (C)カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー、
    (D)3価及び/又は4価の多価アルコール 3〜20質量%
    を含有し、成分(C)に対する成分(B)の質量割合(B)/(C)が、0.219〜0.8である水中油型乳化化粧料。
  2. 成分(C)が、カルボキシビニルポリマー及びアルキル変性カルボキシビニルポリマーを含有する請求項1記載の水中油型乳化化粧料。
  3. さらに、(E)多糖類を含有する請求項1又は2記載の水中油型乳化化粧料。
  4. 成分(C)に対する成分(E)の質量割合(E)/(C)が、0.10〜0.8である請求項3記載の水中油型乳化化粧料。
  5. さらに、(F)2価アルコールを1〜20質量%含有する請求項1〜4のいずれか1項記載の水中油型乳化化粧料。
  6. 成分(D)及び成分(F)の合計含有量に対する成分(A)の質量割合((A)/(D)+(F)が、0.005〜0.125である請求項5記載の水中油型乳化化粧料。
  7. 皮膚に塗布して使用する請求項1〜6のいずれか1項に記載の水中油型乳化化粧料。
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