JP6635962B2 - カーテン開閉装置及びカーテン開閉システム - Google Patents

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Description

本発明は、カーテン開閉装置及びカーテン開閉システムに関する。
例えば家屋の窓に取り付けられたカーテンを自動で開閉できれば便利である。そこで、カーテンレールに取り付け可能で、カーテンレールに沿って移動してカーテンを開閉するカーテン開閉装置が提案されている(特許文献1参照)。
上述のカーテン開閉装置は、カーテンレール上を転動する駆動ローラを回転駆動させる駆動手段と、この駆動手段による駆動力を駆動ローラに伝達する駆動伝達機構を有し、この駆動伝達機構が、駆動ローラをカーテンレールから離間した位置に待機させたり、駆動ローラをカーテンレールに圧接させたりするものである。
特開2005−95364号公報
しかしながら、上述のカーテン開閉装置では、カーテンレールの種類や規格が異なりカーテンレールの厚みが変わるなどして、カーテンレールに取り付けられたランナーと駆動ローラとの間の距離が変化したときに、カーテンレールに対する駆動ローラの押し付け力が大きく変わることが起こり得る。この場合、カーテンレールに対する駆動ローラの押し付け力が不十分になることがあり、この場合、駆動ローラが空回りして、駆動ローラによりカーテンを開けることができないことが起こり得る。
本願発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、カーテンレールの種類に関わらず、カーテン開閉装置によるカーテンの開閉動作を確実に行えるようにすることをその目的の一つとする。
本発明の一態様に係るカーテン開閉装置は、カーテンレールに沿って移動してカーテンを開閉するカーテン開閉装置であって、車輪が設けられた先端部を有し、その先端部をカーテンレールの溝内に挿入して装置本体を前記カーテンレールに着脱するための着脱部材と、カーテンレールの下面に接触して前記カーテンレールに沿って駆動可能な駆動車輪と、前記駆動車輪を保持し、前記カーテンレールの下面に対し昇降自在な昇降部と、前記昇降部を上方に付勢して、前記駆動車輪を前記カーテンレールの下面に押しつけることが可能な弾性部材と、前記弾性部材の付勢に抗して前記昇降部を下降させて、前記駆動車輪を前記カーテンレールの下面から離すことが可能な駆動機構と、を有する。
本態様によれば、弾性部材により昇降部を上方に付勢して、駆動車輪をカーテンレールの下面に押しつけることができるので、カーテンレールの厚みに関わらず、駆動車輪をほぼ一定の力でカーテンレールに押し付けることができる。これにより、カーテンレールの種類に関わらず、カーテン開閉装置によるカーテンの開閉動作を確実に行うことができる。また、弾性部材により昇降部を上方に付勢していても、駆動機構により、弾性部材の付勢に抗して昇降部を下降させて駆動車輪をカーテンレールから離すことができる。これにより、カーテン開閉装置をカーテンレールに取り付けた状態でも、カーテンを手動で簡単に開閉することができる。
前記装置本体は、固定板と、当該固定板に立設されたガイドを有し、前記昇降部は、前記ガイドに沿って昇降し、前記ガイドの前記昇降部と固定板との間に前記弾性部材が介在されていてもよい。
前記駆動機構は、駆動源と、前記駆動源により昇降駆動する昇降駆動部材と、を有し、前記昇降部と前記昇降駆動部材は、互いに係止可能に構成され、互いに係止された状態で前記昇降駆動部材が下降すると、前記昇降部が下降するように構成されていてもよい。
前記昇降駆動部材は、昇降範囲の上限と下限において、その昇降が機械的に規制されていてもよい。
カーテン開閉装置は、前記駆動機構の駆動時に生じる負荷を検出する負荷検出部と、前記負荷検出部により検出された前記駆動機構の負荷が閾値以上になった時に、前記駆動機構の駆動を停止させる駆動制御部と、をさらに有するものであってもよい。
カーテン開閉装置は、前記装置本体に設けられたボタンを有し、そのボタンを操作することにより、前記着脱部材を回転させて前記着脱部材の先端部を前記カーテンレールの溝内に出し入れ可能な第1の状態と前記カーテンレールの溝内に係止可能な第2の状態に切り替え可能なスイッチ機構をさらに有するものであってもよい。
本発明の他の態様に係るカーテン開閉システムは、上記カーテン開閉装置と、前記カーテン開閉装置を遠隔操作可能な端末と、を有する。
本発明によれば、カーテンレールの種類に関わらず、カーテンの開閉動作を確実に行うことができる。
カーテン開閉システムの構成の一例を示す説明図である。 カーテン開閉装置を前方側から見た斜視図である。 カーテン開閉装置を後方側から見た斜視図である。 前方側から見たカーテン開閉装置の内部構造を示す模式図である。 後方側から見たカーテン開閉装置の内部構造を示す模式図である。 カーテン開閉装置の内部構造を示す説明図である。 カーテン開閉装置の内部構造を示す断面図である。 駆動車輪が下方にあるときの駆動機構を示す説明図である。 駆動車輪が上方にあるときの駆動機構を示す説明図である。 駆動車輪がカーテンレールの下面に当接したときの駆動機構を示す説明図である。 スイッチ機構の構成を示す説明図である。 ボタンが押されたときのスイッチ機構の構成を示す説明図である。 カーテン開閉装置の機能ブロック図である。 端末の機能ブロック図である。 端末の開閉方向設定画面の一例を示す説明図である。 端末の開閉操作画面の一例を示す説明図である。 カーテン開閉装置の装着時の様子を示す説明図である。 カーテン開閉装置の着脱部材をカーテンレールの溝に挿入した状態を示す説明図である。 カーテン開閉装置の着脱部材をカーテンレールの溝に係止した状態を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
<カーテン開閉システム>
図1は、カーテン開閉システム1の構成の一例を示す。カーテン開閉システム1は、例えばカーテン開閉装置10と、カーテン開閉装置10を遠隔操作可能な端末11を有している。
<カーテン開閉装置>
カーテン開閉装置10は、カーテンレールAに沿って移動してカーテンBを開閉する装置である。カーテン開閉装置10は、図1乃至図3に示すように装置本体20と、カーテンレールAの下面A1に接触してカーテンレールAに沿って駆動可能な駆動車輪21と、装置本体20をカーテンレールAに着脱するための着脱部材22等を備えている。図2は、カーテン開閉装置10を前面側から見た斜視図であり、図3は、カーテン開閉装置10の裏面側から見た斜視図である。
装置本体20は、例えば樹脂製で外形が略直方体形状を有している。
駆動車輪21は、装置本体20の上部の中央に設けられている。駆動車輪21の上部の一部は、装置本体20の上板25から突出している。図4及び図5に示すように駆動車輪21は、車輪軸21aが装置本体20に対し水平の前後方向に向くように配置されている。駆動車輪21の前方側(図4及び図5のX方向)には、モータ30が配置され、駆動車輪21の車輪軸21aにモータ30の回転軸30aが接続されている。駆動車輪21は、モータ30により回転駆動する。
図4、図6及び図7に示すように駆動車輪21及びモータ30は、昇降部としてのモータブラケット31に保持されている。例えばモータブラケット31は、一部に円筒形状の円筒部31aを有している。円筒部31aは、例えば駆動車輪21とモータ30の間に介在され、駆動車輪21を内側から保持し、モータ30を外側から保持している。円筒部31aは、駆動車輪21を回転自在に保持する。
図6に示すように装置本体20の内部には、略方形で平坦な固定板32が設けられている。この固定板32には、上下に延びる例えば2本の円柱状のガイド33が設けられている。モータブラケット31の下面には、上下方向に延びる図示しない穴が形成されており、この穴にガイド33が嵌め込まれている。これにより、モータブラケット31は、ガイド33に沿って装置本体20に対し昇降自在である。ガイド33における固定板32とモータブラケット31との間には、弾性部材としてのスプリング34が取り付けられている。スプリング34は、装置本体20に対しモータブラケット31を上方に付勢している。この付勢力によって、モータブラケット31に保持された駆動車輪21をカーテンレールAに押し付けることができる。また、下方に向けて駆動車輪21に外力を加えると、駆動車輪21及びモータブラケット31は、スプリング34の付勢力に抗して下降することができる。
図8に示すように装置本体20の内部には、スプリング34の付勢に抗してモータブラケット31を下降させる駆動機構40が設けられている。駆動機構40は、駆動源としてのモータ41と、モータ41により昇降駆動する昇降駆動部材としてのナット42を有している。モータ41には、立設されたリードネジ43が接続されており、リードネジ43にナット42が取り付けられている。モータ41の回転によりリードネジ43が回転し、それによってナット42が上下動する。
モータブラケット31は、一部が下方に突出しおり、その突出部分に平板状の係止部31bを有している。係止部31bには、貫通孔31cが形成され、その貫通孔31cにリードネジ43とナット42が挿通されている。ナット42は、貫通孔31cよりも径が大きい拡径部42aを備えている。拡径部42aは、貫通孔31cよりも上に位置している。ナット42と係止部31bは、互いに係止可能であり、モータ41によりナット42が下がると、ナット42が係止部31bを下方に押して、モータブラケット31及び駆動車輪21が下降する。図9に示すようにナット42が上がると、スプリング34の付勢力によりモータブラケット31及び駆動車輪21が上昇する。図10に示すように駆動車輪21にスプリング34の付勢力よりも大きい下方向の外力が生じると、ナット42と係止部31bの係止が解除されて(ナット42と係止部31bが離れて)、モータブラケット31が下降する。
ナット42(リードネジ43)の上部と下部には、装置本体20に固定された上板50と下板51が設けられており、ナット42は、昇降範囲の上限と下限において、その昇降が機械的に規制される。なお、図9に示すようにナット42が上限の位置にあり、モータブラケット31が最も上方に位置しているときには、駆動車輪21の上面が、少なくとも着脱部材22の車輪22bの下面と同じかそれよりも上の上限高さH1に達する。また、図8に示すようにナット42が下限の位置にあり、モータブラケット31がナット42により下降させられた際には、駆動車輪21の上面が、上限高さH1よりも3mm以上低い下限高さH2に下降する。
着脱部材22は、図2乃至図5に示すように駆動車輪21の左右の両側に設けられている。各着脱部材22は、上下方向に立設する円柱の棒状部22aと、棒状部22aの先端の両側に回転自在に取り付けられた2つ車輪22bを有している。着脱部材22の先端部22cは、T字状になっている。
図4に示すように装置本体20には、着脱部材22の先端部をカーテンレールAの溝A2内に出し入れ可能な第1の状態とカーテンレールAの溝A2内に係止可能な第2の状態に切り替え可能なスイッチ機構60が設けられている。
スイッチ機構60は、装置本体20の前面の表面に長方形状のボタン70を有している。図11に示すようにボタン70には、装置本体20に固定されたバネ71が設けられており、ボタン70はバネ71により装置本体20の前方向(X方向)に付勢されている。ボタン70は、装置本体20の固定板32上の後方向に延びる延設部72を有し、この延設部72が装置本体20の左右に設けられた柱73によって左右方向の動きが規制されている。ボタン70は、前後方向に移動自在であり、手で押されると装置本体20の後方に移動し、その手を離すと装置本体20の前方に移動して元の位置に戻る。
スイッチ機構60は、ボタン70の前後運動を着脱部材22の回転運動に変えるカム74を備えている。カム74は、ボタン70の延設部72の後端部に設けられている。スイッチ機構60は、図12に示すようにボタン70が押されたときに、着脱部材22の先端部22cを、車輪22bが装置本体20の左右方向に向いた状態、すなわちカーテンレールAの溝A2に出し入れ可能な第1の状態にすることができる。スイッチ機構60は、図11に示すようにボタン70が元の位置に戻されたときに、着脱部材22の先端部22cを、車輪22bが装置本体20の前後方向に向いた状態、すなわちカーテンレールAの溝A2内に係止可能な第2の状態にすることができる。
図13には、カーテン開閉装置10の機能ブロック図を示す。カーテン開閉装置10は、モータ30、モータ41に加え、電池等の電源部80と、モータ30、41等の駆動を制御する駆動制御部81と、遠隔操作の際に端末11と通信する通信部82と、負荷検出部83等を備えている。
駆動制御部81や負荷検出部83は、例えば装置本体20に設けられた制御装置によって実現できる。
負荷検出部83は、例えばモータ30や駆動機構40のモータ41の駆動時に生じる負荷を検出する。駆動制御部81は、負荷検出部83により検出された駆動機構40の負荷が閾値以上になった時に、駆動機構40の駆動を停止させる。この閾値には、例えば予め求めておいた、ナット42が上板50又は下板51に当接し移動し終えたときに生じる負荷の値を設定する。また、駆動制御部81は、負荷検出部83により検出されたモータ30の負荷が閾値以上になった時に、モータ30の駆動を停止させる。この閾値には、例えば予め求めておいた、駆動車輪21が移動し終えた(カーテンが開閉し終えた)ときに生じる負荷の値を設定する。
電源部80は、例えば図4に示すように装置本体20の裏面側に設けられている。
<端末>
図1に示す端末11は、カーテン開閉装置10によるカーテンの開閉動作を遠隔操作するための装置である。端末11には、例えばスマートフォン、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)、タブレット端末、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPCなど、無線通信によりカーテン開閉装置10とデータ通信が可能なあらゆる端末装置を用いることができる。
端末11は、記憶部に記憶されたアプリケーション(プログラム)を実行することによってカーテン開閉装置10の開閉動作を遠隔操作できる。端末11は、例えば図14に示すようにカーテン開閉装置10の開閉動作を行う開閉操作部90と、駆動車輪21の回転方向に対するカーテンBの開閉方向を設定する開閉方向設定部91の機能を主に有している。
端末11は、アプリケーションの実行により例えば開閉操作部90と開閉方向設定部91の機能を実現している。開閉方向設定部91は、例えば図15に示すように端末11の表示画面100に開閉方向設定画面101を表示させ、予め定められた特定の方向に駆動車輪21を回転させ装置本体20を移動させ、そのとき実際にカーテンBが動いている方向(開く方向或いは閉まる方向)を開閉方向設定画面101においてユーザに選択させ、その選択された情報に基づいて駆動車輪21の回転方向とカーテンBの開閉方向を同期させて、カーテンBの開閉方向を設定する。開閉操作部90は、例えば図16に示すように端末11の表示画面100に開閉操作画面102を表示させ、ユーザの画面操作に従ってカーテンBを開閉操作する。
<カーテン開閉方法>
次にカーテン開閉システム1を用いたカーテン開閉方法について説明する。初め、カーテン開閉装置10が起動されると、図8に示すようにモータ41によりナット42が最下部の下板51まで下降する。このとき、ナット42の拡径部42aがモータブラケット31の係止部31bに当接しており、ナット42とともにモータブラケット31と駆動車輪21が、スプリング34の付勢に抗して下降する。例えばナット42が下板51まで到達し、負荷検出部83がモータ41の所定の閾値以上の負荷を検出したところで、モータ41が停止する。なお、カーテン開閉装置10の駆動終了時(電源OFF時)にナット42を下降させるようにしてもよく、かかる場合には、カーテン開閉装置10の起動時にナット42を下降させる必要はない。
次にユーザがカーテン開閉装置10をカーテンレールAに取り付ける。このとき、ユーザが図17に示すように装置本体20のボタン70を押す。これにより、スイッチ機構60により装置本体20の2つの着脱部材22の先端部22cが内側に90度回転し、各先端部22cの2つの車輪22bがカーテンレールAの溝A2に沿う方向に並び、先端部22cがカーテンレールAの下面A1の溝A2に挿入可能な第1の状態となる。
次に、ユーザがボタン70を押したまま、図18に示すように着脱部材22の先端部22cをカーテンレールAの溝A2内に挿入する。
次に、ユーザが図19に示すようにボタン70を離す。これにより、スイッチ機構60により着脱部材22の先端部22cが外側に90度回転し、各先端部22cの2つの車輪22bがカーテンレールAの溝A2と直角になる方向に向きを変え、先端部22cがカーテンレールAの溝A2に係止可能な第2の状態となる。この第2の状態で、ユーザが装置本体20から手を離すと、着脱部材22の先端部22cがカーテンレールAの溝A2内に係止され、装置本体20がカーテンレールAに装着される。なお、この装置本体20の装着時に駆動車輪21がナット42により下げられているので、駆動車輪21がカーテンレールAに当接してカーテンレールAからスプリング34による反力を受けることが抑制される。よってユーザは力を入れることなく、装置本体20をカーテンレールAに装着することができる。
次に、例えばユーザが端末11のカーテン開閉用のアプリケーションを起動し、端末11とカーテン開閉装置10との間で通信が行われると、図10に示したようにモータ41によりナット42が上昇する。このときナット42は、最上部の上板50まで上昇する。ナット42が上板50まで到達し、負荷検出部83がモータ41の所定の閾値以上の負荷を検出したところで、モータ41が停止する。このナット42の上昇に伴い、スプリング34の付勢力により、モータブラケット31及び駆動車輪21が上昇し、駆動車輪21がカーテンレールAの下面A1に当接して止まる。こうして、スプリング34の付勢力により駆動車輪21はカーテンレールAの下面A1に押し付けられる。
次に、ユーザが端末11においてカーテン開閉装置10の遠隔操作を行うための初期設定を行う。例えばカーテンBの開閉方向が設定される。ユーザが端末11のアプリケーションを起動すると、例えば図15に示したように端末11の表示画面100にカーテンBの開閉方向設定画面101が表示される。そして、端末11によりカーテン開閉装置10が駆動され、駆動車輪21が予め定められた方向に回転し、装置本体20が特定の方向に移動する。ユーザが、装置本体20により動かされているカーテンBの方向を見て、開閉方向設定画面101において、カーテンBが動いている方向(開く方向或いは閉まる方向)を選択する。その選択された情報に基づいて、端末11において駆動車輪21の回転方向とカーテンBの開閉方向が同期されて、カーテンBの開閉方向が設定される。
次に、必要に応じてユーザが図1に示す端末11を用いてカーテン開閉装置10を遠隔操作する。例えばユーザが図16に示したように端末11の表示画面100に表示された開閉操作画面102を操作することで、端末11からカーテン開閉装置10の通信部82に開閉指示信号が発信される。カーテン開閉装置10では、開閉指示信号を受け取ると、モータ30が駆動し、駆動車輪21が回転して、装置本体20が所望の方向に移動する。この装置本体20に押されてカーテンBが開閉する。
そして、例えば駆動制御部81が、予め設定されている値以上の駆動車輪21の負荷を検出すると、カーテンBが開閉し終えたものとして、駆動車輪21が停止される。
次に、駆動機構40が作動し、図8に示したようにモータ41によりナット42を下降させる。これにより、モータブラケット31が下降し、駆動車輪21がカーテンレールAの下面A1から離される。そして、ナット42が下限の下板51まで移動したところで、モータ41が停止される。このとき、ナット42が下板51まで到達し、負荷検出部83がモータ41の所定の閾値以上の負荷を検出したところで、モータ41が停止される。こうして、駆動車輪21がカーテンレールAの下面から離されると、カーテンBを手動で簡単に開閉することができる。
そして、次にカーテン開閉装置10によりカーテンBを開閉する際には、再びナット42が上限まで移動し、図10に示したようにスプリング34の付勢力によりモータブラケット31が上昇し、その上昇途中で駆動車輪21がカーテンレールAの下面A1に押し付けられる。
本実施の形態によれば、スプリング34によりモータブラケット31を上方に付勢して、駆動車輪21をカーテンレールAの下面A1に押しつけることができるので、カーテンレールAの厚みに関わらず、駆動車輪21をほぼ一定の力でカーテンレールAに押し付けることができる。これにより、カーテンレールAの種類に関わらず、カーテン開閉装置10によるカーテンBの開閉動作を確実に行うことができる。また、スプリング34によりモータブラケット31を上方に付勢していても、駆動機構40により、スプリング34の付勢に抗してモータブラケット31を下降させて駆動車輪21をカーテンレールAから離すことができる。これにより、カーテン開閉装置10をカーテンレールAに取り付けた状態でも、カーテンAを手動で簡単に開閉することができる。
装置本体20は、固定板32と、当該固定板32に立設されたガイド33を有し、モータブラケット31は、ガイド33に沿って昇降し、ガイド33のモータブラケット31と固定板32との間にスプリング34が介在されている。これにより、モータブラケット31の昇降と、モータブラケット31に対する上方への付勢が好適に行われる。
駆動機構40が、モータ41とナット42を有し、モータブラケット31とナット42が、互いに係止可能に構成され、互いに係止された状態でナット42が下降すると、モータブラケット31が下降するように構成されている。これにより、スプリング34の付勢に抗するモータブラケット31の下降を好適に行うことができる。
ナット42は、昇降範囲の上限と下限において、その移動が機械的に規制されるので、ナット42及び駆動車輪21の昇降範囲を確実に規定することができる。
カーテン開閉装置10は、駆動機構40の駆動時に生じる負荷を検出する負荷検出部83と、負荷検出部83により検出された駆動機構40の負荷が閾値以上になった時に、駆動機構40の駆動を停止させる駆動制御部81を有している。これにより、ナット42の駆動を簡単に制御できる。
カーテン開閉装置10が、スイッチ機構60を有し、装置本体20の表面に設けられたボタン70を操作するだけで、着脱部材22を回転させて着脱部材22の先端部22cをカーテンレールAの溝A2内に出し入れ可能な第1の状態と溝A2内に係止可能な第2の状態に切り替えることができるので、カーテン開閉装置10の着脱操作を簡単かつ短時間で行うことができる。
なお、カーテン開閉装置10は、駆動車輪21の駆動時に生じる負荷を検出する負荷検出部と、負荷検出部により検出された駆動車輪21の負荷が、第1の閾値を超えた場合に駆動車輪21の出力を上げ、第1の閾値よりも高い第2の閾値を超えた場合に駆動車輪21を停止させる駆動制御部と、をさらに有するようにしてもよい。かかる場合、装置本体20の移動中に何か障害物に引っ掛かるようなことがあっても駆動車輪21の出力を上げて装置本体20の移動を維持し、また最終的にカーテンが開閉し終えたときには装置本体20を自動で停止させることができる。よって、カーテン開閉装置10の遠隔操作を適正に行うことができる。
上記実施の形態において、カーテン開閉装置10をカーテンレールAに取り付ける際に、予め駆動車輪21の位置を最下部まで下げていたが、図9に示したように駆動車輪21の位置を最上部まで上昇させておいてもよい。かかる場合、例えばモータ41によりナット42を最上部の上板50まで上昇させ、これに伴い、スプリング34の付勢力により、モータブラケット31と駆動車輪21が最上部まで上昇する。そして、着脱部材22の先端部22cをカーテンレールAの溝A2内に挿入して、装置本体20をカーテンレールAに取り付ける際には、図10に示したように駆動車輪21がカーテンレールAの下面A1に当接し反力が生じ、その反力により駆動車輪21が、スプリング34の付勢力に抗して装置本体20側に押し下げられる。このとき、スプリング34の付勢力により駆動車輪21はカーテンレールAの下面A1に押し付けられる。かかる例においても、カーテンレールAの厚みに関わらず、駆動車輪21をほぼ一定の力でカーテンレールAに押し付けることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば上記実施の形態においてカーテン開閉装置10の形や大きさなどは別のものであっても本発明は適用できる。例えば昇降部は、モータブラケット31に限られず他の構成を有するものであってもよい。また弾性部材は、スプリング34に限られない。また駆動機構40も他の構成を有するものであってもよい。着脱部材22、スイッチ機構60の構成もこれに限られない。
本発明は、カーテンレールの種類に関わらず、カーテン開閉装置によるカーテンの開閉動作を確実に行う際に有用である。
1 カーテン開閉システム
10 カーテン開閉装置
11 端末
20 装置本体
21 駆動車輪
22 着脱部材
22b 車輪
22c 先端部
31 モータブラケット
34 スプリング
40 駆動機構
60 スイッチ機構
70 ボタン

Claims (7)

  1. カーテンレールに沿って移動してカーテンを開閉するカーテン開閉装置であって、
    車輪が設けられた先端部を有し、その先端部をカーテンレールの溝内に挿入して装置本体を前記カーテンレールに着脱するための着脱部材と、
    カーテンレールの下面に接触して前記カーテンレールに沿って駆動可能な駆動車輪と、
    前記駆動車輪を保持し、前記カーテンレールの下面に対し昇降自在な昇降部と、
    前記昇降部を上方に付勢して、前記駆動車輪を前記カーテンレールの下面に押しつけることが可能な弾性部材と、
    前記弾性部材の付勢に抗して前記昇降部を下降させて、前記駆動車輪を前記カーテンレールの下面から離すことが可能な駆動機構と、を有する、カーテン開閉装置。
  2. 前記装置本体は、固定板と、当該固定板に立設されたガイドを有し、
    前記昇降部は、前記ガイドに沿って昇降し、
    前記ガイドの前記昇降部と固定板との間に前記弾性部材が介在されている、請求項1に記載のカーテン開閉装置。
  3. 前記駆動機構は、駆動源と、前記駆動源により昇降駆動する昇降駆動部材と、を有し、
    前記昇降部と前記昇降駆動部材は、互いに係止可能に構成され、互いに係止された状態で前記昇降駆動部材が下降すると、前記昇降部が下降するように構成されている、請求項1又は2に記載のカーテン開閉装置。
  4. 前記昇降駆動部材は、昇降範囲の上限と下限において、その昇降が機械的に規制されている、請求項3に記載のカーテン開閉装置。
  5. 前記駆動機構の駆動時に生じる負荷を検出する負荷検出部と、
    前記負荷検出部により検出された前記駆動機構の負荷が閾値以上になった時に、前記駆動機構の駆動を停止させる駆動制御部と、をさらに有する、請求項1〜4のいずれかに記載のカーテン開閉装置。
  6. 前記装置本体に設けられたボタンを有し、そのボタンを操作することにより、前記着脱部材を回転させて前記着脱部材の先端部を前記カーテンレールの溝内に出し入れ可能な第1の状態と前記カーテンレールの溝内に係止可能な第2の状態に切り替え可能なスイッチ機構をさらに有する、請求項1〜5のいずれかに記載のカーテン開閉装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のカーテン開閉装置と、
    前記カーテン開閉装置を遠隔操作可能な端末と、を有する、カーテン開閉システム。
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