JP6635795B2 - 減速機およびロボット - Google Patents

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本発明は、入力軸の回転を減速させて出力する減速機およびそれを用いたロボットに関する。
減速機には、外郭に設けられた内部空間に、潤滑を目的としてグリスが封入されているものがある。このような減速機には、外郭の内部空間と外部空間とを塞ぐ目的で、オイルシールが設けられているものがある。特許文献1には、内部空間の内圧をオイルシールの耐圧範囲内に抑えるために、内部空間と外部空間とを連通させる穴が外郭に形成された構成が開示されている。
特開2011−001899号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された構成では、内部空間と外部空間とを連通させる穴を通してグリスが漏れるおそれがある。内部空間と外部空間とを連通させる穴からのグリスの漏れを防ぎつつ、内部空間の内圧の上昇を抑えるためには、空気は通過可能であるがグリスの通過を阻む部材、例えばフェルトで穴を塞ぐ必要がある。しかしながら、部材の追加による部品点数の増加が問題となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、グリスが封入された内部空間の内圧の上昇を抑えつつ、部品点数を抑えて内部空間からのグリスの漏れを抑えることができる減速機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる減速機は、回転可能とされた入力軸の回転を減速して出力させる減速機であって、入力軸と、入力軸が貫通された外郭体と、を備える。外郭体は、入力軸の一部が露出する内部空間を有する。入力軸には、入力軸の一端から他端に向けて形成された第1の穴と、入力軸の内部空間への露出面から第1の穴に向けて形成されて第1の穴と連通された第2の穴とが設けられている。
本発明にかかる減速機によれば、グリスが封入された内部空間の内圧の上昇を抑えつつ、部品点数を抑えて内部空間からのグリスの漏れを抑えることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる減速機を用いた関節構造の概略構成を示す断面図 図1に示すII−II線に沿った矢視断面図 図1に示す関節構造を用いたロボットの概略構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる減速機およびロボットを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる減速機を用いた関節構造の概略構成を示す断面図である。図2は、図1に示すII−II線に沿った矢視断面図である。この関節構造には、関節構造の外殻を構成する筐体2,3と、減速機1と、クロスローラベアリング5と、ボールベアリング6,7と、オイルシール8,9と、キー10とが備えられる。
減速機1は、サーキュラスプライン1a、フレクスプライン1b、およびウェーブジェネレータ1cを備える波動減速機である。減速機1は、さらに入力軸4を備える。
入力軸4は、ウェーブジェネレータ1cに固定されている。具体的には、図2に示すように、入力軸4は、ウェーブジェネレータ1cに形成された穴16に挿通される。穴16にはキー溝15が形成され、入力軸4に嵌め込まれたキー10がキー溝15と嵌合する。キー10がキー溝15と嵌合することで、入力軸4の空回りが防がれる。なお、キー10とキー溝15との嵌合によらず、入力軸4にDカット部を設けて、入力軸4の空回りを防いでも構わない。
フレクスプライン1bとウェーブジェネレータ1cとが、減速機1の外殻体を構成する。フレクスプライン1bとウェーブジェネレータ1cとの間には内部空間17が形成され、入力軸4の一部が内部空間17に露出する。この内部空間17のうち、フレクスプライン1bとウェーブジェネレータ1cとが当接する領域を含んだ領域が、グリスの塗布されたグリス塗布領域13となる。グリス塗布領域13は、内部空間17のなかでも入力軸4から入力軸4の径方向外側に離れた領域となっている。
筐体2は、サーキュラスプライン1aに固定されている。筐体3は、フレクスプライン1bに固定されている。筐体2と筐体3との間には、クロスローラベアリング5が設けられる。筐体2は、クロスローラベアリング5の内輪に固定されている。筐体3は、クロスローラベアリング5の外輪に固定されている。
なお、筐体2がクロスローラベアリング5の外輪に固定され、筐体3がクロスローラベアリング5の内輪に固定されていても構わない。また、筐体2と筐体3との間に設けられるベアリングはクロスローラベアリング5に限られず、アキシアル荷重とラジアル荷重とモーメント荷重とを支持できるベアリングであればよい。例えば、クロスローラベアリング5に代えて1対のアンギュラベアリングを用いてもよい。
入力軸4は、筐体2に固定されたボールベアリング6と筐体3に固定されたボールベアリング7とで回転可能に支持されている。ウェーブジェネレータ1cおよびキー10は、入力軸4とともに回転する。オイルシール8は、筐体2に固定されて、筐体2と入力軸4との間を封止している。オイルシール9は、筐体3に固定され、筐体3と筐体2との間を封止している。
減速機1を用いた関節構造では、入力軸4を回転させると、入力軸4が固定されたウェーブジェネレータ1cが回転する。ウェーブジェネレータ1cの回転は、減速機1によって減速されてフレクスプライン1bに出力される。すなわち、フレクスプライン1bは、ウェーブジェネレータ1cよりも遅い回転速度で回転する。そして、フレクスプライン1bに固定された筐体3は、フレクスプライン1bと同じ回転速度で回転する。すなわち、この関節構造では、入力軸4の回転が減速されて筐体3に伝達される構成となっている。
次に、減速機1においてグリス塗布領域13に塗布されたグリスが内部空間17から漏れるのを防ぐための構成について説明する。
減速機1においては、入力軸4の一端4aから他端4bに向けて第1の穴11が形成されている。第1の穴11は、入力軸4が回転する際の中心軸Cと重なる。入力軸4の一端4aは、減速機1の外部空間に露出している。
また、入力軸4には、内部空間17への露出面4cから第1の穴11に向けて形成されて、第1の穴11と連通する第2の穴12が設けられる。また、第1の穴11に向けて形成される第2の穴12の始点12aは、キー10が設けられる位置と同位相であり、ウェーブジェネレータ1cに形成されたキー溝15と対向する位置となっている。これにより、減速機1の内部空間17と外部空間とが、第1の穴11と第2の穴12とによって連通される。
このように、減速機1の内部空間17と外部空間とが、第1の穴11と第2の穴12とによって連通されることで、減速機1の内部空間17の内圧の上昇を抑えることができる。これにより、内部空間17の内圧をオイルシール8,9の耐圧範囲内に抑えることができる。
また、グリス塗布領域13から離れた入力軸4に第1の穴11および第2の穴12が形成されているので、グリス塗布領域13に塗布されたグリスが、減速機1の姿勢に関わらず第1の穴11および第2の穴12に到達しにくくなっている。そのため、内圧の上昇を抑えるために設けられた第1の穴11および第2の穴12からグリスが外部空間に漏れにくくなっている。したがって、第1の穴11の出口、すなわち入力軸4の一端4a部分にグリスを吸収させる部材が不要となり、部品点数を抑えることが可能となる。
また、第2の穴12の始点12aが、ウェーブジェネレータ1cに形成されたキー溝15と対向する位置となっているため、入力軸4とキー溝15との隙間を通らなければグリスは第2の穴12に到達できない。したがって、グリス塗布領域13に塗布されたグリスが、減速機1の姿勢に関わらず第1の穴11および第2の穴12に到達しにくくなっている。
また、第1の穴11が入力軸4の回転の中心軸Cと重なっており、その第1の穴11に向けて第2の穴12が形成されているので、入力軸4が回転した場合には、第2の穴12に侵入したグリスには始点12aに向かう遠心力が働く。したがって、第2の穴12に侵入したグリスは、入力軸4が回転すれば始点12aを通して内部空間17に排出される。そのため、第1の穴11および第2の穴12を通して外部空間にグリスが漏れることをより確実に抑制することができる。
なお、第2の穴12の始点12aは、ウェーブジェネレータ1cに形成されたキー溝15および穴16と対向しない位置であってもよい。すなわち、始点12aの位置が、図1に示すよりも他端4b側にずれていてもよい。キー溝15穴16と対向する位置に始点12aを設ける場合に比べてグリスが始点12aに到達しやすくなるものの、グリス塗布領域13から離れた入力軸4に第2の穴12が形成されていることには変わりがなく、第2の穴12に侵入したグリスを遠心力によって排出することもできるので、第1の穴11および第2の穴12を通してグリスが漏れることを抑えることが可能である。
また、キー10を用いずに入力軸4にDカット部を設けている場合には、そのDカット部に第2の穴12の始点12aを設け、穴16の内壁面と始点12aとを対向させてもよい。
また、本実施の形態1では、波動減速機を例に挙げて説明したが、グリスが封入された内部空間17を有する減速機であれば、波動減速機以外の減速機にも本発明の構成を適用することが可能である。
図3は、図1に示す関節構造を用いたロボットの概略構成を示す図である。ロボット30は、動力部である電動機31で減速機1の入力軸4を回転させる。そして、入力軸4の回転に基づく減速機1からの出力、すなわち、筐体3の回転によって、筐体3に連結された回転出力部である腕部32が回転する。ロボット30は、図1に示した関節構造を用いているので、関節部分での内部空間17の内圧の上昇を抑えつつ、部品点数を抑えて内部空間17からのグリスの漏れを抑えることができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 減速機、1a サーキュラスプライン、1b フレクスプライン(外郭体)、1c ウェーブジェネレータ(外郭体)、2,3 筐体、4 入力軸、4a 一端、4b 他端、5 クロスローラベアリング、6,7 ボールベアリング、8,9 オイルシール、10 キー、11 第1の穴、12 第2の穴、12a 始点、13 グリス塗布領域、15 キー溝、16 穴、17 内部空間、30 ロボット、31 電動機(動力部)、32 腕部(回転出力部)、C 中心軸。

Claims (5)

  1. 回転可能とされた入力軸の回転を減速して出力させる減速機であって、
    前記入力軸と、
    前記入力軸が貫通される貫通穴が形成された外郭体と、を備え、
    前記外郭体は、前記入力軸の一部が露出する内部空間を有し、
    前記貫通穴の内面と前記入力軸の外周面とが対向する領域の一部には前記内部空間に通じる隙間が形成され、
    前記入力軸には、前記入力軸の一端から他端に向けて形成された第1の穴と、前記入力軸の前記隙間への露出面から前記第1の穴に向けて形成されて前記第1の穴と連通された第2の穴とが設けられていることを特徴とする減速機。
  2. 前記隙間は、前記貫通穴に設けられたキー溝によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の減速機。
  3. 前記隙間は、前記入力軸に設けられたDカット部によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の減速機。
  4. 前記外郭体は、前記貫通穴が形成されたウェーブジェネレータと、前記ウェーブジェネレータとの間に前記内部空間を形成するフレクスプラインと、を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の減速機。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の減速機と、
    前記入力軸を回転させる動力部と、
    前記入力軸の回転に基づく前記減速機からの出力によって回転する回転出力部と、を備えることを特徴とするロボット。
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