JP6635570B1 - 薄帯の搬送装置及び搬送巻取装置 - Google Patents
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Abstract
Description
従来のアモルファスリボンの搬送巻取装置は、特許文献1に記載の如く、コアンダノズルの吹出しスリットから吹出される圧力流体がコアンダ効果によってコアンダ壁面に沿うように流れる圧力流体の沿面流によって、アモルファスリボンを誘導して搬送する搬送装置と、搬送装置によって搬送されてくるアモルファスリボンを巻取コアに巻取る巻取装置とを有して構成されている。
(a)薄帯の搬送装置において、供給元から飛翔してくる等によって両側のコアンダノズルの間の空間に送給されてくる薄帯は、両側のコアンダノズルから吹出されて搬送経路に沿う方向に薄帯の速度より速い流れをなす圧力流体の沿面流に挟まれつつ、該搬送経路に誘導されて搬送可能にされる。このとき、各コアンダノズルにおいては、小ギャップの吹出しスリットから高速で吹出された圧力流体が、周辺流体を大量に誘引し、同量の圧力流体流を得るために必要とされる圧力流体量の大幅な削減を図るとともに、薄く均一で高速のカーテン状層流を生成可能にする。
(b)上下一対をなす両側のコアンダノズルうちの下側のコアンダノズルの下流側に他のコアンダノズルを配置することにより、複数のコアンダノズルが搬送経路に沿う長い範囲に渡って隣接設置されるものになり、各コアンダノズルが生成する圧力流体の高速沿面流を搬送経路に沿う長い範囲に渡って連続化できる。これにより、薄帯は、搬送経路に沿う長い範囲に渡って安定的に誘導されて搬送されるものになる。
(c)薄帯の搬送装置において、コアンダノズルのコアンダ壁面が、吹出しスリットから吹出される圧力流体の吹出し軸の方向から徐々に離れる凸面をなすものであり、コアンダノズルにおける安定したコアンダ効果を発揮できる。
(d)薄帯の搬送装置において、コアンダノズルのそれぞれが、該コアンダノズルのノズル本体に接続される風送ガイドを備え、各コアンダノズルの吹出しスリットから吹出されてコアンダ壁面に沿う圧力流体の沿面流が、該風送ガイドの風送面に沿う沿面流となって更に流れる。従って、各コアンダノズルがそのノズル本体に接続された風送ガイドとともに、圧力流体の高速沿面流の生成範囲を長尺化でき、当該コアンダノズルによって搬送経路に沿う一定長範囲に安定した高速沿面流を生成できる。
(e)薄帯の搬送巻取装置において、巻取コアの周囲に沿う複数位置のそれぞれに複数の巻付流体ノズルが配置される。そして、巻付流体ノズルが薄帯の速度より速い圧力流体の旋回流を巻取コアの周囲に沿う薄帯の巻付方向に向けて生成するとともに、巻取コアを薄帯の速度より速い周速で回転させることにより、薄帯を巻取コアの周囲に沿って安定的に送給できる。
(f)薄帯の搬送巻取装置において、巻取コアの周囲に配置されるラッパー装置は、巻取コアの外周面を包んで該外周面との間に圧力流体の旋回流路を形成する円弧状のラッパーガイドを有し、ラッパーガイドにおいて巻取コアの外周面に臨む複数位置のそれぞれに巻付流体ノズルが設置される。これにより、各巻付流体ノズルが吹出す圧力流体は、ラッパー装置のラッパーガイドが巻取コアの外周面との間に形成する旋回流路に吹出され、巻取コアの周囲に上述(e)の旋回流を安定的に生成し、薄帯を巻取コアの周囲に沿って安定的に送給できる。
(g)上述(f)のラッパー装置のラッパーガイドは、巻取コアの外周面との間で、圧力流体の旋回流路を形成する閉じ位置と、該旋回流路を開放する開放位置とに切換設定可能にされ、開き位置に切換えられた状態で巻取コアに近接する巻付作業位置から待機位置に離隔する側に移動されて該巻取コアの周囲に薄帯の巻太り空間を形成し、薄帯を巻取コアに継続して巻取り可能にする。
搬送装置100は、図2に示す如く、キャストドラム11から巻取コア210へ送給される薄帯1の搬送経路の入口側で、薄帯剥離エアノズル12に相対する位置に、上下両側のコアンダノズル111A、112Aが配置され、各コアンダノズル111A、112Aの下流端には風送ガイド111、112が接続されている。上下のコアンダノズル111A、112A及びそれらに接続された上下の風送ガイド111、112は、薄帯1の搬送経路を挟んで鉛直方向に沿う上下両側2位置のそれぞれに配置されて上下一対をなすものとされる。
(a)薄帯1の搬送装置100において、供給元から飛翔してくる等によって両側のコアンダノズル111A、112Aの間の空間に送給されてくる薄帯1は、両側のコアンダノズル111A、112Aから吹出されて搬送経路に沿う方向に薄帯1の速度より速い流れをなす圧力エアの両側の沿面流(一側の沿面流F1、F2と他側の沿面流F1、F2)に挟まれつつ、該搬送経路に誘導されて搬送可能にされる。このとき、各コアンダノズル111A、112Aにおいては、小ギャップの吹出しスリットから高速で吹出された圧力エアが、周辺空気を大量に誘引し、同量の圧力流体流を得るために必要とされる圧縮空気量の大幅な削減を図るとともに、薄く均一で高速のカーテン状層流を生成可能にする。
巻取装置200は、図3、図4に示す如く、搬送装置100によって搬送されてきた薄帯1を巻取コア210に巻取る。巻取コア210は、架台201の上に設置されている台車202に支持され、台車202の移動によって薄帯1の巻付けが開始される巻付作業位置と、巻付けられた薄帯1をその後継続して巻取る巻取位置とに切換設定される。
(e)薄帯1の搬送巻取装置10において、巻取コア210の周囲に沿う複数位置のそれぞれに複数の巻付流体ノズル234A乃至234Eが配置される。そして、巻付流体ノズル234A乃至234Eが薄帯1の速度より速い圧力エアの旋回流を巻取コア210の周囲に沿う薄帯1の巻付方向に向けて生成するとともに、巻取コア210を薄帯1の速度より速い周速で回転させることにより、薄帯1を巻取コア210の周囲に沿って安定的に送給できる。
10 薄帯搬送巻取装置
20 コアンダノズル
22 吹出しスリット
30 ノズル本体
34 コアンダ壁面
100 搬送装置
111、112、113、114、115 風送ガイド
111A、112A、113A、114A、115A コアンダンノズル
200 巻取装置
210 巻取コア
230 ラッパー装置
230F 旋回流路
231、232 ラッパーガイド
234A乃至234E 巻付流体ノズル
Claims (8)
- コアンダノズルの吹出しスリットから吹出される圧力流体がコアンダ効果によってコアンダ壁面に沿うように流れる圧力流体の沿面流によって、薄帯を誘導して搬送する薄帯の搬送装置において、
薄帯が供給元から供給先へ送給される薄帯の搬送経路の入口側で、薄帯の搬送方向に対して鉛直方向に沿う上下2位置のそれぞれに配置されて一対をなす両側のコアンダノズルを有し、
両側のコアンダノズルの間の空間に飛翔して送給されてくる薄帯の飛翔先端部は、両側のコアンダノズルから吹出される圧力流体が、薄帯の搬送経路の入口側に配置されている該両側のコアンダノズルの周辺空気を大量に引き込みつつ、該両側のコアンダノズルのコアンダ壁面に沿って該薄帯の上記搬送経路に沿う方向に該薄帯の速度より速い流れのカーテン状の沿面流を生成する状態下で、該両側のコアンダノズルのコアンダ壁面に沿う両側の上記沿面流の流れに挟まれて該搬送経路に誘導されて搬送可能にされることを特徴とする薄帯の搬送装置。 - 前記両側のコアンダノズルが鉛直方向に沿う上下2位置のそれぞれに配置されて上下一対をなすとき、下側のコアンダノズルに隣接して搬送経路に沿う下流側に配置される他のコアンダノズルを更に有し、該下流側に配置されたコアンダノズルの側に搬送されてくる薄帯が、該コアンダノズルから吹出されて搬送経路に沿う方向に薄帯の速度より速い流れをなす圧力流体の流れによって、該搬送経路に沿うより下流側に更に搬送可能にされる請求項1に記載の薄帯の搬送装置。
- 前記コアンダノズルのコアンダ壁面が、吹出しスリットから吹出される圧力流体の吹出し軸の方向から徐々に離れる凸面をなす請求項1又は2に記載の薄帯の搬送装置。
- 前記コアンダノズルのそれぞれが、該コアンダノズルのノズル本体に接続される風送ガイドを備え、
各コアンダノズルの吹出しスリットから吹出されてコアンダ壁面に沿う圧力流体の沿面流が、該風送ガイドの風送面に沿う沿面流となって更に流れる請求項1乃至3のいずれか一項に記載の薄帯の搬送装置。 - 前記薄帯がアモルファスリボンである請求項1乃至4のいずれか一項に記載の薄帯の搬送装置。
- 前記コアンダノズルの吹出しスリットから吹出される圧力流体がコアンダ効果によってコアンダ壁面に沿うように流れる圧力流体の沿面流によって搬送されてきた薄帯を巻取コアに巻取る巻取装置を有してなり、
巻取装置は、
巻取コアの周囲に沿う複数位置のそれぞれに複数の巻付流体ノズルを配置し、
巻付流体ノズルが薄帯の速度より速い圧力流体の旋回流を巻取コアの周囲に沿う薄帯の巻付方向に向けて生成するとともに、巻取コアを薄帯の速度より速い周速で回転させることで、巻取コアの周囲に沿って送給されて該巻取コアを1周した薄帯の先端部が後続する薄帯の中間部と該巻取コアとの間に入ってグリップされて該巻取コアに巻付け可能とされる請求項1乃至5のいずれか一項に記載の薄帯の搬送装置。 - 前記巻取装置が巻取コアの周囲に配置されるラッパー装置を有し、
ラッパー装置は、巻取コアの外周面を包んで該外周面との間に圧力流体の旋回流路を形成する円弧状のラッパーガイドを有し、ラッパーガイドにおいて巻取コアの外周面に臨む複数位置のそれぞれに巻付流体ノズルを設置してなる請求項6に記載の薄帯の搬送装置。 - 前記ラッパー装置のラッパーガイドが、巻取コアの外周面との間で、圧力流体の旋回流路を形成する閉じ位置と、該旋回流路を開放する開放位置とに切換設定可能にされ、開き位置に切換えられた状態で巻取コアに近接する巻付作業位置から待機位置に離隔する側に移動されて該巻取コアの周囲に薄帯の巻太り空間を形成可能にする請求項7に記載の薄帯の搬送装置。
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JP2019116234A JP6635570B1 (ja) | 2019-06-24 | 2019-06-24 | 薄帯の搬送装置及び搬送巻取装置 |
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JP2019116234A Active JP6635570B1 (ja) | 2019-06-24 | 2019-06-24 | 薄帯の搬送装置及び搬送巻取装置 |
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