JP6635300B2 - 音管を支持体に吊り下げるための吊下部材および音管が吊り下げられる支持体 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態としてのチャイム1(「チューブラーベル」とも呼ばれる)の全体構成を示す全体構成図である。図1は、チャイム1を前方から見た様子を示している。ここで、前方とは、演奏時において演奏者からチャイム1を見た際の手前側、すなわち、図1の紙面に対して垂直上方側のことをいう。同様に、演奏者からチャイム1を見た際の後側、すなわち、図1の紙面に対して垂直下方側のことを後方という。また、本明細書においては、特に記載がない限り、上下左右の各方向を、演奏時において演奏者からチャイム1を見た際の方向として規定する。
図3は、音管10を吊り下げるための吊下部材40の構成を示す説明図である。図3(a)は、吊下部材40の全体構成を示している。吊下部材40は、ワイヤー41と、ワイヤー41の両端に固定された球状の先端部42と、ゴム等の弾性材料で形成された2つのブッシュ43とを有している。ワイヤー41としては、通常、金属製のワイヤー芯材の外周を樹脂で被覆した樹脂被覆ワイヤーが使用される。先端部42は、ワイヤー41を挿入するための孔が設けられた金属製の球形部材を準備し、当該球形部材にワイヤー41を挿入した後、球形部材をかしめることによりワイヤー41に固定される。この先端部42の外径は、音管10に設けられた貫通穴の内径よりも小さく設定される。なお、球形部材は、必ずしも金属製である必要はなく、樹脂製とすることも可能である。樹脂製の球形部材は、ワイヤー41の先端に樹脂を一体成形することにより、ワイヤー41の先端に固定することができる。この場合、球状部材とワイヤー41との接合をより強固なものとするため、ワイヤー41の先端を折り曲げたり、ほぐしたりしたうえで、樹脂の一体成形を行うのが好ましい。
図4は、吊下部材40を音管10に取り付ける様子を示す説明図である。なお、図4では、音管10については音管10の中心軸が通る面で切断した断面で図示している。図4に示すように、音管10は、円筒状の管体11と、管体11の上端部に嵌め込まれたキャップ12とを有している。管体11には、キャップ12の下端よりも下側の位置において、2つの貫通穴18,19が管体11の中心軸に対して対称となる位置に設けられている。
図5は、吊下部材40が取り付けられた音管10をハンガーピン33,34に吊り下げた様子を示す説明図である。図5(a)は、音管10が吊り下げられたハンガー30を鉛直上方から見た様子を示しており、図5(b)は、音管10が吊り下げられた前方ピン33を前方から見た様子を示している。図5(b)では、音管10については、音管10の中心軸が通る面で切断した断面で図示するとともに、前方ピン33については、その一部を凹部331の左右方向の中心を通る面(図5(a)の二点鎖線A−A)で切断した部分断面で図示している。また、図5(b)では、ハンガーバー32および後方ピン34の図示を省略している。なお、後方ピン34に音管10を吊り下げた状態は、後方ピン34がハンガーバー32から鉛直上方に立ち上がっている他は、前方ピン33に音管10を吊り下げた状態と同様である。そのため、後方ピン34の具体的な形状と、音管10を後方ピン34に吊り下げる態様とについては、その説明を省略する。
本発明は上記実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
上記実施形態では、吊下部材40の先端部42を球状としているが、吊下部材の先端部の形状は、必ずしも球状である必要はない。一般的に、音管10は、音管10に取り付けられた吊下部材の先端部をハンガーピンに設けられた凹部に掛けることが可能であれば、音管10をハンガーピンに吊り下げることができる。そのため、吊下部材の先端部の形状は、例えば、楕円体状、円柱状、円錐体状、あるいは、立方体状としても良い。これらの場合、凹部の形状は、先端部の形状に合わせて適宜変更される。また、先端部の形状を棒状部材を折り曲げたフック状にすることも可能である。この場合、凹部は、折り曲げられた先端が挿入できれば良いため、凹部は必ずしも有底である必要はない。但し、音管10の着脱の際に先端部が凹部に引っ掛かることを抑制して、音管の脱着をより容易にすることができる点で、先端部は球状にするのが好ましい。
上記実施形態では、隣接する音管10を吊り下げる際に、吊下部材40の対向する位置にある先端部42を1つのハンガーピン33,34に取り付けているが、隣接する音管10に取り付けられた吊下部材40の先端部42を別個のハンガーピンに取り付けるものとしても良い。この場合、本実施形態におけるハンガーピン33,34を左右2つに分割し、分割したハンガーピンのそれぞれに、隣接する音管10に取り付けられた吊下部材40の先端部42を取り付ければ良い。
上記実施形態では、前方および後方の音管10を、単一のハンガーバー32に形成された前方ピン33および後方ピン34に吊り下げているが、前方の音管10と、後方の音管10とを別個のハンガーバーに形成されたハンガーピンに吊り下げることも可能である。この場合、ハンガーとして、前方ピン側のみにハンガーピンが設けられた2つのハンガーバーを前後および上下に離間して配置したものを用いれば良い。
上記実施形態においては、本発明が適用されるチャイムとして、前方と後方との2列に音管10が配列されたチャイム1を示しているが、本発明は、音管10が一列に配列されたチャイム、あるいは、単一の音管10のみを有するチャイム等にも適用することができる。また、本発明は、チャイム(チューブラーベル)に限らず、管状の発音体である音管を支持体に吊り下げる種々の楽器に適用することができる。
Claims (5)
- 音管を支持体に吊り下げるための吊下部材であって、
前記吊下部材は、前記吊下部材の一端から前記音管に設けられた貫通穴に通すことができるように構成されており、
前記音管は、前記吊下部材を前記貫通穴に通すとともに、前記吊下部材の先端部を前記支持体に設けられた凹部に掛けることにより、前記支持体に吊り下げられる、
吊下部材。 - 前記吊下部材の前記先端部は、前記貫通穴の貫通方向に沿った方向において前記凹部に掛けられる、請求項1記載の吊下部材。
- 前記吊下部材の前記先端部は、球状である、請求項1または2記載の吊下部材。
- 請求項1ないし3のいずれか記載の吊下部材であって、さらに、
前記貫通穴に嵌め込まれるブッシュを有している、
吊下部材。 - 請求項1ないし4のいずれか記載の吊下部材を用いて、2つの音管が吊り下げられる支持体であって、
前記支持体に設けられた前記凹部は、前記2つの音管を吊り下げる前記吊下部材の2つの先端部を収容するように構成されており、
前記2つの先端部は、前記2つの音管の配列方向に並んだ状態で前記凹部に収容される、
支持体。
Priority Applications (1)
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JP2016057317A JP6635300B2 (ja) | 2016-03-22 | 2016-03-22 | 音管を支持体に吊り下げるための吊下部材および音管が吊り下げられる支持体 |
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JP2016057317A JP6635300B2 (ja) | 2016-03-22 | 2016-03-22 | 音管を支持体に吊り下げるための吊下部材および音管が吊り下げられる支持体 |
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