JP6634263B2 - 顕微鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、顕微鏡の技術に関する。
レーザ走査型顕微鏡は、動物の脳を3次元的に観察する有用な手段である。従来は、マウスのような小動物がレーザ走査型顕微鏡を用いた観察の主要な対象物であったが、近年では、レーザ走査型顕微鏡は、より大きな動物、例えば、霊長類の脳観察にも利用されている。
霊長類の脳を観察する場合には、霊長類をステージに正立させた状態で観察が行われる。この場合、顕微鏡は、顕微鏡の視野を互いに直交するxyz軸方向に移動できるだけではなく、対物レンズの向きを変えて様々な方向から対象物を観察することができると便利である。対物レンズの向きを変更可能な顕微鏡は、例えば、特許文献1に記載されている。
特開2005−202338号公報
ところで、視野の移動を機械的な構成により実現する場合、視野の移動に伴い振動が生じることがある。特に、対物レンズ又はステージの移動により視野を対物レンズの光軸方向(以降、対物レンズの光軸方向を単に光軸方向と記す)へ移動する場合には、振動が発生しやすい。振動が画像取得中に生じると画質へ悪影響が及んでしまう。このため、対物レンズ及びステージを移動させることなく、光軸方向へ走査することができる技術が望まれている。
以上のような実情を踏まえ、本発明は、対物レンズの光軸方向への走査に伴う振動の発生を抑制する顕微鏡を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、照明光を出射する光源部と、前記照明光が入射する対物レンズと、前記対物レンズと前記光源部の間の照明光路上に配置された焦点可変光学系と、前記焦点可変光学系と前記対物レンズの間の照明光路上に配置された、前記照明光の照明光軸を前記対物レンズの光軸に向ける反射光学系と、前記対物レンズの光軸と直交する回転軸周りに前記対物レンズ及び前記反射光学系を回転させる回転手段と、前記光源部と前記焦点可変光学系との間に配置された、前記照明光で前記対物レンズの光軸と直交する方向にサンプルを走査する走査部と、前記走査部と前記焦点可変光学系との間に配置された、結像レンズと、前記焦点可変光学系を前記対物レンズの射出瞳位置又は前記射出瞳位置近傍に投影するリレー光学系と、を備える顕微鏡を提供する。
本発明の別の態様は、照明光を出射する光源部と、前記照明光が入射する対物レンズと、前記対物レンズと前記光源部の間の照明光路上に配置された焦点可変光学系と、前記焦点可変光学系と前記対物レンズの間の照明光路上に配置された、前記照明光の照明光軸を前記対物レンズの光軸に向ける反射光学系と、前記対物レンズの光軸と直交する回転軸周
りに前記対物レンズ及び前記反射光学系を回転させる回転手段と、前記焦点可変光学系のパワーをモニターするモニター手段を備え、前記モニター手段でモニターされたパワーに基づいて、前記焦点可変光学系のパワーが一定に維持されるように前記焦点可変光学系を制御するパワー安定化手段と、を備える顕微鏡を提供する。
本発明によれば、対物レンズの光軸方向への走査に伴う振動の発生を抑制する顕微鏡を提供することができる。
実施例1に係る顕微鏡100の構成を例示した図である。 顕微鏡100に含まれるガルバノミラー2と対物レンズ10の間の光学素子を一直線上に並べて示した図である。 実施例2に係る顕微鏡101の構成を例示した図である。 顕微鏡101に含まれるガルバノミラー2と対物レンズ10の間の光学素子を一直線上に並べて示した図である。 回転部12と調整部23の構成を例示した図である。 実施例3に係る顕微鏡102の構成を例示した図である。 顕微鏡102に含まれるガルバノミラー2と対物レンズ10の間の光学素子を一直線上に並べて示した図である。 顕微鏡102に含まれるオフセットレンズ34と焦点可変レンズ6aの位置関係について説明した図である。 実施例4に係る顕微鏡103の構成を例示した図である。 顕微鏡103に含まれるオフセットレンズ35と焦点可変レンズ6aの位置関係について説明した図である。 実施例5に係る顕微鏡104の構成を例示した図である。 顕微鏡104に含まれるガルバノミラー2と対物レンズ10の間の光学素子を一直線上に並べて示した図である。 実施例6に係る顕微鏡105の構成を例示した図である。 実施例7に係る顕微鏡106の構成を例示した図である。 実施例8に係る顕微鏡107の構成を例示した図である。 実施例9に係る顕微鏡108の構成を例示した図である。 実施例10に係る顕微鏡109の構成を例示した図である。 実施例11に係る顕微鏡110の構成を例示した図である。 実施例12に係る顕微鏡111の構成を例示した図である。 実施例13に係る顕微鏡112の構成を例示した図である。 実施例14に係る顕微鏡113の構成を例示した図である。 実施例15に係る顕微鏡114の構成を例示した図である。
[実施例1]
図1は、本実施例に係る顕微鏡100の構成を例示した図である。図2は、顕微鏡100に含まれるガルバノミラー2と対物レンズ10の間の光学素子を一直線上に並べて示した図である。顕微鏡100は、サンプルSを走査して画像を取得するレーザ走査型顕微鏡であり、例えば、サンプルSにレーザ光である照明光(励起光)を照射してサンプルSからの蛍光を検出する多光子励起蛍光顕微鏡である。
顕微鏡100は、図1に示すように、照明光を出射する光源部1と、光源部1から出射した照明光の光路(照明光路)上に、走査部4と、結像レンズ5と、焦点可変レンズ6と、リレー光学系9と、対物レンズ10を備える。
光源部1は、レーザ光を出射するレーザを含むレーザユニットである。光源部1は、例えば、赤外域のパルスレーザを備える。光源部1と焦点可変レンズ6との間に配置された走査部4は、光源部1から入射したレーザ光で対物レンズ10の光軸と直交する方向にサンプルSを走査する。走査部4は、ガルバノミラー2と、ガルバノミラー2と結像レンズ5の間に配置され、対物レンズ10の射出瞳をガルバノミラー2又はガルバノミラー2の近傍に投影する瞳投影レンズ3と、を備える。走査部4に含まれるスキャナは、ガルバノミラー2に限らず、例えば、レゾナントスキャナであってもよい。結像レンズ5は、走査部4と焦点可変レンズ6との間に配置され、瞳投影レンズ3と結像レンズ5は、ガルバノミラー2を焦点可変レンズ6又は焦点可変レンズ6の近傍に投影するリレー光学系を構成する。
焦点可変レンズ6は、対物レンズ10と光源部1の間の照明光路上に配置された、可変する焦点距離を有する可変焦点光学系である。焦点可変レンズ6は、電気的に調整可能なレンズ(Electrically Tunable Lens)であり、典型的にはレンズ表面又は液体の界面の形状が変化する液体レンズである。焦点可変レンズ6は、望ましくは、対物レンズ10の射出瞳と光学的に共役な位置(以降、瞳共役位置CPと記す)又はその近傍、即ち、ガルバノミラー2と光学的に共役な位置又はその近傍、に配置される。これにより、焦点可変レンズ6の焦点距離の変化に起因する倍率の変化及び収差の発生を抑えることができる。さらに、焦点可変レンズ6は、顕微鏡100が水平面上に配置されたときに、焦点可変レンズ6の光軸が鉛直方向に向くように配置される。これにより、重力によって生じるレンズ形状の変形(特に、光軸と非対称に生じる変形)を抑えることができる。このため、レンズ形状の変形に起因する収差(特に、歪曲収差)の発生を抑えることができる。また、焦点可変レンズ6の焦点距離は、例えば、負の値から正の値までの間で変化する。
リレー光学系9は、焦点可変レンズ6を対物レンズ10の射出瞳位置P又はその近傍に投影する光学系であり、正のパワーを有する。リレー光学系9は、それぞれ正のパワーを有する、第1のレンズ群であるレンズ7と、第2のレンズ群であるレンズ8とを備える。レンズ7とレンズ8は、それぞれ複数枚のレンズで構成されてもよい。レンズ8は、レンズ7の対物レンズ10の側の焦点位置(つまり、レンズ7の焦点位置のうち対物レンズ10に近い方の焦点位置)上に、光源部1の側の焦点位置(つまり、レンズ8の焦点位置のうち光源部1に近い方の焦点位置)を有するように、配置される。また、レンズ7の焦点距離はレンズ8の焦点距離と等しい。即ち、レンズ7とレンズ8からなるリレー光学系9は、4f光学系であり、焦点可変レンズ6を射出瞳位置P又はその近傍に等倍(1倍)で投影するように構成される。なお、レンズ7とレンズ8の焦点距離は短すぎないことが望ましい。焦点距離が短すぎると、これらのレンズと後述する中間像Mとの距離が短くなり、さらにレンズ7とレンズ8の間には中間像Mが形成されるが、その中間像位置の変動量は、中間像Mの倍率の二乗に比例する。このため、フォーカスがずれるとレーザ光がレンズ7またはレンズ8に集光し、レーザ光が集光したレンズがダメージを受ける、または、レンズに生じた傷、付着した塵芥が像に映りこんでしまう虞がある。また、リレー光学系の倍率が等倍であれば、対物レンズ10から焦点可変レンズ6までの構成を既存の顕微鏡へ容易に適用することが可能となる。
対物レンズ10は、サンプルSに照射するための照明光が入射する無限遠補正型の対物レンズである。対物レンズ10は、乾燥系対物レンズであっても液浸系対物レンズであってもよい。
顕微鏡100は、図1及び図2に示すように、照明光路上にさらに、照明光軸IXの方向を変更する複数の反射光学系(ミラー19、ミラー20、ダイクロイックミラー33)を備えている。複数の反射光学系は、いずれもパワーを有しない。
ミラー19は、結像レンズ5と焦点可変レンズ6の間の光路上に配置され、ミラー19の入射光軸と出射光軸とが直交するように照明光軸IXの方向を変更する。より詳細には、ミラー19は、ミラー19の出射光軸が鉛直方向に向くように配置される。ミラー20は、焦点可変レンズ6とレンズ7の間の光路上に配置され、ミラー20の入射光軸と出射光軸とが直交するように照明光軸IXの方向を変更する。即ち、ミラー20は、ミラー20の出射光軸が鉛直方向と直交する方向に向くように配置される。ダイクロイックミラー33は、光源部1から出射したレーザ光が反射しサンプルSからの蛍光が透過する波長反射率特性を有する。ダイクロイックミラー33は、焦点可変レンズ6と対物レンズ10の間の照明光路上(より詳細には、レンズ8と対物レンズ10の間)に配置され、照明光軸IXを対物レンズ10の光軸に向けるように照明光軸IXの方向を変更する。
本明細書において、照明光軸とは、照明光の光束の中心軸のことである。また、ある光学系に入射するときの照明光軸をその光学系の入射光軸と記し、ある光学系から出るときの照明光軸をその光学系の出射光軸と記す。なお、照明光がスキャナによって偏向される場合には、照明光軸は、図2に示す光束L1のような対物レンズ10の光軸上に集光する照明光の光束の中心軸をいうものとする。図2に示す光束L1と光束L2は、それぞれガルバノミラー2により異なる方向に偏向された照明光の光束を示している。光束L1は、対物レンズ10の光軸上に集光する光束であり、光束L2は、対物レンズ10の光軸からずれた位置に集光する光束である。なお、焦点可変レンズ6で標本面の集光位置をずらすと球面収差が発生する。球面収差があると像の明るさが暗くなるので、その影響を減らすために光束を有る程度絞ることが望ましい。射出瞳位置Pにおける光束L1の径は、瞳径の70%以下、特に50%程度に設計することが望ましい。ここで、光束の径は、強度が軸上での強度の1/eになる径である。
顕微鏡100は、図2に示すように、ミラー19と焦点可変レンズ6の間の距離を調整する調整部21を備える。調整部21は、例えば、照明光路上にある焦点可変レンズ6以降(焦点可変レンズ6から対物レンズ10まで)の光学素子を収容した鏡筒及び/又はフレームなどの収容体を鉛直方向に移動するためのリニアガイドである。調整部21は、利用者が手動で鉛直方向に動かすように構成されてもよく、利用者の指示に従って電動で動くように構成されてもよい。調整部21は、観察部位を探すときなど、主に視野を大きく動かすときに使用される。
顕微鏡100は、図1及び図2に示すように、レーザ光が照射されたサンプルSからの蛍光の検出光路上に、対物レンズ10と、ダイクロイックミラー33と、入射端集光レンズ11と、光ファイバー13と、ノンデスキャン検出部18を備える。光ファイバー13の入射端14は、対物レンズ10、ダイクロイックミラー33、入射端集光レンズ11を収容する回転部12に固定され、光ファイバー13の出射端15は、出射端集光レンズ16と光検出器17を備えるノンデスキャン検出部18に固定される。光検出器17は、サンプルSからの蛍光を検出するノンデスキャン検出器であり、例えば、光電子増倍管(PMT)である。なお、回転部12とノンデスキャン検出部18を光ファイバー13で接続する構成は、回転部12を軽量化することができるという点で特に望ましい。また、回転部12とノンデスキャン検出部18を光ファイバー13で分離することで、サンプルS上部のスペースが広くとれるため、サンプルSの配置や操作の自由度が高めることが可能となる。
顕微鏡100は、図1に示すように、さらに、回転部12を備える。回転部12は、対物レンズ10、ダイクロイックミラー33、及び入射端集光レンズ11を回転軸RX周りに回転させる回転手段である。回転軸RXは、対物レンズ10の光軸と直交する回転軸であり、ミラー20の出射光軸、即ち、リレー光学系9の光軸と一致している。回転部12は、対物レンズ10、ダイクロイックミラー33、入射端集光レンズ11を収容する鏡筒を備える。その鏡筒が回転軸RX周りに回転することで、鏡筒内に収容された対物レンズ10、ダイクロイックミラー33及び入射端集光レンズ11も回転軸RX周りに回転し、対物レンズ10の向きが変化する。
顕微鏡100では、光源部1から出射したレーザ光は、ガルバノミラー2へ平行光束の状態で入射する。ガルバノミラー2で反射したレーザ光は、瞳投影レンズ3及び結像レンズ5によりビーム径が調整された後に、ミラー19へ平行光束の状態で入射する。ここで、平行光束とは、光束径が変化しない光束のことであり、例えば、主光線とマージナル光線が互いに平行な光束をいう。
ミラー19で反射したレーザ光は、鉛直方向に向けられた光軸を有する焦点可変レンズ6に入射し、焦点可変レンズ6の焦点距離に応じて光束の状態が調整される。焦点可変レンズ6を通過した略平行光束のレーザ光は、ミラー20で反射し、レンズ7によりレンズ7とレンズ8の間に中間像Mを形成する。中間像Mが形成される位置は、焦点可変レンズ6の焦点距離に応じて変化する。図2に示す変動域Rは、中間像Mが形成され得る範囲を示している。レーザ光は、その後、レンズ8により再び略平行光束に変換され、ダイクロイックミラー33を介して対物レンズ10に入射し、サンプルSに照射される。
レーザ光が照射されたサンプルSからの蛍光は、対物レンズ10に取り込まれ、その後、ダイクロイックミラー33を透過して入射端集光レンズ11に入射する。対物レンズ10と焦点可変レンズ6の間に配置されたダイクロイックミラー33は、サンプルSを反射したレーザ光とサンプルSからの蛍光とを分離する蛍光分離部であり、分離した蛍光はノンデスキャン検出部18で検出される。より詳細には、入射端集光レンズ11によって光ファイバー13の入射端14に集められた蛍光は、光ファイバー13を通って出射端15から出力され、ノンデスキャン検出部18に入射する。ノンデスキャン検出部18に入射した蛍光は、出射端集光レンズ16によって光検出器17に導かれる。光検出器17は、検出した蛍光の光量に応じた信号を出力する。
顕微鏡100は、ガルバノミラー2でサンプルSを2次元に走査することで、光検出器17からの信号に基づいてサンプルSの2次元の画像データを生成する。さらに、対物レンズ10と光源部1の間に配置された焦点可変レンズ6の焦点距離を変更してサンプルSを光軸方向へ走査することで、異なる深さを対象とした複数の2次元の画像データを生成する。これにより、複数の2次元の画像データからサンプルSの3次元情報を得ることができるため、サンプルSの3次元的な観察が可能となる。
また、顕微鏡100では、ダイクロイックミラー33は回転部12によって対物レンズ10とともに回転軸RX周りに回転する。このため、対物レンズ10の向きが変化しても、ダイクロイックミラー33によって照明光を対物レンズ10の光軸に向けることができる。従って、顕微鏡100によれば、対物レンズ10の向きを変更して様々な方向からサンプルSを容易に観察することができる。
また、顕微鏡100では、光軸方向へのサンプルSの走査が焦点可変レンズ6により実現される。焦点可変レンズ6は、高速に焦点距離を変更することができるため、顕微鏡100によれば、焦点可変レンズ6の焦点距離を変更することで、対物レンズ10及び/又はステージなどサンプルS付近の構造物を機械的に動かすことなく、光軸方向への走査を実現することができる。このため、光軸方向への走査に伴う振動の発生を大幅に抑制することができる。さらに、光軸方向への走査の高速化を図ることができる。さらに、焦点可変レンズ6による走査では、対物レンズ10又はステージによる走査とは異なり、対物レンズ10の向きによらず常に対物レンズ10の光軸方向へ行われる。このため、焦点可変レンズ6を備えた顕微鏡100によれば、振動を抑制する効果に加えて、光軸方向への確実な走査を実現することができる。
[実施例2]
図3は、本実施例に係る顕微鏡101の構成を例示した図である。図4は、顕微鏡101に含まれるガルバノミラー2と対物レンズ10の間の光学素子を一直線上に並べて示した図である。顕微鏡101は、顕微鏡100と同様に、レーザ走査型顕微鏡であり、例えば、多光子励起蛍光顕微鏡である。顕微鏡101は、焦点可変レンズ6と対物レンズ10の間の光学系の構成が顕微鏡100とは異なる。その他の点は、顕微鏡100と同様である。
顕微鏡101は、図3及び図4に示すように、焦点可変レンズ6と対物レンズ10の間の照明光路上に、3つの反射光学系(ミラー31、ミラー32、ダイクロイックミラー33)を備える。第1の反射光学系であるミラー31、第2の反射光学系であるミラー32、第3の反射光学系であり蛍光分離部であるダイクロイックミラー33は、焦点可変レンズ6に近い側から順に配置されている。ミラー31とミラー32は、それぞれ入射光軸と出射光軸が直交するように、照明光軸IXの方向を変更する。また、ミラー31とミラー32は、ミラー31の入射光軸と出射光軸とを含む第1の平面(yz平面)とミラー32の入射光軸と出射光軸とを含む第2の平面(xy平面)とが直交するように、配置される。また、ミラー19は、ミラー19の入射光軸と出射光軸を含む平面(xz平面)が第1の平面と第2の平面の両方に直交するように、配置される。
顕微鏡101は、さらに、図4に示すように、ミラー31ミラー32の間の距離を調整する第1の調整手段である調整部22と、ミラー32とダイクロイックミラー33の間の距離を調整する第2の調整手段である調整部23と、を備える。調整部22は、焦点可変レンズ6がパワーを持たない状態で略平行光束が通過するミラー31とレンズ7の間の距離を調整するように構成され、調整部23は、同じく略平行光束が通過するレンズ8とダイクロイックミラー33の間の距離を調整するように構成される。調整部22、調整部23を略平行光束が通過する部分に置くことで、レンズ間の距離の変動による像リレーへの影響を抑えることができる。光軸方向への像の走査のため焦点可変レンズ6にパワーを持たせた場合には、調整部22、調整部23を収斂または発散光束が通過するため、調整部22、調整部23による距離変動により像リレーに影響が出るが、この構成ではその影響を最小限にすることができる。
図5は、回転部12と調整部23の構成を例示した図である。回転部12は、図5に示すように、例えば、対物レンズ10の光軸と直交する回転軸RX周りに回転する鏡筒24を備える。回転軸RXは、ミラー32の出射光軸と一致している。鏡筒24には、対物レンズ10、ダイクロイックミラー33、入射端集光レンズ11が収容され、さらに、光ファイバー13の入射端14が固定される。鏡筒24は、回転軸RXと平行な方向に摺動する可動フレーム27に回転自在に嵌め合わされている。回転部12では、鏡筒24に形成された回転ガイド25が可動フレーム27に形成された円環状の溝にガイドされることにより、鏡筒24の安定した回転が実現されている。
調整部23は、図5に示すように、例えば、レール28とスライダ29からなるリニアガイドである。調整部23は、固定フレーム26と可動フレーム27の間に設けられる。固定フレーム26は、レンズ8を収容するフレームであり、レール28は、固定フレーム26の外側面に、回転軸RXと平行な方向(レンズ8の光軸方向)に向けて取り付けられる。可動フレーム27は、鏡筒24を回転自在に支持するフレームであり、スライダ29は、可動フレーム27の内側面に、回転軸RXと平行な方向に向けて取り付けられる。可動フレーム27は、スライダ29がレール28上でスライドすることで、回転軸RXと平行な方向に、鏡筒24と一体となって摺動する。これにより、レンズ8とダイクロイックミラー33の間の距離が調整される。なお、調整部21及び調整部22の構成例については図示しないが調整部23に類似した構成を有している。調整部21及び調整部22は、例えば、リニアガイドであってもよい。
顕微鏡101によっても、顕微鏡100と同様の効果を得ることができる。また、顕微鏡101によれば、調整部21に加えて、調整部22及び調整部23を備えているため、視野を3次元に大きく動かすことができる。このため、例えば、霊長類などの大きな観察対象物を観察する場合であっても、観察対象物を固定した状態で観察部位を容易に探す出すことができる。
[実施例3]
図6は、本実施例に係る顕微鏡102の構成を例示した図である。図7は、顕微鏡102に含まれるガルバノミラー2と対物レンズ10の間の光学素子を一直線上に並べて示した図である。図8は、顕微鏡102に含まれるオフセットレンズ34と焦点可変レンズ6aの位置関係について説明した図である。顕微鏡102は、顕微鏡100及び顕微鏡101と同様に、レーザ走査型顕微鏡であり、例えば、多光子励起蛍光顕微鏡である。顕微鏡102は、焦点可変レンズ6の代わりに焦点可変レンズ6a及びオフセットレンズ34を備える点、及び、リレー光学系9の代わりにリレー光学系9aを備える点が、顕微鏡101とは異なる。その他の点は、顕微鏡101と同様である。
焦点可変レンズ6aは、焦点距離が正の値の範囲で変化し負の値を有しない点が焦点可変レンズ6とは異なる。焦点可変レンズ6の代わりに正又は負の一方にしか変化しない焦点可変レンズを用いると、焦点可変レンズによる光軸方向への走査中に対物レンズ10の射出瞳位置Pへ入射する光束の状態が収斂状態又は発散状態の一方に偏ってしまうため、望ましくない。そこで、顕微鏡102は、射出瞳位置Pへ入射する光束の状態が収斂状態又は発散状態の一方に偏ってしまうことを防止するために、焦点可変レンズ6aの近傍にオフセットレンズ34を設ける。
オフセットレンズ34は、負のパワーを有する前方オフセットレンズ群であり、焦点可変レンズ6aの焦点距離が変化することで、オフセットレンズ34と焦点可変レンズ6aの合成焦点距離が負の値から正の値までの間で変化するように、ガルバノミラー2と焦点可変レンズ6aの間に配置される。具体的には、オフセットレンズ34は、図8に示すように、焦点可変レンズ6aが所定の焦点距離を有するときに、焦点可変レンズ6aのガルバノミラー2の側の焦点位置がオフセットレンズ34のガルバノミラー2の側の焦点位置FP1と一致するように、配置される。これにより、焦点可変レンズ6aが所定の焦点距離を有するときに、オフセットレンズ34及び焦点可変レンズ6aは、オフセットレンズ34に入射した平行光束を異なる光束径を有する平行光束に変換することができる。また、オフセットレンズ34及び焦点可変レンズ6aは、焦点可変レンズ6aの焦点距離を所定の焦点距離よりも短くすることで、オフセットレンズ34に入射した平行光束を収斂光束に変換し、焦点可変レンズ6aの焦点距離を所定の焦点距離よりも長くすることで、オフセットレンズ34に入射した平行光束を発散光束に変換することができる。なお、所定の焦点距離は、焦点可変レンズ6aの焦点距離が変化する範囲(変動範囲)の中心付近であることが望ましい。所定の焦点距離を変動範囲の中心付近に設定することで、標本面上の焦点位置の可変範囲を、プラス方向(対物レンズから焦点位置が離れる方向)とマイナス方向(対物レンズに集光位置が近づく方向)で均一にすることができる。
リレー光学系9aは、焦点可変レンズ6aを対物レンズ10の射出瞳位置P又はその近傍に投影する光学系であり、正のパワーを有する。リレー光学系9aは、それぞれ正のパワーを有する、第1のレンズ群であるレンズ7aと、第2のレンズ群であるレンズ8aとを備える。レンズ7aとレンズ8aは、それぞれ複数枚のレンズで構成されてもよい。レンズ8aは、レンズ7aの対物レンズ10の側の焦点位置上に、光源部1の側の焦点位置を有するように、配置される。即ち、リレー光学系9aは、両側テレセントリックな光学系である。なお、リレー光学系9aは、焦点可変レンズ6を射出瞳位置P又はその近傍に投影する倍率が、リレー光学系9とは異なっている。
顕微鏡102は、以下の条件式(1)を満たすように構成される。ここで、f1はレンズ7aの焦点距離であり、f2はレンズ8aの焦点距離であり、foはオフセットレンズ34の焦点距離であり、fvはオフセットレンズ34の走査部4の側の焦点位置と焦点可変レンズ6aの走査部4の側の焦点位置が一致しているときの焦点可変レンズ6aの焦点距離である。
−fv/fo×f2/f1=1 ・・・(1)
条件式(1)を満たすことで、顕微鏡102は、射出瞳位置Pがガルバノミラー2に投影される倍率を、顕微鏡101と同じ倍率に維持することができる。
顕微鏡102によれば、焦点距離が正の値の範囲で変化し負の値を有し得ない焦点可変レンズを用いた場合であっても、顕微鏡101と同様の効果を得ることができる。
[実施例4]
図9は、本実施例に係る顕微鏡103の構成を例示した図である。図10は、顕微鏡103に含まれるオフセットレンズ35と焦点可変レンズ6aの位置関係について説明した図である。顕微鏡103は、顕微鏡100から顕微鏡102と同様に、レーザ走査型顕微鏡であり、例えば、多光子励起蛍光顕微鏡である。顕微鏡103は、オフセットレンズ34の代わりにオフセットレンズ35を備える点、及び、リレー光学系9aの代わりにリレー光学系9bを備える点が、顕微鏡102とは異なる。その他の点は、顕微鏡102と同様である。
オフセットレンズ35は、負のパワーを有する後方オフセットレンズ群であり、焦点可変レンズ6aの焦点距離が変化することで、焦点可変レンズ6aとオフセットレンズ35の合成焦点距離が負の値から正の値までの間で変化するように、焦点可変レンズ6aと対物レンズ10の間に配置される。具体的には、オフセットレンズ35は、図10に示すように、焦点可変レンズ6aが所定の焦点距離を有するときに、焦点可変レンズ6aの対物レンズ10の側の焦点位置がオフセットレンズ35の対物レンズ10の側の焦点位置FP2と一致するように、配置される。
リレー光学系9bは、焦点可変レンズ6aを対物レンズ10の射出瞳位置P又はその近傍に投影する光学系であり、正のパワーを有する。リレー光学系9bは、負のパワーを有するオフセットレンズ35と、正のパワーを有する第1のレンズ群であるレンズ7bと、正のパワーを有する第2のレンズ群であるレンズ8bとを備える。オフセットレンズ35、レンズ7b、レンズ8bは、それぞれ複数枚のレンズで構成されてもよい。レンズ8bは、レンズ7bの対物レンズ10の側の焦点位置上に、光源部1の側の焦点位置を有するように、配置される。即ち、レンズ7b及びレンズ8bからなる光学系は、両側テレセントリックな光学系である。なお、リレー光学系9bは、焦点可変レンズ6を射出瞳位置P又はその近傍に投影する倍率が、リレー光学系9とは異なっている。
顕微鏡103は、以下の条件式(2)を満たすように構成される。ここで、f1はレンズ7bの焦点距離であり、f2はレンズ8bの焦点距離であり、foはオフセットレンズ35の焦点距離であり、fvはオフセットレンズ35の対物レンズ10の側の焦点位置と焦点可変レンズ6aの対物レンズ10の側の焦点位置が一致しているときの焦点可変レンズ6aの焦点距離である。
−fo/fv×f2/f1=1 ・・・(2)
条件式(2)を満たすことで、顕微鏡103は、射出瞳位置Pがガルバノミラー2に投影される倍率を、顕微鏡101と同じ倍率に維持することができる。
顕微鏡103によれば、焦点距離が正の値の範囲で変化し負の値を有し得ない焦点可変レンズを用いた場合であっても、顕微鏡101と同様の効果を得ることができる。
[実施例5]
図11は、本実施例に係る顕微鏡104の構成を例示した図である。図12は、顕微鏡104に含まれるガルバノミラー2と対物レンズ10の間の光学素子を一直線上に並べて示した図である。顕微鏡104は、顕微鏡100から顕微鏡103と同様に、レーザ走査型顕微鏡であり、例えば、多光子励起蛍光顕微鏡である。顕微鏡104は、焦点可変レンズ6の代わりに焦点可変レンズ6aを備える点、及び、リレー光学系9の代わりにリレーレンズ36を備える点が、顕微鏡101とは異なる。その他の点は、顕微鏡101と同様である。
焦点可変レンズ6aは、正の値の範囲で変化する焦点距離を有する焦点可変レンズであり、実施例3及び実施例4で上述した焦点可変レンズである。リレーレンズ36は、正のパワーを有し、焦点可変レンズ6aを対物レンズ10の射出瞳位置P又はその近傍に投影するリレー光学系である。リレーレンズ36は、焦点可変レンズ6aを射出瞳位置Pに等倍で投影するように構成されることが望ましい。つまり、リレーレンズ36は、焦点可変レンズ6aと対物レンズ10からそれぞれリレーレンズ36の焦点距離の2倍(2f)だけ離れた位置に配置されることが望ましい。リレーレンズ36は、複数枚のレンズから構成されてもよい。焦点可変レンズ6a及びリレーレンズ36は、焦点可変レンズ6aが所定の焦点距離を有するとき、特にリレーレンズ36と同じ焦点距離の時に焦点可変レンズ6aに入射した平行光束を略平行光束に変換するように構成される。なお、焦点可変レンズ6a及びリレーレンズ36は、焦点可変レンズ6aの焦点距離が変動範囲の中心付近であるときに、入射光が平行光束に変換されるように構成されることが望ましい。これにより、射出瞳位置Pに入射する光束の過剰な収斂又は発散を抑制することができる。
調整部22は、略平行光束が通過するリレーレンズ36とミラー32の間の距離を調整するように構成される。調整部23は、同じく略平行光束が通過するミラー32とダイクロイックミラー33の間の距離を調整するように構成される。調整部22及び調整部23は、例えば、リニアスライダである。
顕微鏡104によれば、焦点距離が正の値の範囲で変化し負の値を有し得ない焦点可変レンズを用いた場合であっても、顕微鏡101と同様の効果を得ることができる。また、顕微鏡104によれば、リレーレンズ36と対物レンズ10の間の距離を長くとることができ、実施例2−4と比較して調整部22、調整部23を対物レンズ10の近くに置くことができる。
[実施例6]
図13は、本実施例に係る顕微鏡105の構成を例示した図である。顕微鏡105は、レーザ走査型顕微鏡であり、例えば、ディスク走査型の共焦点顕微鏡である。顕微鏡105は、走査部4の代わりに回転ディスク38を備える点、入射端集光レンズ11、光ファイバー13、及びノンデスキャン検出部18の代わりに、リレー光学系30(リレーレンズ30a、リレーレンズ30b)、ダイクロイックミラー37及び光検出器40を備える点が、顕微鏡100とは異なる。
顕微鏡105は、さらに、回転部12の代わりに回転部39を備える。回転部39は、入射端集光レンズ11が収容されていない点、ダイクロイックミラー33の代わりにミラー(図示しない)が収容される点が回転部12とは異なるが、対物レンズ10の光軸と直交する回転軸RX周りに回転する点は、回転部12と同様である。
ダイクロイックミラー37は、光源部1から出射したレーザ光が反射し、サンプルSからの蛍光が透過する波長反射率特性を有する。回転ディスク38は、光源部1と焦点可変レンズ6との間に配置された、レーザ光で対物レンズ10の光軸と直交する方向にサンプルSを走査する走査部であり、結像レンズ5の光源部1の側の焦点面に配置されている。回転ディスク38には、スリット状又はピンホール状の開口が形成されている。光検出器40は、二次元イメージセンサである。リレー光学系30は、回転ディスク38を光検出器40に投影する。光検出器40は、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサであってもよく、CMOS(Complementary MOS)イメージセンサであってもよい。顕微鏡105では、回転ディスク38に形成された開口と光学的に共役な位置から生じた蛍光は、回転ディスク38、リレー光学系30及びダイクロイックミラー37を通過して光検出器40で検出される。このため、回転ディスク38が結像レンズ5の光軸と略直交する回転軸周りに回転することで、サンプルSが走査される。
顕微鏡105によっても、顕微鏡100と同様の効果を得ることができる。なお、顕微鏡105は、顕微鏡100をディスク走査型の共焦点顕微鏡に変形したものであるが、顕微鏡101から顕微鏡104をディスク走査型の共焦点顕微鏡に変形してもよい。即ち、ディスク走査型の共焦点顕微鏡は、焦点可変レンズと対物レンズ10の間に3つの反射光学系を備えても良く、また、焦点可変レンズに加えて、負のパワーを有するオフセットレンズを備えてもよい。
[実施例7]
図14は、本実施例に係る顕微鏡106の構成を例示した図である。顕微鏡106は、レーザ走査型顕微鏡であり、例えば、多光子励起蛍光顕微鏡である。顕微鏡106は、レーザ光をシフトするビームシフト部41と、ビームシフト部41を制御するシフト制御部であるコントローラ44と、記憶部45とを備える点が、顕微鏡101とは異なる。その他の点は、顕微鏡101と同様である。
ビームシフト部41は、光源部1と走査部4の間に配置されている。ビームシフト部41は、ミラー42とミラー43を備え、ミラー42とミラー43は、それぞれ入射光軸又は出射光軸と平行な方向に移動自在に配置されている。
コントローラ44は、レーザ光が対物レンズ10の射出瞳の中心へ入射するように、ビームシフト部41(ミラー42、ミラー43)を制御する。つまり、ミラー42及びミラー43の位置を変更する。より具体的には、コントローラ44は、記憶部45に格納されているビームシフト部41の設定情報に基づいて、レーザ光が対物レンズ10の射出瞳の中心へ入射するように、ビームシフト部41を制御する。記憶部45には、例えば、レーザ光の波長と焦点可変レンズ6の焦点距離と焦点可変レンズ6に入射するビーム径との組み合わせ毎に、レーザ光が対物レンズ10の射出瞳の中心へ入射するときのミラー42及びミラー43の位置情報が格納されている。
顕微鏡106によっても、顕微鏡101と同様の効果を得ることができる。また、顕微鏡106によれば、焦点可変レンズ6の光軸が照明光軸IXに厳密に一致していない場合であっても、焦点可変レンズ6のパワーの変動によって生じるレーザ光の位置のずれをビームシフト部41で補償することができる。従って、焦点可変レンズ6のパワーによらず対物レンズ10の射出瞳の中心にレーザ光を入射させることができるため、サンプルSの走査位置を正確に制御することができる。
なお、多光子励起用IRレーザ(赤外域のパルスレーザ)は、レーザ波長の変更や再起動等によりビーム光がシフトする。ビームシフト部41は、この多光子励起用IRレーザとの組合せ時に、シフトするビーム光を対物レンズ中心に入射させるように調整することが可能である。このビームシフト部41による調整により、対物レンズに入射するビーム光が大きな球面収差が生じるレンズ開口付近側にシフトすることを防げることができる。このため、ビームシフト部41は、焦点可変レンズ6で焦点位置をずらすことによって変化する球面収差の影響により像の明るさが低下することを抑制することに重要な役割を果たす。
[実施例8]
図15は、本実施例に係る顕微鏡107の構成を例示した図である。顕微鏡107は、レーザ走査型顕微鏡であり、例えば、多光子励起蛍光顕微鏡である。顕微鏡107は、コントローラ44及び記憶部45の代わりに、ハーフミラー46、ビーム位置検出部47及びコントローラ48を備える点が、顕微鏡106とは異なる。その他の点は、顕微鏡106と同様である。
ハーフミラー46は、焦点可変レンズ6を通過したレーザ光の一部を照明光路外に導くビーム分離部であり、対物レンズ10と焦点可変レンズ6の間に配置されている。ビーム位置検出部47は、ハーフミラー46で反射したレーザ光を検出する2次元イメージセンサであり、レーザ光を検出することでレーザ光が入射した位置を検出する。
コントローラ48は、ビーム位置検出部47での検出結果に基づいて、レーザ光が対物レンズ10の射出瞳の中心へ入射するように、ビームシフト部41(ミラー42、ミラー43)を制御する。つまり、ミラー42及びミラー43の位置を変更する。
顕微鏡107によっても、顕微鏡106と同様の効果を得ることができる。
[実施例9]
図16は、本実施例に係る顕微鏡108の構成を例示した図である。顕微鏡108は、レーザ走査型顕微鏡であり、例えば、多光子励起蛍光顕微鏡である。顕微鏡108は、回転部12の代わりに回転部49を備える点、調整部21が対物レンズ10とダイクロイックミラー33の間に設けられている点が、顕微鏡101とは異なる。その他の点は、顕微鏡101と同様である。
回転部49は、対物レンズ10、ダイクロイックミラー33(図示しない)、入射端集光レンズ11、レンズ8及びミラー32(図示しない)を回転軸RX周りに回転させる回転手段である。回転軸RXは、対物レンズ10の光軸と直交する回転軸であり、ミラー31(図示しない)の出射光軸、即ち、リレー光学系9の光源部1の側の光軸と一致している。回転部49は、対物レンズ10、ダイクロイックミラー33、入射端集光レンズ11、レンズ8及びミラー32を収容する鏡筒を備える。ミラー32とダイクロイックミラー33は、ミラー32の入射光軸と出射光軸とを含む第2の平面とダイクロイックミラー33の入射光軸と出射光軸とを含む第3の平面とが直交するように、鏡筒内に配置される。その鏡筒が回転軸RX周りに回転することで、鏡筒内に収容された対物レンズ10、ダイクロイックミラー33、入射端集光レンズ11、レンズ8及びミラー32も回転軸RX周りに回転し、対物レンズ10の向きが変化する。
顕微鏡108によっても、顕微鏡101と同様の効果を得ることができる。また、顕微鏡108によれば、対物レンズ10の向きを変更しても、対物レンズ10の光軸方向と、調整部22及び調整部23による視野の移動方向の直交関係が維持される。さらに、調整部21が対物レンズ10とダイクロイックミラー33の間に配置されているため、調整部21による視野の移動方向と調整部22及び調整部23による視野の移動方向の直交関係も維持される。従って、対物レンズ10の向きによらず、焦点可変レンズ6、調整部21、調整部22、調整部23によって、3次元的な視野の移動を容易に行うことができる。
[実施例10]
図17は、本実施例に係る顕微鏡109の構成を例示した図である。顕微鏡109は、レーザ走査型顕微鏡であり、例えば、多光子励起蛍光顕微鏡である。顕微鏡109は、光刺激手段を備える点、及び、刺激光を照射する状態と励起光を照射する状態の間での切り替えに同期して焦点可変レンズ6の焦点距離を変更する手段を備える点が、顕微鏡100とは異なる。具体的には、顕微鏡109は、光源部50と、出力制御部51と、走査部54と、ダイクロイックミラー55と、出力制御部51を制御するコントローラ56と、焦点可変レンズ6を制御する焦点距離制御部59とを更に備える点が、顕微鏡100とは異なる。その他の点は、顕微鏡100と同様である。なお、出力制御部は、たとえば 音響光学変調器(Acoust Optic Modulator、以降AOMと記す)やメカニカルシャッタであってもよい。
光源部50は、光源部1から出射される照明光とは異なる波長の刺激光(第2の照明光)を出射する第2の光源部である。出力制御部51は、コントローラ56の制御に基づいて光シャッターとして機能する。
走査部54は、ガルバノミラー52と、ガルバノミラー52と結像レンズ5の間に配置され、対物レンズ10の射出瞳をガルバノミラー52又はガルバノミラー52の近傍に投影する瞳投影レンズ53と、を備える。瞳投影レンズ53と結像レンズ5は、ガルバノミラー52を焦点可変レンズ6又は焦点可変レンズ6の近傍に投影するリレー光学系を構成する。
ダイクロイックミラー55は、刺激光を照明光路に導くビーム合成部であり、光源部1と焦点可変レンズ6の間に配置される。ダイクロイックミラー55は、刺激光が反射し励起光が透過する波長反射率特性を有する。
コントローラ56は、出力制御部51を制御して、刺激光がダイクロイックミラー55へ入射する状態と刺激光がダイクロイックミラー55へ入射しない状態とを切り替える状態制御部である。
焦点距離制御部59は、コントローラ57とドライバ58を備え、コントローラ56による出力制御部51の状態の切り替えに同期して焦点可変レンズ6の焦点距離を一定量変更する。より詳細には、コントローラ56からの信号によって出力制御部51の状態の切り替えを検出したコントローラ57が、ドライバ58に焦点可変レンズ6の焦点距離を変更するための信号を出力し、ドライバ58が焦点可変レンズ6の焦点距離を変更する。
顕微鏡109によっても、顕微鏡100と同様の効果を得ることができる。また、顕微鏡109によれば、出力制御部51の状態の切り替えに同期して焦点可変レンズ6の焦点距離を変更することで、イメージング状態と光刺激状態との切り替えに同期して、光の照射位置を素早く変更することができる。このため、イメージング位置とは異なる光刺激位置を刺激しながら、任意の位置を観察することができる。
[実施例11]
図18は、本実施例に係る顕微鏡110の構成を例示した図である。顕微鏡110は、レーザ走査型顕微鏡であり、例えば、共焦点顕微鏡である。顕微鏡110は、入射端集光レンズ11、光ファイバー13、及びノンデスキャン検出部18の代わりに、ハーフミラー60及び共焦点検出部64を備える点が、顕微鏡101とは異なる。
ハーフミラー60は、光源部1と焦点可変レンズ6との間に配置された、レーザ光が照射されたサンプルSで反射したレーザ光(以降、反射光と記す)を共焦点検出部64に導く反射光分離部である。共焦点検出部64は、共焦点レンズ61、ピンホール板62、光検出器63を備え、レーザ光の集光位置で反射した反射光を検出するように構成されている。ピンホール板62は、共焦点レンズ61の後側焦点位置にピンホールが形成されている。光検出器63は、例えば、光電子増倍管(PMT)である。
顕微鏡110は、さらに、回転部12の代わりに回転部39を備える点、焦点可変レンズ6を制御する焦点距離制御部67を備える点も顕微鏡101とは異なる。回転部39の構成は、実施例6で上述したとおりである。
焦点距離制御部67は、コントローラ65とドライバ66を備える。コントローラ65は、光検出器63からの信号に基づいて、ドライバ66に焦点可変レンズ6の焦点距離を変更するための信号を出力する。ドライバ66は、コントローラ65からの信号に基づいて焦点可変レンズ6の焦点距離を変更する。焦点距離制御部67は、例えば、共焦点検出部64で検出される反射光の光量が最大となるように焦点可変レンズ6の焦点距離を変更し、その後、焦点可変レンズ6の変更後の焦点距離をさらに一定量変更してもよい。
共焦点検出部64で検出される反射光の光量は、サンプルSの表面又はサンプルS上に置かれたカバーガラスの表面で最大となる。このため、反射光の光量が最大となる位置を基準に光軸方向へ走査することで、環境温度及び/又は環境湿度によりレーザ光の集光位置が変動する場合や、サンプルの位置が変動する場合であっても、光軸方向のサンプル表面に対する相対的な走査位置を安定させることができる。
従って、顕微鏡110によれば、環境温度及び/又は環境湿度によらず、所望の走査位置を安定して走査することができる。さらに、顕微鏡101と同様の効果も得ることができる。
なお、本構成を用いれば、サンプル表面の反射光を用いてサンプル形状を走査する反射共焦点観察を行なうことができる。また、ハーフミラー60の代わりに照明光が透過し、蛍光が反射するダイクロイックミラーをおけば、蛍光共焦点観察を行なうことができる。
[実施例12]
図19は、本実施例に係る顕微鏡111の構成を例示した図である。顕微鏡111は、レーザ走査型顕微鏡である。顕微鏡111は、焦点距離制御部70と、位置検出部71と、位置検出部72と、焦点距離算出部73とを備える点が、顕微鏡101と異なっている。なお、図19では、回転部39を備える例が示されているが、顕微鏡111は、顕微鏡101と同様に、回転部39の代わりに、入射端集光レンズ11、回転部12、光ファイバー13、及びノンデスキャン検出部18を備えてもよい。
焦点距離制御部70は、コントローラ68とドライバ69を備える。コントローラ68は、焦点距離算出部73からの信号に基づいて、ドライバ69に焦点可変レンズ6の焦点距離を変更するための信号を出力する。ドライバ69は、コントローラ68からの信号に基づいて焦点可変レンズ6の焦点距離を変更する。具体的には、焦点距離制御部70は、例えば、焦点距離算出部73で算出された焦点距離に基づいて、焦点可変レンズ6を制御してもよい。焦点距離算出部73は、ユーザが指定したレーザ光の集光位置の情報に基づいて、焦点可変レンズ6が有すべき焦点距離を算出してもよく、ミラー31とミラー32の間の距離と、ミラー32とダイクロイックミラー33の間の距離と、ユーザが指定したレーザ光の集光位置の情報とに基づいて、焦点可変レンズ6が有すべき焦点距離を算出してもよい。ミラー31とミラー32の間の距離とミラー32とダイクロイックミラー33の間の距離によって瞳共役位置CPが変動するため、これらの距離を考慮すると、焦点可変レンズ6が有すべき焦点距離をより正確に算出することができる。
顕微鏡111によっても、顕微鏡101と同様の効果を得ることができる。また、顕微鏡111によれば、ユーザの指定に対してより正確な光軸方向の位置でサンプルSを走査することができる。
[実施例13]
図20は、本実施例に係る顕微鏡112の構成を例示した図である。顕微鏡112は、レーザ走査型顕微鏡であり、インキュベーター75を備える倒立型の顕微鏡である。顕微鏡112は、正立型の回転部12の代わりに倒立型の回転部74を備える点が、顕微鏡101と異なっている。なお、図20では、入射端集光レンズ11、光ファイバー13、及びノンデスキャン検出部18の記載が省略されているが、顕微鏡112はこれらの構成を有してもよい。
回転部74は、対物レンズ10の先端を上方に向けた倒立型の回転部であり、対物レンズ10と図示しないダイクロイックミラー33を備える点、対物レンズ10の光軸と直交する回転軸RX周りに回転する点は、回転部12と同様である。インキュベーター75は、収容される生体試料の環境を一定の状態に維持する装置であり、例えば、温度及び湿度を一定に維持する機能を有する。
顕微鏡112によっても、顕微鏡101と同様の効果を得ることができる。また、顕微鏡112によれば、調整部21、調整部22、調整部23により視野を動かすことでインキュベーター75内の広い範囲を観察することができる。さらに、顕微鏡112では、顕微鏡110の周辺にモータ等の駆動機構が必要ないため、駆動機構の発熱によるインキュベーター75への悪影響を回避することができる。
[実施例14]
図21は、本実施例に係る顕微鏡113の構成を例示した図である。顕微鏡113は、レーザ走査型顕微鏡であり、例えば、多光子励起蛍光顕微鏡である。顕微鏡113は、パワーモニター76と、焦点距離制御部79を備える点が、顕微鏡100とは異なる。
パワーモニター76は、焦点可変レンズ6のパワーをモニターする装置である。パワーモニター76は、例えば、焦点可変レンズ6の表面に光を照射し、その反射光が検出される位置に基づいて、焦点可変レンズ6の形状(パワー)を特定する装置であってもよい。
焦点距離制御部79は、コントローラ77とドライバ78を備える。コントローラ77はパワーモニター76からの信号に基づいて、ドライバ78に焦点可変レンズ6の焦点距離を変更するための信号を出力する。ドライバ78は、コントローラ77からの信号に基づいて焦点可変レンズ6の焦点距離を変更する。具体的には、焦点距離制御部79は、例えば、パワーモニター76でモニターされたパワーに基づいて、焦点可変レンズ6のパワーが一定に維持されるように焦点可変レンズ6を制御してもよい。即ち、焦点距離制御部79は、焦点可変レンズ6に関するパワー安定化手段として機能してもよい。液体を用いた可変焦点レンズの焦点距離は、環境温度により変動するため、標本面上の集光位置が変化する。このため、パワー安定化手段として機能する焦点距離制御部79により可変焦点レンズを制御する上記の構成は有効である。
顕微鏡113によっても、顕微鏡100と同様の効果を得ることができる。また、顕微鏡113によれば、温度などの環境の変化による焦点可変レンズ6のパワーの変動を抑制することができる。
[実施例15]
図22は、本実施例に係る顕微鏡114の構成を例示した図である。顕微鏡114は、ワイドフィールド型の蛍光顕微鏡である。顕微鏡114は、ランプ光源である光源部80を備える。光源部80は、例えば、水銀ランプ、キセノンランプなどである。光源部80から出射した照明光は、レンズ81、レンズ82、ダイクロイックミラー85を介して焦点可変レンズ6に入射する。焦点可変レンズ6から対物レンズ10までの構成は、実施例6に係る顕微鏡105と同様である。照明光の照射によりサンプルSで発生した蛍光は、対物レンズ10から焦点可変レンズ6を介してダイクロイックミラー85へ入射する。ダイクロイックミラー85は照明光が反射し蛍光が透過する波長反射率特性を有している。このため、蛍光はダイクロイックミラー85を透過して、結像レンズ83に入射し、結像レンズ83によりカメラ84にサンプルSの像を形成する。
顕微鏡114では、焦点可変レンズ6の焦点距離を変更してサンプルSを光軸方向へ走査することで、異なる深さを対象とした複数の2次元の画像データを生成する。これにより、顕微鏡100と同様に、複数の2次元の画像データからサンプルSの3次元情報を得ることができるため、サンプルSを3次元的な観察が可能となる。また、対物レンズ10の向きを変更して様々な方向からサンプルSを容易に観察することができる点、光軸方向への走査の高速化を図ることができる点、光軸方向への走査に伴う振動の発生を大幅に抑制することができる点、光軸方向への確実な走査を実現することができる点についても、顕微鏡100と同様である。
上述した実施例は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。顕微鏡は、特許請求の範囲により規定される本発明の思想を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。この明細書で説明される個別の実施例の文脈におけるいくつかの特徴を組み合わせて単一の実施例としてもよい。例えば、実施例6、実施例10、実施例14及び実施例15では、顕微鏡が鉛直方向と直交する方向に反射光学系間の距離を調整する調整部22及び調整部23を有しない例が示されているが、第1の反射光学系乃至第3の反射光学系、調整部22、及び調整部23を有するように変形してもよい。また、実施例1、2、3、4、5では蛍光検出に光ファイバーを用いた光学系を用いているが、結像レンズと可変焦点レンズの間にダイクロイックミラーを配置して、対物レンズからの蛍光をそのダイクロイックミラーで反射させて検出することも可能である。また、図1及び図3では光軸を折り曲げるためのミラー(ミラー19、20、31、32、ダイクロイックミラー33)を図示したが、他の図面(図6、図9、図11、図13、図14、図15、図16、図17、図18、図19、図20、図21、図22等)では光軸の折れ曲がりのみで表現し、ミラーの図示を適宜省略している。
1、50、80 光源部
2、52 ガルバノミラー
3、16、53 瞳投影レンズ
4、54 走査部
5、11、83 結像レンズ
6、6a 焦点可変レンズ
9、9a、9b、30 リレー光学系
10 対物レンズ
12、39、49、74 回転部
13 光ファイバー
14 入射端
15 出射端
17、40、63 光検出器
18 ノンデスキャン検出部
19、20、31、32、42、43 ミラー
21、22、23 調整部
24 鏡筒
25 回転カイド
26 固定フレーム
27 可動フレーム
28 レール
29 スライダ
30a、30b リレーレンズ
33、37、55、60、85 ダイクロイックミラー
34、35 オフセットレンズ
36 リレーレンズ
38 回転ディスク
41 ビームシフト部
44、48、56、57、65、68、77 コントローラ
45 記憶部
46 ハーフミラー
47 ビーム位置検出部
51 出力制御部
58、66、69、78 ドライバ
59、67、70、79 焦点距離制御部
61 共焦点レンズ
62 ピンホール板
64 共焦点検出部
71 位置検出部
72 位置検出部
73 焦点距離算出部
75 インキュベーター
76 パワーモニター
84 カメラ
100〜114 顕微鏡
S サンプル
RX 回転軸
P 射出瞳位置
CP 瞳共役位置
IX 照明光軸
M 中間像
L1 光束
L2 光束
R 変動域
FP1、FP2 焦点位置

Claims (27)

  1. 照明光を出射する光源部と、
    前記照明光が入射する対物レンズと、
    前記対物レンズと前記光源部の間の照明光路上に配置された焦点可変光学系と、
    前記焦点可変光学系と前記対物レンズの間の照明光路上に配置された、前記照明光の照明光軸を前記対物レンズの光軸に向ける反射光学系と、
    前記対物レンズの光軸と直交する回転軸周りに前記対物レンズ及び前記反射光学系を回転させる回転手段と、
    前記光源部と前記焦点可変光学系との間に配置された、前記照明光で前記対物レンズの光軸と直交する方向にサンプルを走査する走査部と、
    前記走査部と前記焦点可変光学系との間に配置された、結像レンズと、
    前記焦点可変光学系を前記対物レンズの射出瞳位置又は前記射出瞳位置近傍に投影するリレー光学系と、を備える
    ことを特徴とする顕微鏡。
  2. 請求項1に記載の顕微鏡において、
    前記焦点可変光学系は、
    流体レンズであり、
    前記顕微鏡が水平面上に配置されたときに、前記焦点可変光学系の光軸が鉛直方向に向くように配置される
    ことを特徴とする顕微鏡。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の顕微鏡において、さらに、
    前記焦点可変光学系と前記対物レンズの間の照明光路上に、前記焦点可変光学系に近い側から順に配置された、それぞれ前記照明光軸の方向を変更する第1の反射光学系、第2の反射光学系、及び、前記反射光学系である第3の反射光学系と、
    前記第1の反射光学系と前記第2の反射光学系の間の距離を調整する第1の調整手段と、
    前記第2の反射光学系と前記第3の反射光学系の間の距離を調整する第2の調整手段と
    、を備える
    ことを特徴とする顕微鏡。
  4. 請求項3に記載の顕微鏡において、
    前記第1の反射光学系、前記第2の反射光学系、及び、前記第3の反射光学系の各々は、入射光軸と出射光軸が直交するように、前記照明光軸の方向を変更する
    ことを特徴とする顕微鏡。
  5. 請求項4に記載の顕微鏡において、
    前記第1の反射光学系と前記第2の反射光学系は、前記第1の反射光学系の入射光軸と出射光軸とを含む第1の平面と前記第2の反射光学系の入射光軸と出射光軸とを含む第2の平面とが直交するように、配置される
    ことを特徴とする顕微鏡。
  6. 請求項4に記載の顕微鏡において、
    前記第2の反射光学系と前記第3の反射光学系は、前記第2の反射光学系の入射光軸と出射光軸とを含む第2の平面と前記第3の反射光学系の入射光軸と出射光軸とを含む第3の平面とが直交するように、配置される
    ことを特徴とする顕微鏡。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の顕微鏡において、
    前記走査部は、前記結像レンズの前記光源部の側の焦点面に配置された、開口が形成された回転ディスクである
    ことを特徴とする顕微鏡。
  8. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の顕微鏡において、
    前記走査部は、
    スキャナと、
    前記スキャナと前記結像レンズの間に配置された、前記対物レンズの射出瞳を前記スキャナ又は前記スキャナ近傍に投影する瞳投影レンズと、を含む
    ことを特徴とする顕微鏡。
  9. 請求項3乃至請求項6のいずれか1項、又は、請求項3乃至請求項6のいずれか1項を引用する請求項7若しくは請求項8に記載の顕微鏡において、
    前記リレー光学系は、
    正のパワーを有する第1のレンズ群と、
    前記第1のレンズ群の前記対物レンズの側の焦点位置に前記光源部の側の焦点位置を有する、正のパワーを有する第2のレンズ群と、からなり、
    前記第1の調整手段は、前記第1の反射光学系と前記第1のレンズ群の間に配置され、
    前記第2の調整手段は、前記第2のレンズ群と前記第3の反射光学系の間に配置されることを特徴とする顕微鏡。
  10. 請求項9に記載の顕微鏡において、
    前記焦点可変光学系は、負の値から正の値までの間で可変する焦点距離を有し、
    前記第1のレンズ群の焦点距離は前記第2のレンズ群の焦点距離に等しい
    ことを特徴とする顕微鏡。
  11. 請求項9に記載の顕微鏡において、さらに、
    前記走査部と前記焦点可変光学系の間に配置された、負の焦点距離を有する前方オフセットレンズ群と、を備え、
    f1を前記第1のレンズ群の焦点距離とし、f2を前記第2のレンズ群の焦点距離とし、foを前記前方オフセットレンズ群の焦点距離とし、fvを前記前方オフセットレンズ群の前記走査部の側の焦点位置と前記焦点可変光学系の前記走査部の側の焦点位置が一致しているときの前記焦点可変光学系の焦点距離とするとき、以下の条件式
    −fv/fo×f2/f1=1
    を満たすことを特徴とする顕微鏡。
  12. 請求項3乃至請求項6のいずれか1項、又は、請求項3乃至請求項6のいずれか1項を引用する請求項7若しくは請求項8に記載の顕微鏡において、
    前記リレー光学系は、
    前記焦点可変光学系と前記対物レンズの間に配置された、負の焦点距離を有する後方オフセットレンズ群と、
    正のパワーを有する第1のレンズ群と、
    前記第1のレンズ群の前記対物レンズの側の焦点位置に前記光源部の側の焦点位置を有する、正のパワーを有する第2のレンズ群と、からなり、
    前記第1の調整手段は、前記焦点可変光学系と前記第1のレンズ群の間に配置され
    前記第2の調整手段は、前記第2のレンズ群と前記第3の反射光学系の間に配置され、
    f1を前記第1のレンズ群の焦点距離とし、f2を前記第2のレンズ群の焦点距離とし、foを前記後方オフセットレンズ群の焦点距離とし、fvを前記後方オフセットレンズ群の前記対物レンズの側の焦点位置と前記焦点可変光学系の前記対物レンズの側の焦点位置が一致しているときの前記焦点可変光学系の焦点距離とするとき、以下の条件式
    −fo/fv×f2/f1=1
    を満たすことを特徴とする顕微鏡。
  13. 請求項3乃至請求項6のいずれか1項、又は、請求項3乃至請求項6のいずれか1項を引用する請求項7若しくは請求項8に記載の顕微鏡において、
    前記リレー光学系は、正のパワーを有し、
    前記第1の調整手段は、前記リレー光学系と前記第2の反射光学系の間に配置され、
    前記第2の調整手段は、前記第2の反射光学系と前記第3の反射光学系の間に配置される
    ことを特徴とする顕微鏡。
  14. 請求項13に記載の顕微鏡において、
    前記リレー光学系は、前記焦点可変光学系を前記射出瞳位置又は前記射出瞳位置近傍に等倍で投影する
    ことを特徴とする顕微鏡。
  15. 請求項8に記載の顕微鏡において、さらに、
    前記光源部と前記走査部の間に配置された、前記照明光をシフトするビームシフト部と、
    前記照明光が前記射出瞳の中心へ入射するように、前記ビームシフト部を制御するシフト制御部と、を備える
    ことを特徴とする顕微鏡。
  16. 請求項15に記載の顕微鏡において、さらに、
    前記ビームシフト部の設定情報を、前記照明光の波長と前記焦点可変光学系の焦点距離と前記焦点可変光学系に入射するビーム径との組み合わせ毎に、記憶する記憶部を備え、
    前記シフト制御部は、前記記憶部に記憶されている設定情報に基づいて、前記照明光が前記射出瞳の中心へ入射するように、前記ビームシフト部を制御する
    ことを特徴とする顕微鏡。
  17. 請求項15に記載の顕微鏡において、さらに、
    前記照明光路外に配置された、入射する光の位置を検出するビーム位置検出部と、
    前記対物レンズと前記焦点可変光学系の間に配置された、前記焦点可変光学系を通過した照明光の一部を前記ビーム位置検出部に導くビーム分離部と、を備え、
    前記シフト制御部は、前記ビーム位置検出部での検出結果に基づいて、前記照明光が前記射出瞳の中心へ入射するように、前記ビームシフト部を制御する
    ことを特徴とする顕微鏡。
  18. 請求項8に記載の顕微鏡において、さらに、
    前記対物レンズと前記焦点可変光学系との間に配置された、前記照明光と蛍光を分離する蛍光分離部と、
    前記蛍光分離部で分離した蛍光を検出するノンデスキャン検出部と、を備える
    ことを特徴とする顕微鏡。
  19. 請求項3乃至請求項6のいずれか1項を引用する請求項8に記載の顕微鏡において、
    前記対物レンズと前記焦点可変光学系との間に配置された、前記照明光と蛍光を分離する蛍光分離部と、
    前記蛍光分離部で分離した蛍光を検出するノンデスキャン検出部と、を備え、
    前記蛍光分離部は、前記第3の反射光学系であり、
    前記第3の反射光学系は、蛍光が透過する波長反射率特性を有する
    ことを特徴とする顕微鏡。
  20. 請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の顕微鏡において、
    前記回転軸は、前記第1の反射光学系の出射光軸、又は、前記第2の反射光学系の出射光軸と一致する
    ことを特徴とする顕微鏡。
  21. 請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の顕微鏡において、さらに、
    前記照明光とは異なる波長を有する第2の照明光を出射する第2の光源部と、
    前記光源部と前記焦点可変光学系との間に配置された、前記第2の照明光を前記照明光路に導くビーム合成部と、
    前記第2の照明光が前記ビーム合成部へ入射する状態と前記第2の照明光が前記ビーム合成部へ入射しない状態を切り替える状態制御部と、
    前記焦点可変光学系を制御する焦点距離制御部と、を備え、
    前記焦点距離制御部は、前記状態制御部による状態の切り替えに同期して、前記焦点可変光学系の焦点距離を一定量変更する
    ことを特徴とする顕微鏡。
  22. 請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の顕微鏡において、さらに、
    前記照明光の集光位置で反射した反射光を検出する共焦点検出部と、
    前記光源部と前記焦点可変光学系との間に配置された、前記照明光が照射されたサンプルで反射した反射光を前記共焦点検出部に導く反射光分離部と、
    前記焦点可変光学系を制御する焦点距離制御部と、を備え、
    前記焦点距離制御部は、前記共焦点検出部で検出される反射光の光量が最大となるように前記焦点可変光学系の焦点距離を変更し、前記焦点可変光学系の変更後の焦点距離をさらに一定量変更する
    ことを特徴とする顕微鏡。
  23. 請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の顕微鏡において、さらに、
    ユーザが指定した前記照明光の集光位置の情報に基づいて、前記焦点可変光学系が有すべき焦点距離を算出する焦点距離算出手段と、
    前記焦点距離算出手段で算出された焦点距離に基づいて、前記焦点可変光学系を制御する焦点距離制御部と、を備える
    ことを特徴とする顕微鏡。
  24. 請求項23に記載の顕微鏡において、さらに、
    前記焦点距離算出手段は、前記第1の反射光学系と前記第2の反射光学系の間の距離と、前記第2の反射光学系と前記第3の反射光学系の間の距離と、ユーザが指定した前記照明光の集光位置の情報とに基づいて、前記焦点可変光学系が有すべき焦点距離を算出することを特徴とする顕微鏡。
  25. 請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の顕微鏡において、さらに、
    収容される生体試料の環境を一定の状態に維持するインキュベーターを備える
    ことを特徴とする顕微鏡。
  26. 請求項1乃至請求項25のいずれか1項に記載の顕微鏡において、さらに、
    前記焦点可変光学系のパワーをモニターするモニター手段を備え、
    前記モニター手段でモニターされたパワーに基づいて、前記焦点可変光学系のパワーが一定に維持されるように前記焦点可変光学系を制御するパワー安定化手段と、を備える
    ことを特徴とする顕微鏡。
  27. 照明光を出射する光源部と、
    前記照明光が入射する対物レンズと、
    前記対物レンズと前記光源部の間の照明光路上に配置された焦点可変光学系と、
    前記焦点可変光学系と前記対物レンズの間の照明光路上に配置された、前記照明光の照明光軸を前記対物レンズの光軸に向ける反射光学系と、
    前記対物レンズの光軸と直交する回転軸周りに前記対物レンズ及び前記反射光学系を回転させる回転手段と、
    前記焦点可変光学系のパワーをモニターするモニター手段を備え、
    前記モニター手段でモニターされたパワーに基づいて、前記焦点可変光学系のパワーが一定に維持されるように前記焦点可変光学系を制御するパワー安定化手段と、を備える
    ことを特徴とする顕微鏡。
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