JP6634104B2 - 側枝検出装置、側枝検出用プローブ、側枝検出方法およびそのプログラム - Google Patents

側枝検出装置、側枝検出用プローブ、側枝検出方法およびそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、歯科における診断や治療時において、根管から歯内に伸びた側枝を検出する技術に関する。
術者が歯の治療を行うとき、根管内の歯髄または羅患象牙質を除去することが必要な場合が生じる。図13に歯の断面図を示している。図13において、aは歯、bは根管、cは根尖孔、dは歯肉、eは根管から歯根膜腔hに伸びた側枝、fは歯槽骨、gは歯の測定基準点、hは歯根膜腔である。術者は歯の測定基準点gから根尖孔cまでの距離を測定した後、その距離に相当する分の根管b内の歯髄等(神経あるいは細菌感染した羅漢象牙質や根管内異物)を除去する。歯の測定基準点gから根尖孔cまでの距離測定のために、根尖位置検出装置が用いられる。根尖位置検出装置は、口腔内に口腔電極を配置し、根管b内に測定電極を挿入し、測定電極と口腔電極との間に交流信号を与えて、測定電極が根尖位置に達したときに測定される信号の値(電気的特性値)に応じて根尖位置を検出する。
術者は、表示部の指針が所定の位置を示すことを監視することにより、測定電極が根尖に達したことを知ることができる。一方、根管治療を行う際に、診療過程において術者が根管治療を施しても患者の痛みが治まらない時がしばしばある。病巣が根尖だけでなく、根管b側に有る場合は、側枝eを意識して治療を行わなければ症状の改善が期待できないケースがある。
そこで、従来より、根管bから歯根膜腔hに延びる側枝eの状況を検出する側枝検出装置が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の側枝検出装置は、測定電極が根管bに挿入されると共に変化する表示用データの推移の波形により、側枝eの状況を検出するものである。
特開2009−22726号公報
しかし、特許文献1に記載の側枝検出装置では、測定電極を根管に徐々に挿入しながら側枝の状況を検出する必要があり、側枝の状況検出に手間を要するという問題がある。
そこで、本発明は、根尖まで挿入するだけで側枝の状況を検出できる技術を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明に係る側枝検出装置は、被検者の歯牙の根管内に挿入してから側枝の状況を検出する側枝検出装置であって、根管内に挿入される複数の測定電極からなる測定電極群と、被検者の身体の一部に配置される被検者電極と、測定電極群の各測定電極に、測定用信号を順次切り換えて印加する電源と、を備え、電源からの各測定用信号に基いて、測定電極と被検者電極間で順次検出される複数の測定データに基いて根管から歯根膜腔に伸びた側枝の状況を検出する。
本発明に係る側枝検出装置は、根尖まで挿入するだけで側枝の状況を検出することができる。
従来の側枝検出装置の構成を示すブロック図である。 側枝がなく根尖孔がある被検査歯の、各測定周波数別の測定データを示すグラフである。 側枝があり根尖孔がある被検査歯の、各測定周波数別の測定データを示すグラフである。 側枝があり根尖孔がない被検査歯の、各測定周波数別の測定データを示すグラフである。 2KHzと500Hzの測定用信号を使用して得た測定信号の比の推移の波形を示すグラフである。 2KHzと500Hzの測定用信号を使用して得た測定信号の差の推移の波形を示すグラフである。 本発明の第1実施形態に係る側枝検出用プローブの概略図である。 図7の側枝検出用プローブを用いる側枝検出装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る側枝検出用プローブの概略図である。 図9の側枝検出用プローブの断面図である。 図9の側枝検出用プローブを用いる側枝検出装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態において、表示部の例を示す図である。 側枝および根尖孔を有する歯の断面図である。
(側枝検出手法)
まず、従来の側枝検出装置100による側枝検出手法を説明した後、各実施形態を詳細に説明する。
図1に示すように、側枝検出装置100は、電源1と、信号切り換え部2と、整合部3と、増幅部4と、変換部5と、制御部6と、表示部7と、駆動機構8と、測定電極10と、口腔電極11と、データ処理部12とを備える。
電源1は、1つまたは複数の異なる周波数の測定用信号Pnを出力する。電源1は、2つの周波数、例えば、500Hzおよび2KHzの測定用信号Pnを出力する。信号切り換え部2は、制御部6の指示に従って、500Hzまたは2KHzの周波数を選択または切り換えて順次、整合部3へ送る。整合部3は、測定電極10に送る測定用信号Pnを、安全な電圧に変換する。増幅部4は、被検査歯24の歯肉に配置した口腔電極11から得られる測定データ(測定電流In)を測定電流Vnに変換し増幅する。変換部5は、測定電流Vnを直流電圧Vdcに変換する。制御部6は、側枝検出装置100の各要素の制御をつかさどり、処理する。また、側枝検出装置100は、必要に応じて、記憶部(図示していない)を制御部6に配置することができる。表示部7は、制御部6の指示に従い、直流電圧Vdcに基いた測定結果を表示し、および/または警告音を発する。駆動機構8は、側枝検出装置100を自動化する場合、測定電極10を根尖23に向けて自動的に移動させるためのものであり、インターフェイス回路を備えることができる。駆動機構8は、必要に応じて採用することができ、または、不採用とすることができる。データ処理部12は、直流電圧Vdcに対して表示部7に送信する表示用データを作成する。電源1から測定電極(例、リーマ)10に、例えば500Hzまたは2KHzの各周波数の測定用信号Pnを印加すると、測定電極10と口腔電極11間から各周波数毎の2種類の測定データ(In500HzとIn2KHz)が測定される。この2種類の測定データ(In500Hz,In2KHz)は、測定電極(リーマ)10を根管22内で根尖23に向かって挿入していく過程で、順次測定される。
測定電極10を根尖23に向けて挿入して行く際に得られる測定データInの推移の波形は、歯に側枝eが有る場合と無い場合とでは、特有の変化を示すことを確認した。すなわち、測定データ(In,Vn,Vdc)は側枝eの有無を示す表示用データとして表示部7に送られ、表示することができる。
図2、図3の横軸は、測定電極10の先端の位置を示す。この距離は測定電極10の先端と根尖23の位置までの距離である。縦軸は500Hzおよび2KHz等の周波数における測定データ(直流電圧Vdc500HzとVdc2KHz)の値を示している。
図2、図3および図4には、測定電極10を根尖23に向けて移動させていき、測定電極10に500Hz、1KHz、2KHz、4KHz、8KHzの各周波数の測定用信号を印加した際の、測定データの推移(推移の波形)が示されている。
図2は、被検査歯24に側枝がなく、根尖孔がある場合の、各周波数の測定データの推移の波形を示している。同じく、図3は、被検査歯24に側枝eが根尖23から3mm付近の位置にあり、根尖孔がある場合の測定周波数別の各測定データの推移の波形を示している。図4は、被検査歯24に側枝eがあり、根尖孔がない場合の、各周波数の測定データの推移の波形を示している。なお、被検査歯24に側枝eがなく、根尖孔もない場合、測定電極10と口腔電極11間に電流が流れにくいために、測定データは得難い。
図3において、各測定周波数の測定データ(直流電圧Vdc)は、側枝eの位置(3mm)付近において、周波数により程度の差があるものの、直線的な増加推移の波形から、比較的フラットな推移の波形に変化することが確認される。被検査歯24に側枝eが無い図2の測定データでは、このような変化は見られない。
図4は、側枝があるが、根尖孔がない被検査歯24の測定データである。この測定データ(直流電圧Vdc)は、側枝eの位置(3mm)付近において、増加からほぼフラットな推移の波形に変化している。
これら図に示された測定データの変化の理由は、図1において、測定電極10を根尖23に向けて根管22内に挿入していくときに、測定電極10と口腔電極11の間に流れる測定電流Inは、側枝eがある位置までは、測定電極10から、根尖23と側枝eを経由して流れる。すなわち、測定電極10の先端と側枝eとの間の距離に応じた電流が流れる。しかし、測定電極10が側枝eの位置を過ぎると、測定電極10の本体表面と側枝eまでの距離は一定となり、側枝eを経由する電流は、同距離に応じたほぼ一定の値となる、と考えられる。
図1に示される側枝検出装置100おいて、オシロスコープのような表示部7に、測定データの変化する推移の波形を表示させることができる。データ処理部12が出力する測定データ(直流電圧Vdc)の推移の波形を、その縦軸方向の変化(高低変化)を拡大して表示するように処理することができる。この拡大表示により、特に図4に示された側枝eがあるが、根尖孔がない被検査歯24の場合でも、術者は表示部7に示される測定値の推移の波形から、側枝eの存在をより明確に把握することができる。このような拡大表示のための処理は、表示部7でも実施することができる。
データ処理部12は、測定データの変化を自動的に監視し、側枝eがあることを自動的に検出して報知する報知手段を備えることも可能である。この報知手段は、側枝eを検出したことを音、振動または表示部7での文字表示、色彩表示により術者に報知することができる。
測定値の推移の波形の変化を自動的に監視する機構としては、測定中の測定データの推移の波形を監視し、その推移の波形の増加割合が減少したこと、または、ほぼフラットになったことを検知した場合、表示部7にその旨を表示する機構とすることができる。
側枝検出装置100は、必要に応じてさらに、測定電極10が根管22内に挿入されていくときの測定電極10の先端の位置を測定する機構を備えることができる。この測定電極10の位置を測定する機構によれば、側枝eの有無だけではなく、側枝eの位置までも測定し、表示することができる。
測定電極10を自動的に挿入する自動挿入装置を採用した場合の、根管22内での測定電極10の先端の位置を測定する機構としては、該自動挿入装置に測定電極10を自動挿入した距離を検出する仕組みを組み込むことができる。
ここで、側枝検出装置100は、各測定周波数に対応する複数の測定データIn500HzとIn2KHzに所定の処理を施して側枝eの有無を示す表示用データを生成してもよい。
前記したように、側枝検出装置100は、測定電極10を被検査歯24の根管22内に挿入し、根尖23に向けて移動させる。この際、電源1から複数の周波数(例、500Hzと2KHz)の測定用信号Pn500HzとPn2KHzを切り換えて測定電極10に順次印加する。この結果、測定電極10の先端が下降していく過程で、500Hzと2KHzの測定用信号Pn500HzとPn2KHzに対応する測定データIn500HzとIn2KHzが口腔電極11から順次出力される。これら測定データIn500HzとIn2KHzのデータの推移(推移の波形)は、図5及び図6に示されている。データ処理部12は、各測定用信号Pn500HzとPn2KHzに対応した測定データIn500HzとIn2KHzに基いて変換した直流電圧Vdc500HzとVdc2KHzの相対値を求める。この相対値としては、両測定信号の差「Vdc2KHz−Vdc500Hz」や、比「Vdc2KHz/Vdc500Hz」などを採用することができる。相対値としては、測定データVdc500HzとVdc2KHzを比較して、その変化点が明確な値であれば何れの演算値も採用することができる。
図5の横軸は測定電極10の先端から根尖23までの距離を示し、縦軸はVdc2KHzとVdc500Hzの「比」の相対値を示している。図6には、同じくVdc2KHzとVdc500Hzの「差」が示されている。これらの測定データは図2−4に示したデータの内、500Hzと2KHzの各測定用信号Pn500HzとPn2KHzに対応した測定データIn500HzとIn2KHzまたはこれらを直流電圧値に変換したVdc500HzとVdc2KHzを使用している。図5及び図6の推移の波形は、相対値をオシロスコープのようなデータの軌跡を表示する表示部7を使用して得ることができる。
図5に示された、根尖23までの距離3mmの位置に側枝eを有する被検査歯24の比データ(‥◇‥および‥△‥)は横軸3mm付近の位置で凸状を示している。しかし、側枝のない被検査歯24の比データ(‥×‥)は単調な増加カーブを示している。従って、被検査歯24の比データの推移の波形を観察し、この凸状の推移の波形を検出することにより、側枝eを検出することができる。この検出により、図2−4に示された何れか1種類の周波数の測定用信号Pnに対する測定電流Inの推移の波形に比して、側枝eの存在をより明確に確認することができる。
図6に示された差のデータは、根尖23までの距離3mmの位置に側枝eを有する被検査歯24の差データ(‥◇‥および‥△‥)は横軸3mm付近の位置で凸状を示している。しかし、側枝eのない被検査歯24の差データ(‥×‥)は単調な増加カーブを示している。従って、被検査歯24の差のデータの推移の波形を観察し、この凸状の推移の波形を検出することにより、側枝eを検出することができる。この検出により、図2−4に示された何れか1種類の周波数の測定用信号Pnに対する測定電流Inの推移の波形に比して、側枝eの存在をより明確に確認することができる。
ここで、複数の周波数(例、500Hzと2kHz)の各測定用信号Pnに対応した測定電流In500HzとIn2KHzの相対値として、「差」または「比」を採用できることを説明したが、相対値はこれらに限られない。要するに、側枝eが存在することによる、測定電流Inの変化をより明確に検出できる相対値であれば、何れの値でもよい。
(第1実施形態)
[側枝検出用プローブの構成]
前記した側枝検出装置100は、測定電極10を根管22に挿入しながら側枝eの状況検出を繰り返す必要があり、手間を要する。そこで、本発明の第1実施形態に係る側枝検出用プローブ200(図7)は、根管22内に挿入してから、側枝eの状況(側枝eの有無および根管軸方向の位置)を検出できるものとした。
図7に示すように、側枝検出用プローブ200は、根管22内に挿入される複数の測定電極220(220〜220)からなる測定電極群210で構成される。つまり、側枝検出用プローブ200は、所定間隔で根管軸方向Yに延設された位置が異なる複数の測定電極220を備える。本実施形態では、側枝検出用プローブ200が5個の測定電極220〜220を備えることとするが、測定電極220は2個以上であればよい。
なお、根管軸方向Yとは、根管22に沿った方向のことである。また、根管軸径方向Xとは、根管軸方向Yに直交する方向のことである。
各測定電極220は、測定用信号Pnの出力電極である導体221と、絶縁体223と、測定端子225とを備える。例えば、各測定電極220は、銅、アルミニウムなどの金属細線をビニールなどの絶縁体223で被膜し、一方の端部を露出させて導体221とし、他方の端部に測定端子225を形成したものである。また、各測定電極220は、根管軸方向Yで導体221がほぼ等間隔に配置されている。また、各測定電極220は、根管軸径方向Xで測定端子225がほぼ同一位置に配置されており、これらの測定端子225が電源1に接続可能な測定端子群227を構成する。つまり、各測定電極220は、根管軸方向Yの長さが異なる以外、同一の構造となっている。そして、各測定電極220は、上側の測定端子225が5枝に分岐し、絶縁体223の途中から導体221が一束に纏められている。
なお、側枝検出用プローブ200では、図2−6の横軸が示す根尖までの距離が、根管軸方向Yで各導体221の先端から根尖23の位置までの距離となる。
[側枝検出装置の構成]
図8には、側枝検出用プローブ200を用いる側枝検出装置100Bを図示した。側枝検出装置100Bは、側枝eの状況として、側枝eの有無および側枝eの根管軸方向Yの位置を測定電極220毎に検出する。図8に示すように、側枝検出装置100Bは、電源(検出用電源)1と、信号切り換え部2と、整合部3と、増幅部4と、変換部5と、制御部6と、表示部7と、駆動機構8と、口腔電極(被検者電極)11と、データ処理部12と、側枝検出用プローブ200と、測定電極切り換え部300とを備える。
なお、測定電極切り換え部300以外の構成は、図1と同様のため、説明を省略する。
測定電極切り換え部300は、電源1が各測定電極220に測定用信号Pnを順次切り替えて印加するためのものである。つまり、測定電極切り換え部300は、各測定電極220に測定用信号Pnを順次切り替えて出力する。また、測定電極切り換え部300は、入力端子310と、出力端子320〜320と、スイッチ部330とを備える。入力端子310は、整合部3に接続される。出力端子320〜320は、測定電極220〜210のそれぞれに接続される。スイッチ部330は、入力端子310及び出力端子320〜320の何れかを電気的に切り換え接続する。例えば、測定電極切り換え部300は、一定時間毎に、測定電極220〜220に測定用信号Pnを切り替えて出力するロータリースイッチである。図8の例では、測定電極切り換え部300は、3個目の測定電極220に測定用信号Pnを出力できる状態になっている。
なお、測定電極切り換え部300は、ロータリースイッチのように機械的に接点を切り換える手段に限定されない。例えば、測定電極切り換え部300として、デマルチプレクサのような電子部品を用いて電子的に切り換える手段も利用できる。
以下、側枝検出用プローブ200を根尖位置に挿入する2つの方法を説明する。
第1の方法は、リーマを根管22に通して予め根管22を拡大した後、側枝検出用プローブ200を挿入するものである。つまり、治療過程において、リーマ(ファイル)で根管22を拡大した後、側枝検出用プローブ200の先端が根尖23に突き当たるまで側枝検出用プローブ200を挿入する。そして、従来の根管長測定器と同様、根管軸方向Yの先端に位置する測定電極220で根尖位置を検出する。その後、検出された根尖位置を基準として側枝eの状況を検出する。
第2の方法は、側枝検出用プローブ200の先端周縁をリーマ構造にするものである。つまり、側枝検出用プローブ200の先端周縁をリーマ構造とし、根管軸方向Yの先端に測定電極220を設ける。そして、側枝検出用プローブ200を挿入して、従来の根管長測定器と同様、根管22を拡大しながら測定電極220で根尖位置を検出する。その後、検出された根尖位置を基準として側枝eの状況を検出する。
[側枝検出装置による側枝検出方法]
以下、側枝検出装置100Bによる側枝検出方法について説明する。
まず、側枝検出方法では、例えば、被検査歯24の口腔内表面に口腔電極11を接触させる。
次に、側枝検出方法では、側枝検出用プローブ200を被検査歯24の根尖23まで挿入する(挿入工程)。この挿入工程では、駆動機構8が側枝検出用プローブ200を自動的に根尖23まで移動させてもよい。
次に、側枝検出方法では、前記した側枝検出装置100Bを用いて、側枝eの状況を検出する(検出工程)。この検出工程は、下記(1)〜(7)の手順が含まれる。
(1)測定電極220に電源1から500Hz及び2KHzの2種類の周波数の測定用信号Pn500HzとPn2KHzを順次供給する。
(2)信号切り換え部2は、電源1からの2種類の測定用信号Pn500HzとPn2KHzの各々が交互にかつ順次、測定電極220と口腔電極11間に供給されるように、各測定用信号Pn500HzとPn2KHzが供給されるタイミングを調整する。
(3)信号切り換え部2から、測定電極220と口腔電極11間に順次供給された2種類の測定用信号Pn500HzとPn2KHzに基いて測定された、両電極間の2種類の測定データ(ここでは、In500HzとIn2KHz)が口腔電極11から出力される。
(4)これら2種類の測定データIn500HzとIn2KHzの各々は、電圧値に変換され、増幅部4において増幅される(Vn500HzとVn2KHz)。
(5)増幅された2種類の電圧値Vn500HzとVn2KHzの各々は、変換部5において直流電圧値Vdc500HzとVdc2KHzに変換される。
(6)データ処理部12は、直流電圧値Vdc500HzとVdc2KHzに基づいて、表示部7で表示する表示用データを作成する。このとき、データ処理部12は、直流電圧Vdc500HzとVdc2KHzの相対値として、両直流電圧値の差や比を求めてもよい。
(7)測定電極切り換え部300が測定電極220に測定用信号Pnを順次切り替えて出力する。その後、それぞれの測定電極220において、(1)〜(6)の手順を繰り返す。本実施形態では、5個の測定電極220〜220を有するため、(1)〜(6)の手順を少なくとも5回繰り返す。
2種類の測定データ(直流電圧Vn500HzとVn2KHz)の各推移の波形や、この測定データの相対値(例、差又は比)の変化を表示部7に表示することができる。このとき、データ処理部12は、測定データの変化を自動的に監視し、側枝eの状況を自動的に検出してもよい。このようにして、術者は、側枝eの状況を確認することができる。
[作用・効果]
以上のように、側枝検出装置100Bは、各導体221が根管軸方向Yで異なる位置にあるので、側枝検出用プローブ200の先端を根尖23まで挿入するだけで、各導体221の位置に対応した複数の側枝eの状況を一度に検出できる。これにより、側枝検出装置100Bは、測定電極10を根管22に挿入しながら側枝eの状況検出を繰り返す必要がなく、その手間を軽減することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について、第1実施形態と異なる点を説明する。
第2実施形態に係る側枝検出用プローブ400(図9)は、側枝eの状況として、側枝eの根管軸方向の位置に加え、側枝eの根管軸周り方向の位置も検出できる点が、第1実施形態と異なる。
[側枝検出用プローブの構成]
図9に示すように、側枝検出用プローブ400は、円筒状のフレキシブル素材440の表面に根管軸方向Yおよび根管軸周り方向α(図10)に分割された導体431で構成された複層測定電極群410を備える。ここで、複層測定電極群410は、根管軸方向Yに一定間隔で配置された周方向測定電極群420で構成されている。本実施形態では、複層測定電極群410は、根管軸方向Yに5段、ほぼ等間隔で配置された周方向測定電極群420〜420で構成されている。さらに、側枝検出用プローブ400は、根管軸方向Yの先端にも測定電極430を備える。
図10に示すように、周方向測定電極群420は、根管軸周り方向αに一定間隔で配置された測定電極430で構成される。つまり、周方向測定電極群420は、根管軸方向Yに略垂直な平面上に配置された測定電極430で構成されている。具体的には、周方向測定電極群420は、後記する導体431が側枝検出用プローブ400の表面に円周状に配置されている。また、周方向測定電極群420は、導体431の間に根管軸方向Yに沿って導出用ライン433が平行に配置されている。本実施形態では、周方向測定電極群420は、根管軸周り方向αに約72度の間隔で配置された5個の測定電極430〜430で構成されている。
なお、根管軸周り方向αとは、根管22を回転軸とした回転方向のことである。
図9に示すように、測定電極430は、測定用信号Pnの出力電極である導体431と、測定用信号Pnを導体431に供給する導出用ライン433と、測定端子435とを備える。導体431は、銅泊などを矩形状に形成したものである。導出用ライン433は、例えば、銅、アルミニウムなどの導線の表面をビニールなどの絶縁体で被膜したものである。また、導出用ライン433の導線は、その両端が導体431及び測定端子435に電気的に接続されている。ここで、図面を見やすくするため、測定端子435をフレキシブル素材440の上方に図示したが、フレキシブル素材440の上部に測定端子435を配置してもよい。また、測定電極430は、近傍に配置された測定端子435が、電源1に接続可能な測定端子群437を構成する。このように、側枝検出用プローブ400は、フレキシブル素材440の表面において、根管軸方向Yおよび根管軸周り方向αで等間隔に測定端子435が配置されている。
さらに、側枝検出用プローブ400は、根管軸方向Yの先端に導体431が位置するように測定電極430を備える。この測定電極430は、放物面状の導体431を有し、その導体431がフレキシブル素材440の先端に配置されている。これにより、側枝検出用プローブ400の先端が根尖位置まで挿入されたことを検出できる。
なお、側枝検出用プローブ400では、図2−6の横軸が示す根尖までの距離が、各導体431の先端から根尖23の位置までの根管軸方向Yの距離となる。
フレキシブル素材440は、ポリイミドなどの柔軟素材を、先端側が細くなるように円筒状に形成したものである。また、フレキシブル素材440は、側枝検出用プローブ400の挿入時に曲がりにくくなるように、ステンレスなどの芯材441を円筒内部に有する。すなわち、フレキシブル素材440は、ポリイミドなどの柔軟素材を芯材441に巻きつけることで形成できる。このような構造により、側枝検出用プローブ400は、柔軟性と強度をあわせ持ち、根尖23まで容易に挿入することができる。
また、フレキシブル素材440は、その先端部に導体431が配置される。
[側枝検出装置の構成]
図11には、側枝検出用プローブ400を用いる側枝検出装置100Cを図示した。側枝検出装置100Cは、側枝eの状況として、側枝eの有無と、側枝eの根管軸方向Y及び根管軸周り方向αの位置とを測定電極430毎に検出する。図11に示すように、側枝検出装置100Cは、電源1と、信号切り換え部2と、整合部3と、増幅部4と、変換部5と、制御部6と、表示部7と、駆動機構8と、口腔電極11と、データ処理部12Cと、測定電極切り換え部300Cと、側枝検出用プローブ400と、を備える。
なお、データ処理部12C及び測定電極切り換え部300C以外の構成は、第1実施形態と同様のため、説明を省略する。また、図面を見やすくするため、一部構成や符号の図示を省略する。
データ処理部12Cは、側枝eの根管軸方向Yの位置に加えて、側枝eの根管軸周り方向αの位置を自動的に検出することもできる。例えば、データ処理部12Cは、根管軸方向Y及び根管軸周り方向αに配置された複数の測定電極430のうち、測定電流Inが最大になる測定電極430の位置を、側枝eの位置として検出する。
ここで、根管軸周り方向αの位置を検出できる理由について説明する。測定電流Inは、根尖孔と側枝eを介して流れることから、測定電極430の導体431が側枝eが側枝の開口から遠くなる程、導体431と側枝の開口部間の距離が長くなり、側枝eを介して流れる電流が減少する。従って、測定電極430の導体431が側枝eの開口部に近づく程、測定電極430と口腔電極11の間に流れる測定電流Inは大きくなる。
側枝eの根管軸周り方向αの位置は、隣り合う測定電極430の測定電流Inの比率から計算できる。例えば、隣り合う測定電極430の測定電流Inが等しければ、側枝eの開口部が、これら2つの測定電極430の中間に位置する。また、隣り合う測定電極430の測定電流Inの比率が3:1であれば、側枝eの位置は、1:3の距離比で測定電流Inが多い方の測定電極430に近くなる。従って、側枝eの根管軸周り方向αの位置は、根管軸方向Yに略垂直な平面上に配置された測定電極430(導体431)の上になくてもよい。
なお、側枝eの根管軸方向Yの位置についても、根管軸周り方向αと同様、隣り合う測定電極430の測定電流Inの比率から計算できる。
例えば、表示部7は、図12に示すように側枝eの位置を表示する。側枝eの根管軸方向Yの位置は、表示部7の右側の丸印(図12では6個)により表示される。また、表示部7は、中央の目印「0.5、1、2、3、4」の途中に測定電極430が位置する場合でも、側枝eの高さを表示できる。また、側枝eの根管軸周り方向αの位置は、表示部7に時計様にその方向がわかるように矢印表示してもよいし、表示部7の上部に円を形作っている複数個のバーにより角度の表示をしてもよい。また、側枝基準位置を設けて、表示部7の左上の数値により角度(検出された側枝eの開口方向)を数字表示してもよい。
なお、図12のレベルメータ部分が先端の測定電極430の位置を表すので、側枝検出用プローブ400が根尖位置にあるか否かを確認できる。
測定電極切り換え部300Cは、測定電極430に測定用信号Pnを順次切り替えて出力するものである。また、測定電極切り換え部300Cは、入力端子310と、出力端子320〜32026と、スイッチ部330とを備える。出力端子320〜32026は、測定電極430のそれぞれに接続される。スイッチ部330は、入力端子310及び出力端子320〜32026の何れかを電気的に切り換え接続する。例えば、測定電極切り換え部300Cは、一定時間毎に、26個の測定電極430に測定用信号Pnを切り替えて出力するロータリースイッチである。
なお、側枝検出用プローブ400を根尖位置に挿入する方法は、第1実施形態と同様のため、説明を省略する。
[側枝検出装置による側枝検出方法]
以下、側枝検出装置100Cによる側枝検出方法について説明する。
まず、側枝検出方法では、例えば、被検査歯24の口腔内表面に口腔電極11を接触させる。
次に、側枝検出方法では、側枝検出用プローブ400を被検査歯24の根尖23まで挿入する(挿入工程)。この挿入工程では、駆動機構8が側枝検出用プローブ400を自動的に根尖23まで移動させてもよい。
次に、側枝検出方法では、前記した側枝検出装置100Cを用いて、側枝eの状況を検出する(検出工程)。この検出工程は、下記の(10)〜(16)の手順が含まれる。
(10)測定電極430に電源1から500Hz及び2KHzの2種類の周波数の測定用信号Pn500HzとPn2KHzを順次供給する。
(11)信号切り換え部2は、電源1からの2種類の測定用信号Pn500HzとPn2KHzの各々が交互にかつ順次、測定電極430と口腔電極11間に供給されるように、各測定用信号Pn500HzとPn2KHzが供給されるタイミングを調整する。
(12)信号切り換え部2から、測定電極430と口腔電極11間に順次供給された2種類の測定用信号Pn500HzとPn2KHzに基いて測定された、両電極間の2種類の測定データ(ここでは、In500HzとIn2KHz)が口腔電極11から出力される。
(13)これら2種類の測定データIn500HzとIn2KHzの各々は、電圧値に変換され、増幅部4において増幅される(Vn500HzとVn2KHz)。
(14)増幅された2種類の電圧値Vn500HzとVn2KHzの各々は、変換部5において直流電圧値Vdc500HzとVdc2KHzに変換される。
(15)データ処理部12Cは、直流電圧値Vdc500HzとVdc2KHzに基づいて、表示部7で表示する表示用データを作成する。このとき、データ処理部12Cは、直流電圧Vdc500HzとVdc2KHzの相対値として、両直流電圧値の差や比を求めてもよい。
(16)測定電極切り換え部300Cが測定電極430に測定用信号Pnを順次切り替えて出力し、それぞれの測定電極430について(10)〜(15)の手順を繰り返す。本実施形態では、26個の測定電極430を有するため、(10)〜(15)の手順を少なくとも26回繰り返す。
2種類の測定データ(直流電圧Vn500HzとVn2KHz)の各推移の波形や、この測定データの相対値(例、差又は比)の変化を表示部7に表示することができる。このとき、データ処理部12Cは、測定データの変化を自動的に監視し、側枝eの状況を自動的に検出してもよい。このようにして、術者は、側枝eの状況を確認することができる。
[作用・効果]
以上のように、側枝検出装置100Cは、各導体431が根管軸方向Y及び根管軸周り方向αで異なる位置にあるので、側枝検出用プローブ400の先端を根尖23まで挿入するだけで、各導体431の位置に対応した複数の側枝eの状況を一度に検出できる。これにより、側枝検出装置100Cは、測定電極10を根管22に挿入しながら側枝eの状況検出を繰り返す必要がなく、その手間を軽減することができる。
本発明の各実施形態を詳述してきたが、本発明は前記した各実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更なども含まれる。
前記した各実施形態では、口腔電極を被検者の口腔内表面に接触させることとして説明したが、これに限定されない。例えば、被検者電極は、被検者が手で握るタイプの電極であってもよい。従って、検者電極の接触位置は、口腔内表面に限定されず、被検者の身体の一部であればよい。
前記した各実施形態では、側枝を1つのみ図示したが、側枝検出装置は、側枝が複数存在する場合でも、これら側枝の状況を検出することができる。
前記した各実施形態では、測定電極を等間隔で配置することとして説明したが、測定電極を異なる間隔で配置してもよい。さらに、測定電極は、複数であればよく、その個数も前記した各実施形態に限定されない。
前記した第2実施形態では、フレキシブル素材が芯材を有することとして説明したが、フレキシブル素材を円柱状に形成し、フレキシブル素材が芯材を有さずともよい。
側枝検出用プローブは、被検査歯に固定するためのストッパーを備えていてもよい。このストッパーは、側枝検出用プローブを被検査歯に固定できる大きさであればよく、被検査歯よりも小さくてもよい。側枝検出用の測定電極の位置からストッパーまでの距離を測定するために、側枝検出用プローブには目盛を付けてもよいし、目盛の代わりに側枝検出用プローブを色分けしてもよい。
ここで、側枝eの検出終了後、ストッパーを被検査歯の上部まで下ろして側枝検出用プローブを固定する。固定した後、側枝検出用の測定電極の位置からストッパーまでの距離を測定する。これにより、側枝検出用プローブは、より高い精度で側枝位置を検出できる。
前記した実施形態では、側枝検出装置を独立したハードウェアとして説明したが、本発明は、これに限定されない。例えば、本発明は、コンピュータが備えるCPU、メモリ、ハードディスク等のハードウェア資源を、前記した側枝検出装置として協調動作させるプログラムで実現することもできる。このプログラムは、通信回線を介して配布してもよく、CD−ROMやフラッシュメモリ等の記録媒体に書き込んで配布してもよい。
1 電源(検出用電源)
2 信号切り換え部
3 整合部
4 増幅部
5 変換部
6 制御部
7 表示部
8 駆動機構
11 口腔電極(被検者電極)
12,12C データ処理部
100B,100C 側枝検出装置
200 側枝検出用プローブ
210 測定電極群
220,220〜210 測定電極
221 導体
223 絶縁体
225 測定端子
227 測定端子群
300,300C 測定電極切り換え部
400 側枝検出用プローブ
410 複層測定電極群
420 周方向測定電極群
430 測定電極
431 導体
433 導出用ライン
435 測定端子
437 測定端子群

Claims (15)

  1. 被検者の歯牙の根管内に挿入してから側枝の状況を検出する側枝検出装置であって、
    前記根管内に挿入される複数の測定電極からなる測定電極群と、
    前記被検者の身体の一部に配置される被検者電極と、
    前記測定電極群の各測定電極に、測定用信号を順次切り換えて印加する電源と、を備え、
    前記電源からの各測定用信号に基いて、前記測定電極と前記被検者電極間で順次検出される複数の測定データに基いて前記根管から歯根膜腔に伸びた前記側枝の状況を検出することを特徴とする側枝検出装置。
  2. 前記側枝の状況は、前記側枝の根管軸方向の位置であることを特徴とする請求項1に記載の側枝検出装置。
  3. 前記側枝の状況は、前記側枝の根管軸周り方向の位置であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の側枝検出装置。
  4. 前記測定電極群の各測定電極は、管軸方向に延設された位置が異なることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の側枝検出装置。
  5. 前記測定電極群の各測定電極は、管軸方向に略垂直な平面上に配置されたことを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の側枝検出装置。
  6. 前記測定電極群の測定電極の一つは、管軸方向の先端に配置されたことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の側枝検出装置。
  7. 前記測定データを報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の側枝検出装置。
  8. 前記測定用信号は、二つの周波数の測定用信号であり、
    前記測定データは、前記二つの周波数の測定用信号に基づいて順次検出される二つの測定データの相対値を含むことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の側枝検出装置。
  9. 前記相対値は、前記二つの測定データの差および比のうちの一つであることを特徴とする請求項8に記載の側枝検出装置。
  10. 複数の前記側枝の状況を、前記測定電極群の先端を前記歯牙の根尖まで挿入した状態で一度に検出可能にしたことを特徴とする請求項1から請求項9の何れか一項に記載の側枝検出装置。
  11. 歯牙の根管内に挿入してから側枝の有無および前記側枝の根管軸方向の位置を検出する側枝検出用プローブであって、
    所定間隔で根管軸方向に延設された位置が異なる複数の測定電極を備え、
    前記測定電極は、一方の端部を除いて絶縁体で被覆されており、他方の端部が検出装置側の検出用電源に接続可能な測定端子群であることを特徴とする側枝検出用プローブ。
  12. 歯牙の根管内に挿入してから側枝の有無と、前記側枝の根管軸方向の位置および前記側枝の根管軸周り方向の位置とを検出する側枝検出用プローブであって、
    前記根管軸周り方向に一定間隔で配置された周方向測定電極群を前記根管軸方向に一定間隔で配置した複層測定電極群を備え、
    前記複層測定電極群の各測定電極は、一方の端部を除いて絶縁体で被覆されており、他方の端部が検出装置側の検出用電源に接続可能な測定端子群であることを特徴とする側枝検出用プローブ。
  13. 前記複層測定電極群は、円柱状または円筒状のフレキシブル素材の表面に前記根管軸方向および/または前記根管軸周り方向に分割された導体で構成されていることを特徴とする請求項12に記載の側枝検出用プローブ。
  14. 被検者の歯牙の根管内に挿入される複数の測定電極からなる測定電極群と、前記被検者の身体の一部に配置される被検者電極と、前記測定電極群の各測定電極に測定用信号を順次切り換えて印加する電源とを備える側枝検出装置を用いる側枝検出方法であって、
    前記電源からの各測定用信号に基いて、前記歯牙の根尖まで挿入された前記測定電極群の各測定電極と前記被検者電極間で順次測定される複数の測定データに基いて前記根管から歯根膜腔に伸びた側枝の状況として側枝の有無および根管軸方向の位置を検出する検出工程を備えることを特徴とする側枝検出方法。
  15. 被検者の歯牙の根管内に挿入される複数の測定電極からなる測定電極群と、前記被検者の身体の一部に配置される被検者電極と、前記測定電極群の各測定電極に測定用信号を順次切り換えて印加する電源とを備える側枝検出装置の制御を司るコンピュータに、
    前記測定電極群が前記歯牙の根尖まで挿入された後に、前記電源から前記測定電極群の各測定電極に測定用信号を順次切り換えて印加させるステップと、
    前記電源からの各測定用信号に基いて、前記歯牙の根尖まで挿入された前記測定電極群の各測定電極と前記被検者電極との間で順次測定される複数の測定データに基いて前記根管から歯根膜腔に伸びた側枝の状況として側枝の有無および根管軸方向の位置を検出するステップと、を実行させるためのプログラム。
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