JP2016165406A - 生体インピーダンス測定装置 - Google Patents

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伸寧 佐下橋
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Abstract

【課題】生体の腔内に安全に挿入され、電極を安全かつ適切に腔壁に当接することができ、低侵襲かつ精度の高い測定が可能な生体インピーダンス測定装置を提供する。【解決手段】軸方向に延伸する4個の長孔を有し腔内に挿入される中空の本体部10と、本体部10に軸方向に摺動可能に挿入される操作部12と、操作部12の本体部10へ挿入される端部近傍周りに所定間隔で略一列に配設され、操作部12を本体部10へ挿入することにより、腔壁方向に突出して腔壁に当接される4個の電極15と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、生体の腔内のインピーダンスを計測する生体インピーダンス測定装置に関する。
生体のインピーダンスを計測する生体用のインピーダンス測定装置としては、例えば特許文献1に開示されているものがある。この生体インピーダンス測定装置は、金属板で構成される電極を生体に当接させて、生体への電流の印加や電圧の測定を行うものである。
しかしながら、このような金属板からなる電極を用いた生体インピーダンス測定装置を生体の腔内、例えば口腔や肛門等に用いようとすると、電極が生体インピーダンス測定装置の表面に露出しているため、生体の腔内への挿入時や、測定時の腔内の壁(腔壁)への侵襲性が高く、また、腔壁に電極を確実に当接することは困難である。
特開2007−117624号公報
本発明は、上記課題に鑑み創作されたものであり、生体の腔内に安全に挿入され、電極を安全かつ適切に腔壁に当接することができ、低侵襲かつ精度の高い測定が可能な生体インピーダンス測定装置の提供を目的とする。
本発明は、生体の腔内のインピーダンスを計測する生体インピーダンス測定装置を提供する。この生体インピーダンス測定装置は、
周方向に略等間隔で配設され軸方向に延伸する4個の長孔を少なくとも1組有し腔内に挿入される中空の本体部と、
前記本体部に軸方向に摺動可能に挿入される操作部と、
前記操作部の本体部へ挿入される端部近傍に周方向に略等間隔で略一列に配設され、前記操作部を前記本体部へ挿入することにより、腔壁方向に突出して腔壁に当接される4個の電極を少なくとも1組と、
を備え、腔壁におけるインピーダンスを測定するものである。
また、前記各電極は、前記操作部が前記本体部に挿入される長さに応じて、前記本体部が有する長孔から該本体部の表面よりも腔壁側に突出するように構成される。
詳しくは後述するが、上記により、前記本体部が腔内へ挿入された後、前記操作部を前記本体部に挿入操作したときにのみ、前記電極が所定の量だけ腔壁方向に突出して腔壁に当接される。これにより、本生体インピーダンス測定装置を腔内へ挿入する時の、ヒトや動物など生体への負担を軽減することを実現し得る。
また、前記本体部に前記操作部を挿入するのみの容易な操作により、電極を略等間隔で略同列に、かつ所望の量だけ腔壁側に突出させることが可能となり、電極の腔壁への十分かつ確実な当接が担保される。従って、低侵襲性的かつ高精度の測定が可能となる。
尚、前記各電極の腔壁側の先端部は、略半球形状を形成することが望ましい。
詳しくは後述するが、本発明の生体インピーダンス測定装置の測定対象となる生体の腔壁は、腔内から見て概ね略R形状を有する。したがって、各電極を略半球形状とすることにより、腔壁の略R形状と適合して、電極の腔壁へのより十分な当接が可能となる。また、電極の腔壁への接触箇所の形状が滑らかであるため、前記電極の腔壁に対する侵襲性の問題を回避し得る。
また、本発明の生体インピーダンス測定装置では、前記本体部と、前記各電極との軸方向の位置決め手段を備えることが望ましい。
詳しくは後述するが、上記により、同一固体の生体で定期的にインピーダンスを測定する場合、測定の都度、容易に前記電極を腔壁の所定の位置に当接させてインピーダンスを測定できる。結果、後述する4電極法での測定を経時的に繰り返し行う場合に、高精度なデータを得ることが可能となる。
尚、本発明の生体インピーダンス測定装置では、前記電極を一端に支持し他端が前記操作部の端部近傍に固定されるサポート部を備えても良く、該サポート部は弾性材料で形成されることが望ましい。
詳しくは後述するが、上記の構成として前記操作部と前記電極との間に該サポート部を介在させることで、生体インピーダンス測定装置による腔壁への侵襲性を低減させつつ、前記サポート部の弾性により、前記電極を腔壁に十分に当接させることが可能となる。
上述するように、本発明の生体インピーダンス測定装置によれば、生体の腔内に挿入後に電極が腔壁方向に突出されて、腔壁の所定の位置に確実に当接される。結果、低侵襲にかつ精度の高いインピーダンスの測定が可能となる。また、電極の先端部が略半球形状であることから、腔壁への電極の当接が十分かつ安全となり、生体の腔内のインピーダンスを、低侵襲性的かつ高精度で測定することを達成し得る。
本発明の一実施形態に係る生体インピーダンス測定装置の、非測定時の状態を腔内側(周方向)から見た写真図である。 本発明の一実施形態に係る生体インピーダンス測定装置の、測定時の状態を腔内側(周方向)から見た写真図である。 本発明の一実施形態に係る生体インピーダンス測定装置の、測定時の状態を腔内の奥壁(軸方向)から見た写真図である。 本発明の一実施形態に係る生体インピーダンス測定装置の、測定時の状態を腔内側(径方向)の別の角度から見た写真図である。 本発明の別実施形態に係る生体インピーダンス測定装置の、測定時の状態を腔内側(周方向)から見た写真図である。
以下に、本発明の生体インピーダンス測定装置30の具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る生体インピーダンス測定装置の非測定時、即ち腔内への挿入時及び抜去時の状態を腔内側(周方向)から見た写真図であり、図2は、測定時の状態を腔内側(周方向)から見た写真図であり、図3は、本発明の一実施形態に係る生体インピーダンス測定装置の、測定時の状態を腔内の奥壁(軸方向)から見た写真図である。
尚、図1〜図5において、下2桁が同一な番号は、同種の部材を示している。
《生体インピーダンス測定装置の構成》
本発明の生体インピーダンス測定装置(以下、「生体プローブ」とも称する)30は、図1に示すように、概ね本体部10と、操作部12と、電極15と、電気配線17とで構成される。この電極15は、図2に示すように、15a〜15dの4個が備えられる。また、本体部10には、図1及び図2に示すように、4個の長孔11を1組有する。この長孔11は、本体部10の周方向に略等間隔に配設され、各々軸方向に延伸している。
また、図2の各電極15a〜15dには、それぞれ電極を構成する伝導部15eを介して電気配線17が接続される。この配線17は、例えば操作部12に配設された配線用穴(図示せず)を介して検出器(図示せず)に接続され、後述する4電極法により腔壁のインピーダンスが測定される。
この電極15を構成する伝導部15eの一端には、電極15が配設される。また、他端は、電極15が周方向に略等間隔で、かつ略一列となるように、操作部12の本体部10へ挿入される端部の近傍に固着される。
尚、本体部10の先端近傍は、図1に示すように略球状の曲面に形成されることが好ましい。これにより、生体プローブ30を生体の腔内へ挿入する際の侵襲性が低減される。
また、この本体部10の先端近傍には、少なくとも1つのエア抜き孔18が配設されることが好ましい。これにより、生体プローブ30の腔内への挿入及び/又は抜去時に、本体部10と腔との間に正圧及び/又は負圧が生じることが防止される。結果、生体プローブ30の挿入及び/又は抜去時に、腔内と腔外との圧力差に起因する、腔壁等に対する侵襲性を低減できる。
《腔壁のインピーダンスの測定方法》
ここで、図1に示す生体プローブ30による腔壁のインピーダンスの測定方法について詳細に説明する。図1に示す非測定時、即ち腔内への挿入時及び抜去時の状態では、本体部10の開放端に操作部12の一部が摺動可能に挿入されている。また、図1の状態では、電極15及び伝導部15eは本体部10に収納されている。これにより、図2に示す電極15及び伝導部15eを腔壁(図示せず)等に接触させることなく腔内へ導入することが可能となり、低侵襲性的な測定を達成し得る。
腔壁のインピーダンスの測定は、まず、図1に示すように、電極15及び伝導部15eが本体部10に収納された状態で、生体プローブ30を構成する本体部10を、所定の位置まで腔内へ挿入する。挿入後、操作部12を、図2に示すように、本体部10の所定の位置まで挿入操作する。
上記により、図3に示すように、電極15は伝導部15eの材料、例えば銅合金の弾性により本体部10の表面より腔壁方向に突出されて、腔壁(図示せず)に当接する。
このとき、図3に示すように、各電極15の間隔S(S1〜S3)は、操作部12の本体部10への挿入量が一定であれば、一定かつ略同一となる。
詳述すると、上述したように図2に示す本体部10は、その周方向に略等間隔に配設され軸方向に延伸する4個の長孔11を1組、有する。また、各電極15a〜15dは、それぞれ伝導部15eを介して操作部12の端部近傍に、電極15が周方向に略等間隔、かつ略一列となるように固着されている。
さらに、操作部12は、本体部10が有する4個の長孔11と、伝導部15eを介して操作部12に固定された各電極15a〜15dと、の周方向の位相が一致するように、本体部10に挿入される。
また、各電極15a〜15dと操作部12とを連結する伝導部15eは、同一材料により略同一形状に形成される。
上記の構成により、図2に示す各電極15a〜15dは、操作部12が本体部10に挿入される長さに応じて、本体部10が有する長孔11から突出する。したがって、操作部12の本体部10への挿入量が一定の場合、各電極15a〜15dの周方向の間隔は、一定かつ略同一(S1=S2=S3)となる。また、各電極15a〜15dは、本体部10の周方向に略一列となる。
上記により、電極15を腔壁に当接させるために必要な、操作部12の本体部10への挿入長さが、例えばインピーダンスを測定する生体の個体差等によって異なる場合でも、各電極15a〜15dの間の周方向の間隔を略同一に維持しながら、本体部10の周方向に略一列に位置させることが可能となる。
上述してきた手順で図1の生体プローブ30を腔内へ挿入し、図3の電極15を腔壁に当接させた後、腔壁におけるインピーダンスが測定される。本発明の生体プローブ30では、インピーダンスの測定法として汎用されている4電極法を用いる。
一般に、この4電極法では、図3に示す電圧測定用の電極対である電極15bと15cとの間の間隔が一定であり、かつ、この電圧測定用の電極対15b,15cと、電流付加用の電極対である上記電極15a,15dとが、同列に配設されることが重要である。
詳述すると、4電極法では、電極15aと15dとの間に電流Iを付加し、電極15bと15cとの間の電圧Vを測定する。図示しない検出器によって、この電圧値Vと、電流値Iとの比をもとにインピーダンスが検出される。したがって、電極15bと15cとの間の間隔が一定であること、及び各電極15a〜15dが同列に配設されることの重要性が理解されよう。
本実施形態の生体プローブ30では、上述し図2に示すように、4個の電極15(15a〜15d)は、インピーダンスの測定時の状態において、本体部10の表面周方向に沿ったラインX-X上に略同列に配設される。また、上述し図3に示すように、4個の電極15の間隔は略同一に配設される。これにより、腔壁のインピーダンスの高精度な測定を実現し得る。
尚、各電極15a〜15dの腔壁側の先端部は、略半球形状に形成されることが望ましい。また、図3に示すように、電極15は円柱形で、その腔壁側の先端部を略球形状に面取り加工したものでも良い。
先述したように、本発明の生体プローブ30の測定対象となる生体の腔壁は、腔内から見て略R形状を有する。また、上記腔壁、例えば直腸壁等は大小の凹凸を有する。
各電極15a〜15d、又は15a〜15dの腔壁に当接される先端部を略半球形状とすることにより、腔壁の略R形状と適合して、電極の腔壁へのより十分な当接が可能となる。また、電極15の腔壁の接触箇所が滑らかであることにより、腔壁が凹凸を有する場合も、それらを侵襲することなく、電極15を確実に測定部位に当接させることができる。結果、電極15により腔壁を侵襲することなく、腔壁のインピーダンスを正確に測定し得る。
また、本発明の一実施形態に係る生体インピーダンス測定装置の、測定時の状態を腔内側(径方向)の別の角度から見た写真図である図4に示すように、本実施形態の生体プローブ30では、本体部10と、電極15との軸方向の位置決め手段、一例としてネジ20と、本体部10に位置決め用長孔22とが備えられる。
インピーダンスの測定時には、予めネジ20を、位置決め用長孔22を介して操作部12に配設されたネジ穴(図示せず)に仮締めされた状態しておく。次に、操作部12を本体部10に所定位置まで挿入し、各電極15a〜15dを腔壁に当接させる。その状態で、ネジ20を締め込むことにより、本体部10と操作部12とが軸方向へ摺動不能に固定される。
これにより、上述したように操作部12の端部の近傍に配設された4個の電極15(15a〜15d)を、図3に示すように、本体部10から突出して各電極15a〜15dの間隔が略同一(S1=S2=S3)となった状態で固定することができる。また、同時に、この4個の電極15(15a〜15d)を、図2に示し上述したように本体部10の表面周方向に沿ったラインX-X上に略一列となった状態で固定することができる。
定期的に生体のインピーダンスの測定を行おうとする場合、例えば予備測定時に、図4の本体部10を先端から腔内へ挿入し、インピーダンスの測定に適した腔壁の位置を確認したうえで、図4に示すように操作部12に配設されたネジ20の位置を、長溝22の周縁にマーキング(図4にAとして示す)する。また、本体部10の挿入長さを、本体部10の表面にマーキング(図4にBとして示す)する。
本測定時には、まず、生体プローブ30を、本体部10の表面のマーキングBの位置まで腔内へ挿入する。次に、ネジ20がマーキングAの位置に到達するまで操作部12を本体部10へ挿入操作し、ネジ20を締めこんで本体部10と、電極15との軸方向の相対位置を固定する。
上記により、定期的にインピーダンスの測定を行う場合において、都度、電極15をインピーダンスの測定に好適な腔壁の所定の位置に容易に当接して、腔壁のインピーダンス測定を行うことが可能となる。また、測定中に意図せず操作部12に触れた場合等も、本体部10と、電極15との軸方向の相対位置が固定されているため、電極15の配設間隔が変化することを防止できる。結果、4電極法を適正に利用して、腔壁のインピーダンスを高い精度で測定することを達成し得る。
尚、上記ではインピーダンスの測定に適した腔壁の位置を確認して、図4に示したようにネジ20の位置や本体部10の挿入長さをそれぞれマーキングすることとしたが、予め長溝22の周縁や本体部10の表面周囲に目盛りを印字する等して、記録媒体、例えばカルテ等に記録すれば、次回以降のインピーダンス測定時に、別固体の生体プローブ30を使用する場合にも、腔壁の同じ位置で測定を行うことが容易に可能となる。
また、例えばネジ20の軸部(図示せず)と、本体部10に配設される位置決め用長孔22との周方向のクリアランスを、本体部10と操作部12とが摺動可能な程度縮小して、本体部10と、電極15が固定された操作部12とのし相対回転を抑制することも可能である。
結果、インピーダンス測定中に電極15と腔壁との当接位置が、意図せず移動することを防止でき、より確実なインピーダンスの測定を担保しながら、腔壁に対する侵襲のさらなる低減を実現し得る。
また、本実施例では、図3に示す各電極15a,15b,15c,15dは、操作部12の周方向に略等間隔(S1=S2=S3)で、略一列に配設されており、電極15a〜15dは等間隔としたが、発明者の知見によると、電流付加用の電極15aと、それに隣接される電圧測定用の電極15b、及び電流付加用の電極15cとそれに隣接される電圧測定用の電極15d、との間隔は同一でなくても良い。
換言すると、図3においてS1とS3とを同一にしない場合も、インピーダンスの測定は適正に行うことができる。
《別実施形態の生体インピーダンス測定装置の構成》
尚、本発明の別実施形態に係る生体インピーダンス測定装置の、測定時の状態を腔内側(周方向)から見た写真図である図5に示すように、電極15を支持するサポート部24を備えても良く、サポート部24は弾性材料で形成されることが望ましい。
詳述すると、図5に示す生体プローブ130では、各電極115a〜115c及び図示しない電極115dと、操作部12との間に、弾性材料で形成されたサポート部24を各々備える。
このサポート部24の一端には、電極115a〜115c及び図示しない電極115dがそれぞれ溶着や接着等で固定される。また、サポート部24の他端は、操作部12の先端近傍に固定される。サポート部24は、一端が電極115に接続された電気ハーネス(図示せず)をそれぞれ具備しており、操作部12の先端近傍で電気配線17と接続される。
上記のように、操作部12と電極115との間に弾性を有する材料、例えばゴムや樹脂等で形成されたサポート部24を介在させることにより、図4に示すような金属製の伝導部15eと腔壁等との接触を確実に防止して侵襲性を低減させつつ、サポート部24の弾性により、各電極115を腔壁に十分に当接させて、インピーダンスを正確に測定することが可能となる。
尚、上記ではサポート部24に電気ハーネス(図示せず)が具備されることとしたが、図4に示すような、電極15を構成する平板状の伝導部15eの周囲を、例えばシリコーンゴム(図示せず)等で被覆した場合も、各電極15は、伝導部15eの材料、例えば銅合金とシリコーンゴムとの弾性により腔壁方向に突出して腔壁に確実に当接され、同様な効果を得ることが可能である。
尚、上述してきた実施形態では、本体部10に4個の長孔11を1組と、操作部12に4個の電極15を1組と、を備えることとしたが、それぞれを複数組、備えても良い。このとき、複数組の長孔11と電極15とは、周方向に位相を相違させて配設されても良いし、軸方向の位置を相違させて配設されても良い。
上記により、腔内の周方向や軸方向に異なる位置の腔壁のインピーダンスを同時に測定することができ、結果、測定の効率を向上させたり、測定データの精度を向上することが可能である。
本発明の生体インピーダンス測定装置30,130は、生体情報の収集として腔内インピーダンスの測定に用いることが可能であり、例えば、直腸癌、直腸膣壁弛緩等や逆流性食道炎等の消化器系の疾病の原因を特定するための直腸内、食道内壁等のインピーダンス測定に用いることができる。
以上、本発明の生体インピーダンス測定装置についての実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲および明細書等に記載の精神や教示を逸脱しない範囲で他の変形例、改良例が得られることが当業者は理解できるであろう。
10 本体部
11 長孔
12 操作部
15 電極
15a,15d 電流付加用の電極
15b,15c 電圧測定用の電極
15e 伝導部
17 電気配線
18 エア抜き孔
20 位置決め手段
22 位置決め用長孔
24 サポート部
30 生体インピーダンス測定装置

Claims (5)

  1. 生体の腔内のインピーダンスを計測する生体インピーダンス測定装置であって、
    周方向に略等間隔で配設され軸方向に延伸する4個の長孔を少なくとも1組有し腔内に挿入される中空の本体部と、
    前記本体部に軸方向に摺動可能に挿入される操作部と、
    前記操作部の本体部へ挿入される端部近傍に周方向に略等間隔で略一列に配設され、前記操作部を前記本体部へ挿入することにより、腔壁方向に突出して腔壁に当接される4個の電極を少なくとも1組と、
    を備え、
    腔壁におけるインピーダンスを測定するための生体インピーダンス測定装置。
  2. 前記各電極は、前記操作部が前記本体部に挿入される長さに応じて、前記本体部が有する長孔から該本体部の表面よりも腔壁側に突出する、ことを特徴とする請求項1に記載の生体インピーダンス測定装置。
  3. 前記各電極の腔壁側の先端部は、略半球形状を形成する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の生体インピーダンス測定装置。
  4. 前記本体部と、前記各電極との軸方向の位置決め手段を備える、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の生体インピーダンス測定装置。
  5. 前記電極を一端に支持し他端が前記操作部の端部近傍に固定されるサポート部を備え、該サポート部は弾性材料で形成される、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の生体インピーダンス測定装置。
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