JP6631706B2 - ヒートポンプ給湯室外機 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートポンプ給湯室外機に関する。
大気の熱を利用する、エネルギー効率に優れたヒートポンプ給湯システムが広く用いられている。ヒートポンプ給湯システムが備えるヒートポンプ給湯室外機には、大気の熱を冷媒に吸収させる蒸発器、蒸発器へ送風するプロペラファン、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された高温高圧の冷媒で水を加熱する水冷媒熱交換器などが搭載されている。運転時に生じる騒音を低減するために、圧縮機の周囲は、防音材により覆われている。圧縮機は、ヒートポンプ給湯室外機のベースとなる底板の上に設置される。蒸発器の表面に凝縮した水が、底板へ流下して溜まることがある。防音材は、例えばフェルトのような吸水性のある物質を含む。防音材が水を吸収すると、その水分によって圧縮機が腐食する可能性がある。防音材が水を吸収すると、防音材の防音性が低下する可能性がある。防音材が水を吸収することのないように、底板に溜まった水に防音材が触れないようにすることが望しい。
下記特許文献1に開示された室外機は、以下のように構成されている。圧縮機(22)の側面を覆う防音材(3A)は、吸水性を有する吸音材(41)を含む。圧縮機(22)が設置される底板(17a)は、防音材(3A)が載置される防音材載置部(61)と、防音材載置部(61)の周囲に位置し、防音材載置部(61)と一体成形された周囲部(62)と、を有する。防音材載置部(61)は、周囲部(62)よりも高い位置にある。このような構成により、凝縮水が流下して底板(17a)の周囲部(62)上に溜まったとしても、この水が防音材載置部(61)上に載置された防音材(3A)に接触するのが抑制される。これにより、吸音材(41)への水の浸透が抑制される。
日本特開2013−53827号公報
特許文献1の室外機では、以下の問題がある。底板(17a)に防音材載置部(61)及び周囲部(62)を形成するので、底板(17a)の形状が複雑になる。複雑な形状は、底板(17a)の製造コストの増大につながる。加えて、圧縮機(22)の振動が防音材(3A)を伝って底板(17a)に伝達しやすいという問題もある。ヒートポンプ給湯室外機に用いられる圧縮機は、圧縮圧力が高いため、振動が大きい傾向がある。圧縮機(22)の振動が底板(17a)に伝達すると、底板(17a)を含むヒートポンプ給湯室外機の筐体各部が振動し、騒音、特に低周波騒音の原因になりやすい。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、底板の形状を複雑にすることなく、圧縮機の側面を覆う防音材が、底板に溜まった水を吸収することを防ぐことのできるヒートポンプ給湯室外機を提供することを目的とする。
本発明のヒートポンプ給湯室外機は、排水口を有する底板と、底板の上にあり、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機の底部に固定された板状の足部と、底板と足部との間にある防振部材と、圧縮機の側面に巻き付けられている防音材と、防音材の下端の位置を保つサポートと、を備え、サポートは、足部の外縁において支持されており、足部の位置は、排水口の閉塞時に底板の上に発生する可能性のある水溜まりの水面より上になるものである。
本発明のヒートポンプ給湯室外機によれば、底板の形状を複雑にすることなく、圧縮機の側面を覆う防音材が、底板に溜まった水を吸収することを防ぐことが可能となる。底板の形状が複雑にならないので、底板の製造コストの増大を抑制できる。さらに、圧縮機から底板への振動伝達を確実に抑制することが可能となる。
実施の形態1のヒートポンプ給湯室外機を備えたヒートポンプ給湯システムの配管系統図である。 実施の形態1のヒートポンプ給湯室外機の外観を示す斜視図である。 実施の形態1のヒートポンプ給湯室外機の分解斜視図である。 実施の形態1のヒートポンプ給湯室外機が備える底板及び圧縮機などを示す分解斜視図である。 実施の形態1のヒートポンプ給湯室外機が備える底板、圧縮機、及び防音材などを示す斜視図である。 実施の形態1における圧縮機、底板、足部、防音材等の断面図である。 実施の形態1における圧縮機に取り付ける前の足部及びサポートを示す斜視図である。 実施の形態2のヒートポンプ給湯室外機が備える足部及びサポート部品の分解斜視図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。本開示は、以下の各実施の形態で説明する構成のうち、組合わせ可能な構成のあらゆる組合わせを含み得る。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1のヒートポンプ給湯室外機を備えたヒートポンプ給湯システムの配管系統図である。図1に示すように、ヒートポンプ給湯システム90は、ヒートポンプ給湯室外機1と、タンクユニット91とを備える。ヒートポンプ給湯室外機1は、室外に設置される。タンクユニット91は、室外に設置されてもよいし、室内に設置されてもよい。
ヒートポンプ給湯室外機1は、圧縮機2、熱交換器3、第一膨張弁4a、第二膨張弁4b、蒸発器5、内部熱交換器6、及び送風機7を備える。ヒートポンプ給湯室外機1は、冷媒回路を備え、冷凍サイクルすなわちヒートポンプサイクルの運転を行う。圧縮機2は、低圧冷媒ガスを圧縮する。冷媒は、例えば二酸化炭素でもよい。熱交換器3は、圧縮機2から吐出された高温高圧の冷媒と、水または他の液状熱媒体との間で熱を交換する。液状熱媒体は、例えば、塩化カルシウム水溶液、エチレングリコール水溶液、アルコール、などでもよい。
第一膨張弁4a及び第二膨張弁4bは、高圧冷媒を減圧して低圧冷媒にする減圧装置の例である。減圧された低圧冷媒は、気液二相の状態になる。蒸発器5は、低圧冷媒と大気との間で熱を交換する熱交換器である。蒸発器5において、低圧冷媒は、大気の熱を吸収することで蒸発する。送風機7が蒸発器5へ送風することで、蒸発器5での熱交換を促進できる。内部熱交換器6は、高圧流路及び低圧流路を備える。内部熱交換器6は、高圧流路を流れる高圧冷媒と、低圧流路を流れる低圧冷媒との間で熱を交換する。蒸発器5で蒸発した低圧冷媒ガスは、内部熱交換器6の低圧流路を経由して、圧縮機2に吸入される。
本実施の形態における冷媒回路は、熱交換器3を通過した冷媒が内部熱交換器6の高圧流路を経由して蒸発器5に至る第一経路8と、熱交換器3を通過した冷媒が内部熱交換器6を経由せずに蒸発器5に至る第二経路9とを備える。第一膨張弁4aは、内部熱交換器6の高圧流路の下流の第一経路8に設置されている。第二膨張弁4bは、第二経路9に設置されている。第一膨張弁4a及び第二膨張弁4bの開度を調整することで、熱交換器3から内部熱交換器6を経由して蒸発器5に至る冷媒の流量と、熱交換器3から内部熱交換器6を経由せずに蒸発器5に至る冷媒の流量との比率を変えることができる。
タンクユニット91は、貯湯タンク92、水ポンプ93、流路切替弁94、及びバイパス流路95を備える。ヒートポンプ給湯室外機1とタンクユニット91との間は、外部配管96,97を介して接続されている。
貯湯タンク92内には、加熱前の水及び加熱後の湯が貯留される。貯湯タンク92内には、温度による水の比重の違いにより、上側が高温で下側が低温の温度成層が形成される。貯湯タンク92の上部には、例えば給湯栓、シャワー、浴槽などの端末へ給湯するための給湯管(図示せず)が接続される。貯湯タンク92の下部には、水道などの水源からの水を供給する給水管(図示せず)が接続される。貯湯タンク92から給湯するときには、給水管から貯湯タンク92内に作用する水圧により貯湯タンク92の上部の湯が給湯管へ送出される。給湯管へ流出した湯と同量の水が給水管から貯湯タンク92内に流入することで、貯湯タンク92内が満水状態に維持される。
貯湯タンク92の下部は、導管を介して水ポンプ93の入口につながる。水ポンプ93の出口は、流路切替弁94につながる。流路切替弁94は、外部配管96を介して、ヒートポンプ給湯室外機1の熱交換器3の水入口につながる。
ヒートポンプ給湯システム90は、ヒートポンプ給湯室外機1により加熱された湯を貯湯タンク92内に蓄積する蓄熱運転を実施できる。蓄熱運転のときには、以下のようになる。圧縮機2、送風機7、及び水ポンプ93が運転される。貯湯タンク92の下部から流出した水が、水ポンプ93、流路切替弁94、及び外部配管96を通って、ヒートポンプ給湯室外機1の熱交換器3に流入する。この水は、熱交換器3にて冷媒により加熱されて湯になる。熱交換器3で加熱された湯の温度は、例えば、65℃〜90℃程度でもよい。熱交換器3から流出した湯は、外部配管97を通ってタンクユニット91に戻り、タンク上部管98を通って貯湯タンク92の上部に流入する。
流路切替弁94は、水ポンプ93から吐出された水が、ヒートポンプ給湯室外機1に代えてバイパス流路95を通ってタンク上部管98に流入する状態になるように流路を切り替え可能である。
本発明のヒートポンプ給湯室外機は、上記ヒートポンプ給湯システム90のような給湯システムの一部を構成するものに限らず、例えば温水暖房システムにおける液状熱媒体を加熱する用途に使用されるものでもよい。すなわち、本発明のヒートポンプ給湯室外機により加熱された液状熱媒体を、例えば、床下に設置される床暖房パネル、室内壁面に設置されるラジエータもしくはパネルヒーター、または、ファンコンベクターのような暖房器具へ供給してもよい。
図2は、実施の形態1のヒートポンプ給湯室外機1の外観を示す斜視図である。図3は、実施の形態1のヒートポンプ給湯室外機1の分解斜視図である。図2に示すように、ヒートポンプ給湯室外機1は、複数の脚部41を備える。脚部41は、地面または床面に固定される。
図3に示すように、ヒートポンプ給湯室外機1は、底板18、フロントパネル19、サイドパネル20、及びトップパネル21を備える。底板18、フロントパネル19、サイドパネル20、及びトップパネル21は、ヒートポンプ給湯室外機1の外郭すなわち筐体を構成する。底板18、フロントパネル19、サイドパネル20、及びトップパネル21は、金属製が好ましい。底板18は、ヒートポンプ給湯室外機1のベースまたはフレームに相当する。圧縮機2などの構成機器は、底板18の上に搭載される。底板18の下面に脚部41が固定されている。
フロントパネル19は、ヒートポンプ給湯室外機1の前面及び左側面を覆う。サイドパネル20は、ヒートポンプ給湯室外機1の後面の一部及び右側面を覆う。トップパネル21は、ヒートポンプ給湯室外機1の上面を覆う。
蒸発器5は、ヒートポンプ給湯室外機1の後面及び左側面を覆うように配置される。蒸発器5とフロントパネル19との間に送風機7が配置される。本実施の形態における送風機7は、プロペラファンを備える。ヒートポンプ給湯室外機1の外郭の内部は、送風機7がある送風機室15と、機械室14とに区画されている。仕切板16が送風機室15と機械室14とを隔てる。機械室14には、圧縮機2及び冷媒配管等が配置される。図3では、後述する防音材32,33の図示を省略している。送風機7の下にケース13が配置されている。熱交換器3は、断熱材に覆われた状態で、ケース13内に収納されている。
フロントパネル19は、送風機7と対向する位置に開口を有する。この開口を覆うグリル23がフロントパネル19に取り付けられている。送風機7が運転されると、外気すなわち大気が、蒸発器5を通過して送風機室15に流入し、グリル23からヒートポンプ給湯室外機1の外へ排出される。
ヒートポンプ給湯室外機1は、電気部品収納箱17を備える。電気部品収納箱17は、送風機室15の上部の一部及び機械室14の上部を占める空間に配置される。電気部品収納箱17内には、例えば、圧縮機2のモーター及び送風機7のモーターを駆動制御するインバータ電源等の電気部品が収納されている。電気部品収納箱17の近くには端子台がある。外部の電気配線を接続する時に端子台が用いられる。サービスパネル22がサイドパネル20に対して着脱可能に取り付けられる。サービスパネル22は、端子台を保護する。サービスパネル22の下には、接続部カバー42がサイドパネル20に対して着脱可能に取り付けられる。接続部カバー42は、外部配管96,97が接続される接続部(図示せず)を保護する。
図4は、実施の形態1のヒートポンプ給湯室外機1が備える底板18及び圧縮機2などを示す分解斜視図である。図4に示すように、底板18は、例えば1cm程度の高低差を有する凹凸、段差、斜面などが複数形成された形状を有する。底板18は、例えば絞り加工などのプレス加工により形成されたものでもよい。底板18は、遮水性を有する。
底板18には、排水口37が形成されている。排水口37は、底板18のうちで最も低い位置にあることが望ましい。ヒートポンプ給湯室外機1の運転時、蒸発器5は低温になるため、蒸発器5を通過する空気に含まれる水分が蒸発器5の表面で凝縮することがある。その凝縮水は、重力により流下する。底板18は、その水を受ける。その水は、底板18に形成された高低差によって排水口37の位置へ向かって流れ、排水口37から底板18の下へ排出される。
ヒートポンプ給湯室外機1が設置される場所には、排水口37から排出される水を受けるホッパーなどが備えられてもよい。本実施の形態であれば、以下の効果が得られる。蒸発器5の表面で生じた凝縮水などを底板18が集めて排水口37からヒートポンプ給湯室外機1外へ排出するので、排水口37以外の箇所から水が出ることを防止できる。ヒートポンプ給湯室外機1の水漏れではないかとユーザーが誤解することを確実に防止できる。
圧縮機2は、シェルを備える。シェルの外形は、図示のような円筒形状でもよい。図示を省略するが、圧縮機2のシェルの内部には、冷媒を圧縮する圧縮装置と、圧縮装置を駆動するモーターとが収納されている。圧縮装置は、例えば、レシプロ式、スクロール式、ロータリー式などのいずれでもよい。
吸入マフラー24は、圧縮機2のシェルに隣接している。吸入マフラー24は、圧縮機2のシェルの側面に連結されている。吸入マフラー24の外形は、圧縮機2のシェルより小さい円筒形状でもよい。吸入マフラー24に吸入管25が接続されている。低圧冷媒ガスは、吸入管25及び吸入マフラー24を通って圧縮機2に吸入される。圧縮機2には、吐出管26が接続されている。圧縮機2で圧縮された高圧冷媒ガスは吐出管26へ吐出される。圧縮機2のシェルの上部には、ターミナルカバー27が取り付けられている。
圧縮機2のシェルの底部には、足部30が固定されている。圧縮機2は、足部30を介して、底板18に搭載される。足部30は、圧縮機2及び吸入マフラー24の重量を支えることのできる強度を有する。足部30は、金属製が好ましい。足部30は、圧縮機2を支える基底部に相当する。実施の形態における足部30は、板状の部材である。足部30の上面は、圧縮機2のシェルの底面に接合している。足部30は、圧縮機2のシェルに対して溶接されていてもよい。足部30には、複数(本実施の形態では3個)の孔43が形成されている。
底板18には、圧縮機2を底板18に連結するための複数(本実施の形態では3個)のボルト28が設置されている。ボルト28は、上方へ向かって突出する。ボルト28は、底板18の上面に溶接されたウエルドボルトでもよい。ヒートポンプ給湯室外機1は、複数(本実施の形態では3個)の防振部材29を備える。防振部材29は、底板18の上面と足部30の下面との間に配置される。防振部材29は、例えばゴムまたはバネのような弾性を有する部材である。防振部材29の外形は、図示のような円筒形状または円柱形状でもよい。防振部材29は、ボルト28を挿通可能な孔を有する。ボルト28は、防振部材29の孔と、足部30の孔43とを挿通する。ナット31は、ボルト28に螺合する。底板18とナット31との間に防振部材29及び足部30が挟まれることで、圧縮機2が底板18に連結される。
圧縮機2の運転中には、圧縮機2の内部の回転体のトルク変動、回転体のアンバランス、冷媒圧力の脈動などにより振動が発生する。特に、ヒートポンプ給湯室外機1の圧縮機2では、高い圧縮圧力が必要になるため、圧縮機2の振動が大きくなりやすい。本実施の形態であれば、圧縮機2及び吸入マフラー24の重量は、防振部材29を介して底板18にかかる。圧縮機2の運転時に、防振部材29が振動を吸収することで、圧縮機2の振動が底板18に伝達することを確実に抑制できる。
防振部材29が無く、圧縮機2が底板18の上面に直接固定されていると仮定すると、以下のような問題がある。圧縮機2の振動が底板18に伝達し、さらに底板18の振動がフロントパネル19、サイドパネル20、トップパネル21、仕切板16、蒸発器5などへ伝達する。その結果、底板18、フロントパネル19、サイドパネル20、トップパネル21、仕切板16、蒸発器5などの振動が、騒音、特に低周波騒音を発生させる可能性がある。低周波騒音とは、ヒトの聴覚では感知できないような低い周波数を含む音である。
本実施の形態であれば、防振部材29を備えたことで、底板18、フロントパネル19、サイドパネル20、トップパネル21、仕切板16、蒸発器5などの振動を低減できる。よって、騒音、特に低周波騒音の発生を確実に抑制できる。
図5は、実施の形態1のヒートポンプ給湯室外機1が備える底板18、圧縮機2、及び防音材32,33などを示す斜視図である。図5に示すように、ヒートポンプ給湯室外機1は、防音材32,33を備える。防音材32は、圧縮機2の側面を少なくとも部分的に覆う。本実施の形態では、防音材32は、圧縮機2及び吸入マフラー24の側面をまとめて覆っている。防音材32は、圧縮機2及び吸入マフラー24に巻きつけられることで、筒状になる。筒状になった防音材32の内側に圧縮機2及び吸入マフラー24が位置する。防音材33は、圧縮機2及び吸入マフラー24を上から覆う。防音材33は、筒状になった防音材32の上端開口を塞ぐように配置される。防音材33には、吸入管25及び吐出管26を通す孔44が形成されている。本実施の形態であれば、防音材32,33を備えたことで、圧縮機2の運転時の騒音がヒートポンプ給湯室外機1の外部に漏れることを確実に抑制できる。
防音材32,33は、吸音材を備える。吸音材は、細かい空隙を有する材料からなる。吸音材は、例えば、フェルト、グラスウール、ロックウールのうちの少なくとも一つを含んでもよい。防音材32,33は、遮音材をさらに備えてもよい。吸音材が防音材32,33の内層を構成し、遮音材が防音材32,33の外層を構成してもよい。遮音材は、吸音材より密度の高い材料からなる。遮音材は、例えば、ゴム材料、樹脂材料などで構成されてもよい。
底板18に設けられた排水口37に例えば枯葉、泥などの異物が詰まることにより、排水口37が閉塞する可能性がある。排水口37が閉塞した場合、蒸発器5などから流下した水が排水口37から排出されなくなる。ヒートポンプ給湯室外機1の運転時には、蒸発器5が常に冷えた状態になる。このため、空気調和機の室外機に比べて、蒸発器5の表面で発生する凝縮水の量が多い。排水口37が閉塞した場合には、底板18上に多量の水が溜まる可能性がある。
防音材32,33が備える吸音材は、細かい空隙を有するため、吸水性を有する。防音材32の下端が底板18上の水溜まりに触れたと仮定すると、防音材32の吸音材が水を吸収してしまう。水を吸収した吸音材は、吸音性能が低下する。また、吸音材に吸収された水分が圧縮機2に接触することで、圧縮機2が腐食する可能性がある。これらの弊害を避けるには、防音材32の下端が底板18上の水溜まりに接触することを確実に防止する必要がある。
図4及び図5に示すように、本実施の形態のヒートポンプ給湯室外機1は、防音材32の下端の位置を保つサポート34を備える。サポート34は、足部30により支持される。足部30は、底板18の上にある防振部材29の上にある。足部30の位置は、排水口37の閉塞時に底板18上に発生する可能性のある水溜まりの水面より上になる。本実施の形態であれば、サポート34を備えたことで、以下の効果が得られる。排水口37の閉塞によって底板18上に水溜まりが発生した場合であっても、防音材32の下端が水溜りに触れることを確実に防止できる。防音材32の吸音材に水が吸収されることを確実に防止できる。防音材32の吸音材の吸音性能が低下したり、圧縮機2の腐食を招いたりするような弊害の発生を確実に防止できる。
図6は、実施の形態1における圧縮機2、底板18、足部30、防音材32,33等の断面図である。図6では、圧縮機2については断面でなく外観を示す。図7は、実施の形態1における圧縮機2に取り付ける前の足部30及びサポート34を示す斜視図である。
図7に示すように、足部30の概略形状は、三角形の板状である。その三角形の三つの角部の各々に孔43が形成されている。本実施の形態では、サポート34が足部30と一体である。すなわち、足部30及びサポート34が一つの部品である。例えばプレス加工により、サポート34を足部30と一体的に容易に形成できる。本実施の形態であれば、部品点数の増加を防止でき、部品及び組み立てのコストを抑制できる。
図示の構成では、三角形の足部30の各辺からサポート34が突出している。すなわち、サポート34が3箇所に形成されている。これらのサポート34は、筒状を呈する防音材32の周方向の位置が異なる複数個所(本実施の形態では3箇所)にて、防音材32の下端に接する。サポート34は、第一部位35及び第二部位36を備える。第一部位35は、足部30の外縁から外側へ水平に突出する。第二部位36は、第一部位35の先端から鉛直上方へ突出する。
図6に示すように、サポート34は、排水口37の閉塞時に底板18上に発生する可能性のある水溜まりWの水面より上の位置にある。サポート34の第一部位35は、防音材32の下端面に接する。これにより、防音材32の下端面の位置を、水溜まりWの水面より上の位置に確実に保つことができる。このため、排水口37の閉塞時に底板18上に水溜まりWが発生した場合であっても、防音材32の下端が水溜まりWに触れることを確実に防止でき、防音材32の吸音材が吸水することを確実に防止できる。
本実施の形態では、防音材32は、圧縮機2の側面に接触または近接している。これにより、以下の効果が得られる。防音材32は、防音性だけでなく断熱性を有する。圧縮機2のシェルの表面は、高温になる。圧縮機2の側面と防音材32との間の隙間を小さくすることで、圧縮機2のシェルの表面から熱が散逸することをより確実に抑制できる。このため、熱エネルギーのロスを低減できる。圧縮機2の側面と防音材32との間の隙間を小さくすることで、防音材32の量を最小限にできる。
サポート34の第二部位36は、防音材32の下部の外周面に接する。本実施の形態であれば、第二部位36を備えたことで、以下の効果が得られる。防音材32が第一部位35より外側へ食み出してサポート34から外れることを確実に防止できる。それゆえ、防音材32の下端面の位置を、水溜まりWの水面より上の位置に、より確実に保つことができる。また、防音材32を、圧縮機2の側面に接触または近接する位置に、より確実に保持できる。
本実施の形態であれば、防音材32の下端を支持する形状を底板18に形成する必要がないので、底板18の形状が複雑になることを回避できる。このため、底板18の製造コストの増加を回避できる。
(比較例)
比較例として、防音材32の下端が底板18に形成された凸部に接している構成を想定する。この比較例には、次のような問題がある。圧縮機2の運転時には、防振部材29が微小伸縮を繰り返すことで、圧縮機2が底板18に対して微小な上下動を繰り返す。そのような圧縮機2の微小な上下動に伴い、防音材32も微小な上下動を繰り返す。防音材32の下端が底板18に接していると、防音材32の微小な上下動が底板18を振動させる。底板18の振動は、フロントパネル19、サイドパネル20、トップパネル21、仕切板16、蒸発器5などへ伝達する。その結果、底板18、フロントパネル19、サイドパネル20、トップパネル21、仕切板16、蒸発器5などの振動が、騒音、特に低周波騒音を発生させる可能性がある。
これに対し、本実施の形態であれば、防振部材29の上にある足部30に支持されたサポート34が防音材32の下端を支持するので、防音材32の微小な上下動が底板18に伝達しない。このため、上記比較例のように底板18、フロントパネル19、サイドパネル20、トップパネル21、仕切板16、蒸発器5などが振動することがなく、騒音、特に低周波騒音の発生を確実に防止できる。
底板18は、外周に側壁45を備える。図6に示すように、防音材32の下端は、側壁45の上端の位置より高い位置にある。排水口37の閉塞時に底板18上に発生する可能性のある最高水位の水溜まりWの水面の位置は、側壁45の上端の位置に等しい。本実施の形態であれば、防音材32の下端の位置は、排水口37の閉塞時に底板18上に発生する可能性のある最高水位の水溜まりWの水面の位置より高い位置になる。このような構成によれば、排水口37の閉塞時に底板18上に水溜まりWが発生した場合であっても、防音材32の下端が水溜まりWに触れることをより確実に防止でき、防音材32の吸音材が吸水することをより確実に防止できる。
実施の形態2.
次に、図8を参照して、実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。図8は、実施の形態2のヒートポンプ給湯室外機1が備える足部30及びサポート部品38の分解斜視図である。
前述した実施の形態1では、サポート34と足部30とが一体すなわち一部品であった。本実施の形態2は、サポート34と足部30とが別体すなわち別部品である点で実施の形態1と異なる。図8に示すように、本実施の形態2のヒートポンプ給湯室外機1は、サポート部品38を備える。サポート部品38は、足部30の下面に固定される。サポート34は、サポート部品38の一部として形成されている。サポート部品38は、金属製でもよいし、樹脂またはプラスチックの成形品でもよい。サポート部品38の上面には、複数の爪39が形成されている。爪39が足部30の外縁に係合することでサポート部品38が足部30に固定される。爪39に代えて、例えばネジ止めなどによりサポート部品38を足部30に固定してもよいことは言うまでもない。本実施の形態2であれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。
1 ヒートポンプ給湯室外機、 2 圧縮機、 3 熱交換器、 4a 第一膨張弁、 4b 第二膨張弁、 5 蒸発器、 6 内部熱交換器、 7 送風機、 8 第一経路、 9 第二経路、 13 ケース、 14 機械室、 15 送風機室、 16 仕切板、 17 電気部品収納箱、 18 底板、 19 フロントパネル、 20 サイドパネル、 21 トップパネル、 22 サービスパネル、 23 グリル、 24 吸入マフラー、 25 吸入管、 26 吐出管、 27 ターミナルカバー、 28 ボルト、 29 防振部材、 30 足部、 31 ナット、 32,33 防音材、 34 サポート、 35 第一部位、 36 第二部位、 37 排水口、 38 サポート部品、 39 爪、 41 脚部、 42 接続部カバー、 43,44 孔、 90
ヒートポンプ給湯システム、 91 タンクユニット、 92 貯湯タンク、 93 水ポンプ、 94 流路切替弁、 95 バイパス流路、 96,97 外部配管、 98 タンク上部管

Claims (7)

  1. 排水口を有する底板と、
    前記底板の上にあり、冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機の底部に固定された板状の足部と、
    前記底板と前記足部との間にある防振部材と、
    前記圧縮機の側面に巻き付けられている防音材と、
    前記防音材の下端の位置を保つサポートと、
    を備え、
    前記サポートは、前記足部の外縁において支持されており、
    前記足部の位置は、前記排水口の閉塞時に前記底板の上に発生する可能性のある水溜まりの水面より上になるヒートポンプ給湯室外機。
  2. 前記サポートは、前記防音材の下端面に接する第一部位と、前記防音材の外周面に接する第二部位とを備える請求項1に記載のヒートポンプ給湯室外機。
  3. 前記サポートが前記足部と一体である請求項1または請求項2に記載のヒートポンプ給湯室外機。
  4. 前記サポートが前記足部と別体であり、前記サポートが前記足部に固定されている請求項1または請求項2に記載のヒートポンプ給湯室外機。
  5. 前記底板は、外周に側壁を備え、
    前記防音材の下端は、前記側壁の上端より高い位置にある請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のヒートポンプ給湯室外機。
  6. 前記足部の外縁は三角形であり、
    前記サポートは当該三角形の各辺に設けられている請求項1から請求項のいずれか一項に記載のヒートポンプ給湯室外機。
  7. サポート部品を備え、
    前記サポートは、前記サポート部品の一部として形成され、
    前記サポート部品の上面に複数の爪が形成されており、
    前記爪が前記足部の外縁に係合して前記サポート部品が前記足部に固定されている請求項1または請求項2に記載のヒートポンプ給湯室外機。
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