JP6631378B2 - 車両 - Google Patents
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Description
この形態によれば、燃料電池車両の前方からアッパーフレームに衝撃が掛かったとき、第1の締結部は、第2の締結部よりも小さな衝撃で破断するか、又は、アッパーフレームがロワーフレームに対して車両の後方にスライドするので、燃料電池スタックを後方に逃すことができ、燃料電池スタックに掛かる衝撃を緩和できる。また、燃料電池スタックの移動方向は、衝撃の入力方向と平行な方向であるため、燃料電池スタックの移動のために向きを変える必要が無く、スタックフレームは、衝撃の向きを変えるための強靱な構造を有していなくても良い。
図1は、燃料電池車両10(以下「車両10」とも呼ぶ。)の概略平面図である。車両10は、車両10の進行方向前部にフロントコンパートメント20を備え、フロントコンパートメント20の後方に燃料タンク収納部30を備える。フロントコンパートメント20は、燃料電池スタック及び燃料電池スタックを動作させるための補機や、駆動モータ等を格納する。燃料タンク収納部30は、燃料タンクが収納される場所であり、本実施形態では、運転席40と助手席42の間の、いわゆるセンタートンネルに設けられている。なお、本実施形態では、右ハンドル車を例に取っており、左ハンドル車では、運転席40と助手席42の位置は、入れ替わる。
(i)車両10が移動して衝突バリア600が移動しない場合(自車が衝突バリア600に衝突する場合)と、
(ii)車両10が移動せず衝突バリア600が移動する場合(自車が衝突バリア(例えば他車)に衝突される場合)と、
(iii)車両10と衝突バリア600(例えば他車)の両方が互いに近づくように移動して衝突する場合と、
がある。なお、図6に示す矢印は、サスペンションメンバー400に対する相対的な移動方向を示している。
図8は、第2の実施形態におけるスタックフレーム300の構造の一例を示す説明図である。図5で説明した第1の実施形態では、第1の締結部としてのボルト350とナット351が、アッパーフレーム310の水平な板状部分と、ロワーフレーム320の水平な板状部分とを締結するように配置されていたが、第2の実施形態では、ボルト350とナット351は、アッパーフレーム310とロワーフレーム320の上下方向に延びる側面で、両者を締結している。なお、図8では、マウント420とロワーフレーム320との締結部(図5のボルト356とナット357)の図示を省略している。こうしても、第1の実施形態と同様に、第1の締結部としてのボルト350が第2の締結部としてのボルト356(図5)よりも小さな衝撃で破断することで、燃料電池スタック100への衝撃を緩和できる。
図9は、第3の実施形態におけるアッパーフレーム310とロワーフレーム320との第1の締結部を示す説明図である。第3の実施形態では、ロワーフレーム320の側面に、車両10の前後方向に長い長穴322が形成されており、長穴322に、ボルト350の軸が貫通している点で第2の実施形態と異なり、その他の構成は、第2の実施形態と同じである。このようにすれば、アッパーフレーム310に一定以上の衝撃が加えられると、長穴322をボルト350の軸が滑ることで、アッパーフレーム310がロワーフレーム320に対して、車両10の後方に相対的にスライドできる。この結果、燃料電池スタック100への衝撃を緩和できる。
図10は、第4の実施形態におけるアッパーフレーム310とロワーフレーム320との第1の締結部を示す説明図である。図9に示す第3の実施形態との違いは、ロワーフレーム320の側面に、長穴322の代わりにU字穴324が形成されている点であり、他の構成は、第2の実施形態、第3の実施形態と同じである。この第4の実施形態においても、第3の実施形態と同様に、アッパーフレーム310に一定以上の衝撃が加えられると、U字穴324をボルト350の軸が滑ることで、アッパーフレーム310がロワーフレーム320に対して、車両10の後方に相対的にスライドできる。この結果、燃料電池スタック100への衝撃を緩和できる。
上記実施形態では、ナット351、353、355、357について、特に言及していなかったが、ナット351、353、355、357は、他の部材に溶接された溶接ナットでもよく、溶接されていない普通のナットでもよい。
本実施形態では、スタックフレーム300は、サスペンションメンバー400に接続されたマウント420に締結されているが、サスペンションメンバー以外のクロスメンバー等の他の車体フレーム部材に接続されていてもよい。
20…フロントコンパートメント
30…燃料タンク収納部
40…運転席
42…助手席
50…オーバーハング部
100…燃料電池スタック
102…スタックブラケット
200…補機
210…補機
300…スタックフレーム
310…アッパーフレーム
320…ロワーフレーム
322…長穴
324…U字穴
330…吊り下げブラケット
340…吊り下げブラケット
350、352、354、356、358…ボルト
351、353、355、357…ナット
360…衝撃吸収部材
370…スリーブ
400…サスペンションメンバー
410…マウントブラケット
412…マウントブラケット強化板
420…マウント
450…クロスメンバー
452…ブラケット
500…燃料タンク
600…衝突バリア
Claims (1)
- 燃料電池を搭載した車両であって、
燃料電池スタックと、
前記燃料電池スタックのための補機と、
前記燃料電池スタックを搭載するアッパーフレームと、前記アッパーフレームの鉛直下方に配置されて前記補機を搭載するロワーフレームと、を有するスタックフレームと、
前記アッパーフレームと前記ロワーフレームとを締結する第1の締結部と、
前記スタックフレームを支持するためのマウントブラケットを有する車体フレーム部材と、
前記ロワーフレームと前記マウントブラケットとを締結する第2の締結部と、
鉛直方向の高さが、前記燃料電池スタックの高さよりも低い位置であって、前記車両において前記補機よりも後方に配置された燃料タンクと、
を備え、
前記第1の締結部と前記第2の締結部は、前記車両の前方から前記アッパーフレームに衝撃が加えられたとき、前記第1の締結部が前記第2の締結部よりも小さな衝撃で破断するか、又は、前記アッパーフレームに一定以上の衝撃が加えられると、前記アッパーフレームが前記ロワーフレームに対して前記車両の後方にスライドするように、構成されている、車両。
Priority Applications (1)
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JP2016082946A JP6631378B2 (ja) | 2016-04-18 | 2016-04-18 | 車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016082946A JP6631378B2 (ja) | 2016-04-18 | 2016-04-18 | 車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017193198A JP2017193198A (ja) | 2017-10-26 |
JP6631378B2 true JP6631378B2 (ja) | 2020-01-15 |
Family
ID=60155276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016082946A Active JP6631378B2 (ja) | 2016-04-18 | 2016-04-18 | 車両 |
Country Status (1)
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2016
- 2016-04-18 JP JP2016082946A patent/JP6631378B2/ja active Active
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