JP6631223B2 - 口腔用抗菌剤及び口腔用組成物 - Google Patents

口腔用抗菌剤及び口腔用組成物 Download PDF

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Description

本発明は、口腔内の非病原性細菌の生育に影響を与えることなく選択的に病原性細菌の生育を抑制する優れた選択的抗菌効果を奏する口腔用抗菌剤及び口腔用組成物に関する。
ヒトの身体には様々な細菌が共生しており、常在細菌叢と呼ばれる細菌集団を形成している。常在細菌叢には病原菌や日和見感染菌が存在しているが、細菌叢のバランスが保たれている状態では、これらの細菌を原因とする疾患は抑制されており、いわゆる健康な状態にある。しかし、食生活や抗生剤の摂取、ストレス、加齢などを原因として細菌叢のバランスが崩れることにより、病原性細菌や日和見感染菌が増加し疾患を発症する。そのため、疾患の抑制には病原性細菌を選択的に抑制し、非病原性の常在菌を優勢にすることで常在細菌叢のバランスを保つことが重要である。
ヒトの口腔内に生育する数百種もの細菌の中で、病原性を示す細菌は、歯周病原性細菌であるポルフィロモナス ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)、う蝕の原因菌であるストレプトコッカス ミュータンス(Streptococcus mutans)を代表とする数種類の細菌に過ぎない。残りのほとんどは、通常、ヒトへの病原性を示さないストレプトコッカス ゴルドニアイ(Streptococcus gordonii)、ストレプトコッカス ミティス(Streptococcus mitis)、ストレプトコッカス オラリス(Streptococcus oralis)を代表とするミティス(Mitis)グループなどのストレプトコッカス(連鎖球菌)属細菌や、ベイオネラ パービューラ(Veillonella parvula)等のヴェイオネラ属細菌、ナイセリア サブフラバ(Neisseria subflaba)等のナイセリア属細菌などの通常、口腔内においては非病原性の常在菌である。従って、口腔疾患の予防には、口腔内において、非病原性の口腔内常在菌の生育に影響を与えることなく選択的に口腔内病原性細菌の生育を抑制することが重要となる。
なお、特に、非病原性常在菌のミティスグループの連鎖球菌は、上記したう蝕や歯周病の原因菌の歯面付着に関与したり、抗菌作用を有することが知られており(非特許文献1)、また、プロバイオティクスとしての利用も開示されている(特許文献1;国際公開第2013/021957号)、口腔疾患抑制に作用する常在菌である。
そこで、非病原性の口腔内常在菌の生育に影響を与えることなく選択的に歯周病原性細菌を抑制する技術が特許文献2〜4(国際公開第2003/099304号、特開2009−274957号公報、特開2010−64961号公報)に提案されているが、その効果は十分ではなかった。
国際公開第2013/021957号 国際公開第2003/099304号 特開2009−274957号公報 特開2010−64961号公報 国際公開第2008/093678号 特開2007−31297号公報 特表2001−520181号公報 特開2012−72078号公報 特開2012−56914号公報
Van Hoogmoed CG他、Applied Environmental Microbiology、66(2)、p659−663、2000年
従って、非病原性の口腔内常在菌の生育に影響を与えることなく選択的に口腔内病原性細菌の生育を抑制する新たな技術の開発が望まれた。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、口腔内の非病原性細菌の生育に影響を与えることなく選択的に病原性細菌の生育を抑制する優れた抗菌効果を奏する口腔用抗菌剤及び口腔用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、後述の特定の植物抽出物が、口腔内の非病原性細菌の生育に影響を与えることなく選択的に口腔内の病原性細菌の生育を抑制する優れた選択的抗菌作用を奏し、口腔用抗菌剤として有効であること、更に、上記選択的抗菌作用によって、口腔疾患の原因となる病原性細菌が過剰に増加することを抑制し、口腔常在細菌叢のバランスが崩れるのを防止して口腔常在細菌叢が健康的な状態を保持するように制御することもできること、そして、これを口腔用組成物に配合することによって上述の優れた選択的抗菌効果を与え、歯周病等の口腔疾患の予防又は抑制に好適に使用し得ることを見出し、本発明をなすに至った。
この場合、本発明では、口腔内に常在する非病原性細菌、特にストレプトコッカス ゴルドニアイ(Streptococcus gordonii)、ストレプトコッカス ミティス(Streptococcus mitis)、ストレプトコッカス オラリス(Streptococcus oralis)から選ばれるミティス(Mitis)グループの連鎖球菌の生育に影響を与えることなく選択的に口腔内の病原性細菌、とりわけ歯周病原性細菌であるポルフィロモナス ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)、プレボテラ インターメディア(Prevotella intermedia)の生育を抑制する優れた抗菌作用を奏する。また、この抗菌作用によって、口腔内の常在細菌叢が健康的な状態を保持するように制御することも期待できる。
なお、ヒアルロニダーゼ阻害剤としてエキナコシドやアクテオシドを含むカンカニクジュヨウの抽出物が有効であること(特許文献5;国際公開第2008/093678号)、スルフォラファンやこれを含む発芽ブロッコリーがメラニン生成抑制、抗オキシダント及びラジカル除去作用、細胞再生の作用を有し、皮膚外用剤などの配合成分として有効であること(特許文献6、7;特開2007−31297号公報、特表2001−520181号公報)、エルゴチオネインを含むササクレヒトヨタケなどの抽出物がメラニン生成抑制作用を有し、また、抗カンジダ作用によって抗真菌剤として有効であること(特許文献8、9;特開2012−72078号公報、特開2012−56914号公報)は知られているが、本発明にかかわる植物抽出物が、非病原性の口腔内常在菌の生育に影響を与えることなく選択的に口腔内病原性細菌の生育を抑制する優れた抗菌作用を奏し、口腔用抗菌剤として有効であることは、本発明者らの新知見である。
従って、本発明は、下記の口腔用抗菌剤、口腔用抗菌剤組成物及び口腔用組成物を提供する。
〔1〕
カンカニクジュヨウ出物からなる口腔用抗菌剤。
〔2〕
口腔内の非病原性細菌の生育を抑制することなく病原性細菌の生育を抑制する選択的な抗菌剤である〔1〕に記載の口腔用抗菌剤。
〔3〕
病原性細菌が、歯周病原性細菌であるポルフィロモナス ジンジバリス及び/又はプレボテラ インターメディアであり、非病原性細菌がミティスグループの連鎖球菌である〔2〕に記載の口腔用抗菌剤。
〔4〕
非病原性細菌が、ストレプトコッカス ゴルドニアイ、ストレプトコッカス ミティス及びストレプトコッカス オラリスから選ばれるミティスグループの連鎖球菌である〔3〕に記載の口腔用抗菌剤。
〔5〕
〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の口腔用抗菌剤を含有し、歯磨剤、洗口剤及び口腔用スプレー剤から選ばれる剤型に調製された口腔用組成物。
〔6〕
ンカニクジュヨウ抽出物含有量が抽出純分量で組成物全体の0.001〜10質量%であ〔5〕に記載の口腔用組成物。
〔7〕
〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の口腔用抗菌剤を含有し、錠剤、グミ、チューインガム及びキャンディーから選ばれる剤型に調製された口腔用抗菌剤組成物。
〔8〕
カンカニクジュヨウ抽出物の含有量が、抽出純分量で組成物全体の0.001〜10質量%である〔7〕に記載の口腔用抗菌剤組成物。
本発明によれば、口腔内の非病原性細菌の生育に影響を与えることなく選択的に病原性細菌の生育を抑制する優れた選択的抗菌効果を奏する口腔用抗菌剤及び口腔用組成物を提供できる。
以下、本発明につき更に詳述する。本発明の抗菌剤は、(a)カンカニクジュヨウ、(b)発芽ブロッコリー及び(c)ササクレヒトヨタケから選ばれる1種又は2種以上の植物の抽出物を有効成分として用いる。これは、選択的抗菌剤であり、口腔内の非病原性細菌の生育に影響を与えることなく選択的に歯周病原性細菌の生育を抑制する優れた抗菌効果を奏し、口腔常在菌叢制御剤としても作用する。
ここで、「選択的抗菌」とは、口腔内の病原性細菌に対して抗菌活性を有し、その一方で非病原性細菌に対する抗菌活性は有さないことによって、非病原性細菌の生育を抑制することなく病原性細菌の生育を選択的に抑制する抗菌作用である。
また、「口腔常在菌叢制御」とは、上述のように病原性細菌に対して選択的抗菌作用を奏することで非病原性常在菌の生育に影響が及ばないことによって、口腔内の常在菌叢の菌叢バランスを病原性の低い菌叢に制御することである。
(a)カンカニクジュヨウ(Cistanche tubulosa)は、ハマウツボ科ニクジュヨウ属であり、原産地を中国やタクラマカン砂漠とし、紅柳(ベニヤナギ:ギョリュウ科ギョリュウ属)の根部に寄生する植物である。
カンカニクジュヨウの抽出物は、公知の方法によって抽出したものを使用できるが、市販品を使用することもできる。好ましいカンカニクジュヨウの抽出物は、親水性の溶媒、例えば水や、エタノール、メタノール等の炭素数1〜3の低級脂肪族アルコールなどの親水性有機溶媒、又はこれらの混合液を用いて抽出されたものが好ましい。抽出方法としては特に制限はなく、連続抽出、浸漬抽出、超臨界抽出など任意の方法を採用することができ、抽出温度も室温乃至還流加熱下でよく、通常の抽出装置を使用することができる。
例えば、特許文献5の国際公開第2008/093678号に記載された方法を採用して調製することができる。下記に具体的に示す。
カンカニクジュヨウ(Cistanche tubulosa)の茎、より好ましくは当該植物の新鮮な茎をフレーク状に切断する、又は、微粒子もしくは粉末状に粉砕する。次に、得られたフレーク、微粒子又は粉末を、親水性の溶媒(水や、エタノール、メタノール等の炭素数1〜3の低級脂肪族アルコールなどの有機溶媒又はこれらの混合液)に浸漬する。この親水性の溶媒のうち、特に好ましくは、含水エタノールである。含水エタノールは、エタノール濃度が20〜60質量%、望ましくは40〜50質量%程度あると良い。この混合溶液を濾過して、濾液を減圧下又は真空中で濃縮して粗抽出物を得る。更に、この粗抽出物を水中で熱した後、D−101タイプ又はAB−8タイプのマクロ細孔の吸着樹脂が充填された吸着カラムに移すことによって、抽出物を精製する。溶出液を濃縮した後、公知の乾燥方法によって乾燥し、上記抽出物を得ることができる。
なお、カンカニクジュヨウの抽出物は、オリザ油化株式会社製などの市販品を使用することもできる。
(b)発芽ブロッコリーは、アブラナ科アブラナ属(Brassica)に属するブロッコリー(Brassica oleracea var. italica)の発芽体であり、産地や栽培方法は特に限定されず、種々のものを使用し得る。
発芽ブロッコリーの抽出物は、公知の方法によって抽出したものを使用できるが、市販品を使用することもできる。好ましい発芽ブロッコリーの抽出物は、親水性の溶媒、例えば水や、エタノール、メタノール等の炭素数1〜3の低級脂肪族アルコールなどの親水性有機溶媒、又はこれらの混合液を用いて抽出されたものが好ましい。抽出方法としては特に制限はなく、連続抽出、浸漬抽出、超臨界抽出など任意の方法を採用することができ、抽出温度も室温乃至還流加熱下でよく、通常の抽出装置を使用することができる。
発芽ブロッコリーの抽出物の調製法は特に限定されるものではなく、ブロッコリーの発芽体(芽、子葉、種子、根)の一部又は全草をそのまま、あるいは乾燥粉砕したものを溶媒等により抽出して得ることができる。
例えば、特許文献6の特開2007−31297号公報に記載された方法を採用して調製することができる。下記に具体的に示す。
ブロッコリー(Brassica oleracea var. italica)の種子を15〜25℃の水に浸漬させ、2〜5日間、間接日光照射にて発芽させた後、芽を10〜50mmに成長させた全草(芽、子葉、種子、根)が得られる。このものを乾燥後粉砕処理した後、脱脂処理を行う。その後、微粉砕、殺菌、篩過して、得られたパウダーを親水性の溶媒(溶媒、例えば水、エタノール等の炭素数1〜3の低級脂肪族アルコールなどの有機溶媒又はこれらの混合液)で浸漬し、濾液を得る。この親水性の溶媒のうち、特に好ましくは、含水エタノール又は含水1,3−ブチレングリコールである。濾液を減圧下又は真空中で濃縮して発芽ブロッコリーの抽出液として得ることができる。好ましい抽出法としては、含水エチルアルコール又は含水1,3−ブチレングリコールを用い、室温で又は加温して1〜10日間抽出を行った後、濾過し、得られた濾液を更に1週間程度放置して熟成させ、再び濾過を行う方法等が挙げられる。本抽出物は、必要に応じて、更に脱色、脱臭などの工程を加えて、溶媒を留去して粉末化しても良い。
なお、発芽ブロッコリーの抽出物は、オリザ油化株式会社製などの市販品を使用することもできる。
(c)ササクレヒトヨタケ(Coprinus comatus)は、ハラタケ科ササクレヒトヨタケ属の食用茸であり、円柱型の白い絹のような傘を持ち、白色の毛皮のような鱗片に覆われている。ヨーロッパや北米など世界中の温帯地域に広く分布し、日本でも春から秋にかけて自生する。
ササクレヒトヨタケの抽出物は、下記に示すような公知の方法によって抽出したものを使用できるが、市販品を使用することもできる。好ましいササクレヒトヨタケの抽出物は、親水性の溶媒、例えば水や、エタノール、メタノール等の炭素数1〜3の低級脂肪族アルコールなどの親水性有機溶媒、又はこれらの混合液を用いて抽出されたものが好ましい。抽出方法としては特に制限はなく、連続抽出、浸漬抽出、超臨界抽出など任意の方法を採用することができ、抽出温度も室温乃至還流加熱下でよく、通常の抽出装置を使用することができる。
ササクレヒトヨタケの抽出物は、親水性の溶媒(水や、エタノール、メタノール等の炭素数1〜3の低級脂肪族アルコールなどの有機溶媒又はこれらの混合液)を使用し、連続抽出、浸漬抽出、超臨界抽出など任意の方法を採用することができ、室温乃至還流加熱下において任意の装置を使用することができる。
例えば、特許文献8の特開2012−72078号公報に記載された方法を採用して調製することができる。下記に具体的に示す。
ササクレヒトヨタケ(Coprinus comatus)を、親水性の溶媒(水やエタノール、メタノール等の炭素数1〜3の低級脂肪族アルコールなどの有機溶媒又はこれらの混合液)で浸漬し、濾液を得る。この親水性の溶媒のうち、特に好ましくは、水又は含水エタノールである。特に、水は抽出の際に有効成分の活性を低下させにくいため、好ましい。濾液を減圧下又は真空中で濃縮してササクレヒトヨタケの抽出液として得ることができる。本抽出物は、必要に応じて、更に脱色、脱臭などの工程を加えて、溶媒を留去して粉末化しても良い。
なお、ササクレヒトヨタケの抽出物は、オリザ油化株式会社製などの市販品を使用することもできる。
本発明にかかわる上記(a)〜(c)から選ばれる植物抽出物は、本発明の選択的抗菌剤として口腔用組成物に好適に配合することができる。
なお、本発明において、口腔用組成物とは、一般的な歯磨剤、洗口剤、マウススプレー、口腔用パスタ、軟膏剤、貼付剤等に加え、口腔内に含んで適用する錠剤、グミ、キャンディー、チューインガムなども含むものであり、このようなペースト状、ゲル状、液状、固体状などの各種形態に調製して用いることができる。
口腔用組成物として具体的には、練歯磨、液状歯磨、液体歯磨、潤製歯磨等の歯磨剤、洗口剤、マウススプレー、口腔用パスタ、軟膏剤、貼付剤や、錠菓、トローチ、タブレット等の錠剤、グミ、キャンディー、顆粒、チューインガム等の各種剤型に調製し得る。特に、歯磨剤、洗口剤、錠剤、グミ、キャンディーとして、特に歯磨剤、洗口剤として好適に調製される。なお、抗菌効果付与の点で錠剤、グミ、キャンディーとして好適に使用することもできる。
上記口腔用組成物において、カンカニクジュヨウの抽出物の組成物全体に対する配合量は、0.001〜10%(質量%、以下同様)が好ましく、より好ましくは0.01〜5%、更に好ましくは0.1〜1%である。
発芽ブロッコリーの抽出物の組成物全体に対する配合量は、0.001〜10%が好ましく、より好ましくは0.01〜5%、更に好ましくは0.1〜1%である。
ササクレヒトヨタケの抽出物の組成物全体に対する配合量は、0.001〜10%が好ましく、より好ましくは0.01〜5%、更に好ましくは0.1〜1%である。
なお、本発明における抽出物の配合量は、抽出物から抽出溶媒を除いた抽出純分量である(以下同様。)。
本発明では、(a)、(b)、(c)から選ばれる植物抽出物を配合する場合、その配合量が上記範囲内であると、より優れた抗菌効果を付与することができる。なお、前記植物抽出の配合量が多いほど、抗菌効果が向上するが、配合量が多すぎるとそれ自身の味が発現する場合があり、多く配合しすぎないほうが、特有の味を低減するにはより好適である。
また、口腔用組成物には、上記成分に加えて、本発明の効果を妨げない範囲において、剤型に応じた適宜なその他の公知成分を必要に応じて配合し、通常の方法で調製できる。
歯磨剤には、研磨剤、粘稠剤、粘結剤、界面活性剤、更に必要によって甘味剤、着色剤、防腐剤、香料、有効成分等を配合できる。
洗口剤には、粘稠剤、粘結剤、界面活性剤、更に必要によって甘味剤、着色剤、防腐剤、香料、有効成分等を配合できる。
錠剤には、ソルビトール、マルチトール等の糖アルコール、セルロース、乳糖、デキストリン等の賦形剤、微粒二酸化ケイ素、酸味料、甘味剤、着色剤、乳化剤、増粘剤、ゲル化剤、果汁、香辛料、有効成分等を配合できる。
グミには、グリセリン、ゼラチン等の増粘剤やゲル化剤、糖類、酸味料、甘味剤、着色剤、乳化剤、果汁、有効成分等を配合できる。
チューインガムには、ガムベース、食用ガム質等の結合剤、甘味剤、着色剤、酸味料、保存料、光沢剤、香料、有効成分等を配合でき、必要に応じて糖衣で被覆してもよい。
歯磨剤に用いられる研磨剤としては、シリカ系研磨剤、リン酸カルシウム系研磨剤、炭酸カルシウム系研磨剤などが挙げられ、その配合量は、通常、練歯磨では2〜50%、液状歯磨では0〜30%である。
粘稠剤としては、ソルビトール、キシリトール等の糖アルコール、グリセリン、プロピレングリコール等の多価アルコールが挙げられる。その配合量は、通常、5〜50%である。
粘結剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム等のセルロース誘導体、キサンタンガム等のガム類、ゲル化性シリカ、ゲル化性アルミニウムシリカなどの有機又は無機粘結剤を配合できる。その配合量は、通常、0.5〜10%である。
また、界面活性剤としては、口腔用組成物に一般的に用いられるアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤を配合できる。アニオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩、N−アシルサルコシン酸塩などが挙げられる。ノニオン性界面活性剤としては、糖脂肪酸エステル、糖アルコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、脂肪酸アルカノールアミドなどが挙げられる。カチオン性界面活性剤としては、アルキルアンモニウム塩等、両性界面活性剤としては、ベタイン系やイミダゾリン系のものが挙げられる。界面活性剤の配合量は、通常、0〜10%、特に0.01〜5%である。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム等が挙げられる。
着色剤としては、赤色2号、青色1号、黄色4号等が、防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エステル等が挙げられる。
香料としては、ペパーミント油、スペアミント油、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油、グレープフルーツ油、スウィーティー油、柚油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料、及びこれら天然香料の加工処理(前溜部カット、後溜部カット、分留、液液抽出、エッセンス化、粉末香料化等)した香料、及び、メントール、カルボン、アネトール、シネオール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイゲノール、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、チモール、リナロール、リナリールアセテート、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラクトン、ヘキサナール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料、更に、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料等が挙げられ、口腔用組成物に用いられる公知の香料素材を使用できる。
これら香料の配合量は、通常、歯磨剤、洗口剤では0.00001〜1%であり、また、錠剤、グミ、チューインガムでは0.001〜50%であり、また、上記香料素材を使用した賦香用香料は、組成中に0.1〜10%使用するのが好ましい。
有効成分としては、口腔用組成物に通常配合される公知のものを本発明の効果を妨げない範囲で配合できる。有効成分としては、イソプロピルメチルフェノール等の非イオン性殺菌剤、塩化セチルピリジニウム等のカチオン性殺菌剤、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸等の抗炎症剤、デキストラナーゼ等の酵素、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物、水溶性リン酸化合物、銅化合物、硝酸カリウム、乳酸アルミニウム、各種ビタミン類、植物抽出物などが挙げられる。なお、上記有効成分の配合量は、本発明の選択的抗菌効果を妨げない範囲で設定される。
なお、本発明の口腔用組成物においては、歯周病原性細菌と共に非病原性細菌をも殺菌する非選択的殺菌剤の配合は制限することが好ましい。前記非選択的殺菌剤は、従来から広く口腔用製剤に使用されている殺菌剤に多く見られ、例えば塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム等のカチオン性殺菌剤が挙げられる。また、イソプロピルメチルフェノール等の非イオン性殺菌剤なども挙げられる。これら非選択的殺菌剤は、本発明の口腔用組成物が選択的抗菌効果を有する範囲で配合することができるが、配合する場合は組成物全体の0.1%以下、特に0.05%以下が好ましく、配合しないことが最も好ましい。これらの非選択的殺菌剤は、病原性の歯周病原性細菌と共に非病原性の口腔内常在菌をも殺菌してしまう、非選択的な殺菌作用を奏するため、これら殺菌剤が配合されていると、口腔内の菌バランスが崩れて口腔内常在菌叢が制御できなくなり、菌交代症の可能性が生じてくる場合がある。従って、本発明においては、上記非選択的殺菌剤が配合されていないほうが、選択的抗菌効果による口腔内常在菌叢のバランス制御にはより好適である。
以下、実験例及び処方例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において%は特に断らない限りいずれも質量%を示す。
[実験例]
下記に示す方法によって、表1に示す各濃度(抽出純分)の植物抽出物の抗菌(生育抑制)効果を評価した。結果を表に併記した。
植物抽出物を蒸留水で0.002%、0.02%、0.2%濃度(抽出純分)に調製したものを96穴プレートに各100μL添加した。次に、それぞれに表に示す細菌の菌液を100μL添加し、37℃で24時間嫌気培養(80vol%窒素、10vol%二酸化炭素、10vol%水素)した。なお、菌液は5mg/L ヘミン(Sigma社製)及び1mg/L ビタミンK(和光純薬工業社製)を含むトッドへヴィットブロス(Becton and Dickinson社製)培養液〔THBHM培地〕により前培養した菌を、2倍濃度のTHBHM培地に2%濃度で植菌したものを用いた。
また、菌の増殖量は、波長550nmの濁度で測定し、コントロール(植物抽出物未添加:0%)の濁度に対する相対値を菌の生育度として算出することで評価した。すなわち、生育度が大きいほど生育が促進され、小さいほど生育が阻害されたことになる。
本発明における選択的抗菌効果は、本評価方法において、評価に用いた下記細菌に対して、
・非病原性細菌全ての生育度が0.8以上、好ましくは1.0以上であり、かつ
・病原性細菌全ての生育度が0.8以下、好ましくは0.5以下、より好ましくは0.1以下
となる効果である。
更に、表2に示す各濃度の塩化セチルピリジニウムを用いて上記と同様の方法で抗菌効果を評価し、結果を表に併記した。
評価に用いた口腔内常在菌は、American Type Culture Collectionより購入した、下記の5菌種である。
非病原性細菌:
ストレプトコッカス ゴルドニアイ(Streptococcus gordonii)ATCC 10558(以下、S.gordoniiと略記。)
ストレプトコッカス ミティス(Streptococcus mitis)ATCC 47456(以下、S.mitisと略記。)
ストレプトコッカス オラリス(Streptococcus oralis)ATCC 9811(以下、S.oralisと略記。)
病原性細菌:
ポルフィロモナス ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)ATCC 33277(以下、P.gingivalisと略記。)
プレボテラ インターメディア(Prevotella intermedia)ATCC 49046(以下、P.intermediaと略記。)
なお、濁度測定前にはプレートを振とうして培養液を撹拌した。
使用した抽出物及び抽出物の含有成分の詳細は下記の通りである。
・カンカニクジュヨウ(Cistanche tubulosa)の抽出物としては、オリザ油化株式会社製のカンカエキス(カンカエキス−P25、カンカ抽出物の抽出純分量100%)を使用した。
・発芽ブロッコリー(Brassica oleracea var. italica)の抽出物としては、オリザ油化株式会社製のブロッコリースプラウトエキス(ブロッコリースプラウトエキス、発芽ブロッコリー抽出物の抽出純分量50%)を使用した。
・ササクレヒトヨタケ(Coprinus comatus)の抽出物としては、オリザ油化株式会社製のコプリーノエキス(登録商標)(コプリーノエキス(登録商標)−P0.5、ササクレヒトヨダケ抽出物の抽出純分量70%)を使用した。
参考例では、和光純薬工業株式会社製の塩化セチルピリジニウムを使用した。
Figure 0006631223
Figure 0006631223
表1、2の結果から、本発明にかかわるカンカニクジュヨウ出物によって、口腔内のミティスグループの連鎖球菌の生育に影響を与えることなく選択的に歯周病原性細菌の生育を抑制する選択的な抗菌効果が発揮されることがわかった。また、上記抗菌効果によって、病原菌が過剰に増加することを抑制し、口腔常在細菌叢のバランスが崩れるのを防止して口腔常在細菌叢が健康的な状態を保持するように制御する効果が期待された。
次に、上記と同様の植物抽出物を用い、下記処方例に示す組成の口腔用組成物を調製した。いずれの口腔用組成物も優れた抗菌効果を発揮した。
[処方例(参考例)1]歯磨剤
無水ケイ酸 20.0%
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
プロピレングリコール 3.0
ソルビット(100%品) 30.0
キサンタンガム 1.0
サッカリンナトリウム 0.1
香料 1.0
発芽ブロッコリー抽出物 0.01
水 バランス
計 100.0%
[処方例2]洗口剤
キシリトール 3.0%
グリセリン(100%品) 5.0
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.5
クエン酸ナトリウム 0.3
クエン酸 0.1
香料 0.2
エタノール 8.0
プロピレングリコール 3.0
カンカニクジュヨウ抽出物 0.01
水 バランス
計 100.0%
[処方例3]錠菓(タブレット)
砂糖 76.0%
グルコース 20.0
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
カンカニクジュヨウ抽出物 0.1
水 バランス
計 100.0%
[処方例(参考例)4]錠剤
乳糖 55.0%
結晶セルロース 25.0
澱粉分解物 10.0
グリセリン脂肪酸エステル 5.0
ササクレヒトヨタケ抽出物 0.05
水 バランス
計 100.0%
[処方例(参考例)5]グミ
還元水飴 40.0%
グラニュー糖 20.0
ブドウ糖 20.0
ゼラチン 5.0
色素 0.02
香料 0.5
発芽ブロッコリー抽出物 0.1
水 バランス
計 100.0%
[処方例(参考例)6]キャンディー
砂糖 50.0%
水飴 33.0%
有機酸 2.0%
香料 0.5%
ササクレヒトヨタケ抽出物 1.0%
水 バランス
計 100.0%
[処方例7]チューインガム
砂糖 50.0%
ガムベース 20.0
グルコース 14.0
水飴 15.0
香料 0.5
カンカニクジュヨウ抽出物 0.5
水 バランス
計 100.0%
[処方例8]口腔用パスタ
ヒドロキシエチルセルロース 3.0%
カラギーナン 1.0
ソルビット(70%水溶液) 40.0
ショ糖パルミチン酸モノエステル 2.0
ラウロイルサルコシンナトリウム 0.3
乳酸アルミニウム 0.8
サッカリンナトリウム 0.1
酒石酸ナトリウム 1.0
カンカニクジュヨウ抽出物 1.0
香料 1.0
塩酸又は水酸化ナトリウム 適量
水 バランス
計 100.0%

Claims (8)

  1. カンカニクジュヨウ出物からなる口腔用抗菌剤。
  2. 口腔内の非病原性細菌の生育を抑制することなく病原性細菌の生育を抑制する選択的な抗菌剤である請求項1記載の口腔用抗菌剤。
  3. 病原性細菌が、歯周病原性細菌であるポルフィロモナス ジンジバリス及び/又はプレボテラ インターメディアであり、非病原性細菌がミティスグループの連鎖球菌である請求項2記載の口腔用抗菌剤。
  4. 非病原性細菌が、ストレプトコッカス ゴルドニアイ、ストレプトコッカス ミティス及びストレプトコッカス オラリスから選ばれるミティスグループの連鎖球菌である請求項3記載の口腔用抗菌剤。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の口腔用抗菌剤を含有し、歯磨剤、洗口剤及び口腔用スプレー剤から選ばれる剤型に調製された口腔用組成物。
  6. ンカニクジュヨウ抽出物含有量が抽出純分量で組成物全体の0.001〜10質量%であ請求項5記載の口腔用組成物。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項記載の口腔用抗菌剤を含有し、錠剤、グミ、チューインガム及びキャンディーから選ばれる剤型に調製された口腔用抗菌剤組成物。
  8. カンカニクジュヨウ抽出物の含有量が、抽出純分量で組成物全体の0.001〜10質量%である請求項7記載の口腔用抗菌剤組成物。
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