JP2017081831A - 口腔用抗菌剤及び口腔用組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】口腔内の非病原性細菌の生育に影響を与えることなく選択的に歯周病原性細菌の生育を抑制する優れた抗菌効果を奏し、歯周病の予防又は抑制に有効な口腔用抗菌剤及び口腔用組成物を提供する。【解決手段】プテロスチルベンからなる口腔用抗菌剤及び前記口腔用抗菌剤を含有してなる口腔用組成物、並びにプテロスチルベンを0.00001〜1質量%含有してなる口腔用組成物。【選択図】なし
Description
本発明は、口腔内の非病原性細菌の生育に影響を与えることなく選択的に歯周病原性細菌の生育を抑制する優れた抗菌効果を奏し、歯周病の予防又は抑制に有効な口腔用抗菌剤及び口腔用組成物に関する。
ヒトの身体には様々な細菌が共生しており、常在細菌叢と呼ばれる細菌集団を形成している。常在細菌叢には病原菌や日和見感染菌が存在しているが、細菌叢のバランスが保たれている状態では、これらの細菌を原因とする疾患は抑制されており、いわゆる健康な状態にある。しかし、食生活や抗生剤の摂取、ストレス、加齢などを原因として細菌叢のバランスが崩れることにより、病原菌や日和見感染菌が増加し疾患を発症する。そのため、疾患の抑制には病原菌を選択的に抑制し、非病原性の常在菌を優勢にすることで常在細菌叢のバランスを保つことが重要である。
ヒトの口腔内に生育する数百種もの細菌の中で、病原性、特に歯周病原性を示す細菌としては、ポルフィロモナス ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)やプレボテラ インターメディア(Prevotella intermedia)などが報告されているが、口腔細菌叢のほとんどは、通常、病原性を示さないストレプトコッカス ミティス(Streptococcus mitis)、ストレプトコッカス オラリス(Streptococcus oralis)、ストレプトコッカス ゴルドニアイ(Streptococcus gordonii)を代表するMitisグループの連鎖球菌などの非病原性の常在菌である。そのため、口腔疾患の予防には、病原性の歯周病原性細菌を選択的に抑制し、非病原性の常在菌からなる口腔細菌叢を維持・形成することが重要となる。
非病原性の口腔内常在菌の生育に影響を与えることなく選択的に歯周病原性細菌を抑制する技術は、特許文献1〜3(国際公開第2003/099304号、特開2009−274957号公報、特開2010−64961号公報)に提案されているが、これらの効果は十分ではなかった。
従って、非病原性の口腔内常在菌の生育に影響を与えることなく選択的に歯周病原性細菌の生育を抑制する新たな技術の開発が望まれた。
本発明は、口腔内の非病原性細菌の生育に影響を与えることなく選択的に歯周病原性細菌の生育を抑制する優れた抗菌効果を奏する口腔用抗菌剤及び口腔用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、プテロスチルベンが、口腔内の非病原性細菌の生育に影響を与えることなく選択的に歯周病原性細菌の生育を抑制する優れた選択的抗菌効果を奏し、口腔用抗菌剤として有効であること、更に、上記抗菌作用によって、歯周病の原因となる歯周病原性細菌が過剰に増加することを抑制し、口腔常在細菌叢のバランスが崩れるのを防止して口腔常在細菌叢が健康的な状態を保持するように制御することもできることを知見した。そして、このプテロスチルベンを口腔用組成物に、好ましくは特定量以上配合することによって、上述の優れた抗菌効果を与え、歯周病の予防又は抑制に好適に使用し得ることを知見し、本発明をなすに至った。
この場合、本発明では、口腔内に常在する非病原性細菌、特にストレプトコッカス ゴルドニアイ(Streptococcus gordonii)、ストレプトコッカス ミティス(Streptococcus mitis)及びストレプトコッカス オラリス(Streptococcus oralis)から選ばれるミティス(Mitis)グループの連鎖球菌の生育を抑制することなく選択的に歯周病原性細菌、特にポルフィロモナス ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)及び/又はプレボテラ インターメディア(Prevotella intermedia)の生育を抑制する優れた抗菌作用を奏する。また、この抗菌作用によって、口腔内の常在細菌叢が健康的な状態を保持するように制御することも期待できる。
本発明においては、プテロスチルベンによって、これと構造や生理活性が類似するレスベラトロールでは達成し得ない特異的かつ格別顕著な作用効果を与える。
本発明においては、プテロスチルベンによって、これと構造や生理活性が類似するレスベラトロールでは達成し得ない特異的かつ格別顕著な作用効果を与える。
なお、プテロスチルベンは、抗酸化活性などの様々な生理活性を有する物質として応用が期待され、特許文献4(特開2013−75851号公報)には、プテロスチルベンを含有する皮膚外用剤が提案されているが、これはプテロスチルベン内包タンパク質が皮膚の抗老化剤として作用するものである。また、ブルーベリー、ブドウなどには、ポリフェノールとして含有する多種多様な物質の中にプテロスチルベンが極微量含まれるが、特許文献5、6(特許第3763075号公報、特開2006−298911号公報)には、歯周病の予防又は治療や、歯周病に起因する高脂血症の改善にブルーベリーやブドウを用いた技術が提案されているが、特許文献5は、歯周病原菌の感染によって歯周組織から産生されるマトリックスプロテアーゼ(マトリックス金属タンパク質分解酵素)の阻害剤、特許文献6は高脂血症改善剤であり、プテロスチルベンについての言及もない。なお、ブルーベリーエキスには、本発明にかかわる選択的抗菌効果は認められない。上記特許文献から、プテロスチルベンが、選択的に歯周病原性細菌の生育を抑制する抗菌効果を特異的に与え、口腔用の選択的抗菌剤として新たな用途に使用し得ることは予測できない。
従って、本発明は、下記の口腔用抗菌剤及び口腔用組成物を提供する。
〔1〕
プテロスチルベンからなる口腔用抗菌剤。
〔2〕
口腔内の非病原性細菌の生育を抑制することなく歯周病原性細菌の生育を抑制する選択的な抗菌剤である〔1〕記載の口腔用抗菌剤。
〔3〕
歯周病原性細菌が、ポルフィロモナス ジンジバリス及び/又はプレボテラ インターメディアである〔2〕記載の口腔用抗菌剤。
〔4〕
非病原性細菌が、ストレプトコッカス ゴルドニアイ、ストレプトコッカス ミティス及びストレプトコッカス オラリスから選ばれるミティスグループの連鎖球菌である〔2〕又は〔3〕記載の口腔用抗菌剤。
〔5〕
〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の口腔用抗菌剤を含有してなる口腔用組成物。
〔6〕
プテロスチルベンを0.00001〜1質量%含有してなることを特徴とする口腔用組成物。
〔7〕
更に、非選択的口腔用殺菌剤を含有しない〔5〕又は〔6〕記載の口腔用組成物。
〔8〕
歯磨剤、洗口剤、錠剤、グミ及びキャンディーから選ばれる剤型に調製された〔5〕〜〔7〕のいずれかに記載の口腔用組成物。
〔1〕
プテロスチルベンからなる口腔用抗菌剤。
〔2〕
口腔内の非病原性細菌の生育を抑制することなく歯周病原性細菌の生育を抑制する選択的な抗菌剤である〔1〕記載の口腔用抗菌剤。
〔3〕
歯周病原性細菌が、ポルフィロモナス ジンジバリス及び/又はプレボテラ インターメディアである〔2〕記載の口腔用抗菌剤。
〔4〕
非病原性細菌が、ストレプトコッカス ゴルドニアイ、ストレプトコッカス ミティス及びストレプトコッカス オラリスから選ばれるミティスグループの連鎖球菌である〔2〕又は〔3〕記載の口腔用抗菌剤。
〔5〕
〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の口腔用抗菌剤を含有してなる口腔用組成物。
〔6〕
プテロスチルベンを0.00001〜1質量%含有してなることを特徴とする口腔用組成物。
〔7〕
更に、非選択的口腔用殺菌剤を含有しない〔5〕又は〔6〕記載の口腔用組成物。
〔8〕
歯磨剤、洗口剤、錠剤、グミ及びキャンディーから選ばれる剤型に調製された〔5〕〜〔7〕のいずれかに記載の口腔用組成物。
本発明によれば、口腔内の非病原性細菌の生育に影響を与えることなく選択的に歯周病原性細菌の生育を抑制する優れた抗菌効果を奏し、歯周病の予防又は抑制に有効な口腔用抗菌剤及び口腔用組成物を提供できる。
以下、本発明につき更に詳述する。本発明の口腔用抗菌剤は、プテロスチルベンを有効成分とする。これは、選択的抗菌剤であり、口腔内の非病原性細菌の生育に影響を与えることなく選択的に歯周病原性細菌の生育を抑制する優れた抗菌効果を奏し、口腔常在菌叢制御剤しても作用する。
ここで、「選択的抗菌」とは、口腔内の病原性細菌に対して抗菌活性を有し、その一方で非病原性細菌に対する抗菌活性は有さないことによって、非病原性細菌の生育を抑制することなく病原性細菌の生育を選択的に抑制する抗菌作用である。
また、「口腔常在菌叢制御」とは、上述のように病原性細菌に対して選択的抗菌作用を奏することで非病原性常在菌の生育に影響が及ばないことによって、口腔内の常在菌叢の菌叢バランスを病原性の低い菌叢に制御することである。
ここで、「選択的抗菌」とは、口腔内の病原性細菌に対して抗菌活性を有し、その一方で非病原性細菌に対する抗菌活性は有さないことによって、非病原性細菌の生育を抑制することなく病原性細菌の生育を選択的に抑制する抗菌作用である。
また、「口腔常在菌叢制御」とは、上述のように病原性細菌に対して選択的抗菌作用を奏することで非病原性常在菌の生育に影響が及ばないことによって、口腔内の常在菌叢の菌叢バランスを病原性の低い菌叢に制御することである。
プテロスチルベンは、公知の方法によって得ることができるが、市販品を使用することもできる。例えば、和光純薬工業(株)、東京化成工業(株)、Cayman Chemical Company、Sigma−Aldrich(株)から購入できるプテロスチルベンを使用し得る。
本発明にかかわるプテロスチルベンは、選択的抗菌剤として口腔用組成物に好適に配合することができる。
本発明において、口腔用組成物とは、一般的な歯磨剤、洗口剤、マウススプレー、口腔用パスタ、軟膏剤、貼付剤等に加え、口腔内に含んで適用する錠剤、グミ、キャンディー、チューインガムなども含むものであり、このようなペースト状、ゲル状、液状、固体状などの各種形態に調製して用いることができる。
本発明において、口腔用組成物とは、一般的な歯磨剤、洗口剤、マウススプレー、口腔用パスタ、軟膏剤、貼付剤等に加え、口腔内に含んで適用する錠剤、グミ、キャンディー、チューインガムなども含むものであり、このようなペースト状、ゲル状、液状、固体状などの各種形態に調製して用いることができる。
口腔用組成物として具体的には、練歯磨、液状歯磨、液体歯磨、潤製歯磨等の歯磨剤、洗口剤、マウススプレー、口腔用パスタ、軟膏剤、貼付剤や、錠菓、トローチ、タブレット等の錠剤、グミ、キャンディー、顆粒、チューインガム等の各種剤型に調製し得る。特に、歯磨剤、洗口剤、錠剤、グミ、キャンディーとして、特に歯磨剤、洗口剤として好適に調製される。なお、抗菌効果付与の点で錠剤、グミ、キャンディーとして好適に使用することもできる。
プテロスチルベンを上記口腔用組成物に配合する場合、プテロスチルベンの組成物全体に対する配合量は、0.00001〜1%(質量%、以下同様)が好ましく、より好ましくは0.00005〜0.5%、更に好ましくは0.0001〜0.1%、とりわけ好ましくは0.0005〜0.05%である。上記範囲内の配合量であると、抗菌効果がより優れる。プテロスチルベンの配合量が多いほど抗菌効果は向上するが、配合量が多すぎるとプテロスチルベン特有の苦味が強く発現する場合がある。0.00001%以上であると、十分な抗菌活性を発現させることができ、1%以下であると、プテロスチルベン特有の苦味の発現を防止し、味を十分良好に保持できる。
また、口腔用組成物には、上記成分に加えて、本発明の効果を妨げない範囲において、剤型に応じた適宜なその他の公知成分を必要に応じて配合し、通常の方法で調製できる。
歯磨剤には、研磨剤、粘稠剤、粘結剤、界面活性剤、更に必要によって甘味剤、着色剤、防腐剤、香料、有効成分等を配合できる。
洗口剤には、粘稠剤、粘結剤、界面活性剤、更に必要によって甘味剤、着色剤、防腐剤、香料、有効成分等を配合できる。
錠剤には、ソルビトール、マルチトール等の糖アルコール、セルロース、乳糖、デキストリン等の賦形剤、微粒二酸化ケイ素、酸味料、甘味剤、着色剤、乳化剤、増粘剤、ゲル化剤、果汁、香辛料、有効成分等を配合できる。
グミには、グリセリン、ゼラチン等の増粘剤やゲル化剤、糖類、酸味料、甘味剤、着色剤、乳化剤、果汁、有効成分等を配合できる。
チューインガムには、ガムベース、食用ガム質等の結合剤、甘味剤、着色剤、酸味料、保存料、光沢剤、香料、有効成分等を配合でき、必要に応じて糖衣で被覆してもよい。
歯磨剤には、研磨剤、粘稠剤、粘結剤、界面活性剤、更に必要によって甘味剤、着色剤、防腐剤、香料、有効成分等を配合できる。
洗口剤には、粘稠剤、粘結剤、界面活性剤、更に必要によって甘味剤、着色剤、防腐剤、香料、有効成分等を配合できる。
錠剤には、ソルビトール、マルチトール等の糖アルコール、セルロース、乳糖、デキストリン等の賦形剤、微粒二酸化ケイ素、酸味料、甘味剤、着色剤、乳化剤、増粘剤、ゲル化剤、果汁、香辛料、有効成分等を配合できる。
グミには、グリセリン、ゼラチン等の増粘剤やゲル化剤、糖類、酸味料、甘味剤、着色剤、乳化剤、果汁、有効成分等を配合できる。
チューインガムには、ガムベース、食用ガム質等の結合剤、甘味剤、着色剤、酸味料、保存料、光沢剤、香料、有効成分等を配合でき、必要に応じて糖衣で被覆してもよい。
歯磨剤に用いられる研磨剤としては、シリカ系研磨剤、リン酸カルシウム系研磨剤、炭酸カルシウム系研磨剤などが挙げられ、その配合量は、通常、練歯磨では2〜50%、液状歯磨では0〜30%である。
粘稠剤としては、ソルビトール、キシリトール等の糖アルコール、グリセリン、プロピレングリコール等の多価アルコールが挙げられる。その配合量は、通常、5〜50%である。
粘結剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム等のセルロース誘導体、キサンタンガム等のガム類、ゲル化性シリカ、ゲル化性アルミニウムシリカなどの有機又は無機粘結剤を配合できる。その配合量は、通常、0.5〜10%である。
また、界面活性剤としては、口腔用組成物に一般的に用いられるアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤を配合できる。アニオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩、N−アシルサルコシン酸塩などが挙げられる。ノニオン性界面活性剤としては、糖脂肪酸エステル、糖アルコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、脂肪酸アルカノールアミドなどが挙げられる。カチオン性界面活性剤としては、アルキルアンモニウム塩等、両性界面活性剤としては、ベタイン系やイミダゾリン系のものが挙げられる。界面活性剤の配合量は、通常、0〜10%、特に0.01〜5%である。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム等が挙げられる。
着色剤としては、赤色2号、青色1号、黄色4号等が、防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エステル等が挙げられる。
着色剤としては、赤色2号、青色1号、黄色4号等が、防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エステル等が挙げられる。
香料としては、ペパーミント油、スペアミント油、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油、グレープフルーツ油、スウィーティー油、柚油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料、及びこれら天然香料の加工処理(前溜部カット、後溜部カット、分留、液液抽出、エッセンス化、粉末香料化等)した香料、及び、メントール、カルボン、アネトール、シネオール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイゲノール、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、チモール、リナロール、リナリールアセテート、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラクトン、ヘキサナール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料、更に、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料等が挙げられ、口腔用組成物に用いられる公知の香料素材を使用できる。
これら香料の配合量は、通常、歯磨剤、洗口剤では0.00001〜1%であり、また、錠剤、グミ、チューインガムでは0.001〜50%である。上記香料素材を使用した賦香用香料は、組成中に0.1〜10%使用するのが好ましい。
これら香料の配合量は、通常、歯磨剤、洗口剤では0.00001〜1%であり、また、錠剤、グミ、チューインガムでは0.001〜50%である。上記香料素材を使用した賦香用香料は、組成中に0.1〜10%使用するのが好ましい。
有効成分としては、口腔用組成物に通常配合される公知のものを本発明の効果を妨げない範囲で配合できる。有効成分としては、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸等の抗炎症剤、デキストラナーゼ等の酵素、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物、水溶性リン酸化合物、銅化合物、硝酸カリウム、乳酸アルミニウム、各種ビタミン類、植物抽出物などが挙げられる。上記有効成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で有効量である。
なお、本発明の口腔用組成物においては、歯周病原性細菌と共に非病原性細菌をも殺菌する非選択的殺菌剤の配合は制限される。前記非選択的殺菌剤としては、従来から広く口腔用製剤に使用されている殺菌剤に多く見られ、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム等のカチオン性殺菌剤が挙げられる。また、イソプロピルメチルフェノール等の非イオン性殺菌剤なども挙げられる。これら非選択的殺菌剤は、本発明の口腔用組成物が選択的抗菌効果を有する範囲で配合することができるが、配合する場合は組成物全体の0.1%以下、特に0.05%以下が好ましく、配合しないことが最も好ましい。これらの非選択的殺菌剤は、病原性の歯周病原細菌と共に非病原性の口腔内常在菌をも殺菌してしまう、非選択的な殺菌作用を奏するため、これら殺菌剤が配合されていると、口腔内の菌バランスが崩れて口腔内常在菌叢が制御できなくなり、菌交代症の可能性が生じてくる。従って、本発明においては、上記非選択的殺菌剤が配合されていないほうが、選択的抗菌効果による口腔内常在菌叢のバランス制御にはより好適である。
以下、実験例及び処方例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記例に制限されるものではない。なお、下記の例において%は特に断らない限りいずれも質量%を示す。
[実験例]
下記に示す方法によって、表1、2に示す各濃度のサンプル物質の抗菌(生育抑制)効果を評価した。結果を表に併記した。
下記に示す方法によって、表1、2に示す各濃度のサンプル物質の抗菌(生育抑制)効果を評価した。結果を表に併記した。
(1)抗菌(生育抑制)効果の評価方法
表に示すサンプル物質を蒸留水で0.0002%、0.001%、0.002%濃度となるように調製したものを、96穴プレートに各100μL添加した。各サンプル溶液に菌液を100μL添加し、37℃で24時間嫌気培養(80vol%窒素、10vol%二酸化炭素、10vol%水素)した。なお、菌液としては、表に示す細菌を使用し、5mg/L ヘミン(Sigma社製)及び1mg/L ビタミンK(和光純薬工業(株)製)を含むトッドへヴィットブロス(Becton and Dickinson社製)培養液〔THBHM培地〕によって前培養した菌を2倍濃度のTHBHM培地に2%濃度で植菌したものを用いた。
また、菌の増殖量は、波長550nmの濁度で測定し、コントロール(サンプル未添加:0%)の濁度に対する相対値を菌の生育度として算出することで評価した。すなわち、生育度が大きいほど生育が促進され、小さいほど生育が阻害されたことになる。
本発明における選択的抗菌効果は、本評価方法において、評価に用いた下記細菌に対して、
・非病原性細菌全ての生育度が0.8以上、好ましくは1.0以上であり、かつ
・病原性細菌全ての生育度が0.5以下、好ましくは0.1以下
となる効果である。
表に示すサンプル物質を蒸留水で0.0002%、0.001%、0.002%濃度となるように調製したものを、96穴プレートに各100μL添加した。各サンプル溶液に菌液を100μL添加し、37℃で24時間嫌気培養(80vol%窒素、10vol%二酸化炭素、10vol%水素)した。なお、菌液としては、表に示す細菌を使用し、5mg/L ヘミン(Sigma社製)及び1mg/L ビタミンK(和光純薬工業(株)製)を含むトッドへヴィットブロス(Becton and Dickinson社製)培養液〔THBHM培地〕によって前培養した菌を2倍濃度のTHBHM培地に2%濃度で植菌したものを用いた。
また、菌の増殖量は、波長550nmの濁度で測定し、コントロール(サンプル未添加:0%)の濁度に対する相対値を菌の生育度として算出することで評価した。すなわち、生育度が大きいほど生育が促進され、小さいほど生育が阻害されたことになる。
本発明における選択的抗菌効果は、本評価方法において、評価に用いた下記細菌に対して、
・非病原性細菌全ての生育度が0.8以上、好ましくは1.0以上であり、かつ
・病原性細菌全ての生育度が0.5以下、好ましくは0.1以下
となる効果である。
評価に用いた細菌(口腔内常在菌)は、American Type Culture Collectionより購入した、下記の5菌種である。
非病原性細菌:
ストレプトコッカス ゴルドニアイ(Streptococcus gordonii)ATCC 10558(以下、S.gordoniiと略記。)
ストレプトコッカス ミティス(Streptococcus mitis)ATCC 47456(以下、S.mitisと略記。)
ストレプトコッカス オラリス(Streptococcus oralis)ATCC 9811(以下、S.oralisと略記。)
病原性細菌:
ポルフィロモナス ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)ATCC 33277(以下、P.gingivalisと略記。)
プレボテラ インターメディア(Prevotella intermedia)ATCC 49046(以下、P.intermediaと略記。)
なお、濁度測定前にはプレートを振とうして培養液を撹拌した。
非病原性細菌:
ストレプトコッカス ゴルドニアイ(Streptococcus gordonii)ATCC 10558(以下、S.gordoniiと略記。)
ストレプトコッカス ミティス(Streptococcus mitis)ATCC 47456(以下、S.mitisと略記。)
ストレプトコッカス オラリス(Streptococcus oralis)ATCC 9811(以下、S.oralisと略記。)
病原性細菌:
ポルフィロモナス ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)ATCC 33277(以下、P.gingivalisと略記。)
プレボテラ インターメディア(Prevotella intermedia)ATCC 49046(以下、P.intermediaと略記。)
なお、濁度測定前にはプレートを振とうして培養液を撹拌した。
サンプルとして用いた原料の詳細は下記の通りである。
プテロスチルベンとしては、Cayman Chemical Company製のプテロスチルベンを使用した。
比較品としては、和光純薬工業(株)製のレスベラトロール、塩化セチルピリジニウムを使用した。
プテロスチルベンとしては、Cayman Chemical Company製のプテロスチルベンを使用した。
比較品としては、和光純薬工業(株)製のレスベラトロール、塩化セチルピリジニウムを使用した。
表1、2の結果から、プテロスチルベンによって、口腔内の非病原性細菌、特にミティスグループの連鎖球菌の生育に影響を与えることなく、歯周病原性細菌の生育を抑制する選択的な抗菌効果が発揮されることがわかった。更に、この選択的な抗菌効果は、プテロスチルベンと類似構造を有するレスベラトロールには認められず、また、代表的な口腔用殺菌剤である塩化セチルピリジニウムにも認められず、塩化セチルピリジニウムを用いると病原菌と共に非病原性細菌も殺菌された。
更に、上記に示したプテロスチルベンの選択的な抗菌効果によって、病原性細菌である歯周病原性細菌が過剰に増加することで口腔常在菌叢の病原性が高まってバランスが崩れるのを防止し、口腔常在菌叢が健康的な状態を保持するように制御する効果が期待された。
更に、上記に示したプテロスチルベンの選択的な抗菌効果によって、病原性細菌である歯周病原性細菌が過剰に増加することで口腔常在菌叢の病原性が高まってバランスが崩れるのを防止し、口腔常在菌叢が健康的な状態を保持するように制御する効果が期待された。
次に、上記と同様の原料を用い、下記処方例に示す組成の口腔用組成物を常法によって調製した後、同様に評価したところ、いずれの口腔用組成物も選択的な抗菌効果が優れ、また、製剤の味も良く問題なかった。
[処方例1]チューインガム
砂糖 50.0%
ガムベース 20.0
グルコース 14.0
水飴 15.0
香料 0.5
プテロスチルベン 0.5
水 バランス
計 100.0%
砂糖 50.0%
ガムベース 20.0
グルコース 14.0
水飴 15.0
香料 0.5
プテロスチルベン 0.5
水 バランス
計 100.0%
[処方例2]グミ
還元水飴 40.0%
グラニュー糖 20.0
ブドウ糖 20.0
ゼラチン 5.0
色素 0.02
香料 0.5
プテロスチルベン 0.1
水 バランス
計 100.0%
還元水飴 40.0%
グラニュー糖 20.0
ブドウ糖 20.0
ゼラチン 5.0
色素 0.02
香料 0.5
プテロスチルベン 0.1
水 バランス
計 100.0%
[処方例3]キャンディー
砂糖 50.0%
水飴 33.0
有機酸 2.0
香料 0.5
プテロスチルベン 0.001
水 バランス
計 100.0%
砂糖 50.0%
水飴 33.0
有機酸 2.0
香料 0.5
プテロスチルベン 0.001
水 バランス
計 100.0%
[処方例4]錠菓(タブレット)
デキストリン 76.0%
グルコース 20.0
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
プテロスチルベン 0.002
水 バランス
計 100.0%
デキストリン 76.0%
グルコース 20.0
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
プテロスチルベン 0.002
水 バランス
計 100.0%
[処方例5]錠剤
乳糖 55.0%
結晶セルロース 25.0
澱粉分解物 10.0
グリセリン脂肪酸エステル 5.0
プテロスチルベン 0.02
水 バランス
計 100.0%
乳糖 55.0%
結晶セルロース 25.0
澱粉分解物 10.0
グリセリン脂肪酸エステル 5.0
プテロスチルベン 0.02
水 バランス
計 100.0%
[処方例6]歯磨剤
無水ケイ酸 20.0%
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
プロピレングリコール 3.0
ソルビット(AI=100) 30.0
キサンタンガム 1.0
サッカリンナトリウム 0.1
香料 1.0
プテロスチルベン 0.005
水 バランス
計 100.0%
無水ケイ酸 20.0%
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
プロピレングリコール 3.0
ソルビット(AI=100) 30.0
キサンタンガム 1.0
サッカリンナトリウム 0.1
香料 1.0
プテロスチルベン 0.005
水 バランス
計 100.0%
[処方例7]洗口剤
キシリトール 3.0%
グリセリン(AI=100) 5.0
POE(60)硬化ヒマシ油 0.5
クエン酸ナトリウム 0.3
クエン酸 0.1
香料 0.2
エタノール 8.0
プロピレングリコール 3.0
プテロスチルベン 0.0001
水 バランス
計 100.0%
キシリトール 3.0%
グリセリン(AI=100) 5.0
POE(60)硬化ヒマシ油 0.5
クエン酸ナトリウム 0.3
クエン酸 0.1
香料 0.2
エタノール 8.0
プロピレングリコール 3.0
プテロスチルベン 0.0001
水 バランス
計 100.0%
[処方例8]口腔用パスタ
ヒドロキシエチルセルロース 3.0%
カラギーナン 1.0
ソルビット(70%水溶液) 40.0
ショ糖パルミチン酸モノエステル 2.0
ラウロイルサルコシンナトリウム 0.3
乳酸アルミニウム 0.8
サッカリンナトリウム 0.1
酒石酸ナトリウム 1.0
プテロスチルベン 0.05
香料 1.0
塩酸又は水酸化ナトリウム 適量
水 バランス
計 100.0%
ヒドロキシエチルセルロース 3.0%
カラギーナン 1.0
ソルビット(70%水溶液) 40.0
ショ糖パルミチン酸モノエステル 2.0
ラウロイルサルコシンナトリウム 0.3
乳酸アルミニウム 0.8
サッカリンナトリウム 0.1
酒石酸ナトリウム 1.0
プテロスチルベン 0.05
香料 1.0
塩酸又は水酸化ナトリウム 適量
水 バランス
計 100.0%
Claims (8)
- プテロスチルベンからなる口腔用抗菌剤。
- 口腔内の非病原性細菌の生育を抑制することなく歯周病原性細菌の生育を抑制する選択的な抗菌剤である請求項1記載の口腔用抗菌剤。
- 歯周病原性細菌が、ポルフィロモナス ジンジバリス及び/又はプレボテラ インターメディアである請求項2記載の口腔用抗菌剤。
- 非病原性細菌が、ストレプトコッカス ゴルドニアイ、ストレプトコッカス ミティス及びストレプトコッカス オラリスから選ばれるミティスグループの連鎖球菌である請求項2又は3記載の口腔用抗菌剤。
- 請求項1〜4のいずれか1項記載の口腔用抗菌剤を含有してなる口腔用組成物。
- プテロスチルベンを0.00001〜1質量%含有してなることを特徴とする口腔用組成物。
- 更に、非選択的口腔用殺菌剤を含有しない請求項5又は6記載の口腔用組成物。
- 歯磨剤、洗口剤、錠剤、グミ及びキャンディーから選ばれる剤型に調製された請求項5〜7のいずれか1項記載の口腔用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015208891A JP2017081831A (ja) | 2015-10-23 | 2015-10-23 | 口腔用抗菌剤及び口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015208891A JP2017081831A (ja) | 2015-10-23 | 2015-10-23 | 口腔用抗菌剤及び口腔用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017081831A true JP2017081831A (ja) | 2017-05-18 |
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ID=58712710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015208891A Pending JP2017081831A (ja) | 2015-10-23 | 2015-10-23 | 口腔用抗菌剤及び口腔用組成物 |
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---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107714678A (zh) * | 2017-10-23 | 2018-02-23 | 吉林大学 | 紫檀芪在制备mcr‑1酶抑制剂中的应用 |
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Citations (4)
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-
2015
- 2015-10-23 JP JP2015208891A patent/JP2017081831A/ja active Pending
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