JP6630693B2 - 開閉器の衝突音発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉器の衝突音発生装置に関する。
開閉器においては、電気回路の開閉を手動で切り替える手動ハンドルに加えて、電気回路の開閉を自動で切り替えるソレノイドを備えたものがある。これら手動ハンドルとソレノイドとは、電気回路の開閉を切り替える主軸にそれぞれ連結され、主軸を回転させることで電気回路の開閉を切り替えている。このような開閉器では、電気回路の開閉を自動で切り替えた際に手動による切り替えと区別するために衝突音を発生させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の開閉器では、ソレノイドに設けられたプランジャによって電気回路の開閉が切り替えられ、電磁コイルの励磁によってプランジャが電磁コイルに吸引されて、プランジャが呼び鉄に衝突することで衝突音が発生する。
特許第3738580号
ところで、上記特許文献1に記載の開閉器では、ソレノイドの内部で衝突音が発生するため、開閉器の外部では衝突音が聞こえ難いおそれがある。なお、電気回路を閉じたとき及び開いたときのいずれにおいて衝突音が発生する開閉器であっても同様の課題があり、電気回路の開閉を自動のみで切り替える開閉器であっても同様の課題がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、開閉器の外部において衝突音を聞こえ易くすることのできる開閉器の衝突音発生装置を提供することにある。
上記課題を解決する開閉器の衝突音発生装置は、開閉器の電気回路の開閉を切り替える主軸を有する開閉機構と、前記主軸を回転させるプランジャ及び前記プランジャを駆動する電磁コイルを有するソレノイドと、を備える開閉器に取り付けられる開閉器の衝突音発生装置であって、前記ソレノイドに取り付けられる取付部材と、前記取付部材に対して変位可能且つ、前記電磁コイルが励磁したときに前記電磁コイルに吸引されることで前記ソレノイドの外面に当接して衝突音を発生する当接部材と、を備える。
上記構成によれば、衝突音発生装置がソレノイドに取り付けられて、当接部材がソレノイドの外面に当接することによって衝突音が発生する。よって、ソレノイドの内部において衝突音を発生させていた従来技術よりも開閉器の外部において衝突音を聞こえ易くすることができる。
上記課題を解決する開閉器の衝突音発生装置は、開閉器の電気回路の開閉を切り替える主軸を有する開閉機構と、前記主軸を回転させるプランジャ及び前記プランジャを駆動する電磁コイルを有するソレノイドと、前記主軸及び前記ソレノイドを収容するケースと、を備える開閉器に取り付けられる開閉器の衝突音発生装置であって、前記ソレノイドに取り付けられる取付部材と、前記取付部材に対して変位可能且つ、前記電磁コイルが励磁したときに前記電磁コイルに吸引されることで前記ケースの内面に当接して衝突音を発生する当接部材と、を備える。
上記構成によれば、衝突音発生装置がソレノイドに取り付けられて、当接部材がケースの内面を当接することによって衝突音が発生する。よって、ソレノイドの内部において衝突音を発生させていた従来技術よりも開閉器の外部において衝突音を聞こえ易くすることができる。
上記開閉器の衝突音発生装置について、前記当接部材は、前記当接部材の一端側に設けられ、前記電磁コイルの励磁によって前記ソレノイドに吸着する吸着部と、前記当接部材の他端側に設けられ、前記ケースに当接する当接部と、を備えることが好ましい。
上記構成によれば、当接部材に吸着部と当接部とを両端側に別々に設けたため、簡単な構造で衝突音を発生させることができる。
上記開閉器の衝突音発生装置について、前記取付部材は、前記プランジャが進退する進退方向と直交する外面側に位置することが好ましい。
上記構成によれば、取付部材がプランジャの進退方向と直交する外面側に位置するため、プランジャの進退方向と平行な外面部分に衝突音発生装置の設置スペースを確保する必要がない。プランジャの進退方向と平行な外面部分に衝突音発生装置の設置スペースがない開閉器において特に有効である。
上記開閉器の衝突音発生装置について、前記取付部材は、前記プランジャが進退する進退方向と平行な外面側に位置することが好ましい。
上記構成によれば、取付部材がプランジャの進退方向と平行な外面側に位置するため、プランジャの進退方向と直交する外面部分に衝突音発生装置の設置スペースを確保する必要がない。プランジャの進退方向と直交する外面部分に衝突音発生装置の設置スペースがない開閉器において特に有効である。
上記開閉器の衝突音発生装置について、前記当接部材の前記ソレノイドに吸引される部分を前記ソレノイドから離間する方向に付勢する付勢部材を備えることが好ましい。
上記構成によれば、当接部材が付勢部材によってソレノイドから離間する方向に付勢されるため、当接部材をある程度の距離離れた位置から当接させることができ、衝突音を大きくすることができるようになる。
上記開閉器の衝突音発生装置について、前記当接部材と前記ソレノイドとの離間距離を規制する規制部材を備えることが好ましい。
上記構成によれば、当接部材が付勢部材によって離間する方向に付勢されつつ、当接部材とソレノイドとの離間距離が規制部材によって規制されるため、電磁コイルの励磁によって当接部材が吸引される距離を確保しつつ、当接部材をソレノイドに吸引させることができる。
本発明によれば、開閉器の外部において衝突音が聞こえ易くすることができる。
開閉器の衝突音発生装置の第1の実施形態の構成を示す側面図。 同実施形態の開閉器の衝突音発生装置の構成を示す正面図。 開閉器の衝突音発生装置の第2の実施形態の構成を示す上面図。 同実施形態の開閉器の衝突音発生装置の構成を示す側面図。 開閉器の衝突音発生装置の第3の実施形態の構成を示す上面図。 同実施形態の開閉器の衝突音発生装置の構成を示す側面図。 開閉器の衝突音発生装置の第4の実施形態の構成を示す上面図。 同実施形態の開閉器の衝突音発生装置の構成を示す側面図。
(第1の実施形態)
以下、図1及び図2を参照して、開閉器の衝突音発生装置の第1の実施形態について説明する。図1及び図2は、開閉器の電気回路を開閉する開閉機構の記載を省略し、電気回路の開閉を自動で切り替えるソレノイドと、このソレノイドに取り付けられる衝突音発生装置とを示している。
図1及び図2に示すように、開閉器の電気回路を開閉する開閉機構の主軸1には、ソレノイド10のプランジャ12が駆動する複数のリンクからなる被駆動部2が固定されている。そして、この被駆動部2に対向するようにソレノイド10が設置されている。ソレノイド10は、主軸1を回転させる円柱状のプランジャ12と、プランジャ12を駆動する円筒状の電磁コイル11とを備えている。ソレノイド10は、プッシュ式ソレノイド10であって、通電されると、プランジャ12がソレノイド10から突出する。
ソレノイド10は、対向する2枚の四角形の固定板13,14(第1固定板13及び第2固定板14)と、2枚の固定板13,14の間に配置されて固定板13,14を支持する4本の支持棒15とを備えている。支持棒15の両端部には、ボルト16を螺着する図示しない雌螺子が形成されている。支持棒15は、固定板13,14の四隅に配置されて、固定板13,14側からそれぞれボルト16によって固定板13,14に固定されている。電磁コイル11は、2枚の固定板13,14の間に挟持されるとともに、且つ4本の支持棒15の内側に配置されている。電磁コイル11には、第2固定板14側において電源線17が接続されている。プランジャ12は、図1中左右方向を進退方向Aとして、電磁コイル11の図1中左側から突出する。このため、第1固定板13の中央には、プランジャ12が挿通する円形の貫通孔13aが形成されている。
ソレノイド10には、衝突音発生装置20が取り付けられている。衝突音発生装置20は、ソレノイド10に取り付けられる取付部材30と、取付部材30に対して変位可能且つ、電磁コイル11が励磁したときに電磁コイル11に吸引されることでソレノイド10の外面に当接して衝突音を発生する当接部材35とを備えている。取付部材30は、プランジャ12が進退する進退方向Aと直交する第1固定板13の外面13b側に位置する。第1固定板13の図1中上側の側面13cには、板状の取付板21がボルト22によって固定されている。取付板21は、ソレノイド10から離間する方向へ延出している。取付部材30は、取付板21に対して2組のボルト23とナット24とによって固定されている。取付部材30は、取付板21に固定され、進退方向AにおいてL字状である1対の固定部31と、両固定部31の先端に接続し、第1固定板13と平行である接続部32とを備えている。固定部31の取付板21と平行な第1板部31aは、ボルト23とナット24とによって取付板21に固定される。固定部31の第1板部31aと異なる第2板部31bは、互いに対向して位置している。第2板部31bには、円柱状の回転軸33が固定されている。回転軸33の両端には、ピン34が固定されている。回転軸33には、断面U字状に形成された当接部材35が回転軸33に対して回転可能に取り付けられている。取付部材30は、図1中の上下方向に延出している。当接部材35のプランジャ12と対向する位置には、プランジャ12を貫装するための開口部35aが設けられている。当接部材35は、電磁コイル11の励磁によってソレノイド10に吸着される。当接部材35の一端は、回転軸33に取り付けられている。当接部材35の他端は、ソレノイド10の第1固定板13の外面13bに当接する当接部35bを備えている。当接部35bは、半球状の凸部である。
また、衝突音発生装置20は、当接部材35のソレノイド10に吸引される部分をソレノイド10から離間する方向に付勢する付勢部材としてのばね36を備えている。ばね36は、巻きばねであって、回転軸33に環装されている。ばね36の両端は、第2板部31bにそれぞれ当接されている。また、ばね36の中央は、当接部材35の一端寄りに当接している。よって、ばね36は、当接部材35をソレノイド10、言い換えれば第1固定板13から離間する側へ付勢する。図1及び図2に実線で示すように、当接部材35は、ソレノイド10が励磁されていないときには、第1固定板13から離間している。
次に、図1及び図2を参照して、上記のように構成された開閉器の衝突音発生装置20の作用について説明する。なお、開閉器は、ソレノイド10が通電されてプランジャ12が突出することによって、主軸1が回転されて開閉器の電気回路が閉じた状態となる。
図1に二点鎖線で示すように、開閉器においてソレノイド10による自動投入、言い換えれば電気回路の閉動作が行われる際には、ソレノイド10が通電される。ソレノイド10が通電されると、ソレノイド10の電磁コイル11が励磁して、プランジャ12がソレノイド10から突出するとともに、衝突音発生装置20の当接部材35がソレノイド10の第1固定板13に吸着される。当接部材35が第1固定板13に吸着されると、取付部材30の回転軸33を基点として当接部材35が第1固定板13側、図1の反時計方向へ回転して、当接部材35の当接部35bが第1固定板13に衝突する。当接部材35の当接部35bが第1固定板13に衝突すると、衝突音が発生する。よって、ソレノイド10の内部で衝突音が発生するよりも大きな衝突音が発生し、開閉器の外部において衝突音を聞こえ易くすることができる。
また、開閉器を手動投入した後に自動投入する場合には、開閉器の投入は既に行われているために投入の動作音が発生しないが、ソレノイド10の励磁による吸着によって衝突音発生装置20が動作することにより衝突音が発生する。よって、手動投入から自動投入に切り替わったことを開閉器の外部において確認することができ、衝突音発生装置20の効果を一層奏することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)衝突音発生装置20がソレノイド10に取り付けられて、ソレノイド10の励磁による吸着によって当接部材35がソレノイド10の外面に当接することによって衝突音が発生する。よって、ソレノイド10の内部において衝突音を発生させていた従来技術よりも開閉器の外部において衝突音を聞こえ易くすることができる。
(2)取付部材30がプランジャ12の進退方向Aと直交する第1固定板13の外面13b側に位置するため、プランジャ12の進退方向Aと平行な外面部分に衝突音発生装置20の設置スペースを確保する必要がない。プランジャ12の進退方向Aと平行な外面部分に衝突音発生装置20の設置スペースがない開閉器において特に有効である。
(3)当接部材35がばね36によってソレノイド10から離間する方向に付勢されるため、当接部材35をある程度の距離離れた位置から当接させることができ、衝突音を大きくすることができるようになる。
(第2の実施形態)
以下、図3及び図4を参照して、開閉器の衝突音発生装置の第2の実施形態について説明する。この実施形態の開閉器の衝突音発生装置は、ソレノイド10におけるプランジャ12の進退方向Aと平行な外面側に位置する点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図3及び図4に示すように、衝突音発生装置40は、ソレノイド10に取り付けられる取付部材50と、取付部材50に対して変位可能且つ、電磁コイル11が励磁したときに電磁コイル11に吸引されることで開閉器のケース5の内面5aに当接して衝突音を発生する当接部材55とを備えている。また、衝突音発生装置40は、開閉器のケース5とソレノイド10との間に配置されている。取付部材50は、進退方向Aと平行な外面側に位置する。第1固定板13の側面13cには、板状且つU字状の取付板41がボルト42によって固定されている。取付板41は、図3中の右方向へソレノイド10に沿って延出している。取付部材50は、取付板41に対して2組のボルト43とナット44とによって固定されている。取付部材50は、U字状の取付部51と、取付部51の両端部に接続されて取付板41と平行である固定部52とを備えている。固定部52は、ボルト43とナット44とによって取付板41に固定される。取付部51には、円柱状の回転軸53が固定されている。回転軸53の両端には、ピン54が固定されている。回転軸53には、断面U字状に形成された当接部材55が回転軸53に対して回転可能に取り付けられている。取付部材50は、図3中の右方向に延出している。すなわち、当接部材55の図3中左側寄り、言い換えれば当接部材55の延出方向における左側からほぼ1/3の位置に回転軸53が取り付けられている。当接部材55は、電磁コイル11の励磁によってソレノイド10に吸着される。当接部材55は、当接部材55の一端側、図3及び図4の右側に設けられ、電磁コイル11の励磁によってソレノイド10に吸着する吸着部55aと、当接部材55の他端側、図3及び図4の左側に設けられ、ケース5に当接する当接部55bとを備えている。吸着部55aは、当接部材55の一端側全体が相当する。当接部材55の一端側の幅は、当接部材55の他端側の幅よりも広く形成されている。これにより、ソレノイド10の励磁によって当接部材55の一端側が他端側よりも吸着されやすくなっている。当接部55bには、当接材55cが取り付けられている。当接材55cはボルトとナットとからなり、当接部材55の当接部55bとケース5の内面5aとの離間距離を変更して調整可能である。当接部材55の他端側は、開閉器のケース5の内面側へ折り曲げられて、ケース5の内面に近づけられている。
また、衝突音発生装置40は、当接部材55のソレノイド10に吸引される吸着部55aをソレノイド10から離間する方向に付勢する付勢部材としてのばね56を備えている。ばね56は、巻きばねであって、回転軸53に環装されている。ばね56の両端は、固定部52にそれぞれ当接されている。また、ばね56の中央は、当接部材55に当接している。よって、ばね56は、当接部材55をソレノイド10から離間する側へ付勢する。
さらに、衝突音発生装置40は、当接部材55とソレノイド10との離間距離を規制する規制部材57を備えている。規制部材57は、断面U字状の規制部57aと、規制部57aの両端に接続されて取付板41に固定される固定部57bとを備えている。規制部57aは、ばね56によってソレノイド10から離間する側へ付勢された当接部材55の吸着部55aが当接することで当接部材55とソレノイド10との離間距離を規制する。規制部材57の固定部57bは、取付部材50の固定部52を取付板41に固定したボルト43とナット44とによって一緒に取付板41に固定されている。よって、図3及び図4に二点鎖線で示すように、当接部材55の吸着部55aは、ソレノイド10が励磁されていないときには、規制部材57に当接する位置でソレノイド10から離間している。
次に、図3及び図4を参照して、上記のように構成された開閉器の衝突音発生装置40の作用について説明する。なお、開閉器は、ソレノイド10が通電されてプランジャ12が突出することによって、主軸1が回転されて開閉器の電気回路が閉じた状態となる。
図4に二点鎖線で示すように、開閉器においてソレノイド10が通電されていない状態では、当接部材55の吸着部55aは、規制部材57に当接する位置でソレノイド10から離間している。
図4に実線で示すように、開閉器においてソレノイド10による自動投入、言い換えれば電気回路の閉動作が行われる際には、ソレノイド10が通電される。ソレノイド10が通電されると、ソレノイド10の電磁コイル11が励磁して、プランジャ12がソレノイド10から突出するとともに、衝突音発生装置40の当接部材55の吸着部55aがソレノイド10に吸着される。当接部材55の吸着部55aがソレノイド10に吸着されると、取付部材50の回転軸53によって当接部材55の当接部55bが開閉器のケース5の内面5a側へ回転して、当接部55bの当接材55cがケース5の内面5aに衝突する。当接部55bの当接材55cがケース5の内面5aに衝突すると、衝突音が発生する。よって、ソレノイド10の内部で衝突音が発生するよりも、さらにはソレノイド10の第1固定板13で衝突音が発生するよりも大きな衝突音が発生し、開閉器の外部において衝突音を聞こえ易くすることができる。
また、開閉器を手動投入した後に自動投入する場合には、開閉器の投入は既に行われているために投入の動作音が発生しないが、ソレノイド10の励磁による吸着によって衝突音発生装置40が動作することにより衝突音が発生する。よって、手動投入から自動投入に切り替わったことを開閉器の外部において確認することができ、衝突音発生装置40の効果を一層奏することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)衝突音発生装置40がソレノイド10に取り付けられて、当接部材35の当接部55bの当接材55cがケース5の内面5aに当接することによって衝突音が発生する。よって、ソレノイド10の内部において衝突音を発生させていた従来技術よりも開閉器の外部において衝突音を聞こえ易くすることができる。
(2)当接部材55に吸着部55aと当接部55bとを両端側に別々に設けたため、簡単な構造で衝突音を発生させることができる。
(3)取付部材50がプランジャ12の進退方向Aと平行な外面側に位置するため、プランジャ12の進退方向Aと直交する外面部分に衝突音発生装置40の設置スペースを確保する必要がない。プランジャ12の進退方向Aと直交する外面部分に衝突音発生装置40の設置スペースがない開閉器において特に有効である。
(4)当接部材55がばね56によってソレノイド10から離間する方向に付勢されるため、当接部材55をある程度の距離離れた位置から当接させることができ、衝突音を大きくすることができるようになる。
(5)当接部材55がばね56によって離間する方向に付勢されつつ、当接部材55とソレノイド10との離間距離が規制部材57によって規制されるため、電磁コイル11の励磁によって当接部材55が吸引される距離を確保しつつ、当接部材55をソレノイド10に吸引させることができる。
(第3の実施形態)
以下、図5及び図6を参照して、開閉器の衝突音発生装置の第3の実施形態について説明する。この実施形態の開閉器の衝突音発生装置は、ソレノイド10に補助板を設ける点が上記第2の実施形態と異なっている。以下、第2の実施形態との相違点を中心に説明する。
図5及び図6に示すように、衝突音発生装置40は、電磁コイル11の励磁によって当接部材55を吸引するとともに、当接部材55と当接する補助板60を備えている。補助板60は、第2固定板14に対して2組の螺子61によって固定されている。補助板60は、第2固定板14に固定される固定部60aと、固定部60aから当接部材55の吸着部55aの先端部と当接するまで延出している吸着部60bとを備えている。
次に、図5及び図6を参照して、上記のように構成された開閉器の衝突音発生装置40の作用について説明する。なお、開閉器は、ソレノイド10が通電されてプランジャ12が突出することによって、主軸1が回転されて開閉器の電気回路が閉じた状態となる。
図6に二点鎖線で示すように、開閉器においてソレノイド10が通電されていない状態では、当接部材55の吸着部55aは、規制部材57に当接する位置でソレノイド10から離間している。
図6に実線で示すように、開閉器においてソレノイド10による自動投入、言い換えれば電気回路の閉動作が行われる際には、ソレノイド10が通電される。ソレノイド10が通電されると、ソレノイド10の電磁コイル11が励磁して、プランジャ12がソレノイド10から突出するとともに、衝突音発生装置40の当接部材55の吸着部55aがソレノイド10に吸着されて補助板60に当接する。当接部材55の吸着部55aがソレノイド10に吸着されて補助板60の吸着部60bに当接すると、取付部材50の回転軸53によって当接部材55の当接部55bの当接材55cが開閉器のケース5の内面5a側へ回転して、当接部材55の当接材55cがケース5の内面5aに衝突する。当接部材55の当接材55cがケース5の内面5aに衝突すると、衝突音が発生する。よって、ソレノイド10の内部で衝突音が発生するよりも、さらにはソレノイド10の第1固定板13で衝突音が発生するよりも大きな衝突音が発生し、開閉器の外部において衝突音を聞こえ易くすることができる。また、当接部材55の吸着部55aが補助板60の吸着部60bに当接するため、当接部材55の変位範囲を規制することができ、当接部55bの当接材55cが開閉器のケース5の内面5aに過度に衝突することを抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第2の実施形態の(1)〜(5)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(6)当接部材55が補助板60に当接するため、当接部材55の変位範囲を規制することができ、当接部55bの当接材55cが開閉器のケース5の内面5aに過度に衝突することを抑制することができる。
(第4の実施形態)
以下、図7及び図8を参照して、開閉器の衝突音発生装置の第4の実施形態について説明する。この実施形態の開閉器の衝突音発生装置は、補助板60が拡大している点、当接部材55の吸着部55aに吸引板58を設ける点、及び当接部材55の当接部55bをソレノイド10の長さよりも延出した点が上記第3の実施形態と異なっている。以下、第3の実施形態との相違点を中心に説明する。
図7及び図8に示すように、衝突音発生装置40は、電磁コイル11の励磁によって当接部材55を吸引するとともに、当接部材55と当接する補助板62を備えている。補助板62の固定部62aは、第3の実施形態の補助板60よりもソレノイド10の幅方向に延出し、第2固定板14に対して2組の螺子61によって固定されている。補助板62は、第2固定板14に固定される固定部62aと、固定部62aの幅方向の中央から当接部材55側へ延出する第1吸着部62bと、固定部62aの幅方向の両端から当接部材55側へ延出する第2吸着部62cとを備えている。
当接部材55の吸着部55aには、ソレノイド10の幅方向に延出した吸引板58が設けられている。吸引板58は、ソレノイドの幅とほぼ同じ長さになっている。吸引板58は、当接部材55の吸着部55aに固定される固定部58aと、固定部58aからソレノイド10の幅方向に延出する吸引部58bとを備えている。当接部材55の吸着部55aと吸引板58の固定部58aとは、溶接によって固定されている。吸引部58bは、ソレノイド10の幅とほぼ同じ長さになっている。吸引部58bは、補助板62の第1吸着部62bと第2吸着部62cとの全てに当接する。補助板62と吸引板58とはソレノイド10の幅とほぼ同じ長さになっているため、作業者が覗き込むことでケース5と吸引板58との隙間、吸引板58と補助板62との隙間を確認することができる。また、吸引板58を備えるため、当接部材55の吸着部55a側の重量を増加させることができる。また、吸引面積が増加するため、吸引力を増加させることができる。
当接部材55の当接部55bは、ソレノイド10のプランジャ12の進退方向Aよりも突出した長さとなっている。このため、作業者がケース5と当接部材55の当接部55bとの隙間を確認することや、衝撃音発生の実動作等の確認を行うことができる。
次に、図7及び図8を参照して、上記のように構成された開閉器の衝突音発生装置40の作用について説明する。なお、開閉器は、ソレノイド10が通電されてプランジャ12が突出することによって、主軸1が回転されて開閉器の電気回路が閉じた状態となる。
図8に二点鎖線で示すように、開閉器においてソレノイド10が通電されていない状態では、当接部材55の吸着部55aは、規制部材57に当接する位置でソレノイド10から離間している。
図8に実線で示すように、開閉器においてソレノイド10による自動投入、言い換えれば電気回路の閉動作が行われる際には、ソレノイド10が通電される。ソレノイド10が通電されると、ソレノイド10の電磁コイル11が励磁して、プランジャ12がソレノイド10から突出するとともに、衝突音発生装置40の当接部材55の吸着部55a及び吸引板58がソレノイド10に吸着されて補助板62に当接する。当接部材55の吸着部55a及び吸引板58がソレノイド10に吸着されて補助板62に当接すると、取付部材50の回転軸53によって当接部材55の当接部55bの当接材55cが開閉器のケース5の内面5a側へ回転して、当接部材55の当接材55cがケース5の内面5aに衝突する。当接部材55の当接材55cがケース5の内面5aに衝突すると、衝突音が発生する。よって、ソレノイド10の内部で衝突音が発生するよりも、さらにはソレノイド10の第1固定板13で衝突音が発生するよりも大きな衝突音が発生し、開閉器の外部において衝突音を聞こえ易くすることができる。また、当接部材55に固定された吸引板58が補助板62に当接するため、当接部材55の変位範囲を規制することができ、当接部55bの当接材55cが開閉器のケース5の内面5aに過度に衝突することを抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第2の実施形態の(1)〜(5)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(6)吸引板58が補助板62に当接するため、当接部材55の変位範囲を規制することができ、当接部55bの当接材55cが開閉器のケース5の内面5aに過度に衝突することを抑制することができる。
(7)吸引板58と補助板62とを備えることにより吸引面積が増加するため、吸引力を増加させることができ、大きな衝突音を発生させることができるようになる。
(8)補助板62と吸引板58とはソレノイドの幅とほぼ同じ長さになっているため、作業者が覗き込むことでケース5と吸引板58との隙間、吸引板58と補助板62との隙間を確認することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記第1の実施形態では、付勢部材としてばね36を衝突音発生装置20に備えたが、付勢部材を備えなくとも当接部材35が第1固定板13に接触しなければ、付勢部材を省略してもよい。
・上記第1の実施形態では、第1固定板13に取付板21を固定したが、第1固定板13と取付板21とを一体に形成してもよい。
・上記第1の実施形態では、当接部材35に当接部35bを設けたが、当接部35bを省略して当接部材35自体が第1固定板13に当接するようにしてもよい。
・上記各2〜4の実施形態では、当接部材55の当接部55bに当接材55cを設けたが、当接材55cを省略して当接部55bがケース5の内面5aに直接当接するようにしてもよい。
・上記各2〜4の実施形態では、規制部材57を衝突音発生装置40に備えたが、規制部材57を省略してもよい。
・上記第2〜4の実施形態では、付勢部材としてばね56を衝突音発生装置40に備えたが、付勢部材を備えなくとも当接部材55がケース5の内面5aに接触しなければ、付勢部材を省略してもよい。
・上記第2〜4の実施形態では、第1固定板13に取付板41を固定したが、第1固定板13と取付板41とを一体に形成してもよい。
・上記第4の実施形態では、当接部材55に吸引板58を固定したが、当接部材55と吸引板58とを一体に形成してもよい。
・上記第4の実施形態では、第2固定板14に補助板62を固定したが、第2固定板14と補助板62とを一体に形成してもよい。
・上記第4の実施形態では、当接部材55の当接部55bの長さをソレノイド10の長さよりも長くしたが、当接部材55の当接部55bの長さをソレノイド10の長さよりも短くしてもよい。
・上記各実施形態では、ソレノイド10が通電されてプランジャ12が突出することによって主軸1が回転されて開閉器の電気回路が閉じた状態となる開閉器とした。しかしながら、ソレノイド10が通電されてプランジャ12が突出することによって主軸1が回転されて開閉器の電気回路が開いた状態となる開閉器であってもよい。また、ソレノイド10が通電されてプランジャ12が吸引されることによって主軸1が回転されて開閉器の電気回路が閉じた状態となる開閉器としてもよい。また、ソレノイド10が通電されてプランジャ12が吸引されることによって主軸1が回転されて開閉器の電気回路が開いた状態となる開閉器としてもよい。そして、電気回路を閉じたとき及び開いたときのいずれにおいて衝突音が発生する開閉器であってもよい。
・上記実施形態において、開閉器の電気回路の開閉を自動のみで切り替える開閉器であってもよい。
1…主軸、2…被駆動部、5…ケース、5a…内面、10…ソレノイド、11…電磁コイル、12…プランジャ、13…第1固定板、13a…貫通孔、13b…外面、13c…側面、14…第2固定板、15…支持棒、16…ボルト、17…電源線、20…衝突音発生装置、21…取付板、22…ボルト、23…ボルト、24…ナット、30…取付部材、31…固定部、31a…第1板部、31b…第2板部、32…接続部、33…回転軸、34…ピン、35…当接部材、35a…開口部、35b…当接部、36…付勢部材としてのばね、40…衝突音発生装置、41…取付板、42…ボルト、43…ボルト、44…ナット、50…取付部材、51…取付部、52…固定部、53…回転軸、54…ピン、55…当接部材、55a…吸着部、55b…当接部、55c…当接材、56…付勢部材としてのばね、57…規制部材、57a…規制部、57b…固定部、58…吸引板、58a…固定部、58b…吸引部、60…補助板、60a…固定部、60b…吸着部、61…螺子、62…補助板、62a…固定部、62b…第1吸着部、62c…第2吸着部。

Claims (7)

  1. 開閉器の電気回路の開閉を切り替える主軸を有する開閉機構と、前記主軸を回転させるプランジャ及び前記プランジャを駆動する電磁コイルを有するソレノイドと、を備える開閉器に取り付けられる開閉器の衝突音発生装置であって、
    前記ソレノイドに取り付けられる取付部材と、
    前記取付部材に対して変位可能且つ、前記電磁コイルが励磁したときに前記電磁コイルに吸引されることで前記ソレノイドの外面に当接して衝突音を発生する当接部材と、を備える
    開閉器の衝突音発生装置。
  2. 開閉器の電気回路の開閉を切り替える主軸を有する開閉機構と、前記主軸を回転させるプランジャ及び前記プランジャを駆動する電磁コイルを有するソレノイドと、前記主軸及び前記ソレノイドを収容するケースと、を備える開閉器に取り付けられる開閉器の衝突音発生装置であって、
    前記ソレノイドに取り付けられる取付部材と、
    前記取付部材に対して変位可能且つ、前記電磁コイルが励磁したときに前記電磁コイルに吸引されることで前記ケースの内面に当接して衝突音を発生する当接部材と、を備える
    開閉器の衝突音発生装置。
  3. 前記当接部材は、前記当接部材の一端側に設けられ、前記電磁コイルの励磁によって前記ソレノイドに吸着する吸着部と、前記当接部材の他端側に設けられ、前記ケースに当接する当接部と、を備える
    請求項2に記載の開閉器の衝突音発生装置。
  4. 前記取付部材は、前記プランジャが進退する進退方向と直交する外面側に位置する
    請求項1に記載の開閉器の衝突音発生装置。
  5. 前記取付部材は、前記プランジャが進退する進退方向と平行な外面側に位置する
    請求項2または3に記載の開閉器の衝突音発生装置。
  6. 前記当接部材の前記ソレノイドに吸引される部分を前記ソレノイドから離間する方向に付勢する付勢部材を備える
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の開閉器の衝突音発生装置。
  7. 前記当接部材と前記ソレノイドとの離間距離を規制する規制部材を備える
    請求項6に記載の開閉器の衝突音発生装置。
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