JP6630375B2 - 走行制御装置及び走行制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、走行制御装置及び走行制御方法に関する。
特許文献1では、先行車両の選択/非選択の安定性を向上させることができる車両の走行制御装置を提供することを目的としている([0006]、要約)。当該目的を達成するため、特許文献1(要約)の走行制御装置10は、撮像装置21が搭載された車両に適用される。走行制御装置10は、白線認識部11と、他車割込み離脱判定部12とを備える。
白線認識部11は、撮像装置21により取得した画像に基づいて、自車の走行車線を区画する走行区画線としての白線を認識する。他車割込み離脱判定部12は、他車割込み離脱判定を実施する。他車割込み離脱判定では、白線を基準とした前方車両の車幅方向の相対位置に基づいて、隣接車線を走行する前方車両を自車線に割り込んでくる割込み車両と判定する。また、自車線を走行する前方車両を自車線から離脱する離脱車両と判定する。
割込み車両を判定する他車割込み離脱判定部12は、物体検知手段により検知した物体(物標)の中から、自車線に割り込んでくる割込み車両等及び自車線から離脱する離脱車両を判定する(他車割込み離脱判定)([0018])。ここにいう物体検知手段は、撮像装置21及びレーダ装置22から構成される([0012]、図1)。
撮像装置21は、自車の例えばフロントガラスの上端付近に設置されており、撮像軸を中心に車両前方に向かって所定の撮影角度δ1の範囲で広がる範囲を撮影する([0013])。レーダ装置22は、自車の前部に取り付けられており、光軸を中心に車両前方に向かって所定のレーダ角度δ2(δ2<δ1)の範囲に亘って広がる範囲をレーダ信号により走査する([0014])。そして、車両前方に向けて電磁波を送信してから反射波を受信するまでの時間に基づき測距データを作成し、その作成した測距データを走行制御装置10に逐次出力する。
また、他車割込み離脱判定部12は、第1判定手段と、第2判定手段とを備えている([0021])。第1判定手段は、自車50に搭載された撮像装置21による白線61の認識距離の範囲内に前方車両51が存在している場合(図4のS103:YES)に他車割込み離脱を判定する([0022]、[0036]、図4のS104)。具体的には、第1判定手段は、撮像装置21により認識した白線(認識区画線)を基準とした前方車両の車幅方向の相対位置に基づいて他車割込み離脱を判定する([0021]、[0024]、[0037]〜[0041]、図5)。
また、第2判定手段は、撮像装置21による白線61の認識距離の範囲外に前方車両51が存在しており(図4のS103:NO)、白線61を利用できない場合に他車割込み離脱を判定する([0028]、[0035]、図4のS105)。ここにいう「撮像装置21による白線61の認識距離の範囲外」は、前方車両51が白線認識処理よりも遠くに存在している場合が想定されている([0057])。具体的には、第2判定手段は、自車を基準とした前方車両の車幅方向の相対位置に基づいて他車割込み離脱を判定する([0021]、[0028]〜[0031]、図3)。
特開2016−134093号公報
上記のように、特許文献1では、撮像装置21は、自車の例えばフロントガラスの上端付近に設置されており、撮像軸を中心に車両前方に向かって所定の撮影角度δ1の範囲で広がる範囲を撮影する([0013])。ここでの撮影角度δ1がいかなる値であるかについては言及がないように見受けられる。また、特許文献1の第2判定手段は、前方車両51が白線認識処理よりも遠くに存在している場合に利用される([0057])。そのため、特許文献1の第1判定手段及び第2判定手段は、自車の近くにおいて自車の側方に存在する他車(又は側方障害物)が自車レーンに割り込んで来る場合(特に自車及び他車が低速で走行している場合)については想定されていないものと解される。
本発明は、上記のような事情を考慮したものであり、自車の近傍において側方障害物が自車レーンに割り込んできたときに好適に対応可能な走行制御装置及び走行制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る走行制御装置は、
自車の外部状況を取得する外部状況取得手段と、
前記外部状況取得手段が取得した前記外部状況に基づき、前記自車の走行制御を行う走行制御手段と
を備えるものであって、
前記外部状況取得手段は、
前記自車の側方に存在する側方障害物を検出し、
前記自車が走行する自車レーンの幅方向で前記自車とオーバーラップした状態の前記側方障害物が前記自車レーンに対して所定の接近動作を行ったとき、前記側方障害物が前記自車レーンに割込みを開始したと判定し、
前記走行制御装置は、周辺障害物に対する目標接近度を設定する目標接近度設定手段を備え、
前記走行制御手段は、
前記走行制御において、前記側方障害物に対する前記目標接近度に基づいて目標車速又は目標加減速度を設定し、
前記側方障害物の割込み開始前よりも、割込み開始後の前記目標車速を小さくする、又は、割込み開始後の前記目標加減速度を大きく設定する
ことを特徴とする。
本発明によれば、自車レーンの幅方向で自車とオーバーラップした状態の側方障害物が前記自車レーンに対して所定の接近動作を行ったとき、側方障害物が自車レーンに割込みを開始したと判定する。これにより、隣接レーン等にいる側方障害物が自車の側方で自車の近くにいる場合でも、走行制御手段は、当該側方障害物が自車レーンに割込みを開始したことに対応する走行制御を行うことが可能となる。前記走行制御装置は、周辺障害物に対する目標接近度を設定する目標接近度設定手段を備え、前記走行制御手段は、前記走行制御において、前記側方障害物に対する前記目標接近度に基づいて目標車速又は目標加減速度を設定し、前記走行制御手段は、前記側方障害物の割込み開始前よりも、割込み開始後の前記目標車速を小さくする、又は、割込み開始後の前記目標加減速度を大きく設定する。これにより、割込みの有無に応じた適切な減速が可能となる。
前記所定の接近動作は、例えば、下記の少なくとも1つを用いることができる。
・自車レーンの幅方向で自車とオーバーラップした状態の側方障害物の一部が自車レーンのレーンマークを跨いだとき又は跨ごうとしていること
・自車レーンの幅方向基準位置に対する側方障害物の距離が幅方向距離閾値を下回ったこと
・自車レーンの幅方向に向かう側方障害物の速度が幅方向速度閾値を上回ったこと
・自車レーンの幅方向に向かう側方障害物の加速度が幅方向加速度閾値を上回ったこと
前記外部状況取得手段は、前記側方障害物と、前記自車レーンを規定するレーンマークとを認識してもよい。また、前記外部状況取得手段は、前記自車レーンの幅方向で前記自車とオーバーラップした状態の前記側方障害物の一部が前記自車レーンの前記レーンマークを跨いだとき又は跨ごうとしているとき、前記側方障害物が前記自車レーンに割込みを開始したと判定してもよい。
本発明によれば、自車レーンの幅方向で自車とオーバーラップした状態の側方障害物の一部が自車レーンのレーンマークを跨いだとき又は跨ごうとしているとき、側方障害物が自車レーンに割り込んだと判定する。これにより、隣接レーン等にいる側方障害物が自車の側方で自車の近くにいる場合でも、走行制御手段は、当該側方障害物が自車レーンに割り込んできたことに対応する走行制御を行うことが可能となる。
前記外部状況取得手段は、前記自車の側方を認識する側方認識手段を備えてもよい。前記側方認識手段により前記側方障害物が認識されると、前記外部状況取得手段は、前記側方障害物の移動状態を監視してもよい。前記走行制御手段は、監視状態の前記側方障害物に基づいて前記走行制御を行ってもよい。
これにより、側方障害物が自車レーンに割込みを開始したと判定する前から側方障害物の状態を走行制御に反映することが可能となる。従って、側方障害物が自車レーンに割込みを開始したと判定するまで側方障害物の状態を走行制御に反映しない場合と比較して、側方障害物の割込みへの対応を迅速に行うことができる。
前記外部状況取得手段は、前記自車の前方に存在する前方障害物を検出してもよい。前記走行制御手段は、前記走行制御において、前記目標接近度を用いて、前記前方障害物及び前記側方障害物に対する仮目標車速又は仮目標加減速度を設定してもよい。また、前記走行制御手段は、前記仮目標車速又は前記仮目標加減速度のうち前記前方障害物及び前記側方障害物に対する接近を最も抑制する値を前記目標車速又は前記目標加減速度として選択してもよい。さらに、前記走行制御手段は、前記目標車速又は前記目標加減速度に基づき前記自車の加減速を制御してもよい。
本発明によれば、前方障害物及び側方障害物が存在する場合、前方障害物及び側方障害物それぞれに対する仮目標車速又は仮目標加減速度のうち前方障害物及び側方障害物に対する接近を最も抑制する値に基づき自車の加減速を制御する。例えば、前方障害物及び側方障害物それぞれとの関係で減速を要する場合、最も減速度が大きい値に基づき自車を減速させる。また、前方障害物及び側方障害物それぞれとの関係で加速を要する場合、最も加速度が小さい値に基づき自車を加速させる。これにより、自車の周囲に前方障害物及び側方障害物が存在する場合、自車の加減速を好適に制御することが可能となる。
前記自車の車速が第1車速閾値を下回る状態で、前記側方障害物が前記自車レーンに割込みを開始したと判定した場合、前記走行制御手段は、前記自車の減速を開始してもよい。これにより、自車の車速が比較的低い場合に側方障害物が割り込んできても対応することが可能となる。
前記外部状況取得手段は、前記自車の前方において前記自車レーンの隣接レーンに存在する前方障害物を検出してもよい。前記走行制御手段は、前記自車の車速が第2車速閾値を上回る状態で、前記隣接レーンに存在する前記前方障害物と前記自車レーンのレーンマークとのオフセット距離が距離閾値を下回る場合、前記前方障害物が前記自車レーンにレーン変更を開始したと判定してもよい。また、前記走行制御手段は、前記レーン変更を開始した前記前方障害物との関係で前記自車の加減速を制御してもよい。これにより、自車の車速が比較的高い場合、隣接レーンの前方障害物が自車レーンのレーンマークを跨ぐよりも前に、前方障害物との接近度合いを調整することが可能となる。
本発明に係る走行制御方法は、
外部状況取得手段により自車の外部状況を取得する外部状況取得ステップと、
前記外部状況取得手段が検出した前記外部状況に基づき、走行制御手段が前記自車の走行制御を行う走行制御ステップと
を備える方法であって、
前記外部状況取得ステップでは、
前記自車の側方に存在する側方障害物を検出し、
前記自車が走行する自車レーンの幅方向で前記自車とオーバーラップした状態の前記側方障害物が前記自車レーンに対して所定の接近動作を行ったとき、前記側方障害物が前記自車レーンに割り込んだと判定し、
前記走行制御方法は、周辺障害物に対する目標接近度を設定する目標接近度設定ステップを更に備え、
前記走行制御ステップでは、
前記走行制御において、前記側方障害物に対する前記目標接近度に基づいて目標車速又は目標加減速度を設定し、
前記側方障害物の割込み開始前よりも、割込み開始後の前記目標車速を小さくする、又は、割込み開始後の前記目標加減速度を大きく設定する
ことを特徴とする。
本発明によれば、自車の近くにおいて自車の側方に存在する他車が自車レーンに割り込んで来る場合に対応可能となる。
本発明の一実施形態に係る走行制御装置を含む車両の概略的な構成を示すブロック図である。 前記実施形態の外界センサの検出範囲を示す図である。 前記実施形態の前記走行制御装置の演算装置の各部を示す図である。 前記実施形態において、自車と、前方障害物としての第1前方車とが走行している場面を示す図である。 前記実施形態において、前記自車と、前記前方障害物としての第2前方車及び第3前方車とが走行している場面を示す図である。 前記実施形態において、前記自車と、前記前方障害物としての第4前方車と、側方障害物としての側方車とが走行している場面を示す図である。 前記実施形態におけるアダプティブクルーズ制御(ACC)のフローチャートである。 前記実施形態のレーン変更判定処理のフローチャート(図7のS1111の詳細)である。 前記実施形態の割込み判定処理のフローチャート(図7のS1112の詳細)である。 前記実施形態において、各周辺障害物に対する仮目標加減速度を算出するフローチャート(図7のS17の詳細)である。
A.一実施形態
<A−1.構成>
[A−1−1.全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る走行制御装置12を含む車両10の概略的な構成を示すブロック図である。走行制御装置12は、ナビゲーション装置20と、外界センサ22と、車体挙動センサ24と、運転操作センサ26と、通信装置28と、ヒューマン・マシン・インタフェース30(以下「HMI30」という。)と、駆動力生成装置32と、制動装置34と、操舵装置36と、走行電子制御装置38(以下「走行ECU38」又は「ECU38」という。)を有する。
[A−1−2.ナビゲーション装置20]
ナビゲーション装置20は、目標地点Pgoalまでの車両10(以下「自車10」ともいう。)の予定経路Rvに沿った経路案内を行う。ナビゲーション装置20は、グローバル・ポジショニング・システム・センサ40(以下「GPSセンサ40」という。)と、地図データベース42(以下「地図DB42」という。)とを有する。GPSセンサ40は、車両10の現在位置Pgpsを検出する。地図DB42には、道路地図の情報(地図情報Imap)が記憶される。
[A−1−3.外界センサ22]
図2は、本実施形態の外界センサ22の検出範囲を示す図である。外界センサ22は、車両10の外界(外部状況)に関する情報(以下「外界情報Ie」ともいう。)を検出する。図1及び図2に示すように、外界センサ22には、複数の車外カメラ50(撮像部)と、レーザレーダ52と、複数の超音波センサ54とが含まれる。なお、図1では、車外カメラ50及び超音波センサ54を1つのみ記載している。
複数の車外カメラ50(以下「カメラ50」ともいう。)としては、前方カメラ50aと、車両10の後方を撮像する後方カメラ50bが含まれる(図2参照)。前方カメラ50aは、車両10の前方を撮像するものであり、検出範囲500を有する。前方カメラ50aは、例えば、フロントガラスの上端付近又はフロントグリル周辺に配置される。後方カメラ50bは、車両10の後方を撮像するものであり、検出範囲502を有する。後方カメラ50bは、例えば、リアバンパ又はハッチバックドアに配置される。カメラ50a、50bは、車両10の周辺を撮像した周辺画像F(以下「カメラ画像F」又は「画像F」ともいう。)に関する画像情報Iimageを出力する。
レーザレーダ52は、車両10の前方に送信した電磁波に対する反射波を示すレーダ情報Iradarを出力する。レーザレーダ52は、検出範囲510を有する。
超音波センサ54は、車両10の周辺(左斜め前方、右斜め前方、左斜め後方及び右斜め後方)に送信した超音波に対する反射波を示す超音波情報Isonarを出力する。超音波センサ54のうち超音波センサ54aは、左斜め前方の検出範囲520flを有する。超音波センサ54bは、右斜め前方の検出範囲520frを有する。超音波センサ54cは、左斜め後方の検出範囲520rlを有する。超音波センサ54dは、右斜め後方の検出範囲520rrを有する。
カメラ50、レーザレーダ52及び超音波センサ54に加えて、LIDAR(Light Detection And Ranging)を設けてもよい。LIDARは、車両10の全方位にレーザを連続的に発射し、その反射波に基づいて反射点の三次元位置を測定して三次元情報として出力する。
[A−1−4.車体挙動センサ24]
車体挙動センサ24は、車両10(特に車体)の挙動に関する情報(車体挙動情報Ib)を検出する。車体挙動センサ24には、車速センサ60、加速度センサ62及びヨーレートセンサ64が含まれる。車速センサ60は、車両10の車速V[km/h]及び進行方向を検出する。加速度センサ62は、車両10の加速度G[m/s2]を検出する。加速度Gは、前後加速度a、横加速度Glat及び上下加速度Gvを含む(一部の方向のみの加速度Gとしてもよい。)。ヨーレートセンサ64は、車両10のヨーレートYr[rad/s]を検出する。
[A−1−5.運転操作センサ26]
運転操作センサ26は、運転者による運転操作に関する情報(運転操作情報Ido)を検出する。運転操作センサ26には、アクセルペダルセンサ70、ブレーキペダルセンサ72、舵角センサ74及び操舵トルクセンサ76が含まれる。アクセルペダルセンサ70は、アクセルペダル80の操作量θap[%]を検出する。ブレーキペダルセンサ72は、ブレーキペダル82の操作量θbp[%]を検出する。舵角センサ74は、ステアリングホイール84の舵角θst[deg]を検出する。操舵トルクセンサ76は、ステアリングホイール84にかかるトルクTst[N・m]を検出する。
[A−1−6.通信装置28]
通信装置28は、外部機器との無線通信を行う。ここでの外部機器には、例えば、図示しない外部サーバが含まれる。なお、本実施形態の通信装置28は、車両10に搭載(又は常時固定)されているものを想定しているが、例えば、携帯電話機又はスマートフォンのように車両10の外部へ持ち運び可能なものであってもよい。
[A−1−7.HMI30]
HMI30は、乗員からの操作入力を受け付けると共に、乗員に対して各種情報の提示を、視覚的、聴覚的及び触覚的に行う。HMI30には、ACCスイッチ100(以下「ACC SW100」ともいう。)と、スピーカ102と、タッチパネル104と、マイクロフォン106とが含まれる。
ACC SW100は、アダプティブクルーズ制御(ACC:Adaptive Cruise Control)の開始、終了及び設定車速Vsetを、乗員の操作により指令するためのスイッチである。また、ACC SW100に加えて又はこれに代えて、その他の方法(マイクロフォン106を介しての音声入力等)によりACCの開始若しくは終了又は設定車速Vsetを指令することも可能である。タッチパネル104は、例えば、液晶パネル又は有機ELパネルを含む。
[A−1−8.駆動力生成装置32]
駆動力生成装置32は、走行駆動源としてのエンジン110を有し、車両10の走行駆動力を生成する。走行駆動源は、走行モータ等としてもよい。駆動力生成装置32は、走行ECU38の駆動制御部174(図3)により制御される。
[A−1−9.制動装置34]
制動装置34は、ブレーキアクチュエータ120(又は油圧機構)、ブレーキパッド等を有し、車両10の制動力を生成する。制動装置34は、エンジン110によるエンジンブレーキ及び/又は走行モータによる回生ブレーキを制御するものであってもよい。制動装置34は、走行ECU38の制動制御部176(図3)により制御される。
[A−1−10.操舵装置36]
操舵装置36は、電動パワーステアリングモータ(EPS MOT)130等を有し、舵角θstを制御する。操舵装置36は、走行ECU38の操舵制御部178(図3)により制御される。
[A−1−11.走行ECU38]
(A−1−11−1.走行ECU38の概要)
走行ECU38は、ACC等の運転アシストなしに運転者が運転操作を行う場合には、車体挙動センサ24及び運転操作センサ26からの検出値に基づいて、駆動力生成装置32、制動装置34及び操舵装置36を制御する。また、ACCスイッチ100がオンにされてACCと共に運転者が運転操作を行う場合には、走行ECU38は、車体挙動センサ24及び運転操作センサ26に加えて、外界センサ22の検出値に基づいて駆動力生成装置32及び制動装置34を制御する。
図1に示すように、走行ECU38は、入出力装置150、演算装置152及び記憶装置154を有する。入出力装置150は、走行ECU38以外の機器(ナビゲーション装置20、センサ22、24、26等)との入出力を行う。
演算装置152は、中央処理装置(CPU)を含み、ナビゲーション装置20、各センサ22、24、26、通信装置28、HMI30等からの信号に基づいて演算を行う。そして、演算装置152は、演算結果に基づき、通信装置28、HMI30、駆動力生成装置32、制動装置34及び操舵装置36に対する信号を生成する。演算装置152の詳細については、図3を参照して後述する。
記憶装置154は、演算装置152が利用するプログラム及びデータを記憶する。記憶装置154は、例えば、ランダム・アクセス・メモリ(以下「RAM」という。)を備える。RAMとしては、レジスタ等の揮発性メモリと、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリとを用いることができる。また、記憶装置154は、RAMに加え、リード・オンリー・メモリ(以下「ROM」という。)を有してもよい。
(A−1−11−2.演算装置152)
(A−1−11−2−1.演算装置152の概要)
図3は、本実施形態の走行ECU38の演算装置152の各部を示す図である。図3に示すように、走行ECU38の演算装置152は、外界認識部170と、アダプティブクルーズ制御部172(以下「ACC部172」という。)と、駆動制御部174と、制動制御部176と、操舵制御部178とを有する。
図3では、1つの演算装置152が複数の各部を有しているが、演算装置152に含まれる各部それぞれについて入出力装置150、演算装置152及び記憶装置154を設けてもよい。換言すると、演算装置152内に含まれる各部それぞれについて電子制御装置(ECU)を設けてもよい。
(A−1−11−2−2.外界認識部170)
外界認識部170は、外界センサ22からの外界情報Ie(特に周辺画像F)に基づいて、周囲の障害物やレーン(又はレーンマーク)を認識する。図3に示すように、外界認識部170は、レーン認識部180と、レーン推定部182と、前方障害物認識部184と、側方障害物認識部186と、後方障害物認識部188と、障害物位置算出部190と、レーン変更判定部192と、割込み判定部194とを有する。
レーン認識部180は、カメラ画像Fに基づいてレーンマーク620(図4〜図6)を認識する。また、レーン認識部180は、認識したレーンマーク620に基づいてレーン612(図4〜図6)を認識する。
レーン推定部182は、レーン認識部180が認識したレーンマーク620に基づいてレーンマーク620のうち手前側(車両10に近い部分)を推定する。図2からわかるように、前方カメラ50aの検出範囲500は、車両10の側方(又は斜め側方)を含んでいない。このため、前方カメラ50aの現時点での画像Fでは、レーンマーク620のうち車両10に近い部分を検出することができない。そこで、レーン推定部182は、過去の画像Fに基づいて、レーンマーク620のうち車両10に近い部分を推定する。或いは、レーン推定部182は、現時点の画像Fと車両10のヨーレートYrに基づいて、レーンマーク620のうち車両10に近い部分を推定してもよい。
前方障害物認識部184は、前方カメラ50aの画像情報Iimageとレーダ情報Iradarに基づいて前方障害物600(例えば第1〜第4前方車600a〜600d(図4〜図6))を認識する。側方障害物認識部186は、超音波情報Isonarに基づいて側方障害物602(例えば側方車602a(図6))を認識する。後述するように、超音波情報Isonar以外の情報に基づいて側方障害物602を認識してもよい。後方障害物認識部188は、後方カメラ50bの画像情報Iimageと後方の超音波センサ54c、54dの超音波情報Isonarとに基づいて後方障害物(図示せず)を認識する。前方障害物600、側方障害物602及び後方障害物には、例えば、図4〜図6の第1〜第4前方車600a〜600d、側方車602a、歩行者、自転車、壁、電柱が含まれる。
障害物位置算出部190は、レーン認識部180が認識したレーンマーク620と、前方障害物600との相対位置Prel1を算出する。また、障害物位置算出部190は、レーン推定部182が推定したレーンマーク620と、側方障害物602との相対位置Prel2を算出する。
レーン変更判定部192は、前方障害物600(前方車600a〜600d等)のレーン変更を判定する。割込み判定部194は、側方障害物602(側方車602a等)の割込みを判定する。なお、ここにいう「割込み」は、レーン変更の一種である。すなわち、割込みは、他車の直前にレーン変更することで他車に減速を強いることとなるレーン変更を意味する。
(A−1−11−2−3.ACC部172)
ACC部172は、ACCを実行する。ACCでは、自車10から所定距離前方までに前方障害物600(前方車600a〜600d)がいない場合、固定車速を目標車速Vtarとして車両10の加減速を制御する。また、ACCでは、自車10から前記所定距離前方までに前方障害物600がいる場合、車速Vに応じた前方障害物600との目標距離Dtarを保つように車両10の加減速を制御する。車両10の加減速を制御する際、ACCでは、駆動制御部174及び制動制御部176を介して駆動力生成装置32及び制動装置34を制御する。
図3に示すように、ACC部172は、目標距離設定部200と、走行制御部202とを有する。目標距離設定部200(目標接近度設定手段)は、周辺障害物(特に前方障害物600及び側方障害物602)に対する目標距離Dtar(目標接近度)を設定する。走行制御部202は、目標距離Dtarに基づいて自車10を、外界認識部170が検出した前方車600b等に追従走行させる。
(A−1−11−2−4.駆動制御部174、制動制御部176及び操舵制御部178)
駆動制御部174は、アクセルペダル80の操作量θap又は走行ECU38の他の部位からの指令に基づいてエンジン110を制御して車両10の走行駆動力を調整する。制動制御部176は、ブレーキペダル82の操作量θbp又は走行ECU38の他の部位からの指令に基づいてブレーキアクチュエータ120等を作動させて車両10の制動力を制御する。
操舵制御部178は、運転者によるステアリングホイール84の操作又は走行ECU38の他の部位からの指令に応じてEPSモータ130を制御して、車両10の舵角θst又は操舵を制御する。
<A−2.本実施形態のACC>
[A−2−1.ACCの概要]
次に、本実施形態のアダプティブクルーズ制御(ACC)について説明する。上記のように、ACCでは、目標距離Dtarに基づいて自車10を、外界認識部170が検出した前方障害物600(図5の前方車600b等)に追従走行させる。
図4は、本実施形態において、自車10と、前方障害物600としての第1前方車600aとが走行している場面を示す図である。図5は、本実施形態において、自車10と、前方障害物600としての第2前方車600b及び第3前方車600cとが走行している場面を示す図である。図6は、本実施形態において、自車10と、前方障害物600としての第4前方車600dと、側方障害物602としての側方車602aとが走行している場面を示す図である。
図4〜図6において、自車10等が走行している道路610は、片側3車線であり、3本のレーン612(612a、612b、612c)を有する。以下では、自車10が走行するレーン612bを自車レーン612bと、自車レーン612bに隣接するレーン612a、612cを隣接レーン612a、612cともいう。
各レーン612a、612b、612cは、2本のレーンマーク620(620a〜620d)により規定される。すなわち、レーン612aは、レーンマーク620a、620bにより規定される。レーン612bは、レーンマーク620b、620cにより規定される。レーン612cは、レーンマーク620c、620dにより規定される。
図4では、第1前方車600aが隣接レーン612cから自車レーン612bにレーン変更(又は割込み)し、自車10の前に移動しようとしている。図5では、第3前方車600cが隣接レーン612aから自車レーン612bにレーン変更(又は割込み)し、自車10及び第2前方車600bの前に移動しようとしている。図6では、側方車602aが隣接レーン612aから自車レーン612bにレーン変更して、自車10と第4前方車600dとの間に割り込もうとしている。
図4では、第1前方車600aが前方カメラ50aの検出範囲500に含まれている。このため、走行ECU38は、第1前方車600aのレーン変更をカメラ画像Fに基づいて判定することができる。同様に、図5では、第2前方車600b及び第3前方車600cが前方カメラ50aの検出範囲500に含まれている。このため、走行ECU38は、第3前方車600cのレーン変更をカメラ画像Fに基づいて判定することができる。
一方、図6では、側方車602aは、前方カメラ50aの検出範囲500に含まれていない。このため、走行ECU38は、側方車602aの割込みをカメラ画像Fに基づいて判定することができない。代わりに、側方車602aは、超音波センサ54の検出範囲520flに含まれている。すなわち、自車レーン612bの幅方向において、側方車602aが自車10とオーバーラップした状態であっても、超音波センサ54は、側方車602aを検出することができる。このため、走行ECU38は、側方車602aの割込みを超音波情報Isonarに基づいて判定することができる。
そこで、本実施形態のACCでは、前方車600a、600c及び側方車602aのいずれが自車レーン612bに向かってレーン変更(又は割込み)をする場合でも、これを認識すれば、認識結果に基づいて自車10の加減速を制御する。但し、図5の例の場合、第3前方車600cよりも自車10の近くに第2前方車600bが存在するため、第3前方車600cのレーン変更よりも、これに伴う第2前方車600bの減速が自車10の加減速に影響する。
なお、ここでは、理解の容易化のため、前方車600a〜600d及び側方車602aと、前方カメラ50aの検出範囲500との関係で説明した。しかしながら、前方カメラ50aの検出範囲500に加えて、レーザレーダ52の検出範囲502との関係で前方車600a〜600d及び側方車602aの動きを判定することが可能であることに留意されたい。
[A−2−2.ACCの全体的なフロー]
図7は、本実施形態におけるACCのフローチャートである。ステップS11において、ACC部172は、ACCスイッチ100がオンになったか否かを判定する。ACCスイッチ100がオンになったら(S11:TRUE)、ステップS12に進む。ACCスイッチ100がオフであったら(S11:FALSE)、ステップS11を繰り返す。
ステップS12において、ACC部172は、レーン認識部180により自車レーン612b等のレーンマーク620が認識されているか否かを判定する。レーンマーク620が認識されている場合(S12:TRUE)、ステップS13に進む。
ステップS13において、ACC部172は、自車10の車速Vが車速閾値THv以下であるか否かを判定する。車速閾値THvは、後述する側方障害物認識処理を行うか否かを判定するための閾値であり、例えば、時速10〜30km/hのいずれかの固定値として設定される。車速Vが車速閾値THv以下である場合(S13:TRUE)、ステップS14に進む。
ステップS14において、ACC部172は、低速時周辺障害物認識処理(以下「低速時認識処理」ともいう。)を行う。低速時認識処理は、自車10が低速走行時において周辺障害物(特に前方障害物600及び側方障害物602)を認識する処理である。図7に示すように、低速時認識処理は、前方障害物認識処理(S111)と、側方障害物認識処理(S112)とを含む。前方障害物認識処理(S111)は、レーン変更判定処理(S1111)を含む。側方障害物認識処理(S112)は、割込み判定処理(S1112)を含む。低速時認識処理の詳細は後述する。
車速Vが車速閾値THv以下でない場合(S13:FALSE)、ステップS15に進む。ステップS15において、ACC部172は、高速時周辺障害物認識処理(以下「高速時認識処理」ともいう。)を行う。高速時認識処理は、自車10が高速走行時において周辺障害物(特に前方障害物600)を認識する処理である。図7に示すように、高速時認識処理は、低速時認識処理の前方障害物認識処理(S111)と同様の前方障害物認識処理(S121)を含む。前方障害物認識処理(S121)は、レーン変更判定処理(S1211)を含む。高速時認識処理の詳細は後述する。
ステップS16において、ACC部172は、ステップS14又はS15の結果、周辺障害物(特に前方障害物600又は側方障害物602等)が存在するか否かを判定する。周辺障害物が存在する場合(S16:TRUE)、ステップS17において、ACC部172は、各周辺障害物に対する仮目標加減速度atarpを算出する。ステップS17の詳細については、図10を参照して後述する。
ステップS18において、ACC部172は、ステップS17で算出した仮目標加減速度atarpのうち最小値を目標加減速度atarとして選択する。ステップS17で算出した仮目標加減速度atarpが1つのみの場合、その仮目標加減速度atarpをそのまま目標加減速度atarとして選択する。
ステップS16に戻り、周辺障害物が存在しない場合(S16:FALSE)、ステップS19に進む。ステップS19において、ACC部172は、ACCスイッチ100を介して入力された設定車速Vsetと、車速センサ60が検出した車速V(実車速V)との偏差ΔVに基づいて目標加減速度atarを算出する。偏差ΔVが正の値である場合、ACC部172は、目標加減速度atarを減少させる。偏差ΔVが負の値である場合、ACC部172は、目標加減速度atarを増加させる。
ステップS20において、ACC部172は、ステップS18又はS19で選択又は算出した目標加減速度atarに基づいて車両10の加減速を制御する。例えば、ACC部172は、目標加減速度atarと、加速度センサ62が検出した前後加速度aとの偏差Δaを算出する。偏差Δaが正である場合、ACC部172は、駆動力生成装置32を介して車両10の加減速度aを増加させる。また、偏差Δaが負である場合、ACC部172は、駆動力生成装置32及び/又は制動装置34を介して車両10の加減速度aを減少させる(又は減速度を増加させる)。加減速度aを減少させるためには、例えば、エンジン110の出力を減少させる又はエンジンブレーキを作動させることができる。これに加えて又はこれに代えて、制動装置34を作動させて加減速度aを減少させることもできる。
ステップS21において、ACC部172は、ACCを終了する条件であるACC終了条件が成立したか否かを判定する。ACC終了条件としては、例えば、ACCスイッチ100のオフを用いる。ACC終了条件が成立しない場合(S21:FALSE)、ステップS12に戻る。ACC終了条件が成立した場合(S21:TRUE)、今回の処理を終了する。
ステップS12に戻り、レーンマーク620が認識されていない場合(S12:FALSE)、ステップS22において、ACC部172は、エラー出力を行って今回のACCを終了する。エラー出力としては、例えば、ACC部172は、ACCを行うことができない旨の音声をマイクロフォン106から出力させる。これに加えて又はこれに代えて、ACC部172は、ACCを行うことができない旨のメッセージをタッチパネル104に表示させる。或いは、レーンマーク620が認識されていない場合、前方車600b等の情報に基づいてACCを継続してもよい。
[A−2−3.低速時周辺障害物認識処理]
(A−2−3−1.低速時周辺障害物認識処理の概要)
低速時認識処理(図7のS14)では、前方カメラ50a及びレーザレーダ52の検出結果により前方障害物600を認識する前方障害物認識処理(S111)と、超音波センサ54の検出結果により側方障害物602を認識する側方障害物認識処理(S112)とを行う。
前方障害物認識処理では、以下のような処理を行う。すなわち、レーン認識部180は、カメラ画像Fに基づいてレーンマーク620を認識する。そして、レーンマーク620に基づいてレーン612を認識する。前方障害物認識部184は、画像情報Iimage及びレーダ情報Iradarに基づいて前方障害物600を認識する(画像情報Iimage又はレーダ情報Iradarのみで前方障害物600を認識する場合を含む。)。また、前方障害物認識処理では、隣接レーン612a又は612cにおける前方障害物600による自車レーン612bへのレーン変更を判定するレーン変更判定処理を行う。前方障害物認識処理において認識されたレーン612及び前方障害物600の位置、レーン変更等の情報(以下「前方情報If」ともいう。)は、図7のステップS16、S17で用いられる。
側方障害物認識処理では、以下のような処理を行う。すなわち、レーン推定部182は、レーン認識部180が過去に認識したレーンマーク620と自車10の移動方向及び移動距離に基づいて、自車10近傍のレーンマーク620を推定する。推定されたレーンマーク620(以下「推定レーンマーク620e」という。)は、前方カメラ50aの検出範囲500外に存在するレーンマークである。或いは、レーン推定部182は、現時点の画像Fと車両10のヨーレートYrに基づいて、レーンマーク620のうち車両10に近い部分を推定してもよい。
また、側方障害物認識部186は、超音波情報Isonarに基づいて側方障害物602を認識する。さらに、側方障害物認識処理では、隣接レーン612a又は612cにおける側方障害物602による自車レーン612bへの割込みを判定する割込み判定処理を行う。側方障害物認識処理において認識された側方障害物602の位置、割込み等の情報(以下「側方情報Is」ともいう。)は、図7のステップS16、S17で用いられる。
(A−2−3−2.レーン変更判定処理)
図8は、本実施形態のレーン変更判定処理のフローチャート(図7のS1111の詳細)である。レーン変更判定処理は、複数のプロセスとして並列して実行し得る。すなわち、1本も隣接レーン612a、612cが存在しない場合又は少なくとも1本の隣接レーン612a、612cが存在しても前方障害物600が存在しない場合、1つのプロセスとして、レーン変更判定処理が実行される。また、少なくとも1本の隣接レーン612a、612cにおいて前方障害物600が存在する場合、当該前方障害物600に対するプロセス(第1プロセス)が実行される。加えて、これから新たに検出される前方障害物600のためのプロセス(第2プロセス)としてのレーン変更判定処理が、第1プロセスと並列で実行される。従って、レーン変更判定部192は、隣接レーン612a、612cに存在する前方障害物600の数に1を足した数だけ、レーン変更判定処理のプロセスを実行する。
図8のステップS31において、レーン変更判定部192は、障害物位置算出部190から前方情報Ifを取得する。上記のように、前方情報Ifは、前方障害物600及びレーンマーク620の相対位置Prel1の情報を含む。前方情報Ifは、画像情報Iimage及びレーダ情報Iradarから算出される。
ステップS32において、レーン変更判定部192は、隣接レーン612a、612cに新たな前方障害物600が存在するか否かを前方情報Ifに基づいて判定する。ステップS32が偽(FALSE)となる場合としては、例えば、レーン認識部180がレーン612を認識できない場合、自車レーン612bと同一進行方向の隣接レーン612a、612cが存在しない場合、及び全ての隣接レーン612a、612cに前方障害物600が存在しない場合が含まれる。新たな前方障害物600が存在する場合(S32:TRUE)、ステップS33において、レーン変更判定部192は、レーン変更フラグFLG1に0を設定する。
レーン変更フラグFLG1(以下「フラグFLG1」ともいう。)は、隣接レーン612a、612cの前方障害物600がレーン変更を行っているか否かを示す。フラグFLG1が0の場合、レーン変更を行っていないことを示し、フラグFLG1が1の場合、レーン変更中であることを示す。フラグFLG1は、所定周期毎に、図7のステップS17等で用いられる。
ステップS34において、レーン変更判定部192は、障害物位置算出部190から新たな前方情報Ifを取得して前方情報Ifを更新する。ステップS35において、レーン変更判定部192は、レーン変更フラグFLG1が0であるか否かを判定する。レーン変更フラグFLG1が0である場合(S35:TRUE)、ステップS36に進む。レーン変更フラグFLG1が0でない場合(S35:FALSE)、すなわち、レーン変更フラグFLG1が1であり、レーン変更中である場合、ステップS39に進む。
ステップS36において、レーン変更判定部192は、隣接レーン612a、612cの前方障害物600がレーン変更を開始したか否かを判定する。レーン変更の開始は、例えば、前方障害物600のうち最も自車レーン612b側の部位と、自車レーン612bのレーンマーク620のうち前方障害物600に近い側のものとのオフセット距離Doが距離閾値THdo以下となったか否かにより判定する。
隣接レーン612a、612cの前方障害物600がレーン変更を開始していない場合(S36:FALSE)、ステップS37において、レーン変更判定部192は、隣接レーン612a、612cの前方障害物600がいなくなったか否かを判定する。ここにいう「前方障害物600がいなくなった」場合とは、前方障害物600が前方監視対象範囲から外れたことを意味する。前方監視対象範囲は、例えば、前方カメラ50aの検出範囲500及びレーザレーダ52の検出範囲502を組み合わせた範囲とすることができる。
隣接レーン612a、612cの前方障害物600が未だ存在する場合(S37:FALSE)、ステップS34に戻る。隣接レーン612a、612cの前方障害物600がいなくなった場合(S37:TRUE)、今回のレーン変更判定処理(プロセス)を終了する。
ステップS36に戻り、隣接レーン612a、612cの前方障害物600がレーン変更を開始した場合(S36:TRUE)、ステップS38において、レーン変更判定部192は、レーン変更フラグFLG1に1を設定する。設定変更されたレーン変更フラグFLG1は、図7のステップS17等で用いられる。
ステップS39において、レーン変更判定部192は、前方障害物600のレーン変更が終了したか否かを判定する。レーン変更が終了した場合(S39:TRUE)、今回のレーン変更判定処理(プロセス)を終了する。レーン変更が終了していない場合(S39:FALSE)、ステップS34に戻る。
ここにいうレーン変更の「終了」は、前方障害物600が自車レーン612bへの移動を完了したこと、及び前方障害物600が自車レーン612bへの移動を完了せずに、レーン変更を中断したこと(換言すると、隣接レーン612a、612cでの走行を継続したこと)を含む。
前方障害物600による自車レーン612bへの移動完了は、例えば、前方障害物600の全体が自車レーン612bのレーンマーク620b、620cを跨ぎ終わったことを判定することで行う。また、前方障害物600によるレーン変更の中断は、例えば、レーン変更を開始してからの時間が第1時間閾値を超えても、前方障害物600が隣接レーン612a、612cに存在することで判定する。
(A−2−3−3.割込み判定処理)
図9は、本実施形態の割込み判定処理のフローチャート(図7のS1112の詳細)である。割込み判定処理は、複数のプロセスとして並列して実行し得る。すなわち、1本も隣接レーン612a、612cが存在しない場合又は少なくとも1本の隣接レーン612a、612cが存在しても側方障害物602が存在しない場合、1つのプロセスとして、割込み判定処理が実行される。また、少なくとも1本の隣接レーン612a、612cにおいて側方障害物602が存在する場合、当該側方障害物602に対するプロセス(第1プロセス)が実行される。加えて、これから新たに検出される側方障害物602のためのプロセス(第2プロセス)としての割込み判定処理が、第1プロセスと並列で実行される。従って、割込み判定部194は、隣接レーン612a、612cに存在する側方障害物602の数に1を足した数だけ、割込み判定処理のプロセスを実行する。
図9のステップS51において、割込み判定部194は、障害物位置算出部190から側方情報Isを取得する。上記のように、側方情報Isは、推定レーンマーク620e及び側方障害物602の相対位置Prel2の情報を含む。側方情報Isは、画像情報Iimage及び超音波情報Isonarから算出される。
ステップS52において、割込み判定部194は、隣接レーン612a、612cに新たな側方障害物602が存在するか否かを側方情報Isに基づいて判定する。ステップS52が偽(FALSE)となる場合としては、例えば、レーン認識部180がレーン612を認識できない場合、レーン認識部180が認識したレーンマーク620から手前側の推定レーンマーク620eを推定できない場合、自車レーン612bと同一進行方向の隣接レーン612a、612cが存在しない場合、及び全ての隣接レーン612a、612cに側方障害物602が存在しない場合が含まれる。新たな側方障害物602が存在する場合(S52:TRUE)、ステップS53において、割込み判定部194は、割込みフラグFLG2に0を設定する。
割込みフラグFLG2(以下「フラグFLG2」ともいう。)は、隣接レーン612a、612cの側方障害物602が割込みを行っているか否かを示す。フラグFLG2が0の場合、割込みを行っていないことを示し、フラグFLG2が1の場合、割込み中であることを示す。フラグFLG2は、所定周期毎に、図7のステップS17等で用いられる。
ステップS54において、割込み判定部194は、障害物位置算出部190から新たな側方情報Isを取得して側方情報Isを更新する。ステップS55において、割込み判定部194は、割込みフラグFLG2が0であるか否かを判定する。割込みフラグFLG2が0である場合(S55:TRUE)、ステップS56に進む。割込みフラグFLG2が0でない場合(S55:FALSE)、すなわち、割込みフラグFLG2が1であり、割込み中である場合、ステップS59に進む。
ステップS56において、割込み判定部194は、隣接レーン612a、612cの側方障害物602が割込みを開始したか否かを判定する。割込みの開始は、例えば、自車レーン612bの幅方向で自車10とオーバーラップした状態の側方障害物602の一部が自車レーン612bのレーンマーク620b、620cを跨いだこと又は跨ごうとしていることを条件として用いることができる。
側方障害物602の一部が自車レーン612bのレーンマーク620b、620cを跨いだこと又は跨ごうとしていることは、超音波情報Iradarに基づく側方障害物602の位置と、推定レーンマーク620eとの位置を比較することで(換言すると、相対位置Prel2に基づいて)行う。これに加えて、推定レーンマーク620eに近づく方向の側方障害物602の速度又は加速度を用いてもよい。
隣接レーン612a、612cの側方障害物602が割込みを開始していない場合(S56:FALSE)、ステップS57に進む。ステップS57において、割込み判定部194は、隣接レーン612a、612cの側方障害物602がいなくなったか否かを判定する。ここにいう「側方障害物602がいなくなった」場合とは、側方障害物602が側方監視対象範囲から外れたことを意味する。側方監視対象範囲は、例えば、超音波センサ54a、54bの検出範囲520fl、520frを組み合わせた範囲とすることができる。
隣接レーン612a、612cの側方障害物602が未だ存在する場合(S57:FALSE)、ステップS54に戻る。隣接レーン612a、612cの側方障害物602がいなくなった場合(S57:TRUE)、今回の割込み判定処理(プロセス)を終了する。
ステップS56に戻り、隣接レーン612a、612cの側方障害物602が割込みを開始した場合(S56:TRUE)、ステップS58において、割込み判定部194は、割込みフラグFLG2に1を設定する。設定変更された割込みフラグFLG2は、図7のステップS17等で用いられる。
ステップS59において、割込み判定部194は、側方障害物602の割込みが終了したか否かを判定する。割込みが終了した場合(S59:TRUE)、今回の割込み判定処理(プロセス)を終了する。割込みが終了していない場合(S59:FALSE)、ステップS54に戻る。
ここにいう割込みの「終了」は、側方障害物602が自車レーン612bへの移動を完了したこと、及び側方障害物602が自車レーン612bへの移動を完了せずに、割込みを中断したこと(換言すると、隣接レーン612a、612cでの走行を継続したこと)を含む。
側方障害物602による自車レーン612bへの移動完了は、例えば、側方障害物602の全体が自車レーン612bのレーンマーク620b、620cを跨ぎ終わったことを判定することで行う。また、側方障害物602による割込みの中断は、例えば、割込みを開始してからの時間が第2時間閾値を超えても、側方障害物602が隣接レーン612a、612cに存在することで判定する。
[A−2−4.高速時周辺障害物認識処理]
高速時認識処理(図7のS15)では、前方カメラ50a及びレーザレーダ52の検出結果により前方障害物600を認識する前方障害物認識処理(S121)を行う。高速時認識処理の前方障害物認識処理(S121)は、低速時認識処理の前方障害物認識処理(S111)と同様である。但し、低速時認識処理とは異なる条件で、レーン変更の開始判定(図8のS36)、終了判定(S39)等を行ってもよい。
[A−2−5.各周辺障害物に対する仮目標加減速度atarpの算出(図7のS17)]
図10は、本実施形態において、各周辺障害物に対する仮目標加減速度atarpを算出するフローチャート(図7のS17の詳細)である。ステップS71において、ACC部172は、自車10と各周辺障害物(前方障害物600及び側方障害物602)との目標距離Dtarを設定する。
例えば、ACC部172は、自車10の車速Vに応じて目標距離Dtarを設定する。具体的には、車速Vが高くなるほど目標距離Dtarを長くし、車速Vが低くなるほど目標距離Dtarを短くする。また、ACC部172は、前方障害物600及び側方障害物602の別に応じて目標距離Dtarを変化させる。具体的には、前方障害物600よりも側方障害物602の目標距離Dtarを短く設定する。これにより、実際の走行状況に応じた減速が可能となる。
さらに、隣接レーン612a、612cにいる前方障害物600の中でも、レーン変更をしていない前方障害物600よりも、レーン変更中の前方障害物600の目標距離Dtarを長く設定する。これにより、レーン変更中の前方障害物600に対しての減速を早めに開始することが可能となる。同様に、側方障害物602の中でも、割込みをしていない側方障害物602よりも、割込み中の側方障害物602の目標距離Dtarを長く設定する。これにより、割込み中の側方障害物602に対しての減速を早めに開始することが可能となる。
ステップS72において、ACC部172は、自車10と各周辺障害物との実距離D及び相対速度Vrelを外界認識部170から取得する。相対速度Vrelは、自車10が周辺障害物に接近する方向を正とし、離間する方向を負とする。ステップS73において、ACC部172は、目標距離Dtarと実距離Dの偏差ΔDを算出する(ΔD=Dtar−D)。
ステップS74において、ACC部172は、偏差ΔD(S73)及び相対速度Vrel(S72)に基づいて仮目標加減速度atarpを算出する。具体的には、正の偏差ΔDが大きくなるほど仮目標加減速度atarpが大きくなるように(加速度が大きくなるように)する。また、負の偏差ΔDの絶対値が大きくなるほど、仮目標加減速度atarpが小さくなるように(減速度が大きくなるように)する。
さらに、相対速度Vrelが大きくなるほど仮目標加減速度atarpが小さくなるように(加速度が小さくなるように又は減速度が大きくなるように)する。また、相対速度Vrelが小さくなるほど仮目標加減速度atarpが大きくなるように(加速度が大きくなるように又は減速度が小さくなるように)する。
本実施形態では、偏差ΔD及び相対速度Vrelの組合せと、仮目標加減速度atarpとの関係を規定したマップを記憶装置154に予め記憶しておく。そして、ACC部172は、偏差ΔD及び相対速度Vrelの組合せに対応する仮目標加減速度atarpをマップから読み出して用いる。
<A−3.本実施形態の効果>
以上のように、本実施形態によれば、自車レーン612bの幅方向で自車10とオーバーラップした状態の側方障害物602が自車レーン612bに対して所定の接近動作(側方障害物602の一部が自車レーン612bのレーンマーク620b、620cを跨いだとき又は跨ごうとしている動作)を行ったとき(図9のS56:TRUE)、側方障害物602が自車レーン612bに対する割込みを開始したと判定する(S58)。これにより、隣接レーン612a、612c等にいる側方障害物602が自車10の側方で自車10の近くにいる場合でも、走行ECU38(走行制御手段)は、当該側方障害物602が自車レーン612bに割込みを開始したことに対応するACC(走行制御)を行うことが可能となる。
本実施形態において、外界認識部170(外部状況取得手段)は、自車10の側方を認識する側方障害物認識部186(側方認識手段)を備える(図3)。また、側方障害物認識部186により側方障害物602が認識されると(図9のS52:TRUE)、外界認識部170は、側方障害物602の移動状態を監視する(図9のS54〜S59)。さらに、走行ECU38(走行制御手段)は、監視状態の側方障害物602に基づいてACC(走行制御)を行う(図7のS20)。
これにより、側方障害物602が自車レーン612bに割込みを開始したと判定する前から側方障害物602の状態をACCに反映することが可能となる。従って、側方障害物602が自車レーン612bに割込みを開始したと判定するまで側方障害物602の状態をACCに反映しない場合と比較して、側方障害物602の割込みへの対応を迅速に行うことができる。
本実施形態において、走行ECU38(走行制御手段)は、側方障害物602の割込み開始前と割込み開始後でACC(走行制御)の態様を変更する(図7〜図9)。これにより、側方障害物602に基づくACCを適切に行うことが可能となる。
走行ECU38は、外界センサ22(周辺車両検出手段)が検出した周辺障害物に対する目標距離Dtar(目標接近度)を設定する目標距離設定部200(目標接近度設定手段)を備える(図3)。走行ECU38(走行制御手段)は、ACC(走行制御)において、側方障害物602に対する目標距離Dtarに基づいて目標加減速度atarを設定する(図7のS17、S18、図10)。また、走行ECU38は、側方障害物602の割込み開始前よりも、割込み開始後の仮目標加減速度atarpを大きく設定する(図7のS17)。これにより、割込みの有無に応じた適切な減速が可能となる。
本実施形態において、外界認識部170(外部状況取得手段)は、自車10の前方に存在する前方障害物600を検出する(図3の前方障害物認識部184)。走行ECU38(走行制御手段)は、ACC(走行制御)において、目標距離Dtar(目標接近度)を用いて、前方障害物600及び側方障害物602に対する仮目標加減速度atarpを設定する(図7のS17)。また、走行ECU38は、仮目標加減速度atarpのうち前方障害物600及び側方障害物602に対する接近を最も抑制する値を目標加減速度atarとして選択する(S18)。さらに、走行ECU38は、目標加減速度atarに基づき自車10の加減速を制御する(S20)。
本実施形態によれば、前方障害物600及び側方障害物602が存在する場合、前方障害物600及び側方障害物602それぞれに対する仮目標加減速度atarpのうち前方障害物600及び側方障害物602に対する接近を最も抑制する値に基づき自車10の加減速を制御する。例えば、前方障害物600及び側方障害物602それぞれとの関係で減速を要する場合、最も減速度が大きい値に基づき自車10を減速させる。また、前方障害物600及び側方障害物602それぞれとの関係で加速を要する場合、最も加速度が小さい値に基づき自車10を加速させる。これにより、自車10の周囲に前方障害物600及び側方障害物602が存在する場合、自車10の加減速を好適に制御することが可能となる。
本実施形態において、自車10の車速Vが車速閾値THv(第1車速閾値)を下回る状態(図7のS13:TRUE)で、側方障害物602が自車レーン612bに割込みを開始したと判定した場合(図9のS56:TRUE)、走行ECU38(走行制御手段)は、側方障害物602に対する目標距離Dtarを長くすることで仮目標加減速度atarpを小さくする(図7のS17、図10)。
その結果、割込中の側方障害物602の仮目標加減速度atarpが最も小さい場合、自車10の減速を開始する(図7のS18、S20)。これにより、自車10の車速Vが比較的低い場合に側方障害物602が割り込んできても対応することが可能となる。
本実施形態において、走行ECU38(走行制御手段)は、自車10の車速Vが車速閾値THv(第2車速閾値)を上回る状態で(図7のS13:FALSE)、前方障害物600とレーンマーク620とのオフセット距離Doが距離閾値THdoを下回る場合(図8のS36:TRUE)、前方障害物600が自車レーン612bにレーン変更を開始したと判定する(図8のS38)。また、走行ECU38は、前方障害物600が自車レーン612bにレーン変更を開始したと判定した場合(図8のS36:TRUE)、走行ECU38(走行制御手段)は、前方障害物600に対する目標距離Dtarを長くすることで仮目標加減速度atarpを小さくする(図7のS17、図10)。
その結果、レーン変更中の前方障害物600の仮目標加減速度atarpが最も小さい場合、自車10の減速を開始する(図7のS18、S20)。換言すると、レーン変更を開始した前方障害物600との関係で自車10の加減速を制御する。これにより、自車10の車速Vが比較的高い場合、前方障害物600が自車レーン612bのレーンマーク620b、620cを跨ぐよりも前に、前方障害物600との接近度合いを調整することが可能となる。
B.変形例
なお、本発明は、上記実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下に示す構成を採ることができる。
<B−1.車両10の構成>
上記実施形態では、演算装置152で用いるソフトウェアは、記憶装置154に予め記録されていたが、これに限らない。例えば、ソフトウェアは、外部(例えば、公衆ネットワークを介して通信可能な外部サーバ)からダウンロードしたもの、又はダウンロードを伴わないいわゆるASP(Application Service Provider)型で実行するものであってもよい。
上記実施形態では、自車10の側方(又は斜め前)を検出する外界センサ22として超音波センサ54を用いた(図1及び図2)。しかしながら、例えば、自車10の側方(又は斜め前)を検出する観点からすれば、これに限らない。例えば、自車10の側方を検出する側方カメラ若しくは側方レーザレーダ又はLIDARを設けて用いてもよい。
<B−2.制御>
[B−2−1.目標接近度]
上記実施形態では、目標距離Dtarと実距離Dの偏差ΔDを用いて自車10の加減速を制御した(図7のS17、図10のS74)。しかしながら、例えば、周辺障害物に対する目標接近度を用いて自車10の加減速を制御する観点からすれば、これに限らない。例えば、偏差ΔDの代わりに、TTC(Time To Collision)を用いることも可能である。
[B−2−2.自車10の加減速を制御する目標値]
上記実施形態のACCでは、自車10の加減速を制御する目標値として目標加減速度atarを用いた(図7のS18)。しかしながら、例えば、自車10の加減速を制御する目標値としてはこれに限らない。例えば、目標車速Vtarを用いて、自車10の加減速を制御することも可能である。その場合、複数の周辺障害物(前方障害物600、側方障害物602)があれば、走行ECU38は、それぞれの周辺障害物について仮目標車速Vtarpを算出する。そして、走行ECU38は、複数の仮目標車速Vtarpのうち周辺障害物に対する接近を最も抑制する値を目標車速Vtarとして選択する。
[B−2−3.低速時認識処理と高速時認識処理の切替え]
上記実施形態では、車速Vが車速閾値THvであるか否かに応じて低速時認識処理と高速時認識処理を切り替えた(図7のS13〜S15)。しかしながら、例えば、ヒステリシス特性を考慮すれば、高速時認識処理から低速時認識処理に切り替えるための第1車速閾値THv1と、低速時認識処理から高速時認識処理に切り替えるための第2車速閾値THv2とを相違させてもよい。その場合、第1車速閾値THv1は、第2車速閾値THv2よりも低い値として設定される。
[B−2−4.側方障害物認識処理]
上記実施形態では、超音波センサ54(側方認識手段)の検出結果により側方障害物602を認識する側方障害物認識処理(図7のS112)を、車速Vが車速閾値THv以下である場合(S13:TRUE)のみに行った。しかしながら、側方障害物602を認識する側方認識手段の仕様によっては、車速Vの制限なしに側方障害物認識処理を行うことも可能である。但し、基本的には、高速走行時には、自車10の側方からの割込みは発生確率が低いと言える。一方、低速走行時には、隣接レーン612aに停止中の障害物(停止車両等)を側方車602a等が避ける必要性、又は複数のレーン612の合流地点で自車10の側方からの割込みが発生して側方車602a等を避ける必要性が生じる場合もあり得る。そのため、自車10の低速時のみに側方障害物認識処理を適用した方が好適である。
[B−2−5.隣接レーン612a、612cの前方障害物600のレーン変更の判定]
上記実施形態では、隣接レーン612a、612cに存在する前方障害物600のレーン変更開始を判定するためにオフセット距離Doを利用した(図8のS36)。しかしながら、例えば、レーン変更の開始を判定する観点からすれば、これに限らない。例えば、割込み開始の判定(図9のS56)と同様の方法によりレーン変更の開始を判定してもよい。
或いは、例えば、複数の周辺障害物との関係に基づいて自車10の加減速を制御する観点からすれば、隣接レーン612a、612cに存在する周辺障害物のうち仮目標車速Vtarp又は仮目標加減速度atarpを算出するものは、自車レーン612bに対してレーン変更を開始したものに限定してもよい。
すなわち、ACC部172は、隣接レーン612a、612cに存在する周辺障害物それぞれに対して、自車レーン612bに向かってレーン変更を開始したか否かを判定するレーン変更判定処理を行う。そして、レーン変更を開始した、隣接レーン612a、612cの周辺障害物に対して仮目標車速Vtarp又は仮目標加減速度atarpの算出を開始してもよい。レーン変更を開始したか否かの判定は、例えば、周辺障害物の進行方向、オフセット距離Do及び単位時間当たりのオフセット距離Doの変化量のうち少なくとも1つを用いて判定することが可能である。
レーン変更判定処理を用いる場合、自車レーン612b及び隣接レーン612a、612cの周辺障害物に対する仮目標車速Vtarp又は仮目標加減速度atarpの比較は、隣接レーン612a、612cの周辺障害物がレーン変更を行っている間に限定してもよい。その場合、レーン変更の終了は、例えば、レーン変更する周辺障害物(図4の第1前方車600a等)の横移動がなくなった場合、横移動がなくなってから第1所定時間が経過した場合、仮目標車速Vtarp等の比較開始から第2所定時間が経過した場合、横移動がなくなってから自車10又は周辺障害物が所定距離移動した場合を判定条件とすることができる。
[B−2−6.自車10の減速開始]
上記実施形態では、側方障害物602が割込みを開始した場合(図9のS56:TRUE)、側方障害物602の目標加減速度atarを下げることで自車10の減速を開始可能とした(S20)。しかしながら、例えば、側方障害物602の割込み開始に応じて自車10を減速させる観点からすれば、これに限らない。例えば、側方障害物602の割込み開始があった場合、仮目標加減速度atarpの比較なしに自車10の減速を開始してもよい。
<B−3.その他>
上記実施形態では、図7〜図10に示すフローを用いた。しかしながら、例えば、本発明の効果を得られる場合、フローの内容(各ステップの順番)は、これに限らない。例えば、図10のステップS71とステップS72の順番を入れ替えることが可能である。
上記実施形態では、数値の比較において等号を含む場合と含まない場合とが存在した(図7のS13等)。しかしながら、例えば、等号を含む又は等号を外す特別な意味がなければ(換言すると、本発明の効果を得られる場合)、数値の比較において等号を含ませるか或いは含ませないかは任意に設定可能である。
その意味において、例えば、図7のステップS13における自車10の車速Vが車速閾値THv以下であるか否かの判定(V≦THv)を、車速Vが車速閾値THv未満であるか否かの判定(V<THv)に置き換えることができる。
10…車両(自車) 12…走行制御装置
170…外界認識部(外部状況取得手段)
172…ACC部(走行制御手段)
186…側方障害物認識部(側方認識手段)
200…目標距離設定部(目標接近度設定手段)
600…前方障害物(周辺障害物) 602…側方障害物(周辺障害物)
612a、612c…隣接レーン 612b…自車レーン
620b、620c…自車レーンを規定するレーンマーク
atar…目標加減速度 atarp…仮目標加減速度
Do…前方障害物と自車レーンのレーンマークとのオフセット距離
Dtar…目標距離(目標接近度) THdo…距離閾値
THv…車速閾値(第1車速閾値、第2車速閾値)
THv1…第1車速閾値 THv2…第2車速閾値
Vtar…目標車速 Vtarp…仮目標車速

Claims (7)

  1. 自車の外部状況を取得する外部状況取得手段と、
    前記外部状況取得手段が取得した前記外部状況に基づき、前記自車の走行制御を行う走行制御手段と
    を備える走行制御装置であって、
    前記外部状況取得手段は、
    前記自車の側方に存在する側方障害物を検出し、
    前記自車が走行する自車レーンの幅方向で前記自車とオーバーラップした状態の前記側方障害物が前記自車レーンに対して所定の接近動作を行ったとき、前記側方障害物が前記自車レーンに割込みを開始したと判定し、
    前記走行制御装置は、周辺障害物に対する目標接近度を設定する目標接近度設定手段を更に備え、
    前記走行制御手段は、
    前記走行制御において、前記側方障害物に対する前記目標接近度に基づいて目標車速又は目標加減速度を設定し、
    前記側方障害物の割込み開始前よりも、割込み開始後の前記目標車速を小さくする、又は、割込み開始後の前記目標加減速度を大きく設定する
    ことを特徴とする走行制御装置。
  2. 請求項1に記載の走行制御装置において、
    前記外部状況取得手段は、
    前記側方障害物と、前記自車レーンを規定するレーンマークとを認識し、
    前記自車レーンの幅方向で前記自車とオーバーラップした状態の前記側方障害物の一部が前記自車レーンの前記レーンマークを跨いだとき又は跨ごうとしているとき、前記側方障害物が前記自車レーンに割込みを開始したと判定する
    ことを特徴とする走行制御装置。
  3. 請求項1に記載の走行制御装置において、
    前記外部状況取得手段は、前記自車の側方を認識する側方認識手段を備え、
    前記側方認識手段により前記側方障害物が認識されると、前記外部状況取得手段は、前記側方障害物の移動状態を監視し、
    前記走行制御手段は、監視状態の前記側方障害物に基づいて前記走行制御を行う
    ことを特徴とする走行制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の走行制御装置において、
    前記外部状況取得手段は、前記自車の前方に存在する前方障害物を検出し、
    前記走行制御手段は、
    前記走行制御において、前記目標接近度を用いて、前記前方障害物及び前記側方障害物に対する仮目標車速又は仮目標加減速度を設定し、
    前記仮目標車速又は前記仮目標加減速度のうち前記前方障害物及び前記側方障害物に対する接近を最も抑制する値を前記目標車速又は前記目標加減速度として選択し、
    前記目標車速又は前記目標加減速度に基づき前記自車の加減速を制御する
    ことを特徴とする走行制御装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の走行制御装置において、
    前記自車の車速が第1車速閾値を下回る状態で、前記側方障害物が前記自車レーンに割込みを開始したと判定した場合、前記走行制御手段は、前記自車の減速を開始する
    ことを特徴とする走行制御装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の走行制御装置において、
    前記外部状況取得手段は、前記自車の前方において前記自車レーンの隣接レーンに存在する前方障害物を検出し、
    前記走行制御手段は、
    前記自車の車速が第2車速閾値を上回る状態で、前記隣接レーンに存在する前記前方障害物と前記自車レーンのレーンマークとのオフセット距離が距離閾値を下回る場合、前記前方障害物が前記自車レーンにレーン変更を開始したと判定し、
    前記レーン変更を開始した前記前方障害物との関係で前記自車の加減速を制御する
    ことを特徴とする走行制御装置。
  7. 外部状況取得手段により自車の外部状況を取得する外部状況取得ステップと、
    前記外部状況取得手段が検出した前記外部状況に基づき、走行制御手段が前記自車の走行制御を行う走行制御ステップと
    を備える走行制御方法であって、
    前記外部状況取得ステップでは、
    前記自車の側方に存在する側方障害物を検出し、
    前記自車が走行する自車レーンの幅方向で前記自車とオーバーラップした状態の前記側方障害物が前記自車レーンに対して所定の接近動作を行ったとき、前記側方障害物が前記自車レーンに割り込んだと判定し、
    前記走行制御方法は、周辺障害物に対する目標接近度を設定する目標接近度設定ステップを更に備え、
    前記走行制御ステップでは、
    前記走行制御において、前記側方障害物に対する前記目標接近度に基づいて目標車速又は目標加減速度を設定し、
    前記側方障害物の割込み開始前よりも、割込み開始後の前記目標車速を小さくする、又は、割込み開始後の前記目標加減速度を大きく設定する
    ことを特徴とする走行制御方法。
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