JP6628663B2 - リニューアル用確認具 - Google Patents
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Description
なお、上下、横等の方向はリニューアル用確認具を使用する状態での方向を示す。
まず、本発明であるリニューアル用確認具の説明に先立って、本発明の使用対象となる火災受信機の構成とリニューアルについて説明する。
図1は、リニューアル対象となる既設の火災受信機100を示す。図1(a)は、筐体101と、開いた状態の前面扉102を左斜め上方から見た状態を示す。また、図1(b)は、図1(a)の部分拡大図である。リニューアル前の既設の火災受信機100は、筐体101、前面扉102と、筐体101に前面扉102を開閉可能に設置する丁番103、及び筐体101内部に設けられた内部部品104等によって構成される。前面扉102には操作パネルや表示装置等が取り付けられており、筐体101の内部部品104とケーブル105(図示せず)で接続されている。図1(a)では、前面扉102に操作パネルや表示装置等の裏板102aが示されている。
図2は、筐体101内に新しい火災受信機1を取り付けた状態を示す。図2(a)では、左側に、右斜め上方から見た、新しい火災受信機1を内部に設置した筐体101を、右側に、筐体101に取り付ける前の新規の前面扉2を示す。図2(b)は、図2(a)における上段に固定された筐体側丁番103aの部分拡大図である。筐体側丁番103aは、屈曲板103bとヒンジピン103cから構成される。
なお、筐体101の上面を筐体上面101a、右面を筐体右面101b、前面を筐体前面101cと呼び、筐体前面101cの開口部を前面開口部101dと呼ぶ。
図2に示すように、既設の筐体101には、前面開口部101dの右側で上段、中段、下段の三箇所に筐体側丁番103aが配置されて固定されている。なお、扉側丁番21も新規の前面扉2に固定されており、扉側丁番21を筐体側丁番103aに接続することにより扉の開閉機能を保ちながら前面扉2が保持される。本実施形態の丁番103の場合は、図2(b)に拡大して示したヒンジピン103cを筒形状の扉側丁番21に差し込むことにより、前面扉2が取り付けられる。実施の形態においては、固定は溶接により行われている。
図2に示すように、本実施形態では対象となる筐体101に、筐体側丁番103aが上段、中段、下段の位置で設けられている。図2において、z1は、筐体上面101aから筐体側丁番103aの屈曲板103bの上端までの距離、z2は、上段の筐体側丁番103aの屈曲板103bの上端と中段の筐体側丁番103aの屈曲板103bの上端までの間隔、z3は、中段の筐体側丁番103aの屈曲板103bの上端と下段の筐体側丁番103aの屈曲板103bの上端までの間隔を示す。
図3(b)に示すように、筐体側丁番103aのヒンジピン103cは筐体右面101bより左側の位置にある。設計仕様どおりの新規の前面扉2を正しい位置に取り付けるためには、筐体側丁番103aのヒンジピン103cの中心軸が筐体右面101bからの距離xが設計仕様の値になっているか、事前に確認する必要がある。丁番103は既製品であり形状が変わることはないため、図3(b)のx+x0の値を調べればxが設計仕様の通りであるか確認できる。
図3(b)に示すように、筐体側丁番103aのヒンジピン103cは筐体前面101cから突出した位置にある。設計仕様どおりの新規の前面扉2を正しい位置に取り付けるためには、ヒンジピン103cの中心軸の、筐体前面101cからの前方向への距離yが設計仕様の値であるか、事前に確認する必要がある。そして、図3(b)のy+y0の値を調べればxが設計仕様の通りであるか確認できる。
実施例1の丁番位置確認具5の各寸法について、図4とともに図2に記載したz1,z2,z3により説明する。図4に示す丁番位置確認具5の対筐体当接板51において、上端から上段の丁番位置切欠部上辺513までの距離は、設計仕様での筐体上面101aから上段の筐体側丁番103aにおける屈曲板103bの上辺までの距離であるz1と等しい。また、上段の丁番位置切欠部上辺513から、中段の丁番位置切欠部上辺513までの距離は、設計仕様での上段の筐体側丁番103aの上辺から中段の筐体側丁番103aの上辺までの距離であるz2と等しい。さらに、中段の丁番位置切欠部上辺513から、下段の丁番位置切欠部上辺513までの上下方向の大きさは、設計仕様での中段の筐体側丁番103aの上辺から下段の筐体側丁番103aの上辺までの距離であるz3と等しい。また、各丁番位置切欠部512の丁番位置切欠部上辺513から丁番位置切欠部下辺515までの幅は筐体側丁番103aの屈曲板103bにおける上下の幅と等しい。
確認作業者は、実施例1の丁番位置確認具5を使用して、リニューアル前の既設の火災受信機100における筐体側丁番103aの位置を確認する。図5は、本発明の実施例1における、筐体側丁番103aの位置を確認している状況を示す。図5(a)は、既設の火災受信機100に丁番位置確認具5を使用する状況の全体図である。筐体101内部や前面扉102における操作パネルや表示装置等の裏板102aの記載は省略している。また、図5(b)は図5(a)における上段の丁番103近傍の部分拡大図である。
各筐体側丁番103aの位置が設計仕様どおりであれば、丁番位置確認具5に図6(b)のように筐体側丁番103aがはまり込んで、三箇所すべての筐体側丁番103aにおいて、屈曲板103bの左面と丁番位置切欠部左辺514が接触する。さらに、当接板右辺511が筐体右面101bと面一になり、確認板前面526と屈曲板103bの前面が面一になり、また図6(c)のように当接板上辺517と筐体上面101aが面一になる。丁番位置確認具5がこのような確認位置になれば、筐体側丁番103aが設計仕様の位置に固定されていることが確認される。
なお、前面扉102を筐体101から取り外した上で、丁番位置確認具5により確認することもできる。
また、当接板右辺511が筐体右面101bと面一にならない場合は、三箇所の筐体側丁番103aのいずれかが左右方向にずれていることが判る。この場合、三箇所いずれかの筐体側丁番103aにおいて、xが設計仕様と異なっている。ここで、扉の外側から目視することによって、三箇所ある丁番位置切欠部左辺514のうちのいずれかが、屈曲板103bの左面と当接していない場合も左右方向にずれていることが判る。このときも、三箇所いずれかの筐体側丁番103aにおいて、xが設計仕様と異なっている。
さらに突出量確認板52の確認板前面526と筐体側丁番103aの屈曲板103b前面が面一でない場合は、該当する筐体側丁番103aは前後方向にずれている。この場合、該当する筐体側丁番103aにおいてyが設計仕様と異なっている。そして前後位置についても、丁番位置確認具5は直接的にyを確認せず、前述のように丁番103は既製品であるためにy+y0=y1であることを確認して、yが設計仕様通りであるか間接的に確認する。
すべての筐体側丁番103aにおいて、屈曲板103bの左面が丁番位置切欠部左辺514に接し、当接板上辺517が筐体上面101aと面一になり、当接板右辺511が筐体右面101bと面一になり、突出量確認板52の確認板前面526が筐体側丁番103aの屈曲板103b前面と面一となることを確認作業者が確認できれば、筐体側丁番103aの上下位置、前後位置、左右位置が設計仕様通りであるため、設計仕様により製造した前面扉をリニューアル現場に搬送する。
上記の実施例3では上部用確認具71を上段と中段の筐体側丁番103a確認用とし、下部用確認具72を下段の筐体側丁番103a確認用としたが、上部用確認具を上段の確認用として切欠部を1段設け、下部用確認具を中段、下段の確認用として切欠部を2段設けても良い。また、上部用確認具を上段と中段の確認用として切欠部を2段設け、下部用確認具を中段と下段の確認用として切欠部を2段設けても良い。
また、本発明は、図3,6に記載した逆コの字状の屈曲板103bを有する丁番だけでなく、種々の丁番を有した筐体に適用することができる。
Claims (7)
- 対筐体当接板と、当該対筐体当接板から所定の間隔を有して設けられた突出量確認板を備え、
前記対筐体当接板は、縦幅が横幅より大きく、横幅の方向には側端部と、上端又は下端から所定の距離に側端部より切り欠いた丁番位置切欠部を有し、
前記突出量確認板は、縦幅が横幅より大きい
リニューアル用確認具。 - 前記丁番位置切欠部は所定の間隔で縦方向に複数設けられている
請求項1に記載のリニューアル用確認具。 - 前記対筐体当接板と前記突出量確認板の間に接続中板を有し、一枚の板を折り曲げた形状である
請求項1又は2に記載のリニューアル用確認具。 - 前記丁番位置切欠部の側端と前記突出量確認板の側端は、幅方向で同じ位置である
請求項1乃至3のいずれかのリニューアル用確認具。 - 前記突出量確認板の側端は、縦方向の前記丁番位置切欠部から外れた位置では前記丁番位置切欠部の側端から幅方向に突出している
請求項4のリニューアル用確認具。 - 上部用確認具と下部用確認具からなる
請求項1乃至5のいずれかのリニューアル用確認具。 - 火災受信機のリニューアルの際に、既設の火災受信機の筐体に固定された筐体側丁番の位置を確認する丁番位置確認方法であって、
前記火災受信機の前面扉を開けるか、又は前面扉を丁番の部分で取り外し、
前記請求項1乃至6のいずれかに記載されたリニューアル用確認具を前記筐体側丁番に当接させ、
前記丁番位置切欠部に、前記筐体側丁番を嵌め込むように試み、前記筐体側丁番の位置を確認する
丁番位置確認方法。
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