JP6628658B2 - アキシャルギャップ型回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、アキシャルギャップ型回転電機に関する。
特許文献1には、エアギャップを介して回転軸の軸長方向にロータとステータとが対向配置されたアキシャルギャップ型回転電機が開示されている。この特許文献1に開示されたアキシャルギャップ型回転電機においては、円盤状のバックヨークであるステータ基盤に複数のステータコアが周方向に並べられ、各ステータコアにコイルが巻回されてステータが構成され、バックヨークを兼ねるロータ円盤の両面に複数の永久磁石が周方向に並べられてロータが構成される。
特開2015−186366号公報
ステータ基盤に対するステータコアの固定、およびバックヨークに対する永久磁石の固定には、接着剤が用いられる。しかしながら、ステータ基盤とステータコアとの間、およびバックヨークと永久磁石との間には接着剤が介在するため間隙が生じ、これが磁気特性の劣化の原因となっていた。また、アキシャルギャップ型回転電機が動作するとケイ素鋼製のバックヨーク、ステータコア等の導電体に渦電流が生じ発熱する。このような発熱によって接着剤が劣化し、永久磁石、ステータコアの脱落等の故障の原因となっていた。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、従来に比して磁気特性の劣化を抑制でき、且つ、永久磁石、ステータコア等を確実に固定できるアキシャルギャップ型回転電機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様のアキシャルギャップ型回転電機は、回転軸を中心として回転可能なロータと、前記回転軸の軸長方向に、前記ロータに対向して配置されるステータとを備え、前記ロータ又は前記ステータは、バックヨークと、前記バックヨークにおける前記ステータ又は前記ロータとの対向面上に前記回転軸を中心とした周方向に並べて配置された磁極部と、前記磁極部を前記バックヨークに固定するための固定部材とを有し、前記固定部材は、前記磁極部の磁束が通らない位置に貫通されることにより、前記バックヨークに前記磁極部を固定するように構成されている。
この態様において、前記磁極部は、前記回転軸を中心とした半径方向に延びる対称面に関して面対称な形状であり、前記対称面に沿って前記固定部材が貫通されるように構成されていてもよい。
また、上記態様において、前記ロータは、前記磁極部として永久磁石を有してもよい。
また、上記態様において、前記ロータは、永久磁石と、前記永久磁石の前記バックヨークと反対側の面に配置される軟磁性体のヨーク部材とを有し、前記磁極部は、前記ヨーク部材であってもよい。
また、上記態様において、前記永久磁石は、前記対称面に関して面対称な形状を有し、前記固定部材は、前記ヨーク部材および前記永久磁石を貫通するように構成されていてもよい。
また、上記態様において、前記永久磁石は、前記バックヨーク側の面が前記対称面に関して面対称な凸状に形成されており、前記バックヨークは、前記対称面に関して面対称な、前記凸状に対応する凹状部を有し、前記永久磁石は、前記凹状部に適合するように前記バックヨークに配置されてもよい。
また、上記態様において、前記永久磁石は、前記バックヨークと反対側の面が前記対称面に関して面対称な凹状に形成されており、前記ヨーク部材は、前記凹状に対応する形状を有しており、前記凹状に適合するように前記永久磁石に配置されてもよい。
また、上記態様において、前記ヨーク部材の前記バックヨークと反対側の面は、前記永久磁石の前記凹状の部分よりも面積が小さくてもよい。
また、上記態様において、前記ヨーク部材は、前記永久磁石側の面が前記永久磁石を覆うように凹状に形成されてもよい。
また、上記態様において、複数の前記永久磁石は、前記対称面を挟むように互いに所定距離を隔てて面対称に配置され、1つの前記ヨーク部材は、前記複数の永久磁石に接するように配置され、前記固定部材は、前記対称面に沿って前記ヨーク部材を貫通し、前記複数の永久磁石の間を通ることにより、前記バックヨークに前記磁極部を固定するように構成されていてもよい。
また、上記態様において、前記複数の永久磁石のそれぞれは前記バックヨークと反対側に平面部を有し、各平面部が前記対称面に関して面対称となるように前記軸長方向に対して傾斜しており、前記ヨーク部材は、前記平面部のそれぞれと同一角度で前記軸長方向に対して傾斜し、各平面部と面接触する複数の傾斜面を前記永久磁石側に有し、前記軸長方向に直交し、前記傾斜面のそれぞれの面積の総和よりも面積が小さい平面を前記ステータ側に有してもよい。
本発明によれば、従来に比して磁気特性の劣化を抑制でき、且つ、永久磁石、ステータコア等の磁極部を確実に固定できる。
実施の形態1に係るアキシャルギャップ型回転電機の構成を示す分解斜視図。 ロータの構成を示す正面図。 ステータの構成を示す正面断面図。 実施の形態1に係るアキシャルギャップ型回転電機における磁極部の固定方法を説明するためのロータの断面図。 実施の形態1に係るアキシャルギャップ型回転電機における磁極部の形状を説明するための斜視図。 実施の形態2に係るアキシャルギャップ型回転電機における磁極部の固定方法を説明するための斜視図。 実施の形態2に係るアキシャルギャップ型回転電機における磁極部の固定方法を説明するためのロータの断面図。 実施の形態3に係るアキシャルギャップ型回転電機における磁極部の固定方法を説明するための斜視図。 実施の形態3に係るアキシャルギャップ型回転電機における磁極部の固定方法を説明するためのロータの断面図。 実施の形態4に係るアキシャルギャップ型回転電機における磁極部の固定方法を説明するための斜視図。 実施の形態4に係るアキシャルギャップ型回転電機における磁極部の固定方法を説明するためのロータの断面図。 永久磁石の形状の変形例を示す断面図。 永久磁石の形状の変形例を示す断面図。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機の構成を示す分解斜視図である。なお、ここでいう「回転電機」とは、回転部を有する電気機械であり、電動機、発電機、電動機兼発電機を含む。
図1に示すように、アキシャルギャップ型回転電機100は、2つのロータ110と、ステータ120とを備え、ステータ120の両側それぞれにロータ110が配置されたシングルステータダブルロータ構造のアキシャルギャップ型回転電機である。ロータ110は、図示しない回転軸を中心にして回転可能である。また、ロータ110とステータ120とは、回転軸の軸長方向にエアギャップを介して対向配置されている。なお、以下の説明において、回転軸の軸長方向を「軸長方向」、回転軸を中心とする円の周方向を「周方向」、その半径方向を「径方向」という。
ロータ110は、バックヨーク111と、磁極部である永久磁石112とを備える。図2は、ロータ110の構成を示す正面図である。バックヨーク111は、一面がステータ120側を向いた円盤状をなす。このバックヨーク111は、軟磁性体である複数の電磁鋼板が軸長方向に積層されて構成されている。かかるバックヨーク111におけるステータ120との対向面には、図2に示すように複数の永久磁石112が周方向に等間隔に並べられる。各永久磁石112は、正面視において中心側部分が円弧状に欠落した扇形をなしており、厚さ(軸長方向長さ)が一定の板状である。かかる永久磁石112は、扇形の中心が回転軸軸心と一致するように配置される。また、永久磁石112の数は16個である。なお、永久磁石の数は偶数であれば16個以外でもよい。
永久磁石112は、フェライト磁石、アルニコ磁石、サマリウムコバルト磁石等の硬磁性体である。各永久磁石112は一方の面がN極、反対側の面がS極となっている。かかる永久磁石112は、隣り合う永久磁石112とは磁極が反対になるように配置される。つまり、ステータ120との対向面(以下、「表面」という。また、表面の反対側の面を「裏面」という。)がN極となっている永久磁石112の隣の永久磁石は、表面がS極となっている。このように、各永久磁石112は、表面の磁極が交互に反対になるように配置されている。各永久磁石112はバックヨーク111に固定されている。永久磁石112の固定方法については後述する。
次に、ステータ120の構成について説明する。図3は、ステータ120の構成を示す正面断面図である。ステータ120は、ステータコア122と、コイル123とを備える。
ステータコア122は、軟磁性体である複数の電磁鋼板が径方向に積層されて構成されている。かかる複数のステータコア122が、周方向に等間隔に並べられる。各ステータコア122は、正面視が台形のブロック状をなしており、短辺側が回転軸側、長辺側が外周側となるように配置される。また、ステータコア122の個数は、ロータ110における永久磁石112の個数と同じであり、16個である。なお、ステータコア122の個数は16個以外の偶数とすることもできる。また、各ステータコア122は、絶縁体で構成されたボビン(図示せず)に保持されている。
上記のようなステータコア122に導線が巻回され、コイル123が形成される。ステータコア122およびコイル123は電磁石121を構成する。コイル123に電流が流れると、電磁石121のロータ110と対向する側がN極又はS極となるように磁界が発生する。また、電磁石121は、隣り合う電磁石121とは反対向きの磁極が生じるように構成されている。つまり、隣り合うコイル123には反対向きの電流が供給され、隣り合うステータコア122は反対の磁極に励磁される。
次に、バックヨーク111に対する永久磁石112の固定方法について説明する。図4は、永久磁石112の固定方法を説明するためのロータ110の断面図である。図4には、ロータ110を周方向に切断したときの断面図を示している。図2に示すように、永久磁石112の幅方向中央の2箇所に、固定部材113が取り付けられている。固定部材113は、非磁性材料、例えば、合成樹脂、炭素繊維、ガラス繊維、炭素繊維又はガラス繊維と合成樹脂の母材とを組み合わせた複合材料、オーステナイト系ステンレス鋼、銅、アルミニウム等によって構成される。なお、ここでいう「非磁性」とは、実質的に磁化されない性質をいい、永久磁石に吸着しない程度に微弱に磁化される場合を含む。
図4に示すように、永久磁石112(図4における112a,112b,112c)の上記の2箇所には、貫通孔116が設けられており、この貫通孔116を固定部材113が貫通する。固定部材113はボルト114とナット115とによって構成されており、永久磁石112の表面側にはボルト114の頭部を収容するための凹部が形成されている。一方、バックヨーク111の裏面にはナット115を収容するための凹部が形成されている。ボルト114をナット115に締め付けることで、永久磁石112がバックヨーク111に固定される。
図5は、永久磁石112の形状を説明するための斜視図である。上述したように永久磁石112は正面視が概略扇形の板状をなしている。かかる永久磁石112は、径方向および軸長方向に延びる平面(以下、「対称面」という)130に関して面対称な形状を有している。貫通孔116は、この対称面130に沿って設けられる。
永久磁石112からは磁界が発生し、隣り合う永久磁石112との間で磁束が往来する。永久磁石112によって発生する磁界について図4を参照してさらに詳しく説明する。永久磁石112aの裏面(S極)からは、幅方向中央を境にして両側に広がるように磁束が出る。つまり、永久磁石112aの裏面(S極)の図中右半分から出た磁束は、バックヨーク111の内部を右方に通って右隣の永久磁石112bの裏面(N極)の左半分に入る。同様に、永久磁石112aの裏面(S極)の図中左半分から出た磁束は、バックヨーク111の内部を左方に通って左隣の永久磁石112cの裏面(N極)の左半分に入る。また、永久磁石112aの表面(N極)には、幅方向中央を境にして両側から集まるように磁束が入る。永久磁石112bの表面(S極)の左半分から出た磁束は、ロータ110とステータ120との間のエアギャップを左方に進んで永久磁石112aの表面(N極)の右半分に入る。同様に、永久磁石112cの表面(S極)の右半分から出た磁束は、エアギャップを右方に進んで永久磁石112aの表面(N極)の左半分に入る。ここで、永久磁石112の幅方向中央部分においては磁束の出入りが無い。
電磁石121により磁界が形成されると、当該磁界が永久磁石112から生じた磁界に影響を及ぼす。これにより、電磁石121と永久磁石112との間で吸引力又は反発力が生じ、ロータ110が回転する。このとき、永久磁石112の幅方向中央、即ち対称面130の位置には上記のように磁束が通らず、当該位置は磁気回路的に利用されない。つまり、当該位置は磁路を横切らず、当該位置に非磁性体があったとしても、これが磁路に干渉することはない。このため、固定部材113を設けても、磁気特性の劣化は最小限に止まる。
その一方で、永久磁石112の固定に接着剤を用いる必要がない。固定部材113により永久磁石112をバックヨーク111に機械的に固定しているため、永久磁石112およびバックヨーク111における渦電流による発熱によって、永久磁石112の固定力が低下することがない。なお、永久磁石112の固定を補助する目的で接着剤を用いてもよい。
(実施の形態2)
図6および7は、本実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機における磁極部の固定方法を説明するための斜視図および断面図である。図7には、ロータ210を周方向に切断したときの断面図を示している。
図6および図7に示すように、磁極部である永久磁石212(図7における212a,212b,212c)は、径方向視において五角形をなすように、その裏側に2つの傾斜面213(図7における213a,213b,213c)が設けられ、裏面が凸状に形成されている。2つの傾斜面213は、径方向および軸長方向に延びる対称面230に関して互いに面対称となっている。つまり、2つの傾斜面213は、対称面230に対して互いに反対側に同一角度傾斜している。また、永久磁石212の表面は、軸長方向に直交する平面214(図7における214a,214b,214c)となっている。上記のように、永久磁石212は、対称面230に関して面対称な形状を有している。
一方、バックヨーク211には、永久磁石212の裏側の形状に対応する凹状部分215が設けられている。つまり、凹状部分215は、対称面230に関して面対称な形状である。さらに詳細に説明すると、凹状部分215は、永久磁石212の2つの傾斜面213のそれぞれと同一角度の2つの傾斜面216を有している。永久磁石212は、かかる凹状部分215に嵌合するようにバックヨーク211に配置される。この場合、永久磁石212の傾斜面213が凹状部分215の傾斜面216に面接触する。
上記のように永久磁石212がバックヨーク211に設置された状態で、固定部材217によって永久磁石212がバックヨーク211に固定される。2つの固定部材217は、永久磁石212の幅方向中央の2箇所に取り付けられる。固定部217は、実施の形態1と同様に、ボルトおよびナットにより構成される。なお、本実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機のその他の構成は、実施の形態1に係るアキシャルギャップ型回転電機100の構成と同様であるので、その説明を省略する。
上述したように永久磁石212は、対称面230に関して面対称な形状を有している。固定部材217は、この対称面230に沿って永久磁石212を貫通する。
永久磁石212からは磁界が発生し、隣り合う永久磁石212との間で磁束が往来する。永久磁石212によって発生する磁界について図7を参照してさらに詳しく説明する。永久磁石212aの裏面(S極)からは、幅方向中央を境にして両側に広がるように磁束が出る。つまり、永久磁石212aの右側の傾斜面213a(S極)から出た磁束は、バックヨーク211の内部を右方に通って右隣の永久磁石212bの左側の傾斜面213bに入る。同様に、永久磁石212aの左側の傾斜面213a(S極)から出た磁束は、バックヨーク211の内部を左方に通って左隣の永久磁石212cの右側の傾斜面213cに入る。また、永久磁石212aの平面214a(N極)には、幅方向中央を境にして両側から集まるように磁束が入る。永久磁石212bの平面214b(S極)の左半分から出た磁束は、ロータ210とステータとの間のエアギャップを左方に進んで永久磁石212aの平面214a(N極)の右半分に入る。同様に、永久磁石212cの平面214c(S極)の右半分から出た磁束は、エアギャップを右方に進んで永久磁石212aの平面214a(N極)の左半分に入る。ここで、永久磁石212の幅方向中央部分においては磁束の出入りが無い。
ステータ側の電磁石により磁界が形成されると、当該磁界が永久磁石212から生じた磁界に影響を及ぼす。これにより、電磁石と永久磁石212との間で吸引力又は反発力が生じ、ロータ210が回転する。このとき、永久磁石212の幅方向中央、即ち対称面230の位置には磁束が通らず、当該位置は磁気回路的に利用されない。つまり、当該位置は磁路を横切らず、当該位置に非磁性体があったとしても、これが磁路に干渉することはない。このため、固定部材217を設けても、磁気特性の劣化は最小限に止まる。
その一方で、永久磁石212の固定に接着剤を用いる必要がない。固定部材217により永久磁石212をバックヨーク211に機械的に固定しているため、永久磁石212およびバックヨーク211における渦電流による発熱によって、永久磁石212の固定力が低下することがない。なお、永久磁石212の固定を補助する目的で接着剤を用いてもよい。
(実施の形態3)
図8および9は、本実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機における磁極部の固定方法を説明するための斜視図および断面図である。図9には、ロータ310を周方向に切断したときの断面図を示している。なお、永久磁石312およびバックヨーク311の構成については、実施の形態2において説明した永久磁石212およびバックヨーク211の構成と同様であるので、説明を省略する。
図8および図9に示すように、ロータ310は、永久磁石312の表面側に配置されるヨーク部材350を有している。ヨーク部材350は、永久磁石312側の面が永久磁石312の表面側の形状に対応する凹状に形成されており、永久磁石312の表面側を覆うように配置される。かかるヨーク部材350の内面は、永久磁石312の表面と面接触する。
上記のようなヨーク部材350は、対称面330に関して面対称な形状を有しており、軟磁性体である複数の電磁鋼板が積層されて構成されている。ヨーク部材350は軟磁性体であるため、永久磁石312によってヨーク部材350が磁化され、磁極として機能する。このように、ヨーク部材350は磁極部である。
上記のように永久磁石312およびヨーク部材350がバックヨーク311に設置された状態で、固定部材317によってヨーク部材350および永久磁石312がバックヨーク311に固定される。2つの固定部材317は、ヨーク部材350および永久磁石312の幅方向中央の2箇所を貫通する。固定部材317は、実施の形態1と同様に、ボルトおよびナットにより構成される。なお、本実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機のその他の構成は、実施の形態2に係るアキシャルギャップ型回転電機の構成と同様であるので、その説明を省略する。
ヨーク部材350および永久磁石312は、対称面330に関して面対称な形状を有している。固定部材317は、この対称面330に沿ってヨーク部材350および永久磁石312を貫通する。
永久磁石312からは磁界が発生し、隣り合う永久磁石312との間で磁束が往来する。永久磁石312によって発生する磁界について図9を参照してさらに詳しく説明する。永久磁石312aの右側の傾斜面313a(S極)から出た磁束は、バックヨーク311の内部を右方に通って右隣の永久磁石312bの左側の傾斜面313bに入る。同様に、永久磁石312aの左側の傾斜面313a(S極)から出た磁束は、バックヨーク311の内部を左方に通って左隣の永久磁石312cの右側の傾斜面313cに入る。また、永久磁石312bの表面(S極)の左半分から出た磁束は、ヨーク部材350bの内部を通ってヨーク部材350bの表面(S極)の左半分から出る。この磁束は、ロータ310とステータとの間のエアギャップを左方に進んでヨーク部材350aの表面(N極)の右半分に入り、ヨーク部材350aの内部を通って永久磁石312aの表面の右半分に入る。同様に、永久磁石312cの表面の右半分から出た磁束は、ヨーク部材350cの内部を通ってヨーク部材350cの表面(S極)の右半分から出る。この磁束は、エアギャップを右方に進んでヨーク部材350aの表面(N極)の左半分に入り、ヨーク部材350aの内部を通って永久磁石312aの表面の左半分に入る。ここで、ヨーク部材350aおよび永久磁石312aの幅方向中央部分においては磁束の出入りが無い。
ステータ側の電磁石により磁界が形成されると、当該磁界が永久磁石312から生じた磁界に影響を及ぼす。これにより、電磁石と永久磁石312との間で吸引力又は反発力が生じ、ロータ310が回転する。このとき、ヨーク部材350の幅方向中央、即ち対称面330の位置には磁束が通らず、当該位置は磁気回路的に利用されない。つまり、当該位置は磁路を横切らず、当該位置に非磁性体があったとしても、これが磁路に干渉することはない。このため、固定部材317を設けても、磁気特性の劣化は最小限に止まる。
その一方で、ヨーク部材350および永久磁石312の固定に接着剤を用いる必要がない。固定部材317によりヨーク部材350および永久磁石312をバックヨーク311に機械的に固定しているため、ヨーク部材350、永久磁石312およびバックヨーク311における渦電流による発熱によって、ヨーク部材350および永久磁石312の固定力が低下することがない。なお、ヨーク部材350および永久磁石312の固定を補助する目的で接着剤を用いてもよい。
また、本実施の形態では永久磁石312がヨーク部材350で覆われる。一般に高磁束密度の永久磁石は電磁鋼板、鉄粉等の軟磁性材料に比べて導電率が高い。磁極部の表面を永久磁石よりも電気抵抗が高い軟磁性体とすることで、高周波の磁束が磁極部の表面に発生した場合に磁極部の表面に生じる渦電流を小さくすることができ、損失を抑制できる。
(実施の形態4)
図10および11は、本実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機における磁極部の固定方法を説明するための斜視図および断面図である。図11には、ロータ410を周方向に切断したときの断面図を示している。
図10および図11に示すように、本実施の形態では、1つの磁極に2つの永久磁石412を用いる。一対の永久磁石412のそれぞれは、直方体の板状をなしており、一方の面がS極、他方の面がN極となっている。かかる一対の永久磁石412は、同一の磁極を表側に向けた状態で、対称面430を挟むようにして周方向に互いに所定距離を隔ててバックヨーク411上に並べられる。このとき、2つの永久磁石412は、対称面430に関して面対称となるように軸長方向に対して傾斜し、径方向視において実質的にV字状に配置される。つまり、一対の永久磁石412のそれぞれは、対称面430に対して互いに反対側に同一角度傾斜して配置される。
一方、バックヨーク411には、一対の永久磁石412を配置するための凹状部分415が設けられている。凹状部分415には、対称面430に関して面対称となるように軸長方向に対して傾斜する一対の傾斜面416が径方向視において実質的にV字状に設けられている。さらに詳細に説明すると、凹状部分415の2つの傾斜面416は、2つの永久磁石412の裏面(平面部)のそれぞれと同一角度で軸長方向に対して傾斜している。各永久磁石412は、かかる凹状部分415の各傾斜面416上に配置される。この場合、永久磁石412の裏面が凹状部分415の傾斜面416に面接触する。
また、ロータ410は、一対の永久磁石412の表面側に配置されるヨーク部材450を有している。ヨーク部材450の裏面は、径方向視において実質的にV字状となるよう凸状に形成されており、さらに具体的には、対称面430に関して面対称となるように軸長方向に対して傾斜する一対の傾斜面451が設けられている。ヨーク部材450の2つの傾斜面451は、2つの永久磁石412の表面のそれぞれと同一角度で軸長方向に対して傾斜している。一対の永久磁石412の表側にヨーク部材450が配置された場合、永久磁石412の表面がヨーク部材450の傾斜面451に面接触する。
また、ヨーク部材450は、その表面側に、軸長方向に対して直交する平面部452を有している。かかるヨーク部材450は、上記のように対称面430に関して面対称な形状を有しており、軟磁性体である複数の電磁鋼板が積層されて構成されている。ヨーク部材450は軟磁性体であるため、永久磁石412によってヨーク部材450が磁化され、磁極として機能する。このように、ヨーク部材450は磁極部である。
上記のように永久磁石412およびヨーク部材450がバックヨーク411に設置された状態で、固定部材417によってヨーク部材450および永久磁石412がバックヨーク411に固定される。2つの固定部材417は、ヨーク部材450の幅方向中央の2箇所を貫通し、一対の永久磁石412の間を通る。固定部417は、実施の形態1と同様に、ボルトおよびナットにより構成される。なお、本実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機のその他の構成は、実施の形態1に係るアキシャルギャップ型回転電機の構成と同様であるので、その説明を省略する。
ヨーク部材450は対称面430に関して面対称な形状を有しており、一対の永久磁石412は、対称面430に関して面対称に配置されている。固定部材417は、この対称面430に沿ってヨーク部材450を貫通し、一対の永久磁石412の間を通る。
一対の永久磁石412のそれぞれからは磁界が発生し、隣り合う永久磁石412との間で磁束が往来する。永久磁石412によって発生する磁界について図11を参照してさらに詳しく説明する。1つの磁極部に対応する一対の永久磁石412a,412bのうちの右側の永久磁石412aの裏面(S極)からは右方に、左側の永久磁石412bの裏面(S極)からは左方に磁束が出る。永久磁石412aの裏面(S極)から出た磁束は、バックヨーク411の内部を右方に通って右隣の永久磁石412cの裏面(N極)に入る。同様に、永久磁石412bの裏面(S極)から出た磁束は、バックヨーク411の内部を左方に通って左隣の永久磁石412dの裏面(N極)に入る。また、永久磁石412cの表面から出た磁束は、ヨーク部材450cの内部を通ってヨーク部材450cの平面部452c(S極)の左半分から出る。この磁束は、ロータ410とステータとの間のエアギャップを左方に進んでヨーク部材450aの平面部452a(N極)の右半分に入り、ヨーク部材450aの内部を通って永久磁石412aの表面に入る。同様に、永久磁石412dの表面から出た磁束は、ヨーク部材450dの内部を通ってヨーク部材450dの平面部452d(S極)の右半分から出る。この磁束は、エアギャップを右方に進んでヨーク部材450aの平面部452a(N極)の左半分に入り、ヨーク部材450aの内部を通って永久磁石412bの表面に入る。ここで、ヨーク部材450aの幅方向中央部分および一対の永久磁石412aおよび412bの間の部分においては磁束の出入りが無い。
ステータ側の電磁石により磁界が形成されると、当該磁界が永久磁石412から生じた磁界に影響を及ぼす。これにより、電磁石とヨーク部材450との間で吸引力又は反発力が生じ、ロータ410が回転する。このとき、ヨーク部材450の幅方向中央、即ち対称面430の位置には磁束が通らず、当該位置は磁気回路的に利用されない。つまり、当該位置は磁路を横切らず、当該位置に非磁性体があったとしても、これが磁路に干渉することはない。このため、固定部材417を設けても、磁気特性の劣化は最小限に止まる。また、永久磁石412には固定部材417の貫通孔を設ける必要がない。このため、磁気特性の劣化をさらに抑制できる。
その一方で、ヨーク部材450および永久磁石412の固定に接着剤を用いる必要がない。固定部材417によりヨーク部材450および永久磁石412をバックヨーク411に機械的に固定しているため、ヨーク部材450、永久磁石412およびバックヨーク411における渦電流による発熱によって、ヨーク部材450および永久磁石412の固定力が低下することがない。なお、ヨーク部材450および永久磁石412の固定を補助する目的で接着剤を用いてもよい。
さらに、ヨーク部材450の平面部452の面積は、2つの傾斜面451の面積の総和よりも小さい。傾斜面451の全面には永久磁石412の表面が面接触するため、一対の永久磁石412から出る磁束は、その数が変化することなく、面積が小さい平面部452から出ることになる。つまり、上記構成とすることで、磁束密度を増加させることができる。
(その他の実施の形態)
上記の実施の形態1乃至4においては、磁極部が、径方向および軸長方向に延びる対称面に関して面対称な形状とする構成について述べたが、これに限定されるものではない。磁極部を対称面に関して面対称な形状としない場合、磁極の形状等を解析することにより磁極部の磁束が通らない位置を特定し、この磁極部の磁束が通らない位置に固定部材を貫通させ、磁極部をバックヨークに固定すればよい。
また、上記の実施の形態1乃至4においては、ロータにおける磁極の固定構造について述べたが、これに限定されるものではない。例えば、ダブルステータシングルロータ構造のアキシャルギャップ型回転電機において、バックヨークに磁極部であるステータコアを固定する場合に、ステータコアの磁束が通らない位置に固定部材を貫通させる構成とすることができる。この場合、ステータコアを径方向および軸方向に延びる対称面に関して面対称な形状とし、この対称面に沿って固定部材を貫通させてもよい。つまり、永久磁石ではなく電磁石における磁極部の固定についても、固定部材を用いることができる。
また、上記の実施の形態1乃至4においては、磁極の2箇所それぞれに固定部材を貫通させる構成について述べたが、これに限定されるものではない。磁極の磁束が通らない3以上の箇所に固定部材を貫通させることもできる。また、実施の形態2乃至4のように、永久磁石およびバックヨークに凹凸が設けられ、互いに嵌合することにより周方向への移動が制限されている場合は、磁極の磁束が通らない1箇所に固定部材を貫通させてもよい。
また、上記の実施の形態1乃至4においては、固定部材をボルトおよびナットで構成することについて述べたが、これに限定されるものではない。固定部材を棒状にし、その両端を磁極部およびバックヨークにカシメ、嵌合等によって固定する構成とすることもできる。また、固定部材を雄ネジとし、バックヨークに形成された雌ネジに螺号することによって磁極部を固定してもよい。また、固定部材の形状は棒状に限られず、例えば板状とすることもできる。ただし、固定部材を永久磁石に貫通させる場合、永久磁石に設けられる貫通孔の幅(対称面に直交する方向の長さ)が短いほど磁気特性の劣化を抑制できる。このため、固定部材を板状とする場合、対称面に沿って延びるように細長い形状とし、厚さを小さくすることが好ましい。
また、永久磁石の形状を、上記の実施の形態1乃至4において述べた以外の形状としてすることもできる。図12および図13は、永久磁石の形状の変形例を示す断面図である。図12に示す各例のように、永久磁石の裏面側を凸状に形成することもできる。この場合、上記のように1つの固定部材で永久磁石をバックヨークに固定することができ、固定部材の数を抑制できる。また、図12の(c)および(d)のように、永久磁石の表面側に凹状部分を設けてもよい。この場合、図13に示す各例のように、当該凹状部分に嵌合するヨーク部材を設け、ヨーク部材および永久磁石を固定部材が貫通する構成とすることもできる。また、ヨーク部材の表面、即ちバックヨークと反対側の面の面積を、ヨーク部材の凹状部分の面積よりも小さくすることもできる。この場合、ヨーク部材における永久磁石との接触面(凹状部分)の面積よりも磁極面(ヨーク部材の表面)の面積が小さいので、磁束密度を増加させることができる。
本発明のアキシャルギャップ型回転電機は、バックヨークに磁極部を固定したロータ又はステータを有するアキシャルギャップ型回転電機として有用である。
100 アキシャルギャップ型回転電機
110,210,310,410 ロータ
111,211,311,411 バックヨーク
112,212,312,412 永久磁石
113,217,317,417 固定部材
116 貫通孔
120 ステータ
121 電磁石
122 ステータコア
123 コイル
130,230,330,430 対称面
350,450 ヨーク部材

Claims (6)

  1. 回転軸を中心として回転可能なロータと、
    前記回転軸の軸長方向に、前記ロータに対向して配置されるステータと
    を備え、
    前記ロータ又は前記ステータは、バックヨークと、前記バックヨークにおける前記ステータ又は前記ロータとの対向面上に前記回転軸を中心とした周方向に並べて配置された磁極部と、前記磁極部を前記バックヨークに固定するための固定部材とを有し、
    前記固定部材は、前記磁極部の磁束が通らない位置に貫通されることにより、前記バックヨークに前記磁極部を固定するように構成されており、
    前記磁極部は、前記回転軸を中心とした半径方向に延びる対称面に関して面対称な形状であり、前記対称面に沿って前記固定部材が貫通されるように構成されており、
    前記ロータは、永久磁石と、前記永久磁石の前記バックヨークと反対側の面に配置される軟磁性体のヨーク部材とを有し、
    前記磁極部は、前記ヨーク部材であり、
    前記永久磁石は、前記対称面に関して面対称な形状を有し、
    前記固定部材は、前記ヨーク部材および前記永久磁石を貫通するように構成されており、
    前記永久磁石は、前記バックヨークと反対側の面が前記対称面に関して面対称な凹状に形成されており、
    前記ヨーク部材は、前記凹状に対応する形状を有しており、前記凹状に適合するように前記永久磁石に配置される、
    アキシャルギャップ型回転電機。
  2. 前記ヨーク部材の前記バックヨークと反対側の面は、前記永久磁石の前記凹状の部分よりも面積が小さい、
    請求項に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  3. 回転軸を中心として回転可能なロータと、
    前記回転軸の軸長方向に、前記ロータに対向して配置されるステータと
    を備え、
    前記ロータ又は前記ステータは、バックヨークと、前記バックヨークにおける前記ステータ又は前記ロータとの対向面上に前記回転軸を中心とした周方向に並べて配置された磁極部と、前記磁極部を前記バックヨークに固定するための固定部材とを有し、
    前記固定部材は、前記磁極部の磁束が通らない位置に貫通されることにより、前記バックヨークに前記磁極部を固定するように構成されており、
    前記磁極部は、前記回転軸を中心とした半径方向に延びる対称面に関して面対称な形状であり、前記対称面に沿って前記固定部材が貫通されるように構成されており、
    前記ロータは、永久磁石と、前記永久磁石の前記バックヨークと反対側の面に配置される軟磁性体のヨーク部材とを有し、
    前記磁極部は、前記ヨーク部材であり、
    前記永久磁石は、前記対称面に関して面対称な形状を有し、
    前記固定部材は、前記ヨーク部材および前記永久磁石を貫通するように構成されており、
    前記ヨーク部材は、前記永久磁石側の面が前記永久磁石を覆うように凹状に形成されている、
    アキシャルギャップ型回転電機。
  4. 回転軸を中心として回転可能なロータと、
    前記回転軸の軸長方向に、前記ロータに対向して配置されるステータと
    を備え、
    前記ロータ又は前記ステータは、バックヨークと、前記バックヨークにおける前記ステータ又は前記ロータとの対向面上に前記回転軸を中心とした周方向に並べて配置された磁極部と、前記磁極部を前記バックヨークに固定するための固定部材とを有し、
    前記固定部材は、前記磁極部の磁束が通らない位置に貫通されることにより、前記バックヨークに前記磁極部を固定するように構成されており、
    前記磁極部は、前記回転軸を中心とした半径方向に延びる対称面に関して面対称な形状であり、前記対称面に沿って前記固定部材が貫通されるように構成されており、
    前記ロータは、永久磁石と、前記永久磁石の前記バックヨークと反対側の面に配置される軟磁性体のヨーク部材とを有し、
    前記磁極部は、前記ヨーク部材であり、
    複数の前記永久磁石は、前記対称面を挟むように互いに所定距離を隔てて面対称に配置され、
    1つの前記ヨーク部材は、前記複数の永久磁石に接するように配置され、
    前記固定部材は、前記対称面に沿って前記ヨーク部材を貫通し、前記複数の永久磁石の間を通ることにより、前記バックヨークに前記磁極部を固定するように構成されている、
    アキシャルギャップ型回転電機。
  5. 前記複数の永久磁石のそれぞれは前記バックヨークと反対側に平面部を有し、各平面部が前記対称面に関して面対称となるように前記軸長方向に対して傾斜しており、
    前記ヨーク部材は、前記平面部のそれぞれと同一角度で前記軸長方向に対して傾斜し、各平面部と面接触する複数の傾斜面を前記永久磁石側に有し、前記軸長方向に直交し、前記傾斜面のそれぞれの面積の総和よりも面積が小さい平面を前記ステータ側に有する、
    請求項に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  6. 前記永久磁石は、前記バックヨーク側の面が前記対称面に関して面対称な凸状に形成されており、
    前記バックヨークは、前記対称面に関して面対称な、前記凸状に対応する凹状部を有し、
    前記永久磁石は、前記凹状部に適合するように前記バックヨークに配置される、
    請求項1ないし3の何れかに記載のアキシャルギャップ型回転電機。
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