JP6628307B2 - 易壊プラグおよびこれを備えたバルブ機構 - Google Patents

易壊プラグおよびこれを備えたバルブ機構 Download PDF

Info

Publication number
JP6628307B2
JP6628307B2 JP2015202216A JP2015202216A JP6628307B2 JP 6628307 B2 JP6628307 B2 JP 6628307B2 JP 2015202216 A JP2015202216 A JP 2015202216A JP 2015202216 A JP2015202216 A JP 2015202216A JP 6628307 B2 JP6628307 B2 JP 6628307B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
side wall
shape memory
memory alloy
frangible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015202216A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016080173A (ja
Inventor
ディー. スミス,ポール
ディー. スミス,ポール
アラン レニー,ポール
アラン レニー,ポール
ジー. ダンスター,ロバート
ジー. ダンスター,ロバート
Original Assignee
キッダ グレイヴィナー リミテッド
キッダ グレイヴィナー リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by キッダ グレイヴィナー リミテッド, キッダ グレイヴィナー リミテッド filed Critical キッダ グレイヴィナー リミテッド
Publication of JP2016080173A publication Critical patent/JP2016080173A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6628307B2 publication Critical patent/JP6628307B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K17/00Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves
    • F16K17/40Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves with a fracturing member, e.g. fracturing diaphragm, glass, fusible joint
    • F16K17/403Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves with a fracturing member, e.g. fracturing diaphragm, glass, fusible joint with a fracturing valve member
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C37/00Control of fire-fighting equipment
    • A62C37/08Control of fire-fighting equipment comprising an outlet device containing a sensor, or itself being the sensor, i.e. self-contained sprinklers
    • A62C37/10Releasing means, e.g. electrically released
    • A62C37/11Releasing means, e.g. electrically released heat-sensitive
    • A62C37/16Releasing means, e.g. electrically released heat-sensitive with thermally-expansible links
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C37/00Control of fire-fighting equipment
    • A62C37/36Control of fire-fighting equipment an actuating signal being generated by a sensor separate from an outlet device
    • A62C37/46Construction of the actuator
    • A62C37/48Thermally sensitive initiators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K13/00Other constructional types of cut-off apparatus; Arrangements for cutting-off
    • F16K13/04Other constructional types of cut-off apparatus; Arrangements for cutting-off with a breakable closure member
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K17/00Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves
    • F16K17/40Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves with a fracturing member, e.g. fracturing diaphragm, glass, fusible joint
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/002Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by temperature variation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/02Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
    • F16K31/025Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic actuated by thermo-electric means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C3/00Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places
    • A62C3/07Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places in vehicles, e.g. in road vehicles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C35/00Permanently-installed equipment
    • A62C35/02Permanently-installed equipment with containers for delivering the extinguishing substance
    • A62C35/10Containers destroyed or opened by flames or heat

Description

バルブ機構で使用するための易壊プラグ(frangible plug)、より具体的には、流体を排出するために使用され得る使い捨て(single-use)バルブ機構が本明細書に記載されている。易壊プラグとバルブ機構は、火気抑制液のような抑制剤を放出する分野における特定の用途に供することが可能である。
本明細書に記載の実施例は、流体流動物質の制御された放出のための装置及び方法に関する。これらは、シリンダから抑制剤或いは消火剤の制御された放出に特に適しているが、これに限定されるものではない。更に、記載した装置及び方法は、排他的ではないが典型的には、航空機、列車、軍用車または商用車などの移動プラットフォーム上で使用することができるものとして、シリンダから消火剤の迅速な展開のために使用することができる。
このようなバルブは、非密封型及び密閉型の2つの主なグループに分けられる。前者は軍用車と商用車におけるサプレッサで使用される高率放出(HRD)バルブに代表される。これらは、電気機械式または発火プロトラクタであり得るもので、メイン開口機構としてフラッパーまたはポペットのいずれかで構成されている。双方のシステムは、複数の可動部品を含み、完全性のためにOリングシールに依存している。このようなバルブは、比較的高価であり、加えて、使用前にリファビッシュをしなければならない。
例えば、航空宇宙産業などでの更なる活用には、要求される環境範囲に亘って漏れを最小限にし、耐用年数を延長するために、サプレッサが密封されることを必要とする。このような密閉された消火器は、出口ダイヤフラムの外側に位置した爆薬薬包カートリッジを使用しており、動作時にディスクを破裂させて消化剤を分配ネットワークに放出し、或いは保護された発火危険区域に直接放出する。この方法は非常に高速かつ信頼性の高いものであるが、作動中にダイヤフラムが断片化する傾向があり、火工品カートリッジを使用する必要がある。これらのバルブは、定期的なメンテナンスや交換を必要とし、それに関連する取扱い、輸送及び保管の制限が絡んでくる。
本明細書に記載の実施例では、従来技術における急速な開放と自由流動特性を維持しながらも、コストを削減し、火工品カートリッジを排除し、そして必要な場合にはヘルミート性(hermiticity)のためのオプションを提供することを目指している。
ドイツ特許第19736247号には、脆性材料からなる本体を有するコンポーネントと圧電素子の使用が開示されているが、ここでは本体が圧電素子によって励磁されたときにコンポーネントの一部が破壊されるように、双方が本体に埋め込まれ積層されている。
米国特許出願公開第2010/025050号は、加熱されたときに膨張してボルトを強制的に破壊し、それによってスプリンクラーの弁を開く形状記憶要素を含む熱活性スプリンクラーバルブを開示している。
米国特許第6682521号は、形状記憶合金を使用して圧力が掛った容器を開ける多くの方法を説明している。
ヨーロッパ特許出願第14160040号には、点力による衝撃によって破断される予め決められたストレス面を有するセラミックディスクが開示されている。ディスクを蝋付けするための手段、断片化を最小限に抑える手段及び破砕後にディスクの空き部分を保持するための手段も開示されている。
ヨーロッパ特許第1582789号は、特に消火用媒体のような物質の制御に適している物質の放出を制御するための装置及び方法について説明している。記載された装置及び方法は、物質のソースに接続するための入口及び出口と共に、これらの間に延びる流路を有するハウジングを含んでいる。流路は、電流源に接続されたセラミック製ディスクからなる易壊要素によって閉じることができる。ディスクは、金属酸化物セラミックディスクであってもよく、ディスクに印加される電気パルスによって破砕することができる。
英国特許第1378079号は、破裂ディスク組立体、特に破裂ディスク組立体によって密封された開口部を有する容器を記載している。破裂ディスク組立体は、その表面層を破壊し、結果的にディスクを破砕するのに十分な力でガラスに投影された可動スパイクによって破砕される強化ガラスで構成されている。スパイクは、火工品組成物を点火することによって生じる圧力によって移動させられる。
英国特許第567120号は、流体を簡単かつ迅速に放出できるようにすることを目的とする圧力流体の容器のためのクイックリリース弁装置を開示している。弁装置は、流体容器から通じる流路を封止するためにバルブシート上に適合するように成形された弁と、同様に弁座が形成された中空体またはケーシングを備えている。鋳鉄、陶器、ガラスまたは砕け易いプラスチックから形成することができる易壊ディスクは、バルブ本体内に位置し、そのシートに弁を押し付ける作用をする支柱部材によってバルブから適切に離間されている。装置は、ディスクを破砕してバルブを解放するために使用されるプランジャーも含んでいる。ディスクはまた、炸薬を提供することにより、或いはディスクを打ち砕く爆発によって駆動される小さな弾丸を介して等の他の方法で破砕することもできる。
米国特許第7703471号には、加圧された貯蔵容器からのガス状、液状、または乾燥した材料を放出するための遠隔操作シングルアクション放出バルブが開示されている。易壊シールは、シールが無傷であるときに流路の通過をシールする弁本体内に設けられている。ソレノイドは、ソレノイドが動作したときに第一位置から第二位置へ移動可能な電機子を含むものとして記載されている。装置は、電機子が第一及び第二位置との間を移動するときに易壊シールを破砕する歯、複数の歯、或いは1個または複数のピンを含んでいる。記載されたシールは、Oリングを使用して予め決められた位置に保持され、ガラスで作製することができる。
一実施例では、バルブ機構に使用するための易壊プラグが提供され、前記易壊プラグは、第一端部を有する第一セクションと、第二端部を有する反対側の第二セクションと、第一及び第二端部との間に延在する円筒状の側壁と、前記第一セクションが前記反対側の第2セクションから破断するように前記易壊プラグの円筒状側壁に力を加えるための手段と、を備え、前記円筒形側壁に力を加えるための前記手段は、前記側壁の外周で円周方向に延在している。
更に、前記易壊プラグの円筒状側壁に力を加えるための手段は、熱を加えることにより動作させることができる。
前記易壊プラグの円筒状側壁に力を加えるための手段は、形状記憶合金アクチュエータであってもよい。
更に、前記形状記憶合金アクチュエータは、1つ以上の形状記憶合金ワイヤを含んでいてもよい。
1つ以上の形状記憶合金ワイヤは、前記易壊プラグの側壁に隣接する点で相互に圧着または溶接される。
前記形状記憶合金アクチュエータは更に、1つ以上の二次金属ワイヤを含んでいてもよい。
更に、側壁に溝が形成され、前記形状記憶合金アクチュエータを前記溝内に位置させてもよい。
別の実施例では、易壊プラグは更に、プラグの第二端部に開放端を有する凹部を備え、前記プラグは予め決められた破断面を備え、予め決められた前記破断面に沿って破断するように前記プラグは構成されており、予め決められた前記破断面が前記側壁の外周の周りに延在し、凹部の閉じた端部はプラグ内で円筒状の側壁の内面と共にこれらの間で延在し、前記易壊プラグの側壁の内周の周りに延在する予め決められた破断線を提供するために、前記予め決められた前記破断面は凹部内の側壁と交差している。
更に、溝が予め決められた破断面に形成されてもよく、1つ以上の形状記憶合金ワイヤが溝内に配置される。
溝は、第一面取り部に隣接する第一セクションに配置することができる。
前記凹部の直径は凹部の開口端でよりも凹部の閉塞端で小さくしてもよく、前記側壁の外面は第一面取り部を有し、前記側壁の内面は第二面取り部を有し、前記外側表面の面取り部の最小直径を有する部分は、前記内面の面取り部の最大直径を有する部分と同一平面内に置くことができる。
別の実施例では、入口ポート及び出口ポートと、これらの間に延在する流路を有するバルブ本体並びに上述のような易壊プラグと、を備え、無傷のときには前記プラグが流路をブロックするようにバルブ本体内に保持され、前記易壊プラグが破断されたときには流体が入口ポートから出口ポートへ流れるバルブ機構が提供される。
更に、前記易壊プラグの第一端部は前記出口ポートと連通してもよく、前記易壊プラグの第二端部は前記入口ポートと連通していてもよい。
バルブ機構で使用するための改良された易壊プラグ及びバルブ機構の実施例が添付の図面を参照して此処に説明される。
易壊プラグを示す図である。 図1Aの易壊プラグの断面A−Aの図である。 図1Bの易壊プラグの断面Bの詳細図である。 均一な圧力が弁の入口ポートと連通しているプラグの部分に加えられた場合の、図1A〜1Cに示したプラグの主応力分布を、有限要素解析(FEA)を用いて示している。 形状記憶合金と圧着手段を示す図である。 図2に示したものに対する代替的な形状記憶合金を示している。 図2に示したものに対する代替的な形状記憶合金を示している。 図2、図3A及び図3Bに示したものに対する代替形状記憶合金を示している。 図2、図3A及び図3Bに示したものに対する代替形状記憶合金を示している。 図1A〜1Cの易壊プラグを含むバルブ機構を示している。 図1A〜1Cの易壊プラグを含むバルブ機構を示している。
一般的に、易壊プラグ10は、バルブ機構(後述する)の入口ポートから出口ポートの間に備えられている。易壊プラグは、入口ポート及び出口ポートとの間の弁に跨ってシールを形成することにより、易壊プラグが起動するまで流体が導管を通って流れるのを阻止する。易壊プラグが起動されると、流体はバルブ機構の入口ポートから出口ポートに導管を通って流れることが可能となる。
概して、易壊プラグ10は円筒形の側壁を有しており、易壊プラグの円筒状の側壁に力を加えるための手段が提供され、これは円筒状の側壁の周りで周方向に延在する。プラグに力を加えるための手段が起動されると、流体が入口ポートから出口ポートに導管を通って流れることができるように、易壊プラグが破断する。
易壊プラグの一実施例を図1A〜1Cに示すが、プラグが後述する「トップハット(top hat)」構成以外の形態で成形されてもよいことが想定される。重要なことは、易壊プラグがプラグの円筒状側壁に力を印加する手段を有すること、及び力を印加する手段が円筒形の側壁の周りで円周方向に延在していることである。
本明細書に記載の易壊プラグは、例えばアルミナのような脆いセラミック材料から作製してもよいが、同様に任意の脆いガラス質またはポリマー材料で形成することもできる。
本明細書に記載され図1A〜1Cに示される易壊プラグの一実施例は、「トップハット」の一般的な形状である。この実施例では、プラグは、第一端部14において一般的に平坦である連続して閉鎖した第一面13を有するものとして見てとれる。プラグの第一表面は、本明細書中では平坦であるものとして記載されているが、その必要はなく、表面は湾曲形状、或いはドーム型など他の形状の可能性もある。プラグはまた、反対側の第二端部12を有している。第一端部及び第二端部14,12における面の外周は、本実施形態では一般的に円形であるが、選択された設計に応じて他の形状を使用することは可能である。プラグは更に、第一及び第二の互いに反対側の端部14,12の間に円筒状に延在する外側表面30を備えた側壁16を有している。
図1Aに見られるように、プラグは、第一端部14を含む第一セクション1及び第二端部12を含む第二セクション2を有している。
詳しくは、図1A〜1Cに示すプラグの側壁16の外面30は3つの部分15,17,19からなり、互いに異なる直径、従って互いに異なる円周を有している。図1A〜1Cに見られるように、プラグの端部17,19のいずれかにおいて実質的に均一な直径及び円周部分があり、これらを挟んで直径が減少/増加する第一傾斜部分つまり面取り部分、或いはフランジ15を伴っている。第二端部12における円筒部の外周は第一端部のそれよりも大きく、これによって、「トップハット」形状の「つば」となるべきものを創り出す。本明細書に示される実施例の側壁外面の端部は、一般的に均一な直径のものであるが、直径は完全に均一である必要はない。
第一部分17に接続される側壁16の第二部分15は、面取りされて第一部分17から外向きの角度で延びており、これによって第二端部12の方向18において増加する直径を含んでいる。第二部分15は、第三部分19と接触しており、この第三部分19は一般的に直径が均一であり形状は円筒であって外側壁の第一部分17に一般的に平行に延びている。従って、この第三部分19は、フランジまたは「トップハット」形状の「つば」を形成し、示された実施例では一般的に均一な直径を有している。側壁16の外径は、第三部分19において最大である。
プラグの第一セクション1は、第一部分17を含んでいる。プラグの第二セクション2は、第二部分15と第三部分19を含んでいる。
上述したように、プラグは第一端部14において第1の閉鎖された連続的な表面13を有しているが、プラグの反対側の第二端部12は、図1Bに示されるように、プラグ内に延在して、そのほぼ中央に位置する円筒状の凹部22の開口部を画成している。
例えば、図1Bに見られるように、凹部22は、プラグの第二端部12において開口端26を有し、プラグ内に閉鎖端20を有し、及びこれらの間に延在する円筒状の側壁16の内面23を有している。図1Bに見られるように、凹部の閉鎖端部20における円筒壁の直径と円周は、開放端部26における壁の直径と円周よりも小さい。
より詳細には、円筒状の凹部22は、プラグの第二端部12において第2の面11から第一端部14の方向に延在する内側面を有する側壁によって形成される。プラグの凹部にある内側面、或いは側壁23は、円筒状に延在し、かつ第二端部12から概して均一な直径の第一部分24及びプラグの第2の面11からなっている。これは必要ではないが、上述したように、側壁内面のこの第一部分24はまた、側壁の外面の端部17、19に概して平行な方向に延在している。側壁の内側表面23もまた、直径がプラグの第一端部14に向かって減少するように面取りされた第二部分21と、凹部22の閉鎖端20における面25と、を含む。
従って、凹部22は、第2の面11における凹部の開放端26よりも小径で小円周を呈する表面25を有する閉鎖端20で終端している。図においては、凹部22の閉鎖端20での面は平坦なものとして示されているが、この必要はなく、任意の形状表面を使用すること可能である。
上述したように、側壁16の外面は第一面取り部15を有し、側壁の内面23は、第二面取り部21を有している。
図面で見ることができるように、外側表面の面取り部の最小の直径を有する部分は、内面の面取り部分の最大の直径を有する部分と同一平面上にある。
上記は「トップハット」形状の易壊プラグの配置を説明しているが、他の構成及び形状が後述する円筒状の側壁に力を加えるための手段と組み合わせて使用され得ることが想定される。重要なのは、円筒状の側壁に力を加えるための手段がシールの破壊を引き起こして、流体が入口ポートから出口ポートに流れることを可能にさせることにある。
図1A〜1Cに示すように、易壊プラグはまた、第1セクション1が第2セクション2から破断するように、プラグの円筒形の側壁16に力を印加するための手段100を備えている。円筒形の側壁16上に力を印加するための手段100は、図1Aに示すように側壁16の外周の周りに延在している。
プラグの円筒状の側壁16に力を印加するための手段100の一実施例が図1A〜1C及び図2に示されている。図示された実施例では、これは加熱時に形状を変化させるエレメントであり、例えば形状記憶合金アクチュエータを用いてもよい。これらの図に示す実施例において、形状記憶合金アクチュエータは、側壁16の外周、特に、脆性な円周線周り、つまり予め決められた破断面90に沿って延在する形状記憶合金ワイヤである。形状記憶合金ワイヤは、ニチノール(商標)のようなニッケルチタン合金から作製してもよいが、当該技術分野で公知の他の形状記憶合金材料から作製することもできる。形状記憶合金ワイヤは活性化されたときに、形状を変化させ直径が拡大する。いくつかの実施例では、形状記憶合金ワイヤは、合金の温度を上昇させることによって活性化される。例えば、形状記憶合金ワイヤは、電気ジュール加熱により動作されるために、電源に接続してもよい。電源の例としては、定電流源または電流制限型DC電源とすることができる。
図1Aに示す実施例では、形状記憶合金ワイヤ100は側壁16の周囲に延在し、予め決められた破断面90と同一平面になるように配置されている。形状記憶合金ワイヤは、ワイヤの動きと収縮が拘束されるように側壁16の周囲の位置に維持される。一実施例では、形状記憶合金ワイヤ100がクリンプコネクタ105によって圧着され、形状記憶合金ワイヤ100を側壁16の周囲の位置に固定している。実施例としては、クリンプコネクタ105のようなものを示しているが、形状記憶合金ワイヤは、溶接などのような他の手段によって固定してもよい。
形状記憶合金ワイヤ100は、予め5%から10%ほど歪まされていてもよい。形状記憶合金ワイヤ100は、例えば電気ジュール加熱により、変態温度以上に加熱されると、ワイヤ100は、長さが収縮し直径が拡大することにより歪みを回復しようと試みるようになる。しかし、歪み回復はクリンプコネクタ105よって制約され、従って、大きな局所的な応力(例えば、〜400MPa)が、全ての接触ポイントで周側壁16に分け与えられることになる。この応力が脆性破壊を開始し、プラグの第二セクション2からの第一セクション1の破断が引き起こされる。ワイヤ100は、プラグの側壁16の周囲を始めから終わりまで効果的に「カット」し、粉砕後のフラグメントの数を減らしてクリーン・ブレーク(きれいさっぱりとした作業)を提供する。一例として、NiTi系合金は−50℃〜95℃の間の変態温度を有している。しかし乍ら、110℃を超える変態温度を有する例えばNiTiNbのような他の合金も、同様に使用することができる。
図1B及び1Cに示すように、溝110をプラグの側壁16に形成してもよい。形状記憶合金ワイヤ100を、圧着または溶接する前に、溝110内に配置してもよい。溝110は、形状記憶合金ワイヤ100が予め決められた破断面90内に配置されることを可能とし、形状記憶合金ワイヤ100の運動及び収縮を拘束する。形状記憶合金ワイヤ100が例えばクリンプコネクタ105によって圧着(または溶接)された後、形状記憶合金ワイヤ100は、例えば上述したように、変態温度以上に加熱される。
プラグ10は、シールを破壊するために活性化されたときに、プラグが当該平面に沿って壊れ易い平面(破断面)を有するように構成することができる。説明した実施例では、壊れ易い面はテーパ形状に起因し得るものであり、これは結果的に薄肉部となっている。壊れ易い面は上述したような「トップハット」構成により形成し得る可能性がある。
外側と内側の表面がその幾何学的形状の急激な変化を呈している易壊プラグ10の形状に起因して、易壊プラグ10の凹部内の流体によって圧力が加えられると応力がプラグ10の表面上に引き起こされることとなり、この応力が予め決められた面に集中する。そして、予め決められた面に力を加えることでシールを破壊することができる。その後、流体は入口ポートから出口ポートへ流れることができるのである。
上述したように、側壁の外面と内面はその幾何学的形状の急激な変化を呈しており、特に、側壁外面の面取り部分の最小の直径を有する部分が、側壁内面の面取り部の最大の直径を呈する部分とほぼ同一平面にある事実によって、均一な圧力がプラグの第2の端部12に加えられたとき、特に凹部22に圧力が印加されたときに、応力が発生して予め決められた平面に集中させることができる。例えば、凹部22内の流体により印加される均一な圧力は、結果的に主要なつまり増加した応力(周辺エリアに比較して)平面90をもたらすこととなる。
この実施例では、図1Bに見られるように側壁30の外表面に存在する面取り部と凹部23の側壁内面に存在する面取り部との相対的な位置関係ならびに対応する直径及び外周の関係により、プラグの側壁の厚さがこの面で最小であるため、脆性化されたつまり壊れ易い面90は、この場所で発生し得る。
この予め決められた平面とプラグ側壁の外面との交点が図1Dに見てとることができるが、図は、凹部22に流体が存在することにより均一な圧力がプラグの第2の端部12に印加された場合のプラグの主応力分布を示している。
従って、この予め決められた平面90は、プラグの内側表面23(凹部22内の)とプラグの側壁外面16の双方が交差する脆性な領域を提供することができ、例えば図1Dに示すようにプラグの側壁周りに延在する脆性線90となる。そして、この予め決められた平面90は、プラグの脆性破壊の位置及び形状を事前に決めるため、本明細書では予め決められた破断面と称される。
他の実施例では、壊れ易い面90は、異なる構造、或いは例えば異なる材料または組成物によって形成することが可能であろう。勿論、壊れ易い面90が昜壊プラグ内に存在している必要はない。
力を加えるための手段100は、プラグを破断するのを助けるために脆性な外周線つまり所定の破断面の周りに延在するように配置されてもよい。図1Aに示す実施例では、予め決められた破断面90と同一平面内にあるように、形状記憶合金ワイヤが配置されている。
また、上述の溝110は、プラグの予め決められた破断面90に形成することができる。従って、溝110は予め決められた破断面90において側壁16の外周の周りに延在している。
それ故、予め決められた破断面を有するプラグへの力の印加は、このような予め決められた破断面を持っていないプラグに比べて非常に優れたクリーン・ブレークをもたらす結果につながる可能性がある。
図2は、形状記憶合金ワイヤ100の一実施例を示す。この実施例の形状記憶合金ワイヤ100は、2つの形状記憶合金ワイヤ100’,100”からなる。形状記憶合金ワイヤ100’は、半円形でプラグの側壁16の外周の周りに延在する。記憶合金ワイヤ100”は、形状記憶合金ワイヤ100’と対向する半円形でプラグの側壁16の外周の周りに延在している。形状記憶合金ワイヤ100’,100”は、プラグの周りで円を形成するために結合されクリンプコネクタ105によって圧着(または溶接)されている。形状記憶合金ワイヤは、任意の数で使用され得ることが留意されるべきである。同様に、形状記憶合金ワイヤの巻線を側壁16の外周に配置することもできるであろう。
図3A及び図3Bは、形状記憶合金のための代替的な構成を示している。上述したように、形状記憶合金ワイヤ100’,100”は溶接または圧着することができる。しかし乍ら、図3A及び図3Bに示す構成では、溶接または圧着する必要はない。
図3Aに示すように、形状記憶合金30は連続的であってもよく、この実施例では、形状記憶合金ワイヤ300が提供される。図示された実施例においては、ワイヤ300はリング状のものとして提供される。勿論、プラグ側壁16の円周方向の周りに適合するような他の形状が提供されてもよい。形状記憶合金30は、上述したように電力供給源に接続されるべき電気接点310を備えていてもよい。図3Aに示される実施例では、電気接点310は、形状記憶合金ワイヤ300上で対向配置されている。勿論、電気接点は形状記憶合金ワイヤ300上のどこにでも設けることができる。上述したように、電気接点310は電力供給源に接続され、熱が形状記憶合金ワイヤ300に印加されるようになっている。次いで、プラグの破断を引き起こすために形状記憶合金ワイヤ300は膨張することが可能となる。
図3Bは、図3Aに示すような形状記憶合金30の更に別の構成を示している。この例では、形状記憶合金31は上述したように形状記憶合金ワイヤ300と電気接点310を有している。また、形状記憶合金31は、プラグを破断するのを助長する部分302を有している。部分302は、形状記憶合金ワイヤ300上に設けられ、形状記憶合金ワイヤ300から内側に向かっている。図3Bに示す実施例では、部分302は、プラグの側壁16に当接することができる針状の突起である。形状記憶合金ワイヤ300が加熱されると、ワイヤ300は直径が膨張して長さが収縮し、これによってプラグの側壁16に力を与える。針状突起302は、ワイヤが加熱されたときにプラグを破断するのを助ける。
図4A及び図4Bは、形状記憶合金のための更なる代替的な構成を示している。図4Aは形状記憶合金40を示している。図示される実施例では、2本の二次的金属ワイヤ400,401がプラグの周囲に延在している。二次的金属ワイヤ400,401は、この実施例では形状が半円形であるが、他の形状であってもよい。図4Aに示すように、形状記憶合金410,411は、プラグ側壁16の周りで所定の位置に二次的金属ワイヤ400,411を保持するように構成することができる。例えば、第1の単一な形状記憶合金ワイヤ410は、二次的金属ワイヤ400,401の端部に巻きついていてもよい。第2の形状記憶合金ワイヤ411は、二次的金属ワイヤ400,401の反対側の端部に巻きついていてもよい。第1及び第2の形状記憶合金ワイヤ410,411は、易壊プラグの側壁16の周りで所定の位置に二次的金属ワイヤ400,401を保持する。勿論、複数の形状記憶合金ワイヤを二次的金属ワイヤの端部に巻き付けてもよい。
電気接点405は、図3A及び図3Bの形状記憶合金と共に、二次的金属ワイヤ400,401上に配置される。電気接点405は、二次的金属ワイヤ400,401に熱を供給するための電源に接続することができる。熱は二次的金属ワイヤ400,401を介して、形状記憶合金ワイヤ410,411へ伝導し、形状記憶合金ワイヤ410,411の膨張を引き起こす。形状記憶合金ワイヤ410,411が膨張するので、二次的金属ワイヤ400,401は互いに引き寄せられ、プラグの側壁16に対して力を与えてプラグを破断することとなる。
図4Bは、図4Aに示した形状記憶合金30の更に別の構成を示している。この実施例では、二次的金属ワイヤ400,401が形状記憶合金ワイヤ410,411でプラグ側壁16の周囲の位置に保持されている。また、二次的金属ワイヤ400,401は、上述のように電気接点405を備えていてもよい。加えて、二次的金属ワイヤ400,401は、プラグを破断するのを助ける部分402を備えていてもよい。部分402は、二次的金属ワイヤ400,401に設けることができ、二次的金属ワイヤ400,401から内側に向かっている。勿論、部分402は二次的金属ワイヤから分離していてもよく、二次的金属ワイヤ400,401によって所定の位置に支持ないし保持することができる。部分402は、金属または非金属材料のいずれかから作製することができる。形状記憶合金が活性化されると、二次的金属ワイヤ400,401は、プラグの破断を支援するために部分402に力を与える。図4Bに示す実施例では、部分402は、プラグの側壁16に当接することができる針状の突起である。形状記憶合金ワイヤ410,411が加熱されると、ワイヤ410,411は膨張し、二次的金属ワイヤ400,401は互いに引き寄せられ、プラグの側壁16上に力を加えることが可能になる。針状突起302は、形状記憶合金ワイヤ410,411が加熱されたときに、プラグを破断するのを助ける。一例として、図4A及び図4Bの二次的金属ワイヤ400,401は鋼で作製してもよい。しかし乍ら、他の任意の適切な導電体を用いることも可能であろう。
図5A及び5Bは、入口ポート52と出口ポート54、及びそれらの間に延びる流路56を有するバルブ本体50を備えたバルブ機構5を示している。易壊プラグ10は、図1A〜1Cに関連して説明したように、無傷である状態では入口ポートと出口ポートの間の流路56を遮断し、入口ポート52から出口ポート54に流体が流れるのを防ぐために、バルブ本体50内に保持されている。
易壊プラグ10は、図1A〜1Cに示され上述したように、第一表面14を有している。第一表面14は、上述したように、使用中は出口ポート54と連通している。プラグ10は、先に言及したように、反対側の第二端部12を有しており、この第二端部12は、バルブ機構の入口側にあり、使用時には入口ポート52と連通している第二表面を有する。
いくつかの実施例では、プラグの少なくとも一部の側壁16外周面が、バルブ本体自体の内壁に接触することができ、或いは他の手段によってバルブ本体内に保持されてもよく、更に、プラグ側壁の外周及び/またはプラグの第二端部及び/またはプラグ内の凹部側壁との間のシールを含んでいてもよい。
これは、プラグの第一端部が閉じられているという事実と組み合わされることで、バルブ本体の入口ポート及び出口ポートとの間にシールを提供し、従ってプラグが無傷である場合、入口ポート52及び出口ポート54との間の流路を閉じている。
プラグ10は、プラグ外周面の一部がバルブ本体の内面にシールされているように、上述したとおりバルブ本体内に保持されている。これは、中間の低膨張金属合金を介してバルブ本体にセラミックをろう付けすることによって達成することができる。これにより、セラミックとバルブ本体との間に気密シールが提供される。中間の低膨張金属合金の例は、コバールジョイント(商標)である。他の密封手段を用いてもよく、例えば29%のニッケル及び17%のコバルトを含有する鉄ニッケルコバルト合金が挙げられる。
更なる実施例として、プラグの側壁16は、図1Bに示すように形状記憶合金100の両側に分かれた2つのセクション1,2を提供する。バルブ本体50との間のシールは、図1Bに示すように、これらのセクションの一方のみに、すなわち第二セクション2に提供される。これは、予め決められた破断面の入口ポート側にあるプラグのセクションであり、外側面の面取り部15と、プラグの第二端部12にある外表面の部分19と、を含むもので、後者はプラグの第一の端部14の直径よりも大きい均一な直径(すなわち、トップハット形状の「つば」)を有している。第二セクションはまた、プラグの第二端部から側壁の内面が面取りされている点まで延びている凹部22の均一な直径の部分24を含んでいる(図1B参照)。
例えば上述した形状記憶合金エレメント100を使用してプラグへ衝撃力を印加すると、プラグの破断が側壁16を横切って発生し、形状記憶合金エレメント100側に位置するプラグの第一セクション1が破断して離脱する。第一セクション1は、バルブ本体50の内壁にはシールされておらず、この実施例では、プラグの残りの部分よりも小さい外径を有している。バルブ本体の内面にシールを備えるプラグの第二セクション2は、一般的にそのまま残る。従って、これはプラグ内の所定の位置にきれいな(妨げのない)開口を提供することになる。
このようなきれいな開口の形成によって、入口ポート及び出口ポートの間の流路が開放され、凹部に含まれる物質は出口ポートを介して排出することができるようなる。
作動時にはプラグが形状記憶合金を用いて側壁を通して「カット」されるため、弁の入口52ポートと出口54ポート間に妨げのない開口部を作成することができ、従って上述のバルブ機構は、単回使用、或いは修理可能であって、従来のバルブ機構よりも著しい利点を提供する。
予め決められた破断面90が設けられている実施例では、予め決められた破断面90は流れ方向にほぼ垂直に置かれているので、入口ポート52側に加えられた圧力による破裂や破砕に対する易壊プラグの耐性は最大化される。
また、このバルブ機構は部品点数及び弁の設計の複雑さを最小化することができ、これによってバルブ機構のコストを削減することが可能になる。更に、既知の装置及び方法の迅速な開口と自由な流れ特性を保持しつつ、火工品カートリッジの必要性を除去し、必要とあればヘルミート性を提供する。
易壊プラグは、例えば、脆性セラミック、或いはガラス質またはポリマー材料のような脆性材料から作製することができる。アルミナセラミックディスクの場合、材料が96%高密度アルミナAl2O3セラミックを含んでいてもよい。
シールのこれらの新しいタイプは、エルミート性を提供しながらも構成要素の数及び弁の設計の複雑さを最小限に抑え、従ってコストを低減し、より高い信頼性を提供するため既知のバルブ機構よりも有意な利点をもたらす。

Claims (10)

  1. バルブ機構で使用するための易壊プラグであって、前記易壊プラグは、
    第一端部を有する第一セクションと、第二端部を有する反対側の第二セクションと、前記第一と第二端部との間に延在する円筒状の側壁と、
    前記第一セクションが前記反対側の第二セクションから破断するように前記易壊プラグの円筒状側壁に力を加えるための手段と、を含み、前記円筒側壁に力を加えるための前記手段は、前記側壁の外周の周りで円周方向に延在し、
    前記易壊プラグの円筒状側壁に力を加えるための前記手段は、形状記憶合金アクチュエータであり、前記形状記憶合金アクチュエータは、1つあるいは複数の形状記憶合金ワイヤを含み、前記1つあるいは複数の前記形状記憶合金ワイヤが、前記易壊プラグの側壁に隣接する点で相互に圧着または溶接されている、易壊プラグ。
  2. 前記易壊プラグの円筒状側壁に力を加えるための前記手段は、熱を加えることで動作する、請求項1に記載の易壊プラグ。
  3. バルブ機構で使用するための易壊プラグであって、前記易壊プラグは、
    第一端部を有する第一セクションと、第二端部を有する反対側の第二セクションと、前記第一と第二端部との間に延在する円筒状の側壁と、
    前記第一セクションが前記反対側の第二セクションから破断するように前記易壊プラグの円筒状側壁に力を加えるための手段と、を含み、前記円筒状側壁に力を加えるための前記手段は、前記側壁の外周の周りで円周方向に延在し、
    前記易壊プラグの円筒状側壁に力を加えるための前記手段は、形状記憶合金アクチュエータであり、前記形状記憶合金アクチュエータは、1つあるいは複数の形状記憶合金ワイヤを含み、前記形状記憶合金アクチュエータは、更に1つあるいは複数の二次的合金ワイヤを備える、易壊プラグ。
  4. 溝が前記側壁に形成され、前記形状記憶合金アクチュエータが前記溝内に位置している、請求項1〜3のいずれかに記載の易壊プラグ。
  5. 前記易壊プラグは、更に、
    前記プラグの第二端部に開放端を有する凹部を備え、
    前記プラグは予め決められた破断面を含み、前記プラグは予め決められた破断面に亘って破断するように構成され、予め決められた前記破断面は側壁の外周の周りに延在し、
    前記プラグ内で前記円筒状側壁の内面と共にこれらの間で延在する閉じた端部を備え、前記易壊プラグ側壁の内周の周りに延在する予め決められた破断線を提供するために、予め決められた前記破断面は前記凹部内の側壁と交差している、請求項1に記載の易壊プラグ。
  6. 溝が、予め決められた前記破断面に形成され、1つあるいは複数の前記形状記憶合金ワイヤが前記溝内に配置される、請求項に記載の易壊プラグ。
  7. 前記溝は、第一の面取り部分に隣接する第一セクションに配置される、請求項に記載の易壊プラグ。
  8. 前記凹部の直径は、前記凹部の開口端よりも前記凹部の閉塞端において小さく、
    前記側壁の外面は第一の面取り部を有し、前記側壁の内面は第二の面取り部を有し、
    前記外面の面取り部の最小の直径を有する部分は、前記内面の面取り部の最大直径を有する部分と同一平面内にある、請求項5〜7のいずれかに記載の易壊プラグ。
  9. バルブ機構であって、
    入口ポートと出口ポート及びこれらの間に延在する流路を有するバルブ本体と、
    請求項1〜のいずれかに記載の易壊プラグと、を備え、無傷のときは前記プラグが前記流路をブロックするように前記バルブ本体内に保持され、易壊プラグが破断されたときは、流体が前記入口ポートから前記出口ポートへ流れるバルブ機構。
  10. 前記易壊プラグの第一端部は前記出口ポートと連通しており、前記易壊プラグの第二端部は前記入口ポートと連通している、請求項に記載のバルブ機構。
JP2015202216A 2014-10-13 2015-10-13 易壊プラグおよびこれを備えたバルブ機構 Active JP6628307B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB1418080.6A GB2531265A (en) 2014-10-13 2014-10-13 A frangible plug for use in a valve mechanism
GB1418080.6 2014-10-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016080173A JP2016080173A (ja) 2016-05-16
JP6628307B2 true JP6628307B2 (ja) 2020-01-08

Family

ID=52001326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015202216A Active JP6628307B2 (ja) 2014-10-13 2015-10-13 易壊プラグおよびこれを備えたバルブ機構

Country Status (8)

Country Link
US (1) US9970561B2 (ja)
EP (1) EP3009720B1 (ja)
JP (1) JP6628307B2 (ja)
CN (1) CN105508710B (ja)
BR (1) BR102015025862A2 (ja)
CA (1) CA2908145C (ja)
ES (1) ES2672594T3 (ja)
GB (1) GB2531265A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB201520374D0 (en) * 2015-11-19 2016-01-06 Moog Controls Ltd A method for releasing a fluid from a pressure vessel assembly
EP3835635A1 (en) 2019-12-13 2021-06-16 Goodrich Corporation Pneumatic valve with rupturable membrane

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2173627A (en) * 1939-02-09 1939-09-19 Victor Metal Products Corp Single dose collapsible tube
GB567120A (en) 1943-07-13 1945-01-29 Kidde Walter Co Ltd Improvements in quick release valves
US3225970A (en) * 1964-10-02 1965-12-28 William J Rooney Container closure with integral spout
GB1378079A (en) 1972-05-22 1974-12-18 Ici Ltd Bursting disc assembly
US3927791A (en) * 1974-08-05 1975-12-23 Welcome D Hershberger Fusible plug
JPS63111381A (ja) * 1986-10-27 1988-05-16 Toshiba Corp 原子力プラント用破断開放弁
FR2619731B1 (fr) * 1987-09-02 1989-12-29 Matra Dispositif de rupture d'ampoule
CA2027690A1 (en) * 1990-10-18 1992-04-19 Christian Laing Plastic ampul
DE19736247A1 (de) 1997-08-20 1999-02-25 Temic Bayern Chem Airbag Gmbh Bauteil mit einem Körper aus einem spröden Werkstoff
AU2492199A (en) * 1998-02-03 1999-08-16 Board Of Trustees Of Michigan State University Thin film fluid control systems and method of fabricating the same
US6682521B2 (en) * 2000-03-23 2004-01-27 Dennis N. Petrakis Temperature activated systems
US7280016B2 (en) * 2003-02-27 2007-10-09 University Of Washington Design of membrane actuator based on ferromagnetic shape memory alloy composite for synthetic jet actuator
ATE340324T1 (de) * 2003-12-23 2006-10-15 Techspace Aero Sa Ventil für raumfahrtanwendungen mit sma-aktor
GB2412583B (en) * 2004-03-30 2007-09-26 Kidde Ip Holdings Ltd Devices and methods for controlling the release of a substance
US7260932B1 (en) * 2006-03-06 2007-08-28 Therafuse, Inc. Shape memory alloy latching valve
US8684101B2 (en) 2007-01-25 2014-04-01 Tini Alloy Company Frangible shape memory alloy fire sprinkler valve actuator
US7703471B2 (en) 2007-05-25 2010-04-27 Tsm Corporation Single-action discharge valve
US8499779B2 (en) * 2008-01-16 2013-08-06 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics Space Administration Systems, methods and apparatus of a nitinol valve
JP5738776B2 (ja) * 2009-03-03 2015-06-24 ヘキサゴン テクノロジー アーエス 圧力逃がし弁のための形状記憶合金トリガー
EP2314902A3 (en) * 2009-10-21 2012-04-25 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Fluid control valve
US8622070B2 (en) * 2011-01-10 2014-01-07 Kidde Technologies, Inc. Valve release mechanism
US9212754B2 (en) * 2013-03-12 2015-12-15 A. Raymond Et Cie Shape memory alloy valve
US9261200B2 (en) * 2013-03-15 2016-02-16 Kidde Technologies, Inc. Valve mechanism with frangible plug

Also Published As

Publication number Publication date
CN105508710B (zh) 2022-01-28
ES2672594T3 (es) 2018-06-15
EP3009720B1 (en) 2018-05-16
CA2908145A1 (en) 2016-04-13
US20160102774A1 (en) 2016-04-14
BR102015025862A2 (pt) 2016-05-24
CA2908145C (en) 2022-09-06
EP3009720A1 (en) 2016-04-20
GB201418080D0 (en) 2014-11-26
GB2531265A (en) 2016-04-20
JP2016080173A (ja) 2016-05-16
US9970561B2 (en) 2018-05-15
CN105508710A (zh) 2016-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5474083B2 (ja) 撃力動作バルブ
EP1582789B1 (en) Rupture disc
US3209937A (en) Electrical actuator for opening the outlet of a pressure vessel
US7703471B2 (en) Single-action discharge valve
EP2778486B1 (en) Valve mechanism with frangible plug
US3111133A (en) Explosive actuated normally closed valve
US9746092B2 (en) Valve assembly, in particular for space travel drive systems, which is closed when not actuated
JP6628307B2 (ja) 易壊プラグおよびこれを備えたバルブ機構
JP6689654B2 (ja) パイロ弁
EP3026309B1 (en) Frangible diaphragm for use in a valve mechanism
KR20170012215A (ko) 가스 발생기
WO2015060081A1 (ja) 破裂板およびそれを使用したインフレータ
EP2777774B1 (en) A valve mechanism comprising an improved means of filtering
EP2965786B1 (en) Burst disk puncture pressure-imbalance actuator for a fire extinguisher
CA2896600C (en) Motorized actuator for a fire extinguisher
CN105816980B (zh) 用于启动灭火器的弹簧筒夹机构
WO2016051998A1 (ja) ガス発生器
WO2016189971A1 (ja) ガス発生器
JPH03272780A (ja) 消火剤貯蔵用圧力容器の開封装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6628307

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250