JP6627998B1 - 太陽電池モジュール用裏面保護シート及び太陽電池モジュール - Google Patents
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Abstract
Description
次に、図2を用いて本実施の形態による裏面保護シート20について説明する。裏面保護シート20は、上述した太陽電池モジュール10に用いられるものであり、全体として黒色の外観を呈している。なお、黒色とは、無色彩の黒のみでなく、暗い灰色、色味を帯びた黒や暗い灰色も含まれる。色味を帯びた黒や暗い灰色として、例えば、赤みの黒や暗い灰色、黄みの黒や暗い灰色、緑みの黒や暗い灰色、青みの黒や暗い灰色、紫みの黒や暗い灰色、などがあげられる。
第1層21は、例えば白色顔料を含む樹脂シート又は白色顔料を含むコート層(塗布膜や印刷膜)を形成した樹脂シートからなり、近赤外線を反射する白色樹脂層であっても良い。第1層21は、第2黒色層25、第2層22及び第1黒色層24を透過してきた近赤外線を反射する反射層であっても良い。第1層21が近赤外線を反射することにより、太陽電池モジュール10の発電効率向上に寄与する。なお、白色とは、無色彩の白のみでなく、うすい灰色、色味を帯びたうすい灰色も含まれる。なお、本明細書では、樹脂をシート状に加工したものの名称として樹脂シートという用語を使用するが、この用語は、樹脂フィルムも含む概念として使用される。
第1黒色層24は、主として第1層21と第2層22とを互いに接着する接着層であっても良く、黒色接着剤層であっても良い。本実施の形態において、第1黒色層24は、第1層21の上面(受光面側の面)、又は、第2層22の下面(受光面と反対側の面)に塗布された黒色接着剤が積層後に硬化することによって形成される。
第2層22は、第1黒色層24と第2黒色層25との間に介在されている。第2層22は、裏面保護シート20の強度を増すとともに、第1黒色層24及び第2黒色層25の両方を受光面側から視認できるようにする機能を有する。このため、第2層22には、近赤外線及び可視光線を透過する透明中間層であっても良い。第2層22は透明又は半透明であっても良い。このような観点から第2層22には、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を用いることが好ましい。これらの樹脂の中でも、とりわけ透明性が高く意匠性の面で優れるPETを、特に好ましく用いることができる。なお、「近赤外線を透過する」とは、第2層22において波長750nm以上1500nm以下の全光線透過率が80%以上であることを意味する。また、「可視光線を透過する」とは、第2層22において波長380nm以上750nm以下の全光線透過率が80%以上であることを意味する。
第2黒色層25は、主として第2層22と第3層23とを互いに接着する接着層であっても良く、黒色接着剤層であっても良い。本実施の形態において第2黒色層25は、第2層22の上面(受光面側の面)、又は、第3層23の下面(受光面と反対側の面)に塗布された黒色接着剤が積層後に硬化することによって形成される。
第3層23は、エチレン−酢酸ビニルアルコール共重合体樹脂(EVA樹脂)、又はポリエチレン等のポリオレフィンを使用した背面封止材層14と、裏面保護シート20との接着性を向上させる機能を有しても良い。また、第3層23は、透明密着層であっても良い。第3層23には、第1層21で反射された近赤外線を透過するものであること、また、意匠性の要請より可視光を透過する透明若しくは半透明であるものであっても良い。このような観点から第3層23には、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(LLDPE)等のポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)等を用いることが好ましい。これらの樹脂のなかでも、とりわけ低密度ポリエチレン(LDPE)を好ましく用いることができる。なお、「近赤外線を透過する」とは、第3層23において波長750nm以上1500nm以下の全光線透過率が80%以上であることを意味する。また、「可視光線を透過する」とは、第3層23において波長380nm以上750nm以下の全光線透過率が80%以上であることを意味する。なお、第3層23の厚みは、例えば30μm以上120μm以下とすることが好ましく、40μm以上80μm以下とすることがより好ましい。
裏面保護シート20は、第1層21と第2層22の間に第1黒色層24を設けるとともに、第2層22と第3層23の間に第2黒色層25を設け、これらの層をドライラミネート加工により製造することができる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
上記において、第1黒色層24と第2黒色層25との間に第2層22(透明中間層)が介在されている場合を例にとって説明したが、これに限られるものではない。例えば、第2層22を設けることなく、第1黒色層24上に直接第2黒色層25を積層しても良い。あるいは、第1黒色層24と第2黒色層25との間に、第2層22に加えて他の中間層を介在させても良い。この場合、他の中間層は近赤外線及び可視光線を透過するものであることが好ましい。
次に、本実施の形態における具体的実施例について説明する。
実施例1−3及び比較例1−2の裏面保護シートをそれぞれ以下の通り作製した。
図2に示す構成をもつ裏面保護シートを作製した。この場合、まず第1層、第2層及び第3層を準備した。第1層としては、酸化チタンを含有する厚さ50μmの耐加水分解性白色PETフィルムを用いた。第2層としては、厚さ125μmであり、ヘイズ値が6%の透明PETフィルムを用いた。また第3層としては、厚さ60μmの透明LDPEフィルムを用いた。続いて、第1層と第2層との間に第1黒色層を設けるとともに、第2層と第3層との間に第2黒色層を設け、これらの層をドライラミネート加工することにより裏面保護シートを作製した。なお、第1黒色層及び第2黒色層は、それぞれウレタン系の主成分樹脂にペリレン系の黒色顔料を含有させたものを用いた。各黒色層に占めるペリレン系の黒色顔料の割合は、それぞれ7質量%とした。また、第1黒色層及び第2黒色層の厚さは、それぞれ4.5μmとした。
第1黒色層及び第2黒色層の黒色顔料として、それぞれフタロシアニン及びベンズイミダゾロウレタンを含有させたものを用い、各黒色層に占める黒色顔料の割合をそれぞれ9質量%としたこと、以外は、実施例1と同様にして、実施例2の裏面保護シートを作製した。
第2層として、ヘイズ値が12%の透明PETフィルムを用いたこと、以外は、実施例1と同様にして、実施例3の裏面保護シートを作製した。
第1黒色層に代えて、透明接着剤層を用いたこと、第2黒色層に占める黒色顔料の割合を18質量%としたこと、以外は、実施例1と同様にして、比較例1の裏面保護シートを作製した。なお、透明接着剤層としては、ポリカーボネートポリウレタンを主成分とするものを用いた。
第1黒色層に代えて、透明接着剤層を用いたこと、第2黒色層に占める黒色顔料の割合を25質量%としたこと、以外は、実施例1と同様にして、比較例2の裏面保護シートを作製した。なお、透明接着剤層としては、ポリカーボネートポリウレタンを主成分とするものを用いた。
11 透明前面基板
12 前面封止材層
13 太陽電池素子
14 背面封止材層
20 裏面保護シート
21 第1層
22 第2層
23 第3層
24 第1黒色層
25 第2黒色層
Claims (6)
- 太陽電池モジュール用裏面保護シートであって、
近赤外線を反射する第1層と、
前記第1層よりも受光面側に位置する、近赤外線を透過する第1着色層と、
前記第1着色層よりも受光面側に位置する、近赤外線を透過する第2着色層と、
前記第1着色層と前記第2着色層との間に位置する、近赤外線及び可視光線を透過する第2層と、を備え、
前記第2層のヘイズ値は、4%以上10%以下である、太陽電池モジュール用裏面保護シート。 - 前記第2着色層よりも受光面側に位置する、近赤外線及び可視光線を透過する第3層を更に備えた、請求項1に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シート。
- 前記第1着色層及び前記第2着色層のうちの少なくとも一方は、着色接着剤層である、請求項1又は2に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シート。
- 前記第1着色層及び前記第2着色層のうちの少なくとも一方は、ペリレン系の着色顔料を含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シート。
- 前記第1着色層及び前記第2着色層のうちの少なくとも一方は、5質量%以上10質量%未満の着色顔料を含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シート。
- 請求項1乃至5のいずれか一項記載の太陽電池モジュール用裏面保護シートを備えた、太陽電池モジュール。
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