JP6627832B2 - 車両の内装構造 - Google Patents

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本発明は、車両の内装構造に関するものである。
最近の車両では、カーテンエアバッグを装備したものが多くなっている。折りたたまれたカーテンエアバッグは、インフレータと共に、ルーフサイドレールに沿って配設される。膨張展開されたときのカーテンエアバッグの前後方向長さを十分確保するために、カーテンエアバッグの前端部を、ピラー(フロントピラー)とこれを車室内側から覆うピラートリムとの間の所定空間内に延在させることも行われている。この場合、膨張されるカーテンエアバッグは、ピラートリムを押圧変形させてピラーとの間に隙間を形成しつつ、この隙間から車室内へと展開されることになる。
特許文献1には、カーテンエアバッグの膨張力によって、ピラートリムをピラーから離間させるようにしたものが開示されている。また、特許文献2には、ピラートリムに脆弱部を形成して、カーテンエアバッグが膨張されるときに下方へ変位されるテザーからの押圧力によって、ピラートリムを上記脆弱部を境にしてその下方側部位が破断(分離)されるようにしたものが開示されている。
特開2005−75321号公報 特開2003−237512号公報
ところで、ピラートリムは、一般的に硬質の合成樹脂で形成されて、膨張されるカーテンエアバッグからの大きな荷重を受けた際に割れを生じやすいことから、この点において何らかの対策が望まれるものである。なお、特許文献2に記載のものでは、カーテンエアバッグの膨張展開を容易に行うという点では好ましいものの、ピラートリムの一部が、破断により分離されて車室内に飛散することになり、好ましくないものとなる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、ピラートリムの破断や割れを防止しつつ、カーテンエアバッグの車室内への膨張展開が容易に行えるようにした車両の内装構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、請求項1に記載のように、
ピラーに設けられた被取付部に対して、ピラートリムに設けた取付部が取付けられ、
前記ピラーと前記ピラートリムとの間の所定空間に折りたたまれたカーテンエアバッグの前端部が延在されると共に、該ピラートリムよりも後方に該カーテンエアバッグを膨張展開させるためのインフレータが配設され、
テザーの後端部が、前記ピラートリムよりも後方において前記カーテンエアバッグのうち膨張展開されたときの底部となる位置において固定され、
前記テザーの前端部が、前記所定空間内において該カーテンエアバッグよりも前方位置において前記ピラーに連結され、
前記取付部が、前記ピラートリムの裏面からリブ構造で突出された突出部の先端部に形成され、
前記ピラートリムの裏面に、該ピラートリムの底面部と前記突出部の下面部とを連結する補強リブが形成され、
前記カーテンエアバッグおよび前記テザーが、前記ピラートリムの底面部と前記突出部との間の空間に配設され、
前記インフレータが作動されて前記カーテンエアバッグが膨張展開されるときでかつ前記所定空間内での膨張展開が行われる前に、前記テザーが下方へ変位されることによる押圧力によって前記ピラートリムの前記ピラーに対する取付けが解除される、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、膨張されるカーテンエアバッグによってピラートリムに対して大きな荷重が作用する前に、あらかじめ下方へ変位されるテザーを有効に利用してピラートリムをピラーから離脱させるので、ピラートリムの割れや破損を防止しつつ、カーテンエアバッグを車室内にスムーズに(容易に)膨張展開させることができる。以上に加えて、取付部をピラーの近くに位置させるために突出部の先端部に形成しつつ、突出部をリブ構造によって形成して、その強度(剛性)と軽量化とを満足させることができる。さらに、テザーから下方への押圧力を受けた際に、補強リブによる補強作用によってピラートリムそのものの破損をより確実に防止しつつ、この下方への押圧力を補強リブを介して効果的に突出部つまり取付部に伝達して、ピラートリムをピラーから確実に離脱させる上で好ましいものとなる。さらに又、ピラートリム部分でのカーテンエアバッグとテザーとの好ましい配設態様を提供することができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記取付部は、中間部材を介して前記被取付部に取付けられており、
前記取付部は、前記中間部材に対して下方から嵌合されており、
前記テザーによる下方への押圧力によって、前記取付部の前記中間部材に対する嵌合が解除される、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、中間部材を用いることにより、テザーを利用して嵌合解除を行うための構造を容易に実現することができる。
前記被取付部は、前記ピラーに係止された係止部材により構成され、
前記中間部材は、前記係止部材に対して係止され、
前記中間部材の前記係止部材に対する係止力が、該係止部材の前記ピラーに対する係止力よりも小さくなるように設定されている、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、係止部材をピラー側の被取付部として構成しつつ、万が一テザーを利用してピラートリムをピラーから離脱させることができない場合であっても、中間部材を係止部材から離脱させることによりピラートリムをピラーから離脱させることができ、カーテンエアバッグを車室内へ確実に膨張展開させる上で好ましいものとなる。
前記係止部材から、細長く延びる落下防止用の延設部が形成され、
前記延設部の先端部が前記ピラートリムに連結されて、前記取付部の前記中間部材に対する嵌合が解除されたときに、該ピラートリムが該延設部を介して前記ピラーに吊り下げ保持される、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、ピラーから離脱されたピラートリムが落下してしまう事態を防止することができる。
本発明によれば、ピラートリムの破断や割れを防止しつつ、カーテンエアバッグの車室内への膨張展開を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態を示すもので、ピラートリムとカーテンエアバッグとインフレータとテザーの配設関係を示す側面図。 ピラートリムの内面側を示す要部斜視図。 ピラートリムに形成された取付部を示す要部斜視図。 図3の状態から、係止部材と中間部材とからなる2段クリップを取付けた状態を示す要部斜視図。 2段クリップを示す斜視図。 2段クリップを別の方向から見た斜視図。 2段クリップを上方から見た平面図。 図7を側方から見た側面図。 図7を下方から見た底面図。 2段クリップの断面図。 2段クリップを利用してピラートリムがピラーに取付けられている状態を示す断面図。 図11の状態から、テザーによってピラートリムが下方へ押圧変位された状態を示す断面図。
図1において、1はフロントピラー(Aピラー)、2はセンタピラー(Bピラー)、3はルーフサイドレールである。フロントピラー1は、後方に向かうにつれて徐々に高くなるように傾斜されて(後上がりの傾斜)、その後端部(上端部)がルーフサイドレール3に対して一体的に連なっている。センタピラー2は、上下方向に延びて、その上端部がルーフサイドレール3に対して一体的に連なっている。
フロントピラー1の車室内側面が、ピラートリム10によって覆われている。ピラートリム10は、硬質の合成樹脂によって形成されている。ルーフサイドレール3のうち、ピラートリム10よりも後方部分は、ルーフ内面を覆う軟質材からなるトップリーリング(図示略)の車幅方向端部によって覆われている。なお、ピラートリム10の前端部が符号10aで示され、その後端部が符号10bで示される。
ルーフサイドレール3には、折りたたまれたカーテンエアバッグ20が前後方向に伸ばして配設されている。このカーテンエアバッグ20は、センタピラー2の前方および後方に長く延びて、その前端部は、フロントピラー1の前端部付近にまで延び、その後端部はリアピラー(Cピラーで図示略)付近にまで延びている。勿論、カーテンエアバッグ20のうち、フロントピラー1に対応した部分は、フロントピラー1とピラートリム10との間の所定空間K(図11参照)内に位置される。
ルーフサイドレール3には、カーテンエアバッグ20を膨張展開させるためのインフレータ30が配設されている。インフレータ30は、ピラートリム10の後方、より具体的にはセンタピラー2付近から後方にかけて配設されている。そして、カーテンエアバッグ20とインフレータ30との接続部位が、ほぼセンタピラー2付近に設定されている。これにより、インフレータ30が起爆されたときのガス(ガス圧)は、センタピラー2付近で前後に分配されて、カーテンエアバッグ20に供給される。
カーテンエアバッグ20とフロントピラー1とが、テザー21により連結されている。具体的には、テザー21の後端部が、ピラートリム10よりも後方でかつカーテンエアバッグ20のうち膨張展開されたときの底部となる位置においてカーテンエアバッグ20に固定されている。また、テザー21の前端部は、カーテンエアバッグ20の前端よりも前方位置でかつカーテンエアバッグ20の前端よりも低い位置において、フロントピラー1に固定されている。このテザー21とフロントピラー1との固定部位を、図1において符号αで示してある。
図1において、膨張展開途中にあるカーテンエアバッグ20を破線で示してあるが、この破線で示す状態では、カーテンエアバッグ20のうちピラートリム10に対応した部分の膨張が行われていない状態となる。カーテンエアバッグ20が図1破線で示す膨張状態では、テザー21が引張作用を受けて下方へ向けて変位され、この下方へ変位された状態のテザー21が図1中一点鎖線で示される。テザー21が図1中一点鎖線で示すような状態では、後述するように、テザー21がピラートリム10を下方へ押圧することになる。
次に、図2以下を参照しつつ、ピラートリム10のフロントピラー1に対する取付けについて説明する。
まず、ピラートリム10は、フロントピラー1側に向けて凹となるように断面略C字状に形成されている(図11、図12参照)。このピラートリム10の内面(裏面)側には、後端部10bの近くにおいて、フロントピラー1に向かうように突出された突出部11が形成されている。この突出部11は、図11、図12に示すように、リブ構造とされて、実施形態では、上下の縦リブ11aと、上下の縦リブ11aの前端部同士を連結する横リブ11bとを有して、後方が開口された形状とされている。そして、上下の縦リブ11aの略中間部同士が、上下方向に延びる中間リブ11cによって連結されている。この中間リブ11cは、横リブ11bにも連なっている。
リブ構造からなる突出部11は、ピラートリム10の上下方向略中間部に形成されている。この突出部11の基端部が、ピラートリム10の裏面側に形成された補強リブ12によって補強されている。この補強リブ12は、ピラートリム10の底面側と突出部11の基端部の下面とを連結している。そして、図11、図12に示すように、突出部11の下方で、かつ補強リブ12よりもフロントピラー1側において、カーテンエアバッグ20が配設されている。テザー21は、ピラートリム10の底面に近い位置に配設されている。補強リブ12によって、ピラートリム10の底面部が補強されると共に、この底面部に下方への荷重が作用したときに、下方への荷重が突出部11に効果的に伝達される。
突出部11の先端部には、取付部13が形成されている。この取付部13は、図3に示すように、上下方向に延びる板状の係止壁部として形成されている。そして、取付部13には、後述する中間部材を挿入するための挿入孔13aが形成されている。挿入孔13aは、上方に開口する切欠形状として形成されて、奥側(下方部分)が略円形とされた拡大部とされと共に、上方への開口部位が幅狭とされている。また、上側の縦リブ11aには、取付部13の背面側において、後述する中間部材を挿入するための逃げ孔13bが形成されている。
取付部13は、図4〜図9に示すような2段クリップ40を利用して、フロントピラー1に取付けられる。なお、フロントピラー1は、インナパネル1Aと、アウタパネル1Bとにより閉断面として構成されると共に、レインフォースメント1Cによって補強されている(図1、図12参照)。
2段クリップ40は、係止部材50と中間部材60とを有する。係止部材50の詳細が、図5〜図10に示される。係止部材50は、筒状の本体部51を有して、本体部51の側面には一対の係止突起部52が突出形成されている。本体部51は、フロントピラー1(のインナパネル1A)に形成された係止孔1aに挿入される。この挿入状態で、係止突起部52が、係止孔1a(の周縁部)に係止される。係止突起部52による係止力(係止作用)は極めて強いもので、実質的に、係止部材50がフロントピラー1の一部を構成するようになっている(カーテンエアバッグ20の膨張展開時の大きな荷重を受けても、係止部材50はフロントピラー1に一体化された状態を維持する)。
係止部材50は、その側面から、細長く延びる延設部53を有する。この延設部53の先端部には、拡径された係止部53aとされている。この係止部53aは、前述した突出部11の側面(横リブ11b)に形成された係止孔11dに挿入、係止される。さらに、本体部51の側面には、中間部材60を係止するための係止孔54が形成されている。延設部53は、ピラートリム10が車室床面へ落下するのを防止するもので、例えば10〜15cm程度の長さに設定することができる。
中間部材60は、下方に向けて開口されたクリップ部61と、クリップ部61から棒状に延びる係止部62と、を有する。係止部62の側面には、一対の係止爪部63が形成されている。係止部62を筒状の本体部51に挿入した状態で、係止爪部63が係止孔54に係合されて、中間部材60の係止部材50からの抜けが規制される。
中間部材60における係止爪部63による係止力(係止作用)は、係止部材50における係止突起部52よる係止力(係止作用)よりも十分に弱いものとされる。具体的には、中間部材60に対して、カーテンエアバッグ20が膨張展開されるときの大きな荷重による引き抜き作用を受けた際に、係止部材50はフロントピラー1に係止されたままとされる一方、中間部材60が係止部材50から引き抜かれるように設定されている。
中間部材60におけるクリップ部61は、下方へ向けて開口された形状とされる。このクリップ部61に対して、ピラートリム10側に設けた取付部13が下方から嵌合される(換言すれば、取付部13に対して、クリップ部61が上方から嵌合される)。より具体的には、上記嵌合は、中間部材60における係止部62が、取付部13における挿入孔13aの幅狭な開口部位を拡大変形させつつ、最終的に奥側部位に位置するように行われる。
クリップ部61と取付部13との嵌合による締結力は、乗員が手指でもってピラートリム10を下方へ引張する程度の小さな力では嵌合が維持されるように設定されている。この一方、後述するカーテンエアバッグ20が膨張展開される過程においてテザー21からピラートリム10に対して下方への大きな応圧力が作用した際には、上記嵌合が解除されるように設定されている。
ピラートリム10の裏面には、図2に示すように、取付部13とは前後方向に離間した位置において、別の係止突起部14が突出形成されている。この係止突起部14は、フロントピラー1のインナパネル1Aに形成された係止孔(図示略)に挿入係止される。係止突起部14による係止力(係止作用)は、カーテンエアバッグ20が膨張展開されるときの大きな荷重が作用した際には、容易に係止解除されるように設定されている。
ピラートリム10をフロントピラー1に取付けるに際しては、図2、図4に示すように、ピラートリム10にあらかじめ2段クリップ40が装着される。そして、2段クリップ40と係止突起部14とを、フロントピラー1に形成された係止孔1a等に係止させることにより、ピラートリム10のフロントピラー1への取付が完了される(図11の状態)。なお、図11、図12中、4はシール部材である。
次に、以上のような構成の作用について説明する。いま、側方衝突が検知されると、インフレータ30が作動されて、カーテンエアバッグ20が車室内に向けて膨張展開される。
カーテンエアバッグ20が完全に膨張展開される途中の過程において、図1破線で示すように、カーテンエアバッグ20のうち、ピラートリム10付近までは膨張が行われているが、ピラートリム10に対応した位置では膨張されていない状態が存在する。この状態においては、テザー21が図1中一点鎖線で示すように引張されて、テザー21によって、ピラートリム10の底面部が下方に向けて押圧される。テザー21からの下方への押圧力は、ピラートリム10の底面部から突出部11に伝達されて、取付部13の中間部材60(におけるクリップ部61)に対する嵌合が解除されて、ピラートリム10(のうち少なくとも後端部10b)が下方へ変位される(図12参照)。
ピラートリム10の少なくとも後端部10bが下方へ変位されることにより、ピラートリム10の後端部とフロントピラー1との間には大きな隙間が形成される。これにより、カーテンエアバッグ20のうちピラートリム10に対応する位置に存在する部分が、車室内に向けて大きな抵抗を受けることなく容易に車室内に膨張展開されることになる。
膨張されるカーテンエアバッグ20によってピラートリム10が押圧される前に、あらかじめテザー21によってピラートリム10が下方へ変位されることから、ピラートリム10に大きな荷重が作用することが防止あるいは抑制されて、ピラートリム10の割れや破損が防止される。
ここで、テザー21による下方への押圧によって、取付部13の中間部材60(におけるクリップ部61)に対する嵌合が解除されない場合を想定する.この場合は、カーテンエアバッグ20のうちピラートリム10に対応する位置に存在する部分の膨張力によって、中間部材60が係止部材50から引き抜かれて、ピラートリム10とフロントピラー1との間に大きな隙間が形成されて、カーテンエアバッグ20が車室内に膨張展開されることになる(ピラートリム10のフロントピラー1からの離脱を2段階で確保)。
フロントピラー1から離脱されたピラートリム10は、延設部53によって、フロントピラー1から吊り下げ保持されることになる(ピラートリム10の落下防止)。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能である。中間部材60を用いることなく、係止部材50に対して、取付部13を下方から嵌合させて、テザー21からの下方への押圧力を受けた際に、取付部13の係止部材50への嵌合が解除されるようにしてもよい。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明は、カーテンエアバッグを備えて車両において好適である。
1:フロントピラー
2:センタピラー
3:ルーフサイドレール
10:ピラートリム
11:突出部
11a:縦リブ
11b:横リブ
11c:中間リブ
11d:係止孔(延設部用)
12:補強リブ
13:取付部
20:カーテンエアバッグ
21:テザー
30:インフレータ
40:2段クリップ
50:係止部材
51:本体部
52:係止突起部
53:延設部
54:係止孔(中間部材用)
60:中間部材
61:クリップ部
62:係止部
63:係止爪部
α:固定部位(テザーとフロントピラー)

Claims (4)

  1. ピラーに設けられた被取付部に対して、ピラートリムに設けた取付部が取付けられ、
    前記ピラーと前記ピラートリムとの間の所定空間に折りたたまれたカーテンエアバッグの前端部が延在されると共に、該ピラートリムよりも後方に該カーテンエアバッグを膨張展開させるためのインフレータが配設され、
    テザーの後端部が、前記ピラートリムよりも後方において前記カーテンエアバッグのうち膨張展開されたときの底部となる位置において固定され、
    前記テザーの前端部が、前記所定空間内において該カーテンエアバッグよりも前方位置において前記ピラーに連結され、
    前記取付部が、前記ピラートリムの裏面からリブ構造で突出された突出部の先端部に形成され、
    前記ピラートリムの裏面に、該ピラートリムの底面部と前記突出部の下面部とを連結する補強リブが形成され、
    前記カーテンエアバッグおよび前記テザーが、前記ピラートリムの底面部と前記突出部との間の空間に配設され、
    前記インフレータが作動されて前記カーテンエアバッグが膨張展開されるときでかつ前記所定空間内での膨張展開が行われる前に、前記テザーが下方へ変位されることによる押圧力によって前記ピラートリムの前記ピラーに対する取付けが解除される、
    ことを特徴とする車両の内装構造。
  2. 請求項1において、
    前記取付部は、中間部材を介して前記被取付部に取付けられており、
    前記取付部は、前記中間部材に対して下方から嵌合されており、
    前記テザーによる下方への押圧力によって、前記取付部の前記中間部材に対する嵌合が解除される、
    ことを特徴とする車両の内装構造。
  3. 請求項2において、
    前記被取付部は、前記ピラーに係止された係止部材により構成され、
    前記中間部材は、前記係止部材に対して係止され、
    前記中間部材の前記係止部材に対する係止力が、該係止部材の前記ピラーに対する係止力よりも小さくなるように設定されている、
    ことを特徴とする車両の内装構造。
  4. 請求項2または請求項3において、
    前記係止部材から、細長く延びる落下防止用の延設部が形成され、
    前記延設部の先端部が前記ピラートリムに連結されて、前記取付部の前記中間部材に対する嵌合が解除されたときに、該ピラートリムが該延設部を介して前記ピラーに吊り下げ保持される、
    ことを特徴とする車両の内装構造。
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