JP6627552B2 - 電極組立体及び蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電極組立体及び蓄電装置に関する。
例えば特許文献1には、複数の電極が所定の積層方向に沿って積層された積層体と、積層体に巻き付けられた熱収縮性フィルム(包装部材)と、を備えた電極組立体が記載されている。この電極組立体では、熱収縮させられた包装部材によって積層体に対して積層方向に拘束力が付加されている。
特開2000−311717号公報
上述したような電極組立体では、包装部材の拘束力が積層体に対して積層方向以外の方向にも作用する。そのため、電極組立体の中央付近において電極間の乖離が生じ、電極組立体の品質が低下してしまうおそれがある。
本発明は、電極間の乖離を抑制できる電極組立体及び蓄電装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電極組立体は、本体部及びタブを有する複数の電極が積層されてなり、タブが本体部から所定方向の一方側に突出する積層体と、熱収縮性を有し、積層体を包んで積層体に拘束力を付加する包装部材と、本体部に対して所定方向の一方側と他方側とに配置され、積層体と共に包装部材によって包まれた一対の部材と、を備え、一対の部材は、所定方向から見て、少なくとも積層体における所定方向と電極の積層方向とに直交する幅方向の両側面間にわたって延在している。
この電極組立体では、積層体の本体部に対して、タブの突出方向に沿う所定方向の一方側と他方側とに一対の部材が配置され、当該一対の部材が積層体と共に包装部材によって包まれている。また、一対の部材は、所定方向から見て、少なくとも積層体における幅方向の両側面間にわたって延在している。これにより、幅方向における包装部材の拘束力が一対の部材によって受けられるので、包装部材から積層体に付加される幅方向の拘束力が低減される。よって、この電極組立体によれば、電極間の乖離を抑制することができる。
一対の部材における積層方向の両側面は、積層体における積層方向の両側面間に位置していてもよい。これにより、積層方向においては、包装部材によって積層体に十分に拘束力を付加することができる。
一対の部材の少なくとも一方には、所定方向に延在する貫通孔が設けられていてもよい。これにより、電解液を注入する際の抵抗を低減することができる。
包装部材は、帯状の熱収縮性フィルムが熱収縮させられてなってもよいし、包装部材は、袋状の熱収縮性フィルムが熱収縮させられてなってもよい。これにより、電極組立体を容易に製造することができる。
一対の部材の積層方向における長さは、積層体の積層方向における長さよりも小さくてもよい。これにより、積層体の厚さにばらつきが生じても、積層体に対して積層方向に確実に拘束力を作用させることができる。
本発明の一側面に係る蓄電装置は、上記電極組立体と、電極組立体を収容するケースと、を備える。
この蓄電装置では、積層体の本体部に対して、タブの突出方向に沿う所定方向の一方側と他方側とに一対の部材が配置され、当該一対の部材が積層体と共に包装部材によって包まれている。また、一対の部材は、所定方向から見て、少なくとも積層体における幅方向の両側面間にわたって延在している。これにより、幅方向における包装部材の拘束力が一対の部材によって受けられるので、包装部材から積層体に付加される幅方向の拘束力が低減される。よって、この蓄電装置によれば、電極間の乖離を抑制することができる。
本発明によれば、電極間の乖離を抑制できる電極組立体及び蓄電装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る蓄電装置の断面図である。 図1の積層体及び板部材の上面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を用い、重複する説明を省略する。
図1に示される蓄電装置1は、例えばリチウムイオン二次電池として構成されている。蓄電装置1は、例えば略直方体状の中空のケース2と、ケース2内に収容された電極組立体3と、を備えている。
ケース2は、例えばアルミニウム等の金属により構成されている。ケース2の内部には、例えば非水系(有機溶媒系)の電解液が注液されている。電解液は、後述する正極11の正極活物質層、負極12の負極活物質層、及びセパレータのそれぞれの空孔内に含浸されている。ケース2の上面には、正極端子5と負極端子6とが互いに離間して配置されている。正極端子5は、絶縁リング7を介してケース2に固定されている。負極端子6は、絶縁リング8を介してケース2に固定されている。
電極組立体3は、積層体21と、包装部材22と、一対の板部材23,24と、を備えている。積層体21は、正極11と負極12とがセパレータを介して交互に積層された積層体である。セパレータは、例えば袋状を呈し、内部に正極11を収容している。セパレータを構成する材料としては、ポリエチレン(PE)又はポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、又はメチルセルロース等からなる織布又は不織布等が挙げられる。
正極11は、集電体である正極金属箔、例えばアルミニウム箔と正極活物質層とにより構成されている。正極11は、矩形状の本体部13と、矩形状のタブ14と、を有している。本体部13における正極金属箔の両面に、正極活物質層が設けられている。正極活物質層は、正極活物質とバインダとを含む多孔質の層である。正極活物質としては、例えば複合酸化物、金属リチウム、及び硫黄等が挙げられる。複合酸化物には、例えばマンガン、ニッケル、コバルト、及びアルミニウムの少なくとも1つと、リチウムとが含まれる。タブ14は、本体部13の上縁において、正極端子5に対応する位置に設けられている。タブ14は、本体部13の上縁から上側(上下方向D1(所定方向)の一方側)に突出している。タブ14は、セパレータよりも上側に突出している。タブ14の先端部は、導電部材9を介して正極端子5に電気的に接続されている。タブ14には、正極活物質層が設けられていない。
負極12は、集電体である負極金属箔、例えば銅箔と負極活物質層とにより構成されている。負極12は、矩形状の本体部15と、矩形状のタブ16と、を有している。本体部15における負極活物質層の両面に、負極活物質層が設けられている。負極活物質層は、負極活物質とバインダとを含む多孔質の層である。負極活物質としては、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物、又はホウ素添加炭素等が挙げられる。タブ16は、本体部15の上縁において、負極端子6に対応する位置に設けられている。タブ16は、本体部15の上縁から上側に突出している。タブ16は、セパレータよりも上側に突出している。タブ16の先端部は、導電部材10を介して負極端子6に電気的に接続されている。タブ16には、負極活物質層が設けられていない。
負極12の本体部15の上下方向D1の長さは、正極11の本体部13の上下方向D1の長さよりも大きい。本体部15の幅方向D2の長さは、本体部13の幅方向D2の長さよりも大きい。ここで、幅方向D2とは、上下方向D1と正極11及び負極12の積層方向D3(図2)とに直交する方向である。リチウムの析出を抑制するために、積層方向D3から見て、本体部13の全体が本体部15によって覆われている。本実施形態では、積層体21の幅方向D2の側面21a(図2)は、負極12の本体部15の側縁(側面)により構成されている。
包装部材22は、熱収縮性フィルムにより構成され、絶縁性を有している。包装部材22は、積層体21を包んでいる。包装部材22は、本体部13,15の全体及びタブ14,16の基端側の一部を覆っている。すなわち、タブ14,16は、包装部材22よりも上側に突出している。包装部材22は、熱収縮させられており、積層体21に拘束力を付加している。包装部材22は、帯状の熱収縮性フィルムが熱収縮させられた部材である。熱収縮性フィルムには、一方向の熱収縮率が大きい一方向収縮タイプと、二方向に略均等に収縮する二方向収縮タイプとがある。包装部材22の熱収縮性フィルムでは、熱収縮前の状態において、その表面に沿う一の方向(長手方向)における熱収縮率は、当該一の方向と直交する方向(短手方向)における熱収縮率よりも大きい。すなわち、この熱収縮フィルムは、一方向収縮タイプの熱収縮性フィルムである。この熱収縮性フィルムが、長手方向とタブ14,16とが直交するように配置されて積層体21を包んだ状態で熱収縮性させられることにより、包装部材22が得られる。したがって、包装部材22により生じる幅方向D2及び積層方向D3の単位面積当たりの拘束力は、包装部材22により生じる上下方向D1の単位面積当たりの拘束力よりも大きい。
一対の板部材23,24は、例えば樹脂により構成された略矩形状の平板であり、絶縁性を有している。図1に示されるように、一対の板部材23,24は、積層体21の本体部15に対して上側と下側(上下方向D1の他方側)とに配置され、積層体21と共に包装部材22によって包まれている。上側の板部材23は、本体部13,15の上縁に沿って配置されている。下側の板部材24は、本体部13,15の下縁に沿って配置されている。一対の板部材23,24は、上下方向D1から見て互いに重なるように配置されている。図2に示されるように、板部材23においてタブ14,16に対応する位置には、上下方向D1に貫通した一対の開口部18が設けられている。開口部18は、上下方向D1から見て、タブ14,16を挿通可能な矩形状を呈している。開口部18は、板部材23の積層方向D3の一方面にも開口している。一対の開口部18の一方にはタブ14が配置され、他方にはタブ16が配置される。タブ14,16は、板部材23よりも上側に突出する。板部材23の全面には、上下方向D1に延在する複数の貫通孔19が設けられている。これにより、板部材23は、メッシュ状を呈している。貫通孔19は、板部材23と同様に、板部材24の全面にも設けられている。
図2を参照して、上側の板部材23と積層体21との位置関係を説明する。下側の板部材24と積層体21との位置関係については、上側の板部材23と積層体21との位置関係と同様であるので説明を省略する。図2では、包装部材22は省略されている。
板部材23の幅方向D2の長さL1は、積層体21の幅方向D2の長さと等しい。板部材23は、上下方向D1から見て、積層体21における幅方向D2の両側面21a,21a間にわたって延在している。板部材23における幅方向D2の一方側の側面23aは、積層体21における幅方向D2の一方側の側面21aと面一となっており、板部材23における幅方向D2の他方側の側面23aは、積層体21における幅方向D2の他方側の側面21aと面一となっている。
板部材23の積層方向D3の長さL2は、積層体21の積層方向D3の長さL3よりも小さい。板部材23における積層方向D3の両側面23b,23bは、積層体21における積層方向D3の両側面21b,21b間に位置している。換言すれば、板部材23における積層方向D3の一方側の側面23bは、積層体21における積層方向D3の一方側の側面21bよりも積層方向D3の他方側に位置し、板部材23における積層方向D3の他方側の側面23bは、積層体21における積層方向D3の他方側の側面21bよりも積層方向D3の一方側に位置している。
積層体21に対して包装部材22から付加される拘束力の大きさについて説明する。当該拘束力の大きさは、一対の板部材23,24と積層体21との寸法差と、包装部材22を構成する熱収縮性フィルムの熱収縮率の大きさとにより調整される。具体的には、例えば、板部材23の積層方向D3の長さL2と積層体21の積層方向D3の長さL3との差分と、包装部材22を構成する熱収縮性フィルムの長手方向及び短手方向の熱収縮率の大きさとを決定することにより、当該拘束力の大きさを所定の大きさに調整することができる。
蓄電装置1の製造方法を説明する。この製造方法の一部又は全部は、機械設備によって行われてもよいし、作業者によって行われてもよい。まず、正極11と負極12とをセパレータを介して交互に積層し、積層体21を得る。このとき、正極11と負極12とは、互いに固定されていない。続いて、電極組立体3を収容可能な矩形箱状の治具を用意する。この治具は、一面が開口している。続いて、十分な幅と長さを有する帯状の熱収縮性フィルムの一端側を、治具の内面に沿って配置する。続いて、治具の内面に沿って配置された熱収縮性フィルムに包まれるように積層体21及び一対の板部材23,24を治具内に配置し、熱収縮性フィルムの他端側を折り返すことで、積層体21及び一対の板部材23,24を熱収縮性フィルムによって包む。この配置の際には、一対の板部材23,24が積層体21に対してタブ14,16の突出方向の一方側と他方側とに配置される。続いて、積層体21及び一対の板部材23,24の外縁に沿って熱収縮性フィルムを溶着する。続いて、熱収縮性フィルム全体を加熱して熱収縮させることにより、電極組立体3が得られる。続いて、電極組立体3をケース2内に収容する。続いて、ケース2の内部に電解液を注入することにより、蓄電装置1が得られる。
以上説明した電極組立体3では、積層体21の本体部15に対して、タブ14,16の突出方向に沿う上下方向D1の上側と下側とに一対の板部材23,24が配置され、一対の板部材23,24が積層体21と共に包装部材22によって包まれている。また、一対の板部材23,24は、上下方向D1から見て、積層体21における幅方向D2の両側面21a,21a間にわたって延在している。これにより、幅方向D2における包装部材22の拘束力が一対の板部材23,24によって受けられ、包装部材22から積層体21に付加される幅方向D2の拘束力が低減(緩和)される。その結果、包装部材22から積層体21に対して幅方向D2の拘束力が作用して積層体21の幅方向D2における中央付近が膨らむことで、正極11及び負極12間が積層方向D3に乖離してしまう事態が抑制される。よって、電極組立体3によれば、正極11と負極12との間の乖離を抑制することができる。
電極組立体3では、一対の板部材23,24における積層方向D3の両側面23a,23aは、積層体21における積層方向D3の両側面21a,21a間に位置している。これにより、積層方向D3においては、包装部材22によって積層体21に十分に拘束力を付加することができる。
電極組立体3では、一対の板部材23,24には、上下方向D1に延在する貫通孔19が設けられている。これにより、電解液を注入する際の抵抗を低減することができる。すなわち、貫通孔19が設けられていない場合と比較して、電解液がケース2の内部の全体に行き渡り易い。また、貫通孔19が設けられていない場合と比較して、電解液の注入の際にケース2の内部を減圧して真空引きする場合に、一対の板部材23,24が当該減圧を妨げ難い。
電極組立体3では、包装部材22は、帯状の熱収縮性フィルムが熱収縮させられてなる。これにより、電極組立体3を容易に製造することができる。
蓄電装置1では、絶縁性を有する包装部材22によって積層体21における本体部13,15の全体及びタブ14,16の基端側の一部、すなわち少なくとも本体部13,15の全体が覆われている。これにより、ケース2の内面に電極組立体3との絶縁性を確保するための絶縁フィルム又は絶縁膜等を設ける必要がない。したがって、蓄電装置1の製造の容易化、及び低コスト化を図ることができる。すなわち、蓄電装置1では、包装部材22を設けることによって、積層体21への拘束力の付加と、積層体21とケース2との間の絶縁性の確保とが実現されている。
電極組立体3では、一対の板部材23,24の積層方向D3の長さL2は、積層体21の積層方向D3の長さL3よりも小さい。正極11の正極活物質層、及び負極12の負極活物質層は、例えば塗工により形成されるので、その目付け量にはばらつきが生じる。また、その後、数十枚を重ねて積層体21とした後、互いに密着させるために加圧を行う。そのため、積層体21の厚さにはある程度のばらつきが生じる。一対の板部材23,24の積層方向D3の長さL2が積層体21の積層方向D3の長さL3よりも小さいことで、積層体21の厚さにばらつきが生じても、積層体21に対して積層方向D3に確実に拘束力を作用させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られない。例えば、包装部材22は、上側に開口した袋状の熱収縮性フィルムが熱収縮させられた部材であってもよい。この熱収縮性フィルムでは、熱収縮前の形状において、その表面に沿う一の方向(左右方向)における熱収縮率は、当該一の方向と直交する方向(上下方向)における熱収縮率よりも大きい。この熱収縮性フィルムが、積層体21及び一対の板部材23,24を包んだ状態で熱収縮性させられることにより、包装部材22が得られる。このとき、積層体21は、熱収縮性フィルムの開口からタブ14,16が突出するように配置される。したがって、包装部材22により生じる幅方向D2及び積層方向D3の単位面積当たりの拘束力は、包装部材22により生じる上下方向D1の単位面積当たりの拘束力よりも大きい。蓄電装置1の製造時には、例えばロボット等によって積層体21及び一対の板部材23,24を袋状の熱収縮性フィルム内に配置し、その状態で熱収縮性フィルムを加熱して熱収縮させることにより、電極組立体3が得られる。このような変形例によっても、包装部材22から積層体21に付加される幅方向D2の拘束力が低減されるので、上記実施形態と同様に、正極11と負極12との間の乖離を抑制することができる。また、製造容易性の向上を図ることができる。
包装部材22は、上側に加え、下側にも開口した幅広のテープ状をなしていてもよい。この場合、包装部材22の上下方向D1方向の幅(長さ)は、包装部材22によって積層体21の側面が覆われる程度の長さであればよい。この場合、積層体21とケース2の底面との絶縁は、板部材24が担う。
板部材23の幅方向D2の長さL1は、積層体21の幅方向D2の長さよりも大きくてもよい。この場合、板部材23の幅方向D2の両側面23a,23a間に、積層体21の幅方向D2の両側面21a,21aが位置する。このような変形例によっても、幅方向D2における包装部材22の拘束力が一対の板部材23,24によって受けられ、包装部材22から積層体21に付加される幅方向D2の拘束力が低減される。これにより、上記実施形態と同様に、正極11と負極12との間の乖離を抑制することができる。つまり、板部材23は、上下方向D1から見て、少なくとも積層体21における幅方向D2の両側面21a,21a間にわたって延在していればよい。
積層方向D3の両側において、一対の板部材23,24の側面23bは、積層体21の側面21bと面一となっていてもよく、積層体21の側面21bよりも積層方向D3の内側に位置していてもよい。包装部材22を構成する熱収縮性フィルムの熱収縮前の形状は、帯状又は袋状に限られない。開口部18は、板部材23の積層方向D3の一方面に開口していなくてもよい。一対の板部材23,24には、上下方向D1と交差する方向(例えば、幅方向D2又は積層方向D3)に延在する貫通孔が設けられていてもよい。この貫通孔と貫通孔19とは、接続されていてもよい。一対の板部材23,24の少なくとも一方に貫通孔19が設けられていればよく、板部材23,24の一方に貫通孔19が設けられ、他方に貫通孔19が設けられていなくてもよい。ただし、板部材23,24の両方に貫通孔19が設けられている方が、電解液を注入する際の抵抗を低減することができる。また、板部材23に貫通孔19が設けられると共に板部材24に貫通孔19が設けられていない場合の方が、板部材24に貫通孔19が設けられると共に板部材23に貫通孔19が設けられていない場合と比べて、電解液を注入する際の抵抗を低減することができる。一対の板部材23,24の両方に貫通孔19が設けられていなくてもよい。
蓄電装置1は、電気二重キャパシタ又はリチウムイオンキャパシタ等であってもよい。セパレータは、袋状に限られず、シート状であってもよい。例えば、セパレータ付き正極として、正極11の両面にシート状のセパレータが接合され、ユニット化された正極が用いられてもよい。正極11の本体部13と負極12の本体部15とは同一形状であってもよい。この場合、積層体21の幅方向D2の側面21aは、本体部13,15の側縁(側面)により構成される。側面21aは、セパレータにより構成されてもよい。包装部材22を構成する熱収縮フィルムは、二方向収縮タイプの熱収縮性フィルムであってもよい。
1…蓄電装置、2…ケース、3…電極組立体、11…正極(電極)、12…負極(電極)、13…本体部、14…タブ、15…本体部、16…タブ、19…貫通孔、21…積層体、21a,21b…側面、22…包装部材、23,24…板部材、23a,23b…側面、D1…上下方向(所定方向)、D2…幅方向、D3…積層方向。

Claims (7)

  1. 本体部及びタブを有する複数の電極が積層されてなり、前記タブが前記本体部から所定方向の一方側に突出する積層体と、
    熱収縮性を有し、前記積層体を包んで前記積層体に拘束力を付加する包装部材と、
    前記本体部に対して前記所定方向の一方側と他方側とに配置され、前記積層体と共に前記包装部材によって包まれた一対の部材と、を備え、
    前記一対の部材は、前記所定方向から見て、少なくとも前記積層体における前記所定方向と前記電極の積層方向とに直交する幅方向の両側面間にわたって延在している、電極組立体。
  2. 前記一対の部材における前記積層方向の両側面は、前記積層体における前記積層方向の両側面間に位置している、請求項1記載の電極組立体。
  3. 前記一対の部材の少なくとも一方には、前記所定方向に延在する貫通孔が設けられている、請求項1又は2記載の電極組立体。
  4. 前記包装部材は、帯状の熱収縮性フィルムが熱収縮させられてなる、請求項1〜3のいずれか一項記載の電極組立体。
  5. 前記包装部材は、袋状の熱収縮性フィルムが熱収縮させられてなる、請求項1〜3のいずれか一項記載の電極組立体。
  6. 前記一対の部材の前記積層方向における長さは、前記積層体の前記積層方向における長さよりも小さい、請求項1〜5のいずれか一項記載の電極組立体。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項記載の電極組立体と、前記電極組立体を収容するケースと、を備える蓄電装置。
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