JP6627464B2 - 原料ガス供給装置及び成膜装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固体原料を昇華した原料をキャリアガスと共に消費区域に供給する技術に関する。
半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)などの基板に対して成膜を行う手法の一つとして、CVD(Chemical Vapor Deposition)法やALD(Atomic Layer Deposition)法が知られている。これらの処理は、真空雰囲気が形成され、ウエハが収納された処理容器内に原料ガスを供給することにより行われる。
昇華性の固体原料を用いて原料ガスの供給を行う場合には、例えば、原料容器内に収容された原料を加熱して昇華させる一方、原料容器内に導入されたキャリアガスで原料を輸送することにより、原料ガス(原料とキャリアガスとの混合気体)を処理容器に供給する。
このとき、原料容器内の原料が消費され、原料の残量が少なくなると、原料容器の交換が行われる。しかしながら、処理容器に接続された原料容器が1系統だけである場合には、処理容器が設けられた成膜装置の稼働を停止しなければ原料容器を交換することができない。成膜装置の停止準備、原料容器の交換作業、その後の気密チェックや成膜装置の再稼働準備などを考慮すると、原料容器の1回の交換作業に、数時間もの作業時間を要してしまう場合がある。
例えば、原料容器を交換する頻度が1年に一度、あるいは数カ月に一度である場合には、数時間の作業時間を要するとしても、原料容器の交換作業が成膜装置の稼働に与える影響は少ない。しかしながら、原料の消費量が多い成膜装置では、原料容器の交換頻度が高くなるに連れて交換作業が成膜装置の稼働を低下させる大きな要因となってしまう。
ここで特許文献1〜3には、成膜が行われる処理容器(反応室2、成膜チャンバー16、成長炉11)に対して、原料の供給を行う複数の原料容器(原料容器A、B、カラム1、バブラー20a、20b、15)を並列に接続し、処理容器に接続される原料容器の個数(特許文献1)や原料を輸送する流体の流速(特許文献2)、温度制御(特許文献3)を行うことにより、原料の供給量を調節する技術が記載されている。
しかしながら、これらの特許文献1〜3のいずれにも、原料容器の交換を行う際に、処理容器側でウエハの処理を継続可能とする技術は開示されていない。
特開2008−218760号公報:請求項1、3、段落0025、図1、2 特開2009−94276号公報:請求項1、3、4、段落0018、0024、図3、4 特開昭63−107111号公報:請求項1、第3ページの左上欄6行目〜左下欄8行目、第1図
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は原料容器の交換時にも、原料ガスの消費区域側に原料ガスを継続して供給することが可能な原料ガス供給装置、及び成膜装置を提供することにある。
本発明の原料供給装置は、原料容器内の固体原料を昇華させて得られた原料をキャリアガスと共に消費区域に供給する原料ガス供給装置において、
前記消費区域に対して、昇華した原料を含むキャリアガスを送り出すための原料ガス共通流路と、
第1の切り離しバルブを介して、下流側が前記原料ガス共通流路に接続された第1の原料ガス流路と、前記キャリアガスが導入される第1のキャリアガス導入路と、前記第1の原料ガス流路の上流側、及び第1のキャリアガス導入路の下流側に対して着脱自在に設けられ、前記固体原料を収容した第1の原料容器と、を備えた第1の原料ガス供給部と、
第2の切り離しバルブを介して、下流側が前記原料ガス共通流路に接続された第2の原料ガス流路と、前記キャリアガスが導入される第2のキャリアガス導入路と、前記第2の原料ガス流路の上流側、及び第2のキャリアガス導入路の下流側に対して着脱自在に設けられ、前記固体原料を収容した第2の原料容器と、を備えた第2の原料ガス供給部と、
前記原料ガス共通流路を加熱するための共通加熱部と、
前記第1の原料ガス供給部に設けられ、前記第1の原料容器内の固体原料を昇華させると共に、前記第1の原料ガス流路を加熱する第1の加熱部
前記第2の原料ガス供給部に設けられ、前記第2の原料容器内の固体原料を昇華させると共に、前記第2の原料ガス流路を加熱する第2の加熱部と、
前記第1の原料ガス供給部に、気密チェック用ガスを導入するための第1の気密チェック用ガス導入路と、前記第2の原料ガス供給部に、気密チェック用ガスを導入するための第2の気密チェック用ガス導入路と、を備え
前記第1の切り離しバルブと第1の原料容器との間の第1の原料ガス流路には、前記第1の加熱部による加熱を停止して、気密チェック用ガスを用いた気密チェックを行う際に、前記共通加熱部によって加熱されたガスが気密チェックを行っている領域に流入することを防止するための第1の流入防止バルブが設けられ、
前記第2の切り離しバルブと第2の原料容器との間の第2の原料ガス流路には、前記第2の加熱部による加熱を停止して、気密チェック用ガスを用いた気密チェックを行う際に、前記共通加熱部によって加熱されたガスが気密チェックを行っている領域に流入することを防止するための第2の流入防止バルブが設けられていることを特徴とする。
上述の原料供給装置は、以下の特徴を備えていてもよい。
(a)前記第1の加熱部、及び第2の加熱部を、互いに独立して、固体原料を昇華させるための加熱状態と、加熱を停止した停止状態との間で切り替えるための制御信号を出力する制御部を備えたこと。
(b)各々前記第1の原料容器、及び第2の原料容器を収容する第1の棚部、及び第2の棚部を備え、これら第1の棚部、及び第2の棚部が互いに断熱された共通のキャビネットを備えていること。

また、他の発明に係る成膜装置は、基板に対し原料ガスを供給して成膜処理を行う成膜装置において、上述のいずれかに記載の原料ガス供給装置と、前記原料ガス共通流路に接続され、基板を載置する載置部がその内部に配置された処理容器と、この処理容器内を真空排気するための排気機構と、を備えたことを特徴とする。
本発明は、着脱自在の第1、第2の原料容器を備えた第1、第2の原料ガス供給部に対し、固体原料を昇華させるための第1、第2の加熱部を設け、これら第1、第2の原料ガス供給部から原料ガスが供給される原料ガス共通流路には、独立した共通加熱部を設けている。このため、一方側の第1、第2の原料ガス供給部の原料容器を交換している期間中においても、他方側の第2、第1の原料ガス供給部を利用して、原料ガス共通流路からの原料ガスの供給を継続することができる。
本発明の原料ガス供給装置を備えた成膜装置の概要を示す全体構成図である。 前記原料ガス供給装置の詳細な構成図である。 前記原料ガス供給装置に設けられた原料容器を収容するキャビネットの外観図である。 前記キャビネット及び原料容器の縦断側面図である。 前記原料ガス供給装置の作用を示す第1の説明図である。 前記原料ガス供給装置の作用を示す第2の説明図である。 前記原料ガス供給装置の作用を示す第3の説明図である。 本発明の実施の形態の他の例に係る原料ガス供給装置を備えた成膜装置の全体構成図である。 本発明の実施の形態の他の例に係る原料ガス供給装置を備えた成膜装置の概要を示す構成図である。
以下、図1を参照しながら、本発明の原料ガス供給装置を備えた成膜装置の概要について説明する。成膜装置1は、基板であるウエハ100に対して例えばALD法による成膜処理を行なうために設けられ、原料ガスの消費区域に相当する成膜処理部11と、この成膜処理部11に原料ガスを供給するための原料ガス供給装置12と、を備えている。
成膜処理部11には、例えば真空容器である処理容器21内に、ウエハ100を水平保持すると共に不図示のヒータを備えた載置部22と、原料ガスなどを処理容器21内に導入するガス導入部23と、が設けられている。処理容器21の内部は、真空ポンプなどからなり、排気機構をなす真空排気部24により真空排気され、原料ガス供給装置12から原料ガスが導入されることによって、加熱されたウエハ100の表面にて成膜を進行させる構成となっている。
ガス導入部23にはガス供給路25が接続され、このガス供給路25には原料ガス供給装置12の一部を構成し、処理容器21へ向けて原料ガスを供給する原料ガス共通流路42が、バルブV1を介して接続されている。さらに、ガス供給路25に対しては、原料ガスと反応する反応ガスを供給する反応ガス流路27及び置換ガスを供給する置換ガス流路28が、各々バルブV27、V28を介して合流している。
ウエハ100に対してタングステン(W)膜を成膜する場合の一例を挙げると、原料としては常温で固体であるWClが用いられ、原料と反応する反応ガス(還元ガス)としては水素(H)ガスが用いられる。反応ガス流路27の上流側は、反応ガスの供給源271に接続されると共に、当該反応ガス流路27から分岐したガス流路272を介して不活性ガス例えば窒素(N)ガスの供給源273に接続されている。また置換ガス流路28の他端側は置換ガス例えばNガスの供給源281に接続されている。
さらに既述の原料ガス共通流路42からは、バルブV43の介設された分岐路43が分岐し、分岐路43の下流端は真空排気部24に接続されている。
原料ガス共通流路42の上流側には、成膜処理部11側へ供給される原料ガスの流量を測定するマスフローメータ341が設けられている。さらにこのマスフローメータ341の上流側において、原料ガス共通流路42には、2系統の原料ガス供給部(第1の原料ガス供給部5、第2の原料ガス供給部6)が並列に接続されている。
各原料ガス供給部5、6は、バルブV423(第1の切り離しバルブ)、V424(第2の切り離しバルブ)を介して、その下流側が原料ガス共通流路42に接続された原料ガス流路(第1の原料ガス流路421、第2の原料ガス流路422)と、原料のキャリアガスとなる不活性ガス、例えば窒素(N)ガスが導入されるキャリアガス導入路(第1のキャリアガス導入路711、第2のキャリアガス導入路811)と、これら原料ガス流路421、422の上流側の位置、及びキャリアガス導入路711、811の下流側の位置にて着脱自在に設けられ、固体原料であるであるWClを収容した原料容器(第1の原料容器51、第2の原料容器61)と、を備えている。
ここで図2に示すように、本例の原料ガス供給装置12において、各原料ガス供給部5、6は、原料容器51A、51B、61A、61Bを2個ずつ備えている。図1においては、成膜装置1の全体の概略構成を示すため、各原料ガス供給部5、6内の原料容器51、61や原料容器に51、61に接続されているキャリアガス導入路711、811などの記載を1組ずつにまとめて表示してある。
以下、図2を参照しながら原料ガス供給装置12の詳細な構成について説明する。
原料ガス供給装置12において、第1の原料ガス供給部5、第2の原料ガス供給部6は、ほぼ同様の構成を備えているので、第1の原料ガス供給部5に着目して説明を行う。
原料ガス共通流路42へ原料ガスを供給する既述の第1の原料ガス流路421には、バルブV423のさらに上流側に設けられたバルブV421を介して、原料ガス抜き出し路721A、721Bが並列に接続されている。これら原料ガス抜き出し路721A、721Bは、バルブV724A、V724B、バルブV723A、V723Bを介して第1の原料容器51A、51B内の気相部に挿入されている。原料ガス抜き出し路721A、721B上流側の末端は、第1の原料容器51A、51Bから原料ガスを抜き出す、抜き出しノズルとなっている。
本実施の形態において、原料ガス抜き出し路721A、721Bは、既述の第1の原料ガス流路421と共に、「第1の原料ガス流路」の一部を構成している。
第1の原料容器51A、51Bは、例えば5〜60kgの固体原料が収容された円筒形状の容器として構成され、その外側壁面は、例えば抵抗発熱体を備えたジャケット状の外部加熱部52A、52Bにより覆われている。外部加熱部52A、52Bは、不図示の電力供給部に接続され、後述の制御部200からの制御信号に基づいて、固体原料を昇華させるために、第1の原料容器51A、51Bを予め設定した温度に加熱する加熱状態と、加熱を停止した停止状態との間で切り替え自在となっている。
さらに第1の原料容器51A、51Bには、当該第1の原料容器51A、51Bにキャリアガスを導入する第1のキャリアガス導入路711A、711Bが接続されている。第1のキャリアガス導入路711A、711Bは、その下流側の末端部が、第1の原料容器51A、51Bの気相部に挿入され、当該第1の原料容器51A、51B内にキャリアガスを導入する導入ノズルとなっている。導入ノズルの上流側において、第1のキャリアガス導入路711A、711Bには、バルブV722A、V722B、バルブV721A、V721B、バルブV711A、V711Bが順次、介設され、その上流側の端部は、キャリアガス導入路41A、41Bに接続されている。
各キャリアガス導入路41A、41Bには、第1の原料容器51A、51Bに供給されるキャリアガスの流量を調節するマスフローコントローラ(MFC)331、332が介設され、その上流側の端部は、共通のキャリアガス供給源31に接続されている。
本例においては、キャリアガス供給源31から供給されるキャリアガスとして、不活性ガスであるNガスを用いた場合を示しているが、原料と反応することなく、成膜処理に影響を与えないガスであれば、Nガス以外のガス(例えばアルゴンガス)を「不活性ガス」として採用してもよい。
また、第1の原料容器51A、51Bの近傍の原料ガス抜き出し路721A、721B、第1のキャリアガス導入路711A、711Bの間には、第1の原料容器51A、51Bをバイパスするためのバイパス流路722A、722Bが設けられている。これらバイパス流路722A、722Bは、原料ガス抜き出し路721A、721B側のバルブV724A、V724BとバルブV723A、V723Bとの間の配管と、第1のキャリアガス導入路711A、711B側のバルブV721A、V721BとバルブV722A、V722Bとの間の配管とを接続するように設けられている。
さらに、第1の原料容器51A、51Bは、原料ガス抜き出し路721A、721B、第1のキャリアガス導入路711A、711Bに対して着脱自在に構成され、原料の残量が少なくなった第1の原料容器51A、51Bを、新しい第1の原料容器51A、51Bに交換することができる。
以上の構成に加え、既述のキャリアガス供給源31には、第1の原料容器51A、51Bから抜き出された原料ガスと混合される希釈ガスを供給する希釈ガス流路26が、既述のキャリアガス導入路41A、41Bと並列に接続されている。希釈ガス流路26には、希釈ガスの流量を調節するマスフローコントローラ36が介設され、その下流側の端部は、各々、第1の原料ガス供給部5側、第2の原料ガス供給部6側に希釈ガスを供給するための第1の希釈ガス導入路261、第2の希釈ガス導入路262に分岐している。
第1の希釈ガス導入路261にはバルブV261が介設され、その下流側の端部は、原料ガス抜き出し路721A、721Bの合流部と、バルブV421との間の位置の第1の原料ガス流路421に合流している。
以上、第1の原料ガス供給部5側の詳細な構成について説明したが、第2の原料ガス供給部6についても同様の構成を備えている。即ち、(1)第2の原料ガス流路422には、バルブV424のさらに上流側に設けられたバルブV422を介して、第2の原料容器61A、61Bから原料ガスを抜き出す原料ガス抜き出し路821A、821Bが並列に接続され、(2)例えば第2の原料容器61A、61Bは、5〜60kgの固体原料を収容可能であって、原料ガス抜き出し路821A、821B、第2のキャリアガス導入路811A、811Bに対して着脱自在に構成されると共に、その外側壁面が、抵抗発熱体を備えたジャケット状の外部加熱部62A、62Bにより覆われ、加熱状態と、停止状態との間で切り替え自在となっている。また、(3)第2の原料容器61A、61B内にキャリアガスを導入する第2のキャリアガス導入路811A、811Bは、既述のキャリアガス導入路41A、41Bを介して共通のキャリアガス供給源31に接続されている。なお、第2の原料ガス供給部6にキャリアガスを供給するキャリアガス供給源31は、第1の原料ガス供給部5側のキャリアガス供給源31とは独立して設けてもよい。
さらに、(4)第2の原料容器61A、61Bをバイパスするためのバイパス流路822A、822Bは、第2の原料容器61A、61Bの近傍の原料ガス抜き出し路821Aと、821B、第2のキャリアガス導入路811A、811Bとを接続するように設けられ、(5)希釈ガス流路26から分岐した第2の希釈ガス導入路262は、原料ガス抜き出し路821A、821Bの合流部と、バルブV422との間の位置の第2の原料ガス流路422に合流している。
ここで、図1、2、5〜7において、第1の原料ガス供給部5側の流路、及びバルブには「700番台」の符号を付す一方、第2の原料ガス供給部6側の流路、及びバルブには「800番台」の符号を付してあり、下二桁の数字が共通する流路、及びバルブは共通の機能を有する。また、第1の原料ガス供給部5側の原料容器の構成には「50番台」の符号を付す一方、第2の原料ガス供給部6側の原料容器の構成要素には「60番台」の符号を付してあり、下一桁の数字が共通するものは共通の構成要素となっている。
さらに、図2、5〜7において符号の末尾に「A、B」の識別符号を付した各構成要素は、図1においては1つにまとめて記載してある。
以上に説明した原料ガス供給装置12に対しては、第1の原料容器51A、51B(第2の原料容器61A、61B)の交換を行った後、第1の原料容器51A、51Bと、原料ガス抜き出し路721A、721B、第1のキャリアガス導入路711A、711B(第2の原料容器61A、61Bと、原料ガス抜き出し路821A、821B、第2のキャリアガス導入路811A、811B)の接続部の気密チェック用のガスを供給することが可能となっている。
気密チェックガス供給源32は、気密チェック用のガスとして、例えば予め設定した圧力のNガスを供給することができる。気密チェックガス供給源32に接続された気密チェックガス供給路44からは、第1の原料ガス供給部5側の第1の原料容器51A、51Bに気密チェック用のNガスを供給する第1の気密チェック用ガス導入路731A、731Bと、第2の原料ガス供給部6側の第2の原料容器61A、61Bへの供給を行う第2の気密チェック用ガス導入路831A、831Bとが分岐している。各第1の気密チェック用ガス導入路731A、731B、831A、831Bには、バルブV731A、V731B、V831A、V831Bが介設されている。
第1の気密チェック用ガス導入路731Aの下流側の末端部は、第1の原料容器51A側の第1のキャリアガス導入路711AのバルブV711AとバルブV721Aとの間の配管に合流し、第2の気密チェック用ガス導入路831Aの下流側の末端部は、第2の原料容器61A側の第2のキャリアガス導入路811AのバルブV811AとバルブV821Aとの間の配管に合流している。
また同様に、気密チェック用ガス導入路731Bの下流側の末端部は、第1の原料容器51B側の第1のキャリアガス導入路711BのバルブV711BとバルブV721Bとの間の配管に合流し、気密チェック用ガス導入路831Bの下流側の末端部は、第2の原料容器61B側の第2のキャリアガス導入路811BのバルブV811BとバルブV821Bとの間の配管に合流している。
なお、各第1の気密チェック用ガス導入路731A、731B、831A、831Bから気密チェック用のNガスを供給する位置は、上述の例に限られるものではない。例えば、各キャリアガス導入路711A、711B、811A、811Bに設けられたバルブV711A、V711B、V811A、V811Bの上流側から、気密チェック用のNガスを供給するように、第1の気密チェック用ガス導入路731A、731B、831A、831Bの合流位置を設定してもよい。
さらに原料ガス供給装置12を構成する各配管は、配管内における原料の析出を防止するために、原料の昇華温度以上の温度に加熱されている。加熱手段としては、各配管にテープヒータを捲回する例が挙げられ、これらのテープヒータに対して不図示の電力供給部から電力が供給される。図2において、加熱されている配管(加熱配管)は、配管ラインを示す実線を挟んで、2本の破線を併記した表記となっている。
図2、5〜6に示すように、配管の加熱が行われている領域は、複数の加熱領域9A〜9Cにブロック分けされており、各加熱領域9A〜9Cを独立して加熱することができる。
図2に示すように、加熱領域9Aは、原料ガス共通流路42及び分岐路43と、第1の原料ガス流路421、第2の原料ガス流路422の合流部とを含む。当該加熱領域9Aは、成膜装置1の稼働中、常時、加熱されている。
当該加熱領域9Aにおいて、各配管を加熱する加熱手段は、本実施の形態の「共通加熱部」に相当している。
加熱領域9Bは、第1の原料ガス供給部5側の第1の原料ガス流路421、原料ガス抜き出し路721A、721B、バイパス流路722A、722Bや第1のキャリアガス導入路711A、711Bの一部(バルブV711A、V711Bの下流側)を含む。さらに、第1の希釈ガス導入路261の一部(バルブV261の下流側)や第1の気密チェック用ガス導入路731A、731Bの一部(バルブV731A、V731Bの下流側)の加熱を行ってもよい。
加熱領域9Bにおいて、各配管を加熱する加熱手段は、後述の制御部200からの制御信号に基づいて、第1の原料容器51A、51B内の固体原料を昇華させている期間中に、各配管内を予め設定した温度に加熱する加熱状態と、第1の原料容器51A、51Bを交換する際に、加熱を停止した停止状態との間で切り替え自在となっている。
加熱領域9B内の各配管を加熱する加熱手段、及び第1の原料容器51A、51Bを加熱する外部加熱部52A、52Bは、本実施の形態の「第1の加熱部」に相当している。以下の説明では、外部加熱部52A、52Bによる第1の原料容器51A、51Bの加熱状態/停止状態、及び加熱手段による加熱領域9B内の配管の加熱状態/停止状態をまとめて「加熱領域9Bの加熱状態/停止状態」と呼ぶ。
一方で、加熱領域9Cは、第2の原料ガス供給部6側の第2の原料ガス流路422、原料ガス抜き出し路821A、821B、バイパス流路822A、822Bや第2のキャリアガス導入路811A、811Bの一部(バルブV811A、V811Bの下流側)を含む。さらに、第2の希釈ガス導入路262の一部(バルブV262の下流側)や第2の気密チェック用ガス導入路831A、831Bの一部(バルブV831A、V831Bの下流側)の加熱を行ってもよい。
加熱領域9Cにおいて、各配管を加熱する加熱手段は、後述の制御部200からの制御信号に基づいて、第2の原料容器61A、61B内の固体原料を昇華させている期間中に、各配管内を予め設定した温度に加熱する加熱状態と、第2の原料容器61A、61Bを交換する際に、加熱を停止した停止状態との間で切り替え自在となっている。
加熱領域9C内の各配管を加熱する加熱手段、及び第2の原料容器61A、61Bを加熱する外部加熱部62A、62Bは、本実施の形態の「第2の加熱部」に相当している。以下の説明では、外部加熱部62A、62Bによる第2の原料容器61A、61Bの加熱状態/停止状態、及び加熱手段による加熱領域9C内の配管の加熱状態/停止状態をまとめて「加熱領域9Cの加熱状態/停止状態」と呼ぶ。
次に図3、4は、上述の原料ガス供給装置12内に設けられている第1の原料容器51A、51B、及び第2の原料容器61A、61Bを収容するキャビネット13を示している。キャビネット13は、第1の原料容器51A、51Bを収容する上段側の第1の棚部131と、第2の原料容器61A、61Bを収容する下段側の第2の棚部132とに区画されている。これら第1の棚部131、及び第2の棚部132は、開閉扉133によって開閉自在となっていると共に、開閉扉133が閉じられると、互いに断熱された状態となる。
図4に示すように、各棚部131、132の床面には、各原料容器51A、51B、61A、61Bを予め設定された配置位置に固定するソケット部134と、これら原料容器51A、51B、61A、61Bを下面側から支持する支持台135とが設けられている。
また、各棚部131、132内には、所定の位置に原料容器51A、51B、61A、61Bが配置されたとき、これら原料容器51A、51B、61A、61Bと接続される配管70、80(図2に示した原料ガス抜き出し路721A、721B、第1のキャリアガス導入路711A、711Bや原料ガス抜き出し路821A、821B、第2のキャリアガス導入路811A、811Bなどを構成している)や、バルブ機構701、801(図2中のバルブV723A、V723B、V722A、V722BやバルブV823A、V823B、V822A、V822Bなどを構成している)が設けられている。
さらにキャビネット13の上部には、第1の原料容器51A、51B、第2の原料容器61A、61Bや、各配管の加熱手段に電力を供給する電力供給部や、これら電力供給部から供給される電力を増減する電力制御部などを収容した制御ボックス136が設けられている。
図1に示すように、成膜装置1は制御部200を備えている。制御部200は例えば図示しないCPUと記憶部とを備えたコンピュータからなり、記憶部には、成膜装置1の作用に係わる制御についてのステップ(命令)群が組まれたプログラムが記憶されている。成膜装置1の作用には、載置部22上にウエハ100を載置し、処理容器21内を真空排気後、原料ガスと反応ガスと置換ガスとを供給してALD法にて成膜を行い、しかる後ウエハ100を搬出するまでの動作や、第1の原料容器51A、51B、第2の原料容器61A、61Bの交換に合わせて、各加熱領域9B、9Cを加熱状態や停止状態に切り替える動作が含まれる。このプログラムは、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスク、メモリーカードなどの記憶媒体に格納され、そこからコンピュータにインストールされる。
次に上述の成膜装置1の作用について図5〜7を参照しながら説明する。なお図示の便宜上、これらの図においては、図2に示した各符号のうち、説明中に現れない構成要素に付された符号の表記を一部省略してある。また図5〜7において、開状態のバルブには「O」の符号を付し、閉状態のバルブには「S」の符号が付してある。さらにこれらの図において、加熱領域9A〜9Cが加熱状態となっている場合には、当該領域9A〜9Cを二重線で囲んで示し、停止状態となっている場合には、破線で囲んで示してある。
先ず原料ガス供給装置12及び成膜処理部11を用いた成膜処理の概要について簡単に説明する。
原料ガス供給装置12においては、第1の原料ガス供給部5、第2の原料ガス供給部6のうちの一方側が成膜処理部11の処理容器21に接続されている。例えば図5に示す例では、第2の原料ガス流路422側に設けられた2つのバルブV424、V422を開状態として、第2の原料ガス供給部6が処理容器21に接続されている。一方、第1の原料ガス流路421においては、下流側のバルブV423が閉状態となっており、第1の原料ガス供給部5は処理容器21から切り離されている。
また、加熱領域9B(第1の原料ガス供給部5)、及び加熱領域9C(第2の原料ガス供給部6)は、いずれも加熱状態となっている。
第2の原料ガス供給部6が加熱状態となっていることにより、第2の原料容器61A、61B内においては加熱されたWClが昇華する。外部加熱部62A、62Bに供給される電力は、固体原料であるWClの昇華温度以上の温度、例えば150℃になるように設定される。
成膜処理部2においては載置部22上にウエハ100を載置し、処理容器21内を真空排気してウエハ100の加熱を行う。こうして成膜を行う準備が整ったら、第2のキャリアガス導入路811A、811Bから第2の原料容器61A、61Bにキャリアガスを導入すると共に、第2の希釈ガス導入路262から所定量の希釈ガスを供給する。そして処理容器21側のバルブV1を開くと、昇華した原料がキャリアガスによって輸送され、希釈ガスで希釈された後、原料ガスとして処理容器21に供給される。
図1に示す処理容器21内に原料ガスが供給されると、ウエハ100の表面にWClが吸着する。そしてALD法によりタングステン膜を成膜する場合は、所定時間経過後にバルブV1を閉じて処理容器21への原料ガスの供給を停止する。次いで置換ガス(Nガス)を置換ガス流路28から処理容器21に供給して、処理容器21内のガスを置換する。続いてバルブV27を開き、反応ガス流路27から反応ガス(Hガスと不活性ガスとの混合ガス)を処理容器21に供給すると、ウエハ100に吸着されているWClがHにより還元されて、例えば1原子層のタングステン膜が成膜される。
しかる後、バルブV27を閉じて反応ガスの供給を停止し、この後、置換ガスを処理容器21に供給して、処理容器21内のガスを置換する。こうして処理容器21内に、WClを含む原料ガス→置換ガス→反応ガス→置換ガスを供給するサイクルを複数回繰り返すことにより、所定の厚さのタングステン膜が成膜される。
上述の成膜処理を多数枚のウエハ100に対して実行すると、第2の原料容器61A、61B内の固体原料が消費されていくので、所定期間経過後(例えば予め設定した枚数のウエハ100の成膜を行った後)、原料ガスの供給元を第2の原料ガス供給部6から第1の原料ガス供給部5に切り替える。
この場合には、図6に示すように、第2の原料ガス供給部6側の第2の原料ガス流路422のバルブV424(第2の切り離しバルブ)を閉じて、第2の原料ガス供給部6を処理容器21から切り離す。一方で、第1の原料ガス流路421のバルブV423(第2の切り離しバルブ)、V421を開いて、第1の原料ガス供給部5を処理容器21に接続する。加熱領域9Bは加熱状態となっており、原料ガスを供給する準備が整っているので、第1のキャリアガス導入路711A、711Bから第1の原料容器51A、51Bにキャリアガスを導入すると、ウエハ100の成膜処理を中断せずに、引き続き成膜装置1を稼働させることができる。
一方、第2の原料容器61A、61Bの交換作業を行うためには、原料の昇華温度以上の150℃程度に加熱されている加熱領域9C内の配管や第2の原料容器61A、61Bを冷却する必要がある。そこで加熱領域9Cは、加熱状態から停止状態へと切り替えられる。このとき、加熱領域9C内の各部の冷却を促進するため、第2の原料ガス供給部6の各配管や第2の原料容器61A、61B内、さらにキャビネット13の第2の棚部132内に冷却用の気体(例えば常温の空気)を通流させてもよい。
第2の原料容器61A、61Bなどの温度が、所定の温度まで低下したら、図3に示すキャビネット13の第2の棚部132側の開閉扉133を開き、原料ガス抜き出し路821A、821Bや第2のキャリアガス導入路811A、811Bから第2の原料容器61A、61Bを取り外す(図6)。しかる後、固体原料を収容した、新たな第2の原料容器61A、61Bを取り付ける。
これらの作業において、原料ガスの供給を行っている加熱領域9B内の機器は加熱状態となっているが、これらの機器が収容された第1の棚部131は、第2の棚部132に対して十分に断熱されているので、支障なく第2の原料容器61A、61Bの交換作業を行うことができる。
第2の原料容器61A、61Bの交換が完了したら、原料ガス抜き出し路821A、821Bや第2のキャリアガス導入路811A、811Bとの接続部からの漏れ込みなどが発生しないか、気密チェックを実行する。
気密チェックに際しては、第2の原料ガス供給部6を処理容器21から切り離した状態で、さらにキャリアガス供給源31側からも第2の原料ガス供給部6を切り離す(バルブV811A、V811B、V424、V262を閉状態とする)。そして、バルブV831A、V831Bを開き、気密チェック用のガスとして、気密チェックガス供給源32から予め設定された圧力のNガスを供給する。
なお、図7に示した例では、第2の原料容器61A、61Bの近傍位置のバルブV822A、V822B、V823A、V823Bを閉状態とする一方、バルブV825A、V825Bを開き、バイパス流路822A、822Bにより第2の原料容器61A、61Bをバイパスした状態で気密チェックを行っている。
これに対して、必要に応じて、バイパス流路822A、822Bを用いずに、第2の原料容器61A、61Bを含む第2の原料ガス供給部6内の気密チェックをおこなってもよい。
隣り合う系(キャリアガス供給源31、及び成膜処理部11)から切り離された第2の原料ガス供給部6内で、各接続部が気密に接続されていないと、第2の原料ガス供給部6から外部にNガスが漏れ出す。このようなNガスの漏れは、第2の原料ガス供給部6に設けられた不図示の圧力計の指示値の低下や、気密チェックガス供給源32側に設けられた不図示のマスフローメータにおけるNガスの流量上昇として検出することができる。
ここで、冷却状態となっている加熱領域9Cのうち、第2の原料ガス流路422は、常時、加熱状態である加熱領域9Aと隣接している。このため、第2の原料ガス流路422の配管やバルブV424を介した伝熱により、第2の原料ガス流路422内の気体の温度が上昇する可能性がある。この結果、第2の原料ガス供給部6内の気密チェックを行っている領域に、加熱された気体が流入すると、圧力や流れの変動が引き起こされて、正しい気密チェックを行えないおそれがある。
そこで本例の原料ガス供給装置12においては、図7に示すように、バルブV424(第2の切り離しバルブ)の上流側に設けられたバルブV422(第2の流入防止バルブ)を閉状態とした状態で気密チェックを行う。これにより、気密チェックが行われている領域へ加熱された気体が流入することを防止し、正確な気密チェックを行うことができる。
さらに加熱領域9Aからの受熱により、気密チェックが行われている加熱領域9C内の気体が膨張することに伴う圧力変動の発生を抑えるため、これら加熱領域9Aと気密チェック対象の加熱領域9Cとはできるだけ離して配置することが好ましい。この観点において、上述の2つのバルブV424、V422は少なくとも十数cm以上、好適には数十cm以上離して配置するとよい。
なお、閉状態となっている2つのバルブV424、V422によって挟まれた領域の配管内は、加熱領域9Aからの伝熱によって流体の温度が上昇し、内部圧力が上昇する可能性がある。そこで、第2の原料ガス流路422を構成する配管は、前記圧力上昇に対応した耐圧性を有するものを採用してもよい。また、第2の原料ガス流路422内の圧力が予め設定された圧力以上となったら、内部の流体を放出する脱圧ラインを接続してもよい。
上述の手法により気密チェックを行った結果、漏れが検出された場合は、漏れチェッカーなどで漏れの発生箇所を特定し、継手の増し締めや配管シールのやり直しなどの対処を行う。
一方で、漏れの発生が検出されない場合には、バルブV831A、V831Bを閉じて気密チェックガス供給源32側からのNガスの供給を停止すると共に、第2の原料ガス供給部6内を脱圧し、バイパス流路822A、822BのバルブV825A、V825Bを閉状態とする一方、バルブV811A、V811B、V822A、V822B、V823A、V823B、V422、V262を開状態として、第2の原料容器61A、61Bをオンラインにする。しかる後、加熱領域9Cを加熱状態に切り替えて、処理容器21へ向けて原料ガスの供給を開始できる状態で待機する。
以上、図5〜7を用いて、第2の原料ガス供給部6側より原料ガスを供給している状態から、原料ガスの供給元を第1の原料ガス供給部5に切り替え、第2の原料容器61A、61Bの交換、気密チェックを行った後、第2の原料ガス供給部6側より原料ガスを供給可能な状態で待機する動作を例に挙げて説明を行った。
上述の例とは反対に、第1の原料ガス供給部5側より原料ガスを供給している状態から、原料ガスの供給元を第2の原料ガス供給部6に切り替え、第1の原料容器51A、51Bの交換などを行う場合についても、第1の原料ガス供給部5側と第2の原料ガス供給部6側とで、操作の内容を入れ替える点以外は、同様である。
即ち、(1)第1の原料ガス供給部5側の第1の原料ガス流路421のバルブV423(第1の切り離しバルブ)を閉じて、第1の原料ガス供給部5を処理容器21から切り離す一方、第2の原料ガス流路422のバルブV424(第2の切り離しバルブ)、を開いて、第2の原料ガス供給部6を処理容器21に接続して、第2の原料ガス供給部6側からの原料ガスの供給を行う。しかる後、(2)加熱領域9Bを停止状態として温度が低下した後、第1の原料容器51A、51Bを交換する。そして、(3)第1の原料ガス流路421のバルブV423(第1の切り離しバルブ)、V421(第1の流入防止バルブ)を閉じた状態で第1の原料ガス供給部5の気密チェックを行った後、(4)加熱領域9Bを加熱状態に戻して待機する。また、(5)常時、加熱状態の加熱領域9Aと気密チェック対象の加熱領域9Bとをできるだけ離して配置するため、第1の原料ガス流路421に設けられた2つのバルブV423、V421は少なくとも十数cm以上、好適には数十cm以上、離して配置するとよい。
本実施の形態に係る原料ガス供給装置12によれば以下の効果がある。着脱自在の第1の原料容器51A、51B、第2の原料容器61A、61Bを備えた第1、第2の原料ガス供給部5、6に対し、加熱状態と加熱を停止した停止状態との間で切り替え自在な第1、第2の加熱部(外部加熱部52A、52B、外部加熱部62A、62Bや加熱領域9B、9Cの配管の加熱手段)を設け、これら第1、第2の原料ガス供給部5、6から原料ガスが供給される原料ガス共通流路42には、独立した共通加熱部(加熱領域9Aの配管を加熱する加熱手段)を設けている。このため、一方側の第1、第2の原料ガス供給部5(6)の原料容器51A、51B(61A、61B)を交換している期間中においても、他方側の第2、第1の原料ガス供給部6(5)を利用して、原料ガス共通流路42からの原料ガスの供給を継続することができる。
ここで、図3〜7を用いて説明した実施の形態においては、原料ガス共通流路42に対して、2系統の原料ガス供給部5、6を並列に接続した例を示したが、原料ガス共通流路42には、3系列以上の原料ガス供給部を並列に接続してもよい。この場合には、例えば、原料容器の交換などを行うために、停止状態となる一の原料ガス供給部を「第1の原料ガス供給部」と捉え、原料ガスの供給を行い、または待機状態であって、加熱状態となっている残りの原料ガス供給部を「第2の原料ガス供給部」と捉えることができる。
また、各原料ガス供給部5、6に設ける原料容器51A、51B、61A、61Bの個数も2個に限定されるものではなく、原料容器51を1個ずつ設けてもよいし、3個以上設けてもよい。
また図3、4には、第1の原料容器51A、51Bを収容する第1の棚部131と、第2の原料容器61A、61Bを収容する第2の棚部132とを上下に積み重ねて構成した縦型のキャビネット13を示したが、キャビネット13の具体的構成は、縦型の例に限定されるものではない。例えば、第1の棚部131と、第2の棚部132とを横方向に隣接して並べた横型のキャビネット13であってもよい。この場合に制御ボックス136は、これら第1、第2の棚部131、132の上面側に配置してもよいし、側面側や背面側に配置してもよい。キャビネット13を横型に構成する場合には、図1に示す成膜処理部11に設けられた処理容器21の下方側に配置するなどして横型のキャビネット13を成膜装置1内に組み込むことで、成膜装置1のフットプリントの増大を抑えることもできる。
なお、第1の棚部131、及び第2の棚部132は共通のキャビネット13内に構成する場合に限定されず、互いに分離された別のキャビネット内に、各々第1、第2の棚部131、132を設けてもよいことは勿論である。
さらに、本発明の成膜処理部11にて供給可能な原料としては、原料容器への充填時に固体であるものが用いられ、上述のWCl以外に、Ni(II)、N´−ジーターシャリブチルアミジネート(Ni(II)(tBu−AMD)、以下「Ni(AMD)」と記す)を用いる例を挙げることができる。原料としてNi(AMD)を用いる場合には、反応ガス(還元ガス)としてアンモニアガスを用いて、ウエハ100の表面にニッケル(Ni)膜が形成される。
Ni(AMD)は、原料容器への充填時には固体であるが、加熱すると液体状態を経由して気化する場合がある。本発明では、固体からの昇華だけでなく、原料容器51、61内にて一旦液体状態になってから気化する、気体原料の生成経路についても、便宜上、「固体原料の昇華」と呼ぶことにする。
また成膜処理部11の構成については、載置台に1枚ずつウエハを載置して成膜処理を行う枚様式の他、多数枚のウエハを保持するウエハボートにウエハを保持して成膜を行うバッチ式や、回転する載置台上に複数枚のウエハを並べて、成膜を行う構成であってもよい。
さらにまた、本発明の成膜処理部については、ALD法を実施する構成には限られない。例えば、CVD法を実施する成膜処理部であっても、固体原料を収容した原料容器にキャリアガス導入路を介してキャリアガスを導入し、昇華させた原料を含む原料ガスを原料の成膜処理部に供給する構成であれば適用できる。さらにこのCVD法においても、第1のCVD用の原料ガスを処理容器内に供給して第1のCVD膜を成膜し、次いで第1のCVD用の原料ガスとは異なる第2のCVD用の原料ガスを用いて第2のCVD膜を成膜する構成としてもよい。この場合には、第1のCVD用の原料ガス及び第2のCVD用の原料ガスの少なくとも一方が固体原料を収容した原料容器にキャリアガスを導入し、昇華した原料とキャリアガスとを含む原料ガスを処理容器に供給する構成とすればよい。こうして両原料ガスを、置換ガスによる雰囲気の置換を介して複数回交互いに処理容器内に供給して種類の異なる薄膜を積層して成膜を行う手法にも、本発明は適用できる。さらに本発明の原料ガス供給装置は、消費区域であるエッチング装置や、加熱装置などに向けて、固体原料を昇華した原料をエッチングガスや熱処理ガスとして、キャリアガスと共に供給する場合にも適用することができる。
さらにまた本発明を用いて供給可能な原料ガスは、既述のWCl以外に、例えば周期表の第3周期の元素であるAl、Siなど、周期表の第4周期の元素であるTi、Cr、Mn、Fe、Co、Cu、Zn、Geなど、周期表の第5周期の元素であるZr、Mo、Ru、Rh、Pd、Agなど、周期表の第6周期の元素であるBa、Hf、Ta、W、Re、Ir、Ptなどの元素を含む原料ガスであってもよい。これらの原料ガスは、有機金属化合物や無機金属化合物などを用いる場合が挙げられる。原料ガスと反応させる反応ガスは、O、O、HOなどを利用した酸化ガス、NH、H、HCOOH、CHCOOH、CHOH、COHなどを利用した還元ガス、CH、C、C、Cなどを利用した炭化反応ガス、NH、NHNH、Nなどを利用した窒化反応ガスなどを利用できる。更に複数の原料ガス供給装置を設け、成膜処理部に対して2種類以上の原料ガスを間欠的に供給して合金や、複合金属酸化物などの成膜する場合に適用してもよい。
また第1の原料容器51または第2の原料容器61の交換を行う場合に、第1及び第2の原料容器51、61の一方の原料容器51、(61)を取り外す前に、交換を行う原料容器51、(61)が接続された原料ガス流路421、(422)に残る原料ガスをパージガスで引くことにより取り除くことが好ましい。また新たな原料容器51、(61)を原料ガス抜き出し路821やキャリアガス導入路811に取り付けた後、第1の原料ガス流路421、または第2の原料ガス流路422内に侵入した大気雰囲気を排気するためにパージガスを入れて吸引することが好ましい。以下にこのような場合に好適な構成例を示す。
例えば図8に示すようにウエハ100に対して成膜処理を行なうための複数の成膜処理区120A〜Dと、各成膜処理区120A〜Dにおいて、第1の原料容器51または第2の原料容器61の交換時にパージガスを排気するための共通の第2の真空排気部46と、を備えるように構成した例が挙げられる。
成膜処理区120A〜Dについて、成膜処理区120A及び成膜処理区120Aに接続された第2の真空排気部46を例に挙げて説明する。図9に示すように成膜処理区120Aは、図1に示した成膜装置を備え、第1の原料ガス流路421の第1の流入防止バルブV421の下流側、第1の切り離しバルブV423の上流側に分岐路451の一端が接続されている。また第2の原料ガス流路422における第2の流入防止バルブV422の下流側、第2の切り離しバルブV424の上流側に分岐路452が接続されている。分岐路451、452は各々共通の排気路45に接続され、排気路45は、第2の真空排気部46に接続されている。なお図9では、図が煩雑になることを避けるため、図1に示した一部の配管を省略して記載している。また図8中各成膜処理区120A〜Dについては簡略化した。
続いて上述の実施の形態の作用について説明する。ここでは、気密チェック用ガス導入路831から流れる気密チェック用のガスをパージガスとして用いる例で説明する。例えば第2の原料容器61を交換する場合において、まず第2の原料ガス流路422のバルブV424を閉じて、第2の原料ガス供給部6を処理容器21から切り離す。一方、第1の原料ガス流路421のバルブV423(第2の切り離しバルブ)、V421を開いて第1の原料ガス供給部5を処理容器21に接続する。更にバルブV811を閉じ、バルブV831を開く。これにより気密チェック用ガス導入路831からパージガスが第2の原料容器61内に流れ込み、第2の原料容器61内の圧力が大気圧まで上昇する。
更にバルブV822、V823を閉じ、バルブV825、V452を開く。これにより気密チェック用ガス導入路831から供給されたパージガスは、バイパス流路822を流れ、第2の原料ガス流路422、分岐路452、排気路45を介して第2の真空排気部46から排気される。この結果第2の原料ガス流路422内に残る原料ガスが排気される。
その後、原料ガス抜き出し路821及び第2のキャリアガス導入路811から第2の原料容器61を取り外す。
そして新たな第2の原料容器61を原料ガス抜き出し路821及び第2のキャリアガス導入路811に取り付ける。更にバルブV825を閉じると共に、バルブV822、バルブV823を開き、新たな第2の原料容器61内にパージガスを流して、このパージガスを原料ガス抜き出し路821、第2の原料ガス流路422、分岐路452及び排気路45を介して第2の真空排気部46により真空排気する。これにより第2の原料容器61内、原料ガス抜き出し路821におけるバルブV823よりも上流側の部位及び第2のキャリアガス導入路811におけるバルブV822よりも下流側の部位に侵入した大気雰囲気が除去され、これら部位が真空雰囲気とされる。
その後バルブV831、V821、V822、V823、V824、V422及びV452を閉じる。
例えば第2の原料容器61を交換するときに、第2の原料ガス流路422にパージガスを流し、排気路45から排気されるパージガスを、処理容器21に接続した真空排気部24により排気すると、次のような不利益がある。即ち第1の原料容器51から処理容器21に原料ガスを供給して成膜処理を行っているときに、真空排気部24からパージガスを排気すると、パージガスが処理容器21内に拡散したり、真空排気部24にパージガスを流すことにより処理容器21内の圧力が変化し、成膜処理に悪影響を及ぶおそれがある。
特にALD法による成膜処理を行う場合には、処理容器21と真空排気部24とを接続する排気管の開度を固定し一定の流量で排気を行いながら、処理容器21に原料ガスを間欠的に供給する。そのため処理容器21内の圧力が増減を繰り返しており、真空排気部24にパージガスが流れ込んだときに処理容器21内の圧力が乱れやすく、成膜処理に悪影響を及ぼす懸念がある。従って第2の原料容器61の交換を行い、パージガスを排気するときには、成膜処理を一時停止する必要がある。
これに対して上述の実施の形態によれば、第1の原料容器51から処理容器21に原料ガスを供給して成膜処理を行っているときに、第2の原料容器61の交換に伴って、第2の原料容器61側を流すパージガスを第2の真空排気部46から排気しているため、パージガスを真空排気部24から排気することによる処理容器21内への悪影響を防ぐことができ、成膜処理を停止する必要がない。
また第1の原料容器51を交換するときには、パージガスを第1の原料ガス流路421、分岐路451、排気路45を介して第2の真空排気部46から排気することで同様の効果を得ることができる。
また本発明は、排気路45にマスフローメータを設けてもよく、交換した原料容器、例えば第2の原料容器61から処理容器21に原料ガスを流す前に、排気路45に原料ガスを流し、原料ガスの流量を確認した後、第2の原料容器61から処理容器21側に原料ガスを流すようにしてもよい。これにより第2の原料容器61から処理容器21に原料ガス流すように切り替えた後、原料ガスの流量を確認する必要がなくなるため、原料容器51、61の交換時のダウンタイムを短縮することができる。
1 成膜装置
100 ウエハ
11 成膜処理部
12 原料ガス供給装置
200 制御部
41、41A、41B
キャリアガス導入路
42 原料ガス共通流路
421 第1の原料ガス流路
422 第2の原料ガス流路
5 第1の原料ガス供給部
51、51A、51B
第1の原料容器
52、52A、52B
外部加熱部
6 第2の原料ガス供給部
61、61A、61B
第2の原料容器
62、62A、62B
外部加熱部
711、711A、711B
第1のキャリアガス導入路
721、721A、721B
原料ガス抜き出し路
731、731A、731B
第1の気密チェック用ガス導入路
811、811A、811B
第2のキャリアガス導入路
821、821A、821B
原料ガス抜き出し路
831、831A、831B
第2の気密チェック用ガス導入路
9A〜9C 加熱領域

Claims (4)

  1. 原料容器内の固体原料を昇華させて得られた原料をキャリアガスと共に消費区域に供給する原料ガス供給装置において、
    前記消費区域に対して、昇華した原料を含むキャリアガスを送り出すための原料ガス共通流路と、
    第1の切り離しバルブを介して、下流側が前記原料ガス共通流路に接続された第1の原料ガス流路と、前記キャリアガスが導入される第1のキャリアガス導入路と、前記第1の原料ガス流路の上流側、及び第1のキャリアガス導入路の下流側に対して着脱自在に設けられ、前記固体原料を収容した第1の原料容器と、を備えた第1の原料ガス供給部と、
    第2の切り離しバルブを介して、下流側が前記原料ガス共通流路に接続された第2の原料ガス流路と、前記キャリアガスが導入される第2のキャリアガス導入路と、前記第2の原料ガス流路の上流側、及び第2のキャリアガス導入路の下流側に対して着脱自在に設けられ、前記固体原料を収容した第2の原料容器と、を備えた第2の原料ガス供給部と、
    前記原料ガス共通流路を加熱するための共通加熱部と、
    前記第1の原料ガス供給部に設けられ、前記第1の原料容器内の固体原料を昇華させると共に、前記第1の原料ガス流路を加熱する第1の加熱部
    前記第2の原料ガス供給部に設けられ、前記第2の原料容器内の固体原料を昇華させると共に、前記第2の原料ガス流路を加熱する第2の加熱部と、
    前記第1の原料ガス供給部に、気密チェック用ガスを導入するための第1の気密チェック用ガス導入路と、前記第2の原料ガス供給部に、気密チェック用ガスを導入するための第2の気密チェック用ガス導入路と、を備え
    前記第1の切り離しバルブと第1の原料容器との間の第1の原料ガス流路には、前記第1の加熱部による加熱を停止して、気密チェック用ガスを用いた気密チェックを行う際に、前記共通加熱部によって加熱されたガスが気密チェックを行っている領域に流入することを防止するための第1の流入防止バルブが設けられ、
    前記第2の切り離しバルブと第2の原料容器との間の第2の原料ガス流路には、前記第2の加熱部による加熱を停止して、気密チェック用ガスを用いた気密チェックを行う際に、前記共通加熱部によって加熱されたガスが気密チェックを行っている領域に流入することを防止するための第2の流入防止バルブが設けられていることを特徴とする原料ガス供給装置。
  2. 前記第1の加熱部、及び第2の加熱部を、互いに独立して、固体原料を昇華させるための加熱状態と、加熱を停止した停止状態との間で切り替えるための制御信号を出力する制御部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の原料ガス供給装置。
  3. 各々前記第1の原料容器、及び第2の原料容器を収容する第1の棚部、及び第2の棚部を備え、これら第1の棚部、及び第2の棚部が互いに断熱された共通のキャビネットを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の原料ガス供給装置。
  4. 基板に対し原料ガスを供給して成膜処理を行う成膜装置において、
    請求項1ないしのいずれか一つに記載の原料ガス供給装置と、前記原料ガス共通流路に接続され、基板を載置する載置部がその内部に配置された処理容器と、この処理容器内を真空排気するための排気機構と、を備えたことを特徴とする成膜装置。
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