JP6627100B1 - 測定システム及び遠心機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 処理中の被処理材料の状態を測定できる測定システム、及び該測定システムを備える遠心機を提供する。【解決手段】 測定システム100は、所定の被処理材料Mを収納可能であり、公転軸線L1を中心とした公転、及び自転軸線L2を中心とした自転のうち、少なくとも一方を行うことが可能な容器110と、該容器110に設けられて、該容器110が、公転軸線L1を中心とした公転、及び自転軸線L2を中心とした自転のうち、少なくとも一方を行っている際に、被処理材料Mに作用するせん断応力を測定する測定部120とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、被処理材料に作用するせん断応力を測定する測定システム、及び該測定システムを備える遠心機に関する。
容器を公転させながら自転させることによって、当該容器に収納された被処理材料を処理する遠心機が知られている。この遠心機は、各種の用途に利用され、例えば、被処理材料の撹拌処理と脱泡処理とを同時に行う撹拌・脱泡装置として利用される(特許文献1)。また、この遠心機は、被処理材料を粉砕するボールミルとしても利用される(特許文献2参照)。さらに、この遠心機は、被処理材料を乳化する乳化装置等としても利用される(特許文献3参照)。
特許第4084493号公報 特開2002-143706号公報 特開2010-194470号公報 特開2013-244475号公報
ここで、上記のような遠心機に対しては、ユーザから、処理中の被処理材料の状態を知るための機構の搭載を求められることがある。このような要求に応えるためか、例えば、特許文献4には、処理中の被処理材料の温度情報を得るための機構が開示されている。しかしながら、ユーザからは、処理中の被処理材料の他の情報も知りたいという要望が寄せられている。このような情報を知る方法として、処理中の被処理材料に作用するせん断応力を測定することが考えられるが、従来その測定を行うことは困難とされている。
本発明は、上記事情を鑑みなされたものである。その目的は、遠心機による処理中の被処理材料に作用するせん断応力を測定するための測定システム、及び該測定システムを備える遠心機を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、以下に示す発明特定事項乃至は技術的特徴を含んで構成される。
すなわち、ある観点に従う発明は、所定の被処理材料を収納可能であり、公転軸線を中心とした公転、及び自転軸線を中心とした自転のうち、少なくとも一方を行うことが可能な容器と、該容器に設けられて、該容器が、前記公転軸線を中心とした公転、及び前記自転軸線を中心とした自転のうち、少なくとも一方を行っている際に、前記被処理材料に作用するせん断応力を測定する測定部とを備える、測定システムである。
また、前記測定部は、前記容器の底部及び側壁部のうち、少なくとも一方に設けられ得る。
また、前記測定部は、前記底部に設けられる場合、及び、前記側壁部に設けられる場合、何れも、前記容器の中心線上に中心をおく仮想円の円周上に配置され得る。
また、前記測定部は、前記底部に設けられる場合において、前記底部の中心と比して、前記側壁部と前記底部とにより形成される角部に近い位置に設けられ、前記側壁部に設けられる場合において、前記側壁部の開放端と比して、前記角部に近い位置に設けられ得る。
また、前記測定部は、前記角部に設けられ得る。
また、さらに、前記測定部を覆って、変形可能な被覆部を備え得る。
また、前記被覆部は、前記容器に挿入される第2容器として構成され得る。
また、さらに、前記測定部で測定された前記被処理材料に作用するせん断応力に基づいて、該被処理材料の粘度を算出する算出部を備え得る。
また、前記測定部は、前記被処理材料に作用する圧力及び前記被処理材料の温度のうち、少なくとも一方も測定し得る。
また、ある観点に従う発明は、上記何れかに記載の測定システムと、前記公転軸線を中心に回転可能な公転体と、該公転体に保持されて、前記自転軸線を中心に回転可能な自転体と、前記公転体と前記自転体との少なくとも一方に回転力を付与する駆動部と、を備え、前記自転体は、前記容器を保持する遠心機である。
本発明によれば、遠心機による処理中の被処理材料に作用するせん断応力を測定するための測定システム、及び該測定システムを備える遠心機を提供できる。
本発明の一実施形態に係る遠心機の概略構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る測定システムの概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る測定システムのブロック図である。 本発明の一実施形態に係る測定システムの概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る測定システムの概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る測定システムの概略断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(例えば各実施形態を組み合わせる等)して実施することができる。なお、本発明は、各数値を実質的に判断する。例えば、第1の数値と第2の数値とが等しいという場合において、本発明では、両者の値が数学的に厳密に等しい場合に発揮される効果と同等の効果を発揮するのであれば、両者の値に差があったとしても、両者の値が等しいとして取り扱う。また、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付して表している。図面は模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
図1は、本発明の一実施形態に係る遠心機の概略構成を示す断面図である。同図に示すように、遠心機1は、公転体10と、自転体20と、支持基板30と、駆動部40と、制御部50とを含み構成される。その他、遠心機1は、図示しないバランスウエイト等を含み構成される。
公転体10は、軸部11と、第1アーム12と、第2アーム13とを含み構成される。公転体10は、軸部11を支持基板30に回転可能に支持されて、駆動部40により、仮想の直線である公転軸線L1を中心に回転させられる。
第1アーム12は、公転軸線L1に直交する第1の方向に延びて、途中で屈曲するように構成され、自転体20を取り付けられる。第2アーム13は、第1の方向と反対方向である第2の方向に延びて、公転体10の回転時のバランスを取り、静寂性等を向上させるための上記バランスウエイトを取り付けられる。
自転体20は、軸部21及びホルダ部22を含み構成される。自転体20は、軸部21を、公転体10の第1アーム12の屈曲した部分より先端側に回転可能に保持されて、駆動部40により、仮想の直線である自転軸線L2を中心に回転させられる。なお、上述の配置に基づき、自転軸線L2は、公転軸線L1に対して所定の傾斜角度を有する。
ホルダ部22は、有底筒状に構成されて、軸部21と反対の端面が開口している。ホルダ部22は、当該開口した部分より、図2に示す容器110を底部より受け入れて保持する。
駆動部40は、例えば、モータ、並びに、該モータで生成された回転力を軸部11及び軸部21に伝達するギヤ、プーリー、及びベルト等を含み構成される。制御部50は、駆動部40の動作を制御すること等、遠心機1全体の動作を制御するものである。
以上のように構成される遠心機1は、被処理材料Mを収納した容器110を自転体20のホルダ部22に保持した状態で、公転軸線L1を中心に公転体10を回転させつつ、自転軸線L2を中心に自転体20を回転させる。これにより、容器110が、公転軸線L1を中心に公転しつつ、自転軸線L2を中心に自転するので、該容器110に収納されている被処理材料Mが処理される(なお、遠心機1では、公転軸線L1を中心に公転体10を回転させることと、自転軸線L2を中心に自転体20を回転させることとのうち、何れか一方のみを行うことも可能であり、この場合においても、自転体20に搭載された容器110に収納されている被処理材料Mを処理することが可能である)。
図2は、本発明の一実施形態に係る測定システムを示す概略断面図である。同図に示すように、測定システム100は、容器110と、測定部120とを含み構成される。その他、測定システム100は、図3に示す各構成等を含む。
容器110は、一方向に開口した有底筒状に形成されており、被処理材料Mを収納する。容器110は、一般的に有底円筒形状であり、図示しない蓋が開口部に取り付けられるように構成してもよい。容器110は、その中心を通る仮想の直線である中心線CLが、自転軸線L2と重なるように図1に示すホルダ部22に搭載される(この際、容器110は、図示しないアダプタを介してホルダ部22に搭載されてよい。)。
測定部120は、容器110に設けられ、少なくとも、被処理材料Mに作用するせん断応力を検知する検知面122が、容器110に収納された被処理材料Mに(直接)当接可能に配置される。つまり、測定部120は、検知面122が容器110の内部空間側に露出するように配置される。
また、測定部120は、容器110の底部112及び側壁部114のうち、少なくとも一方に設けられる(図2は、測定部120が、底部112及び側壁部114に設けられる場合を示している。)。そして、測定部120は、底部112及び側壁部114のうち、少なくとも一方に複数設けられてもよい。このように、測定部120が底部112及び/又は側壁部114に複数設けられる場合において、測定部120の検知面122は、容器110の中心線CL上に中心をおき、該中心線CLに対し垂直な仮想平面上に位置する仮想の円周上に配置されることが好ましい。このように配置されることにより、容器110を自転体20のホルダ部22に保持させた際、自転軸線L2に対して一定の距離に検知面122を配置することができ、測定部120を用いた測定を安定して行うことができる。
また、測定部120の検知面122は、容器110で処理される被処理材料Mの量によっては(具体的には、被処理材料Mの量が多い場合)、容器110の底部112の中心Cに設けられることも想定され得る。ただし、一般的に、検知面122(測定部120)は、容器110の角部116(なお、角部116とは、容器110の底部112と側壁部114とが接する部分である。)の近傍に配置されることが好ましい。これは、図1に示すように、容器110は、公転軸線L1に対し傾斜した自転軸線L2を中心に回転(自転)させられるものであり、このことに起因して、容器110に収納された被処理材料Mは、処理中において容器110の角部116付近に集められるためである。つまり、検知面122(測定部120)を、容器110の角部116の近傍に配置することで、測定部120を用いた測定を安定して行うことができる。
なお、具体的には、測定部120が、底部112に設けられる場合において、検知面122は、底部112の中心Cより角部116に近い位置に配置される。また、測定部120が、側壁部114に配置される場合において、検知面122は、側壁部114の開放端118より角部116に近い位置に配置される。
ここで、測定部120は、検知面122において、上述したように、被処理材料Mに作用するせん断応力を検知して測定する。また、測定部120は、検知面122において、被処理材料Mに作用する圧力や、被処理材料Mの温度等も検知して測定してよい。なお、本願でいう、被処理材料Mに作用するせん断応力とは、検知面122と平行な方向へ、該検知面122に対して滑らせるように被処理材料Mに作用する力である。また、本願でいう、被処理材料Mに作用する圧力とは、検知面122と垂直、かつ、該検知面122に対して向かう方向へ被処理材料Mに作用する力である。
被処理材料Mは、流体として挙動するものであればよく、その組成や用途を特に限定されない。被処理材料Mとしては、流体成分(樹脂等)のみを含む材料や、流体成分のほかに粒状成分(粉状成分)を含む材料等を適用できる。例えば、被処理材料Mとしては、接着剤、シーラント剤、液晶材料、LEDの蛍光体と樹脂とを含む混合材料、半田ペースト、歯科用印象材料、歯科用セメント(穴埋め剤等)、液状の薬剤等の材料を適用できる。また、被処理材料Mとしては、粒状(粉状)材料と、これを粉砕するためのメディア(例えばジルコニアボール)を適用することも可能である。あるいは、被処理材料Mとして、乳化処理の対象となる流体を適用することも可能である。
図3は、本発明の一実施形態に係る測定システムのブロック図である。同図に示すように、測定システム100は、第1部分200と、第2部分300とを含み構成される。
第1部分200は、上述した容器110と、測定部120とを含み構成される。その他、第1部分200は、第1通信部202と、電源部204とを含み構成される。また、第1部分200は、図示しない処理部、及び記憶部等を含んでよい。
第1通信部202は、測定部120で測定した各情報(具体的には、被処理材料Mに作用するせん断応力、圧力、及び、被処理材料Mの温度等)を受け取って、無線通信回線を利用して、当該情報を送信する(なお、本願においては、可視光通信回線、赤外線通信回線等も無線通信回線に含む。)。無線通信回線としては、公知の無線通信回線を利用することができる。なお、第1通信部202は、無線通信回線を利用して、後述する第2通信部302から送信された所定の情報を受け取るように構成してもよい。
電源部204は、測定部120及び第1通信部202等に電源供給できるように構成される。例えば、電源部204は、電池を利用したものであってよい。
なお、第1通信部202、電源部204、処理部、及び記憶部等は、容器110に設けられてよく、その他、容器110に取り付けられる蓋、ホルダ部22、及び容器110をホルダ部22に搭載するために用いられる図示しないアダプタ等に設けられてもよい。
第2部分300は、本願発明でいう算出部に対応する構成であり、第2通信部302と、処理部304と、入力部306(例えば、キーボード等のユーザインターフェース)と、出力部308(例えば、ディスプレイやプリンタ等)とを含み構成される。なお、第2部分300は、図示しない記憶部、電源部等を含んでよく、例えば、ノートパソコン、タブレット端末、スマートホン等により構成し得る。また、第2部分300は、遠心機1に組み込まれるものとして構成してもよい。
第2通信部302は、第1通信部202により送信された情報を受信する。なお、第2通信部302は、無線通信回線を利用して、所定の情報を送信できるように構成してもよい。
処理部304は、第2通信部302から情報を受け取り、所定の処理を行う。例えば、処理部304は、受け取った情報である被処理材料Mに作用するせん断応力、圧力、及び、被処理材料Mの温度等を出力部308に出力してよい。
また、処理部304は、受け取った情報に基づき、被処理材料Mの粘度を算出してもよい。例えば、処理部304は、数式(1)を使用して被処理材料Mの粘度を算出する。
Figure 0006627100
上式において、τ[Pa]は、被処理材料Mに作用するせん断応力(測定部120で測定したせん断応力)である。Pv[W/m]は、撹拌動力である。μ[Pa・s]は、被処理材料Mの粘度である。
ここで、撹拌動力は、任意の方法を用いて求めてよいが、例えば、数式(2)を使用して求めてよい。
Figure 0006627100
上式において、ρは被処理材料Mの密度[kg/m]である。hは被処理材料Mの投入高さ[m]である(図2参照)。rは容器110の半径[m]である(図2参照)。ωは自転角速度[rad/s]である(図1参照)。Rは公転半径[m]である(図1参照)。Ωは公転角速度[rad/s]である(図1参照)。また、k、a、b、c、d、e、f、及びgは係数であり、例えば、0<k<1、0<a<1、−1<b<0、0<c<1、0<d<1、−2≦e≦2(但し、e≠0)、0<f<1、0<g≦2とすることができる。なお、数式(2)にも、被処理材料Mの粘度は含まれているが、該被処理材料Mの粘度が未知のままの数式(2)を数式(1)に代入して計算を行い、当該被処理材料Mの粘度を求めるは可能である。
また、撹拌動力は、遠心機1の公転体10及び自転体20を回転させるための駆動部40の消費電力[W]に基づいて求めてよい。その他、撹拌動力は、被処理材料Mの温度上昇[℃/s](なお、当該温度上昇は、測定部120により測定した被処理材料Mの温度に基づくものであって良い。)や、遠心機1に図示しないトルク計を組み込み、該トルク計により測定した自転体20の回転トルク[N・m]に基づき求めてもよい。
また、処理部304は、算出した被処理材料Mの粘度に基づいて、被処理材料Mの平均せん断速度を求めてもよい。例えば、処理部304は、数式(3)を用いて被処理材料Mの平均せん断速度を求めてもよい。
Figure 0006627100
上式において、γavは被処理材料Mの平均せん断速度[1/s]である。
なお、処理部304は、算出した、被処理材料Mの粘度や平均せん断速度を、出力部308に出力してよい。また、処理部304は、受け取った情報である被処理材料Mに作用するせん断応力、圧力、及び、被処理材料Mの温度や、算出した被処理材料Mの粘度及び/又は平均せん断速度に基づいて、遠心機1の制御(例えば、公転体10や自転体20の回転速度の制御、遠心機1のエラー検出等)を行ってもよい。なお、遠心機1の制御を行う場合において、第2部分300は、遠心機1に指示するため、第2通信部302を利用してよく、また、図示しない別途の通信部を利用してもよい(これらの場合において、遠心機1は、第2部分300からの指示を制御部50で受け付けて、該制御部50により駆動部40の制御等を行う。)。
以上のように、測定システム100では、遠心機1における処理中の被処理材料Mに作用するせん断応力を測定できる。また、測定システム100は、被処理材料Mに作用する圧力や、被処理材料Mの温度を測定することも可能である。さらに、これらに基づいて、遠心機1における処理中の被処理材料Mの粘度や平均せん断速度を算出することもできる。これらの情報は、出力部308を介して、ユーザに示すことができ、また、遠心機1の制御にも利用でき得る。したがって、遠心機1のユーザに対し、処理中の被処理材料Mの状態(種々の情報)を提示できる等、多くの利便性を提供できる。
なお、上記実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな形態で実施することができる。
例えば、測定システムは、図4のように構成してもよい。同図に示すように、測定システム400は、被覆部402を含む点で測定システム100と異なる。
被覆部402は、測定部120を覆うものであり、図示するように容器110の底部112及び/又は側壁部114を利用して構成してよい。この場合において、被覆部402とされる底部112又は側壁部114は、遠心機1による処理中の被処理材料Mに作用するせん断応力や圧力により変形可能に構成されている。例えば、被覆部402とされる底部112又は側壁部114は、底部112又は側壁部114の他の部分と比べて薄く構成されてよい。このようにすることで、遠心機1による処理中の被処理材料Mに作用するせん断応力や圧力を、被覆部402を介して、検知面122(測定部120)で測定することが可能となる。このように構成することは、測定部120に被処理材料Mに対する耐性がない場合に特に有効になる。
また、被覆部402は、測定部120を覆うように、容器110の底部112又は側壁部114の内面に設けられる(貼り付けられる)図示しない部材として構成してもよく、また、図5に示すような、容器110の内部に挿入される第2容器404として構成してもよい。このような容器110の底部112又は側壁部114の内面に設けられる部材、及び、第2容器404は、上述のように、遠心機1による処理中の被処理材料Mに作用するせん断応力や圧力により変形可能に構成される。具体的には、容器110の底部112又は側壁部114の内面に設けられる部材、及び、第2容器404は、ゴム等の柔軟性を有する材料により構成してよく、当該材料は、被処理材料Mに対する耐性があるものとされる。
なお、被覆部402は、測定部120による測定に及ぼす影響を低減するため、遠心機1による処理中の被処理材料Mに作用するせん断応力や圧力により、できるだけ容易に変形するように構成することが好ましい。加えて、測定部120におり被処理材料Mの温度も測定する場合において、被覆部402は、被処理材料Mの温度を測定部120に伝達できるよう、できるだけ熱抵抗が小さくなるように構成することが好ましい。例えば、被覆部402をできるだけ薄くすることで、これらのことを実現することができる。
また、測定システムは、図6のように構成してもよい。同図に示すように、測定システム500は、角部502を含む点で測定システム100と異なる。
角部502は、容器110の底部112と側壁部114とが接する部分(より厳密には、底部112と側壁部114とをつなぐ部分)であり、傾斜面とされる。角部502は、図示するように、容器110の断面において、底部112と側壁部114とを直線でつなぐものであってよく、また、底部112と側壁部114とを曲線を含みつなぐものであってもよい。このように構成される角部502は、実質的に、底部112として取り扱うことができ、また、側壁部114としても取り扱うことができる。そして、測定システム500では、検知面122(測定部120)が、角部502に配置される。
ここで、上記のように、容器110は、公転軸線L1に対し傾斜した自転軸線L2を中心に回転(自転)させられるものであり、このことに起因して、容器110に収納された被処理材料Mは、処理中において容器110の角部502近傍に集められる。このことから、測定システム500では、遠心機1における処理中の被処理材料Mに作用するせん断応力等をより確実に測定できる。
また、本明細書では、さまざまな実施形態が開示されているが、一の実施形態における特定のフィーチャ(技術的事項)を、適宜改良しながら、他の実施形態に追加し、又は該他の実施形態における特定のフィーチャと置換することができ、そのような形態も本発明の要旨に含まれる。
本発明は、自転公転式の遠心機の分野に広く利用することができる。
1:遠心機、10:公転体、11:軸部、12:第1アーム、13:第2アーム、20:自転体、21:軸部、22:ホルダ部、30:支持基板、100:測定システム、110:容器、112:底部、114:側壁部、116:角部、118:開放端、120:測定部、122:検知面、200:第1部分、202:第1通信部、204:電源部、300:第2部分、302:第2通信部、304:処理部、306:入力部、308:出力部、400:測定システム、402:被覆部、404:第2容器、500:測定システム、502:角部、C:中心、CL:中心線、L1:公転軸線、L2:自転軸線、M:被処理材料

Claims (10)

  1. 所定の被処理材料を収納可能であり、公転軸線を中心とした公転、及び自転軸線を中心とした自転のうち、少なくとも一方を行うことが可能な容器と、
    該容器に設けられて、該容器が、前記公転軸線を中心とした公転、及び前記自転軸線を中心とした自転のうち、少なくとも一方を行っている際に、前記被処理材料に作用するせん断応力を測定する測定部と
    を備え
    前記せん断応力は、前記測定部の検知面と平行な方向へ、該検知面に対して滑らせるように前記被処理材料に作用する力である、測定システム。
  2. 前記測定部は、前記容器の底部及び側壁部のうち、少なくとも一方に設けられる、請求項1に記載の測定システム。
  3. 前記測定部は、前記底部に設けられる場合、及び、前記側壁部に設けられる場合、何れも、前記容器の中心線上に中心をおく仮想円の円周上に配置される、請求項2に記載の測定システム。
  4. 前記測定部は、前記底部に設けられる場合において、前記底部の中心と比して、前記側壁部と前記底部とにより形成される角部に近い位置に設けられ、前記側壁部に設けられる場合において、前記側壁部の開放端と比して、前記角部に近い位置に設けられる、請求項2又は3に記載の測定システム。
  5. 前記測定部は、前記角部に設けられる請求項4に記載の測定システム。
  6. さらに、前記測定部の前記検知面を覆って、変形可能な被覆部を備える、請求項1〜5の何れか1項に記載の測定システム。
  7. 前記被覆部は、前記容器に挿入される第2容器として構成される、請求項6に記載の測定システム。
  8. さらに、前記測定部で測定された前記被処理材料に作用するせん断応力に基づいて、該被処理材料の粘度を算出する算出部を備える、請求項1〜7の何れか1項に記載の測定システム。
  9. 前記測定部は、前記被処理材料に作用する圧力及び前記被処理材料の温度のうち、少なくとも一方も測定する、請求項1〜8の何れか1項に記載の測定システム。
  10. 請求項1〜9の何れか1項に記載の測定システムと、
    前記公転軸線を中心に回転可能な公転体と、
    該公転体に保持されて、前記自転軸線を中心に回転可能な自転体と、
    前記公転体と前記自転体との少なくとも一方に回転力を付与する駆動部と、
    を備え、
    前記自転体は、前記容器を保持する遠心機。
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