JP6627034B2 - 計数包装方法および計数包装機 - Google Patents

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Description

本発明は、被包装物を計数して包装袋に充填する計数包装方法およびそれを適用した計数包装機に関するものである。
従来、例えば錠剤等のカプセル物やスティックシュガーのような個包装品を計数して包装袋に充填する場合、図12に示すように、計数機により計数した被包装物を袋充填し各包装工程を経た後、袋シールを行い、包装機外に排出した後、計量チェッカーで計量して、計量誤差範囲内である時は箱詰めのため下流に流し、計量誤差範囲外である時は選別機にて回収していた。
しかし、計数のみを行って包装袋への充填を行うと、個々の被包装物の重量に相違があるため、数が足りていても計量チェッカーで計量誤差範囲外と判定され選別機で回収されてしまわないよう、数的に過剰に充填することが行われていた。
引用なし
そこで、本発明の課題は、数的に過剰気味に充填する必要がなく、数的に足りていて不良品と判定されることもなく、包装袋内に充填される被包装物の数の精度を高めることができる計数包装方法および計数包装機を提供することにある。
上記課題を達成するものは、被包装物を計数して設定数の前記被包装物を包装袋内に充填する計数包装方法であって、計数機にて設定数の前記被包装物を計数する工程と、前記計数機にて計数された被包装物群を計量機にて計量する工程と、計量された前記被包装物群を前記包装袋に充填してシールする工程と、計量チェッカーにて前記包装袋に充填された前記被包装物群を計量する工程と、前記計量チェッカーの計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲内である時は良品と判定し、前記計量チェッカーの計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲外である時は設定数に対する過不足があり不良品と判定する工程とを有していることを特徴とする計数包装方法である。
前記計量チェッカーにて前記包装袋に充填された前記被包装物群を計量する工程は、包装機外に設けられた前記計量チェッカーにて行われてもよい。前記計量チェッカーにて前記包装袋に充填された前記被包装物群を計量する工程は、包装機内に設けられた前記計量チェッカーにて行われてもよい。
また、上記課題を達成するものは、被包装物を計数して設定数の前記被包装物を包装袋内に充填する計数包装機であって、設定数の前記被包装物を計数する計数機と、前記計数機にて計数された被包装物群を計量する計量機と、前記計量機にて計量された前記被包装物群を前記包装袋に充填してシールする包装部と、制御部とを有し、該制御部は、機外に設けられ前記包装袋に充填された前記被包装物群を計量する計量チェッカーからの計量情報を得て、前記計量チェッカーの計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲内である時は良品と判定し、前記計量チェッカーの計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲外である時は設定数に対する過不足があり不良品と判定することを特徴とする計数包装機である。
さらに、上記課題を達成するものは、被包装物を計数して設定数の前記被包装物を包装袋内に充填する計数包装機であって、設定数の前記被包装物を計数する計数機と、前記計数機にて計数された被包装物群を計量する計量機と、前記計量機にて計量された前記被包装物群を前記包装袋に充填してシールする包装部と、前記包装袋に充填された前記被包装物群を計量する計量チェッカーと、前記計量チェッカーの計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲内である時は良品と判定し、前記計量チェッカーの計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲外である時は設定数に対する過不足があり不良品と判定する制御部とを有していることを特徴とする計数包装機である。
さらに、上記課題を達成するものは、被包装物を計数して設定数の前記被包装物を包装袋内に充填する計数包装機であって、設定数の前記被包装物を計数する計数機と、前記計数機にて計数された被包装物群を計量する計量機と、前記計量機にて計量された前記被包装物群を前記包装袋に充填してシールする包装部と、制御部とを有し、該制御部は、機外に設けられ前記包装袋に充填された前記被包装物群を計量すると共に、計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲内である時は良品と判定し、計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲外である時は設定数に対する過不足があり不良品と判定する計量チェッカーに前記計量機の計量値を伝達することを特徴とする計数包装機である。
請求項1ないし3に記載の計数包装方法によれば、計数された被包装物を包装袋内に充填する前に一度計量し、充填後に計量チェッカーにて再度計量して、計量チェッカーの計量値が計量機の計量値の誤差範囲内であるか否かで商品の良否を判定するため、誤差範囲を設定するに際して被包装物の重量の相違を考慮する必要がなく、より小さい範囲内で設定することができ、よって、数的に過剰気味に充填する必要もなく、数的に足りていて不良品と判定されることもなく、包装袋内に充填される被包装物の数の精度を高めることができる。
請求項4に記載の計数包装機によれば、計数された被包装物を包装袋内に充填する前に計量機で一度計量し、充填後に機外に設けられた計量チェッカーにて再度計量し、制御部は計量チェッカーの計量値が計量機の計量値の誤差範囲内であるか否かで商品の良否を判定するため、誤差範囲を設定するに際して被包装物の重量の相違を考慮する必要がなく、より小さい範囲内で設定することができ、よって、数的に過剰気味に充填する必要もなく、数的に足りていて不良品と判定されることもなく、包装袋内に充填される被包装物の数の精度を高めることができる。
請求項5に記載の計数包装機によれば、計数された被包装物を包装袋内に充填する前に計量機で一度計量し、充填後に計量チェッカーにて再度計量し、制御部は計量チェッカーの計量値が計量機の計量値の誤差範囲内であるか否かで商品の良否を判定するため、誤差範囲を設定するに際して被包装物の重量の相違を考慮する必要がなく、より小さい範囲内で設定することができ、よって、数的に過剰気味に充填する必要もなく、数的に足りていて不良品と判定されることもなく、包装袋内に充填される被包装物の数の精度を高めることができる。
請求項6に記載の計数包装機によれば、計数された被包装物を包装袋内に充填する前に計量機で一度計量し、充填後に機外に設けられた計量チェッカーにて再度計量し、制御部は機外に設けられた計量チェッカーに計量機の計量値を伝達し、さらに、計量チェッカーは、計量値が計量機の計量値の誤差範囲内であるか否かで商品の良否を判定するため、誤差範囲を設定するに際して被包装物の重量の相違を考慮する必要がなく、より小さい範囲内で設定することができ、よって、数的に過剰気味に充填する必要もなく、数的に足りていて不良品と判定されることもなく、包装袋内に充填される被包装物の数の精度を高めることができる。
本発明の計数包装方法の一実施例を説明するためのフローチャート図である。 本発明の計数包装方法を適用した本発明の計数包装機の一実施例の各包装工程を説明するための説明図である。 図2に示した計数包装機の平面概略図である。 図2に示した計数包装機の正面概略図である。 図2に示した計数包装機の右側面概略図である。 本発明の計数包装方法の他の実施例を説明するためのフローチャート図である。 本発明の計数包装方法を適用した本発明の計数包装機の他の実施例の各包装工程を説明するための説明図である。 図7に示した計数包装機の平面概略図である。 図7に示した計数包装機の正面概略図である。 図7に示した計数包装機の右側面概略図である。 図7に示した計数包装機の作用を説明するための説明図である。 従来の計数包装方法を説明するためのフローチャート図である。
本発明では、計数された被包装物を包装袋内に充填する前に一度計量し、充填後に計量チェッカーにて再度計量して、計量チェッカーの計量値が計量機の計量値の誤差範囲内であるか否かで商品の良否を判定するため、誤差範囲を設定するに際して被包装物の重量の相違を考慮する必要がなく、小さい範囲内で設定することができ、よって、数的に過剰気味に充填する必要もなく、数的に足りていて不良品と判定されることもなく、包装袋内に充填される被包装物の数の精度を高めることができる計数包装方法および計数包装機を実現した。
本発明の計数充填方法を図1に示した一実施例を用いて説明する。
この実施例の計数包装方法は、計数機にて設定数の被包装物を計数する工程S1と、計数機にて計数された被包装物群を計量機にて計量する工程S2と、計量された被包装物群を包装袋に充填してシールする工程S3と、計量チェッカーにて包装袋に充填された被包装物群を計量する工程S4と、計量チェッカーの計量値が計量機の計量値の誤差範囲内である時は良品と判定し、計量チェッカーの計量値が計量機の計量値の誤差範囲外である時は設定数に対する過不足があり不良品と判定する工程S5とを有している。
具体的には、この実施例の計数包装方法は、まず、計数機にて設定数の被包装物を計数する工程S1で、設定数(例えば100粒)の被包装物(錠剤)を計数機にて計数する。つぎに、計数機にて計数された被包装物群を計量機にて計量する工程S2で、計数機にて計数された被包装物群(100粒の錠剤)を計量機にて計量する。その後、計量された被包装物群を包装袋内に充填してシールする工程S3で、被包装物群(100粒の錠剤)を包装袋内に充填して施封して包装する。さらに、包装機外に設けられた計量チェッカーにて包装袋に充填された被包装物群を計量する工程S4で、再度、包装袋に充填された被包装物群(100粒の錠剤)を計量する。そして、工程S5において、計量チェッカーの計量値(例えば100.02g)が計量機の計量値の誤差範囲(100g(αg)±0.1g(wg):αは被包装物群毎に異なる整数、wは許容誤差)内である時は良品と判定し、計量チェッカーの計量値が計量機の計量値の誤差範囲外である時は設定数に対する過不足があり不良品と判定する。良品と判定されたものは、箱詰めのため下流にそのまま流され、他方、不良品と判定されたものは選別機にて回収される。
つぎに、図1に示した計数充填方法を適用した計数包装機を、図2ないし図5に示した一実施例を用いて説明する。
この実施例の計数包装機1は、包装袋a内に設定数の被包装物を充填する計数包装機であって、設定数の被包装物を計数する計数機2と、計数機2にて計数された被包装物群を計量する計量機3と、計量機3にて計量された被包装物群を包装袋aに充填してシールする包装部4と、制御部とを有し、制御部は、機外に設けられ包装袋a内に充填された被包装物群を計量する計量チェッカー5からの計量情報を得て、計量チェッカー5の計量値が計量機3の計量値の誤差範囲内である時は良品と判定し、計量チェッカー5の計量値が計量機3の計量値の誤差範囲外である時は設定数に対する過不足があり不良品と判定するものである。以下、各構成について順次詳述する。
計数包装機1は、図3に示したそれぞれのステーション(第1ないし第10ステーション)において、図2に示すように、包装袋aを包装機内に供給する給袋工程(第10工程)、チャック開き・印字工程(第1工程)、捺印検査工程(第2工程)、袋底膨らまし工程(第3工程)、袋開口工程(第4工程)、膨らまし探知工程(第4工程ないし第5工程)、製品充填工程(第5工程)、タッピング工程(第6,7工程)、トップシール・エア抜き工程(第8工程)、冷却シール・製品排出工程(第9工程)の10工程を行う装置である。
計数包装機1は、図3に示すように、垂直方向に延在する間欠回転軸6を回転自由に支持するスタンド(図示しない)が機台7上に設けられ、その間欠回転軸6の上部に取り付けられた移動体(円盤状回転体)8には、包装袋aを掴着又は釈放するための10個のグリップ対(袋把持手段:図2の10−1工程間参照)9が間欠回転軸8を中心として等角度間隔で放射方向に突出するように設けられている。グリップ対9は、包装袋aの袋口の両側付近を把持して、移動体8と共に包装工程毎に間欠回転移動する。なお、この実施例は移動体(円盤状回転体)8を間欠回転駆動させるロータリー方式の包装機であるが、本発明を公知の直線移動方式の包装機に適用することも可能である。
計数機2は、設定された数の被包装物を計数するためのものであり、図4または図5に示すように、製品充填工程(第5工程)が行われる部位の上方に配されており、包装袋に充填される被包装物群(100粒の錠剤)を計数して、底部に開閉可能な中間シャッター10aを備えた被包装物群収容部10に被包装物群(100粒の錠剤)を順次収容する。
計量機3は、計数機2にて計数された被包装物群を計量するためのものであり、被包装物群(100粒の錠剤)が収容された計数機2の被包装物群収容部10を計量して被包装物群の重量を計量する。例えば設定数が100である場合は、計数機2の被包装物群収容部10に順次収容される100錠の重量を順次計量して制御部に伝達する。
包装部4は、計量機3にて計量された被包装物群を包装袋aに充填してシールするための部位であり、第1工程から第10工程が行われる部位の全体にて構成されている。
計量チェッカー5は、包装袋a内に充填された被包装物群を計量するためのものであり、この実施例では、図3に示すように包装機1の下流側であって、第9工程によって製品排出される搬送コンベア11の途中に設けられている。具体的には、計量チェッカー5では、搬送されてくる包装袋aを順次計量し、包装袋aの重量を差し引いた値を包装袋a内に充填された被包装物群の重量として算出して制御部に伝達する。なお、前記被包装物群の重量の算出は制御部が行うものであってもよい。
そして、計数包装機1は、制御部が、機外に設けられ包装袋a内に充填された被包装物群を計量する計量チェッカー5からの計量情報を得て、計量チェッカー5の計量値が計量機3の計量値の誤差範囲内である時は良品と判定し、計量チェッカー5の計量値が計量機3の計量値の誤差範囲外である時は設定数に対する過不足があり不良品と判定する。
具体的には、計数包装機1の制御部は、計量チェッカー5からの計量情報として順次送られてくる包装袋a内に充填された被包装物群(例えば100錠の重量)の計量値Nと、先に計数後の被包装物群(例えば100錠)の重量として計量機3にて計量した計量値Mとを比較して、Nが予め設定したMの誤差範囲内である時は良品と判定してそのまま箱詰めのため、搬送コンベア11の下流に流し、他方、Nが予め設定したMの誤差範囲外である時は不良品と判定して、搬送コンベア11の中途に設けられた選別機26にて回収するように制御する。
このように、本発明の計数包装機1は、計数された被包装物を包装袋a内に充填する前に一度計量し、充填後に計量チェッカー5にて再度計量して、計量チェッカー5の計量値が計量機3の計量値の誤差範囲内であるか否かで商品の良否を判定するため、被包装物の重量の相違を考慮する必要がなく、よって、誤差範囲も小さく設定でき、数的に過剰気味に充填する必要もなく、数的に足りていて不良品と判定されることもなく、包装袋内に充填される被包装物の数の精度を高めることができる。
つぎに、計数包装機1における包装工程全体について説明する。
計数包装機1における包装工程は、包装袋aを包装機内に供給する給袋工程(第10工程)、チャック開き・印字工程(第1工程)、捺印検査工程(第2工程)、袋底膨らまし工程(第3工程)、袋開口工程(第4工程)、膨らまし探知工程(第4工程ないし第5工程)、製品充填工程(第5工程)、タッピング工程(第6,7工程)、トップシール・エア抜き工程(第8工程)、冷却シール・製品排出工程(第9工程)の全10工程である。以下、各工程について順次説明する。
給袋工程(第10工程)は、図2または図3に示すように、給袋コンベア12によって順次搬送される包装袋aを、給袋装置13によって一枚ずつ間欠移動してくるグリップ対9に把持させることにより行われる。具体的には、給袋工程(第10工程)は、吸盤14によって垂直姿勢を保持して上昇する包装袋aを給袋装置13の把持バーが把持して袋高さを補正した後、グリップ対9に受け渡すことにより行われる。
チャック開き・印字工程(第1工程)は、図3に示すように、グリップ対9に垂直姿勢で支持された包装袋aの表裏面をそれぞれ吸盤15にて吸引して袋口付近の内面に設けられたチャックを開くことに加え、グリップ対9に垂直姿勢で支持された包装袋aの裏面側に、捺印装置16にて賞味期限等を印字することにより行われる。
捺印検査工程(第2工程)は、図3に示すように、カメラ17によって印字部分を撮影して印字の良否を検査することにより行われる。袋底膨らまし工程(第3工程)は、チャック開きにより若干開口した袋口内にノズル18を挿入して不活性ガスを注入して袋底部を膨らますことにより行われる。
袋開口工程(第4工程)は、グリップ対9に垂直姿勢で支持された包装袋aの表裏面をそれぞれ吸盤19にて吸着して袋口を開口させることにより行われる。そして、 膨らまし探知工程(第4工程ないし第5工程)にて膨らましを確認した後、製品充填工程(第5工程)が行われる。
製品充填工程(第5工程)では、漏斗20が袋口から挿入されると共に、計数機2の被包装物群収容部10内に順次計数されて収容された被包装物群(100粒の錠剤)が、被包装物群収容部10の底部に設けられた開閉可能な中間シャッター10aが開くことで落下し、中間シャッター10aの下方に配された漏斗20を介して包装袋a内に充填される。
タッピング工程(第6,7工程)は、袋底部から振動装置21によって振動が与えることにより行われる。トップシール・エア抜き工程(第8工程)は、押圧装置22が包装袋aの表裏面からそれぞれ内側に向かって押圧して袋口からエアを放出させた後、トップシール部分が一対のシールバー23によりシールされることにより行われる。
冷却シール・製品排出工程(第9工程)は、トップシール部分を一対の冷却バー24が包装袋aの表裏から押し当てられて冷却すると共に、被包装物群が包装された包装袋aを振分シュート25を介して機外の搬送コンベア11に排出させることにより行われる。そして、これら一連の包装工程が移動体8の間欠回転によって間欠移動してくるグリップ対9に支持された包装袋aに順次行われることにより被包装物の包装製品が量産されるように構成されている。
そして、計数包装機1の制御部は、計量チェッカー5からの計量情報として順次送られてくる包装袋a内に充填された被包装物群(例えば100錠の重量)の計量値Nと、先に計数後の被包装物群(例えば100錠)の重量として計量機3にて計量した計量値Mとを比較して、Nが予め設定したMの誤差範囲内である時は良品と判定してそのまま箱詰めのため、搬送コンベア11の下流に流し、他方、Nが予め設定したMの誤差範囲外である時は不良品と判定して、搬送コンベア11の中途に設けられた選別機26にて回収するように制御する。
つぎに、図6に示した本発明の計数包装方法の他の実施例について説明する。
この実施例の計数包装方法は、計数機にて設定数の被包装物を計数する工程S1と、計数機にて計数された被包装物群を計量機にて計量する工程S2と、計量された被包装物群を包装袋に充填してシールする工程S3と、包装機内に設けられた計量チェッカーにて包装袋に充填された被包装物群を計量する工程S4と、計量チェッカーの計量値が計量機の計量値の誤差範囲内である時は良品と判定し、計量チェッカーの計量値が計量機の計量値の誤差範囲外である時は設定数に対する過不足があり不良品と判定する工程S5とを有している。
この実施例の計数包装方法と前述した図1に示した計数包装方法との相違は、図1に示した計数包装方法が包装機の外部に設けられた計量チェッカーにて再度計量を行うのに対して、この実施例の計量チェッカーは、包装機内に設けられたインラインチェッカーを使用する点のみであり他は同様である。従って、計量チェッカー(インラインチェッカー)の計量値が計量機の計量値の誤差範囲内であり良品と判定した時は、箱詰めのため搬送コンベアに流し、計量チェッカー(インラインチェッカー)の計量値が計量機の計量値の誤差範囲外であり設定数に対する過不足があり不良品と判定した時は、シール不良等の不良品と同様にして包装機内に設けられた振分シュートを介して回収される。
さらに、図7ないし図11に示した本発明の計数包装機の他の実施例について説明する。
この実施例の計数包装機40は、包装袋a内に設定数の被包装物を充填する計数包装機であって、設定数の被包装物を計数する計数機2と、計数機2にて計数された被包装物群を計量する計量機3と、計量機3にて計量された被包装物群を包装袋aに充填してシールする包装部4と、包装袋aに充填された被包装物群を計量する計量チェッカー45と、計量チェッカー45の計量値が計量機3の計量値の誤差範囲内である時は良品と判定し、計量チェッカー45の計量値が計量機3の計量値の誤差範囲外である時は設定数に対する過不足があり不良品と判定する制御部とを有していることを特徴とする計量包装機である。
この実施例の計数包装機40は、図6に示した計数包装方法を適用した計数包装機であり、前述した計数包装機1との相違は、計数包装機1が機外に設けられた計量チェッカー5にて再度計量を行うのに対して、この実施例の計量チェッカー45は、機内に設けられたインラインチェッカー45を使用する点のみであり他は同様である。計数包装機1と同様の構成部分については同一符号を付し説明を省略する。
従って、この実施例の計数包装機40では、計量チェッカー(インラインチェッカー)45の計量値が計量機3の計量値の誤差範囲内であり良品と判定した時は、箱詰めのため搬送コンベア11に流し、計量チェッカー(インラインチェッカー)45の計量値が計量機3の計量値の誤差範囲外であり設定数に対する過不足があり不良品と判定した時は、シール不良等の不良品と同様にして包装機40内に設けられた振分シュート25を介して回収されるように構成されている。
なお、前述した計数包装機1は、包装機内の制御部が機外に設けられた計量チェッカー5から計量情報を得て、計量チェッカー5の計量値が計量機3の計量値の誤差範囲内である時は良品と判定し、計量チェッカー5の計量値が計量機3の計量値の誤差範囲外である時は設定数に対する過不足があり不良品と判定するが、機内の制御部は計量チェッカー5に計量機3の計量情報を伝達するもので、上記判定は計量チェッカー5が行うものも本発明の範疇に包含される。
すなわち、本発明の計数包装機の範疇には、包装袋内に設定数の被包装物を充填する計数包装機であって、設定数の前記被包装物を計数する計数機と、前記計数機にて計数された被包装物群を計量する計量機と、前記計量機にて計量された前記被包装物群を前記包装袋に充填してシールする包装部と、制御部とを有し、該制御部は、機外に設けられ前記包装袋に充填された前記被包装物群を計量すると共に、計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲内である時は良品と判定し、計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲外である時は設定数に対する過不足があり不良品と判定する計量チェッカーに前記計量機の計量値を伝達することを特徴とする計量包装機も含まれる。
1 計数包装機
2 計数機
3 計量機
4 包装部
5 計量チェッカー
6 間欠回転軸
7 機台
8 移動体(円盤状回転体)
9 グリップ対
10 被包装物群収容部
10a 中間シャッター
11 搬送コンベア
12 給袋コンベア
13 給袋装置
14 吸盤
15 吸盤
16 捺印装置
17 カメラ
18 ノズル
19 吸盤
20 漏斗
21 振動装置
22 押圧装置
23 シールバー
24 冷却バー
25 振分シュート
26 選別機
a 包装袋

Claims (6)

  1. 被包装物を計数して設定数の前記被包装物を包装袋内に充填する計数包装方法であって、計数機にて設定数の前記被包装物を計数する工程と、前記計数機にて計数された被包装物群を計量機にて計量する工程と、計量された前記被包装物群を前記包装袋に充填してシールする工程と、計量チェッカーにて前記包装袋に充填された前記被包装物群を計量する工程と、前記計量チェッカーの計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲内である時は良品と判定し、前記計量チェッカーの計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲外である時は設定数に対する過不足があり不良品と判定する工程とを有していることを特徴とする計数包装方法。
  2. 前記計量チェッカーにて前記包装袋に充填された前記被包装物群を計量する工程は、包装機外に設けられた前記計量チェッカーにて行われる請求項1に記載の計数包装方法。
  3. 前記計量チェッカーにて前記包装袋に充填された前記被包装物群を計量する工程は、包装機内に設けられた前記計量チェッカーにて行われる請求項1に記載の計数包装方法。
  4. 被包装物を計数して設定数の前記被包装物を包装袋内に充填する計数包装機であって、設定数の前記被包装物を計数する計数機と、前記計数機にて計数された被包装物群を計量する計量機と、前記計量機にて計量された前記被包装物群を前記包装袋に充填してシールする包装部と、制御部とを有し、該制御部は、機外に設けられ前記包装袋に充填された前記被包装物群を計量する計量チェッカーからの計量情報を得て、前記計量チェッカーの計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲内である時は良品と判定し、前記計量チェッカーの計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲外である時は設定数に対する過不足があり不良品と判定することを特徴とする計数包装機。
  5. 被包装物を計数して設定数の前記被包装物を包装袋内に充填する計数包装機であって、設定数の前記被包装物を計数する計数機と、前記計数機にて計数された被包装物群を計量する計量機と、前記計量機にて計量された前記被包装物群を前記包装袋に充填してシールする包装部と、前記包装袋に充填された前記被包装物群を計量する計量チェッカーと、前記計量チェッカーの計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲内である時は良品と判定し、前記計量チェッカーの計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲外である時は設定数に対する過不足があり不良品と判定する制御部とを有していることを特徴とする計数包装機。
  6. 被包装物を計数して設定数の前記被包装物を包装袋内に充填する計数包装機であって、設定数の前記被包装物を計数する計数機と、前記計数機にて計数された被包装物群を計量する計量機と、前記計量機にて計量された前記被包装物群を前記包装袋に充填してシールする包装部と、制御部とを有し、該制御部は、機外に設けられ前記包装袋に充填された前記被包装物群を計量すると共に、計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲内である時は良品と判定し、計量値が前記計量機の計量値の誤差範囲外である時は設定数に対する過不足があり不良品と判定する計量チェッカーに前記計量機の計量値を伝達することを特徴とする計数包装機。
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