JP6626796B2 - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

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本発明は、ドラム式洗濯機に関する。
一般に、ドラム式洗濯機において、ドアと洗濯槽との間を水封する為のドアベローズと呼ばれるゴムのパッキンを使用している。ゴムは、その粘性やゴムの持つ油分により、糸くずなどの汚れが表面に付着しやすい特性を持っている。また、ドアベローズとドアガラスとの間の空間や、洗濯槽と洗濯機筐体を接続する箇所の屈曲構造部分は、槽内の糸くずを含んだ空気が淀みやすい構造であるため、ドアベローズ周辺には糸くずが溜まりやすい。糸くずが多量に堆積すると、糸屑が外槽カバーを押し変形させ、回転するドラム槽と外槽前カバーとが接触する可能性のあることが特許文献1で指摘されている。
特許文献1のドラム式洗濯機においては、外槽カバーの周下部に、堆積した糸くずを逃がす経路を設け、糸くずが一定以上に堆積しないような構造にすることで上記課題を解決している。
特開2012−85842号公報
しかし、堆積した糸くずを排出する経路を設けた場合でも、ベローズに糸屑が付着することは抑制できない。そして、外槽カバーと回転するドラム槽が接触するといった異常動作に至らずとも、乾燥中に発生した糸屑が、運転後もベローズに付着したままになる可能性があった。
一般的なドラム式洗濯機において、乾燥工程中に、洗濯物である衣類などが擦れ合って発生した糸くずや繊維くずは、乾燥の為の送風が洗濯機に組込まれているフィルタを通ることで捕獲される。しかし、全ての糸くずや繊維くずを捕獲することは困難であり、その一部は外槽壁面などの洗濯槽内に付着する。ここで、特にゴム製のドアベローズには、糸くずや繊維くずが付着しやすく、ドアベローズに付着した糸くずを取り除く為には定期的に雑巾などで拭き取らなければならない。しかし、糸くずがドアベローズの外槽内部に露出した箇所のうち、洗濯物投入口からは見えにくい箇所に付着した場合、ドアベローズの洗濯物噛込み防止用の周縁部を持ち上げるようにしてドアベローズを裏返して拭き取らなければならず、清掃作業が煩雑であった。
また、洗濯終了後にドアベローズに糸くずが付着している場合、予めドアベローズを掃除してから洗濯物を洗濯槽から取り出さなければ、洗濯物とドアベローズが接触する箇所に付着した糸くずが洗濯物に付着することになる。
尚、本明細書においては、糸くずや繊維くず、あるいはこれらと同様な汚れの原因物質を含めて単に糸くずと呼ぶこととする。
本発明の目的は、ドアベローズへの糸くずの付着を低減したドラム式洗濯機を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明のドラム式洗濯乾燥機は、筐体内に支持されて内部に洗濯水を貯留する外槽と、外槽前面の開口部に設けられた外槽カバーと、前記外槽内に回転自在に支持されて洗濯物を収容する内槽と、前記内槽を回転駆動する駆動装置と、洗濯物に風を吹き付ける送風ユニットと、前記筐体に設けられた洗濯物投入口と、前記洗濯物投入口に開閉可能に設けられたドアと、前記ドアを閉じたときに前記ドアと接触して前記ドアと前記外槽とを水密に封止するドアベローズとを備え、前記筐体正面から見て右下側に設けられ、前記外槽カバーに前記送風ユニットからの風を吹付けるリントノズルを設け、前記リントノズルからの風は、前記内槽内に温風を吹き入れて洗濯物を乾燥させる乾燥工程中に、左手前側の方向、且つ前記ドアベローズと前記ドアのガラスとの隙間に向けて吹き付けられる、構成とする。
本発明によれば、ドアベローズへの糸屑の付着が抑制したドラム式洗濯機を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の内部構造を示すために筐体の一部を切断して示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の内部構造を示す側面断面図である。 図1のA−A線で切断して示した部分断面を含む外槽カバーの斜視図である。 図3のB部に対応する部分拡大断面図である。 発明の実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の内部構造を示すために斜視図である。 本発明の実施形態に係る送風ユニットの構成である。 本発明の実施形態に係る送風ユニットの内部構成である。 (a)は外槽カバーの斜視図であり、(b)はリントノズルの拡大図である。 (a)は外槽カバーの正面図であり、(b)は(a)のAA断面図である。 外槽カバーの裏面図である。 リントノズルの拡大図である。
以下、本発明の実施形態に係るドラム式洗濯機1について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態に係るドラム式洗濯機は、外槽カバー100にドアベローズ11表面に糸くずの付着を防止する送風吹き出し口(リントノズル124)を設け、乾燥工程中に送風を吹付けることを主な特徴としている。以下では、まずドラム式洗濯機の全体構成について説明し、その後で、送風吹出し構成について詳しく説明する。なお、本実施形態では、乾燥機能を備えるドラム式洗濯機であるドラム式洗濯乾燥機1を例に説明する。以下の説明における前後左右上下の方向は、図1に示す前後左右上下の方向を基準とする。
≪ドラム式洗濯乾燥機1≫
図1及び図2を主に参照しながらドラム式洗濯乾燥機1の全体構成について説明する。図1は本発明の実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機1の内部構造を示すために筐体3の一部を切断して示した斜視図である。図2は本発明の実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機1の内部構造を示す側面断面図である。
ドア2は、前面カバー1cの略中央に設けた洗濯物を出し入れするための投入口を塞ぐためのものであり、ドラム式洗濯乾燥機1の前補強材(図示省略)に設けたヒンジ(図示省略)で開閉可能に支持されている。
洗剤容器5は、ドラム式洗濯乾燥機1の上部左側に設けており、前部開口から引き出し式の洗剤トレイ(図示省略)を装着する。洗剤容器5の後方には、図示しない給水弁(電磁弁)や風呂水吸水ポンプ、水位センサなど給水に関連する部品が設けられている。
上面カバー1eには、水道栓から延びる給水ホース(図示省略)が接続される給水ホース接続口16が設けられている。また、上面カバー1eには、風呂の残り湯を吸水するための吸水ホース(図示省略)が接続される吸水ホース接続口17も設けられている。
ドラム式洗濯乾燥機1のドラム8(内槽)は、有底円筒形状を呈している。このドラム8は、回転可能に外槽10内に支持されており、その外周壁に通水及び通風のための多数の貫通孔32を有する。また、前側端面に洗濯物を出し入れするための開口部8aを有している。開口部8aの外側には、ドラム8と一体の流体バランサ8cを備えている。ドラム8の内周壁には、軸方向に延びるリフタ8bが周方向に離散的に複数個設けられている。洗濯、乾燥時にドラム8が回転すると、洗濯物はリフタ8bと遠心力とでドラム8の内周壁に沿って持ち上がり、重力で落下するような動きを繰り返すタンブリング動作を行う。ドラム8の回転中心軸は、水平又は開口部8a側が高くなるように、水平に対して0〜30°程度傾斜している。
有底円筒形状の外槽10は、ドラム8を同軸上に内包し、前面は開口している。つまり、外槽10は、ドラム8の傾斜に合わせて傾斜している。また、外槽10は、後側端面の外側中央にドラムモータ9を備えている。ドラムモータ9の回転軸9aは、外槽10を貫通し、ドラム8と結合している。
外槽10の前面の開口部には、外槽カバー100が設けられている。この外槽カバー100が取り付けられることで外槽10は、その内側への貯水を可能としている。外槽カバー100の前側中央には、洗濯物を出し入れするための正面側開口部101が設けられている。
そして、正面側開口部101とドラム式洗濯乾燥機1の筐体3に設けられた開口部(図示省略)は、ゴム製のドアベローズ11(環状のシール部材)で接続されている。つまり、ドアベローズ11は、正面側開口部101の周囲に沿って設けられる。このドアベローズ11はドア2を閉じることでドア2の内面と接触し、外槽10を水密に封止(水封)するようになっている。すなわち、ドアベローズ11は外槽10の開口部に取り付けられ、外槽10と外槽10の開口部を塞ぐドア2との間を水密にしている。
外槽10は、下側をベース1hに固定されたサスペンション13(コイルばねとダンパで構成)で防振支持されている。また、外槽10の上側は上部補強部材に取り付けた補助ばね(図示省略)で支持されており、外槽10の前後方向への倒れを防ぐことができる。
乾燥ダクト18は、ドラム式洗濯乾燥機1の背面内側に上下方向に設置され、乾燥ダクト18の下部は外槽10の背面下方に設けた吸気口10eにゴム製の蛇腹管18aで接続される。乾燥ダクト18内には、水冷除湿機構(図示省略)が内蔵されている。この水冷除湿機構には、前記した給水弁(図示省略)から冷却水が供給されるようになっている。
乾燥ダクト18の上部は、ドラム式洗濯乾燥機1内の上部右側に前後方向に設置したフィルタダクト19に接続している。フィルタダクト19の前面には開口部を有しており、この開口部には引き出し式の乾燥フィルタ20が挿入されている。乾燥ダクト18からフィルタダクト19へ入った空気は、乾燥フィルタ20のメッシュフィルタ部(図示省略)に流入し、糸くずが除去される。
なお、乾燥フィルタ20の掃除は、乾燥フィルタ20を引き出してメッシュフィルタ部を取り出すことにより行われる。
また、フィルタダクト19における乾燥フィルタ20の挿入部の下面には、開口部が設けられている。この開口部により、フィルタダクト19は、吸気ダクト(図示省略)を介して、送風ユニット21の吸気口と接続している。
送風ユニット21は、駆動用のファンモータ22、羽根車(図示省略)、ファンケース
(図示省略)で構成されている。このファンケースには、ファンヒータ23が内蔵されており、このファンヒータ23は前記の羽根車から送られる空気を加熱する。
送風ユニット21の吐出口は、送風ダクト24に接続されている。送風ダクト24は、ゴム製の蛇腹管24aを介して外槽カバー100に設けた吹き出し口25に接続されている。本実施形態では、送風ユニット21がドラム式洗濯乾燥機1の筐体3内の上部右側に設けられている。これにより、吹き出し口25は外槽カバー100の正面から見て右斜め上に位置することとなって、送風ユニット21から吹き出し口25までの距離が極力短くなるように工夫されている。
このように、ドラム8内の空気は、ドラム8の壁面に多数設けられた貫通孔32から外槽10に抜け、外槽10の背面下方に設けた吸気口10eから順に蛇腹管18a、乾燥ダクト18、フィルタダクト19、送風ユニット21の吸気口へと送られる。送風ユニット21で温風が加速され、送風ダクト24、蛇腹管24aを介して吹き出し口25からドラム8内に送り込まれる。これによって、循環風路が形成される。
なお、送風ユニット21の吹き出し口25と吸気口10eの位置を反対にし、循環風路を流れる風向きを逆にしても良い。すなわち、外槽10上部に吸気口を設けて空気を吸い込み、外槽10背面に吹き出し口を設けてドラム8内へ送風する。このとき、ドラム8底面(後側)をメッシュ構造にすることで、外槽10背面から吹き出す風をドラム8の底面を介して内部へ送り込むことができる。これにより、ドラム8後方から洗濯物へ送風することが可能となる。また、筐体3の前面に向かって送風されるため、ドア2やドアベローズ11に付着した水分が乾燥しやすくなる。
また、ドラム式洗濯乾燥機1の下部には、ドラムモータ9やファンモータ22、ファンヒータ23等を制御する制御装置60が設けられている。
図3は、図1のA−A線で切断した部分断面を含む外槽カバー100の斜視図であり、ドア2が閉じられた状態を示す。ドア2を閉じると正面側開口部101が塞がれ、ドア2と外槽カバー100との隙間をドアベローズ11が埋めることで外槽10内の水密性が保たれる。ドアベローズ11は、ドア2と外槽カバー100を水封可能なように弾性体とするのが一般的であり、本実施例でもゴム製としている。これにより、ドア2を閉じたときにドアベローズ11がドア2の形状に合わせて変形して隙間を埋め、外槽10を水封することができる。
図4は、図3のB部に対応する部分拡大断面図である。図4に示すとおり、ドアベローズ11は、屈曲部を有する構造により、運転時の振動を吸収する防振効果を発揮する。本実施形態では、外槽カバー100との接続部11aから二箇所屈曲して筐体3の開口部に接続されている。また、ドア2を閉じたときにドア2と対向するように設けられた対向面11bがあり、この面11bにドア2が接触することで水封される。接続部11aと対向面11bとの間に形成されたドアベローズ露出面111は、ドアベローズ11が外槽10内に露出する面であり、ドア2を閉じたときに外槽10内の空気と接する部分である。すなわち、ドア2と外槽10とに囲まれて水密に封止された空間側に位置するドアベローズ部分である。このドアベローズ露出面111に、後述する送風を吹付けることで糸屑等が付着しにくい構成を施した。
≪付着抑制される原理≫ 以下に、糸屑等の付着が抑制される原理について説明する。
乾燥運転中、槽内の衣類がドラム槽8の回転により撹拌されると、衣類が擦れ合い、槽内空間に衣類に由来する多量の糸屑や繊維屑が発生する。ゴム製のドアベローズ11は、ゴムのもつ粘性や素材に含まれる油分が、物質を引き付ける粘着力をもち、槽内に発生した糸屑や繊維屑を付着させやすい性質を持っている。このため、乾燥運転中にドアベローズと接触した糸くずは、ベローズに付着し、運転後も残り続け、清潔さが保てなくなる。
そこで、本実施例では、外槽カバー100にベローズ埃付着低減用のリントノズル124を設ける。以下詳述する。
図5は、ドラム式洗濯乾燥機1の内部構造を示すための斜視図である。蛇腹管24aの他に、送風ユニット21から第1の蛇腹管24aよりも口径の小さいベローズ埃付着低減用の第2の蛇腹管24bが外槽カバー100に向かって接続される。なお、蛇腹管24bは例えばゴム製である。
図6は送風ユニット21の構成である。送風ユニット21は、送風ダクト24に接続する第1の吐出口241aと、第1の吐出口241aより吐出口の面積が小さなベローズ埃付着低減用の第2の吐出口241bを備える。ファンモータ22から生成される風は第1の吐出口241aと第2の吐出口241bから吐き出される。
図7は、送風ユニット21の内部構成である。ファンモータ22から生成される風はファンヒータ23で温められ、その温風は第1の吐出口241aと第2の吐出口241bから吐き出される。
図8の(a)は外槽カバー100の斜視図である。第2の吐出口241bからの温風は、外槽カバー100に設けられたベローズ埃付着低減用のリントノズル124を介して吹き出す。
リントノズル124は、筐体正面(前面)から見て右下に設けている。下側に設けているのは、糸くずは比較的ドアベローズ11の下側に溜まり易いためである。
また、右側に設けているのは、送風ユニット21が右上側にあり、送風ユニット21からの風を出来るだけ短い経路でドアベローズ11に吹き付けるためである。これにより、送風ユニット21からリントノズル124までの距離を極力短くすることが出来、リントノズル124からの温風の風量や風速のロスを抑えることが出来る。
このリントノズル124から吹き出した風により、乾燥運転中に糸くずがドアベローズに付着しないようにして、清潔さを保つようにする。
図8の(b)はリントノズル124の拡大図である。リントノズル124からの温風は左側と共に前側(手前側)の方向に向かって吹きつけられる。このように、リントノズル124が前側(手前側)の方向に向くことにより、ドアベローズとドアガラス2の隙間奥203では、風が淀み空気の流れが遅く、糸くずが堆積し易く、隙間奥203の糸くずの付着を抑制することができる。
図9の(a)は外槽カバーの正面図であり、(b)は(a)のAA断面図である。図10は、外槽カバー100の裏面図(筐体後側から見た図)である。送風ユニット21に接続された第2の蛇腹管24bは、外槽カバー100の右上側に設けられた蛇腹接続部125に接続される。蛇腹接続部125は管126に接続され、管126はリントノズル124に接続される。蛇腹接続部125からの温風は管126を介してリントノズル124から吹き出される。また、リントノズル124からの温風は上述のように左側と共に前側(手前側)の方向に向かって吹きつけられることで、ドアベローズに全体的に風が吹きつけられる。なお、管126はPPブロー成形のホースであるが、本発明はこれに限られない。
また、蛇腹接続部125は、右上側に設けられ、外槽カバー100の最外周よりも中心側に設けられている。そして、管126も外槽カバー100の最外周よりも中心側に設けられる。これにより、蛇腹接続部125及び管126が外槽カバー100の最外周よりも中心側にあるため、筐体が左右方向側に大型化するのを回避することが出来る。
図11はリントノズル124の拡大図である。管126の挿入口126aを介してリントノズル124から風が吹き出される。リントノズル124には逆止弁(図示しない)が設けられている。これにより、ドアベローズ付近の水や糸くずがリントノズル124に逆流するのを防ぐことが出来る。
また、風量や風速のロスを低減させるため、挿入口126aからリントノズル124に向かう風路はの外形は滑らかな面で形成されるのがよい。
以上説明したように、乾燥工程中に送風ユニット21から送り込まれた風を、リントノズル124よりドアベローズ11に向けて風を吹付ける。これにより、乾燥工程で衣類などが擦れ合って発生した糸くずや繊維くずがドアベローズ11に付着しようとしても吹き飛ばすことができ、ドアベローズ11への糸くずの付着を低減することができる。
なお、本発明では、リントノズル124の数は複数個あっても構わない。また、リントノズル124、蛇腹接続部125、送風ユニット21などの位置は上記に限られない。
ドアベローズ11に付着しなかった糸屑は、ドラム8と外槽カバー100の間の隙間や、外槽カバー100とドアベローズ11の屈曲形状部分との間に形成される空間200に溜まった水を排出するために外槽カバー100の下部に設けられた水抜き穴202を通って(図4の矢印201参照)、乾燥ダクト18の先にある糸屑捕集用の乾燥フィルタ20に捕えられたり、乾燥工程中の槽内の湿った空気を外部に排気する際に、湿った空気と共に排気経路を辿って排出されたりする構成にしてもよい。ドアベローズ11に付着しなかった糸屑をドアベローズ11から排出するために、水抜き穴202を設けてもよい。従来の槽内に発生した風によりドアベローズに付着した糸くずが剥がれ落ちることがあったが、ドアベローズとドアガラス2の隙間奥203や、ドアベローズの屈曲形状部分200は、風が淀み空気の流れが遅く、糸くずが堆積し易かった。
また、乾燥中に付着する糸くずの多くは、乾燥工程中にドアベローズ11の露出面(表面)111に付着している水滴の粘性により、ドアベローズ露出面111に付着する。糸くずの付着の原因となる水滴は、洗濯行程中に槽内で飛散した洗い水やすすぎ水が乾燥工程までドアベローズ露出面111に残存したり、乾燥運転中に槽内湿度が上昇した際にドアベローズ露出面111に結露することによって生じる。このため、乾燥工程中、槽内空間に糸屑が発生した後もドアベローズ露出面111に水滴が存在すれば、糸屑はドアベローズに付着する。
ドアベローズ露出面111の水滴を介して一旦付着した糸屑は、乾燥工程が進みドアベローズ露出面111の水分が乾燥した後も、ドアベローズ露出面111に残り続ける。しかし、ドアベローズに風を吹付けるリントノズル124を設け、送風することにより、ドアベローズの露出面(表面)に付着している水滴の乾燥促進、そして一旦付着した糸屑もドアベローズに吹き付けた風によって吹き飛ばされる。
また、乾燥中、衣類へ吹きかけるファンによる風の風速が早いほど、発生する気流も速くなり、結果的に、ドアベローズに糸屑が付着しにくく、一旦付着した糸屑も剥がれやすくなる。また、ドアベローズ露出面111にある水滴が乾燥工程中に乾いてから、衣類が乾き乾燥運転が終了するまでの時間、つまり風がドアベローズ11に付着した糸屑へ吹きかかる時間が長いほど、風が糸屑を剥すための力が糸屑へ働く機会が多くなり、糸屑が残りにくくなる。
なお、本実施例ではドラム式洗濯乾燥機を例に説明をしたが、このドラム式洗濯乾燥機にはいわゆる衣類乾燥機も含まれる。
本発明に係る実施例によれば、ドアベローズへの糸屑の付着が抑制され、リントノズル124からの風を吹付けることにより糸くずを剥離し易くなるので、付着したままになりにくい。その結果、ドアベローズ表面を清潔に保つことができる。さらに、糸くずを介して付着する泥汚れや油汚れなどのその他の汚れ付着も防止できる。このため、ドアベローズの清潔を保ち、ドアベローズを掃除する手間を軽減し、洗濯物取り出しの際に、ドアベローズから洗濯物へ糸くずが移ることを防ぐことができる。
なお、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1 ドラム式洗濯乾燥機
2 ドア
3 筐体
3a 洗濯物投入口
8 ドラム
8a 開口部
10 外槽
10e 吸気口
11 ドアベローズ
11a ドアベローズ11における外槽カバーとの接続部(接触面)
11b ドアベローズ11におけるドア2との接触部(接触面)
18 乾燥ダクト
18a 蛇腹管
21 送風ユニット
24 送風ダクト
24a 蛇腹管
25 吹き出し口
100 外槽カバー
101 正面側開口部
111 ドアベローズ露出面
200 ドアベローズ屈曲形状部分
202 水抜き穴
203 ドアベローズ-ドアガラス隙間空間

Claims (2)

  1. 筐体内に支持されて内部に洗濯水を貯留する外槽と、外槽前面の開口部に設けられた外槽カバーと、前記外槽内に回転自在に支持されて洗濯物を収容する内槽と、前記内槽を回転駆動する駆動装置と、洗濯物に風を吹き付ける送風ユニットと、前記筐体に設けられた洗濯物投入口と、前記洗濯物投入口に開閉可能に設けられたドアと、前記ドアを閉じたときに前記ドアと接触して前記ドアと前記外槽とを水密に封止するドアベローズとを備えるドラム式洗濯乾燥機において、
    前記筐体正面から見て右下側に設けられ、前記外槽カバーに前記送風ユニットからの風を吹付けるリントノズルを設け、
    前記リントノズルからの風は、前記内槽内に温風を吹き入れて洗濯物を乾燥させる乾燥工程中に、左手前側の方向、且つ前記ドアベローズと前記ドアのガラスとの隙間に向けて吹き付けられる、ことを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
  2. 請求項1に記載のドラム式洗濯乾燥機において、
    前記リントノズルの向きは、前記筐体の前側を向いていることを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
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