JP6626794B2 - 回転電機の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機の製造方法に関する。
従来から永久磁石式回転電機が知られている(下記特許文献1を参照)。永久磁石式回転電機は、固定子と、該固定子に空隙を介して対向配置された回転子とを有している。固定子は、固定子鉄心と、該固定子鉄心に装着された固定子巻線とを備えている。固定子鉄心は、環状のヨーク鉄心と、該ヨーク鉄心から径方向に突出した複数のティース鉄心から構成される。
回転子は、回転子鉄心と、該回転子鉄心の内部に埋め込まれた複数の永久磁石とを備えている。回転子鉄心の内部であって、1磁極分の永久磁石の周方向両側には、1対の非磁性部が形成されている。この1対の非磁性部の固定子側にある固定子鉄心には、1対の非磁性部の形成によって1対の磁路部が形成されている。
回転子の中心軸に対するティース鉄心の周方向ピッチをτs(度)とし、1対の磁路部の最小径方向幅部分管の周方向幅が回転子の中心軸に対してなす開き角度をθ(度)としたときに、θ≒(n+Y)×τs(nは0以上の整数)である。固定子巻線の巻線方法が分布巻きであるときは、Yを0.5とする。固定子巻線の巻線方法が集中巻きであるときは、Y=0.9〜1.2とする(同文献、請求項1等を参照)。
この永久磁石式回転電機によれば、永久磁石の周方向両側に非磁性部を形成したときに、誘導起電圧のピーク電圧を抑えることができるので、車両駆動に好適な永久磁石式回転電機を提供できる。
特開2006−187189号公報
前述のような回転電機が駆動されて回転子が高速で回転すると、回転子鉄心に埋め込まれた永久磁石と回転子鉄心との間に遠心力によって大きな応力が作用する。このような応力を緩和するためには、永久磁石と固定子鉄心との間に充填される接着剤によって永久磁石の外表面のより広い範囲を覆うことが求められる。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、回転子鉄心に埋め込まれる永久磁石の外表面のより広い範囲を接着剤によって覆うことができ、回転子鉄心の高速回転時に永久磁石に作用する応力を緩和することができる回転電機の製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明は、複数の段部を有する回転子鉄心を備えた回転電機の製造方法であって、前記段部の磁石挿入孔に永久磁石を挿入する挿入工程と、下段の前記段部に上段の前記段部を周方向にずらして積層させる積層工程と、上段の前記段部の磁石挿入孔に接着剤を注入して下段の前記段部の前記磁石挿入孔に配置された下段の前記永久磁石の少なくとも上端部の周囲に該接着剤を配置する注入工程と、上段の前記段部の前記磁石挿入孔に上段の永久磁石を押し込んで前記接着剤を下段の前記永久磁石の外表面および上段の前記永久磁石の外表面に行き渡らせる充填工程と、を有することを特徴とする。
本発明の回転電機の製造方法によれば、回転子鉄心に埋め込まれる永久磁石の外表面のより広い範囲を接着剤によって覆うことができ、回転子鉄心の高速回転時に永久磁石に作用する応力を緩和することができる。さらに、挿入工程および積層工程の後に、注入工程および充填工程を行うことで、固化前の接着剤が回転子鉄心に接触する時間を短縮して回転子鉄心に対する接着剤の浸透を抑制することができる。
回転電機の一例を示す分解斜視図。 回転電機の固定子と回転子の一例を示す平面図。 本発明の一実施形態に係る回転電機の製造方法のフロー図。 図3に示す挿入工程の説明図。 図3に示す積層工程の説明図。 図3に示す注入工程の説明図。 図3に示す充填工程の説明図。 図3に示す積層完了判定後の2回目の積層工程の説明図。 図3に示す積層完了判定後の2回目の注入工程の説明図。 図3に示す積層完了判定後の2回目の充填工程の説明図。 図3に示す硬化工程および遠心充填工程の説明図。 回転電機を搭載する車両の概略構成図。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る回転電機の製造方法を説明する。
以下では、まず、本発明の製造方法によって製造される回転電機の一例について説明し、次に、本発明の一実施形態に係る回転電機の製造方法について詳細に説明する。
(回転電機)
図1は、本発明に係る製造方法によって製造される回転電機100の一例を示す分解斜視図である。図2は、図1に示す回転電機100に使用される回転子20と固定子30の一例を示す平面図である。
回転電機100は、たとえば、シャフト10と、該シャフト10に固定された回転子20と、該回転子20の周囲に配置された固定子30とを備えている。回転電機100は、たとえば、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両に搭載され、電力が供給されてシャフト10を回転させるモータとしての機能と、シャフト10の回転によって発電する発電機としての機能との双方を有し、車両の走行状態によって各機能を切り換えて使用することができる。
シャフト10は、円筒状の回転子20の中心を回転子20の軸線L方向に貫通する棒状の部材であり、回転子20に固定され、回転子20の軸線Lを中心に回転子20と一体に回転する。回転子20は、磁性体からなる円筒状の回転子鉄心21と、回転子鉄心21の軸線L方向の両端部に固定された非磁性体からなるエンドリング22とを有している。
回転子鉄心21は、たとえば、複数の電磁鋼鈑を軸線方向に積層することによって構成されている。回転子鉄心21を構成する電磁鋼鈑としては、たとえば厚さが0.05mmから1mm程度の電磁鋼鈑を打ち抜き加工またはエッチング加工によって所定の形状に加工したものを用いることができる。
回転子鉄心21は、周方向に等角度間隔に配置され軸線L方向に延びる複数の磁石挿入孔23と、この磁石挿入孔23に挿入された複数の永久磁石24とを備えている。磁石挿入孔23は、永久磁石24に対応する形状を有し、回転子鉄心21の周方向において、磁石挿入孔23の幅は永久磁石24の幅よりも大きくされ、磁石挿入孔23の両端部に磁気的空隙が形成されている。
磁石挿入孔23と永久磁石24との間には、磁石挿入孔23に永久磁石24を固定するための接着剤が充填されている。接着剤は、永久磁石24の外表面を覆い、回転子鉄心21の回転時の遠心力によって永久磁石24と回転子鉄心21との間に作用する応力を緩和する。
永久磁石24は、図示の例において、回転子20の軸線L方向において回転子鉄心21の一端から他端まで延びる細長い形状を有し、軸線L方向に垂直な断面の形状が概ね長方形である板状の形状を有している。なお、永久磁石24の形状は、特に限定されず、たとえば軸線L方向に垂直な断面の形状が扇形や円弧状であってもよい。永久磁石24としては、たとえばネオジム系、サマリウム系の焼結磁石やフェライト磁石、ネオジム系のボンド磁石などを用いることができる。
永久磁石24は、回転子20の界磁極を形成する。永久磁石24は、図2に示す例において、1つの永久磁石24によって1つの磁極が形成されているが、図1に示す例のように、各磁極を構成する永久磁石24は複数でもよい。1つの磁極を構成する永久磁石24を複数にすることで、各磁極の磁束密度を増加させ、磁石トルクを増大させることができる。
永久磁石24の磁化方向は回転子20の径方向を向き、界磁極ごとに磁化方向の向きが反転している。すなわち、永久磁石24は、回転子鉄心21の径方向に沿う磁化方向の向きを交互に反転させて回転子鉄心21の周方向に等角度間隔に配置されている。これにより、回転子鉄心21の周方向に隣接する2つの永久磁石24の回転子鉄心21の径方向外側の面は、一方がS極で他方がN極となっている。図2に示す例において、回転子20は、12個の永久磁石24を備え、回転子鉄心21に12極の磁極が形成されている。
回転子鉄心21は、図2に示す例において、磁極を形成する永久磁石24の間に補助磁極が形成されている。ここで、回転子20の磁極の軸を、磁極がつくる磁束の方向で永久磁石の中心軸をd軸とし、このd軸と電気的および磁気的に直交する永久磁石24の間の軸をq軸に設定する。補助磁極は、コイル40が発生するq軸の磁束の磁気抵抗が小さくなるように作用する。この補助磁極により、q軸の磁束の磁気抵抗がd軸の磁束の磁気抵抗に比べて非常に小さくなるため、大きなリラクタンストルクを発生させることができる。
回転子鉄心21は、たとえば、永久磁石24の位置が周方向に段階的にずらされた段スキューの構成を有している。すなわち、回転子鉄心21は、軸線L方向において多段に構成され、各段の永久磁石24の位置が所定のスキュー角で周方向に段階的にずらされている。回転子鉄心21のスキュー角は、たとえばコギングトルクを低減するために最適化される。
固定子30は、主に、円筒状の固定子鉄心31と、該固定子鉄心31に設けられた複数のスロット32と、該スロット32に配置された複数のコイル40と、スロット32内でコイル40の周囲に配置されたインシュレータと、を備えている。
固定子鉄心31は、たとえば、厚さが0.05mmから1mm程度の電磁鋼板を打ち抜き加工またはエッチング加工によって、概ね円環状の所定の形状に加工し、この所定の形状に加工された電磁鋼板を積層することによって構成されている。固定子鉄心31は、中空円筒状の形状を有し、周方向に等角度間隔で設けられた複数のスロット32を有している。固定子鉄心31は、たとえば周方向に72箇所のスロット32を有することができる。
スロット32は、固定子鉄心31の内周面から固定子鉄心31の径方向に沿う放射状の溝状に設けられ、固定子鉄心31を軸線L方向に貫通し、軸線L方向に沿って内周面に固定子鉄心31の一方の端面31aから他方の端面31bまで連続する開口部33を有している。
固定子鉄心31は、スロット32の間に設けられた複数のティース34と、固定子鉄心31の外周部である環状のコアバック35とを有している。複数のティース34とコアバック35は一体に設けられ、複数のティース34は、コアバック35から固定子鉄心31の径方向に沿って固定子鉄心31の中心Cに向けて延びている。複数のティース34の固定子鉄心31の径方向内側、すなわち円筒状の固定子鉄心31の内側には、図1に示す回転子20が固定子鉄心31との間に微小な隙間を有して回転自在に支持されている。
コイル40は、たとえば、矩形の断面形状を有する平角線であり、外表面に絶縁被膜を有し、各々のスロット32内で固定子鉄心31の径方向に沿って一列に配置されている。図示の例において、コイル40は、長方形の断面形状を有し、断面の長辺が固定子鉄心31の径方向に概ね平行にスロット32内に配置されている。本実施形態の回転電機100の固定子30では、たとえば3相のコイル40が8極72スロット32の分布巻きとされ、各相のコイル40はスター結線で接続されている。
(回転電機の製造方法)
次に、本発明の一実施形態に係る回転電機の製造方法について詳細に説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る回転電機の製造方法S100に含まれる各工程を示すフロー図である。
本実施形態の回転電機の製造方法S100は、主に、挿入工程S1と、積層工程S2と、注入工程S3と、充填工程S4とを有している。また、本実施形態の回転電機の製造方法S100は、たとえば、挿入完了判定S5、積層完了判定S6、遠心充填工程S7、硬化工程S8、調整工程S9、および着磁工程S10等を有することができる。以下、本実施形態の回転電機の製造方法S100の各工程について、図4Aから図4Hを参照しながら詳細に説明する。
(挿入工程)
図4Aは、図3に示す挿入工程S1の説明図であり、図1および図2に示す回転子鉄心21の磁石挿入孔23の近傍の模式的な断面図である。挿入工程S1は、複数の段部21a,21b,21c(図4H参照)によって構成される回転子鉄心21のひとつの段部21aの磁石挿入孔23に永久磁石24を挿入する工程である。
挿入工程S1では、まず、回転子鉄心21の軸線L方向の一端にエンドリング22を固定して、磁石挿入孔23の一端をエンドリング22によって閉塞する。次に、たとえば自動挿入機を用い、永久磁石24を把持して磁石挿入孔23に挿入する。これにより、図4Aに示すように、永久磁石24は、一端がエンドリング22によって閉鎖された段部21aの磁石挿入孔23内に配置される。この状態で、永久磁石24の外周面と磁石挿入孔23の内周面との間には、間隙が形成されている。
挿入工程S1は、複数の磁石挿入孔23に対して順次行うことができる。しかし、生産性向上の観点からは、挿入工程S1において、複数の永久磁石24を複数の磁石挿入孔23に一括して挿入することが好ましい。永久磁石24の一括挿入は、たとえば複数の永久磁石24を把持して磁石挿入孔23に一括挿入する自動挿入機を用いて行うことができる。挿入工程S1の終了後は、図3に示すように、積層工程S2が実施される。
(積層工程)
図4Bは、図3に示す積層工程S2の説明図である。積層工程S2は、回転子鉄心21が軸線L方向において多段に構成される段スキューの構成を有する場合に、下段の段部21aに上段の段部21bを、回転子鉄心21の周方向に所定のスキュー角ずらして積層させる工程である。積層工程S2によって積層された上段の段部21bの磁石挿入孔23の下部の開口は、永久磁石24が配置された下段の段部21aの磁石挿入孔23の上部の開口に連通している。積層工程S2の終了後は、図3に示すように、注入工程S3が実施される。
(注入工程)
図4Cは、図3に示す注入工程S3の説明図である。注入工程S3は、上段の段部21bの磁石挿入孔23に接着剤25を注入して、下段の段部21aの磁石挿入孔23に配置された下段の永久磁石24の少なくとも上端部の周囲に接着剤25を配置する工程である。
注入工程S3では、たとえばディスペンサによって、積層工程S2によって積層された上段の段部21bの磁石挿入孔23の上部の開口から、上段の段部21bの磁石挿入孔23の底部に接着剤25を注入する。接着剤25としては、たとえばエポキシ系の接着剤を用いることができる。また、接着剤25の漏れを防止するために、粉体樹脂を混ぜ合わせた接着剤25を使用してもよい。
接着剤25の粘度は、回転子鉄心21を構成する電磁鋼鈑への浸透を抑制する観点から、たとえば0.5Pa・s以上かつ80Pa・s以下の範囲で、できるだけ高粘度のものを用いることができる。また、接着剤25の粘度は、永久磁石24としてフェライト磁石を用いる場合には、たとえば15Pa・s以上かつ40Pa・s以下、永久磁石24としてネオジム磁石を用いる場合には、20Pa・s以上かつ45Pa・s以下であることが好ましい。すなわち、接着剤25の粘度は、15Pa・s以上かつ45Pa・s以下の範囲が好適である。
注入工程S3において、接着剤25の注入量は、たとえば以下の観点から決定することができる。1つには、後述する充填工程S4後に、接着剤25が磁石挿入孔23から溢れ出ることを防止することができる注入量という観点である。他には、後述する充填工程S4後に、下段の段部21aに配置された永久磁石24の外表面と、上段の段部21bに配置された永久磁石24の外表面が、可能な限り広い範囲で覆われる注入量という観点である。
接着剤25の溢れを防止する観点からは、少なくとも上段の段部21bに配置される永久磁石24の押し込み方向における後端面24bが接着剤25から露出する量(図4Dを参照)に調整されることが好ましい。永久磁石24の外表面のより広い範囲を覆う観点からは、接着剤25の注入量は、たとえば次のように決定することができる。下段の段部21aの磁石挿入孔23の容積から永久磁石24の体積を引いた体積に、上段の段部21bの磁石挿入孔23の下端から永久磁石24の上端までの容積から永久磁石24の体積を引いた体積を加えた体積を、接着剤25の注入量とすることができる。
なお、永久磁石24および磁石挿入孔23は、製造上の公差を有している。そのため、接着剤25の注入量は、公差の範囲で最小寸法の磁石挿入孔23に、公差の範囲で最大寸法の永久磁石24が挿入された場合を基準に調整されることが好ましい。これにより、接着剤25が磁石挿入孔23から溢れ出ることをより確実に防止することができ、接着剤25の使用量を最適化することができる。
注入工程S3は、複数の磁石挿入孔23に対して順次行うことができる。しかし、生産性向上および接着剤25の浸透防止の観点からは、注入工程S3において、複数の磁石挿入孔23に一括して接着剤25を注入することが好ましい。接着剤25の一括注入は、たとえば複数のノズルを備えたディスペンサによって行うことができる。注入工程S3の終了後は、図3に示すように、充填工程S4が実施される。
(充填工程)
図4Dは、図3に示す充填工程S4の説明図である。充填工程S4は、上段の段部21bの磁石挿入孔23に上段の永久磁石24を押し込んで、接着剤25を下段の永久磁石24の外表面および上段の永久磁石24の外表面に行き渡らせる工程である。充填工程S4では、まず、上段の段部21bの磁石挿入孔23に上段の永久磁石24が、たとえば自動挿入機によって挿入される。これにより、上段の永久磁石24は、下部が接着剤25に接触した状態で上段の段部21bの磁石挿入孔23内に配置される。
しかし、回転子鉄心21を構成する積層された電磁鋼鈑間への接着剤25の浸透を抑制可能な比較的高い粘度の接着剤25が使用される。そのため、上段の段部21bの磁石挿入孔23に上段の永久磁石24を挿入しただけでは、永久磁石24の周囲に接着剤25が十分に行き渡っていない。また、上段の永久磁石24の下端と下段の永久磁石24の上端との間には、比較的粘度の高い接着剤25が存在し、比較的大きな間隔が形成されている。
そのため、充填工程S4では、図4Dに示すように、上段の永久磁石24を上段の段部21bの磁石挿入孔23に押し込んで、接着剤25を上段の永久磁石24の外表面と下段の永久磁石24の外表面とに行き渡らせる。充填工程S4は、たとえば永久磁石24を押し込む力と距離を制御可能なシャフトSを用いて行うことができる。
充填工程S4では、接着剤25が注入された上段の段部21bの磁石挿入孔23に上段の永久磁石24を圧入することで、上段の永久磁石24の下端と下段の永久磁石24の上端との間で接着剤25が加圧される。これにより、上段および下段の段部21a,21b磁石挿入孔23の側壁と、上段および下段の永久磁石24の側面との間の隙間に、接着剤25が充填され、上段および下段の永久磁石24の外表面のより広い範囲を接着剤25によって覆うことができる。
より具体的には、上段の永久磁石24の押し込み方向における前端面24aから押し込み方向における後端面24bの近傍まで、接着剤25が上段の永久磁石24の外表面に行き渡る。そして、上段の永久磁石24の外表面のうち後端面24bとその近傍の微小な領域を除く概ね全周が接着剤25によって覆われて、磁石挿入孔23に固定される。また、下段の永久磁石24の上端から下端まで、接着剤25が永久磁石24の外表面に行き渡る。そして、下段の永久磁石24の外表面のうち下端面とその近傍の微小な領域を除く概ね全周が接着剤25によって覆われて、磁石挿入孔23に固定される。これにより、接着剤25の無駄をなくして、接着剤25の使用量を最小限に留めることができる。
また、充填工程S4において、永久磁石24を押し込む力を制御することで、永久磁石24の損傷を防止することができ、永久磁石24を適切な位置まで押し込むことができる。また、充填工程S4において、永久磁石24を押し込む距離を制御することで、永久磁石24の損傷を防止することができ、永久磁石24を適切な位置まで押し込むことができる。
充填工程S4は、複数の磁石挿入孔23に順次行うことができる。しかし、生産性向上および接着剤25の浸透防止の観点からは、充填工程S4において、複数の永久磁石24を複数の磁石挿入孔23に一括して押し込むことが好ましい。永久磁石24の一括押込みは、たとえば複数の永久磁石24を複数のシャフトSによって磁石挿入孔23に一括して圧入する自動圧入機を用いて行うことができる。
なお、挿入工程S1、積層工程S2、注入工程S3、および充填工程S4は、図1に示す例のように、磁石挿入孔23に複数の永久磁石24が挿入される場合にも、図2に示す例のように、磁石挿入孔23に1つの永久磁石24が挿入される場合にも、同様に実施することができる。充填工程S4の終了後は、たとえば、図3に示すように挿入完了判定S5を実施することができる。
(挿入完了判定)
挿入完了判定S5では、すべての磁石挿入孔23に永久磁石24が挿入されたか否かの判定を行う。たとえば、注入工程S3および充填工程S4を、個々の磁石挿入孔23に対して順次行う場合には、磁石挿入孔23の数と等しい回数の注入工程S3および充填工程S4が実施されたか否かを判定する。
判定の結果、各工程の実施回数が規定の回数に達していない場合(NO)には、図3に示すように、再度、注入工程S3および充填工程S4を実施する。一方、判定の結果、各工程の実施回数が規定の回数に達している場合(YES)には、積層完了判定S6を実施する。なお、すべての磁石挿入孔23に対して一括して注入工程S3および充填工程S4を実施する場合には、挿入完了判定S5を省略することができる。
(積層完了判定)
積層完了判定S6では、回転子鉄心21を構成する複数の段部21a,21b,21c(図4Hを参照)の積層が完了したか否かの判定を行う。すなわち、回転子鉄心21が軸線L方向において多段に構成される段スキューの構成を有する場合に、回転子鉄心21を構成する段部21a,21b,21cを積層させる積層工程S2が完了したか否かを判定する。
判定の結果、積層工程S2が未完了であれば(NO)、図3に示すように積層工程S2を実施する。また、判定の結果、積層工程S2が完了していれば(YES)、図3に示すように硬化工程S8と遠心充填工程S7、を実施する。なお、回転子鉄心21が多段の構成を有しない場合には、積層完了判定S6および積層工程S2を省略することができる。
(2回目の積層工程)
図4Eは、図3に示す積層完了判定S6の後の2回目の積層工程S2の説明図である。2回目の積層工程S2では、1回目の積層工程S2と同様に、下段の段部21bに上段の段部21cを、回転子鉄心21の周方向に所定のスキュー角ずらして積層させる。積層工程S2によって積層された上段の段部21cの磁石挿入孔23の下部の開口は、永久磁石24が配置された下段の段部21bの磁石挿入孔23の上部の開口に連通している。2回目の積層工程S2の終了後は、図3に示すように、2回目の注入工程S3が実施される。
(2回目の注入工程)
図4Fは、図3に示す積層完了判定S6の後の2回目の注入工程S3の説明図である。2回目の注入工程S3では、回転子鉄心21の下段の段部21bに積層された上段の段部21cの磁石挿入孔23に接着剤25を注入し、下段の段部21bの磁石挿入孔23に配置された下段の永久磁石24の上端部の周囲に接着剤25を配置する。これにより、下段の段部21bの磁石挿入孔23の上部と上段の段部21cの磁石挿入孔23の底部とに接着剤25が配置される。
(2回目の充填工程)
図4Gは、図3に示す積層完了判定S6の後の2回目の充填工程の説明図である。2回目の充填工程S4では、1回目の充填工程S4と同様に、上段の段部21bの接着剤25が注入された磁石挿入孔23に永久磁石24を挿入する。この段階では、1回目の充填工程S4と同様に、下段の段部21bの磁石挿入孔23に配置された永久磁石24の周囲、および、上段の段部21cの磁石挿入孔23に配置された永久磁石24の周囲に接着剤25が十分に行き渡っていない。また、上段の永久磁石24の下端と下段の永久磁石24の上端との間には、比較的粘度の高い接着剤25が存在し、比較的大きな間隔が形成されている。
次に、1回目の充填工程S4と同様に、永久磁石24を上段の段部21cの磁石挿入孔23に押し込んで、接着剤25を上段と下段の永久磁石24の外表面に行き渡らせる。2回目の充填工程S4の完了後は、図3に示すように、再度、挿入完了判定S5および積層完了判定S6を行い、所定の段数の段部21cを積層させ(図4Hを参照)、各段部21cに注入工程S3および充填工程S4を実施する。
このように、本実施形態の回転電機の製造方法S100では、積層工程S2と注入工程S3と充填工程S4とを繰り返すことができる。これにより、所望の段数の段部21a,21b,21cを有する回転子鉄心21を製作することができる。なお、最上段の段部21cに対する接着剤25の注入量は、他の段部21a,21bに対する接着剤25の注入量よりも多くしてもよい。これにより、最上段の永久磁石24の外表面のより広い範囲を覆うことができるだけでなく、後述する遠心充填工程S7によって、最下段の永久磁石24においても外表面のより広い範囲を覆うことが可能になる。
所定の回数の積層工程S2が実施されて所定の段数の段部21a,21b,21cが積層され、各々の段部21a,21b,21cに注入工程S3および充填工程S4が実施され、積層完了判定S6において所定の段数の段部21a,21b,21cが積層されたことが判定されると(YES)、図3に示すように、遠心充填工程S7および硬化工程S8が実施される。
(遠心充填工程および硬化工程)
図4Hは、図3に示す硬化工程S8および遠心充填工程S7の説明図である。充填工程S4の完了後、硬化工程S8および遠心充填工程S7の前に、複数の段部21a,21b,21cによって構成された回転子鉄心21にエンドリング22が接合され、最上段の段部21cの磁石挿入孔23の開口が閉鎖される。
遠心充填工程S7は、充填工程S4の終了後に、回転子鉄心21を軸周りに回転させて接着剤25を永久磁石24と回転子鉄心21との間に行き渡らせる工程である。硬化工程S8は、たとえば熱硬化性樹脂からなる接着剤25を加熱したり、紫外線硬化性樹脂からなる接着剤25に紫外線を照射したりして、接着剤25を硬化させる工程である。
なお、硬化工程S8は、遠心充填工程S7の終了後に行ってもよいが、図3に示すように、遠心充填工程S7と硬化工程S8とを並行して行うことができる。これにより、接着剤25を永久磁石24と回転子鉄心21との間に行き渡らせながら硬化させることができ、アンバランス量を最小化することができる。また、2つの工程を並行して行うことで、生産性を向上させることができる。遠心充填工程S7および硬化工程S8の終了後は、図3に示すように、調整工程S9を実施する。
(調整工程)
調整工程S9は、硬化工程S8が終了した回転子20のバランス調整を行う工程である。具体的には、たとえば不図示のバランスウェイトを調整することで、回転子20のバランス調整を行うことができる。調整工程S9の終了後は、図3に示すように着磁工程S10を実施する。
(着磁工程)
着磁工程S10は、永久磁石24の着磁を行う工程である。着磁工程S10は、適宜の着磁装置によって行うことができる。なお、予め着磁した永久磁石24を用いる場合には、図3に示す着磁工程S10を省略することができる。また、本実施形態の回転電機の製造方法S100は、図3に示す各工程以外の工程については、公知の回転電機の製造方法と同様の工程を採用することができる。
以上説明したように、本実施形態の回転電機の製造方法S100は、挿入工程S1と、積層工程S2と、注入工程S3と、充填工程S4とを有している。そのため、挿入工程S1で、回転子鉄心21の最下段の段部21aの磁石挿入孔23に永久磁石24を配置し、積層工程S2で下段の段部21aの磁石挿入孔23の上部に上段の段部21bの磁石挿入孔23が配置される。
そして、注入工程S3で、上段の段部21bの磁石挿入孔23の上方の開口から接着剤を注入し、下段の段部21aの磁石挿入孔23に挿入された永久磁石24の上端部の周囲に接着剤25を配置することができる。これにより、下段の段部21aの磁石挿入孔23の上方の開口に、回転子鉄心21の電磁鋼鈑間への浸透を抑制可能な比較的粘度の高い接着剤を注入した場合でも、上段の段部21bの磁石挿入孔23によって接着剤25の溢れを防止できる。
さらに、充填工程S4で、永久磁石24を上段の段部21bの磁石挿入孔23に押し込んで、接着剤25を下段の段部21aの永久磁石24の外表面と、上段の段部21bの永久磁石24の外表面とに行き渡らせることができる。
したがって、本実施形態の回転電機の製造方法S100によれば、回転子鉄心21に埋め込まれる永久磁石24の外表面のより広い範囲を接着剤25によって覆うことができ、回転子鉄心21の高速回転時に永久磁石24に作用する応力を緩和することができる。そのため、たとえば、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両に搭載される回転電機100の高速回転化および高出力化を可能にすることができる。
さらに、本実施形態の回転電機の製造方法S100によれば、挿入工程S1および積層工程S2の後に、注入工程S3および充填工程S4を行うことで、固化前の接着剤25が回転子鉄心21に接触する時間を短縮することができる。これにより、回転子鉄心21を構成する電磁鋼鈑間への接着剤25の浸透を抑制することができる。
また、予め永久磁石24が挿入された下段の段部21a(21b)の磁石挿入孔23に、上段の段部21b(21c)の磁石挿入孔23を介して接着剤25を注入することで、接着剤25が溢れるのを防止することができる。したがって、上述のように比較的粘度の高い接着剤25を使用することができ、回転子鉄心21を構成する電磁鋼鈑間への接着剤25の浸透をより効果的に抑制することができる。
図5は、前述の実施形態に係る回転電機の製造方法S100によって製造された回転電機100を搭載する四輪駆動を前提としたハイブリッド自動車のパワートレインの概略構成図である。
ハイブリッド自動車は、前輪側の主動力として、エンジンENGと回転電機100を有する。前輪側の動力源である回転電機100は、エンジンENGと変速機TRの間に配置されている。エンジンENGと回転電機100の動力は、変速機TRにより変速され、前輪側駆動輪FWに動力を伝えられる。
後輪側の駆動力源である回転電機100は、前輪側の動力源である回転電機100と同様のものを用いることもできるし、他の一般的な構成の回転電機を用いることもできる。また、後輪の駆動においては、後輪側に配置された回転電機100と後輪側駆動輪RWが機械的に接続され、回転電機100の動力が後輪側駆動輪RWに伝達される。
回転電機100は、エンジンENGの始動を行い、また、車両の走行状態に応じて、駆動力の発生と、車両減速時のエネルギーを電気エネルギーとして回収する発電力の発生を切り換える。回転電機100の駆動および発電動作は、車両の運転状況に合わせ、トルクおよび回転数が最適になるように電力変換装置INVにより制御される。
回転電機100の駆動に必要な電力は、電力変換装置INVを介してバッテリBATから供給される。また、回転電機100が発電動作を行うときは、電力変換装置INVを介してバッテリBATに電気エネルギーが充電される。
前述の本実施形態の回転電機の製造方法S100によれば、このような車両に搭載される回転電機100において、渦電流を低減し、モータ効率を向上させ、高速回転化を可能にすることができる。なお、回転電機100は、四輪駆動式以外のハイブリッド方式の車両においても勿論適用可能である。
以上、図面を用いて本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
たとえば、前述の実施形態に係る回転電機の製造方法においては、製造される回転機の固定子のコイルが波巻きの分布巻きである例について説明した。しかし、本発明に係る回転電機の製造方法は、回転子の製造方法に特徴を有するため、固定子の構成は特に限定されない。すなわち、固定子のコイルは、重ね巻方式や集中巻き方式でもよい。また、製造される回転電機が内転型である例について説明したが、外転型の回転電機を製造する場合にも、本発明に係る回転電機の製造方法を適用することができる。
また、前述の実施形態に係る回転電機の製造方法によって製造される回転電機の適用例として、電気自動車やハイブリット電気自動車を例に挙げて説明した。しかし、前述の実施形態に係る回転電機の製造方法によって製造される回転電機は、オルタネータ、スタータジェネレータ(モータジェネレータ含む)、電動コンプレッサ用、電動ポンプ用等の自動車用補機モータは当然の事として、エレベータ用等の産業用、エアコン圧縮機等の家電用モータへの適用も可能である。
21…回転子鉄心、21a…段部、21b…段部、21c…段部、22…エンドリング、23…磁石挿入孔、24…永久磁石、24b…後端面、25…接着剤、25a…接着剤層、100…回転電機、S1…挿入工程、S2…積層工程、S3…注入工程、S4…充填工程、S7…遠心充填工程、S8…硬化工程、S100…回転電機の製造方法

Claims (9)

  1. 複数の鋼板を積層し、複数の段部を有する磁石挿入孔を形成した回転子鉄心の該磁石挿入孔に、複数の永久磁石が前記複数の段部ごとに挿入された回転電機の製造方法であって、
    前記複数の永久磁石の挿入方向の高さは、前記複数の段部の挿入方向の高さに対して、小さく設定されており、
    前記複数の段部のうちの下段の段部下段用の永久磁石を挿入する挿入工程と、
    前記下段の段部の上上段の段部を周方向にずらして前記複数の鋼板を積層させる積層工程と、
    前記上段の段部に接着剤を注入して前記下段の段部に配置された前記下段用の永久磁石の少なくとも上端部の周囲に該接着剤を配置する注入工程と、
    前記上段の段部に上段の永久磁石を押し込んで前記上段用の永久磁石の挿入方向の先端面を前記下段の段部と前記上段の段部との間の段差面に当接させ、前記接着剤を前記下段用の永久磁石の外表面および上段用の永久磁石の外表面に行き渡らせる充填工程と、を有することを特徴とする回転電機の製造方法。
  2. 前記積層工程と前記注入工程と前記充填工程とを繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の回転電機の製造方法。
  3. 前記充填工程において、前記上段用の永久磁石を押し込む力を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機の製造方法。
  4. 前記挿入工程において、前記複数の段部を有する複数の前記磁石挿入孔に一括して前記下段用の永久磁石を挿入し、
    前記注入工程において、前記複数の段部を有する複数の前記磁石挿入孔に一括して前記接着剤を注入し、
    前記充填工程において、複数の前記上段用の永久磁石を前記複数の段部を有する複数の前記磁石挿入孔に一括して押し込むことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の回転電機の製造方法。
  5. 前記注入工程において、前記接着剤の注入量は、前記充填工程の後に少なくとも前記上段用の永久磁石の押し込み方向における後端面が前記接着剤から露出する量に調整されることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の回転電機の製造方法。
  6. 前記注入工程において、最上段の前記段部に対する前記接着剤の注入量は、他の前記段部に対する前記接着剤の注入量よりも多いことを特徴とする請求項に記載の回転電機の製造方法。
  7. 前記充填工程の終了後に、前記回転子鉄心を軸周りに回転させて前記接着剤を前記複数の段部を有する複数の永久磁石と前記回転子鉄心との間に行き渡らせる遠心充填工程を有することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の回転電機の製造方法。
  8. 前記接着剤を硬化させる硬化工程を有することを特徴とする請求項に記載の回転電機の製造方法。
  9. 前記遠心充填工程と前記硬化工程とを並行して行うことを特徴とする請求項に記載の回転電機の製造方法。
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