JP6625779B1 - プログラム、情報処理装置、及び情報処理システム - Google Patents

Abstract

【課題】プレイヤが、レースゲームのログやイベントの発生タイミングを適切に把握できるプログラムを提供する。【解決手段】プログラムは、レースゲームの結果のゲームオブジェクトの位置情報を含むログ情報ＬＩを取得するログ情報取得部５４と、ゲームオブジェクトに対応するイベント発生時間情報ＴＩを取得するイベント発生時間情報取得部５８と、レースゲームの開始から終了までの期間に対応するバーを生成するバー生成部６０と、バー上に移動可能に配置されるつまみ部のバー上における位置を決定する位置決定部６２と、レースゲームの開始又は終了を基準とする相対時間を決定する相対時間決定部６４と、相対時間に対応した、レースゲームにおけるゲームオブジェクトの位置を生成して表示する表示情報生成部７０と、特定のゲームオブジェクトに関連すイベントの発生タイミングを、表示情報に対応して表示されるバーに関連づけて報知する報知部７２を有する。【選択図】図４

Description

本発明は、プログラム、情報処理装置、及び情報処理システムに関する。

特許文献１には、いわゆるゲームセンターに設置されるアーケードゲーム装置に適用可能なゲームシステムであり、例えば、競馬レースに勝つことを目的として、プレイヤが自身の所有馬を調教する等して強い馬を育成する競馬ゲームシステムが記載されている。

特開２００６−６８１３２号公報

特許文献１に記載されているような従来の競馬ゲームシステムにおいては、ディスプレイにおいて、現在行われている競馬レースの状況が表示される。しかしながら、従来の競馬ゲームシステムにおいては、各馬の動きや位置取り等を含む競馬レースの結果を、ディスプレイに表示することによって振り返ることができない。よって、プレイヤは、競馬レースの結果を確認することは容易ではない。また、競馬レース中は、各馬に対してさまざまなイベントが発生する。そして、これらのイベントの発生が、各馬のレース結果に影響を及ぼすため、プレイヤは、イベントの発生タイミングについても競馬レース結果として適切に把握したいという要望がある。

そこで、本発明のいくつかの態様はかかる事情に鑑みてなされたものであり、プレイヤが、レースゲームのログを簡便に把握することができ、且つ、レースゲームにおけるイベントの発生タイミングを適切に把握することが可能なプログラム、情報処理装置、及び情報処理システムを提供することを目的とする。

本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、複数のゲームオブジェクトのそれぞれに関連づけられたパラメータに基づいて実行される、ゲームオブジェクトが所定の経路を走行するレースゲームの結果に関するログ情報であって、経路における単位時間ごとのゲームオブジェクトの位置を示す位置情報を含むログ情報を取得する第１取得部と、レースゲームにおいてゲームオブジェクトのそれぞれに対応するイベントが発生する時間に関するイベント発生時間情報を取得する第２取得部と、ログ情報に基づいて、レースゲームの開始から終了までの期間に対応するバーを生成するバー生成部と、入力部で検出されたプレイヤ入力に基づいて、バー上に移動可能に配置されるつまみ部のバー上における位置を決定する位置決定部と、決定した位置に基づいて、レースゲームの開始又は終了を基準とする相対時間を決定する相対時間決定部と、位置情報と、決定した相対時間とに基づいて、当該相対時間に対応した、レースゲームにおけるゲームオブジェクトのそれぞれの位置を表示するための表示情報を生成する表示情報生成部と、イベント発生時間情報に基づいて、特定のゲームオブジェクトに関連づけられた１又は複数のイベントの発生タイミングを、表示情報に対応して表示されるバーに関連づけて報知する報知部と、して機能させる。

本発明の一態様に係る情報処理装置は、複数のゲームオブジェクトのそれぞれに関連づけられたパラメータに基づいて実行される、ゲームオブジェクトが所定の経路を走行するレースゲームの結果に関するログ情報であって、経路における単位時間ごとのゲームオブジェクトの位置を示す位置情報を含むログ情報を取得する第１取得部と、レースゲームにおいてゲームオブジェクトのそれぞれに対応するイベントが発生する時間に関するイベント発生時間情報を取得する第２取得部と、ログ情報に基づいて、レースゲームの開始から終了までの期間に対応するバーを生成するバー生成部と、入力部で検出されたプレイヤ入力に基づいて、バー上に移動可能に配置されるつまみ部のバー上における位置を決定する位置決定部と、決定した位置に基づいて、レースゲームの開始又は終了を基準とする相対時間を決定する相対時間決定部と、位置情報と、決定した相対時間とに基づいて、当該相対時間に対応した、レースゲームにおけるゲームオブジェクトのそれぞれの位置を表示するための表示情報を生成する表示情報生成部と、イベント発生時間情報に基づいて、特定のゲームオブジェクトに関連づけられた１又は複数のイベントの発生タイミングを、表示情報に対応して表示されるバーに関連づけて報知する報知部と、を備える。

本発明の一態様に係る情報処理システムは、端末装置と、端末装置と通信可能に接続された情報処理サーバとを備える情報処理システムであって、情報処理サーバは、複数のゲームオブジェクトのそれぞれに関連づけられたパラメータに基づいて実行される、ゲームオブジェクトが所定の経路を走行するレースゲームの結果に関するログ情報であって、経路における単位時間ごとのゲームオブジェクトの位置を示す位置情報を含むログ情報と、レースゲームにおいてゲームオブジェクトのそれぞれに対応するイベントが発生する時間に関するイベント発生時間情報と、を記録する記録部と、を備え、端末装置は、情報処理サーバは、ログ情報と、イベント発生時間情報とを取得する取得部と、ログ情報に基づいて、レースゲームの開始から終了までの期間に対応するバーを生成するバー生成部と、入力部で検出されたプレイヤ入力に基づいて、バー上に移動可能に配置されるつまみ部のバー上における位置を決定する位置決定部と、決定した位置に基づいて、レースゲームの開始又は終了を基準とする相対時間を決定する相対時間決定部と、位置情報と、決定した相対時間とに基づいて、当該相対時間に対応した、レースゲームにおけるゲームオブジェクトのそれぞれの位置を表示するための表示情報を生成する表示情報生成部と、イベント発生時間情報に基づいて、特定のゲームオブジェクトに関連づけられた１又は複数のイベントの発生タイミングを、表示情報に対応して表示されるバーに関連づけて報知する報知部と、を備える。

「プレイヤ」とは、端末装置を操作するユーザであり、いわゆるクライアント・サーバシステムのクライアントにも該当する概念である。また、「プレイヤ」は、一般に、自身に代えて、仮想的なゲーム空間において活動、行動等するいわゆるプレイヤキャラクタ等を通して、ゲームに参加し得る。

「ゲーム」とは、例えば、プレイヤが保有するゲームオブジェクトを育成するゲーム、ゲームオブジェクトでパーティを組んで敵キャラクタと対戦するゲーム、及び、ゲームオブジェクトでパーティを組んでプレイするリズムゲームを含んでもよい。「ゲーム」は、プレイヤキャラクタやプレイヤキャラクタが保有するアイテムを育成するゲームを含んでもよい。なお、「ゲーム」は、アクションゲーム、クイズゲーム、ピンボールゲーム、カードゲーム、など種々のゲームを含んでよい。

「パラメータ」とは、ゲームオブジェクトに紐付いて管理される情報である。例えば、「パラメータ」とは、ゲームオブジェクトの体力を示すスタミナ等のゲームの進行に関する情報を意味する。「パラメータ」は、ゲームプレイの内容によって決定されてもよい。「パラメータ」は、例えば、ゲームプレイの難易度や重要度に基づいて決定されてもよい。「パラメータ」は、プレイヤが参加するゲーム内において、特定のゲームオブジェクトが他のゲームオブジェクトに対して、例えば、ゲームを進める上で相対的に優位に、又は、劣位に立つような効果を生じせしめるものを示し、その種類は特に制限されない。「パラメータ」には、例えば、競馬ゲームの場合、馬ゲームオブジェクトのスタミナの他、馬ゲームオブジェクトの走力、気性、距離適性（例えば、長距離が得意もしくは苦手等）、又は、脚質（例えば、逃げ、先行、差し、もしくは、追い込み等）等を含んでもよい。

なお、本発明において、「部」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、１つの「部」や装置が有する機能が２つ以上の物理的手段や装置により実現されても、２つ以上の「部」や装置の機能が１つの物理的手段や装置により実現されても良い。

本発明によれば、プレイヤが、レースゲームのログを簡便に把握することができ、且つ、レースゲームにおけるイベントの発生タイミングを適切に把握することができる。

本発明の第１実施形態に係る情報処理システムの概略構成図（システム構成図）である。 本発明の第１実施形態に係る情報処理サーバ及びプレイヤ端末の概略構成図（ブロック図）である。 本発明の第１実施形態に係るレースゲームの実行処理の一例を示す概念図である。 本発明の第１実施形態に係る情報処理サーバ及びプレイヤ端末の機能的構成の一例を示す概略構成図（ブロック図）である。 本発明の第１実施形態に係るイベント発生時間情報の一例を示す図である。 本発明の第１実施形態に係るプレイヤ端末の出力部の画面の一例を示す図である。 本発明の第１実施形態に係るプレイヤ端末の出力部の画面の一例を示す図である。 本発明の第１実施形態に係るプレイヤ端末の出力部の画面の一例を示す図である。 本発明の第１実施形態に係るレースゲームのログ画面におけるゲームオブジェクトの表示位置を説明する説明図である。 本発明の第１実施形態に係るレースゲームのログ画面におけるゲームオブジェクトの表示位置を説明する説明図である。 本発明の第１実施形態に係るレースゲームのログ表示処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第２実施形態に係る情報処理サーバ及びプレイヤ端末の機能的構成の一例を示す概略構成図（ブロック図）である。 本発明の第３実施形態に係る情報処理サーバ及びプレイヤ端末の機能的構成の一例を示す概略構成図（ブロック図）である。

以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。さらに、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。

＜第１実施形態＞
図１は、本発明の第１実施形態に係る情報処理システム１００の全体構成を示すブロック図である。図１に示すように、情報処理システム１００は、例示的に、情報処理サーバ１と、ｎ台（ｎは、１以上の任意の整数値）のプレイヤ端末３（端末装置）と、ネットワークＮとを含んで構成される。

情報処理システム１００は、いわゆるクライアント・サーバシステムである。情報処理システム１００は、クライアントであるｎ台のプレイヤ端末３と、情報処理サーバ１とがネットワークＮを介して相互に通信を行うことにより実現される。

情報処理サーバ１は、例えば、サーバ装置により実現される。また、プレイヤ端末３は、例えば、スマートフォンや、ゲーム機や、パーソナルコンピュータにより実現される。更に、ネットワークＮは、例えば、インターネット、携帯電話網といったネットワーク、ＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）、あるいはこれらを組み合わせたネットワークにより実現される。なお、図中には、ｎ台のプレイヤ端末３として、プレイヤ端末３ａ及びプレイヤ端末３ｎを図示している。ただし、以下の説明において、これらｎ台のプレイヤ端末３を区別することなく説明する場合には、符号を一部省略して、単に「プレイヤ端末３」と呼ぶ。

図２は、本発明の第１実施形態に係る情報処理サーバ１のハードウェアの構成と、プレイヤ端末３のハードウェアの構成とを示すブロック図である。なお、図中では、情報処理サーバ１のハードウェアに対応する符号には括弧を付すことなく記載し、プレイヤ端末３のハードウェアに対応する符号には括弧を付して記載する。

情報処理サーバ１は、例示的に、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）１１と、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）及びＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）等からなるメモリ１３と、バス１４と、入出力インターフェース１５と、入力部１６と、出力部１７と、記録部１８と、通信部１９と、を備えている。

ＣＰＵ１１は、メモリ１３に記録されているプログラム、又は、記憶部１８からメモリ１３にロードされたプログラムにしたがって各種の処理を実行する。

メモリ１３には、ＣＰＵ１１が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。ＣＰＵ１１及びメモリ１３は、バス１４を介して相互に接続されている。このバス１４には、入出力インターフェース１５も接続されている。入出力インターフェース１５には、入力部１６と、出力部１７と、記録部１８と、通信部１９と、が接続されている。

入力部１６は、各種ボタン、タッチパネルあるいはマイク等で構成され、情報処理サーバ１の管理者等の指示操作に応じて各種情報を入力する。なお、入力部１６は、情報処理サーバ１の他の各部を収容する本体とは独立した、キーボードやマウス等の入力装置により実現してもよい。

出力部１７は、ディスプレイやスピーカ等で構成されており、画像データや音楽データを出力する。出力部１７が出力した画像データや音楽データは、ディスプレイやスピーカ等から、画像や音楽としてプレイヤが認識可能に出力される。

記録部１８は、ＤＲＡＭ（Ｄｙｎａｍｉｃ Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）等の半導体メモリで構成され、各種データを記憶する。

通信部１９は、他の装置との間で行う通信を実現する。例えば、通信部１９は、ネットワークＮを介して、プレイヤ端末３との間で相互に通信を行う。

なお、情報処理サーバ１には、不図示であるがドライブを必要に応じて適宜設けられる。ドライブには、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ等から構成されるリムーバブルメディアが適宜装着される。リムーバブルメディアには、ゲーム実行するためのプログラムや、画像データ等の各種データが格納される。ドライブによってリムーバブルメディアから読み出されたプログラムや、画像データ等の各種のデータは、必要に応じて記録部１８にインストールされる。

次に、プレイヤ端末３のハードウェアの構成について説明をする。プレイヤ端末３は、図２に示すように、例示的に、ＣＰＵ３１と、メモリ３３と、バス３４と、入出力インターフェース３５と、入力部３６と、出力部３７と、記録部３８と、通信部３９と、を備えている。これら各部は、上述の情報処理サーバ１が備える、符号のみが異なる同名の各部と同等の機能を有している。従って、重複する説明を省略する。

図３は、本発明の第１実施形態に係るレースゲームの実行処理の一例を示す概念図である。図３（Ａ）は、本実施形態における競馬レースゲーム（レースゲーム）で走行する複数の３Ｄキャラクタの一例を示す概念図である。図３（Ｂ）は、複数の３Ｄキャラクタが実際にコースを走行する様子の一例を示す概念図である。

本発明の実施形態の概要を説明する。図３（Ａ）及び（Ｂ）の競馬レースゲームの概念図Ｇ１及びＧ３に示すように、本実施形態においては、３Ｄキャラクタが順位を競って走行する競馬レースゲームを実行する。そして、本実施形態においては、例えば、プレイヤがレース展開を振り返ったり、３Ｄキャラクタ（ゲームオブジェクト）の勝敗の要因を確認したりするために、競馬レースゲームの結果（ログ情報）を、３Ｄキャラクタのそれぞれに対応する２Ｄキャラクタ（ゲームオブジェクト）を含むログ画面の表示を行う（後述する図６から図８）。

ログ画面では、競馬レースゲーム期間に対応する長さを有するシークバー（バー）上のスライダー（つまみ部）を操作することで、競馬レースゲームにおける特定時間を指定可能である。所定の経路を走行するゲームオブジェクトのそれぞれの位置情報を単位時間毎に記録したログ情報に基づいて、ログ画面が生成される。また、ゲームオブジェクトのそれぞれに対して、競馬レースゲームの勝敗に関わり得るイベント（例えば、スキルの発動や、他キャラクタによる前方ブロック等）の発生を判定する。そして、プレイヤが選択した特定のゲームオブジェクト（図６から図８においてカーソルＣで特定された「１４番：スペシャルマンス」）に対して発生したイベントの発生時間を、ログ画面に含まれるシークバーに関連づけて表示することにより報知する。

このように本実施形態によれば、プレイヤは、レースゲームのログとして、レースゲームの進捗に応じた各馬の動きや位置取り等を容易に振り返ることができる。したがって、プレイヤが、レースゲームのログを簡便に把握することができる。また、レースゲームにおけるイベントの発生タイミングを適切に把握することができる。

なお、レースゲームは、例えば、ゲームオブジェクトに関連付けられたパラメータに基づいて情報処理サーバ１において自動的に実行されるレースゲームを含み得る。レースゲームは、プレイヤがプレイヤ端末３を操作することによってゲームオブジェクトの走行内容を制御可能なレースゲームを含み得る。

図４は、本発明の第１実施形態に係る情報処理サーバ１の機能的構成と、プレイヤ端末３の機能的構成との一例を示すブロック図である。情報処理サーバ１は、例示的に、レースゲームを実行するための情報処理を実行する情報処理部４０と、レースゲームを実行するための情報処理に関する情報を記録する記録部１８と、を備えて構成される。

情報処理部４０は、機能的に、ゲーム実行部４４を含んで構成される。なお、情報処理部４０は、例えば、図２に示すメモリ１３や記録部１８に格納されているプログラムをＣＰＵ１１が実行したりすることにより実現することができる。

ゲーム実行部４４は、ゲームを動作させるための処理を実行する。ゲーム実行部４４は、記録部１８に記録されたゲーム動作情報ＧＩに含まれるゲームソフトウェアと、図２に示す入力部３６から入力されたプレイヤの操作内容と、に基づいてゲームを動作させる。

ゲーム実行部４４は、例えば、レースゲームに参加する複数のゲームオブジェクトのそれぞれに関連付けられたパラメータと、レースゲームに紐付く設定情報（例えば、レースフィールド、気候、レース距離等）と、プレイヤ端末３を介して取得したプレイヤ入力情報（例えば、レースにおける走行戦略等）と、に基づいて情報処理サーバ１は自動的にレースゲーム処理を実行する。ゲーム実行部４４は、レースゲーム処理の結果（ログ情報ＬＩ）を記録部１８に記録する。なお、パラメータと、レースゲームに紐付く設定情報と、プレイヤ入力情報とは、ゲーム動作情報ＧＩとして、予め記録部１８に記録されてもよい。また、ゲーム実行部４４は、ゲーム動作情報ＧＩに更に含まれる画像データ、及び、ゲーム動作情報ＧＩに含まれる音楽データや音声データに基づいて、ゲーム実行処理を行う。

上述したとおり、ゲーム実行部４４が実行ゲームにおける各種情報、例えば、ゲーム動作情報ＧＩとログ情報ＬＩとが情報処理サーバ１にて管理される。そのため、ゲーム実行部４４は、ゲームにおいて、これらの各種情報の変化が伴う処理（例えば、ゲームオブジェクト、ゲーム内容、又はパラメータ等の内容変更が伴う処理）が発生する場合には、プレイヤ端末３との通信を行うことにより、プレイヤ端末３が管理する各種情報を更新させる。なお、ゲーム実行部４４は、プレイヤ端末３においてゲームが実行される場合（後述する第２実施形態の場合）に、ゲームの実行等に必要な情報をプレイヤ端末３に提供する。ゲーム実行部４４は、プレイヤ端末３で実行されるゲームの進捗に基づいて更新された情報をプレイヤ端末３から任意のタイミングで取得し管理してもよい。

記録部１８は、ゲーム動作情報ＧＩと、複数のゲームオブジェクトのそれぞれに関連づけられたパラメータに基づいて実行される、複数のゲームオブジェクトが所定の経路を走行するレースゲームの結果に関するログ情報ＬＩと、イベント発生条件情報ＣＩと、を記録する。ログ情報は、ログ情報は、所定の経路における単位時間ごとのゲームオブジェクトの位置を示す位置情報を含む。「イベント発生条件情報」とは、イベントの発生を判定するための条件情報である。

プレイヤ端末３は、例示的に、レースゲームのログ表示処理を実行する情報処理部５０と、レースゲームのログ表示処理に関する情報を記録する記録部３８と、を備えて構成される。

情報処理部５０は、機能的に、ログ情報取得部５４（第１取得部）と、イベント検索部５６と、イベント発生時間情報取得部５８（第２取得部）と、シークバー生成部６０（バー生成部）と、位置決定部６２と、相対時間決定部６４と、進捗状況判定部６６と、領域特定部６８と、表示情報生成部７０と、報知部７２と、を含んで構成されている。なお、情報処理部５０の上記各部は、例えば、図２に示すメモリ３３や記録部３８に格納されているプログラムをＣＰＵ３１が実行したりすることにより実現することができる。

ログ情報取得部５４は、情報処理サーバ１からログ情報ＬＩを取得する。ログ情報取得部５４は、情報処理サーバ１からゲームオブジェクトのそれぞれに対応するイベントの発生条件を示す発生条件情報ＣＩを更に取得する。

イベント検索部５６は、ログ情報取得部５４が取得したイベント発生条件情報ＣＩに基づいて、ゲームオブジェクトに関連付けられたパラメータが発生条件を満たす１又は複数のイベントを検索する。例えば、ログ情報に基づくレースゲームの進捗に応じてゲームオブジェクトのそれぞれに関連付けられたパラメータが変動する。イベント検索部５６は、ゲームオブジェクトそれぞれの変動するパラメータを監視する。イベント検索部５６は、ゲームオブジェクトのそれぞれに関連付けられたパラメータに基づいて、例えば、レースゲームにおいて、特定のゲームオブジェクトが前を走行する他のゲームオブジェクトからブロック（前方ブロック）されている状況が所定期間（例えば、３秒以上）経過するような場合、レースゲームにおいてイベント（前方ブロックイベント）が発生したと判定する。

図５は、本発明の第１実施形態に係るイベント発生時間情報の一例を示す図である。図５に示すように、イベント検索部５６は、発生し得る１又は複数のイベントの中から判定（検索）したイベントの内容、及び、イベントが発生した時間（発生時刻）を特定し、イベント発生時間情報ＴＩとして、記録部３８に記録する。イベント発生時間情報ＴＩは、例えば、複数のゲームオブジェクトごとにイベント名と発生時間とを関連付けて記録される。

図４に戻り、イベント発生時間情報取得部５８は、例えば、レースゲームにおいてゲームオブジェクトのそれぞれに対応するイベントが発生する時間に関するイベント発生時間情報ＴＩを記録部３８から取得する。

シークバー生成部６０は、ログ情報ＬＩに基づいて、レースゲームの開始から終了までの期間に対応するシークバーを生成する。

図６から図８は、本発明の第１実施形態に係るプレイヤ端末の出力部の画面、例えば、レースゲームの結果を再生するためのレースゲームのログ画面の一例を示す図である。図６（Ａ）は、各ゲームオブジェクトがスタート地点に位置する（レースゲームのログの再生を開始した直後（時刻０：０１））場合のログ画面Ｇ５を示す。図６（Ｂ）は、時刻０：１９のログ画面Ｇ７を示す。図７（Ａ）は、時刻０：４０のログ画面Ｇ９を示す。図７（Ｂ）は、時刻０：４５のログ画面Ｇ１１を示す。図８（Ａ）は、時刻１：１９のログ画面Ｇ１３を示す。図８（Ｂ）は、先頭のゲームオブジェクトがゴールした場合（時刻１：４８）のログ画面Ｇ１５を示す。なお、これらログ画面を区別することなく説明する場合には、符号を一部省略して、単に「ログ画面Ｇ」と呼ぶ。

図６（Ａ）に示すように、レースゲームの再生の開始直後には、各ゲームオブジェクトＧＯは、ログ画面Ｇの左端に縦方向に並ぶように位置する。図６から図８に示すように、先頭のゲームオブジェクトＧＯがゴールに近づくにつれて徐々に右へと移行していく。図８（Ｂ）に示すように、先頭のゲームオブジェクトＧＯがゴールする瞬間には、先頭のゲームオブジェクトＧＯは、ログ画面Ｇの上部「１８００ｍ 右 外」の記載の下付近に表示される。この際には、ログ画面Ｇの左端は最後尾のゲームオブジェクトＧＯが表示される。

レースゲームにおける、先頭のゲームオブジェクトと、最後尾のゲームオブジェクトとの間の最大距離を決定する。この最大距離に基づいて、ログ画面Ｇにおいて各ゲームオブジェクトが表示される縮尺（位置関係）が決定される。例えば、プレイヤが、ログ画面Ｇにおいて、各ゲームオブジェクトの順位を視認し易いように、先頭のゲームオブジェクトの位置と、最後尾のゲームオブジェクトの位置とが、一定距離離れた状態で固定されてもよい。

図６から図８に示すように、シークバー生成部６０は、レースゲームにおいて終着点に最後に到達したゲームオブジェクトＧＯの時間に基づいて、シークバーＳＢの終点ＥＰを決定する。また、シークバー生成部６０は、レースゲームの開始の時間に基づいて、シークバーＳＢの始点ＳＰを決定してもよい。

この構成によれば、シークバーＳＢの長さをレースゲームの期間に応じた長さに調整した上でログ画面ＧにおいてシークバーＳＢを表示することができる。

図４に示す位置決定部６２は、図２に示す入力部３６で検出されたプレイヤ入力に基づいて、シークバーＳＢ上に移動可能に配置されるスライダー（つまみ部）ＫのシークバーＳＢ上における位置を決定する。例えば、図６から図８に示すように、つまみ部Ｋは、ログ画面Ｇにおいてレース結果が再生されると、時間の経過とともにシークバーＳＢにおいて右側にスライドする。他方、つまみ部Ｋは、プレイヤが入力部３６を介して入力した操作内容に応じて、プレイヤが希望する時刻に配置される。

この構成によれば、プレイヤが希望する時刻に対応するレース結果、例えば、当該時刻における各馬の位置取り等を容易に振り返ることができる。

相対時間決定部６４は、位置決定部６２が決定した位置に基づいて、レースゲームの開始又は終了を基準とする相対時間を決定する。

進捗状況判定部６６は、レースゲームにおける特定のゲームオブジェクトの位置に基づいて、特定のゲームオブジェクトのレースゲームの進捗状況を判定する。ここでレースゲームの進捗状況とは、情報処理サーバ１で実際に実行されているレースゲームの進捗ではなく、レースゲームのログ情報に基づくレースゲームの結果の再生処理の進捗状況を示す。レースゲームの進捗状況は、レースゲームの結果の再生時間（１：５０）のうち、どの程度の時間、再生されたかで示されてもよい。レースゲームの進捗状況は、レースゲームの結果の再生時間（１：５０）のうち所定の期間、例えば「序盤」（例えば、シークバーＳＢ上に記載の「序盤」から「中盤」の間の期間）、「中盤」（例えば、シークバーＳＢ上に記載の「中盤」から「終盤」の間の期間）又は「終盤」（例えば、シークバーＳＢ上に記載の「終盤」以降の期間）で示されてもよい。

領域特定部６８は、先頭のゲームオブジェクトの位置情報に基づいて、相対時間決定部６４が決定した相対時間に対応した、レースゲームにおけるゲームオブジェクトのそれぞれの位置を表示するためのログ画面Ｇにおいて、後続のゲームオブジェクトＧＯを表示する領域を特定する。領域特定部６８は、例えば、図６から図８に示すログ画面Ｇにおいて、走行する全てのゲームオブジェクトＧＯが、特定のゲームオブジェクト（１４番：スペシャルマンス）に対して発生したイベントの内容等が記載されるコメント欄ＣＦに重畳しないように、ゲームオブジェクトＧＯの表示位置（表示領域）を特定する。

この構成によれば、ログ画面において、走行する全てのゲームオブジェクトＧＯがコメント欄ＣＦに重畳しないように表示されるので、プレイヤは、コメント欄ＣＦに記載された、発生したイベントの内容を正確に且つ簡便に把握することができる。

図９及び図１０を参照して、本発明の第１実施形態に係るレースゲームのログ画面Ｇにおけるゲームオブジェクトの表示位置を説明する説明図である。図９は、レースゲームのログ画面におけるゲームオブジェクトのＸ軸方向の配置位置（Ｘ座標）を説明する説明図である。図９に示すように、例えば、先頭のゲームオブジェクトＧＯａの表示のＸ座標は、ログ画面Ｇ１７に表示されている時刻（０：１９）における「先頭のゲームオブジェクトＧＯａの位置」と、「ゴール位置」とに基づいて設定される。例えば、先頭のゲームオブジェクトＧＯａ及び最後尾のゲームオブジェクトＧＯｍ以外のゲームオブジェクトＧＯｏの表示位置（相対位置）は、先頭のゲームオブジェクトＧＯａのログ情報における位置情報、及び、最後尾のゲームオブジェクトＧＯｍのログ情報における位置情報に基づいて算出される。

具体的には、図９に示すように、最後尾のゲームオブジェクトＧＯｍがスタート地点から１００ｍ、先頭のゲームオブジェクトＧＯａがスタート地点から３００ｍ、及び、先頭のゲームオブジェクトＧＯａ及び最後尾のゲームオブジェクトＧＯｍ以外のゲームオブジェクトＧＯｏがスタート地点から２５０ｍの地点にいる場合を例に挙げて説明する。この場合、例えば、最後尾のゲームオブジェクトＧＯｍは、ログ画面Ｇ１７の左端（Ｘ＝０）の位置に表示され、先頭のゲームオブジェクトＧＯａは、ゴール地点までの距離に応じた位置（Ｘ＝Ｘ₁）に表示される。ゲームオブジェクトＧＯｏの位置（Ｘ＝Ｌ）は、例えば、以下の式１によって算出される。
［式１］
Ｌ＝[（２５０−１００）／（３００−１００）]×Ｘ₁＝３Ｘ₁／４

なお、先頭のゲームオブジェクトＧＯａ及び最後尾のゲームオブジェクトＧＯｍ以外のゲームオブジェクトが複数存在する場合は、それら複数のゲームオブジェクトの位置情報からそれぞれのゲームオブジェクトの相対位置を求めてＸ座標が決定されてもよい。

図１０（Ａ）及び（Ｂ）は、レースゲームのログ画面におけるゲームオブジェクトのＹ軸方向の配置位置（Ｙ座標）を説明する説明図である。図１０（Ａ）及び（Ｂ）に示すように、領域特定部６８は、ログ画面Ｇ１９，Ｇ２１において、走行する全てのゲームオブジェクトＧＯが、コメント欄ＣＦに重畳しないように、ゲームオブジェクトＧＯの表示位置（表示領域ＳＲ１）を特定する。ログ画面Ｇに表示される、先頭のゲームオブジェクト以外のゲームオブジェクトのＹ座標は、先頭のゲームオブジェクトの位置に応じて決定される。例えば、図１０（Ａ）に示すように、先頭のゲームオブジェクトＧＯａが（Ｘ₃，Ｙ₃）の位置に表示される場合、後続のゲームオブジェクトＧＯｎ，ＧＯｏ，ＧＯｍは、表示領域ＳＲ３内に含まれるように表示制御される。

図１０（Ａ）に示すように、例えば、レースの進行方向（ログ画面Ｇ１９におけるＸ軸方向）に向かって最も左側（逆時計回りの経路において最も内側）に位置するゲームオブジェクトＧＯｍは、コース左側から１ｍの地点、レースにおいて最も右側（逆時計回りの経路において最も外側）に位置するゲームオブジェクトＧＯｎは、コース左側から５ｍの地点、ゲームオブジェクトＧＯｍとゲームオブジェクトＧＯｎとの間に位置するゲームオブジェクトＧＯｏは、コース左側から２ｍの地点の場合を説明する。

この場合、ゲームオブジェクトＧＯｍは、ログ画面Ｇ１９の上端（Ｘｍ，０）の位置に表示され、ゲームオブジェクトＧＯｎは、先頭のゲームオブジェクトＧＯａに基づいて決定される基準位置Ｐ１（Ｘ₃，Ｙ₂）のＹ座標「Ｙ₂」が共通した位置（Ｘｎ，Ｙ₂）に表示される。そして、ゲームオブジェクトＧＯｍとゲームオブジェクトＧＯｎとの間に位置するゲームオブジェクトＧＯｏの相対位置、つまり、Ｙ座標「Ｈ」は、例えば以下の式２に示すように算出される。
［式２］
Ｈ＝[（２−１）／（５−１）]×Ｙ₂＝Ｙ₂／４
式２のとおり、ＨはＹ₂に対応したパラメータである。ここで、Ｙ₂は先頭のゲームオブジェクトＧＯａのＸ座標の値（Ｘ₃）に基づいて決定される座標である。したがって、ＨをＹ座標とするＧＯｏは、ＧＯａのＸ座標に対応した位置に表示されている。

図１０（Ｂ）も同様に、例えば、先頭のゲームオブジェクトＧＯａが（Ｘ₅，Ｙ₅）の位置に表示される場合、後続のゲームオブジェクトＧＯｎ，ＧＯｏ，ＧＯｍは、表示領域ＳＲ５内に含まれるように表示制御される。図１０（Ｂ）に示すように、例えば、レースの進行方向（ログ画面Ｇ１９におけるＸ軸方向）に向かって最も左側（逆時計回りの経路において最も内側）に位置するゲームオブジェクトＧＯｍは、コース左側から１ｍの地点、レースにおいて最も右側（逆時計回りの経路において最も外側）に位置するゲームオブジェクトＧＯｎは、コース左側から３ｍの地点、ゲームオブジェクトＧＯｍとゲームオブジェクトＧＯｎとの間に位置するゲームオブジェクトＧＯｏは、コース左側から２ｍの地点の場合を説明する。

この場合、ゲームオブジェクトＧＯｍは、ログ画面Ｇ１９の上端（Ｘｍ，０）の位置に表示され、ゲームオブジェクトＧＯｎは、先頭のゲームオブジェクトＧＯａに基づいて決定される基準位置Ｐ３（Ｘ₅，Ｙ₄）のＹ座標「Ｙ₄」が共通した位置（Ｘｎ，Ｙ₄）に表示される。そして、ゲームオブジェクトＧＯｍとゲームオブジェクトＧＯｎとの間に位置するゲームオブジェクトＧＯｏの相対位置、つまり、Ｙ座標「Ｈ」は、例えば以下の式３に示すように算出される。
［式３］
Ｈ＝[（２−１）／（３−１）]×Ｙ₄＝Ｙ₄／２
上記式２における説明と同様に、式３で示すＨはＹ₂に対応したパラメータである。ここで、Ｙ₂は先頭のゲームオブジェクトＧＯａのＸ座標の値（Ｘ₅）に基づいて決定される座標である。したがって、ＨをＹ座標とするＧＯｏは、ＧＯａのＸ座標に対応した位置に表示されている。

図４に戻り、表示情報生成部７０は、ゲームオブジェクトのそれぞれの位置情報と、決定した相対時間とに基づいて、当該相対時間に対応した、レースゲームにおけるゲームオブジェクトのそれぞれの位置を表示するための表示情報を生成する。例えば、表示情報生成部７０は、先頭のゲームオブジェクト以外の後続のゲームオブジェクトの全てを、領域特定部６８によって特定されたログ画面における領域に表示するための表示情報を生成してもよい。

図４に示す報知部７２は、図５に示すイベント発生時間情報ＴＩに基づいて、特定のゲームオブジェクトに関連づけられた１又は複数のイベントの発生タイミングを、表示情報に対応して表示されるシークバーに関連づけて報知する。図６から図８に示すように、報知部７２は、複数のイベントＩ１〜Ｉ４の発生タイミングを、例えば、びっくりマーク「！」をシークバーＳＢ上に重畳するように報知してもよい。報知部７２は、複数のイベントＩ１〜Ｉ４の発生タイミングを、例えば、びっくりマーク「！」をシークバーＳＢの近傍に配置してもよい。報知部７２は、複数のイベントＩ１〜Ｉ４の発生タイミングを、他の手法で報知してもよい。例えば、びっくりマーク「！」に代えて、又は、びっくりマーク「！」とともに、他の画像情報もしくはテキスト情報を用いてシークバーＳＢに関連づけて報知してもよい。

報知部７２は、イベントの発生時間に基づいて、発生タイミングを報知する特定のゲームオブジェクトに関連づけられたイベントの数を、進捗状況判定部６６が判定したレースゲームの進捗状況に応じた数になるように制御してもよい。例えば、報知部７２は、レースゲームの「序盤」、「中盤」、「終盤」ごとに、イベントの発生タイミングを示すびっくりマーク「！」の表示数を設定してもよい。報知部７２は、設定した表示数に基づいて、びっくりマーク「！」の個数を制御してもよい。報知部７２は、ゲームオブジェクトごとに設定された所定のパラメータに応じて、表示するびっくりマーク「！」の個数を制御してもよい。

報知部７２は、複数のゲームオブジェクトのうち所定の選択条件を満たす１又は複数のゲームオブジェクトを特定のゲームオブジェクトとして選択し、選択されたゲームオブジェクトに関連づけられたイベントの発生タイミングを、シークバーに関連づけて報知する。例えば、図６から図８に示すように、プレイヤにより選択されたゲームオブジェクト（カーソルＣで特定された「１４番：スペシャルマンス」）に関連づけられたイベントの発生タイミング（図５に示す「イベント名」及び「発生時間」を参照）を、シークバーに関連づけて報知する。選択対象のゲームオブジェクトは、プレイヤが選択したゲームオブジェクトでもよいし、レースゲームで特定の順位（例えば、一位や最下位等）だったゲームオブジェクトでもよい。なお、選択対象のゲームオブジェクトは、単一のゲームオブジェクトでもよいし、複数のゲームオブジェクトでもよい。

この構成によれば、選択されたゲームオブジェクトに関連づけられたイベントのみについて、イベントの発生時間を報知できるので、プレイヤは、特定のゲームオブジェクトに関するイベントの発生時間を正確に且つ簡便に把握できる。

＜レースゲームのログ表示処理＞
図１１を参照して、本発明の第１実施形態に係るレースゲームのログ表示処理を説明する。図１１は、本発明の第１実施形態に係るレースゲームのログ表示処理の一例を示すフローチャートである。図１１に示すように、情報処理サーバ１は、レースゲームを実行する（ステップＳ１）。情報処理サーバ１は、レースゲームのログ情報をプレイヤ端末３に送信する（ステップＳ３）。情報処理サーバ３は、イベント発生条件情報をプレイヤ端末３に送信する（ステップＳ５）。なお、イベント発生条件情報の送信タイミングは、上記に限られない。例えば、情報処理サーバ３によるイベント発生条件情報の送信は、ステップＳ１又はステップＳ３の前に実行されてもよい。そして、イベント発生条件情報は、予め、プレイヤ端末３において記録されてもよい。プレイヤ端末３は、情報処理サーバ１からログ情報を取得する。プレイヤ端末３は、情報処理サーバ１からゲームオブジェクトのそれぞれに対応するイベントの発生条件を示す発生条件情報を更に取得する。（ステップＳ７）。プレイヤ端末３は、取得したイベント発生条件情報に基づいて、ゲームオブジェクトに関連付けられたパラメータが発生条件を満たす１又は複数のイベントを検索する（ステップＳ９）。

次に、プレイヤ端末３は、イベント発生時間情報を図４に示す記録部３８に記録し、後続の処理の際に取得する（ステップＳ１１）。プレイヤ端末３は、ログ情報に基づいて、レースゲームの開始から終了までの期間に対応するシークバーを生成する（ステップＳ１３）。プレイヤ端末３は、図２に示す入力部３６で検出されたプレイヤ入力に基づいて、シークバー上に移動可能に配置されるつまみ部のシークバー上における位置を決定する（ステップＳ１５）。プレイヤ端末３は、決定された位置に基づいて、レースゲームの開始又は終了を基準とする相対時間を決定する（ステップＳ１７）。プレイヤ端末３は、ゲームオブジェクトのそれぞれの位置情報と、決定した相対時間とに基づいて、当該相対時間に対応した、レースゲームにおけるゲームオブジェクトのそれぞれの位置を表示するための表示情報を生成する（ステップＳ１９）。プレイヤ端末３は、イベント発生時間情報に基づいて、特定のゲームオブジェクトに関連づけられた１又は複数のイベントの発生タイミングを、表示情報に対応して表示されるシークバーに関連づけて報知する（ステップＳ２１）。

以上、第１実施形態によれば、プレイヤ端末３は、ゲームオブジェクトのそれぞれの位置情報と、決定した相対時間とに基づいて、当該相対時間に対応した、レースゲームにおけるゲームオブジェクトのそれぞれの位置を表示するための表示情報を生成する。プレイヤ端末３は、イベント発生時間情報に基づいて、特定のゲームオブジェクトに関連づけられた１又は複数のイベントの発生タイミングを、表示情報に対応して表示されるシークバーに関連づけて報知する。よって、プレイヤは、レースゲームのログとして、レースゲームの進捗に応じた各馬の動きや位置取り等を容易に振り返ることができる。したがって、プレイヤが、レースゲームのログを簡便に把握することができる。また、レースゲームにおけるイベントの発生タイミングを適切に把握することができる。

＜第２実施形態＞
第２実施形態は、レースゲームをプレイヤ端末３において実行する点において、レースゲームを情報処理サーバ１において実行する第１実施形態とは異なる。第２実施形態について、第１実施形態と異なる点について特に説明する。図１２は、本発明の第２実施形態に係る情報処理サーバ及びプレイヤ端末の機能的構成の一例を示す概略構成図（ブロック図）である。図１２に示すように、プレイヤ端末３（情報処理装置）の情報処理部５０は、ゲーム実行部４４を備える。記録部３８は、ゲーム実行部４４がゲーム動作情報ＧＩに基づいて実行したレースゲームのログ情報ＬＩを記録する。ログ情報取得部５４は、記録部３８からログ情報ＬＩを取得する。なお、レースゲームは、例えば、ゲームオブジェクトに関連付けられたパラメータに基づいてプレイヤ端末３において自動的に実行されるレースゲームを含み得る。レースゲームは、プレイヤがプレイヤ端末３を操作することによってゲームオブジェクトの走行内容を制御可能なレースゲームを含み得る。

上記したとおり、図１２に示すプレイヤ端末３は、機能的に、ゲーム実行部４４と、ログ情報取得部５４と、イベント検索部５６と、イベント発生時間情報取得部５８と、シークバー生成部６０と、位置決定部６２と、相対時間決定部６４と、進捗状況判定部６６と、領域特定部６８と、表示情報生成部７０と、報知部７２と、を含んで構成されている。これは、情報処理サーバ１がこれらの構成を備えると、高頻度でプレイヤ端末３にレースゲームに関するデータを送信する必要があるので、情報処理サーバ１とプレイヤ端末３との間の通信量が膨大になる。よって、この通信量を削減するため、プレイヤ端末３が、上記構成を含むように構成したものである。

プレイヤ端末３に各機能を集中させることで、プレイヤがプレイヤ端末３において、各種ゲーム媒体や各種パラメータ等の改竄のような不正行為が行われてしまう可能性が高まる。しかしながら、情報処理サーバ１に更新された最新の情報が管理されているので、情報処理サーバ１に管理されている情報と随時比較することで不正行為の有無を確認することができ、不正行為を未然に防ぐことが可能である。

＜第３実施形態＞
第３実施形態は、第１実施形態のプレイヤ端末の情報処理部が備える各構成を、情報処理サーバの情報処理部が備える点で第１実施形態と異なる。第３実施形態について、第１実施形態と異なる点について特に説明する。図１３は、本発明の第３実施形態に係る情報処理サーバ及びプレイヤ端末の機能的構成の一例を示す概略構成図（ブロック図）である。図１３に示すように、情報処理サーバ１（情報処理装置）の情報処理部４０は、機能的に、ゲーム実行部４４と、ログ情報取得部５４と、イベント検索部５６と、イベント発生時間情報取得部５８と、シークバー生成部６０と、位置決定部６２と、相対時間決定部６４と、進捗状況判定部６６と、領域特定部６８と、表示情報生成部７０と、報知部７２と、を含んで構成されている。記録部１８は、ゲーム実行部４４がゲーム動作情報ＧＩに基づいて実行したレースゲームのログ情報ＬＩを記録する。ログ情報取得部５４は、記録部１８からログ情報ＬＩを取得する。

第３実施形態によれば、情報処理サーバ１に各機能を集中させることで、プレイヤがプレイヤ端末３において、各種ゲーム媒体や各種パラメータ等の改竄のような不正行為を行うことを防止することができる。

＜他の実施形態＞
なお、上記各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更／改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。

１…情報処理サーバ、３…プレイヤ端末、１１（３１）…ＣＰＵ、１３（３３）…メモリ、１４（３４）…バス、１５（３５）…入出力インターフェース、１６（３６）…入力部、１７（３７）…出力部、１８（３８）…記録部、１９（３９）…通信部、４０，５０…情報処理部、４４…ゲーム実行部、５４…ログ情報取得部、５６…イベント検索部、５８…イベント発生時間情報取得部、６０…シークバー生成部、６２…位置決定部、６４…相対時間決定部、６６…進捗状況判定部、６８…領域特定部、７０…表示情報生成部、７２…報知部

Claims (10)

1. コンピュータを、
   複数のゲームオブジェクトのそれぞれに関連づけられたパラメータに基づいて実行される、前記ゲームオブジェクトが所定の経路を走行するレースゲームの結果に関するログ情報であって、前記経路における単位時間ごとの前記ゲームオブジェクトの位置を示す位置情報を含むログ情報を取得する第１取得部と、
   前記レースゲームにおいて前記ゲームオブジェクトのそれぞれに対応するイベントが発生する時間に関するイベント発生時間情報を取得する第２取得部と、
   前記ログ情報に基づいて、前記レースゲームの開始から終了までの期間に対応するバーを生成するバー生成部と、
   入力部で検出されたプレイヤ入力に基づいて、前記バー上に移動可能に配置されるつまみ部の前記バー上における位置を決定する位置決定部と、
   決定した前記位置に基づいて、前記レースゲームの前記開始又は前記終了を基準とする相対時間を決定する相対時間決定部と、
   前記位置情報と、決定した前記相対時間とに基づいて、当該相対時間に対応した、前記レースゲームにおける前記ゲームオブジェクトのそれぞれの位置を表示するための表示情報を生成する表示情報生成部と、
   前記イベント発生時間情報に基づいて、特定のゲームオブジェクトに関連づけられた１又は複数のイベントの発生タイミングを、前記表示情報に対応して表示される前記バーに関連づけて報知する報知部と、
   して機能させ、
   前記コンピュータを、前記レースゲームにおける前記ゲームオブジェクトのうち１又は複数の基準ゲームオブジェクトの位置情報に基づいて、前記ゲームオブジェクトのそれぞれの位置を表示するためのログ画面における、前記基準ゲームオブジェクト、及び、当該ゲームオブジェクトのうち当該基準ゲームオブジェクトとは異なるゲームオブジェクトの表示位置関係であって、前記バー上における前記つまみ部の配置位置に応じて決定される前記相対時間に対応した前記表示位置関係を特定する特定部として更に機能させる、プログラム。
2. 前記報知部は、前記ゲームオブジェクトのうち所定の選択条件を満たす１又は複数のゲームオブジェクトを前記特定のゲームオブジェクトとして選択し、選択された前記ゲームオブジェクトに関連づけられた前記イベントの発生タイミングを、前記バーに関連づけて報知する、
   請求項１に記載のプログラム。
3. 前記第１取得部は、前記ゲームオブジェクトのそれぞれに対応する前記イベントの発生条件を示すイベント発生条件情報を更に取得し、
   前記コンピュータを、前記イベント発生条件情報に基づいて、前記パラメータが前記発生条件を満たす１又は複数のイベントを検索するイベント検索部として更に機能させる、
   請求項１又は請求項２に記載のプログラム。
4. 前記コンピュータを、前記ログ情報に基づいて、前記レースゲームの結果の再生処理の進捗状況を判定する進捗状況判定部として更に機能させ、
   前記報知部は、前記イベントの発生時間に基づいて、発生タイミングを報知する前記特定のゲームオブジェクトに関連づけられたイベントの数を、判定した前記進捗状況に応じた数になるように制御する、
   請求項３に記載のプログラム。
5. 前記表示情報生成部は、特定された前記表示位置関係に基づいて、前記ゲームオブジェクトを、前記ログ画面において表示するための表示情報を生成する、
   請求項１から請求項４のいずれか一項に記載のプログラム。
6. 前記バー生成部は、前記レースゲームにおいて終着点に最後に到達したゲームオブジェクトの時間に基づいて、前記バーの終点を決定する、
   請求項１から請求項５のいずれか一項に記載のプログラム。
7. 前記レースゲームは、前記パラメータに基づいて自動的に実行されるレースゲーム、又は、プレイヤの操作によって前記ゲームオブジェクトの走行内容を制御可能なレースゲームを含む、
   請求項１から請求項６のいずれか一項に記載のプログラム。
8. 前記第１取得部は、前記基準ゲームオブジェクトとしての前記レースゲームにおける先頭のゲームオブジェクトの位置情報を更に取得し、
   前記特定部は、前記バー上における前記つまみ部の配置位置に応じて決定される前記相対時間における前記先頭のゲームオブジェクトの位置情報と、前記レースゲームにおける終着点の位置情報とに基づいて、前記ログ画面における当該先頭のゲームオブジェクトの表示位置を特定する、
   請求項１から請求項７のいずれか一項に記載のプログラム。
9. 複数のゲームオブジェクトのそれぞれに関連づけられたパラメータに基づいて実行される、前記ゲームオブジェクトが所定の経路を走行するレースゲームの結果に関するログ情報であって、前記経路における単位時間ごとの前記ゲームオブジェクトの位置を示す位置情報を含むログ情報を取得する第１取得部と、
   前記レースゲームにおいて前記ゲームオブジェクトのそれぞれに対応するイベントが発生する時間に関するイベント発生時間情報を取得する第２取得部と、
   前記ログ情報に基づいて、前記レースゲームの開始から終了までの期間に対応するバーを生成するバー生成部と、
   入力部で検出されたプレイヤ入力に基づいて、前記バー上に移動可能に配置されるつまみ部の前記バー上における位置を決定する位置決定部と、
   決定した前記位置に基づいて、前記レースゲームの前記開始又は前記終了を基準とする相対時間を決定する相対時間決定部と、
   前記位置情報と、決定した前記相対時間とに基づいて、当該相対時間に対応した、前記レースゲームにおける前記ゲームオブジェクトのそれぞれの位置を表示するための表示情報を生成する表示情報生成部と、
   前記イベント発生時間情報に基づいて、特定のゲームオブジェクトに関連づけられた１又は複数のイベントの発生タイミングを、前記表示情報に対応して表示される前記バーに関連づけて報知する報知部と、
   前記レースゲームにおける前記ゲームオブジェクトのうち１又は複数の基準ゲームオブジェクトの位置情報に基づいて、前記ゲームオブジェクトのそれぞれの位置を表示するためのログ画面における、前記基準ゲームオブジェクト、及び、当該ゲームオブジェクトのうち当該基準ゲームオブジェクトとは異なるゲームオブジェクトの表示位置関係であって、前記バー上における前記つまみ部の配置位置に応じて決定される前記相対時間に対応した前記表示位置関係を特定する特定部と、を備える、
   情報処理装置。
10. 端末装置と、
    前記端末装置と通信可能に接続された情報処理サーバとを備える情報処理システムであって、
    前記情報処理サーバは、
    複数のゲームオブジェクトのそれぞれに関連づけられたパラメータに基づいて実行される、前記ゲームオブジェクトが所定の経路を走行するレースゲームの結果に関するログ情報であって、前記経路における単位時間ごとの前記ゲームオブジェクトの位置を示す位置情報を含むログ情報と、前記レースゲームにおいて前記ゲームオブジェクトのそれぞれに対応するイベントが発生する時間に関するイベント発生時間情報と、を記録する記録部と、を備え、
    前記端末装置は、
    前記情報処理サーバは、前記ログ情報と、前記イベント発生時間情報とを取得する取得部と、
    前記ログ情報に基づいて、前記レースゲームの開始から終了までの期間に対応するバーを生成するバー生成部と、
    入力部で検出されたプレイヤ入力に基づいて、前記バー上に移動可能に配置されるつまみ部の前記バー上における位置を決定する位置決定部と、
    決定した前記位置に基づいて、前記レースゲームの前記開始又は前記終了を基準とする相対時間を決定する相対時間決定部と、
    前記位置情報と、決定した前記相対時間とに基づいて、当該相対時間に対応した、前記レースゲームにおける前記ゲームオブジェクトのそれぞれの位置を表示するための表示情報を生成する表示情報生成部と、
    前記イベント発生時間情報に基づいて、特定のゲームオブジェクトに関連づけられた１又は複数のイベントの発生タイミングを、前記表示情報に対応して表示される前記バーに関連づけて報知する報知部と、
    前記レースゲームにおける前記ゲームオブジェクトのうち１又は複数の基準ゲームオブジェクトの位置情報に基づいて、前記ゲームオブジェクトのそれぞれの位置を表示するためのログ画面における、前記基準ゲームオブジェクト、及び、当該ゲームオブジェクトのうち当該基準ゲームオブジェクトとは異なるゲームオブジェクトの表示位置関係であって、前記バー上における前記つまみ部の配置位置に応じて決定される前記相対時間に対応した前記表示位置関係を特定する特定部と、を備える、
    情報処理システム。

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