JP6625080B2 - 昇降装置の保持枠体構造 - Google Patents

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Description

この発明は昇降装置の保持枠体構造に係り、特に、流路管内に管内検査用の調査装置や照明手段などからなる被投入物を降下させる際に、流路管内に作業員が入ることなく、被投入物を開放し、管内検査の作業性の向上を図る昇降装置の保持枠体構造に関するものである。
地盤に埋設した水道管や下水管等の流路管内の点検などの調査は、各種の調査装置により行っている。
従来の流路管内の調査装置には、調査対象の流路管内に投入する装置本体にテレビカメラ等の撮影手段やライト等の照明手段を搭載したものがある。
また、流路管内の調査装置による調査方法においては、装置本体に電源供給用や速度調整用のケーブルを接続し、調査対象の流路管内に上流側から流路管内調査装置を投入して下流側まで流下させる間に撮影手段により流路管内を撮影し、得られた管内画像を基に流路管内を調査している。
特許第5053119号公報
ところで、従来の流路管内の調査装置においては、流路管内面との衝突を防止するための複数のスクリューを設けたり、浮力タンクや載置プレートからなる水上航行体にテレビカメラや映像変換装置からなる撮影装置を搭載しているため、構造が複雑になるという問題があった。
また、従来の流路管内の調査方法においては、カメラ等を搭載した流路管内の調査装置に電源供給用や速度調整用のケーブルを接続し、流路管内を流下させることで調査を行っていた。
ところが、近年は、流路管が長距離化しており、流路管内調査装置に接続するケーブル長さの制限から、ケーブルを使用した流路管内の調査装置による調査を長距離化した流路管に適用できないという問題があった。
また、ケーブルを使用した流路管内の調査装置による調査においては、ケーブルを巻出し、巻取るためのケーブル機器の設置やケーブル機器による巻出し、巻取り作業を必要とすることから、調査の作業費用が多くなるという問題があった。
更に、ケーブルを使用した流路管内の調査装置による調査においては、ケーブルが流路管内の突起部分や湾曲部分に接触、摺接することから、流路管内面を損傷させる問題があるとともに、ケーブルが流路管内の突起部分や湾曲部分、滞留する異物に引っ掛かって、流路管内調査装置の流下の妨げとなるという問題があった。
このような問題に対して、近年では、ケーブルを使用せずに流路管内の調査装置を流下させて調査を行う方策が考えられていた。
つまり、流路管内に管内検査用の被投入物、例えば調査装置を降下させる際には、吊下用三脚、及び、ワイヤホイストや滑車などの吊下器具などからなる昇降装置を使用している。
つまり、流路管の投入口周辺に吊下用三脚を設置し、この吊下用三脚からワイヤホイストや滑車などの吊下器具を吊下し、この吊下器具を利用したワイヤに前記調査装置を吊下していた。
そして、前記流路管の上部と内部とに作業員を配置させた後に、前記調査装置を流路管内の所定位置まで降下させ、内部の作業員がワイヤから調査装置を取り外していた。
しかし、前記調査装置の高性能化に伴って、調査装置が大型化する傾向にあった。
この結果、流路管の投入口から前記調査装置を流路管内の所定位置まで容易に降下させることが困難であるという不都合が発生していた。
すなわち、流路管の投入口は、通常、直径が70cm以下のものである。
これに対して、前記調査装置は、重量が約27kgで、長さ75cm・幅40cmものがある。
このため、前記調査装置を水平状態とすると、流路管の投入口を通過させることができず、調査装置を垂直状態となるように傾けて吊下し、流路管内の所定位置まで降下させた後に、作業員が調査装置の姿勢を水平状態に戻す必要があった。
また、前記流路管の投入口が小さい場合には、流路管内に作業員が入ることもできず、小型の調査装置や照明器具などを降下させることができないという不都合もあった。
この発明は、流路管内に管内検査用の被投入物を降下させる際に、保持枠体によって被投入物を保持するとともに、被投入物を流路管内の所定位置まで降下させた後には、流路管内に作業員が入ることなく、保持枠体による被投入物の保持状態を被投入物の開放状態とし、管内検査の作業性を向上し得る昇降装置の保持枠体構造を実現することを目的とする。
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、流路管内に投入口から管内検査用の被投入物を降下させる昇降装置の保持枠体構造において、前記被投入物を保持する保持枠体を設け、この保持枠体は、前記被投入物を保持する被投入物保持手段と、前記被投入物を前記流路管内の所定位置まで降下させた後に、前記被投入物保持手段による保持状態から前記被投入物を開放する開放手段とを備え、前記保持枠体の被投入物保持手段は、前記被投入物である調査装置に形成した係合孔部に係合してこの調査装置を保持する棒状保持部材からなり、前記保持枠体の開放手段は、2本の吊下用第1、第2ワイヤと、これらの第1、第2ワイヤの下端に夫々接続されるとともに、下端部に前記棒状保持部材が平行になるように端部を接続した吊下用枠部とを備え、前記調査装置の係合孔部に前記棒状保持部材の開放端部側を挿通させて保持した後に、前記第1ワイヤを引き上げて前記棒状保持部材の開放端部側を上方に指向させて前記保持枠体を折り畳み、前記流路管内の投入口から流路管内の所定位置まで降下させ、降下後に、前記第1ワイヤを緩めて流路管内の流水面に前記調査装置を浮かべ、前記調査装置の係合を解除して前記棒状保持部材から調査装置を開放することを特徴とする。
この発明によれば、流路管内に管内検査用の被投入物を降下させる際に、保持枠体によって被投入物を保持するとともに、被投入物を流路管内の所定位置まで降下させた後には、流路管内に作業員が入ることなく、保持枠体による被投入物の保持状態を被投入物の開放状態とし、管内検査の作業性を向上し得る。
また、流路管内に管内検査用の被投入物を容易に降下させることができることにより、管内検査の際の作業員を削減でき、流路管内を調査する際の作業費用を低減できる。
図1は保持枠体の概略斜視図である。(実施例1) 図2は流路管内の調査状態を示す図である。(実施例1) 図3は流路管内の水面に浮かぶ調査装置の概略説明図である。(実施例1) 図4は(a)は保持枠体の折り畳み時の概略説明図、(b)は保持枠体の開放途中の概略説明図、(c)は保持枠体の開放終了時の概略説明図である。(実施例1) 図5は保持枠体の概略斜視図である。(実施例2) 図6は保持枠体内に収容する照明手段の概略図である。(実施例2) 図7は(a)は保持枠体の保持時の概略説明図、(b)は保持枠体の開放時の概略説明図である。(実施例2)
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
図1〜図4はこの発明の実施例1を示すものである。
図3において、1は流路管、2は流水、3は被投入物、例えば調査装置である。
この調査装置3は、調査対象の流路管1に投入口4から図示しない昇降装置を利用して投入し、流水2に浮かべて流下する間に流路管1内の動画・静止画を撮影して管内画像を得るとともに、下流の回収口5に回収ネット6を設置して回収している。
このとき、前記調査装置3は、装置本体3−1と、この装置本体3−1の前上側に設けられる撮影カメラ用収納部3−2と、装置本体3−1内に配設される照明手段であるライト(図示せず)、記憶装置(図示せず)、バッテリ(図示せず)などとを備えている。
そして、被投入物である前記調査装置3を保持する保持枠体7を設ける。
この保持枠体7は、被投入物保持手段8と、開放手段9とを備えている。
このとき、前記被投入物保持手段8は、前記調査装置3を保持するものである。
また、前記開放手段9は、前記調査装置3を前記流路管1内の所定位置まで降下させた後に、前記被投入物保持手段8による保持状態から前記調査装置3を開放するものである。
詳述すれば、前記保持枠体7の被投入物保持手段8は、図3に示す如く、前記調査装置3の装置本体3−1上部に形成した係合孔部10に係合して調査装置3を保持する、例えば2本の棒状保持部材11a、11bからなる。
また、前記保持枠体7の開放手段9は、2本の吊下用第1、第2ワイヤ12、13と、これらの第1、第2ワイヤ12、13の下端に夫々接続されるとともに、下端部に前記棒状保持部材11a、11bが平行になるように端部を接続した吊下用枠部14とを備えている。
このとき、この吊下用枠部14は、図1に示す如く、例えば金属製の三角形状部材からなる第1、第2上部枠部14−1、14−2と、金属製の板状部材の第1、第2前側腕部14−3、14−4と、金属製の板状部材の第1、第2後側腕部14−5、14−6と、金属製の板状部材の第1、第2下部部材14−7、14−8とからなる。
そして、前記第1上部枠部14−1は、前記吊下用第1ワイヤ12の下端に接続する。
前記第2上部枠部14−2は、前記吊下用第2ワイヤ13の下端に接続する。
また、前記第1、第2前側腕部14−3、14−4は、前記第1上部枠部14−1の左右の下端に回動自在に接続する。
前記第1、第2後側腕部14−5、14−6は、前記第2上部枠部14−2の左右の下端に回動自在に接続する。
更に、前記第1下部部材14−7は、第1前側腕部14−3と第1後側腕部14−5との下端に回動自在に夫々接続する。
前記第2下部部材14−8は、第2前側腕部14−4と第2後側腕部14−6との下端に回動自在に夫々接続する。
そして、前記第1、第2下部部材14−7、14−8には、図1に示す如く、前記棒状保持部材11a、11bが平行となるように接続している。
このとき、棒状保持部材11a、11bとしては、前記調査装置3の係合孔部10に係合して調査装置3を吊下する必要があるため、十分な強度を有する材料、例えば金属製棒状部材などによって形成する。
次に作用を説明する。
先ず、前記調査装置3の係合孔部10に前記吊下用枠部14下端の棒状保持部材11a、11bの開放端部側を挿通させる。
そして、棒状保持部材11a、11bに前記調査装置3を係合させて前記保持枠体7に保持させる。
この保持枠体7に前記調査装置3を保持させた後には、図4(a)に示す如く、前記第1ワイヤ12側のみを引き上げ、前記吊下用枠部14の前記第1後側腕部14−5と前記第1下部部材14−7との接続部位、及び、前記第2後側腕部14−6と前記第2下部部材14−8との接続部位を回動中心として、第1、第2下部部材14−7、14−8を約90度回動させる。
このとき、前記棒状保持部材11a、11bは、開放端部側が上方に指向するように回動するため、前記保持枠体7が折り畳まれる。
その後、折り畳んで外部寸法を小とした前記保持枠体7を、前記流路管1内の投入口4から流路管1内の所定位置まで前記第1、第2ワイヤ12、13を利用して降下させる。
前記保持枠体7を降下させた後には、図4(b)に示す如く、前記第1ワイヤ12側のみを緩め、図4(c)に示す如く、前記吊下用枠部14の前記第1後側腕部14−5と前記第1下部部材14−7との接続部位、及び、前記第2後側腕部14−6と前記第2下部部材14−8との接続部位を回動中心として、第1、第2下部部材14−7、14−8を約90度回動させる。
そして、前記保持枠体7の前記吊下用枠部14下端の棒状保持部材11a、11bを略水平状態とし、前記流路管1内の流水面、つまり流水2の水面に前記調査装置3を浮かべる。
このとき、前記第1、第2ワイヤ12、13をさらに緩めると、流水2の水面に前記調査装置3が浮くこととなるため、前記調査装置3の係合孔部10と前記棒状保持部材11a、11bとの係合が解除され、図4(c)の白抜き矢印で示す如く、前記棒状保持部材11a、11bから調査装置3が開放される。
その後は、調査装置3は前記流路管1内の流水2に浮かんで流下する。
前記調査装置3が下流の流路管1内の回収口5に到達すると、事前に設置されている前記回収ネット6によって回収される。
これにより、前記流路管1内に管内検査用の前記調査装置3を降下させる際に、前記保持枠体7の前記吊下用枠部14下端の棒状保持部材11a、11bによって調査装置3を保持するとともに、折り畳んだ保持枠体7によって調査装置3を流路管1内の所定位置まで降下させた後には、流路管1内に作業員が入ることなく、前記開放手段9によって前記保持枠体7の前記吊下用枠部14下端の棒状保持部材11a、11bによる調査装置3の保持状態を調査装置3の開放状態とすることができ、管内検査の作業性を向上し得る。
また、折り畳み機能を有する前記保持枠体7によって、前記流路管1内に管内検査用の前記調査装置3を容易に降下させることができることにより、管内検査の際の作業員を削減でき、流路管1内を調査する際の作業費用を低減できる。
更に、前記保持枠体7を折り畳み可能としたことにより、不使用時の折り畳み後に嵩張るおそれがなく、保持枠体7の搬送作業が容易である。
更にまた、前記保持枠体7の開放手段9として、2本の吊下用第1、第2ワイヤ12、13を使用することにより、保持枠体7の棒状保持部材11a、11bによる調査装置3の保持・開放状態の姿勢変更のみでなく、保持枠体7の回転防止をも果たすことができ、調査装置3を流路管1内の所定位置まで降下させて流水2に浮かす際の指向方向を維持できる。
図5〜図7はこの発明の実施例2を示すものである。
この実施例2において、上述実施例1のものと同一機能を果たす箇所には、同一符号を付して説明する。
この実施例2の特徴とするところは、比較的小型の被投入物である照明手段21の外周を包囲する保持枠体22を構成した点にある。
すなわち、流路管内の点検などの調査においては、上述した実施例1の調査装置のみでなく、個別に複数個の前記照明手段21を流下させ、調査装置の撮影を補助する場合がある。
このとき、前記照明手段21は、図6に示す如く、例えば、上方向、つまり流路管内の天井側を照らす球状の照明部21−1と、この照明部21−1の少なくとも下部側を覆って損傷を防止するとともに、重量バランスを維持して姿勢保持を果たす保護カバー部21−2とにより構成する。
なお、この保護カバー部21−2としては、流路管内の流下時に衝撃を吸収して損傷を防止できるとともに、前記照明手段21の重量バランスを維持し、前記照明部21−1を常時流路管内の天井側に指向させることのできる重量を備える材料であれば良く、合成樹脂やゴムなどの材料を使用することができる。
また、材料以外に、別途、重錘を設ける構成とすることも可能である。
前記保持枠体22は、被投入物保持手段23と、開放手段24とにより構成する。
そして、前記被投入物保持手段23は、例えば、回動中心を有する回動開閉方式を採用する構造とし、前記照明手段21を保持する籠状の保持枠部25と、吊下用ワイヤ26と、このワイヤ26の下端に接続され、かつ、前記保持枠部25の一部に回動自在に取り付けられる蓋部27とを備えている。
つまり、前記保持枠部25は、図5及び図7に示す如く、例えば、金属製の平坦な円形状の枠体からなる底面部25−1と、この底面部25−1よりも大径とした上部開口部25−2と、底面25−1から上部開口部25−2に向かって漸次内径寸法が拡大するように形成した金属製の逆裁頭円錐形状の枠体からなる側面部25−3と有している。
また、前記蓋部27は、前記保持枠部25の上部開口部25−2を覆うとともに、吊下するように前記ワイヤ26の下端を接続している。
そして、前記保持枠体22の開放手段24は、回動支持部28と、電磁吸着部29とを有している。
このとき、回動支持部28は、前記蓋部27に前記保持枠体22の一部、つまり前記側面部25−3の上端の一部を回動自在に取り付けている。
また、前記電磁吸着部29は、前記回動支持部28と対峙する部位において、前記蓋部27と前記側面部25−3の上端とを電磁力を利用して吸着している。
つまり、前記電磁吸着部29としては、図7(a)及び(b)に示す如く、例えば、前記蓋部27側の電磁石部29−1と、前記側面部25−3の上端側の鉄製の被吸着部29−2とにより形成する。
そして、前記電磁吸着部29を、前記流路管の外側で、有線または無線によってオン・オフする切換用スイッチ(図示せず)を設ける。
前記照明手段21を前記保持枠体22の保持枠部25内に収納した後には、切換用スイッチをオンし、図7(a)に示す如く、前記電磁吸着部29の電磁力によって、回動支持部28と対峙する部位において、前記蓋部27の電磁石部29−1に前記側面部25−3の上端の被吸着部29−2を吸着させる。
そして、前記照明手段21を、前記吊下用ワイヤ26を緩めて、前記流路管内の投入口から流路管内の所定位置まで降下させる。
流路管内の流水面に前記照明手段21が到達した後には、前記切換用スイッチのオフ操作を行い、この切換用スイッチのオフ操作によって前記電磁吸着部29への通電を遮断する。
この前記電磁吸着部29の通電が遮断されると、前記保持枠体22の保持枠部25が、図7(b)に示す如く、自重及び前記照明手段21の重量によって前記回動支持部28を中心として回動する。
その後、図7(b)の白抜き矢印で示す如く、前記保持枠体22の保持枠部25内から流路管内の流水面に照明手段21が開放される。
これにより、前記流路管内に管内検査用の前記照明手段21を降下させる際に、前記保持枠体22の保持枠部25によって照明手段21を保持するとともに、この照明手段21を流路管内の所定位置まで降下させた後には、流路管内に作業員が入ることなく、保持枠体22の保持枠部25による照明手段21の保持状態を前記開放手段24によって照明手段21の開放状態とし、管内検査の作業性を向上し得る。
また、前記流路管内に管内検査用の前記照明手段21を容易に降下させることができることにより、管内検査の際の作業員を削減でき、流路管内を調査する際の作業費用を低減できる。
更に、前記吊下用ワイヤ26以外に、前記保持枠体22の保持枠部25の姿勢を戻す姿勢戻し用ワイヤを設ければ、降下させた後に、流路管内に作業員が入ることなく、保持枠部25の姿勢を戻すことができることにより、例えば、前記照明手段21が下流の流路管内の回収口に到達した際に、前記保持枠体22を回収用としても機能させることが可能である。
なお、この発明は上述実施例1及び2に限定されるものではなく、種々の応用改変が可能である。
例えば、この発明の実施例1においては、前記保持枠体の前記吊下用枠部の一部を構成する、第1、第2前側腕部や第1、第2後側腕部、そして第1、第2下部部材を金属製の板状部材で夫々形成する構成としたが、材料や部材形状を変更する特別構成とすることも可能である。
すなわち、上記の各部材においては、前記調査装置を吊下できる強度を有するものであれば良く、調査装置の重量に応じて合成樹脂などによって形成して軽量化を図ることも可能である。
また、端部のみを平坦として折り畳み可能とした金属製のパイプまたは棒状部材を使用し、前記吊下用枠部の剛性を向上させて吊下用枠部の小型化を図ることも可能である。
さすれば、前記吊下用枠部の軽量化、あるいは、小型化によって、使い勝手を向上させることができる。
また、この発明の実施例2においては、被投入物保持手段の保持枠部の側面部の上端と前記蓋部とを開放手段の電磁吸着部の電磁力によって吸着し、被投入物である照明手段を電気的に開放する構成としたが、機械的な開放手段を使用する特別構成とすることも可能である。
すなわち、開放手段としては、照明手段を保持する保持アームを設け、この保持アームの保持状態を操作用ワイヤによって解除可能とするものである。
さすれば、機械的な開放手段とすることによって、構成の簡略化が可能となり、製造コストの削減ができ、経済的に有利であるとともに、簡略構成によって故障の低減をも可能としている。
1 流路管
2 流水
3 被投入物、例えば調査装置
4 投入口
5 回収口
6 回収ネット
3−1 装置本体
3−2 撮影カメラ用収納部
7 保持枠体
8 被投入物保持手段
9 開放手段
10 係合孔部
11a、11b 棒状保持部材
12、13 吊下用第1、第2ワイヤ
14 吊下用枠部
14−1、14−2 第1、第2上部枠部
14−3、14−4 第1、第2前側腕部
14−5、14−6 第1、第2後側腕部
14−7、14−8 第1、第2下部部材

Claims (2)

  1. 流路管内に投入口から管内検査用の被投入物を降下させる昇降装置の保持枠体構造において、
    前記被投入物を保持する保持枠体を設け、
    この保持枠体は、
    前記被投入物を保持する被投入物保持手段と、
    前記被投入物を前記流路管内の所定位置まで降下させた後に、前記被投入物保持手段による保持状態から前記被投入物を開放する開放手段とを備え
    前記保持枠体の被投入物保持手段は、前記被投入物である調査装置に形成した係合孔部に係合してこの調査装置を保持する棒状保持部材からなり、
    前記保持枠体の開放手段は、2本の吊下用第1、第2ワイヤと、これらの第1、第2ワイヤの下端に夫々接続されるとともに、下端部に前記棒状保持部材が平行になるように端部を接続した吊下用枠部とを備え、
    前記調査装置の係合孔部に前記棒状保持部材の開放端部側を挿通させて保持した後に、前記第1ワイヤを引き上げて前記棒状保持部材の開放端部側を上方に指向させて前記保持枠体を折り畳み、前記流路管内の投入口から流路管内の所定位置まで降下させ、降下後に、前記第1ワイヤを緩めて流路管内の流水面に前記調査装置を浮かべ、前記調査装置の係合を解除して前記棒状保持部材から調査装置を開放する
    ことを特徴とする昇降装置の保持枠体構造。
  2. 前記保持枠体の被投入物保持手段は、前記被投入物である照明手段を保持する籠状の保持枠部からなる一方、吊下用ワイヤと、このワイヤの下端に接続される蓋部とを備え、
    前記保持枠体の開放手段は、前記蓋部に保持枠体の一部を回動自在に取り付ける回動支持部と、この回動支持部と対峙する部位を電磁力によって吸着する電磁吸着部とを設け、
    前記照明手段を前記保持枠体に収納した後に、前記電磁吸着部の電磁力によって回動支持部と対峙する部位を吸着し、前記流路管内の投入口から流路管内の所定位置まで降下させて流路管内の流水面に前記照明手段を浮かべ、降下後に、前記電磁吸着部への通電を遮断して前記保持枠体を前記回動支持部を中心として回動させ、前記保持枠体から照明手段を開放する
    ことを特徴とする請求項1に記載の昇降装置の保持枠体構造。
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