JP6624511B2 - コンクリート硬化体の形成方法 - Google Patents
コンクリート硬化体の形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6624511B2 JP6624511B2 JP2016039142A JP2016039142A JP6624511B2 JP 6624511 B2 JP6624511 B2 JP 6624511B2 JP 2016039142 A JP2016039142 A JP 2016039142A JP 2016039142 A JP2016039142 A JP 2016039142A JP 6624511 B2 JP6624511 B2 JP 6624511B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hardened concrete
- cement
- coarse aggregate
- hardened
- raw material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
・セメント:早強ポルトランドセメント(住友大阪セメント社製)
・水:上水道水
・細骨材:山砂(掛川産)
・粗骨材1:砕石(岩瀬産)
・粗骨材2:玉砂利(富岡産)
・高性能AE減水剤:マスターグレニウムSP8S(BASFジャパン社製)
下記の各実施例及び各比較例によって作製されるコンクリート混練物の水セメント比とコンクリート硬化体の組成については、下記表1に示す。
1.第一混練工程
コンクリート硬化体を構成するセメントの一部と、コンクリート硬化体を構成する粗骨材の全部と、コンクリート硬化体を構成する水の一部とを含む第一原料を混練して第一混練物を形成した。第一混練工程における第一原料の水セメント比、セメントの含有率、第一混練物の温度については、下記表2に示す。なお、JIS A 0203「コンクリート用語」で定義された粗骨材の最大寸法についても表2に示す。
2.第二混練工程
コンクリート硬化体を構成するセメントの残部と、コンクリート硬化体を構成する水の残部と、コンクリート硬化体を構成する細骨材の全部と、高性能AE減水剤を含む第二原料を第一混練工程で形成される第一混練物と混練してコンクリート混練物を形成した。
3.供試体(コンクリート硬化体)の作製
前記コンクリート混練物をφ100mm×200mmの円柱型枠に充填して圧縮強度用供試体を作製した。また、前記コンクリート混練物を100mm×100mm×400mmの角柱型枠に充填して曲げ強度用供試体を作製した。そして、これらの供試体を20℃の水中で28日間養生して供試体とした。
得られた供試体を用いてJIS A 1108に準拠した圧縮強度の測定を行った。測定結果については、後述する比較例1の測定結果に対する各実施例及び各比較例の測定結果の割合を下記表2に示す。
得られた供試体を用いてJIS A 1106に準拠した曲げ強度の測定を行った。測定結果については、後述する比較例1の測定結果に対する各実施例及び各比較例の測定結果の割合を下記表2に示す。
上記の使用材料の全て(粗骨材に関しては、何れか一方)を一度に混練することでコンクリート混練物を形成したこと以外は、実施例1と同一条件で供試体(コンクリート硬化体)を作製し、実施例1と同一条件で圧縮強度及び曲げ強度の測定を行った。測定結果については、比較例1の測定結果に対する各比較例の測定結果の割合を下記表2に示す。
各実施例と比較例1,2,8,9とを比較すると、圧縮強度及び曲げ強度は、各実施例の方が高くなることが認められる。つまり、本願発明の方法を用いてコンクリート硬化体を形成することで、粗骨材の表面性状に影響されることなくコンクリート硬化体の強度を向上させることが可能となる。
Claims (4)
- セメントと、粗骨材と、細骨材と、水とを混練してコンクリート混練物を形成し、該コンクリート混練物を硬化させてコンクリート硬化体を形成するコンクリート硬化体の形成方法であって、
前記コンクリート硬化体を構成するセメントの一部と、コンクリート硬化体を構成する粗骨材の全部と、コンクリート硬化体を構成する水の一部とを含む第一原料を混練する第一混練工程と、
コンクリート硬化体を構成するセメントの残部と、コンクリート硬化体を構成する水の残部とを含む第二原料を第一混練工程で形成される第一混練物と混練してコンクリート混練物を形成する第二混練工程とを備えており、
前記第一原料は、コンクリート硬化体を構成するセメントの総量に対して10質量%以上50質量%以下のセメントを含むと共に水セメント比が5質量%を超え20質量%未満となるように構成されており、
前記第一混練工程では、第一混練物の温度が30℃以上50℃以下であって第一原料中の粗骨材の表面温度よりも高温になるように第一原料を混練することを特徴とするコンクリート硬化体の形成方法。 - セメントと、粗骨材と、細骨材と、水とを混練してコンクリート混練物を形成し、該コンクリート混練物を硬化させてコンクリート硬化体を形成するコンクリート硬化体の形成方法であって、
前記コンクリート硬化体を構成するセメントの一部と、コンクリート硬化体を構成する粗骨材の一部と、コンクリート硬化体を構成する水の一部とを含む第一原料を混練する第一混練工程と、
コンクリート硬化体を構成するセメントの残部と、コンクリート硬化体を構成する粗骨材の残部と、コンクリート硬化体を構成する水の残部とを含む第二原料を第一混練工程で形成される第一混練物と混練してコンクリート混練物を形成する第二混練工程とを備えており、
前記第一原料は、コンクリート硬化体を構成するセメントの総量に対して10質量%以上50質量%以下のセメントを含むと共に水セメント比が5質量%を超え20質量%未満となるように構成されており、
前記第一混練工程では、第一混練物の温度が30℃以上50℃以下であって第一原料中の粗骨材の表面温度よりも高温になるように第一原料を混練することを特徴とするコンクリート硬化体の形成方法。 - 前記第一原料を構成する水として、40℃以上80℃以下の温水を用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の硬化体コンクリート硬化体の形成方法。
- 前記粗骨材として、玉砂利を用いることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のコンクリート硬化体の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016039142A JP6624511B2 (ja) | 2016-03-01 | 2016-03-01 | コンクリート硬化体の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016039142A JP6624511B2 (ja) | 2016-03-01 | 2016-03-01 | コンクリート硬化体の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017154357A JP2017154357A (ja) | 2017-09-07 |
JP6624511B2 true JP6624511B2 (ja) | 2019-12-25 |
Family
ID=59808652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016039142A Active JP6624511B2 (ja) | 2016-03-01 | 2016-03-01 | コンクリート硬化体の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6624511B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5560076A (en) * | 1978-10-30 | 1980-05-06 | Shikoku Chem | Manufacture of floor artificial slab |
JPS6235804A (ja) * | 1985-08-09 | 1987-02-16 | 三菱重工業株式会社 | コンクリ−トの製造方法 |
JPS62241882A (ja) * | 1986-04-11 | 1987-10-22 | 西村 義和 | 透水性生コンクリ−ト組成物及びその製造方法 |
JP2005178175A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-07 | Nissan Chem Ind Ltd | ポーラスコンクリートの製造方法 |
JP2005187286A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | ポーラスコンクリートの製造方法およびポーラスコンクリート |
CN102898062B (zh) * | 2012-10-24 | 2014-08-06 | 中建商品混凝土成都有限公司 | 一种卵石型透水混凝土专用的复合型添加剂 |
JP5604015B1 (ja) * | 2014-03-18 | 2014-10-08 | リブコンエンジニアリング株式会社 | 分割練り混ぜ工法と分割練り混ぜ装置 |
-
2016
- 2016-03-01 JP JP2016039142A patent/JP6624511B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017154357A (ja) | 2017-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101628672B1 (ko) | 유성타입의 표면 마감제를 이용하여 콘크리트 표면의 건조를 방지하는 초고성능 콘크리트의 제조 방법 | |
JP7022959B2 (ja) | コンクリート組成物、及び、コンクリート組成物の製造方法 | |
JP5101355B2 (ja) | セメント組成物 | |
JP6207935B2 (ja) | 高強度コンクリートの製造方法 | |
JP5863296B2 (ja) | 超高強度セメント系硬化体の製造方法 | |
JP6624511B2 (ja) | コンクリート硬化体の形成方法 | |
JP4691381B2 (ja) | 高強度コンクリート | |
JP2004284873A (ja) | 水硬性複合材料 | |
JP2002037653A (ja) | セメントスラリー | |
JP2005289657A (ja) | 高強度遠心力成型製品の製造方法およびその高強度遠心力成型製品 | |
JP5816731B2 (ja) | 高強度コンクリートの製造方法 | |
JP4141976B2 (ja) | 高強度遠心力成型製品の製造方法およびその高強度遠心力成型製品 | |
JP7210209B2 (ja) | セメント組成物 | |
JPH05116996A (ja) | セメント混和材及びセメント硬化体の製造方法 | |
JP2007063103A (ja) | 急硬型高靭性frc材料ならびにその調合方法 | |
JP7148895B2 (ja) | 水硬性材料の混練方法 | |
JP2015140272A (ja) | 混和材、セメント組成物およびセメント硬化体 | |
JP5828813B2 (ja) | コンクリート及びその製造方法 | |
JP5840341B2 (ja) | 高強度コンクリートの製造方法 | |
JP6963953B2 (ja) | コンクリート組成物、コンクリート混練物 | |
JP6974974B2 (ja) | 膨張コンクリート | |
JPH11310443A (ja) | セメント用混和剤およびセメント系硬化体の製造方法 | |
JP2001213654A (ja) | 急硬性を有する超高強度モルタル又はコンクリート | |
JP2006265016A (ja) | セメント組成物 | |
JP2022159079A (ja) | コンクリートの製造方法、及び、コンクリート組成物の養生方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20180615 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180806 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190510 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191101 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191114 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6624511 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |