JP6623454B2 - 什器システム - Google Patents

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Description

本発明は、什器システムに関する。
工場や配送センター、販売店等で使用される作業台や商品陳列棚等の什器は、幅方向に間隔をあけて床面上に設けられる一対のベース部材と、一対のベース部材のそれぞれから上方に向かって延びるよう設けられた一対の支柱と、を備えている。これら一対の支柱間に、天板や棚板を設けることで、所要の使用目的に応じた什器を構成している。
このような什器に、デスク等の他の什器を組み合わせて用いることがある。
例えば、特許文献1には、収納棚とデスクとを組み合わせて用いる構成が開示されている。この構成において、収納棚は、デスクの後方に配置されている。収納棚の支柱は、デスクの脚の後方に、脚連結部材を介して連結されている。このように、収納棚とデスクとを連結することで、収納棚とデスクとの位置ずれ等を防ぎ、使用性を高めている。
特許第4946324号公報
しかしながら、工場や配送センター、販売店等においては、什器のレイアウト変更等が行われることがある。このような場合、特許文献1に開示されたような、収納棚とデスクとを、脚連結部材で連結した構成においては、収納棚は、脚連結部材を介してデスクに連結されることで、安定性を確保しており、収納棚の支柱自体では自立不可能である。
そこでなされた本発明の目的は、複数の什器を組み合わせる場合に、それぞれの什器で安定性を確保しつつ、什器同士を確実に連結することのできる什器システムを提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る什器システムは、第一の什器と第二の什器とを備えた什器システムであって、前記第一の什器は、幅方向に間隔をあけて床面上に配置され、水平面内で前記幅方向に直交する前後方向に延びる一対のベース部材と、前記ベース部材上に設けられて上方に向かって延びる第一の支柱と、備え、前記第二の什器は、前記第一の支柱と離間して配置されたオプション部材と、前記オプション部材の幅方向両側にそれぞれ設けられ、前記オプション部材を支持する一対の第二の支柱と、前記ベース部材に沿って前記床面上に設けられ、前記第二の支柱を支持する支持部材と、を備え、前記ベース部材と前記支持部材とが、連結手段により連結されている。
このような構成によれば、第一の什器、第二の什器は、それぞれ、床面に沿って設けられるベース部材、支持部材によって、支持安定性が確保される。床面に沿って設けられるベース部材と支持部材とを連結することで、第一の什器と第二の什器とを、確実に連結することができる。
また、本発明に係る什器システムは、上記什器システムにおいて、前記第二の支柱及び前記支持部材は、前記ベース部材に対し、前記オプション部材の幅方向内方に配置されているようにしてもよい。
このように構成することで、第一の什器を構成する一対のベース部材の幅方向外方に、第二の什器の支持部材及び第二の支柱が突出して配置されるのを回避することができる。したがって、第一の什器に第二の什器を組み合わせて設置した状態においても、什器システムが幅方向に大型化するのを抑えることができる。
また、本発明に係る什器システムは、上記什器システムにおいて、前記支持部材は、前記ベース部材よりも前後方向の長さが短いようにしてもよい。
このように構成することで、オプション部材の下方の足元の空間を広く確保することが可能となる。ここで、支持部材は、連結手段を介してベース部材に連結されることで、前後方向の長さがベース部材よりも短くても、第二の什器の支持安定性を十分に確保できる。
また、本発明に係る什器システムは、上記什器システムにおいて、前記第一の支柱は、前記ベース部材の前後方向一方の側にオフセットして配置され、前記第二の支柱は、前記支持部材の前後方向他方の側にオフセットして配置されるとともに、前記第一の支柱に対し、前後方向他方の側に離間して配置されているようにしてもよい。
このように構成することで、第一の支柱、第二の支柱が、ベース部材、支持部材に対し、前後方向にオフセット配置されていても、ベース部材と支持部材とを連結することで、第一の支柱、第二の支柱を、それぞれ強固に支持することができる。
また、本発明に係る什器システムは、上記什器システムにおいて、前記支持部材は、前記支持部材が前後方向に沿って前記第一の支柱側に移動するのを拘束するストッパ部が形成されているようにしてもよい。
このように構成することで、支持部材に支持された第二の支柱及びオプション部材が第一の支柱に干渉するのを抑えることができる。
また、本発明に係る什器システムは、上記什器システムにおいて、前記連結手段は、前記支持部材に一体に形成され、前記ベース部材上に係止される上部係止部を備えるようにしてもよい。
このように構成することで、上部係止部をベース部材上に係止すれば、支持部材をベース部材に連結することができるので、支持部材のベース部材への着脱を容易に行うことができる。
さらに、本発明に係る什器システムは、上記什器システムにおいて、前記上部係止部は、前記ベース部材の上面に沿う上面部と、前記上面部から前記ベース部材の幅方向少なくとも一方の側面に沿って下方に延びる上側リブと、を一体に備えるようにしてもよい。
このような構成によれば、上面部をベース部材の上面に沿わせることで、第二の支柱の荷重をベース部材に伝達することができる。また、上側リブにより上部係止部が補強され、第二の支柱を、より強固に支持することができる。
また、本発明に係る什器システムは、上記什器システムにおいて、前記連結手段は、前記支持部材に一体に形成されるとともに前記ベース部材の下側に配置され、前記上部係止部との間で前記ベース部材を挟持する下部係止部をさらに備えるようにしてもよい。
このように、上部係止部と下部係止部とでベース部材を上下から挟持することで、第二の什器を、第一の什器に対して強固に連結することができる。
また、本発明に係る什器システムは、上記什器システムにおいて、前記下部係止部は、前記ベース部材の下面に沿う下面部と、前記下面部から前記ベース部材の幅方向少なくとも一方の側面に沿って上方に延びる下側リブと、を一体に備えるようにしてもよい。
このような構成によれば、下面部をベース部材の下面に沿わせることで、上部係止部と下部係止部とでベース部材を確実に挟持することができる。また、下側リブにより、下部係止部が補強され、第二の支柱を、より強固に支持することができる。
また、本発明に係る什器システムは、上記什器システムにおいて、幅方向両側に位置する前記支持部材間に、幅方向に延びる連結部材が架設されているようにしてもよい。
このように構成することで、連結部材および支持部材を介し、幅方向両側に位置する一対の第二の支柱が強固に連結される。
また、本発明に係る什器システムは、上記什器システムにおいて、前記第二の支柱が上下方向に伸縮可能とされ、前記オプション部材が昇降可能とされているようにしてもよい。
このように構成することで、什器に、昇降可能な天板等のオプション部材を備えることができる。
本発明に係る什器システムによれば、複数の什器を組み合わせる場合に、それぞれの什器で安定性を確保しつつ、什器同士を確実に連結することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る什器システムの全体構成を示す図であり、什器システムを斜め前方から見た斜視図である。 上記什器システムを斜め後方から見た斜視図である。 上記什器システムを構成する収納棚と作業台との連結部分の構成を示す斜視展開図である。 上記収納棚と作業台とを連結する連結ベース部材を示す斜視図である。 上記連結ベース部材を構成する下部ブラケットをベース脚にセットした状態を、前方かつ斜め上方から見た図である。 上記連結ベース部材を構成する上部ブラケットを、下部ブラケットの上方にセットした状態を、前方かつ斜め上方から見た図である。 上記ベース脚に係止された連結ベース部材を示す斜視図である。 上記連結ベース部材の前端部を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による什器システムを実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る什器システムの全体構成を示す図であり、什器システムを斜め前方から見た斜視図である。図2は、上記什器システムを斜め後方から見た斜視図である。
図1に示すように、什器システム1は、収納棚(第一の什器)10と、作業台(第二の什器)20と、を備える。
収納棚10は、床面F上に幅方向に間隔を隔てて互いに平行に設置される二本一対のベース脚(ベース部材)11、11と、各ベース脚11上に設けられて上方に延びる二本一対の支柱(第一の支柱)12、12と、互いに隣接する二本の支柱12、12の下部どうしを互いに連結する連結フレーム13と、互いに隣接する二本の支柱12、12の上端部どうしを互いに連結する上部連結材14と、を備えている。
ベース脚11は、床面Fに沿って幅方向に直交する前後方向に延びている。ベース脚11は、その下面に床面Fに接地するアジャスタ15を備えている。ベース脚11は、床面Fに直交する上下方向の寸法が、二本の支柱12、12同士を結ぶ幅方向の寸法よりも大きい、上下方向に長い断面矩形の筒状をなしている。
支柱12は、ベース脚11の前後方向の中央部よりも後方にオフセットした位置に設けられている。支柱12は、断面矩形の中空筒状で、その前後面12f、12rに、棚板18等を係止するため、長手方向に所定の間隔をあけて略矩形状の係止孔16が複数貫通形成されている。ここで、係止孔16は、支柱の前後面12f、12rの幅方向に2列に形成されている。
連結フレーム13は、上下に間隔をあけて設けられ、それぞれ互いに隣接する二本の支柱12、12を結ぶ方向に延びる断面視矩形筒状の横杆材13a,13bと、二本の支柱12、12のそれぞれに沿って上下方向に延び、横杆材13a,13bの両端部を連結する断面視矩形筒状の縦杆材13c、13cと、を備えている。連結フレーム13は、横杆材13a,13bと、縦杆材13c,13cとにより、前後方向から見たときに矩形状をなしている。
上部連結材14は、断面矩形筒状で、互いに隣接する二本の支柱12、12を結ぶ方向に延び、その両端部が係止金具14b、14bを介して二本の支柱12,12のそれぞれの側面に連結されている。
これら連結フレーム13および上部連結材14により、二本の支柱12,12が連結されている。
支柱12,12の前面12f,12fには、棚板18が係止されている。棚板18は、その後端部に設けられた係止フック(図示無し)を支柱12,12の前面12f,12fに形成された係止孔16,16に係合させることで、支柱12,12に係止されている。
作業台20は、上部構造体22と、床面F上に設置されて上部構造体22を支持する下部構造体25と、を備える。
上部構造体22は、平面視長方形の板状で、上面に作業面21tを有した天板(オプション部材)21と、天板21の幅方向両側で天板21の下面に固定された上部支持体23と、を備えている。
下部構造体25は、天板21の幅方向に間隔をあけて設けられ、それぞれ床面Fに沿うよう前後方向に延びる一対の連結ベース部材(支持部材)26,26と、これら一対の連結ベース部材26,26上に設けられた昇降ユニット(第二の支柱)27,27と、を備えている。
連結ベース部材26は、作業台20の下部構造体25を、収納棚10のベース脚11に連結するとともに、作業台20の荷重の少なくとも一部をベース脚11に支持させる。
図3は、収納棚10と作業台20との連結部分の構成を示す斜視展開図である。図4は、連結ベース部材26を示す斜視図である。
この図3、図4に示すように、連結ベース部材26は、上部ブラケット60と、下部ブラケット70と、を備えている。
上部ブラケット60は、ブラケット本体61と、インナーフレーム62と、を一体に備えている。
ブラケット本体61は、昇降ユニット27を支持するユニット支持部63と、収納棚10のベース脚11に係止されるフック部(連結手段、上部係止部)64と、を一体に備えている。
ユニット支持部63は、床面F(図1、図2参照)と平行に配置され、昇降ユニット27の下端部を支持する支持プレート部63aと、支持プレート部63aの幅方向一方の端部から下方に垂下する側壁部63bと、を一体に備えている。
図4に示すように、支持プレート部63aには、昇降ユニット27の下端部を固定するため、ボルト挿通孔69が複数個所に形成されている。
図3、図4に示すように、フック部64は、ベース脚11の上面に沿う上面部64aと、上面部64aの幅方向一方の端部から下方に垂下する側壁部64bと、上面部64aの幅方向他方の端部から下方に垂下する側壁部(上側リブ)64cと、を一体に備えている。側壁部64bは、その下端部がユニット支持部63の支持プレート部63aに一体に連結されている。このフック部64は、ユニット支持部63の前後方向のほぼ全長にわたって連続して形成されている。
図4に示すように、インナーフレーム62は、ユニット支持部63の支持プレート部63aの下面に沿う上部プレート部(図示無し)と、上部プレート部(図示無し)の幅方向両側からそれぞれ鉛直下方に垂下する側部プレート部62b,62bと、側部プレート部62b,62bの下端部から幅方向内方に向かって延びる底部プレート部62c,62cを一体に備えている。このインナーフレーム62は、ブラケット本体61の支持プレート部63aと、前後方向にほぼ同じ長さを有している。インナーフレーム62は、上部プレート部(図示無し)をユニット支持部63の支持プレート部63aの下面に沿わせた状態で、溶接等によってブラケット本体61に一体に接合されている。
図3、図4に示すように、上部ブラケット60のユニット支持部63の支持プレート部63a、及びインナーフレーム62の上部プレート部(図示無し)には、下部ブラケット70と連結するため、その後部に前後方向に間隔をあけて例えば二つのボルト挿通孔65、65が形成されている。
また、インナーフレーム62の前端部には、鉛直下方に垂下する前部プレート部62fが一体に形成されている。この前部プレート部62fには、後述する下部ブラケット70の前部プレート部71fと連結するため、ボルト挿通孔66が貫通形成されている。
図3に示すように、下部ブラケット70は、ベースプレート71と、収納棚10のベース脚11の下側に係止されるフック部(連結手段、下部係止部)72と、を一体に備えている。
ベースプレート71は、床面Fに平行に配置され、上部ブラケット60と前後方向にほぼ同じ長さを有している。ベースプレート71は、その上面に、上部ブラケット60のインナーフレーム62の底部プレート部62c,62cが載置される。
図5は、下部ブラケット70をベース脚11にセットした状態を、前方かつ斜め上方から見た図である。
図3、図5に示すように、ベースプレート71の後端部には、鉛直上方に向かって延出し、連結フレーム13に前方から突き当たる後部プレート部(ストッパ部)71rが一体に形成されている。この後部プレート部71rが連結フレーム13の縦杆材13cに前方から突き当たることで、連結ベース部材26の支柱12側(後方)への移動が拘束される。
また、ベースプレート71には、その後部に前後方向に間隔をあけて例えば二つの雌ネジ孔75、75が形成されている。これら雌ネジ孔75,75は、ベースプレート71上に上部ブラケット60を載置した状態で、ボルト挿通孔65,65の鉛直下方となる位置に形成されている。
また、ベースプレート71の前端部には、鉛直上方に向かって延出する前部プレート部71fが一体に形成されている。図4に示すように、前部プレート部71fは、ベースプレート71上に上部ブラケット60を載置した状態で、インナーフレーム62の前部プレート部62fの後方に沿って位置する。前部プレート部71fには、雌ネジ孔76が形成されている。
ベースプレート71には、その前部と後部に、床面Fに接地可能なアジャスタ78,78が設けられている。アジャスタ78,78は、ベースプレート71に形成された雌ネジ孔71nにねじ込まれ、そのねじ込み量を調整することで、ベースプレート71から下方へ突出寸法を調整可能となっている。
図3、図4に示すように、フック部72は、収納棚10のベース脚11の下側に沿う下部支持プレート(下面部)72aと、下部支持プレート72aの幅方向両側からそれぞれ鉛直上方に延びる側部プレート部(下側リブ)72b,72cと、を一体に備える。幅方向一方の側に設けられた側部プレート部72bは、その上端部がベースプレート71に一体に連続している。
このフック部72は、ベースプレート71の前後方向のほぼ全長にわたって連続して形成されている。
図5に示すように、下部ブラケット70は、フック部72の下部支持プレート72aを、ベース脚11の下側に沿わせた状態で、側部プレート部72b,72cがベース脚11の幅方向両側面に沿う。この状態で、ベースプレート71は、床面Fから上方に離間して位置する。ベースプレート71に設けられたアジャスタ78,78は、床面Fに接地させる。
図6は、上部ブラケット60を、下部ブラケット70の上方にセットした状態を、前方かつ斜め上方から見た図である。
図6に示すように、上部ブラケット60は、ベース脚11の下側にセットした下部ブラケット70に対し、上方から対向させてセットする。上部ブラケット60は、ベースプレート71上に、ユニット支持部63およびインナーフレーム62を載置する。図3に示すように、この状態で、ユニット支持部63およびインナーフレーム62の後方に形成されたボルト挿通孔65、65のそれぞれに、ボルト77を挿通させ、ベースプレート71に形成された雌ネジ孔75,75にねじ込む。これにより、上部ブラケット60と下部ブラケット70とが、その後部で一体に連結される。
また、インナーフレーム62の前部プレート部62fに形成されたボルト挿通孔66にボルト79を挿通させ、ベースプレート71の前部プレート部71fに形成された雌ネジ孔76にねじ込む。これにより、上部ブラケット60と下部ブラケット70とが、その前端部で一体に連結される。この状態で、フック部64は、上面部64aをベース脚11の上面に沿わせた状態で、側壁部64b,64cがベース脚11の幅方向両側面に沿う。
このようにして上下に組み合わせて連結された上部ブラケット60及び下部ブラケット70は、正面視すると扁平矩形状をなしている。また、上部ブラケット60のフック部64と、下部ブラケット70のフック部72とで、ベース脚11を上下から挟持している。
ここで、上部ブラケット60と下部ブラケット70とは、前後方向にほぼ同じ長さを有し、かつ、ベース脚11の前後方向の長さよりも短く形成されている。これにより、これら上部ブラケット60及び下部ブラケット70とからなる連結ベース部材26は、後部プレート部71rを連結フレーム13に突き当てた状態で、その前端部26fが、ベース脚11の前端部11fよりも後方に位置している。
図7は、ベース脚に係止された連結ベース部材を示す斜視図である。
この図7に示すように、上部ブラケット60のフック部64、及び下部ブラケット70のフック部72は、支柱12の前方位置から前方に向かって延び、昇降ユニット27よりも前方、かつベース脚11の前端部11fよりも後方位置まで連続している。
図8は、連結ベース部材26の前端部26fを示す斜視図である。
この図8に示すように、連結ベース部材26の前端部には、前方に向いて開口した開口部を塞ぐよう、キャップ80を装着することができる。
図1に示すように、昇降ユニット27は、各連結ベース部材26の前部の上面に、ボルト挿通孔69(図4参照)にボルト(図示無し)を挿通させることで、固定されている。昇降ユニット27は、鉛直上方に向かって延びるよう設けられている。昇降ユニット27は、平断面寸法が互いに異なる複数の筒状体27a,27b,27cを備えている。昇降ユニット27は、最も平断面寸法が大きな筒状体27aの内側に筒状体27bが挿入され、筒状体27bの内側に筒状体27cが挿入されている。筒状体27cの上端部には、天板21の下面に設けられた上部支持体23が連結されている。
昇降ユニット27は、筒状体27aに対し、その内側に挿入された筒状体27b,27cが上下方向に出没することによって上下方向に伸縮する。天板21の下面に設けられた操作スイッチ24を操作すると、天板21の下面に設けられた図示しないコントロールユニットの制御によって、作業台20の幅方向両側に設けられた一対の昇降ユニット27,27が同期して伸縮動作し、天板21を昇降させる。
天板21の後端部には、天板21上で用いる機器等に接続される配線等を収容するケーブル保護チェーン29が設けられている。ケーブル保護チェーン29は、その一端29aが天板21の下面に固定され、他端29bが連結フレーム13に固定されている。
また、幅方向両側に位置する連結ベース部材26,26間には、幅方向に連続する板状の連結板(連結部材)90が設けられている。連結板90は、昇降ユニット27よりも後方に配置され、上部ブラケット60のユニット支持部63に、ボルト77により共締めされている。この連結板90は、連結ベース部材26,26のフック部64,64の側壁部64b,64bと、連結フレーム13の横杆材13bとによって、幅方向両側と後方の三方を囲まれている。これにより、連結板90上に荷物等の物品を載置したときに、物品が幅方向両側と後方の三方に落ちにくくなる。
また、連結板90によって幅方向両側の連結ベース部材26,26及び昇降ユニット27,27が一体に連結されて所定幅に維持されることで、作業台20の強度が向上する。
上述したような什器システム1は、収納棚10と作業台20とを備える。収納棚10は、幅方向に間隔をあけて床面F上に配置され、水平面内で幅方向に直交する前後方向に延びる一対のベース脚11と、ベース脚11上に設けられて上方に向かって延びる支柱12と、備える。作業台20は、支柱12と離間して配置された天板21と、天板21の幅方向両側にそれぞれ設けられ、天板21を支持する一対の昇降ユニット27と、ベース脚11に沿って設けられ、昇降ユニット27を支持する連結ベース部材26と、を備える。そして、ベース脚11と連結ベース部材26とが、フック部64,72により連結されている。
このような構成によれば、収納棚10、作業台20は、それぞれ、床面Fに沿って設けられるベース脚11、連結ベース部材26によって、支持安定性が確保される。床面Fに沿って設けられるベース脚11と連結ベース部材26とを連結することで、収納棚10と作業台20とを、確実に連結することができる。
また、昇降ユニット27及び連結ベース部材26は、ベース脚11に対し、天板21の幅方向内方に配置されている。
このように構成することで、収納棚10を構成する一対のベース脚11の幅方向外方に、作業台20の連結ベース部材26及び昇降ユニット27が突出して配置されるのを回避することができる。したがって、収納棚10に作業台20を組み合わせて設置した状態においても、什器システム1が幅方向に大型化するのを抑えることができる。
また、連結ベース部材26は、ベース脚11よりも前後方向の長さが短い。このように構成することで、天板21の下方の足元の空間を広く確保することが可能となる。また、連結ベース部材26は、フック部64,72を介してベース脚11に連結されることで、前後方向の長さがベース脚11よりも短くても、作業台20の支持安定性を十分に確保できる。
また、支柱12は、ベース脚11の後端部側にオフセットして配置されている。昇降ユニット27は、連結ベース部材26の前端部側にオフセットして配置されるとともに、支柱12に対し、前後方向で離間して配置されている。
このように構成することで、支柱12、昇降ユニット27が、ベース脚11、連結ベース部材26に対し前後方向にオフセットして配置されていても、ベース脚11と連結ベース部材26とを連結することで、支柱12、昇降ユニット27を、それぞれ強固に支持することができる。
また、連結ベース部材26は、連結ベース部材26が前後方向に沿って支柱12側に移動するのを拘束する後部プレート部71rが形成されている。このように構成することで、連結ベース部材26に支持された昇降ユニット27及び天板21が支柱12に干渉するのを抑えることができる。
また、連結手段として、連結ベース部材26に一体に形成され、ベース脚11上に係止されるフック部64を備える。このように構成することで、フック部64をベース脚11上に係止すれば、連結ベース部材26をベース脚11に連結することができるので、連結ベース部材26のベース脚11への着脱を容易に行うことができる。
さらに、フック部64は、ベース脚11の上面に沿う上面部64aと、上面部64aからベース脚11の幅方向少なくとも一方の側面に沿って下方に延びる側壁部64cと、を一体に備える。このような構成によれば、上面部64aをベース脚11の上面に沿わせることで、昇降ユニット27の荷重をベース脚11に伝達することができる。また、側壁部64cによりフック部64が補強され、昇降ユニット27を、より強固に支持することができる。
また、連結手段として、連結ベース部材26に一体に形成され、ベース脚11の下側に配置され、フック部64との間でベース脚11を挟持するフック部72をさらに備える。このように、フック部64とフック部72とでベース脚11を上下から挟持することで、作業台20を、収納棚10に対して強固に連結することができる。
また、フック部72は、ベース脚11の下面に沿う下部支持プレート72aと、下部支持プレート72aからベース脚11の幅方向少なくとも一方の側面に沿って上方に延びる側部プレート部72cと、を一体に備える。このような構成によれば、下部支持プレート72aをベース脚11の下面に沿わせることで、フック部64とフック部72とでベース脚11を確実に挟持することができる。また、側部プレート部72cにより、フック部72が補強され、昇降ユニット27を、より強固に支持することができる。
また、幅方向両側に位置する連結ベース部材26間に、幅方向に延びる連結板90が架設されている。このように構成することで、連結板90および連結ベース部材26を介し、幅方向両側に位置する一対の昇降ユニット27が強固に連結される。
また、昇降ユニット27が上下方向に伸縮可能とされ、天板21が昇降可能とされている。このように構成することで、什器に、昇降可能な天板等の天板21を備えることができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明の什器は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、什器システム1は、収納棚10と作業台20とを連結ベース部材26によって組み合わせる構成としたが、これに限らない。第一の什器は、収納棚10以外にも、ベース脚11と支柱12とを備えた什器であれば、例えば、デスク、カウンター、テーブル等、各種の什器であってもよい。さらに、収納棚10に組み合わせる第二の什器は、作業台20以外にも、他の様々なものであってもよい。
また、連結ベース部材26を初めとする什器システム1の各部は、所用の機能を果たすことができるのであれば、その具体的な形状や構造は、上記した以外のものとしてもよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1 什器システム
10 収納棚(第一の什器)
11 ベース脚(ベース部材)
12 支柱(第一の支柱)
20 作業台(第二の什器)
21 天板(オプション部材)
26 連結ベース部材(支持部材)
27 昇降ユニット(第二の支柱)
64 フック部(連結手段、上部係止部)
71r 後部プレート部(ストッパ部)
72 フック部(連結手段、下部係止部)
72a 下部支持プレート(下面部)
72b,72c 側部プレート部(下側リブ)
90 連結板(連結部材)
F 床面

Claims (11)

  1. 第一の什器と第二の什器とを備えた什器システムであって、
    前記第一の什器は、
    幅方向に間隔をあけて床面上に配置され、水平面内で前記幅方向に直交する前後方向に延びる一対のベース部材と、
    前記ベース部材上に設けられて上方に向かって延びる第一の支柱と、備え、
    前記第二の什器は、
    前記第一の支柱と離間して配置されたオプション部材と、
    前記オプション部材の幅方向両側にそれぞれ設けられ、前記オプション部材を支持する一対の第二の支柱と、
    前記ベース部材に沿って前記床面上に設けられ、前記第二の支柱を支持する支持部材と、を備え、
    前記ベース部材と前記支持部材とが、連結手段により連結されている
    ことを特徴とする什器システム。
  2. 前記第二の支柱及び前記支持部材は、前記ベース部材に対し、前記オプション部材の幅方向内方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の什器システム。
  3. 前記支持部材は、前記ベース部材よりも前後方向の長さが短いことを特徴とする請求項1又は2に記載の什器システム。
  4. 前記第一の支柱は、前記ベース部材の前後方向一方の側にオフセットして配置され、
    前記第二の支柱は、前記支持部材の前後方向他方の側にオフセットして配置されるとともに、前記第一の支柱に対し、前後方向他方の側に離間して配置されていることを特徴とする請求項3に記載の什器システム。
  5. 前記支持部材は、前記支持部材が前後方向に沿って前記第一の支柱側に移動するのを拘束するストッパ部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の什器システム。
  6. 前記連結手段は、前記支持部材に一体に形成され、前記ベース部材上に係止される上部係止部を備えることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の什器システム。
  7. 前記上部係止部は、前記ベース部材の上面に沿う上面部と、
    前記上面部から前記ベース部材の幅方向少なくとも一方の側面に沿って下方に延びる上側リブと、
    を一体に備えることを特徴とする請求項6に記載の什器システム。
  8. 前記連結手段は、前記支持部材に一体に形成されるとともに前記ベース部材の下側に配置され、前記上部係止部との間で前記ベース部材を挟持する下部係止部をさらに備える請求項6又は7に記載の什器システム。
  9. 前記下部係止部は、前記ベース部材の下面に沿う下面部と、
    前記下面部から前記ベース部材の幅方向少なくとも一方の側面に沿って上方に延びる下側リブと、
    を一体に備えることを特徴とする請求項8に記載の什器システム。
  10. 幅方向両側に位置する前記支持部材間に、幅方向に延びる連結部材が架設されていることを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の什器システム。
  11. 前記第二の支柱が上下方向に伸縮可能とされ、前記オプション部材が昇降可能とされていることを特徴とする請求項1から10の何れか一項に記載の什器システム。
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