JP6622743B2 - 車両用操作ペダル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、踏込操作に用いられるペダルパッドを備えた車両用操作ペダル装置に関するものである。
従来より、踏込操作に用いられるペダルパッドを備えた車両用操作ペダル装置に関し、種々の技術が提案されている。
例えば、下記特許文献1に記載の車両用ペダルは、車体フロアの運転席側に配置されるオルガンタイプの車両用ペダルであって、ドライバの踏力が付与されるペダル踏面の側面形状を凹曲面形状とした、ことを特徴とする。
このような特徴によれば、車両用ペダルのペダル踏面の側面形状が凹曲面形状とされているので、ペダル踏面がフラットな車両用ペダルに比し、ドライバの足裏にフィットする。つまり、革靴にしろウォーキングシューズにしろ、靴裏は縦横いずれにも凹曲面形状とされていることが多い。従って、ペダル踏面の側面形状が凹曲面形状にされていると、ペダル操作時にドライバの足裏にフィットする。
また、ペダル側面形状を凹曲面形状にすると、ペダル踏面とドライバの足裏とが面当たりとなり、ドライバがペダル踏面を踏み込んだときのペダル踏面と足裏との当たり位置のずれが抑制される(当たり位置がつま先側に移動していかない)。つまり、ペダル踏面から足裏にかかる面圧が一定のゾーン内に収まっており、足裏全体で踏み込むことができる。
特開2008−59202号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の車両用ペダルにおいて、ドライバの足がペダル踏面を踏み込んだときのペダルロッドの下端部の移動軌跡は、円弧状であるので、緊急時にドライバの足がペダル踏面を踏み込んだときの直線的な移動軌跡とは異なっていた。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、ペダルパッドに対して踏込操作が行われたときに、ペダルパッドに連結されているピストンが直線的に移動する車両用操作ペダル装置を提供することを課題とする。
この課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、車両用操作ペダル装置であって、シリンダと、シリンダに内装されたピストンと、踏込操作に用いられるペダルパッドと、ペダルパッドの第1方向に沿って、ペダルパッドの裏面における中央部とピストンとを連結する一対の第1伸縮ロッドとを備え、一対の第1伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、3つの連結端部がペダルパッド又はピストンに回動可能に連結され、1つの連結端部がペダルパッド又はピストンに固定して連結されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明の車両用操作ペダル装置では、一対の第1伸縮ロッドが、ペダルパッドの第1方向に沿って、ペダルパッドの裏面における中央部とピストンとに連結されている。つまり、一対の第1伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、2つの連結端部がペダルパッドの第1方向に沿ってペダルパッドの裏面における中央部に連結されており、2つの連結端部がペダルパッドの第1方向に沿ってピストンに連結されている。更に、一対の第1伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、3つの連結端部がペダルパッド又はピストンに回動可能に連結され、1つの連結端部がペダルパッド又はピストンに固定して連結されている。
そのような連結構造において、一対の第1伸縮ロッドが2つの連結端部を介して連結されているペダルパッドの中央部に対して、それらの連結端部の間の内側で踏込操作の踏力が作用する場合を想定する。そのような場合には、一対の第1伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、ペダルパッド又はピストンに回動可能に連結された3つの連結端部が回動することなく、踏込操作の踏力が一対の第1伸縮ロッドを介してピストンに作用する。これによって、ピストンがシリンダ内を移動する。
これに対して、一対の第1伸縮ロッドが2つの連結端部を介して連結されているペダルパッドの中央部に対して、それらの連結端部の間の外側で踏込操作の踏力が作用する場合を想定する。そのような場合には、一対の第1伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、ペダルパッド又はピストンに回動可能に連結された3つの連結端部が回動して、踏込操作の踏力が一対の第1伸縮ロッドを介してピストンに作用する。これによって、ピストンがシリンダ内を移動する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両用操作ペダル装置であって、第1方向に交わる第2方向に沿って、ペダルパッドの裏面における中央部とピストンとを連結する一対の第2伸縮ロッドを備え、一対の第2伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、3つの連結端部がペダルパッド又はピストンに回動可能に連結され、1つの連結端部がペダルパッド又はピストンに固定して連結されたことを特徴とする。
請求項2に係る発明の車両用操作ペダル装置では、一対の第2伸縮ロッドが、ペダルパッドの第1方向に交わる第2方向に沿って、ペダルパッドの裏面における中央部とピストンとに連結されている。つまり、一対の第2伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、2つの連結端部がペダルパッドの第2方向に沿ってペダルパッドの裏面における中央部に連結されており、2つの連結端部がペダルパッドの第2方向に沿ってピストンに連結されている。更に、一対の第2伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、3つの連結端部がペダルパッド又はピストンに回動可能に連結され、1つの連結端部がペダルパッド又はピストンに固定して連結されている。
そのような連結構造では、ペダルパッドの第1方向に関する一対の第1伸縮ロッドの作用と同様にして、一対の第2伸縮ロッドがペダルパッドの第2方向に関して作用する。
請求項3に係る発明は、車両用操作ペダル装置であって、シリンダと、シリンダに内装されたピストンと、踏込操作に用いられる略矩形状のペダルパッドと、ペダルパッドの第1方向に沿って、ペダルパッドの裏面における第1端辺部とピストンとを連結する一対の第1伸縮ロッドと、第1方向に沿って、第1端辺部に対向するペダルパッドの裏面における第2端辺部とピストンとを連結する一対の第2伸縮ロッドとを備え、一対の第1伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、3つの連結端部がペダルパッド又はピストンに回動可能に連結され、1つの連結端部がペダルパッド又はピストンに固定して連結され、一対の第2伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、3つの連結端部がペダルパッド又はピストンに回動可能に連結され、1つの連結端部がペダルパッド又はピストンに固定して連結されたことを特徴とする。
請求項3に係る発明の車両用操作ペダル装置では、ペダルパッドが略矩形状である。一対の第1伸縮ロッドが、ペダルパッドの第1方向に沿って、ペダルパッドの裏面における第1端辺部とピストンとに連結されている。つまり、一対の第1伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、2つの連結端部がペダルパッドの第1方向に沿ってペダルパッドの裏面における第1端辺部に連結されており、2つの連結端部がペダルパッドの第1方向に沿ってピストンに連結されている。更に、一対の第1伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、3つの連結端部がペダルパッド又はピストンに回動可能に連結され、1つの連結端部がペダルパッド又はピストンに固定して連結されている。
それに加えて、一対の第2伸縮ロッドが、ペダルパッドの第1方向に沿って、ペダルパッドの裏面における第2端辺部とピストンとに連結されている。つまり、一対の第2伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、2つの連結端部がペダルパッドの第1方向に沿ってペダルパッドの裏面における第2端辺部に連結されており、2つの連結端部がペダルパッドの第1方向に沿ってピストンに連結されている。更に、一対の第2伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、3つの連結端部がペダルパッド又はピストンに回動可能に連結され、1つの連結端部がペダルパッド又はピストンに固定して連結されている。
但し、ペダルパッドの裏面において、第1端辺部と第2端辺部とが対向している。
そのような連結構造において、一対の第1伸縮ロッドが2つの連結端部を介して連結されていると共に一対の第2伸縮ロッドが2つの連結端部を介して連結されているペダルパッドに対して、それらの連結端部の内側で踏込操作の踏力が作用する場合を想定する。そのような場合には、一対の第1伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、ペダルパッド又はピストンに回動可能に連結された3つの連結端部が回動することなく、更に、一対の第2伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、ペダルパッド又はピストンに回動可能に連結された3つの連結端部が回動することなく、踏込操作の踏力が一対の第1伸縮ロッド及び一対の第2伸縮ロッドを介してピストンに作用する。これによって、ピストンがシリンダ内を移動する。
これに対して、一対の第1伸縮ロッドが2つの連結端部を介して連結されていると共に一対の第2伸縮ロッドが2つの連結端部を介して連結されているペダルパッドに対して、それらの連結端部の外側で踏込操作の踏力が作用する場合を想定する。そのような場合には、一対の第1伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、ペダルパッド又はピストンに回動可能に連結された3つの連結端部が回動し、更に、一対の第2伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、ペダルパッド又はピストンに回動可能に連結された3つの連結端部が回動して、踏込操作の踏力が一対の第1伸縮ロッド及び一対の第2伸縮ロッドを介してピストンに作用する。これによって、ピストンがシリンダ内を移動する。
請求項1に係る発明の車両用操作ペダル装置では、ペダルパッドに対して踏込操作が行われたときに、その踏込操作の踏力が、ペダルパッドの第1方向に沿ったペダルパッドの中央部の何れの位置に作用しても、ペダルパッドに連結されているピストンが直線的に移動する。
請求項2に係る発明の車両用操作ペダル装置では、ペダルパッドに対して踏込操作が行われたときに、その踏込操作の踏力が、ペダルパッドの第1方向に沿ったペダルパッドの中央部から離れた何れの位置に作用しても、ペダルパッドに連結されているピストンが直線的に移動する。
請求項3に係る発明の車両用操作ペダル装置では、略矩形状のペダルパッドに対して踏込操作が行われたときに、その踏込操作の踏力が、ペダルパッドの何れの位置に作用しても、ペダルパッドに連結されているピストンが直線的に移動する。
本実施形態の車両用操作ペダル装置の概要が表された断面図である。 同車両用操作ペダル装置のペダルパッドの下面が表された平面図である。 同車両用操作ペダル装置において踏込操作が行われたときの状態が表された断面図である。 同車両用操作ペダル装置において踏込操作が行われたときの状態が表された断面図である。 同車両用操作ペダル装置において踏込操作が行われたときの状態が表された断面図である。 第1変更例のペダルパッドの下面が表された平面図である。 同第1変更例において踏込操作が行われたときの状態が表された断面図である。 第2変更例のペダルパッドの下面が表された平面図である。
以下、本発明に係る車両用操作ペダル装置について、具体化した本実施形態に基づき、図面を参照しつつ説明する。尚、以下の説明に用いる各図面では、基本的構成の一部が省略されて描かれており、描かれた各部の寸法比等は必ずしも正確ではない。また、図1における前後方向及び上下方向は、図1の紙面に記載された通りである。更に、図1の紙面の奥側は右方向であり、図1の紙面の手前側は左方向である。
(1)車両用操作ペダル装置の概要
先ず、本実施形態の車両用操作ペダル装置の概要について説明する。図1に表されたように、本実施形態の車両用操作ペダル装置10は、車両フロアSの傾斜面S1に配設されるものであって、シリンダ12、ピストン14、反力バネ16、一対の第1伸縮ロッド18、及びペダルパッド20等を備えている。車両フロアSの傾斜面S1は、不図示の車両の内部を構成するものであって、前方向(つまり、車両の前進方向)へ進むに連れて上るように傾斜している。
車両フロアSの傾斜面S1には、シリンダ12が埋め込まれている。シリンダ12には、ピストン14が内装されている。ピストン14は、シリンダ12の内部を往動方向P1又は復動方向P2へ移動するものである。往動方向P1及び復動方向P2は、ピストン14に対して直交し、且つ、互いに逆向きである。
ピストン14の下面14A及びシリンダ12の底面12Aには、ギャップセンサGが設けられている。ギャップセンサGは、第1ギャップセンサ部G1及び第2ギャップセンサ部G2で構成されている。第1ギャップセンサ部G1は、ピストン14の下面14Aに配設されている。第2ギャップセンサ部G2は、シリンダ12の底面12Aに配設されている。これらの配設によって、第1ギャップセンサ部G1及び第2ギャップセンサ部G2は、往復動方向P1,P2において対向した状態にある。従って、ギャップセンサGは、第1ギャップセンサ部G1と第2ギャップセンサ部G2とのギャップG3(つまり、往復動方向P1,P2の距離)を検出するものである。
尚、ギャップセンサGの検出信号は、電子回路等を通して、車両の運転状態を制御する制御装置に送信される。その制御装置は、ギャップセンサGの検出信号に基づいてギャップG3(つまり、往復動方向P1,P2の距離)が所定距離以下になったと判定すると、緊急時の制動力を制動装置によって車両に与える。
更に、ピストン14の下面14Aとシリンダ12の底面12Aとの間には、反力バネ16が介装されている。反力バネ16は、圧縮コイルバネであって、ピストン14を復動方向P2へ付勢するものである。
ピストン14の上面14Bには、一対の第1伸縮ロッド18が連結されている。一対の第1伸縮ロッド18は、固定用伸縮ロッド18A及び回動用伸縮ロッド18Bで構成されている。固定用伸縮ロッド18A及び回動用伸縮ロッド18Bは、小シリンダ22A,22B、ストッパ24A,24B、小ピストン26A,26B、及びロッド28A,28B等を備えている。
小シリンダ22A,22Bには、ストッパ24A,24B及び小ピストン26A,26Bが内装されている。ストッパ24A,24Bは、小シリンダ22A,22Bの下端部内に押し込まれている。小ピストン26A,26Bの周縁部には、多数の通気孔が設けられている。これらの通気孔を介して、空気がストッパ24A,24Bと小ピストン26A,26Bとの間に流入し、あるいは、空気がストッパ24A,24Bと小ピストン26A,26Bとの間から流出する。小ピストン26A,26Bの中央部には、ロッド28A,28Bが突設されている。つまり、ロッド28A,28Bは、その下端部が小ピストン26A,26Bに設けられている。これに対して、ロッド28A,28Bの上端部は、小シリンダ22A,22Bの上端部から突出している。
従って、固定用伸縮ロッド18A及び回動用伸縮ロッド18Bにおいては、小シリンダ22A,22Bの上端部からロッド28A,28Bを引き出す力がロッド28A,28Bに作用すると、空気がストッパ24A,24Bと小ピストン26A,26Bとの間に流入しながら、ロッド28A,28Bが小シリンダ22A,22Bの上端部から引き出される。よって、小シリンダ22A,22Bの上端部からロッド28A,28Bの上端部までの距離(つまり、ロッド28A,28Bの突出長さ)が長くなる。
これに対して、小シリンダ22A,22Bの上端部内にロッド28A,28Bを押し入れる力がロッド28A,28Bに作用すると、空気がストッパ24A,24Bと小ピストン26A,26Bとの間から流出しながら、ロッド28A,28Bが小シリンダ22A,22Bの上端部内に押し入れられる。よって、小シリンダ22A,22Bの上端部からロッド28A,28Bの上端部までの距離(つまり、ロッド28A,28Bの突出長さ)が短くなる。
固定用伸縮ロッド18Aの下端部(つまり、小シリンダ22Aの下端部)は、ピストン14の上面14Bに連結された連結端部C1である。その連結端部C1は、ピストン14の上面14Bに固定された状態で垂設されている。回動用伸縮ロッド18Bの下端部(つまり、小シリンダ22Bの下端部)は、ピストン14の上面14Bに連結された連結端部C2である。その連結端部C2は、ボールジョイントBを介して、ピストン14の上面14Bに対して回動自在に接合されている。
これに対して、固定用伸縮ロッド18Aの上端部(つまり、ロッド28Aの上端部)は、ペダルパッド20の下面20Aに連結された連結端部C3である。その連結端部C3は、ボールジョイントBを介して、ペダルパッド20の下面20Aに対して回動自在に接合されている。回動用伸縮ロッド18Bの上端部(つまり、ロッド28Bの上端部)は、ペダルパッド20の下面20Aに連結された連結端部C4である。その連結端部C4は、ボールジョイントBを介して、ペダルパッド20の下面20Aに対して回動自在に接合されている。
これらの連結端部C1,C2,C3,C4によって、一対の第1伸縮ロッド18が、ピストン14及びペダルパッド20に連結されている。言い換えると、ピストン14及びペダルパッド20が、一対の第1伸縮ロッド18を介して連結されている。
図2に表されたように、ペダルパッド20は、略長方形状であって、長手方向D1及び短手方向D2を有している。短手方向D2は、図1の左右方向(つまり、図1の紙面の垂直方向)及び車両の幅方向に一致する。ペダルパッド20の下面20Aでは、固定用伸縮ロッド18Aの連結端部C3及び回動用伸縮ロッド18Bの連結端部C4が、ペダルパッド20の第1中心線CL1上に配設されている。その第1中心線CL1は、ペダルパッド20の長手方向D1に平行であり、且つ、ペダルパッド20の短手方向D2に垂直な直線である。
ペダルパッド20の下面20Aでは、第1中心線CL1から第1距離までの領域によって、第1中央部30が区画されている。従って、ペダルパッド20の下面20Aでは、第1中心線CL1に沿った第1中央部30内において、固定用伸縮ロッド18Aの連結端部C3及び回動用伸縮ロッド18Bの連結端部C4が設けられている。また、第1中央部30は、ペダルパッド20の上面20Bにおいても、ペダルパッド20の下面20Aと同様にして区画される。
尚、図1は、本実施形態の車両用操作ペダル装置10をペダルパッド20の第1中心線CL1で切断した場合の断面が表されている。この点は、後述する図3乃至図5においても、同様である。
図1に表されたように、ペダルパッド20の上面20Bには、運転者の足Fが載置される。従って、固定用伸縮ロッド18Aが運転者の足Fのつま先側に配設されており、回動用伸縮ロッド18Bが運転者の足Fの踵側に配設されている。また、ペダルパッド20に対する踏込操作は、運転者の足Fによってペダルパッド20が踏み込まれることによって行われる。
ペダルパッド20に対する踏込操作が解除されているとき(つまり、初期状態のとき)は、一対の第1伸縮ロッド18は、ピストン14の往復動方向P1,P2に沿って立った状態にある。また、ペダルパッド20及びピストン14は、互いが平行する状態にあって、車両フロアSの傾斜面S1と同様にして、前方向(つまり、車両の前進方向)へ進むに連れて上るように傾斜している。更に、ペダルパッド20及びピストン14は、ピストン14の往復動方向P1,P2及び一対の第1伸縮ロッド18に対して直交する状態にある。
尚、ペダルパッド20及びピストン14の初期状態が確保されるのであれば、ピストン14を内装するシリンダ12は、車両フロアSの傾斜面S1に埋め込まれる必要はなく、例えば、取付ブラケット等を介して車両フロアSに設けられてもよい。
(2)車両用操作ペダル装置の動作
次に、本実施形態の車両用操作ペダル装置10の動作について説明する。
(2−1)第1動作
先ず、図3に表されたように、ペダルパッド20に対する踏込操作が行われることによって、運転者の踏力F1が、固定用伸縮ロッド18Aの連結端部C3と回動用伸縮ロッド18Bの連結端部C4との間で、ペダルパッド20の上面20Bに作用する場合を想定する。つまり、運転者の踏力F1が、ペダルパッド20の上面20Bの第1領域E1内で作用する場合を想定する。尚、ペダルパッド20の上面20Bの第1領域E1は、ペダルパッド20の上面20Bの第1中央部30内にある。
そのような場合には、固定用伸縮ロッド18A及び回動用伸縮ロッド18Bでは、運転者の踏力F1が、ロッド28A,28Bを小シリンダ22A,22Bの上端部内に押し入れる力としてロッド28A,28Bに作用する。
そのため、固定用伸縮ロッド18Aの連結端部C3及び回動用伸縮ロッド18Bの連結端部C2,C4では、各ボールジョイントBが動作することはないが、固定用伸縮ロッド18A及び回動用伸縮ロッド18Bでは、小ピストン26A,26Bがストッパ24A,24Bを押さえ付ける。
そのような作用によって、ペダルパッド20及びピストン14は、互いが平行する状態を維持しながら、往動方向P1へ移動する。従って、ピストン14は、往復動方向P1,P2に直交する状態を維持しながら、往動方向P1へ移動する。つまり、ピストン14は、回転することなく、往動方向P1へ直線的に移動する。尚、図3の二点鎖線は、踏込操作が解除されたとき(つまり、初期状態のとき)のペダルパッド20及びピストン14を示している。この点は、後述する図4、図5、及び図7においても、同様である。
(2−2)第2動作
次に、図4に表されたように、ペダルパッド20に対する踏込操作が行われることによって、運転者の踏力F1が、回動用伸縮ロッド18Bの連結端部C4の外側で、ペダルパッド20の上面20Bに作用した場合を想定する。つまり、運転者の踏力F1が、ペダルパッド20の上面20Bの第2領域E2内で作用する場合を想定する。尚、ペダルパッド20の上面20Bの第2領域E2は、ペダルパッド20の上面20Bの第1中央部30内にある。
そのような場合には、固定用伸縮ロッド18Aでは、運転者の踏力F1が、ロッド28Aを小シリンダ22Aの上端部から引き出す力としてロッド28A,28Bに作用する。これに対して、回動用伸縮ロッド18Bでは、運転者の踏力F1が、ロッド28Bを小シリンダ22Bの上端部内に押し入れる力としてロッド28A,28Bに作用する。
そのため、固定用伸縮ロッド18Aの連結端部C3及び回動用伸縮ロッド18Bの連結端部C2,C4では、各ボールジョイントBが回動する。同時に、固定用伸縮ロッド18Aでは、小ピストン26Aがストッパ24Aから離間すると共に、回動用伸縮ロッド18Bでは、小ピストン26Bがストッパ24Bを押さえ付ける。
そのような作用によって、ペダルパッド20は、ピストン14に対して傾斜(つまり、図4では、時計方向に回転)しながら、往動方向P1へ移動する。これに対して、ピストン14は、往復動方向P1,P2に直交する状態を維持しながら、往動方向P1へ移動する。つまり、ピストン14は、回転することなく、往動方向P1へ直線的に移動する。
(2−3)第3動作
次に、図5に表されたように、ペダルパッド20に対する踏込操作が行われることによって、運転者の踏力F1が、固定用伸縮ロッド18Aの連結端部C3の外側で、ペダルパッド20の上面20Bに作用する場合を想定する。つまり、運転者の踏力F1が、ペダルパッド20の上面20Bの第3領域E3内で作用する場合を想定する。尚、ペダルパッド20の上面20Bの第3領域E3は、ペダルパッド20の上面20Bの第1中央部30内にある。
そのような場合には、固定用伸縮ロッド18Aでは、運転者の踏力F1が、ロッド28Aを小シリンダ22Aの上端部内に押し入れる力としてロッド28A,28Bに作用する。これに対して、回動用伸縮ロッド18Bでは、運転者の踏力F1が、ロッド28Bを小シリンダ22Bの上端部から引き出す力としてロッド28A,28Bに作用する。
そのため、固定用伸縮ロッド18Aの連結端部C3及び回動用伸縮ロッド18Bの連結端部C2,C4では、各ボールジョイントBが回動する。同時に、固定用伸縮ロッド18Aでは、小ピストン26Aがストッパ24Aを押さえ付けると共に、回動用伸縮ロッド18Bでは、小ピストン26Bがストッパ24Bから離間する。
そのような作用によって、ペダルパッド20は、ピストン14に対して傾斜(つまり、図5では、反時計方向に回転)しながら、往動方向P1へ移動する。これに対して、ピストン14は、往復動方向P1,P2に直交する状態を維持しながら、往動方向P1へ移動する。つまり、ピストン14は、回転することなく、往動方向P1へ直線的に移動する。
(3)まとめ
以上詳細に説明したように、本実施形態の車両用操作ペダル装置10では、一対の第1伸縮ロッド18が、ペダルパッド20の長手方向D1に沿って、ペダルパッド20の下面20Aにおける第1中央部30とピストン14とに連結されている。つまり、一対の第1伸縮ロッド18が有する4つの連結端部C1,C2,C3,C4のうち、2つの連結端部C3,C4が、ペダルパッド20の長手方向D1に沿って、ペダルパッド20の下面20Aにおける第1中央部30に連結され、2つの連結端部C1,C2が、ペダルパッド20の長手方向D1に沿って、ピストン14に連結されている。
更に、一対の第1伸縮ロッド18が有する4つの連結端部C1,C2,C3,C4のうち、3つの連結端部C2,C3,C4がペダルパッド20又はピストン14に回動可能に連結され、1つの連結端部C1がピストン14に固定して連結されている。
そのような連結構造において、以下の場合を想定する。つまり、一対の第1伸縮ロッド18が有する2つの連結端部C3,C4の間の内側(つまり、ペダルパッド20の上面20Bの第1領域E1内)において、踏込操作の踏力F1がペダルパッド20の第1中央部30に対して作用する場合を想定する。そのような場合には、一対の第1伸縮ロッド18が有する4つの連結端部C1,C2,C3,C4のうち、ペダルパッド20又はピストン14に回動可能に連結された3つの連結端部C2,C3,C4が回動することなく、踏込操作の踏力F1が一対の第1伸縮ロッド18を介してピストン14に作用する。これによって、ピストン14は、往復動方向P1,P2に直交した状態を維持しながら、往動方向P1へ移動する。つまり、ピストン14は、回転することなく、往動方向P1へ直線的に移動する。
これに対して、一対の第1伸縮ロッド18が有する2つの連結端部C3,C4の間の外側(つまり、ペダルパッド20の上面20Bの第2領域E2内又は第3領域E3内)において、踏込操作の踏力F1がペダルパッド20の第1中央部30に対して作用する場合を想定する。そのような場合には、一対の第1伸縮ロッド18が有する4つの連結端部C1,C2,C3,C4のうち、ペダルパッド20又はピストン14に回動可能に連結された3つの連結端部C2,C3,C4が回動して、踏込操作の踏力F1が一対の第1伸縮ロッド18を介してピストン14に作用する。これによって、ピストン14は、往復動方向P1,P2に直交した状態を維持しながら、往動方向P1へ移動する。つまり、ピストン14は、回転することなく、往動方向P1へ直線的に移動する。
従って、本実施形態の車両用操作ペダル装置10では、ペダルパッド20に対して踏込操作が行われたときに、その踏込操作の踏力F1が、ペダルパッド20の長手方向D1に沿ったペダルパッド20の第1中央部30の何れの位置に作用しても、ペダルパッド20に連結されているピストン14が、回動することなく、往動方向P1へ直線的に移動する。そのため、ペダルパッド20に連結されているピストン14の移動軌跡は、緊急時に運転者の足Fがペダルパッド20を踏み込んだときの直線的な移動軌跡と同じとなる。
ちなみに、本実施形態において、ペダルパッド20の下面20Aは、「ペダルパッドの裏面」の一例である。ペダルパッド20の第1中央部30は、「ペダルパッドの中央部」の一例である。ペダルパッド20の長手方向D1は、「ペダルパッドの第1方向」の一例である。
尚、本実施形態では、固定用伸縮ロッド18Aの連結端部C1,C3が、互いに入れ替わってもよい。そのような場合には、固定用伸縮ロッド18Aの連結端部C1がペダルパッド20に固定して連結され、固定用伸縮ロッド18Aの連結端部C3がピストン14に回動可能に連結される。
また、本実施形態では、固定用伸縮ロッド18A及び回動用伸縮ロッド18Bが、互いに入れ替わってもよい。そのような場合には、固定用伸縮ロッド18Aが運転者の足Fの踵側に配設され、回動用伸縮ロッド18Bが運転者の足Fのつま先側に配設される。
更に、本実施形態では、ペダルパッド20の長手方向D1及び短手方向D2が、互いに入れ替わってもよい。そのような場合には、ペダルパッド20の長手方向D1が、図1の左右方向(つまり、図1の紙面の垂直方向)及び車両の幅方向に一致する。
(4)変更例
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。以下の各変更例の説明においては、本実施形態と実質的に共通する部分には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
(4−1)第1変更例
例えば、本実施形態の車両用操作ペダル装置10は、上述した一対の第1伸縮ロッド18に加えて、図6及び図7に表したように、一対の第2伸縮ロッド34を備えてもよい。一対の第2伸縮ロッド34は、固定用伸縮ロッド34A及び回動用伸縮ロッド34Bで構成されている。
固定用伸縮ロッド34Aの下端部(つまり、小シリンダ22Aの下端部)は、ピストン14の上面14Bに連結された連結端部C5である。その連結端部C5は、ピストン14の上面14Bに固定された状態で垂設されている。回動用伸縮ロッド34Bの下端部(つまり、小シリンダ22Bの下端部)は、ピストン14の上面14Bに連結された連結端部C6である。その連結端部C6は、ボールジョイントBを介して、ピストン14の上面14Bに対して回動自在に接合されている。
これに対して、固定用伸縮ロッド34Aの上端部(つまり、ロッド28Aの上端部)は、ペダルパッド20の下面20Aに連結された連結端部C7である。その連結端部C7は、ボールジョイントBを介して、ペダルパッド20の下面20Aに対して回動自在に接合されている。回動用伸縮ロッド34Bの上端部(つまり、ロッド28Bの上端部)は、ペダルパッド20の下面20Aに連結された連結端部C8である。その連結端部C8は、ボールジョイントBを介して、ペダルパッド20の下面20Aに対して回動自在に接合されている。
これらの連結端部C5,C6,C7,C8によって、一対の第2伸縮ロッド34が、ピストン14及びペダルパッド20に連結されている。言い換えると、ピストン14及びペダルパッド20が、上述した一対の第1伸縮ロッド18と一対の第2伸縮ロッド34とを介して連結されている。
図6に表されたように、ペダルパッド20の下面20Aでは、固定用伸縮ロッド34Aの連結端部C7及び回動用伸縮ロッド34Bの連結端部C8が、ペダルパッド20の第2中心線CL2上に配設されている。その第2中心線CL2は、ペダルパッド20の短手方向D2に平行であり、且つ、ペダルパッド20の長手方向D1に垂直な直線である。従って、ペダルパッド20の下面20Aでは、上述した第1中心線CL1と第2中心線CL2とが直交している。
ペダルパッド20の下面20Aでは、第2中心線CL2から第2距離までの領域によって、第2中央部32が区画されている。従って、ペダルパッド20の下面20Aでは、上述した第1中央部30と第2中央部32とが直交している。更に、ペダルパッド20の下面20Aでは、第2中心線CL2に沿った第2中央部32内において、固定用伸縮ロッド34Aの連結端部C7及び回動用伸縮ロッド34Bの連結端部C8が設けられている。また、第2中央部32は、ペダルパッド20の上面20Bにおいても、ペダルパッド20の下面20Aと同様にして区画される。
尚、図7は、第1変更例の車両用操作ペダル装置10をペダルパッド20の第2中心線CL2で切断した場合の断面が表されている。
このような第1変更例では、一対の第2伸縮ロッド34が、ペダルパッド20の長手方向D1と直交する短手方向D2に沿って、ペダルパッド20の下面20Aにおける第2中央部32とピストン14とに連結されている。つまり、一対の第2伸縮ロッド34が有する4つの連結端部C5,C6,C7,C8のうち、2つの連結端部C7,C8が、ペダルパッド20の短手方向D2に沿って、ペダルパッド20の下面20Aにおける第2中央部32に連結され、2つの連結端部C5,C6が、ペダルパッド20の短手方向D2に沿って、ピストンに14に連結されている。
更に、一対の第2伸縮ロッド34が有する4つの連結端部C5,C6,C7,C8のうち、3つの連結端部C6,C7,C8がペダルパッド20又はピストン14に回動可能に連結され、1つの連結端部C5がピストン14に固定して連結されている。
そのような連結構造では、ペダルパッド20の長手方向D1に関する一対の第1伸縮ロッド18の作用と同様にして、一対の第2伸縮ロッド34がペダルパッド20の短手方向D2に関して作用する。
従って、第1変更例では、ペダルパッド20に対して踏込操作が行われたときに、その踏込操作の踏力F1が、ペダルパッド20の長手方向D1に沿ったペダルパッド20の第1中央部30から離れた何れの位置に作用しても、ペダルパッド20に連結されているピストン14が、回動することなく、往動方向P1へ直線的に移動する。
ちなみに、第1変更例において、ペダルパッド20の第2中央部32は、「ペダルパッドの中央部」の一例である。ペダルパッド20の短手方向D2は、「ペダルパッドの第2方向」の一例である。
尚、第1変更例では、固定用伸縮ロッド34Aの連結端部C5,C7が、互いに入れ替わってもよい。そのような場合には、固定用伸縮ロッド34Aの連結端部C5がペダルパッド20に固定して連結され、固定用伸縮ロッド34Aの連結端部C7がピストン14に回動可能に連結される。
また、第1変更例では、固定用伸縮ロッド34A及び回動用伸縮ロッド34Bが、互いに入れ替わってもよい。そのような場合には、固定用伸縮ロッド34Aが運転者の足Fの踵側に配設され、回動用伸縮ロッド34Bが運転者の足Fのつま先側に配設される。
更に、第1変更例では、第2中央部32が、第1中心線CL1とは直交以外の状態で交わる方向に沿って、ペダルパッド20の下面20Aに区画されてもよい。
(4−2)第2変更例
第2変更例では、上述した第1変更例と同様にして、ピストン14及びペダルパッド20が、一対の第1伸縮ロッド18と一対の第2伸縮ロッド34とを介して連結されている。しかしながら、図8に表されたように、ペダルパッド20の下面20Aでは、固定用伸縮ロッド18Aの連結端部C3及び回動用伸縮ロッド18Bの連結端部C4が、ペダルパッド20の第1端辺部36の両端部に配設され、固定用伸縮ロッド34Aの連結端部C7及び回動用伸縮ロッド18Bの連結端部C8が、ペダルパッド20の第2端辺部38の両端部に配設されている。
ペダルパッド20の第1端辺部36とは、ペダルパッド20の第1長辺T1から第3距離までの領域によって、ペダルパッド20の下面20Aに区画されたものである。ペダルパッド20の第2端辺部38とは、ペダルパッド20の第2長辺T2から第3距離までの領域によって、ペダルパッド20の下面20Aに区画されたものである。ペダルパッド20の第1長辺T1及び第2長辺T2は、ペダルパッド20の短手方向D2で対向していることから、ペダルパッド20の第1端辺部36及び第2端辺部38も、ペダルパッド20の短手方向D2で対向している。
従って、一対の第1伸縮ロッド18及び一対の第2伸縮ロッド34は、上述した連結端部C3,C4,C7,C8を介して、ペダルパッド20の下面20Aの四隅に連結されている。そのような連結構造では、ペダルパッド20の第1端辺部36において一対の第1伸縮ロッド18が本実施形態と同様にして作用し、ペダルパッド20の第2端辺部38において一対の第2伸縮ロッド34が上記第1変更例と同様にして作用する。
従って、第2変更例では、略長方形状のペダルパッド20に対して踏込操作が行われたときに、その踏込操作の踏力F1が、ペダルパッド20の何れの位置に作用しても、ペダルパッド20に連結されているピストン14が、回動することなく、往動方向P1へ直線的に移動する。
(4−3)変更例3
本実施形態及びその各変更例では、緊急用ブレーキペダルに対して本発明が適用されているが、車両で使用される各ペダル(例えば、通常のブレーキペダル、アクセルペダル、又はクラッチペダル等)に対して本発明が適用されてもよい。
10 車両用操作ペダル装置
12 シリンダ
14 ピストン
18 一対の第1伸縮ロッド
20 ペダルパッド
20A ペダルパッドの下面
30 第1中央部
32 第2中央部
34 一対の第2伸縮ロッド
36 ペダルパッドの第1端辺部
38 ペダルパッドの第2端辺部
C1,C2,C3,C4 4つの連結端部
C5,C6,C7,C8 4つの連結端部
D1 ペダルパッドの長手方向
D2 ペダルパッドの短手方向

Claims (3)

  1. シリンダと、
    前記シリンダに内装されたピストンと、
    踏込操作に用いられるペダルパッドと、
    前記ペダルパッドの第1方向に沿って、該ペダルパッドの裏面における中央部と前記ピストンとを連結する一対の第1伸縮ロッドとを備え、
    前記一対の第1伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、3つの連結端部が前記ペダルパッド又は前記ピストンに回動可能に連結され、1つの連結端部が該ペダルパッド又は該ピストンに固定して連結されたことを特徴とする車両用操作ペダル装置。
  2. 前記第1方向に交わる第2方向に沿って、前記ペダルパッドの裏面における中央部と前記ピストンとを連結する一対の第2伸縮ロッドを備え、
    前記一対の第2伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、3つの連結端部が前記ペダルパッド又は前記ピストンに回動可能に連結され、1つの連結端部が該ペダルパッド又は該ピストンに固定して連結されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用操作ペダル装置。
  3. シリンダと、
    前記シリンダに内装されたピストンと、
    踏込操作に用いられる略矩形状のペダルパッドと、
    前記ペダルパッドの第1方向に沿って、該ペダルパッドの裏面における第1端辺部と前記ピストンとを連結する一対の第1伸縮ロッドと、
    前記第1方向に沿って、前記第1端辺部に対向する前記ペダルパッドの裏面における第2端辺部と前記ピストンとを連結する一対の第2伸縮ロッドとを備え、
    前記一対の第1伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、3つの連結端部が前記ペダルパッド又は前記ピストンに回動可能に連結され、1つの連結端部が該ペダルパッド又は該ピストンに固定して連結され、
    前記一対の第2伸縮ロッドが有する4つの連結端部のうち、3つの連結端部が前記ペダルパッド又は前記ピストンに回動可能に連結され、1つの連結端部が該ペダルパッド又は該ピストンに固定して連結されたことを特徴とする車両用操作ペダル装置。
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