JP6622010B2 - ポリエステル系裏地 - Google Patents

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本発明は、優れた滑り性を有し、風合いが柔らかくシワが発生し難いポリエステル系裏地に関する。
一般に、ジャケット、スーツ、スカート又はパンツなどの裏地は、ポリエステル系繊維が用いられたポリエステル系裏地と、セルロース系繊維が用いられたセルロース系裏地とに大別される。また、ポリエステル系繊維とセルロース系繊維とが用いられた裏地も知られている。例えば、特許文献1には、経糸及び緯糸の何れにもポリエステル系フィラメントが配された織物からなるポリエステル系裏地が記載されている。また、特許文献2には、セルロース系長繊維が用いられた織物からなるセルロース系裏地が記載されている。また、特許文献3には、ポリエステル長繊維又はセルロース系長繊維と、ポリエステル長繊維の仮撚加工糸とで構成された織物からなる裏地が記載されている。
特開平02−191702号公報 特開2000−355812号公報 国際公開第1999/031309号
特許文献1に記載されたポリエステル系裏地は、防シワ性、耐摩耗性、及び洗濯による寸法安定性に優れるものの、風合いが硬く衣服に用いられた際に着用時の滑り性が十分ではないという問題がある。また、特許文献2のセルロース系裏地は、ポリエステル系裏地と比較すると寸法安定性が十分ではなくシワが発生し易いという問題があり、さらにコストパフォーマンスにも劣る。こうした問題を解決するために、特許文献3においては、織物を幅入れ状態で熱処理することによって仮撚加工糸のクリンプ指数値を特定範囲とし、ソフトで滑り性に優れ肌触りが良い裏地に改良している。しかしながら特許文献3においては、織物の反発性が十分に発現しないため、着用時の着心地及び滑り性が未だ不十分である。
本発明の目的は、こうした従来技術の問題点を改良し、ポリエステル系繊維を主たる構成繊維とする裏地であっても、優れた滑り性及び柔らかい風合いを有し、さらにシワが発生し難いポリエステル系裏地を得ようとすることである。
本発明者らは、上記の課題を解決するために、ポリエステル系裏地の反発性を向上させることで滑り性がいっそう改善することを見出し、さらに検討を加えて本発明を完成させた。具体的には、特定の撚係数を有するポリエステル撚糸と、特定の単糸繊度及びクリンプ率を有するポリエステル仮撚加工糸とからなるポリエステル系裏地において、曲げ剛性B値及び曲げ弾性2HBを特定の範囲とすることで、優れた滑り性及び柔らかい風合いを有し、さらにシワが発生し難いことを知見し本発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下の(1)〜(4)を要旨とする。
(1)経糸及び緯糸のうちの何れか一方にポリエステル撚糸が配され、もう一方にポリエステル仮撚加工糸が配された織物からなるポリエステル系裏地である。前記ポリエステル撚糸の下記式(1)で求められる撚係数Kが10〜110であり、前記ポリエステル仮撚加工糸の単糸繊度が0.9〜5.0dtex、クリンプ率が10%以上である。前記ポリエステル系裏地のKES曲げ特性評価における曲げ剛性B値が0.0400gf・cm/cm以下であり、かつKES曲げ特性評価における曲げ弾性2HB値が、0.0250gf・cm/cm以下である。
K=T/(10000/D)1/2 (1)
上記式(1)において、Tは撚数(単位:T/M)を示し、Dはポリエステル撚糸の総繊度を示す。
(2)前記ポリエステル撚糸の単糸繊度が0.5〜22.0dtexである、(1)のポリエステル系裏地。
(3)前記ポリエステル仮撚加工糸の総繊度が30〜165dtexである、(1)又は(2)のポリエステル系裏地。
(4)前記織物の経糸密度が100〜280本/2.54cmであり、かつ緯糸密度が75〜120本/2.54cmである、(1)〜(3)の何れかのポリエステル系裏地。
(5)(1)〜(4)の何れかのポリエステル系裏地を製造する方法であって、
経糸及び緯糸のうちの何れか一方に下記式(I)で求められる撚係数Kが10〜110であるポリエステル撚糸を配し、もう一方に単糸繊度が0.9〜5.0dtex、クリンプ率が10%以上であるポリエステル仮撚加工糸を配することにより織物の形態とし、次いで、この織物に対して、アルカリ減量加工を施した後、カムフィット処理を施すことを特徴とする、ポリエステル系裏地の製造方法。
K=T/(10000/D) 1/2 (I)
上記式(1)において、Tは撚数(単位:T/M)を示し、Dはポリエステル撚糸の総繊度を示す。
本発明のポリエステル系裏地は、特定の撚係数を有するポリエステル撚糸と、特定の単糸繊度及びクリンプ率を有するポリエステル仮撚加工糸とからなり、優れ曲げ剛性B値及び曲げ弾性2HB値が特定の範囲とすることで、ポリエステル系繊維を主たる構成繊維とするものであっても、セルロース系裏地と比較して衣服の裏地に用いられた場合の滑り性に優れる。さらにこのポリエステル系裏地は風合いに優れるうえにシワが発生し難く、高級感がある。
実施例1にて得られた本発明のポリエステル系裏地の表面を撮影した写真である。 比較例5にて得られた裏地の表面を撮影した写真である。 比較例6にて得られたポリエステル系裏地の表面を撮影した写真である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のポリエステル系裏地は、経糸及び緯糸のいずれか一方にポリエステル撚糸が配されるとともに、もう一方にポリエステル仮撚加工糸が配された織物からなる。風合い又は滑り性により優れるために、経糸としてポリエステル撚糸が配されていることが好ましい。ポリエステル撚糸を用いることで、反発性及び滑り性を向上させることができる。従来技術においては、ポリエステル撚糸を用いると剛性が過度に強くなり滑り性又は風合いに劣るという問題があった。本発明においては、ポリエステル撚糸を用い、さらに、例えば後述のアルカリ減量処理を経ることで剛性が適度に抑制されて剛性と反発性とのバランスが最適となり、次いで、例えばカムフィット処理を経ることで、滑り性及び風合いに顕著に優れる裏地となる。これらの処理については後述する。なお、ポリエステル撚糸に代えて無撚のポリエステル糸、又はインターレース加工若しくは軽度の撚(例えば、撚係数が10未満であるような撚)などが施されたポリエステル糸を用いた場合は、反発性に劣る裏地しか得られないため、本発明の効果を奏することができない。また、ポリエステル仮撚加工糸を用いることで適度なふくらみによるソフト感が得られるため風合いに優れ、シワが発生し難くなる。本発明のポリエステル系裏地は、ポリエステル系繊維(ポリエステル撚糸、ポリエステル仮撚加工糸)を主たる構成繊維とする織物からなることが好ましく、ポリエステル系繊維のみからなる織物からなることが特に好ましい。
ポリエステル撚糸及びポリエステル仮撚加工糸は、ポリエステル長繊維(原糸)から得られる。ポリエステル系繊維はキュプラなどのセルロース系繊維を比較すると、安価で汎用性に優れるばかりか寸法安定性又は耐久性などの特性に優れ、さらに織物に用いられた場合にシワが発生し難いという利点がある。
一般に、ポリエステル系裏地は、セルロース系裏地と比較すると、滑り性及び風合いに劣り高級感に乏しいという傾向がある。しかしながら、本発明のポリエステル系裏地は、ポリエステル系繊維を主たる構成繊維とする織物から構成されたものであっても、上述のように特定のポリエステル撚糸とポリエステル仮撚加工糸とが用いられ、表面におけるKES(川端評価システム法)曲げ特性評価における曲げ剛性B値及び曲げ弾性2HB値が特定範囲に制御されていることで、セルロース系裏地と比較して滑り性に優れるとともに、風合いが良好となる。さらに、例えば後述のような特定の処理が施されると、滑り性及び風合いがいっそう良好となる。上記の曲げ剛性B値及び曲げ弾性2HB値については後述する。
ポリエステル長繊維の材質としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、若しくはポリトリメチレンテレフタレートのようなホモポリエステル、又は共重合ポリエステルなどが挙げられる。また、ポリエステル撚糸又はポリエステル仮撚加工糸には、本発明の効果を損なわない範囲で、各種の添加剤(例えば、難燃剤又は制電剤など)が含まれていてもよい。
ポリエステル撚糸について以下に述べる。ポリエステル撚糸は、ポリエステル長繊維に対して一般的な手法で撚りを付与して得られる。本発明の裏地を構成するポリエステル撚糸の撚係数Kは10〜110であり、30〜70であることが好ましい。撚係数Kが上記範囲であると、ポリエステル系繊維を主たる構成繊維とするものであっても、十分に撚が施されているために反発性が十分に発現することで滑り性に優れるとともに、シワが発生し難く、さらに撚りが強すぎないためにザラツキが抑制された柔らかい風合いの裏地となる。
撚係数Kは下記式(1)にて求められる。
K=T/(10000/D)1/2 (1)
上記式(1)において、Tは撚数(単位:T/M)を示し、Dはポリエステル撚糸の総繊度を示す。
なお、本発明の裏地を構成するポリエステル撚糸の撚係数は、生機に用いられるポリエステル撚糸の撚係数を適切に選択することで、上記の範囲とすることができる。従来のポリエステル系裏地においては、ポリエステル撚糸を用いると剛性が過度に強くなり風合いに劣る裏地しか得られないため、ポリエステル撚糸を敢えて選択して用いなかった。一方で本発明においては、例えば、アルカリ減量処理及びカムフィット処理のような特定の処理を経ることで、ポリエステル撚糸を採用した場合であっても、剛性が適度に抑制されて剛性と反発性とのバランスが最適なものとなり、滑り性及び風合いにいっそう優れる裏地とすることができる。
本発明の裏地を構成するポリエステル撚糸の単糸繊度は、0.5〜22.0dtexであることが好ましく、1.0〜5.0dtexであることがより好ましく、1.5〜3.0dtexであることがさらに好ましい。ポリエステル撚糸の単糸繊度が上記範囲であると、織物全体の織密度が適切となり適度に空隙が存在するために、滑り性及び強度に優れ、さらに柔らかい風合いを発現できる。なお、本発明の裏地を構成するポリエステル撚糸の単糸繊度は、生機に用いられるポリエステル撚糸の単糸繊度、又はアルカリ減量処理を施す場合はアルカリ減量率を適切に選択することで、上記の範囲とすることができる。
本発明の裏地を構成するポリエステル撚糸の総繊度は20〜165dtexであることが好ましく、30〜100dtexがより好ましく、40〜85dtexであることがさらに好ましい。ポリエステル撚糸の総繊度が上記範囲であると、滑り性に優れ、柔らかい風合いが発現されたポリエステル系裏地となる。なお、本発明の裏地を構成するポリエステル撚糸の総繊度は、生機に用いられるポリエステル撚糸の総繊度、又はアルカリ減量処理を施す場合はアルカリ減量率を適切に選択することで、上記の範囲とすることができる。
ポリエステル仮撚加工糸について以下に述べる。ポリエステル仮撚加工糸は、ポリエステル長繊維に対して一般的な手法で仮撚加工を施すことで得られる。本発明の裏地を構成するポリエステル仮撚加工糸の単糸繊度は、滑り性及び風合いにより優れるために、ポリエステル撚糸の単糸繊度と等しいものであるか、又はより細いものであることが好ましく、両者の単糸繊度の差が0〜1.5dtexであることがより好ましい。詳しくはポリエステル仮撚加工糸の単糸繊度は、0.9〜5.0dtexであり、1.0〜3.0dtexであることが好ましく、1.1〜2.0dtexであることがより好ましい。ポリエステル仮撚加工糸の単糸繊度が上記範囲であることでソフトな風合いが発現し、シワが発生し難いポリエステル系裏地となる。なお、本発明の裏地を構成するポリエステル仮撚加工糸の単糸繊度は、生機に用いられるポリエステル仮撚加工糸の単糸繊度、又はアルカリ減量処理を施す場合はアルカリ減量率を適切に選択することで、上記の範囲とすることができる。
本発明の裏地を構成するポリエステル仮撚加工糸のクリンプ率は、風合い及びシワ抑制の観点から10%以上であり、15%以上であることが好ましく、20%以上であることがより好ましく、25%以上であることがさらに好ましい。従来の裏地においては、ポリエステル仮撚加工糸を用いる場合、表面平滑性を良好とするためにクリンプ率が10%未満であるポリエステル仮撚加工糸を採用することがあるが、本発明においてはクリンプ率が10%以上という高い範囲であっても、例えば、後述のアルカリ減量処理及びカムフィット処理を施すことで、滑り性を良好にするとともに反発性に優れ、ソフトな風合いを有しシワが発生し難いポリエステル系裏地となる。なお、クリンプ率が高過ぎると織物のザラツキが強くなりすぎ表面平滑性が低下する傾向にあることから、クリンプ率は20〜50%であることがより好ましく、25〜40%であることがさらに好ましい。本発明の裏地を構成するポリエステル仮撚加工糸のクリンプ率は、生機に用いられるポリエステル撚糸の仮撚加工条件(例えば、ヒーター温度、オーバーフィード率、又は仮撚数)を適切に選択することで、上記の範囲とすることができる。なお、クリンプ率の求め方は実施例において詳述する。
本発明の裏地を構成するポリエステル仮撚加工糸の総繊度は30〜165dtexであり、56〜100dtexであることが好ましい。ポリエステル仮撚加工糸の総繊度を上記の範囲とすることで、織物全体の織密度が適切な範囲となり易く空隙が適度に存在する傾向にあるため、滑り性及び強度に優れ、さらに柔らかい風合いが発現されたポリエステル系裏地となる。本発明の裏地を構成するポリエステル仮撚加工糸の総繊度は、生機に用いられるポリエステル仮撚加工糸の総繊度、又はアルカリ減量処理を施す場合はアルカリ減量率を適切に選択することで、上記の範囲とすることができる。
本発明のポリエステル系裏地においては、KES(川端評価システム)法による曲げ特性評価における曲げ剛性B値が0.0400gf・cm/cm以下であり、0.0300gf・cm/cm以下であることが好ましく、0.0200gf・cm/cm以下であることがより好ましい。さらに、KES曲げ特性評価における曲げ弾性2HB値が0.0250gf・cm/cm以下であり、0.0100gf・cm/cm以下であることが好ましく、0.0060gf・cm/cm以下であることがより好ましい。
本発明において、曲げ剛性B値は剛性の指標であり曲げ弾性2HB値は反発性の指標である。これら2種類の数値が特定の範囲であることで、剛性及び反発性のバランスに優れ、さらに滑り性に優れるポリエステル系裏地であることの指標となる。詳しくは、本発明のポリエステル系裏地は、ポリエステル系繊維を主たる構成繊維とする裏地であっても、曲げ剛性B値及び曲げ弾性2HB値が上記範囲であるため剛性及び反発性のバランスに優れ、滑り性に優れるうえに風合いが良好でセルロース系裏地と比較しても高級感があり、さらにはシワが発生し難いものとなる。曲げ剛性B値及び曲げ弾性2HB値は、ポリエステル仮撚加工糸の単糸繊度若しくはクリンプ率、又はポリエステル撚糸の撚係数若しくは単糸繊度を特定の範囲としたり、織物全体の織密度を適切に制御したり、例えば後述のアルカリ減量処理及びカムフィット処理のような処理を適切に施したりすることで、上記範囲に制御できる。なお、KES曲げ特性評価における曲げ剛性B値及び曲げ弾性2HB値の求め方は実施例において詳述する。
本発明のポリエステル系裏地を構成する織物の織組織としては、例えば、平織、綾織又は朱子織などが挙げられる。なかでも、風合いにいっそう優れるために平織が好ましく、又は滑り性にいっそう優れるために綾織が好ましい。
本発明のポリエステル系裏地を構成する織物の厚みは、風合い及び滑り性に優れ、シワが発生し難く、さらに強度低下及びムレ感を抑制できるために、0.05〜0.02mmであることが好ましく、0.07〜0.15mmであることがより好ましい。
本発明のポリエステル系裏地を構成する織物の経糸密度(仕上密度)は、100〜280本/2.54cmであることが好ましく、110〜180本/2.54cmであることがより好ましい。さらに、本発明のポリエステル系裏地を構成する織物の緯糸密度(仕上密度)は、75〜120本/2.54cmであることが好ましく、80〜100本/2.54cmであることがより好ましい。経糸密度と緯糸密度とが上記範囲であると、織物全体としての織密度を適切な範囲に制御し易くなり、又は上記の曲げ剛性B値及び曲げ弾性2HB値を好ましい範囲に制御し易くなるため、滑り性に顕著に優れたポリエステル系裏地となる。経糸密度及び緯糸密度を上記の範囲とするためには、例えば、ポリエステル仮撚加工糸のクリンプ率を制御したり、後述のアルカリ減量処理を施す場合はアルカリ減量率を好適な範囲に調整したりすることができる。本発明のポリエステル系裏地を構成する織物の目付けは、本発明の効果を損なわない範囲で特に限定されず、適宜に調整することができる。
図1は、後述の実施例1で得られた本発明のポリエステル系裏地の表面を、デジタルマイクロスコープ(株式会社キーエンス製「VHX−900」)を用いて倍率200倍で撮影した写真である。図1から明らかなように、特定の撚係数を有するポリエステル撚糸と、特定の単糸繊度及びクリンプ率を有するポリエステル仮撚加工糸とからなり、曲げ剛性B値及び曲げ弾性2HBが特定の範囲である本発明のポリエステル系裏地は、後述する図2、図3に示した裏地に比べて、織物表面における構成繊維の配列が整っており平滑性に優れるため滑り性が良好であるとともに、経糸及び緯糸において適度な空隙を有しているため、風合いが柔らかいことが理解できる。
本発明のポリエステル系裏地の製造方法について以下に述べる。
上記のようなポリエステル撚糸とポリエステル仮撚加工糸とを公知の方法で製織し、織物の形態としてポリエステル系裏地とする。次いで、このポリエステル系裏地に対して、例えばアルカリ減量加工を施した後、カムフィット処理を施すことが好ましい。
本発明において、織物に対して、例えばアルカリ減量加工を施すと、剛性と反発性とのバランスが適切になるとともに、構成繊維の単糸繊度が適切な範囲となったり、又は適度な空隙が形成されたりして、顕著に優れた滑り性及び風合いが発現されたポリエステル系裏地を得ることができるため好ましい。なお、織物に対してアルカリ減量加工のみを施すがカムフィット処理を施さない場合は、構成繊維間の空隙が大きくなりすぎてコシが無くなったり、織物表面に凹凸が発現して滑り性が低下したりする場合があり、好ましくない。本発明においては、織物の表面を平滑化するとともに織密度を適切なものとすることができ、滑り性、及びコシのある風合いに顕著に優れるポリエステル系裏地を得ることができるため、アルカリ減量加工後にカムフィット処理を施すことが好ましい。
アルカリ減量加工の条件(例えば、浴比、処理温度、処理時間、又はアルカリ濃度)としては、本発明のポリエステル系裏地を構成する織物における物性(例えば、曲げ剛性B値、曲げ弾性2HB値、ポリエステル撚糸の撚係数、ポリエステル仮撚加工糸のクリンプ率、又はポリエステル仮撚加工糸の単糸繊度)が適切な範囲となるような条件を適宜に選択することができる。また、アルカリ減量加工の前に、公知の手法に従って精練を施してもよい。
本発明においてアルカリ減量処理後にカムフィット処理を施すと、アルカリ減量率を高い範囲に調整した場合であっても、コシのある適切な風合いを維持し、表面平滑性を良好にすることができるため好ましい。なお、従来技術においてポリエステル系裏地にアルカリ減量処理を施す場合は、コシ及び強力が維持され、表面に凹凸が発現することを抑制するために、アルカリ減量率を低くすることが好ましい場合がある。一方で本発明においては、ポリエステル撚糸及びポリエステル仮撚加工糸を用いているために構成繊維同士の収束性が高く、アルカリ減量を施した場合であっても、コシ又は強力の低下が抑制される。剛性と反発性とをバランスよく発現させて滑り性をより向上させ、さらにしなやかな風合いを発現させるために、アルカリ減量率は5%以上であることが好ましく、7%以上であることがより好ましく、10%以上であることがさらに好ましく、13%以上であることが特に好ましい。アルカリ減量率の上限値は本発明の効果を損なわない範囲で特に限定されないが、織物のコシ又は強力を維持し毛羽の発生を抑制するために、20%以下であることが好ましい。
カムフィット処理においては、アルカリ減量加工後の織物をゴムブランケットと熱ローラーとの間に投入し、圧縮によるゴムベルトの伸縮を利用して織物に機械的防縮を加える。カムフィット処理におけるローラー速度は、5〜10m/分であることが好ましい。本発明の製造方法において、アルカリ減量加工後にカムフィット処理を施し、適度な空隙を形成するとともに、収縮などに起因して織物から浮き出た構成繊維を織物中へ押し込めることで、織物表面の凹凸を低減して平滑性を向上させ、さらに揉み作用により優れた風合いを与えることができ、また構成繊維(ポリエステル撚糸、ポリエステル仮撚加工糸)同士の配列を整えることができるため好ましい。なお、アルカリ減量処理及びカムフィット処理に代えてそれ以外の公知の表面処理(例えば、幅入れ、又はカレンダー処理など)を採用した場合は、反発性に劣るため、風合い又は表面平滑性が不十分である裏地しか得られない場合がある。
アルカリ減量加工及びカムフィット処理は、布帛に対して施される一般的な加工である。詳しくは、従来技術においては、アルカリ減量加工はポリエステル系繊維表面の性能付与のために行うものであり、カムフィット処理は柔軟かつしなやかなドレープ性のために行うものであり、すなわち何れの処理も布帛表面の滑り性向上を目的として施されるものではない。本発明においては、これら二種類の処理を特定の順序で施すと、織密度を適切な範囲とするとともに剛性と反発性とのバランスを裏地に最適なものとして曲げ剛性B値及び曲げ弾性2HB値を上記の範囲とし、さらに構成繊維同士の配列を整えて織物表面に平滑性を付与することができ、いっそう優れた滑り性及び風合いを達成することができるため好ましい。
本発明のポリエステル系裏地は、公知の手法により染色が施されていてもよい。
上記のような本発明のポリエステル系裏地は、スーツ、ジャケット、スカート又はパンツのような衣料の裏地として好適に用いることができる。
以下、実施例に従って本発明を具体的に説明する。本発明はこの実施例に限定されない。
本発明の実施例における測定方法、又は評価方法は、以下の通りである。
<繊度>
実施例及び比較例において、材料として用いられたポリエステル撚糸及びポリエステル仮撚加工糸、並びに得られたポリエステル系裏地を構成する織物から採取したポリエステル撚糸及びポリエステル仮撚加工糸について、JIS L 1013に従って繊度を測定した。
<曲げ剛性B値、曲げ弾性2HB値>
曲げ試験機(カトーテック株式会社製、「KES−FB2」)を用いた。得られたポリエステル系裏地を1cm×10cmの幅に裁断し、試験片とした。この試験片を曲率が−2.5cm−1〜+2.5cm−1の範囲で、かつ等速度(変形速度0.5cm−1/sec)の曲げ試験を行った。曲げ試験は1サイクルとし、単位長さ当たりの曲げ剛性値である曲げ剛性B値(単位:gf・cm/cm)と、ヒステリシスの幅である曲げ断性2HB値(単位:gf・cm/cm)とを求めた。
<クリンプ率>
実施例及び比較例において、材料として用いられたポリエステル仮撚加工糸に、繊度(dtex)に対して1/500の荷重(単位:g/dtex)を付与し20cmの箇所に印を付けた。荷重を1/10の荷重(単位:g/dtex)に変更して付与し、そのときの印間長さaを測定した。下記式(2)に従って算出した。
クリンプ率(%)={(a−20)/a}×100 (2)
さらに、実施例及び比較例において得られた裏地を分解して、1本の仮撚加工糸を採取した。この仮撚加工糸に、繊度(dtex)に対して1/500の荷重(単位:g/dtex)を付与し20cmの箇所に印を付けた。荷重を1/10の荷重(単位:g/dtex)に変更して付与し、そのときの印間長さbを測定した。下記式(3)に従って算出した。
クリンプ率(%)={(b−20)/b}×100 (3)
<撚係数>
実施例及び比較例において、材料として用いられたポリエステル撚糸について、下記式(1)に従って撚係数を算出した。さらに、実施例及び比較例において得られたポリエステル系裏地を構成する織物から1本のポリエステル撚糸を採取して解撚し、下記式(1)に従って算出した。
K=T/(10000/D)1/2 (1)
上記式(1)において、Tは撚数(単位:T/M)を示し、Dはポリエステル撚糸の総繊度を示す。
<シワ抑制(官能評価)>
スーツの上着の裏側(人体側)全体に、実施例及び比較例にて得られた裏地を縫着した。このスーツを着用し30分経過後の裏地のシワ状態を目視で確認し、下記の基準で評価した。
◎:着用後のシワが少なく、目立たない。
○:着用後のシワが多少あるが、目立つ程度ではない。
×:着用後のシワが多く、目立つ。
<滑り性(官能評価)>
スーツの上着の裏側(人体側)全体に、実施例及び比較例にて得られた裏地を縫着した。このスーツを着用し、腕をスーツの袖に挿入する際の滑り性を、下記の基準で評価した。
◎:着用時に滑り易く、容易に着用できる。
○:着用時の滑りが普通である。
×:着用時に滑りにくく、着用が困難である。
<風合い(官能評価)>
スーツの上着の裏側(人体側)全体に、実施例及び比較例にて得られた裏地を縫着した。このスーツを着用したときの着用感を、下記の基準で評価した。
◎:着心地がソフトで適度にコシがあり、着用感が良好である。
○:着心地が普通である。
×:着心地が悪い。
実施例1
経糸として、ポリエステルフィラメント糸(56dtex24フィラメント)に、Z撚り600T/Mの条件で撚りを施して得られたポリエステル撚糸を用いた。緯糸として、ポリエステル仮撚加工糸(84dtex36フィラメント、クリンプ率35%)を用いた。そして、経糸密度が98本/2.54cm、緯糸密度:90本/2.54cmである平組織の織物生機を得た。次いで、得られた織物生機に対して80℃で30分間の精練処理を行い、その後、減量率が15%となるようにアルカリ減量処理(NaOH濃度:40g/L)を行った。次に、分散染料としてのDianix Bule UN−SEを1%o.w.f、酢酸を0.2cc/L、ニッカサンソルトを0.5g/Lを用いて130℃で30分間染色を行った後に仕上げセットを行った。次いで、カムフィット機(上野山機工株式会社製)を用いてカムフィット処理を行い、実施例1のポリエステル系裏地を得た。
実施例2
経糸に用いるポリエステル撚糸において、撚条件をZ撚り135T/Mに変更し、撚係数を13.4とした以外は、実施例1と同様にして実施例2のポリエステル系裏地を得た。
実施例3
経糸に用いるポリエステル撚糸において、撚条件をZ撚り1300T/Mに変更し、撚係数を97.3とした以外は、実施例1と同様にして実施例3のポリエステル系裏地を得た。
実施例4
緯糸に用いるポリエステル仮撚加工糸を、クリンプ率が13%であるものに変更した以外は、実施例1と同様にして実施例4のポリエステル系裏地を得た。
実施例5
緯糸に用いるポリエステル仮撚加工糸を、クリンプ率が25%であり84dtex72フィラメントであるものに変更した以外は、実施例1と同様にして実施例5のポリエステル系裏地を得た。
比較例1
経糸に用いるポリエステル撚糸において、撚条件をZ撚り100T/Mに変更し、撚係数を7.4とした以外は、実施例1と同様にして、比較例1のポリエステル系裏地を得た。
比較例2
経糸に用いるポリエステル撚糸において、撚条件をZ撚り1500T/Mに変更し、撚係数を112.2と変更した以外は、実施例1と同様にして、比較例2のポリエステル系裏地を得た。
比較例3
緯糸に用いるポリエステル仮撚加工糸を、仮撚加工を行っておらずクリンプ率が2%であるポリエステルフィラメント糸(84dtex36フィラメント)に変更した以外は、実施例1と同様にして、比較例3のポリエステル系裏地を得た。
比較例4
緯糸に用いるポリエステル仮撚加工糸を、クリンプ率が16%であり84dtex144フィラメントであるものに変更した以外は、実施例1と同様にして、比較例4のポリエステル系裏地を得た。
比較例5
緯糸に用いるポリエステル仮撚加工糸を、セルロース系フィラメント糸(旭化成せんい株式会社製「ベンベルグ」、84dtex45フィラメント)に変更した以外は、実施例1と同様にして、比較例5の裏地を得た。
比較例6
織物加工においてアルカリ減量処理を施さなかった以外は、実施例1と同様にして、比較例6のポリエステル系裏地を得た。
比較例7
織物加工においてカムフィット処理を施さなかった以外は、実施例1と同様にして、比較例7のポリエステル系裏地を得た。
実施例1〜5、及び比較例1〜7で得られた裏地の構成を、表1にまとめて示す。
実施例1〜5、及び比較例1〜7で得られた裏地の評価を、表2にまとめて示す。
表2から理解できるように、実施例1〜5で得られたポリエステル系裏地は、特定の撚係数を有するポリエステル撚糸と、特定の単糸繊度及びクリンプ率を有するポリエステル仮撚加工糸とが用いられていたため、曲げ剛性B値及び曲げ弾性2BH値が本発明の範囲であり、優れた滑り性及び柔らかい風合いを有しシワが発生し難いものであった。
比較例1で得られたポリエステル系裏地は、経糸として配されたポリエステル撚糸の撚係数が過小であり反発性が不十分であったために、曲げ弾性2HB値が過大となり、滑り性に劣りシワが発生し易いものであった。
比較例2で得られたポリエステル系裏地は、経糸として配されたポリエステル撚糸の撚係数が過大であり表面にザラツキが発現したため、曲げ剛性B値が過大となり、滑り性及び風合いに劣るものであった。
比較例3で得られたポリエステル系裏地は、緯糸として配されたポリエステル仮撚加工糸のクリンプ率が過小であったために、曲げ弾性2HB値が過大となり、滑り性に劣るものであった。
比較例4で得られたポリエステル系裏地は、緯糸として配されたポリエステル仮撚加工糸の単糸繊度が過小であったために、曲げ弾性2HB値が過大となり、滑り性に劣りシワが発生し易いものであった。
比較例5で得られた裏地は、緯糸に用いられたポリエステル仮撚加工糸に代えてセルロース系フィラメント糸が用いられており、曲げ弾性2HB値が過大となり、シワが発生し易いものであった。
比較例6で得られたポリエステル系裏地は、織物加工においてアルカリ減量処理が施されておらず、構成繊維が浮き出した状態となり、曲げ剛性B値が過大となり、滑り性及び風合いに劣っていた。
比較例7で得られたポリエステル系裏地は、織物加工においてカムフィット処理が施されておらず、構成繊維が浮き出した状態となり、曲げ弾性2HB値が過大となり、滑り性に劣っていた。
図2は、比較例5で得られた裏地(セルロース系繊維が用いられており、曲げ弾性2HBが本発明の範囲を満足しない裏地)の表面を、上記のデジタルマイクロスコープを用いて倍率200倍で撮影した写真である。図3は、比較例6で得られたポリエステル系裏地(アルカリ減量処理が施されておらず、曲げ剛性B値が本発明の範囲を満足しない裏地)の表面を、上記のデジタルマイクロスコープを用いて倍率200倍で撮影した写真である。図2及び図3においては、構成繊維が集束し配列が乱れるとともに、織物表面に浮き出ていた。つまり、図1と図2及び図3との比較から、特定の撚係数を有するポリエステル撚糸と、特定の単糸繊度及びクリンプ率を有するポリエステル仮撚加工糸とからなり、曲げ剛性B値及び曲げ弾性2HBが特定の範囲である本発明のポリエステル系裏地は、セルロース系繊維が用いられた裏地又はアルカリ減量処理が施されてないポリエステル系裏地と比較すると、織物表面における構成繊維の配列が整っており平滑性に優れるため滑り性が良好であるとともに、経糸及び緯糸において適度な空隙を有するものであるため風合いが柔らかいことが理解できる。

Claims (5)

  1. 経糸及び緯糸のうちの何れか一方にポリエステル撚糸が配され、もう一方にポリエステル仮撚加工糸が配された織物からなるポリエステル系裏地であって、
    前記ポリエステル撚糸の下記式(1)で求められる撚係数Kが10〜110であり、
    前記ポリエステル仮撚加工糸の単糸繊度が0.9〜5.0dtex、クリンプ率が10%以上であり、
    前記ポリエステル系裏地のKES曲げ特性評価における曲げ剛性B値が0.0400gf・cm/cm以下、かつKES曲げ特性評価における曲げ弾性2HB値が0.0250gf・cm/cm以下であることを特徴とする、ポリエステル系裏地。
    K=T/(10000/D)1/2 (1)
    上記式(1)において、Tは撚数(単位:T/M)を示し、Dはポリエステル撚糸の総繊度を示す。
  2. 前記ポリエステル撚糸の単糸繊度が0.5〜22.0dtexであることを特徴とする、請求項1に記載のポリエステル系裏地。
  3. 前記ポリエステル仮撚加工糸の総繊度が30〜165dtexであることを特徴とする、請求項1又は2に記載のポリエステル系裏地。
  4. 前記織物の経糸密度が100〜280本/2.54cmであり、かつ緯糸密度が75〜120本/2.54cmであることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のポリエステル系裏地。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のポリエステル系裏地を製造する方法であって、
    経糸及び緯糸のうちの何れか一方に下記式(1)で求められる撚係数Kが10〜110であるポリエステル撚糸を配し、もう一方に単糸繊度が0.9〜5.0dtex、クリンプ率が10%以上であるポリエステル仮撚加工糸を配することにより織物の形態とし、次いで、この織物に対して、アルカリ減量加工を施した後、カムフィット処理を施すことを特徴とする、ポリエステル系裏地の製造方法。
    K=T/(10000/D) 1/2 (1)
    上記式(1)において、Tは撚数(単位:T/M)を示し、Dはポリエステル撚糸の総繊度を示す。
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