JP6619373B2 - 面状照明装置および面状照明装置の製造方法 - Google Patents

面状照明装置および面状照明装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、面状照明装置および面状照明装置の製造方法に関する。
トップビュー型やサイドビュー型のLED(Light Emitting Diode)のような半田によって基板に実装されたLEDが、導光板の入光面に対向するように配置される面状照明装置がある。
従来、LEDを半田付けする場合に、半田が溶融することで発生するLEDの位置ずれや傾き(姿勢変化)をセルフアライメントによって矯正する技術が知られている。
特開平8−130363号公報
近年、面状照明装置の狭額縁化の要求に伴い、トップビュー型のLEDの厚さに対して導光板が相対的に薄くなってきている。このような状況下にあっても十分な輝度特性を得るためにはLEDと導光板とを高精度で位置合わせする必要があり、そのためには、LEDを基板に高精度で実装しておく必要がある。
しかしながら、上記したような従来技術では、セルフアライメントが作用することで、LEDの実装精度がかえって悪化してしまい、これにより、十分な輝度特性が得られないことがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、薄型化の要求に応えつつ、優れた輝度特性を得ることができる面状照明装置および面状照明装置の製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る面状照明装置は、側面から入射された光を出射面から出射する導光板と、前記導光板の前記側面側に配置され該側面に向けて光を発する発光面を有する光源と、前記光源の接合面が半田によって接合されることで、前記光源が実装される基板と、前記半田の融点よりも低温で硬化し、前記光源の位置および姿勢を保持しつつ該光源を前記基板に固着させる固着部材と、を備え、前記光源の長手方向の一対の側面に前記半田によるフィレットが形成されておらず、上面視により、前記光源の長手方向の両端から前記固着部材がはみ出していない
本発明の一態様によれば、薄型化の要求に応えつつ、優れた輝度特性を得ることができる。
図1は、実施形態に係る面状照明装置の外観の一例を示す上面図である。 図2は、図1のA−A線における断面図である。 図3Aは、基板に実装された光源を示す模式図(その1)である。 図3Bは、基板に実装された光源を示す模式図(その2)である。 図3Cは、基板に実装された光源を示す模式図(その3)である。 図4は、光源の複数配置の構成例を示す側面図である。 図5Aは、光源の固着構造の変形例1を示す図である。 図5Bは、光源の固着構造の変形例2を示す図である。 図5Cは、光源の固着構造の変形例3を示す図である。 図6は、光源の実装工程の一例について説明するための図である。 図7は、基板の電極の一例を示す図である。 図8は、半田の塗布方法の一例を示す図である。 図9は、半田の塗布方法の他の例を示す図である。 図10Aは、光源の電極に対する基板の電極を示す模式図(その1)である。 図10Bは、光源の電極に対する基板の電極を示す模式図(その2)である。 図10Cは、光源の電極に対する基板の電極を示す模式図(その3)である。 図11は、面状照明装置の組み立て工程の一例について説明するための図である。
以下、実施形態に係る面状照明装置および製造方法について図面を参照して説明する。なお、図面における各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
<面状照明装置の概要>
まずは、面状照明装置10の概要について、図1を用いて説明する。図1は、実施形態に係る面状照明装置10の外観の一例を示す上面図である。図1に示すように、実施形態に係る面状照明装置10は、遮光シート30で覆われていない出射領域である有効エリア40から光を出射する。すなわち、遮光シート30により、有効エリア40が規定される。
実施形態に係る面状照明装置10は、液晶表示装置のバックライトとして用いられる。かかる液晶表示装置は、たとえば、スマートフォンにおいて用いられる。
なお、図1において、右側の遮光シート30よりも左側の遮光シート30の方が、幅が広い。これは、右側の遮光シート30は、後述する光源14や基板12(図2参照)などが含まれない比較的狭い領域を覆う一方で、左側の遮光シート30は、光源14や基板12などを含む比較的広い領域を覆うためである。
左側の遮光シート30の幅は、たとえば、1.5mmである。また、図1においては、後述する遮光シート31(図2参照)を省略している。なお、以下では、遮光シート30と遮光シート31とを区別するために、遮光シート30を「第1遮光シート30」といい、遮光シート31を「第2遮光シート31」という。
<面状照明装置の詳細な構成>
つづいて、面状照明装置10の詳細な構成について、図2を用いて説明する。図2は、図1のA−A線における断面図である。図2に示すように、面状照明装置10は、フレーム11と、基板12であるFPC(Flexible Printed Circuit)(以下、FPC12と記載)と、接続部材13と、光源14であるLED(以下、LED14と記載)と、導光板15と、連結部材16と、接続部材17と、拡散シート18と、プリズムシート19と、反射シート20と、第1遮光シート30と、第2遮光シート31とを備える。
フレーム11は、FPC12、接続部材13、LED14、導光板15、連結部材16、接続部材17、拡散シート18およびプリズムシート19を収納する部材である。フレーム11は、剛性と光の反射率が大きい、たとえば、ステンレス製の板金フレームである。フレーム11は、底部11aと、側壁部11bとを有する。
底部11aは、導光板15の後述する裏面15cに沿って広がる部位である。底部11aは、床面11cを有する。床面11cは、平面11c1と、後述する凹部11eに形成される凹状の面11c2とを有する。このうち、平面11c1には、LED14や導光板15が載置される。
側壁部11bは、導光板15の後述する側面15aの長辺に沿って、底部11aから光が出射する方向(床面11cの平面11c1の法線方向)に一体に立ちあがる部位である。側壁部11bは、側面11dを有する。
また、底部11aには、凹部11eが形成されている。凹部11eは、床面11cの側面11d側の部分から側面11dに沿って光が出射する方向とは逆の方向に凹むように形成される、FPC12の下端部を逃がす部位である。凹部11eの幅は、より大きな連結部材16が床面11cの平面11c1に配置されるように、狭く形成されている。凹部11eは、底部に凹状の面11c2を有する。
FPC12は、2つの主面12a,12bを有し、一方の主面12aにLED14が実装される基板である。FPC12は、たとえば、ポリイミド基板である。FPC12には所定の配線パターン(図示せず)が形成されており、かかる配線パターンを介して、外部電源(図示せず)からの電力がLED14に供給され、LED14を発光させることができる。
接続部材13は、フレーム11の側面11dに対してFPC12を固定させる部材である。接続部材13は、たとえば、両面テープである。そして、接続部材13の一方の面がFPC12の主面12aとは反対側の主面12bに貼り付けられ、他方の面が側面11dに貼り付けられることにより、側面11dに対してFPC12が固定される。
LED14は、点状の光源(点状光源)である。LED14は、たとえば、青色LEDと黄色蛍光体とからなる疑似白色LEDである。LED14は、全体として直方体状に形成され、導光板15の側面15aに向けて光を発する発光面14aを有する。LED14は、発光面14a以外の面(接合面)が半田によって接合されることで、FPC12に実装される。LED14は、たとえば、FPC12に実装される面とは反対側の面に発光面14aを有する、いわゆるトップビュー型のLEDである。
実施形態では、LED14が複数設けられる。また、複数のLED14は、その発光面14aを、導光板15の側面15aに対向させた状態で、側面15aの長辺方向に沿って並んで配置される。そして、複数のLED14は、側面15aに向けて光を発する。このように、複数のLED14は、側面15aに入射される光を発光する。
また、図2のB部において、LED14は、FPC12に半田付けされることで、FPC12に実装される。同時に、LED14は、FPC12に固着される。なお、B部における詳細な構成(LED14の固着構造)については、図3Aおよび図3Bを用いて後述する。
導光板15は、透明材料(たとえば、ポリカーボネート樹脂)を用いて平板状に形成されている。導光板15は、その外表面に、側面15aと、主面15bと、裏面15cとを有する。
側面15aは、LED14の発光面14aから発光した光が入射される入射面である。また、主面15bは、側面15aから入射された光が外方に出射される出射面である。さらに、主面15bとは反対側の面である裏面15cには、たとえば、複数のドットからなる光路変更パターンが形成されている。
かかる光路変更パターンを形成することにより、導光板15内を進む光の進行方向が変更されて、主面15bから効率的に光が出射される。すなわち、実施形態に係る面状照明装置10は、いわゆるエッジライト型の照明装置である。
連結部材16は、LED14および導光板15と、床面11cの平面11c1との間に配置され、導光板15とLED14とを光学的および機械的に連結させる部材である。
具体的には、連結部材16は、LED14の光軸と導光板15の光軸とが一致された状態で、LED14の発光面14aと導光板15の側面15aとを連結させる。連結部材16は、たとえば、短冊状の片面テープであり、基材16aと固定部材16bとを有する。すなわち、連結部材16は、固定部材16b側のみが接着可能となる部材である。
基材16aは、たとえば、PETなどの樹脂である。固定部材16bは、たとえば、シリコンやアクリルなどの樹脂であり、接着層を形成する。固定部材16bは、導光板15の裏面15cのLED14寄りの少なくとも一部に接着されるとともに、LED14の床面11c側の面の導光板15寄りの少なくとも一部に接着される。
すなわち、連結部材16に、導光板15の裏面15cの少なくとも一部と、LED14の床面11c側の面の少なくとも一部とが取り付けられる。これにより、連結部材16は、導光板15の側面15aとLED14の発光面14aとを連結させることができる。
ここで、仮に、連結部材16を両面テープとした場合、床面11cに対して導光板15およびLED14が固定されるため、面状照明装置1に外部から力が加わると、導光板15およびLED14がその外力を逃がすことができずに、破損してしまうおそれがある。実施形態では、連結部材16が片面テープであるため、床面11cに対して導光板15およびLED14が固定されないので、導光板15およびLED14は外力を逃がすことができる。したがって、実施形態によれば、LED14および導光板15の破損の発生を抑制することができる。
また、連結部材16は、光を吸収する部材、または光を反射する部材を有する。たとえば、連結部材16が光を反射する部材を有する場合は、LED14の発光面14aからの光を反射して導光板15に戻すため、輝度を向上させることができる。
なお、たとえば、LED14の厚さよりも導光板15の厚さの方が厚いなど、LED14の厚さと導光板15の厚さが異なる場合であっても、連結部材16を用いることで、LED14の床面11c側の面と導光板15の裏面15cとを面一にして、LED14と導光板15とを連結することができる。したがって、実施形態によれば、連結部材16を用いることで、LED14と導光板15との光の結合効率を安定させることができる。
接続部材17は、LED14および導光板15に対して連結部材16とは反対側に配置され、LED14と導光板15とを光学的および機械的に連結させる部材である。具体的には、接続部材17は、LED14の発光面14aと導光板15の側面15aとを連結させる。接続部材17は、後述する拡散シート18と、LED14および導光板15との間に配置される。
接続部材17は、たとえば、両面テープであり、一方の面が、LED14の床面11cとは反対側の面の導光板15寄りの少なくとも一部に貼り付けられるとともに、導光板15の主面15bのLED14寄りの少なくとも一部に貼り付けられる。
すなわち、接続部材17に、LED14の床面11cとは反対側の面の少なくとも一部と、導光板15の主面15bの少なくとも一部とが取り付けられる。これにより、接続部材17は、LED14の発光面14aと導光板15の側面15aとを連結させることができる。
また、接続部材17の他方の面は、拡散シート18の側壁部11b側の少なくとも一部に貼り付けられる。これにより、接続部材17は、拡散シート18を導光板15に固定させることから、拡散シート18が導光板15から浮いてしまうことを抑制することができる。したがって、実施形態によれば、有効エリア40から出射される光の輝度や輝度分布などの輝度特性の劣化を抑制することができる。
拡散シート18は、導光板15の主面15b側に配置され、主面15bから出射される光を拡散する部材である。具体的には、拡散シート18は、主面15bおよびLED14の床面11cとは反対側の面の少なくとも一部を覆うように配置される。
プリズムシート19は、拡散シート18に対して導光板15とは反対側に配置され、拡散シート18により拡散された光の配光制御を行い、配光制御が行われた光を出射する部材である。
反射シート20は、導光板15の裏面15cから漏れた光を反射して再び導光板15に戻す部材である。反射シート20は、両面テープ21によって床面11cの平面11c1上に固定された状態で、導光板15の裏面15cと床面11cとの間に配置される。
両面テープ21は、たとえば、白色のテープであり、一方の面が反射シート20の一部に貼り付けられ、他方の面が床面11cの平面11c1に貼り付けられる。これにより、反射シート20は床面11c上に固定される。
第1遮光シート30は、プリズムシート19の側壁部11b側の一部を覆うように配置され、導光板15の主面15bのうち一部の領域から出射される光を遮ることにより、面状照明装置10から光が出射される有効エリア40を規定する部材である。
たとえば、第1遮光シート30は、光を遮ることが可能な片面テープであり、一端側の部分がフレーム11の側壁部11bの外側の面に貼り付けられる。また、第1遮光シート30の他端側の部分のプリズムシート19側の面は、プリズムシート19の側壁部11b側の一部に貼り付けられる。
第2遮光シート31は、第1遮光シート30を覆うように配置される。第2遮光シート31は、たとえば、光を遮ることが可能な両面テープである。第2遮光シート31の2つの面のうち、一方の面は、第1遮光シート30の他端側の部分に貼り付けられ、他方の面は、面状照明装置10をバックライトとして用いる液晶表示装置(図示せず)などに貼り付けられる。これにより、液晶表示装置などに面状照明装置10を固定することができる。
ここで、LEDを複数設ける場合、複数のLEDは、その発光面を導光板の側面(入光面)の形状に対応させて、高精度で位置合わせしつつFPCに実装する必要がある。この場合、通常はセルフアライメントが作用して、半田が溶融することで発生するLEDの位置ずれや傾き(姿勢変化)を矯正する。
ところが、面状照明装置の高性能化に伴い、セルフアライメントでは所望の実装精度が得られない場合がある。とくに、面状照明装置が薄型化するなかで、LEDのアスペクト比が大きくなる(1以上になる)傾向にあり、また、重さが軽くなるため、半田のリフロー時にLEDが傾いたり位置ずれしやすく、これにより、LEDの実装精度が低下してしまう。LEDの実装精度が低下すると、輝度特性(輝度や輝度分布などの光学特性)に悪影響を及ぼすようになる。
実施形態では、LED14をFPC12に実装する場合にセルフアライメントの作用を規制して、LED14を、位置や姿勢を保持しつつFPC12に固着させる構成とした。このため、面状照明装置10は、後述する固着部材51(図3A〜図3C参照)をさらに備える。
<LEDの固着構造>
ここから、LED14をFPC12に高精度で固着させるための固着構造について、図3A〜図3Cを用いて説明する。図3A〜図3Cは、基板(FPC)12に実装された光源(LED)14を示す模式図である。なお、図3Aには、実装された状態におけるLED14の側面(図2における矢線D1方向視)を示し、図3Bには、同LED14の上面(図2における矢線D2方向視)を示し、図3Cには、同LED14の他の側面(図2において紙面の手前から奥または奥から手前へと向かう方向視、または、図3Bにおける矢線D3方向視)を示している。
図3A〜図3Cに示すように、LED14は、直方体状に形成され、高さhと幅wのアスペクト比が、たとえば、1以上となる形状である。たとえば、高さh=0.5mm、幅w=0.3mmと設定することで、高さhと幅wのアスペクト比が1以上となる。なお、本実施形態では、LED14は、高さh=0.5mm、幅w=0.3mm、奥行きd=1.3mmに設定された直方体である。
ここで、LED14について、「奥行き(d)」とは、FPC12に配置されたLED14の並び方向の長さである。また、図3Bおよび図3Cに示すように、「高さ(h)」とは、FPC12に配置されたLED14における、FPC12から離れる方向の長さであり、「幅(w)」とは、「奥行き(d)」と「高さ(h)」のそれぞれに直交する方向の長さである。
また、上記したように、LED14は、高さhと幅wのアスペクト比が、たとえば、1以上となる形状であるが、高さhと幅w、幅wと奥行きd、奥行きdと高さhのそれぞれのアスペクト比が、たとえば、1以上となる形状であってもよい。
LED14は、FPC12に、発光面14aとは反対側の面に設けられた電極50を含むように半田52によって接合(半田付け)されることで、FPC12に設けられた電極53と通電可能に接合される。なお、FPC12の電極53は、LED14の電極50よりも接合面方向に広く形成されてもよい。このような電極53の構成については、図9を用いて後述する。また、LED14は、固着部材51によってもFPC12に固着される。固着部材51は、LED14の位置および姿勢を保持しつつ、LED14をFPC12に固着させる。固着部材51は、半田52の融点よりも低温で硬化する。また、固着部材51は、熱硬化性接着剤であることが好ましい。
図3Aおよび図3Cに示すように、固着部材51は、LED14の発光面14aとは反対側の面における長手方向の略中央、かつ、厚み方向の両端部の2箇所に配置されることが好ましい。ここで、長手方向とは、図3Aに示すように、FPC12に配置されたLED14の奥行きd方向であり、厚み方向とは、図3Cに示すように、FPC12に配置されたLED14の幅w方向である。なお、固着部材51は、必ずしも分離している必要はなく、製造時には複数箇所に配置され、製品完成後には1箇所に連続体として配置されてもよい。また、固着部材51は、たとえば、1つの楕円形状で配置されてもよい。
また、図3Aおよび図3Cに示すように、固着部材51は、LED14の発光面14aとは反対側の面から外側のFPC12上にはみ出していることが好ましい。なお、本実施形態では、固着部材51がLED14の発光面14aとは反対側の面からはみ出している構成について説明しているが、固着部材51がLED14の発光面14aとは反対側の面からはみ出していない構成であってもよい。
上述したように、実施形態に係る面状照明装置10によれば、固着部材51が半田52の融点よりも低温で硬化する。すなわち、固着部材51は、半田52のリフロー時に、半田52が溶融するよりも先に硬化する。このため、LED14は、半田52が溶融しても、固着部材51によって、位置や姿勢が保持される。このため、溶融した半田52によるセルフアライメントが作用しない。これにより、LED14をFPC12に高精度で実装することができる。この結果、薄型化の要求に応えつつ、優れた輝度特性を得ることができる。
また、LED14が、アスペクト比が1以上のような実装するにはバランスの悪い形状であっても、LED14の高精度実装が可能となる。固着部材51が、LED14の長手方向の略中央、かつ、厚み方向の両端部の2箇所に配置されることで、LED14を強固に固着させることができる。また、LED14を、高さhと幅w、幅wと奥行きd、奥行きdと高さhのそれぞれのアスペクト比が1以上となるようなバランスの悪い形状としても、LED14の高精度実装が可能となる。
また、固着部材51が、熱硬化性接着剤であり、FPC12との接合面から外側にはみ出していることで、LED14をより強固に固着させることができる。トップビュー型のLED14の場合には、LED14の外形から固着部材51がはみ出しても、はみ出した固着部材51が他の部材と干渉することがない。このため、サイドビュー型のLEDの場合に懸念されるLED14と導光板15との間にギャップが生じることが抑制され、LED14と導光板15との光の結合率が低下することによる輝度の低下も抑制される。さらに、製造時に固着部材51の配置精度を要求されないため、製造容易となる。
なお、本実施形態では、固着部材51を熱硬化性を有する部材(たとえば熱硬化性接着剤)とすることで、固着部材51が半田52の融点よりも低温で硬化するが、これに限定されず、固着部材を、たとえば、光(たとえば紫外線)硬化性を有する部材として、半田52の融点に到達するよりも先に固着部材を硬化させるようにしてもよい。光硬化性を有する固着部材としては、たとえば、紫外線硬化樹脂が好ましい。固着部材を紫外線硬化樹脂としても、半田52の融点に到達するよりも先に固着部材が硬化することで、LED14にセルフアライメントが作用するのを抑えることができる。
<LEDの複数配置の構成例>
ここで、LED14が複数配置された場合の構成例について、図4を用いて説明する。図4は、光源(LED)14の複数配置の構成例を示す側面図である。上記したように、光源として複数のLED14を用いる場合、隣り合うLED14,14同士が近接して狭ピッチで一直線状に配置されることが好ましい。
ところが、LED14が狭ピッチで複数配置される場合、LED14の長手方向の一対の側面に半田52(図3Bおよび図3C参照)のフィレットを形成するスペースがない。このため、半田52の量を減らして、LED14を接合することが考えられるが、接合強度不足となるおそれがある。実施形態では、固着部材51によってLED14をFPC12に固着させるため、半田52による接合と重畳され、LED14の接合強度を増強することができる。
また、たとえば、製造時において固着部材(接着剤)51が少量の場合、固着部材51の高さが足りないことがあり、固着部材51がLED14の側面に到達しない場合がある。このため、固着部材51とFPC12との間に後述するスペーサが設けられてもよい。
<変形例>
次に、LED14の固着構造の変形例について、図5A〜図5Cを用いて説明する。図5A〜図5Cは、LED14の固着構造の変形例1〜3を示す図である。なお、図5A〜図5Cには、実装された状態のLED14の上面を示している。また、図5A〜図5Cに示す変形例1〜3は、スペーサを備える点で上記した実施形態とは構成が異なる。その他の部位については実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
図5Aに示すように、変形例1では、LED14の側面には、電極50,50のうちのいずれか一方が中央付近まで延びて設けられる。変形例1においては、LED14側の電極50とFPC12側の電極53との間に半田52が配置されLED14とFPC12との間に距離があっても、少量の固着部材51でLED14に到達する。このように、中央付近まで延設された電極50は、スペーサとして機能する。言い換えると、スペーサは、電極50が延設されて形成される。変形例1の構成によれば、一対の電極53,53間の距離が小さく固着部材51を少量しか塗布できないような場合であっても、固着部材51をLED14まで確実に到達させることができる。
図5Bに示すように、変形例2では、LED14の側面には、電極50,50の他に、電極50,50とは異なる導体(ダミー電極)60がスペーサとして設けられる。言い換えると、スペーサは、ダミー電極60によって形成される。変形例2においても、LED14側の電極50とFPC12側の電極53との間に半田52が配置されLED14とFPC12との間に距離があっても、少量の固着部材51でLED14に到達する。なお、ダミー電極60は、電極としては機能しない。変形例2の構成によれば、上記した変形例1と同様、固着部材51が少量であっても、固着部材51をLED14まで確実に到達させることができる。
また、FPC12側にスペーサが設けられてもよい。図5Cに示すように、変形例3では、FPC12におけるLEDが実装される面に電極53,53とは異なる導体(たとえば、FPC12にパターン形成された銅はく)61がスペーサとして機能する。言い換えると、スペーサは、電極53,53とは異なる導体(銅はく)61によって形成される。変形例3においても、LED14側の電極50とFPC12側の電極53との間に半田52が配置されLED14とFPC12との間に距離があっても、少量の固着部材51でLED14に到達する。変形例3の構成によれば、上記した変形例1および2と同様、固着部材51が少量であっても、固着部材51をLED14まで確実に到達させることができる。
また、上記したような構成の他、たとえば、固着部材51とFPC12との間に、FPC12の表面を覆っている保護フィルムであるカバーレイフィルムがスペーサとして機能するように構成してもよい。このような構成によっても、上記した変形例1〜3と同様、固着部材51が少量であっても、固着部材51をLED14まで確実に到達させることができる。
<LEDの実装工程>
次に、LED14の実装(リフロー)工程について、図6を用いて説明する。図6は、光源(LED)14の実装工程の一例について説明するための図である。なお、図6には、FPC12に実装されるLED14の上面を示している。また、図6には、固着部材51を強調するために、固着部材51に斜線を付している。図6に示すように、まず、工程1では、FPC12におけるLED14の実装面上に半田52,52が印刷(塗布)される。この場合、たとえば、金属薄板に電極53の形状、具体的には、電極として用いるランドまたはパッド(以下、ランドまたはパッドについても「電極」という)の形状にあわせて開口した、いわゆるメタルマスクを用いる。
次いで、工程2では、FPC12の面上に固着部材(接着剤)51が塗布される。なお、固着部材51は、FPC12の面上において、実装後にLED14の発光面14aとは反対側の面における長手方向の略中央、かつ、厚み方向の両端部の2箇所に位置するように配置されることが好ましい。
次いで、工程3では、LED14が、位置や姿勢が制御されながら、FPC12に配置される。
次いで、工程4では、半田52のリフローのために、半田52の融点以上となるように温度を上昇させる。ここで、固着部材51は、半田52の融点よりも低温で硬化する熱硬化性を有する。このため、温度が上昇して、固着部材51が硬化する温度に達すると、半田52が、たとえば、ペースト状のような半固体状の時点で固着部材51が硬化を開始する。
さらに温度が上昇して、半田52の融点温度に達すると、半田52が溶融を開始する。この段階で、LED14に対してセルフアライメントが作用しようとするが、固着部材51によってLED14の位置および姿勢が保持されているため、LED14にセルフアライメントが作用しない。
上述したように、実施形態に係る面状照明装置10の製造方法によれば、固着部材51が半田52の融点よりも低温で硬化する。すなわち、固着部材51は、半田52のリフロー時に、半田52が溶融するよりも先に硬化する。このため、LED14は、半田52が溶融しても、固着部材51によって、位置や姿勢が保持され、半田52の溶融に伴うセルフアライメントが作用しない。これにより、LED14をFPC12に高精度で実装することができる。この結果、薄型化の要求に応えつつ、優れた輝度特性を得ることができる。
なお、実施形態では、熱硬化性を有する固着部材51の特性を用いて、上記した工程4、すなわち、FPC12に配置された固着部材51を硬化させた後に半田52を溶融させる工程を行うが、これに限定されず、たとえば、光(たとえば紫外線)硬化性を有する固着部材(たとえば紫外線硬化樹脂)の特性を用いて、FPC12に配置された固着部材を硬化させた後に半田52を溶融させる工程を行ってもよい。この場合、たとえば、半田52の融点以上に温度が上昇するよりも先に固着部材に向けて紫外線を照射するなどして固着部材を硬化させる。このような工程としても、LED14にセルフアライメントが作用するのを抑えることができる。
ところで、LEDの実装工程では、リフロー時に半田の体積が減少することで、LEDとFPCとの間における半田の量が不足してしまい、LEDとFPCとの接合が安定しないことがある。このため、実施形態では、図6における工程1、すなわち、半田52の塗布工程において、LED14とFPC12との接合を安定させるように、FPC12の電極53に半田52を塗付する。
<半田の塗布方法の一例>
次に、半田52の塗布方法の一例について、図7および図8を用いて説明する。図7は、基板(FPC)12の電極53の一例を示す図である。図8は、半田52の塗布方法の一例を示す図である。なお、図7および図8には、FPC12を、図2における矢線D1方向から見た場合(矢線D1方向視)を示している。
図7に示すように、FPC12の電極53は、たとえば、電極形状が矩形状であり、LED14が実装される面の長手方向に複数並んで設けられる。なお、FPC12の電極53は、隣り合うLED14の間において小幅部53aを介して導通可能に接続される。また、LED14の電極50は、FPC12の電極53と同等形状であり、FPC12におけるLED14の実装面内に収まる大きさである。
図8に示すように、半田52の塗布工程では、FPC12の電極53に対して、電極53から実装面上にはみ出すように半田52を塗付する。ここでは、メタルマスクの開口をFPC12の電極53の幅Wよりも大きく形成することで、実装面上にはみ出すように範囲を広げて半田52を塗布する。なお、半田52を、電極53の奥行き方向(幅Wと直交する方向)にもはみ出すように塗布してもよい。
このように、半田52を電極53から実装面上にはみ出すように多めに塗布することで、半田52のリフロー工程において、溶融した半田52がLED14の電極50とFPC12の電極53との間の空間に凝集する。また、電極53の一方向(幅W方向)について電極53からα1,α2,α3[μm]のように半田52の塗布範囲を広げても、より良好な半田接合が可能となる。
なお、FPC12は、上記したように、たとえば、ポリイミド基板である。このため、FPC12の実装面に半田52がはみ出しても、リフロー時には半田52が電極53側に移動して実装面上に半田52が残りにくい。
このように、実施形態に係る半田52の塗布方法によれば、リフロー時の半田52の体積が減少してもLED14とFPC12との間に半田52が充填されるため、LED14とFPC12との接合を安定させることができる。これにより、LED14をFPC12に高精度で実装することができる。この結果、薄型化の要求に応えつつ、優れた輝度特性を得ることができる。
<半田の塗布方法の他の例>
次に、半田52の塗布方法の他の例について、図9〜図10Cを用いて説明する。図9は、半田52の塗布方法の他の例を示す図である。図10A〜図10Cは、光源(LED)14の電極50に対する基板(FPC)12の電極53を示す模式図である。なお、図9には、図6における工程3〜工程4の半田52の態様を示している。また、図10A〜図10Cには、実装された状態におけるLED14の側面(図2における矢線D1方向視)を示し、LED14およびFPC12のそれぞれの電極50,53以外を省略している。また、図10A〜図10Cにおいては、図をわかりやすくするために、LED14の電極50をFPC12の電極53よりも小さく示しているが、実際にはLED14の電極50とFPC12の電極53とは、互いの辺が重なっていてもよいし、LED14の電極50の方が僅かに大きくてもよい。
図9に示すように、FPC12の電極53は、LED14の電極50よりも接合面方向に広く形成されてもよい。なお、LED14の電極50は、FPC12におけるLED14の実装面内に収まる大きさである。
半田52の塗布工程では、FPC12の電極53に対して、電極53の全面に半田52を塗付することで、結果的にLED14の電極50よりも広い範囲に半田52を塗付する。なお、FPC12の電極53を、LED14の電極50よりも接合面の一方向(奥行き方向)だけに広げて形成してもよいし、接合面の一方向以外の方向(奥行き方向と直交する方向)に広げて形成してもよい。
図10Aに示すように、FPC12の電極53は、たとえば、LED14の電極50に対して奥行き方向の一方側に広げて形成されてもよい。また、図10Bに示すように、FPC12の電極53は、たとえば、LED14の電極50に対して奥行き方向と直交する方向(幅方向)の一方側および他方側の双方に広げて形成されてもよい。また、図10Cに示すように、FPC12の電極53は、たとえば、LED14の電極50に対して奥行き方向の一方側、および幅方向の一方側および他方側の双方に広げて形成されてもよい。
なお、他の例においても、メタルマスクの開口を大きく形成することで、塗布範囲を広げて半田52を塗布する。また、半田52を、LED14の電極50よりも接合面方向に広い電極53に塗布することで、塗布される半田52の量が多くなり、半田52のリフロー工程において、溶融した半田52がLED14の電極50とFPC12の電極53との間の空間に凝集する。
このような他の例に係る半田52の塗布方法によっても、リフロー時の半田52の体積が減少してもLED14とFPC12との間に半田52が充填されるため、LED14とFPC12との接合を安定させることができる。これにより、LED14をFPC12に高精度で実装することができる。この結果、薄型化の要求に応えつつ、優れた輝度特性を得ることができる。
<面状照明装置の組み立て工程>
次に、面状照明装置10の組み立て工程について、図11を用いて説明する。図11は、面状照明装置10の組み立て工程の一例について説明するための図である。なお、図11に示す断面は、LED14の発光面14aを含んだ断面である。
図11に示すように、工程1では、まず、FPC12の主面12aにLED14を実装する。次に、LED14の床面11c側の面の少なくとも一部に連結部材16を取り付ける。そして、FPC12の主面12bを、接続部材13を用いてフレーム11の側面11dに固定させる。
たとえば、連結部材16を床面11cの平面11c1に載置する。そして、連結部材16が床面11cの平面11c1上を滑るように、FPC12およびLED14を側面11dに向けて移動させる。そして、接続部材13を用いて、FPC12の主面12bを側面11dに固定させる。
実施形態によれば、このように、連結部材16を床面11cの平面11c1に載置し、連結部材16が床面11cの平面11c1上を滑るようにFPC12およびLED14を側面11dに向けて移動させるという簡便な方法で、FPC12を側面11dに固定させることができる。
ここで、仮に、連結部材16が両面とも接着可能である場合について説明する。この場合には、工程1において、連結部材16を床面11cの平面11c1に載置すると、連結部材16が床面11cの平面11c1に貼り付いてしまう。
これにより、連結部材16が床面11cの平面11c1上を滑るようにFPC12およびLED14を側面11dに向けて移動させることができない。したがって、連結部材16が両面とも接着可能である場合には、実施形態のように、簡便な方法で、主面12bを、接続部材13を用いて側面11dに固定させることができない。
しかしながら、上述したように、実施形態によれば、連結部材16は固定部材16bが配置された片面のみが接着可能であるため、簡便な方法で、FPC12を側面11dに固定させることができる。
工程2では、床面11cの平面11c1を厚さ方向の位置合わせ基準として導光板15の光軸とLED14の光軸との位置合わせ(LED14の床面11c側の面と導光板15の裏面15cの位置合わせ)を行う。
そして、2つの光軸が一致する状態で、導光板15の裏面15cの少なくとも一部を連結部材16に取り付ける。これにより、導光板15の光軸とLED14との光軸が一致し、導光板15の側面15aとLED14の発光面14aとが連結した状態でLED14に対して導光板15が固定される。
したがって、実施形態によれば、導光板15とLED14との光軸の位置合わせ精度が向上される。したがって、実施形態に係る面状照明装置10によれば、輝度や輝度分布などの輝度特性を高いレベルで安定化させることができる。
また、実施形態によれば、導光板15とLED14とを連結させる連結部材16の厚さが薄いため、薄型化の要求に応えることができる。以上のことから、実施形態によれば、薄型化の要求に応えつつ、優れた輝度特性を有することができる。
また、工程2では、導光板15を連結部材16に取り付ける場合に、両面テープ21を用いて、反射シート20を床面11cの平面11c1上に固定してもよい。
工程3では、両面テープである接続部材17の一方の面を、導光板15の主面15bのLED14寄りの少なくとも一部に貼り付けるとともに、LED14の床面11cとは反対側の面の導光板15寄りの少なくとも一部に貼り付ける。これにより、接続部材17は、導光板15の側面15aとLED14の発光面14aとを連結させることができる。
工程4では、接続部材17の他方の面に、拡散シート18の側壁部11b側の少なくとも一部を貼り付ける。
工程5では、プリズムシート19を、拡散シート18に対して導光板15とは反対側に配置する。また、工程5では、片面テープである第1遮光シート30の一端側の部分をフレーム11の側壁部11bの外側の面に貼り付ける。
さらに、工程5では、第1遮光シート30の他端側の部分のプリズムシート19側の面を、プリズムシート19の側壁部11b側の一部に貼り付ける。そして、工程5では、両面テープである第2遮光シート31の2つの面のうち、一方の面を、第1遮光シート30の他端側の部分に貼り付ける。ここまでの工程1〜工程5により、実施形態に係る面状照明装置10が完成する。
なお、上記した実施形態では、LED14がトップビュー型のLEDである場合を説明したが、たとえば、LED14が、発光面14aとは異なる面であって、発光面14aに沿う方向と直交する方向に沿う面が接合面となり、固着部材51によって接合面がFPC12に接合される、いわゆるサイドビュー型のLEDであってもよい。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
10 面状照明装置
12 基板(FPC)
14 光源(LED)
14a 発光面
15 導光板
51 固着部材(接着剤)
52 半田

Claims (16)

  1. 側面から入射された光を出射面から出射する導光板と、
    前記導光板の前記側面側に配置され該側面に向けて光を発する発光面を有する光源と、
    前記光源の接合面が半田によって接合されることで、前記光源が実装される基板と、
    前記半田の融点よりも低温で硬化し、前記光源の位置および姿勢を保持しつつ該光源を前記基板に固着させる固着部材と、
    を備え
    前記光源の長手方向の一対の側面に前記半田によるフィレットが形成されておらず、
    上面視により、前記光源の長手方向の両端から前記固着部材がはみ出していない、
    面状照明装置。
  2. 前記基板の前記光源が実装される面にはカバーレイが無い、請求項1に記載の面状照明装置。
  3. 前記固着部材は、前記基板の長手方向に沿って形成された複数の電極間に形成されている、請求項1または2に記載の面状照明装置。
  4. 前記固着部材は、前記接合面における前記光源の長手方向の略中央かつ厚み方向の両端部に配置される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の面状照明装置。
  5. 前記固着部材は、熱硬化性接着剤であり、前記光源の前記発光面とは反対側の面から外側にはみ出している、請求項に記載の面状照明装置。
  6. 前記光源と前記固着部材との間、または、前記固着部材と前記基板との間に設けられるスペーサをさらに備える、請求項1〜のいずれか1項に記載の面状照明装置。
  7. 前記光源は、前記接合面に電極を有し、
    前記スペーサは、前記電極が延設されて形成される、請求項に記載の面状照明装置。
  8. 前記光源は、前記接合面に電極とは異なる導体を有し、
    前記スペーサは、前記導体によって形成される、請求項に記載の面状照明装置。
  9. 前記基板は、前記光源が実装される面に電極とは異なる導体を有し、
    前記スペーサは、前記導体によって形成される、請求項に記載の面状照明装置。
  10. 前記基板の電極は、前記光源の電極よりも前記接合面方向に広い、請求項に記載の面状照明装置。
  11. 前記光源は、直方体状に形成されるとともに高さと幅の寸法のアスペクト比が1以上となる形状である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の面状照明装置。
  12. 前記光源は、前記発光面とは反対側の面に前記接合面を有する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の面状照明装置。
  13. 前記光源は、隣り合うもの同士が近接して複数配置される、請求項1〜12のいずれか1項に記載の面状照明装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の面状照明装置の製造方法であって、
    前記基板に配置された前記固着部材を硬化させた後に前記半田を溶融させる工程を含む、面状照明装置の製造方法。
  15. 前記基板における前記光源の電極と同等形状の電極に対して、前記基板の電極からはみ出すように前記半田を塗付する、請求項14に記載の面状照明装置の製造方法。
  16. 前記基板における前記光源の電極よりも接合面方向に広い電極に対して、前記光源の電極よりも広い範囲に前記半田を塗布する、請求項14に記載の面状照明装置の製造方法。
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